第4【経理の状況】

1.要約四半期連結財務諸表の作成方法について

 当社の要約四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府令第64号。以下「四半期連結財務諸表規則」という。)第93条の規定により、国際会計基準第34号「期中財務報告」(以下「IAS第34号」という。)に準拠して作成しています。

 

2.監査証明について

 当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第3四半期連結会計期間(2022年10月1日から2022年12月31日まで)及び第3四半期連結累計期間(2022年4月1日から2022年12月31日まで)に係る要約四半期連結財務諸表について、EY新日本有限責任監査法人による四半期レビューを受けています。

 

 

1【要約四半期連結財務諸表】

(1)【要約四半期連結財政状態計算書】

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

前連結会計年度

(2022年3月31日)

 

当第3四半期連結会計期間

(2022年12月31日)

資産

 

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び現金同等物

12

12,119

 

9,808

営業債権及びその他の債権

9,12

22,019

 

27,319

棚卸資産

 

19

 

14

その他の流動資産

 

473

 

812

流動資産合計

 

34,631

 

37,954

非流動資産

 

 

 

 

有形固定資産

6,7

982

 

850

のれん

11,608

 

11,608

その他の無形資産

3,566

 

3,913

その他の金融資産

12

740

 

1,061

繰延税金資産

 

1,333

 

1,349

その他の非流動資産

 

173

 

156

非流動資産合計

 

18,405

 

18,941

資産合計

 

53,037

 

56,896

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

前連結会計年度

(2022年3月31日)

 

当第3四半期連結会計期間

(2022年12月31日)

負債及び資本

 

 

 

 

負債

 

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

営業債務及びその他の債務

12

26,960

 

31,496

リース負債

 

397

 

413

その他の金融負債

 

5

 

9

未払法人所得税等

 

816

 

102

引当金

 

40

 

32

従業員給付に係る負債

 

353

 

412

その他の流動負債

 

465

 

648

流動負債合計

 

29,039

 

33,115

非流動負債

 

 

 

 

長期借入金

12

4,955

 

4,962

リース負債

 

330

 

179

引当金

 

69

 

84

非流動負債合計

 

5,354

 

5,225

負債合計

 

34,394

 

38,341

資本

 

 

 

 

資本金

4,095

 

4,106

資本剰余金

14,046

 

14,056

利益剰余金

 

466

 

340

その他の資本の構成要素

 

34

 

51

親会社の所有者に帰属する持分合計

 

18,642

 

18,554

資本合計

 

18,642

 

18,554

負債及び資本合計

 

53,037

 

56,896

 

(2)【要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書】

【要約四半期連結損益計算書】
【第3四半期連結累計期間】

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

前第3四半期連結累計期間

(自 2021年4月1日

至 2021年12月31日)

 

当第3四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年12月31日)

売上収益

13,852

 

14,069

その他の収益

 

339

 

367

営業収益合計

 

14,192

 

14,436

営業費用

11

13,096

 

14,480

営業利益又は損失(△)

 

1,095

 

43

金融収益

 

0

 

0

金融費用

 

166

 

46

税引前四半期利益又は損失(△)

 

929

 

89

法人所得税費用

 

411

 

36

四半期利益又は損失(△)

 

517

 

126

 

 

    

 

 

四半期利益の帰属

 

 

 

 

親会社の所有者

 

517

 

126

四半期利益又は損失(△)

 

517

 

126

 

 

    

 

 

1株当たり四半期利益

 

 

 

 

基本的1株当たり四半期利益又は損失(△)(円)

10

5.89

 

1.31

希薄化後1株当たり四半期利益又は損失(△)(円)

10

5.74

 

1.31

 

【第3四半期連結会計期間】

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

前第3四半期連結会計期間

(自 2021年10月1日

至 2021年12月31日)

 

当第3四半期連結会計期間

(自 2022年10月1日

至 2022年12月31日)

売上収益

4,875

 

5,117

その他の収益

 

102

 

