【要約四半期連結財務諸表注記】

1.報告企業

株式会社ニコン(以下、当社)は、日本に所在する株式会社であり、東京証券取引所に株式を上場しております。登記されている本社の所在地は、東京都港区港南2丁目15番3号であります。

  当社、その子会社(以下、当社グループ)並びに持分法を適用した関連会社及び共同支配企業は、映像事業、精機事業、ヘルスケア事業、コンポーネント事業、産業機器事業等を行っております。当社グループの主な事業内容は、注記「5.事業セグメント」にて開示されております。

 

2.作成の基礎

(1) IFRSに準拠している旨

当社グループの要約四半期連結財務諸表は、四半期連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、四半期連結財務諸表規則第93条の規定により、IAS第34号に準拠して作成しております。

なお、要約四半期連結財務諸表は、年度の連結財務諸表で要求されるすべての情報が含まれていないため、前連結会計年度の連結財務諸表と併せて使用されるべきものであります。

 

(2) 測定の基礎

当社グループの要約四半期連結財務諸表は、公正価値で測定している金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成しております。

 

(3) 機能通貨及び表示通貨

当社グループの要約四半期連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、百万円未満を四捨五入して表示しております。

 

(4) 要約四半期連結財務諸表の承認

当社グループの要約四半期連結財務諸表は、2023年2月9日に代表取締役 兼 社長執行役員 馬立稔和及び取締役 兼 専務執行役員 德成旨亮によって承認されております。

 

3.重要な会計方針

当社グループが当要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、以下を除き、前連結会計年度に係る連結財務諸表において適用した重要な会計方針と同一であります。

 

(1)法人所得税

当第3四半期連結累計期間における法人所得税費用は、見積平均年次実効税率に基づいて算定しております。

 

 

 

 

4.見積り及び判断の利用

要約四半期連結財務諸表の作成において、資産、負債、収益及び費用の報告額は経営者による会計方針の選択や見積りにより影響されます。見積りの算定の基礎となる仮定は、過去の経験及び入手可能な情報を収集し、報告期間の末日現在において合理的であると考えられる様々な要因等を勘案した経営者による最善の判断に基づいております。経済状態や市場、消費動向、また当社各事業の属する産業における需要や供給の変化等を踏まえた一定の仮定を置いたうえで、見積りを行っております。しかし、その性質上、これらの見積りは、将来において、異なる結果となる可能性があります。

見積りは継続して見直されております。これらの見直しによる影響は、当該見積りを見直した期間及び将来の期間において認識しております。

当要約四半期連結財務諸表の金額に重要な影響を与える見積り及び見積りを伴う判断は、前連結会計年度に係る連結財務諸表と同様であります。

 

5.事業セグメント

(1)報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社グループは経済的特徴の類似性等を考慮したうえで各事業部を集約し、「映像事業」、「精機事業」、「ヘルスケア事業」及び「コンポーネント事業」の4つを報告セグメントとしております。

「映像事業」はレンズ交換式デジタルカメラ、コンパクトデジタルカメラや交換レンズなど、映像関連製品やその周辺領域の製品・サービスを提供、「精機事業」はFPD露光装置及び半導体露光装置の製品・サービスを提供、「ヘルスケア事業」は生物顕微鏡、細胞培養観察装置などのライフサイエンスソリューション分野、超広角走査型レーザー検眼鏡などのアイケアソリューション分野、細胞受託生産ソリューション分野の製品・サービスを提供、「コンポーネント事業」は光学コンポーネント、光学部品、エンコーダや材料加工などのデジタルソリューションズ事業関連、EUV関連コンポーネントや宇宙関連などのカスタムプロダクツ事業関連、FPDフォトマスク基板などのガラス事業関連の製品・サービスを提供しております。

 

(報告セグメントの変更に関する事項)

第1四半期連結会計期間より、従来「精機事業」に含まれていた次世代プロジェクト本部を各セグメントに配賦されない全社損益に移管しております。

なお、前第3四半期連結累計期間のセグメント情報は、変更後の区分方法に基づき作成したものを開示しております。

 

(2)報告セグメントに関する情報

報告セグメントの利益は、営業利益をベースとした数値であります。セグメント間の売上収益は市場実勢価格に基づいております。

 

当社グループのセグメント情報は次のとおりであります。

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

前第3四半期連結累計期間

(自 2021年4月1日

  至 2021年12月31日)

