第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済の景気は、緩やかに持ち直しております。個人消費は、外食・宿泊・娯楽などの対面型サービスを中心に回復しております。消費者物価上昇率(生鮮食品を除く総合)は、エネルギー価格の高止まりが続く中、食料(生鮮食品を除く)の伸びが高まったことに加え、携帯電話通信料の引き下げの影響が縮小したなどから、2022年11月には前年比3.7%と約40年ぶりの高い伸びとなりました。政府は2022年7月の月例経済報告で、景気の基調判断を「持ち直しの動きがみられる」から「緩やかに持ち直している」へ上方修正しております。

当社グループの属する業界も、異業種を含む大手企業の新規参入など更なる競合激化は続いており、当社グループを取り巻く環境は依然として厳しいものとなっております。さらに、新型コロナウイルス感染症の感染拡大及びウクライナ情勢による事業への影響については、予断を許さない状況であるため、今後も注視してまいります。

このような経済状況のもとで、当社グループは、引き続き積極的に事業を展開しております。当第3四半期連結累計期間においては、かねてより参入していたジェネリック医薬品の分野で、2022年2月に日本国内における製造販売承認を取得した高脂血症用剤(一般名:オメガ-3脂肪酸エチル)が2022年6月に薬価収載され販売を開始いたしました。

また、当社グループの健康理念のもと、長年蓄積してきた原料調達のノウハウを駆使し、開発した当社独自の機能性素材であるローズヒップエキスや、銀粒仁丹に用いたコーティング技術を発展・応用させたシームレスカプセル製造技術を駆使したフレーバーカプセルの販売が堅調に推移しております。

この結果、当第3四半期連結累計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。

a.財政状態

(資産)

当第3四半期連結会計期間末における流動資産は6,753百万円となり、前連結会計年度末に比べ495百万円増加いたしました。これは主に受取手形及び売掛金が258百万円、原材料及び貯蔵品が121百万円それぞれ増加したことによるものであります。固定資産は8,625百万円となり、前連結会計年度末に比べ404百万円増加いたしました。これは主に投資有価証券の時価評価により投資有価証券が467百万円増加したことによるものであります。

この結果、資産合計は、15,378百万円となり、前連結会計年度末に比べ899百万円増加いたしました。

 

(負債)

当第3四半期連結会計期間末における流動負債は2,448百万円となり、前連結会計年度末に比べ317百万円増加いたしました。これは主に支払手形及び買掛金が260百万円増加したことによるものであります。固定負債は1,863百万円となり、前連結会計年度末に比べ29百万円減少いたしました。これは主に繰延税金負債が175百万円増加しましたが、約定返済により長期借入金が187百万円減少したことなどによるものであります。この結果、負債合計は、4,312百万円となり、前連結会計年度末に比べ287百万円増加いたしました。

 

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は11,066百万円となり、前連結会計年度末に比べ611百万円増加いたしました。これは主にその他有価証券評価差額金が315百万円増加したことによるものであります。

この結果、自己資本比率は72.0%(前連結会計年度末は72.2%)となりました。

 

b.経営成績

当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高8,361百万円(前年同四半期比20.3%増)、営業利益549百万円(前年同四半期比578.2%増)、経常利益587百万円(前年同四半期比455.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益441百万円(前年同四半期比226.9%増)となりました。

 

セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

① ヘルスケア事業

当セグメントにおきましては前述のとおり、高脂血症用剤(一般名:オメガ-3脂肪酸エチル)の販売が開始し、ジェネリック医薬品の安定供給を目指しています。また、「ビフィーナ®」の販売が堅調に推移し、それに加えて当社独自の機能性素材であるローズヒップエキスでは、採用されたアイテムが増えたこともあり、売上高は、6,313百万円(前年同四半期比17.9%増)となりました。

損益面では、売上高が堅調に推移するなか、効率的なプロモーション活動等に努めたこともあり、セグメント利益は、144百万円(前年同四半期比10.6%増)となりました。

 

② カプセル受託事業

当セグメントにおきましては、フレーバーカプセルの販売が前年同四半期と比べ増収となりました。

また、産業用途でのカプセル開発にも長年取り組んできた結果として、外部との共同研究により、当社独自のシームレスカプセル技術を用いた化粧品カプセルの開発に成功しました。

今後も当社独自のシームレスカプセル技術を日本のみならず国外においても展開していくことにより、社会課題解決への取り組みをグローバルニーズへと拡げることができると考えています。

この結果、売上高は、2,045百万円(前年同四半期比28.5%増)となりました。

損益面では、効率的な生産稼働と合理的な研究開発投資に努めたこともあり、セグメント利益は、402百万円(前年同四半期はセグメント損失51百万円)となりました。

 

③ その他

当セグメントにおきましては、売上高は、2百万円(前年同四半期比36.2%増)、セグメント利益は、2百万円(前年同四半期比86.4%増)となりました。

 

(2) 経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、619百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(5) 経営成績に重要な影響を与える要因

当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、主に異業種を含む大手企業の新規参入など、市場の競合激化などであります。

これらについて、当社グループとしては、「伝統と技術と人材力を価値にする」をビジョンとして、引き続き積極的な営業活動を展開するとともに、通販ECサイトの拡充、当社独自の機能性素材販売の拡大施策、アジア・ASEAN地域を中心とした海外事業の拡大などに取り組んでまいります。

 

(6) 資本の財源及び資金の流動性についての分析

当社グループは健康関連商品の製造販売事業を行うための設備投資計画に照らして、必要な資金を主に銀行借入により調達しております。一時的な余資は安全性の高い金融資産で運用し、また、短期的な運転資金を銀行借入により調達しております。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。