85

営業収益合計

 

4,978

 

5,202

営業費用

11

4,777

 

5,286

営業利益又は損失(△)

 

201

 

83

金融収益

 

0

 

0

金融費用

 

26

 

15

税引前四半期利益又は損失(△)

 

174

 

98

法人所得税費用

 

155

 

22

四半期利益又は損失(△)

 

18

 

76

 

 

 

 

 

四半期利益の帰属

 

 

 

 

親会社の所有者

 

18

 

76

四半期利益又は損失(△)

 

18

 

76

 

 

 

 

 

1株当たり四半期利益

 

 

 

 

基本的1株当たり四半期利益又は損失(△)(円)

10

0.20

 

0.79

希薄化後1株当たり四半期利益又は損失(△)(円)

10

0.20

 

0.79

 

【要約四半期連結包括利益計算書】
【第3四半期連結累計期間】

 

 

 

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2021年4月1日

至 2021年12月31日)

 

当第3四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年12月31日)

四半期利益又は損失(△)

517

 

126

その他の包括利益

 

 

 

純損益に振り替えられる可能性のある項目

 

 

 

在外営業活動体の換算差額

11

 

16

純損益に振り替えられる可能性のある項目合計

11

 

16

その他の包括利益合計

11

 

16

四半期包括利益

528

 

109

 

 

 

 

四半期包括利益の帰属

 

 

 

親会社の所有者

528

 

109

四半期包括利益

528

 

109

 

【第3四半期連結会計期間】

 

 

 

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結会計期間

(自 2021年10月1日

至 2021年12月31日)

 

当第3四半期連結会計期間

(自 2022年10月1日

至 2022年12月31日)

四半期利益又は損失(△)

18

 

76

その他の包括利益

 

 

 

純損益に振り替えられる可能性のある項目

 

 

 

在外営業活動体の換算差額

26

 

27

純損益に振り替えられる可能性のある項目合計

26

 

27

その他の包括利益合計

26

 

27

四半期包括利益

44

 

104

 

 

 

 

四半期包括利益の帰属

 

 

 

親会社の所有者

44

 

104

四半期包括利益

44

 

104

 

(3)【要約四半期連結持分変動計算書】

前第3四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年12月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

資本合計

 

資本金

資本剰余金

利益剰余金

その他の資本の構成要素

合計

2021年4月1日時点の残高

 

100

10,179

230

10,509

10,509

四半期利益

 

517

517

517

その他の包括利益

 

11

11

11

四半期包括利益合計

 

517

11

528

528

新株の発行等

3,995

3,859

7,854

7,854

株式に基づく報酬取引

 

6

6

6

所有者との取引額合計

 

3,995

3,865

7,860

7,860

2021年12月31日時点の残高

 

4,095

14,044

748

11

18,899

18,899

 

当第3四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

資本合計

 

資本金

資本剰余金

利益剰余金

その他の資本の構成要素

合計

2022年4月1日時点の残高

 

4,095

14,046

466

34

18,642

18,642

四半期損失(△)

 

126

126

126

その他の包括利益

 

16

16

16

四半期包括利益合計

 

126

16

109

109

新株の発行等

7

7

14

14

株式に基づく報酬取引

4

2

6

6

所有者との取引額合計

 

11

9

21

21

2022年12月31日時点の残高

 

4,106

14,056

340

51

18,554

18,554

 

(4)【要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書】

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

前第3四半期連結累計期間

(自 2021年4月1日

至 2021年12月31日)

 

当第3四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年12月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

 

税引前四半期利益又は損失(△)

 

929

 

89

減価償却費、償却費及び減損損失

 

981

 

1,034

株式報酬費用

 

6

 

6

金融収益及び金融費用

 

136

 

36

引当金の増減額(△は減少)

 

0

 

6

固定資産除却損

 

16

 

24

棚卸資産の増減額(△は増加)

 

1

 

4

営業債権及びその他の債権の増減額(△は増加)

 

5,909

 