映像事業

精機事業

ヘルスケア事業

コンポー

ネント

事業

産業機器・その他

(注1)

合計

調整額
(注2)

連結

売上収益

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客からの売上収益

136,022

162,982

53,202

30,603

23,536

406,345

406,345

セグメント間の売上収益

507

128

157

8,046

46,783

55,621

55,621

売上収益合計

136,529

163,111

53,359

38,649

70,319

461,967

55,621

406,345

セグメント利益
又は損失(△)

18,813

33,433

2,816

10,142

174

65,379

18,428

46,951

金融収益

 

7,009

金融費用

 

2,118

持分法による投資利益

 

715

税引前四半期利益

 

52,556

 

(注1)「産業機器・その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであります。

(注2)セグメント利益又は損失(△)は、要約四半期連結損益計算書の「営業利益」と調整を行っております。セグメント利益又は損失(△)の調整額には、セグメント間取引消去2,255百万円及び各セグメントに配賦されない全社損益△20,683百万円が含まれております。全社損益には、主に基礎研究や新規事業創設、ものづくり革新に関連する「成長投資関連費用」△15,850百万円、また本社機能の一般管理費、各セグメントに配賦されないその他営業損益を合算した「本社管理部門費用」△4,833百万円が含まれております。「本社管理部門費用」△4,833百万円には、要約四半期連結損益計算書の「その他営業収益」に計上されている土地の売却益2,352百万円が含まれております。

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

当第3四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

  至 2022年12月31日)

映像事業

精機事業

ヘルスケア事業

コンポー

ネント

事業

産業機器・

その他

(注1)

合計

調整額
(注2)

連結

売上収益

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客からの売上収益

184,427

133,515

72,180

38,102

27,874

456,097

456,097

セグメント間の売上収益

1,102

104

182

8,868

54,968

65,224

65,224

売上収益合計

185,529

133,619

72,362

46,969

82,842

521,322

65,224

456,097

セグメント利益
又は損失(△)

41,283

14,602

7,261

13,399

2,469

79,013

28,390

50,623

金融収益

 

4,555

金融費用

 

4,827

持分法による投資利益

 

1,962

税引前四半期利益

 

52,314

 

(注1)「産業機器・その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであります。

(注2)セグメント利益又は損失(△)は、要約四半期連結損益計算書の「営業利益」と調整を行っております。セグメント利益又は損失(△)の調整額には、セグメント間取引消去△1,002百万円及び各セグメントに配賦されない全社損益△27,388百万円が含まれております。全社損益には、主に基礎研究や新規事業創設、ものづくり革新に関連する「成長投資関連費用」△16,845百万円、また本社機能の一般管理費、各セグメントに配賦されないその他営業損益を合算した「本社管理部門費用」△10,543百万円が含まれております。

 

6.資本及びその他の資本項目

(1)資本金及び自己株式

当社の発行可能株式総数及び発行済株式総数は次のとおりであります。なお、当社が発行する株式はすべて無額面の普通株式であり、発行済株式は全額払込済みであります。

 

 

(単位:株)

 

前第3四半期連結累計期間
(自 2021年4月1日
 至 2021年12月31日)

当第3四半期連結累計期間
(自 2022年4月1日
  至 2022年12月31日)

授権株式数

 

 

 普通株式

1,000,000,000

1,000,000,000

発行済株式数

 

 

 期首

378,336,521

378,336,521

 期中増減(注1)

△408,435

 四半期末

378,336,521

377,928,086

自己株式

 

 

 期首

11,147,773

11,062,646

 期中増加(注2)

1,345

15,105,996

 期中減少(注3)

△33,252

△723,233

 四半期末(注4)

11,115,866

25,445,409

 

 

(注1)当第3四半期連結累計期間の、普通株式の発行済株式数の減少408,435株は、役員報酬BIP信託制度の終了に伴い、2022年9月2日開催の取締役会で決議した自己株式の消却による減少であります。

(注2)前第3四半期連結累計期間の、普通株式の自己株式の株式数の増加1,345株は、単元未満株式の買取による増加であります。

    当第3四半期連結累計期間の、普通株式の自己株式の株式数の増加15,105,996株は、2022年4月7日開催の取締役会で決議した自己株式の取得による増加15,105,300株及び単元未満株式の買取による増加696株であります。

(注3)前第3四半期連結累計期間の、普通株式の自己株式の株式数の減少33,252株は、ストック・オプションの行使による減少33,200株及び単元未満株式の売渡による減少52株であります。

