当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、当社グループは、前連結会計年度まで4期連続して営業損失を計上し、また受注残高が著しく減少しておりました。特定の市場・顧客の設備投資及び特定の顧客からの受注動向によって、業績の変動が避けられず継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しておりました。当第3四半期連結累計期間においても営業損失を計上し、厳しい受注環境が続いていることから、引き続き継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しておりますが、当該事象等を解消するため事業構造の改革と収益拡大に取り組んでおり、重要な資金繰り懸念もないことから、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。
当該事象等を解消するための具体的な施策は、次のとおりであります。
画像処理外観検査装置においては、特定の市場や顧客の設備投資動向、受注に依存するこれまでの状況から、機能性フィルムや次世代パネル検査装置などの品質や採算を重視した市場、製品を収益の柱とする事業への転換を進めております。
3Dソリューションシステムにおいては、米国市場で新規顧客を開拓し、当社エンジンを採用した3次元比較検証ソフトウェアなど新製品の開発と販売拡大に積極的に注力しています。
メディアネット機器では、市場ニーズの高い監視分野のシステムや放送局向け4K・8Kに対応した映像伝送装置の販売拡大に取り組んでおります。
生産に関しては工場での業務の効率化を図り、経費削減によって、生産性の改善を進めております。
さらに新規事業として次世代フライホイールを用いた大出力発電装置やオーディオ事業の早期事業化を推進してまいります。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響から持ち直しの動きを見せているものの、不安定な国際情勢が長期化し、物価上昇、供給面での制約、金融資本市場の変動等の影響の懸念は払拭されず、先行き不透明な状況が続いております。フラットパネルディスプレイ(FPD)の分野におきましては、FPDメーカーの設備投資に慎重な姿勢が見られ、厳しい受注環境が続きました。
このような環境の中、当社グループは、品質や採算を重視した製品戦略で受注の確保に注力してまいりました。この結果、当第3四半期連結累計期間の連結業績は、売上高956百万円(前年同四半期比27.9%増)、営業損失161百万円(前年同四半期は営業損失110百万円)、経常損失145百万円(前年同四半期は経常損失111百万円)となり、連結子会社1社の解散及び清算に伴い特別利益に為替換算調整勘定取崩額15百万円、特別損失に関係会社整理損3百万円をそれぞれ計上した結果、親会社株主に帰属する四半期純損失は138百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失53百万円)となりました。
セグメント別の業績を示すと、次のとおりであります。
日本セグメントでは、主力製品である画像処理外観検査装置の売上が増加しましたが、売上原価の増加により損失が増加しました。この結果、売上高は545百万円(前年同四半期比36.7%増)、セグメント損失は183百万円(前年同四半期はセグメント損失81百万円)となりました。
米国セグメントでは、CAD/CAMソフト等の売上が現地通貨ベースでは減少しましたが、円安の影響で円貨ベースでは増加しました。この結果、売上高は400百万円(前年同四半期比25.9%増)、セグメント損失は54百万円(前年同四半期はセグメント損失10百万円)となりました。
韓国セグメントでは、画像処理外観検査装置の売上が減少しました。この結果、売上高は10百万円(前年同四半期比65.5%減)、セグメント損失は21百万円(前年同四半期はセグメント損失19百万円)となりました。
なお、韓国セグメントであるKUBOTEK KOREA CORPORATIONは、当第3四半期連結会計期間において清算結了したことにより連結の範囲から除外し、連結子会社であった期間の損益計算書のみ連結しております。
また、新型コロナウイルス感染症の収束時期の見通しは依然不透明であり、その影響について定量的に予想することは困難な状況でありますが、現時点で把握できる最新の情報等に基づき、全てのセグメントにおいて、2023年3月期中は当該影響が継続するものと見込んでおります。
(2) 財政状態
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ249百万円減少しました。流動資産は現金及び預金の減少375百万円、売上債権の増加106百万円、棚卸資産の減少33百万円などにより、305百万円減少しました。固定資産はソフトウエアの増加により、56百万円増加しました。
負債は、前連結会計年度末に比べ37百万円減少しました。流動負債は仕入債務の増加49百万円、契約負債の増加29百万円などにより、89百万円増加しました。固定負債は長期借入金の減少132百万円などにより、126百万円減少しました。
純資産は、親会社株主に帰属する四半期純損失138百万円の計上、為替換算調整勘定の減少73百万円により、純資産合計が211百万円減少しました。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は11百万円であります。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。