5,300

営業債務及びその他の債務の増減額(△は減少)

 

7,250

 

4,535

その他

 

118

 

256

小計

 

3,526

 

515

利息の受取額

 

0

 

0

利息の支払額

 

181

 

21

法人所得税の支払額

 

890

 

1,193

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

2,455

 

698

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

 

定期預金の預入による支出

 

 

2

有形固定資産の取得による支出

 

5

 

87

無形資産の取得による支出

 

617

 

937

差入保証金の差入による支出

 

11

 

78

差入保証金の回収による収入

 

52

 

76

その他の金融資産の取得による支出

 

 

315

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

582

 

1,344

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

 

長期借入金の返済による支出

 

250

 

負債性金融商品等の取得による支出

 

1,994

 

リース負債の返済による支出

 

287

 

281

株式の発行による収入

7,854

 

14

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

5,323

 

266

現金及び現金同等物に係る換算差額

 

5

 

0

現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

 

7,201

 

2,310

現金及び現金同等物の期首残高

 

8,304

 

12,119

現金及び現金同等物の四半期末残高

 

15,505

 

9,808

 

 

【要約四半期連結財務諸表注記】

1.報告企業

 株式会社ネットプロテクションズホールディングス(以下「当社」という。)は日本に所在する株式会社です。その登記されている本社及び主要な事業所の住所は当社のウェブサイト(https://corp.netprotections.com/)で開示しています。2022年12月31日に終了する9か月間の当社の要約四半期連結財務諸表は、当社及びその子会社(以下「当社グループ」という。)により構成されています。

 持株会社である株式会社ネットプロテクションズホールディングスが報告企業であり、当社グループの事業内容は、決済ソリューション事業です。

 

2.作成の基礎

(1)要約四半期連結財務諸表がIFRSに準拠している旨

 当社グループの要約四半期連結財務諸表は、IAS第34号に準拠して作成しています。当社は、四半期連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たしていることから、同第93条の規定を適用しています。

 要約四半期連結財務諸表は、年次連結財務諸表で要求されている全ての情報が含まれていないため、前連結会計年度の連結財務諸表と併せて利用されるべきものです。

 本要約四半期連結財務諸表は、2023年2月14日に代表取締役社長 柴田紳によって承認されています。

 

(2)測定の基礎

 当社グループの要約四半期連結財務諸表は、注記「3.重要な会計方針」に記載の通り、公正価値で測定されている特定の金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成しています。

 

(3)機能通貨及び表示通貨

 当社グループの要約四半期連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、百万円未満を切り捨てして表示しています。

 

3.重要な会計方針

 要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、前連結会計年度に係る連結財務諸表において適用した会計方針と同一です。

 なお、当第3四半期連結累計期間の法人所得税費用は、見積年次実効税率をもとに算定しています。

 

4.重要な会計上の判断、見積り及び仮定

 IFRSに準拠した要約四半期連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の金額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定を行うことが要求されています。実際の業績は、これらの見積りとは異なる場合があります。

 見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直されます。会計上の見積りの変更による影響は、見積りを見直した会計期間及びそれ以降の将来の会計期間において認識されます。

 本要約四半期連結財務諸表の金額に重要な影響を与える見積り及び判断に関する情報は、次の注記に含めています。

 ・公正価値測定(注記12)

 上記のほかは、前連結会計年度に係る連結財務諸表と同様です。

 

5.セグメント情報

(1)報告セグメントの概要

 当社グループの事業内容は決済ソリューション事業であり、区分すべき事業セグメントが存在しないため、報告セグメントは決済ソリューション事業単一となっています。単一セグメントであるため、記載を省略しています。

6.有形固定資産

 有形固定資産の帳簿価額の増減は以下の通りです。

 

当第3四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)

 

 

(単位:百万円)

2022年4月1日残高

982

取得

228

減価償却費

△357

処分

△0

その他

△3

2022年12月31日残高

850

 