    当第3四半期連結累計期間の、普通株式の自己株式の株式数の減少723,233株は、役員報酬BIP信託制度の終了に伴い、2022年9月2日開催の取締役会で決議した自己株式の消却による減少408,435株、役員報酬BIP信託の受益者に対する交付による減少168,465株、譲渡制限付株式報酬の受益者に対する交付による減少114,932株、ストック・オプションの行使による減少31,400株及び単元未満株式の売渡による減少1株であります。

(注4)役員報酬BIP信託が保有する自社の株式が、前第3四半期連結累計期間において576,900株含まれております。

 

 

7.配当金

(1) 配当金支払額

配当の総額は次のとおりであります。

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

前第3四半期連結累計期間
(自 2021年4月1日
 至 2021年12月31日)

 

 

 

 

 

2021年6月29日 定時株主総会

普通株式

3,678

10.00

2021年3月31日

2021年6月30日

2021年11月4日 取締役会

普通株式

7,356

20.00

2021年9月30日

2021年12月1日

当第3四半期連結累計期間
(自 2022年4月1日
 至 2022年12月31日)

 

 

 

 

 

2022年6月29日 定時株主総会

普通株式

7,357

20.00

2022年3月31日

2022年6月30日

2022年11月10日 取締役会

普通株式

7,184

20.00

2022年9月30日

2022年12月1日

 

(注1)2021年6月29日定時株主総会決議による配当金の総額には、役員報酬BIP信託が保有する自社の株式に対する配当金6百万円が含まれております。

(注2)2021年11月4日取締役会決議による配当金の総額には、役員報酬BIP信託が保有する自社の株式に対する配当金12百万円が含まれております。

(注3)2022年6月29日定時株主総会決議による配当金の総額には、役員報酬BIP信託が保有する自社の株式に対する配当金12百万円が含まれております。

 

 

8.売上収益

当社グループは経済的特徴の類似性等を考慮したうえで各事業部を集約し、「映像事業」、「精機事業」、「ヘルスケア事業」及び「コンポーネント事業」の4つを報告セグメントとしております。当該報告セグメントは、当社の取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績の評価をするために、定期的に検討を行う対象としていることから、これらの事業で計上する収益を売上収益として表示しております。顧客の所在地に基づく地域別に分解した売上収益及びセグメント売上収益の関連は、次のとおりであります。

なお、第1四半期連結会計期間において、報告セグメントに変更がありました。当該変更に伴い、前第3四半期連結累計期間のセグメント売上収益は、変更後の区分方法に基づき作成したものを開示しております。詳細は、注記「5.事業セグメント」をご参照ください。

                                                                                        (単位:百万円)

前第3四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 
  至 2021年12月31日

映像事業

精機事業

ヘルスケア

事業

コンポー

ネント事業

産業機器・

その他

(注1)

合計

日本

13,613

13,623

7,994

23,148

8,329

66,708

米国

37,566

25,771

23,990

4,044

4,345

95,716

欧州(注2)

31,504

7,993

10,286

675

3,120

53,577

中国

21,563

94,598

4,669

993

3,280

125,102

その他(注2)

31,776

20,997

6,263

1,744

4,462

65,242

合計

136,022

162,982

53,202

30,603

23,536

406,345

 

(注1)「産業機器・その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであります。

(注2)日本、米国及び中国以外の区分に属する主な国又は地域は、次のとおりであります。
    ① 欧州:英国、フランス、ドイツ
    ② その他:カナダ、アジア、中東、オセアニア、中南米

 

                                                                                        (単位:百万円)

当第3四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 
  至 2022年12月31日

映像事業

精機事業

ヘルスケア

事業

コンポー

ネント事業

産業機器・

その他

(注1)

合計

日本

19,356

19,200

7,439

29,182

7,870

83,048

米国

53,312

24,121

36,655

4,168

6,044

124,301

欧州(注2)

43,278

9,996

12,657

830

3,835

70,596

中国

25,257

53,436

6,845

1,968

4,119

91,626

その他(注2)

43,224

26,761

8,583

1,953

6,006

86,527

合計

184,427

133,515

72,180

38,102

27,874

456,097

 

(注1)「産業機器・その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであります。

(注2)日本、米国及び中国以外の区分に属する主な国又は地域は、次のとおりであります。
    ① 欧州:英国、フランス、ドイツ
    ② その他:カナダ、アジア、中東、オセアニア、中南米