7.非金融資産の減損

(1)有形固定資産及び無形資産の減損

 前第3四半期連結累計期間及び当第3四半期連結累計期間において、減損損失は認識していません。

 

(2)のれんの減損

 当社は、毎第4四半期連結会計期間中又は減損の兆候がある場合には、その都度のれんの減損テストを実施しています。

 当第3四半期連結累計期間において、のれんの取得、処分及び減損の兆候はありません。

 

8.資本及びその他の資本項目

(1)授権株式数、発行済株式総数

 授権株式数及び発行済株式総数の増減は以下の通りです。

 

普通株式

 

優先株式

 

 

授権株式数

発行済株式総数

 

授権株式数

発行済株式総数

 

 

 

 

2021年3月31日

10,000,000

85,285

 

4,000,000

2,000,000

 

 増加(注)1、2

335,300,000

96,361,715

 

 

 減少(注)2、3

 

4,000,000

2,000,000

 

2022年3月31日

345,300,000

96,447,000

 

 

 増加(注)4、5

209,287

 

 

 減少

 

 

2022年12月31日

345,300,000

96,656,287

 

 

 

 当社の発行する普通株式は、全て権利内容に何ら限定のない無額面の普通株式であり、発行済株式は全額払込済みとなっています。

 

(注)1.2022年3月期における普通株式の発行済株式数の変動は、2021年6月11日付の第三者割当増資による増加1,051株、2021年10月1日付の第三者割当増資による増加911,000株、2021年10月25日付の新株予約権行使による増加5,200,000株、及び2021年12月14日付の上場に伴う有償一般募集による増加4,000,000株です。

2.当社は、2021年9月13日開催の取締役会決議により、2021年9月30日付で普通株式1株につき1,000株の割合で株式分割を行っています。

3.2022年3月期における優先株式の発行済株式数の変動は、2021年8月2日付のA種優先株式償還による減少2,000,000株です。

4.発行済株式数の増加の一部は、新株予約権の行使(192,000株)による増加であり、当第3四半期連結累計期間において、資本金及び資本剰余金がそれぞれ7,275千円増加しています。

5.発行済株式数の増加の一部は、譲渡制限付株式報酬としての新株式の発行(17,287株)によるものであり、当第3四半期連結累計期間において、資本金が4,382千円、資本剰余金が2,525千円増加しています。

 

(2)自己株式数

 自己株式数の増減は以下の通りです。

 

 

自己株式

 

 

2021年3月31日

 

 増加(注)1

 

2,000,000

 減少(注)1

 

2,000,000

2022年3月31日

 

 増加

 

 減少

 

2022年12月31日

 

(注)1.2021年8月2日に無議決権優先株式であるA種優先株式2,000,000株を取得し、取得した自己株式を同日に消却しています。

 

 

(3)資本剰余金

 日本における会社法(以下「会社法」という。)では、株式の発行に対しての払込又は給付の2分の1以上を資本金に組み入れ、残りは資本剰余金に含まれている資本準備金に組み入れることが規定されています。また、会社法では、資本準備金は株主総会の決議により、資本金に組み入れることができます。

 

(4)利益剰余金

 会社法では、剰余金の配当として支出する金額の10分の1を、資本準備金及び利益準備金の合計額が資本金の4分の1に達するまで資本準備金又は利益準備金として積み立てることが規定されています。積み立てられた利益準備金は、欠損填補に充当できます。また、株主総会の決議をもって、利益準備金を取り崩すことができます。

 

(5)その他の資本の構成要素

 外貨建で作成された在外営業活動体の財務諸表を表示通貨である日本円に換算する際に生じた為替換算差額です。

 

9.売上収益

(1)収益の分解

 分解した収益の内訳は以下の通りです。

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2021年4月1日

  至 2021年12月31日)

 

当第3四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

  至 2022年12月31日)

 

 

 

 

 NP後払い

11,198

 

10,863

 NP掛け払い

1,687

 

2,112

 atone

819

 

861

 AFTEE

105

 