 

9.その他営業収益

第3四半期連結累計期間(自  2021年4月1日  至  2021年12月31日

当社において、東京都品川区の遊休地を売却したことに伴う土地売却益2,352百万円を「その他営業収益」に含めております。

 

10.1株当たり四半期利益

 親会社の所有者に帰属する基本的1株当たり四半期利益及び希薄化後1株当たり四半期利益の算定基礎は次のとおりであります。

 

前第3四半期連結累計期間

 (自 2021年4月1日

  至 2021年12月31日)

当第3四半期連結累計期間

 (自 2022年4月1日

  至 2022年12月31日)

基本的1株当たり四半期利益の算定基礎

 

 

 親会社の所有者に帰属する四半期利益

 (百万円)

39,073

39,456

 親会社の普通株主に帰属しない四半期利益

 (百万円)

 基本的1株当たり四半期利益の計算に使用する

  四半期利益 (百万円)

39,073

39,456

 普通株式の期中平均株式数(千株)

367,200

361,289

基本的1株当たり四半期利益(円)

106円41銭

109円21銭

 

 

 

希薄化後1株当たり四半期利益の算定基礎

 

 

 基本的1株当たり四半期利益の計算に使用する

  四半期利益(百万円)

39,073

39,456

  四半期利益調整額(百万円)

 

 

   子会社の発行する潜在株式に係る調整額

 希薄化後1株当たり四半期利益の計算に

  使用する四半期利益(百万円)

39,073

39,456

 普通株式の期中平均株式数(千株)

367,200

361,289

 ストックオプションによる普通株式増加数
 (千株)

2,026

1,977

 希薄化後の期中平均株式数(千株)

369,226

363,266

希薄化後1株当たり四半期利益(円)

105円82銭

108円61銭

 

(注1) 基本的1株当たり四半期利益及び希薄化後1株当たり四半期利益の算定上、以下の株式数の役員報酬BIP信託が保有する当社株式を、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております。

         前第3四半期連結累計期間 576,900株、当第3四半期連結累計期間 289,151株

(注2) 前第3四半期連結累計期間及び当第3四半期連結累計期間において、子会社が発行するストックオプションについては、希薄化効果を有していないため、希薄化後1株当たり四半期利益の算定に含めておりません。

 

 

 

前第3四半期連結会計期間

 (自 2021年10月1日

  至 2021年12月31日)

当第3四半期連結会計期間

 (自 2022年10月1日

  至 2022年12月31日)

基本的1株当たり四半期利益の算定基礎

 

 

  親会社の所有者に帰属する四半期利益

  (百万円)

12,609

20,576

  親会社の普通株主に帰属しない四半期利益

  (百万円)

  基本的1株当たり四半期利益の計算に使用する

  四半期利益(百万円)

12,609

20,576

  普通株式の期中平均株式数(千株)

367,215

355,709

基本的1株当たり四半期利益(円)

34円34銭

57円84銭

 

 

 

希薄化後1株当たり四半期利益の算定基礎

 

 

  基本的1株当たり四半期利益の計算に使用する

  四半期利益(百万円)

12,609

20,576

  四半期利益調整額(百万円)

 

 

   子会社の発行する潜在株式に係る調整額

  希薄化後1株当たり四半期利益の計算に

  使用する四半期利益(百万円)

12,609

20,576

  普通株式の期中平均株式数(千株)

367,215

355,709

  ストックオプションによる普通株式増加数
 (千株)

2,011

1,963

  希薄化後の期中平均株式数(千株)

369,226

357,672

希薄化後1株当たり四半期利益(円)

34円15銭

57円53銭

 

(注1) 基本的1株当たり四半期利益及び希薄化後1株当たり四半期利益の算定上、以下の株式数の役員報酬BIP信託が保有する当社株式を、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております。

     前第3四半期連結会計期間 576,900株、当第3四半期連結会計期間      -株

(注2) 前第3四半期連結会計期間及び当第3四半期連結会計期間において、子会社が発行するストックオプションについては、希薄化効果を有していないため、希薄化後1株当たり四半期利益の算定に含めておりません。

 

11.金融商品

(1) 金融商品の分類

金融商品の分類は次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当第3四半期連結会計期間

(2022年12月31日)

<金融資産>

 

 

現金及び現金同等物

370,277

313,522

償却原価で測定する金融資産

 

 