200

 その他

41

 

32

合計

13,852

 

14,069

 

(注)単一セグメントであるため、主要なサービス別の収益の内訳を記載しています。

 

 当社グループは、信用リスク保証型のBNPL(Buy Now Pay Later)決済サービスを提供しています。BNPL決済サービスは、購入者が当社グループの加盟店から商品を購入したのち、加盟店から債権を譲り受け、購入代金を立替払いし、当社グループが購入者に対して請求書発行を行うサービスです。当該事業は主に、NP後払い事業、NP掛け払い事業、atone事業、AFTEE事業から構成されており、主なサービスを以下の通り提供しています。NP後払い事業はECを対象にしたBtoC取引向けのBNPL決済サービス、NP掛け払い事業は企業間取引における少額債権を主対象としたBtoB取引向けのBNPL決済サービス、atoneはBtoC取引を対象としたスマートフォンを活用した会員登録制のBNPL決済サービス、AFTEEはatoneと同様のサービスを台湾で展開しています。

 

 当社グループは決済ソリューション事業の単一セグメントであり、主要なサービスの当社の履行義務及び収益認識時点を以下の通り認識しています。

 

① NP後払い

 NP後払いは、当社グループの加盟店において、商品購入者に売買代金のBNPL決済サービスを提供することで、顧客である加盟店に対して販売機会を提供するものです。当社グループは商品売買代金に係る債権を加盟店から譲り受ける際に、債権額面に対し所定の手数料率を掛けて算出される取引手数料を加盟店から受領します。また、当社グループは、購入者に対して請求書を発行し、請求書発行手数料等を加盟店から受領します。当社グループの履行義務は、顧客である加盟店に対して販売機会を提供するとともに、購入者に請求書を発行することにあります。従って、都度発生する取引手数料及び請求書発行手数料については、それぞれ加盟店が販売した商品が購入者に着荷した時点及び請求書を発行した時点で当社の履行義務が充足され、売上収益を計上しています。

 また、加盟店から毎月固定金額を受領する加盟料に係る当社グループの履行義務は、加盟店にNP後払いなどの当社サービスを契約期間内に継続して提供することです。月額固定で発生する加盟料については、顧客は均等に利用可能とするサービスから便益を受けると判断しているため、サービス提供期間にわたって売上収益を計上しています。

 これらの収益は、顧客との契約に係る取引価額で測定しており、重要な変動性はありません。また、これらの収益に係る対価は主として1年以内に回収しており、重大な金融要素は含んでいません。また、顧客との契約以外の源泉から生じた収益の金額に重要性はありません。

 

② NP掛け払い

 NP掛け払いは、企業間取引において、商品購入者に売買代金の掛け払いサービスを提供することで、顧客である販売企業に対して販売機会を提供するものです。NP後払いと同様に、当社グループは企業間取引で生じた少額債権を対象として、譲渡された債権残高に手数料率を掛けて算出した取引手数料を受領します。また、当社グループは、購入企業に対して請求書を発行し、請求書発行手数料を販売企業から受領します。当社グループの履行義務は、顧客である加盟店に対して販売機会を提供するとともに、購入企業に請求書を発行することにあります。当社グループは商品販売後に債権を譲り受けますが、当該譲り受けは当社グループが購入企業に対する請求書の発行を確定する日(売買取引、金額が確定する日)にされます。取引手数料及び請求書発行手数料はそれぞれ、当該請求書の発行確定日及び請求書を発行した時点で当社の履行義務が充足され、売上収益を計上しています。月額固定で発生する加盟料についてはNP後払いと同様です。また、取引価額の測定及び金融要素はNP後払いと同様です。

 