 売上債権及びその他の債権

90,571

100,365

 その他の金融資産

4,702

4,230

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 その他の金融資産

27,312

32,183

その他の包括利益を通じて
公正価値で測定する金融資産

 

 

 その他の金融資産

62,242

61,420

合計

555,104

511,720

<金融負債>

 

 

償却原価で測定する金融負債

 

 

 仕入債務及びその他の債務

65,161

68,189

 社債及び借入金

130,062

133,065

 その他の金融負債

42,222

47,216

純損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 

 

 その他の金融負債

861

282

その他の包括利益を通じて
公正価値で測定する金融負債

 

 

 その他の金融負債

529

62

合計

238,835

248,814

 

 

 

(2) 金融商品の公正価値等に関する事項

① 公正価値のヒエラルキーのレベル別分類

 公正価値で測定する金融商品の公正価値ヒエラルキーは、次のとおりであります。

 

(単位:百万円)

前連結会計年度
(2022年3月31日)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

 デリバティブ

4,214

4,214

 株式

57,134

5,599

62,732

 その他

932

21,676

22,609

資産合計

57,134

5,146

27,275

89,554

 デリバティブ

1,390

1,390

負債合計

1,390

1,390

 

 

 

(単位:百万円)

当第3四半期連結会計期間
(2022年12月31日)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

 デリバティブ

7,701

7,701

 株式

54,453

8,195

62,647

 その他

812

22,443

23,255

資産合計

54,453

8,513

30,638

93,604

 デリバティブ

344

344

負債合計

344

344

 

 

公正価値で測定する主な金融商品の測定方法は、以下のとおりであります。

 

(ⅰ)デリバティブ

デリバティブ資産及びデリバティブ負債のうち為替予約、金利スワップ、通貨スワップ及び通貨オプションの公正価値については、契約を締結している金融機関等による提示価格や、利用可能な情報に基づく適切な評価方法により算定しており、レベル2に分類しております。

 

(ⅱ)株式

活発な市場が存在する株式の公正価値は、取引所の価格を公正価値としてレベル1に分類しております。活発な市場が存在しない株式の公正価値は、観察可能なインプットを用いて算定している場合にはレベル2に分類し、観察不能なインプットを用いてマーケット・アプローチや将来キャッシュ・フローを割引く方法により公正価値を算定している場合には、レベル3に分類しております。

 

(ⅲ)その他

 その他のうち活発な市場が存在しない銘柄の公正価値は、観察可能なインプットを用いて算定している場合にはレベル2に分類し、観察不能なインプットを用いてマーケット・アプローチや将来キャッシュ・フローを割引く方法により公正価値を算定している場合には、レベル3に分類しております。

 

経常的にレベル3で測定する金融商品の期首から四半期末までの変動は次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結累計期間
(自 2021年4月1日
 至 2021年12月31日)

当第3四半期連結累計期間
(自 2022年4月1日
 至 2022年12月31日)

期首残高

21,341

27,275

利得又は損失合計

 

 

 純損益(注1)

1,726

180

 その他の包括利益(注2)

756

△1,295

取得

3,361

4,329

売却・決済

△571

△3

在外営業活動体の換算差額

38

151

レベル3から他の分類への振替(注3)

△2,177

四半期末残高

24,474

30,638

 

(注1) 純損益に含まれている利得及び損失は、各報告期間の末日時点の純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものであり、要約四半期連結損益計算書の「金融収益」及び「金融費用」に含まれております。

(注2) その他の包括利益に含まれている利得及び損失は、各報告期間の末日時点のその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものであり、要約四半期連結包括利益計算書の「その他の包括利益を通じて測定する金融資産の公正価値の純変動」に含まれております。

(注3) 前第3四半期連結累計期間におけるレベル3から他の分類への振替は、投資先が取引所に上場したことによるものであり、レベル1への振替であります。

 

 

② 償却原価で測定する金融商品

償却原価で測定する金融商品の帳簿価額及び公正価値は、次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当第3四半期連結会計期間
(2022年12月31日)

帳簿価額

公正価値

帳簿価額

公正価値

金融負債

 

 

 

 

 社債

29,902

29,919

29,918

29,584

 長期借入金

76,813

77,160

88,976

88,421

合計

106,715

107,079

118,894

118,005

 

(注) 1年以内に返済予定又は償還予定の残高を含んでおります。

 

 償却原価で測定する主な金融商品に係る公正価値の測定方法は、以下のとおりであります。

社債の公正価値については、市場価格に基づき算定しており、公正価値ヒエラルキーをレベル1に分類しております。長期借入金の公正価値については、将来キャッシュ・フローを国債の利回り等適切な指標に信用スプレッドを上乗せした利率で割り引いて算定しており、公正価値ヒエラルキーはレベル3に分類しております。
 社債及び長期借入金以外の償却原価で測定する金融資産及び金融負債の公正価値は帳簿価額と近似しております。

 

12.偶発負債

 (訴訟関連)
  当第3四半期連結累計期間(自  2022年4月1日  至  2022年12月31日)
 当社及び当社グループ会社が事業展開する中で、国内外において、係争案件へ発展すること、訴訟の被告になることや政府機関による調査を受けることがあります。当社及び当社グループ会社では、係争案件や訴訟に関連した債務に関し、当該債務を決済するために経済的便益をもつ資源の流出が必要となる可能性や、その影響額について信頼性のある見積りができるかを勘案のうえ、引当金の認識を検討しております。
  当社のインド子会社は、当社デジタルカメラ製品の輸入に関連して、インド税当局から調査を受け、2016年10月、同製品について関税、延滞税及び加算税の支払決定を受けておりました。これに対し、当社インド子会社は、2017年1月、同国間接税租税審判所(CESTAT:Customs, Excise and Service Tax Appellate Tribunal)へ不服申立を行いましたが、2017年12月、当該申立は棄却されました。当社インド子会社はこれを不服とし、2018年1月、同国最高裁判所(以下「最高裁」)に対して上告し、2021年3月に最高裁は当社インド子会社に対する関税、延滞税及び加算税の支払決定を取り消す判決を下しました。なお、インド税当局は2021年4月に最高裁判決に対する再審請求を申立てています。現時点において同請求に対する最高裁の決定を予想することは不可能であるため、上記会計方針に則り、引当金は認識しておりません。
  その他の案件においては、現時点において、当社連結の業績や財政状態へ重要な影響を与えるものはないと考えております。

 

 

13.重要な後発事象

 当社は、当社が発行済株式の全てを直接保有する子会社であるNikon AM. AGを通じてSLM Solutions Group AG(フランクフルト証券取引所上場。以下「SLM 社」)の転換社債を転換した場合に発行される全株式を含め、株式の過半数を2023年1月27日に取得し、子会社化しました。

 

(1)企業結合の概要

① 被取得企業の名称、事業の内容

 名称:SLM Solutions Group AG

 事業内容:金属3Dプリンター(Additive Manufacturing)の製造及び販売

 

② 企業結合を行った主な理由

 SLM社は、独リューベックに本社を置く世界有数の金属アディティブマニュファクチャリング(以下、「金属AM」)の統合ソリューションプロバイダーです。SLM社のポートフォリオには、最大12個のレーザーを備え、業界で最高のビルドレートを実現する世界最速の金属AM機器が含まれており、様々な業界の金属製造プロセスにおいて、アディティブマニュファクチャリング(以下、「AM」)が使用される場面を開拓しています。

 当社は、2022年4月に発表した中期経営計画において、2030年のありたい姿として「人と機械が共創する社会の中心企業」となることを目指しています。当社が戦略事業の一つとして位置付けているデジタルマニュファクチャリング事業は、「光応用技術で、ものづくりの世界に革新をもたらす」ことをミッションに掲げ、「材料加工」と「ロボットビジョン」を成長ドライバーとして、完成品・コンポーネント・受託加工サービスなどの形で顧客に提供することを計画しています。とりわけ、「3Dプリンティング」と呼ばれる金属を積層する加工方法であるAMは、材料加工において大きな成長が期待できる有望な分野と捉えています。

 当社は、当社が有する高精度計測、光学設計などの基盤技術等をSLM社に供与することにより、シナジーを創出し、成長性の高いAMをより発展させることで、総合的なソリューションの提供が可能になると考えております。

 

③ 被取得企業の支配を獲得した方法

 現金を対価とする株式及び転換社債の公開買付による取得、並びに第三者割当増資の引受 取引総額575百万ユーロ

 

④ 支配獲得日

 2023年1月27日

 

⑤ 取得した議決権比率取得した議決権付資本持分の割合(潜在的議決権を含む) 92.38%

 

 要約四半期連結財務諸表の承認日(2023年2月9日)までに、当該企業結合の当初の会計処理が完了していないため、会計処理に関する詳細な情報は開示しておりません。