③ atone

 atoneは、当社グループの加盟店であるEC及び実店舗において、会員である商品購入者にキャッシュレスでの購入及び翌月のBNPL決済サービスを提供することで、顧客である加盟店に対して販売機会を提供するものです。会員である購入者がEC及び実店舗にてキャッシュレスで購入し、翌月にまとめて後払いとした債権が当社グループに譲渡される際に、債権額面に対し所定の手数料率を掛けた取引手数料を加盟店から受領します。また、当社グループは、購入者に対して請求書を発行し請求書発行手数料を購入者から受領します。当社グループの履行義務は、顧客である加盟店に対して販売機会を提供するとともに、購入者に請求書を発行することにあります。当社グループの履行義務の充足時点、収益認識時点、取引価額の測定及び金融要素はNP後払いと同様です。

 

④ AFTEE

 atoneと同様のサービスを台湾で展開したもので、取引手数料及び請求書発行手数料に係る履行義務の充足時点、収益認識時点、取引価額の測定及び金融要素についてはatoneと同様です。

 

(2)契約残高の変動

 顧客との契約から生じた債権の内訳は以下の通りです。

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

 

当第3四半期連結会計期間

(2022年12月31日)

顧客との契約から生じた債権

 

 

 

 売掛金

17

 

19

 未収入金

27,017

 

32,636

 貸倒引当金

△5,015

 

△5,336

合計

22,019

 

27,319

 

10.1株当たり利益

(第3四半期連結累計期間)

(1)基本的1株当たり四半期利益の算定上の基礎

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2021年4月1日

至 2021年12月31日)

当第3四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年12月31日)

親会社の所有者に帰属する四半期利益又は損失(△)(百万円)

517

△126

親会社の普通株主に帰属しない四半期利益

(百万円)

基本的1株当たり四半期利益の計算に使用する

四半期利益又は損失(△)(百万円)

517

△126

加重平均普通株式数(千株)

87,902

96,518

基本的1株当たり四半期利益又は損失(△)(円)

5.89

△1.31

 

(2)希薄化後1株当たり四半期利益の算定上の基礎

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2021年4月1日

至 2021年12月31日)

当第3四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年12月31日)

基本的1株当たり四半期利益の計算に使用する

四半期利益又は損失(△)(百万円)

517

△126

四半期利益調整額(百万円)

希薄化後1株当たり四半期利益の計算に使用する四半期利益又は損失(△)(百万円)

517

△126

加重平均普通株式数(千株)

87,902

96,518

 普通株式増加数

 

 

新株予約権(千株)

2,248

希薄化後の加重平均普通株式数(千株)

90,150

96,518

希薄化後1株当たり四半期利益又は損失(△)(円)

5.74

△1.31

(注)1.当社は2021年9月30日を効力発生日として基準日である2021年9月30日の株主の保有する株式を1株につき1,000株の割合で株式分割を実施していますなお当該株式分割に伴い要約四半期連結財務諸表で表示される前第3四半期連結累計期間及び当第3四半期連結累計期間の1株当たり情報について株式分割調整後の数値を表示しています

2.当第3四半期連結累計期間において、希薄化性潜在的株式が1,915千株ありますが、逆希薄化効果を有するため、希薄化後1株当たり四半期損失の計算から除外されています。

3.当社は、2021年12月15日に東京証券取引所市場第一部に上場したため、前第3四半期連結累計期間の希薄化後1株当たり四半期利益は、新規上場日から前第3四半期連結累計期間の末日までの平均株価を期中平均株価とみなして算定しています。

 

(第3四半期連結会計期間)

(1)基本的1株当たり四半期利益の算定上の基礎

 

前第3四半期連結会計期間

(自 2021年10月1日

至 2021年12月31日)

当第3四半期連結会計期間

(自 2022年10月1日

至 2022年12月31日)

親会社の所有者に帰属する四半期利益又は損失(△)(百万円)

18

△76

親会社の普通株主に帰属しない四半期利益

(百万円)

基本的1株当たり四半期利益の計算に使用する

四半期利益又は損失(△)(百万円)

18

△76

加重平均普通株式数(千株)

91,829

96,647

基本的1株当たり四半期利益又は損失(△)(円)

0.20

△0.79

 

(2)希薄化後1株当たり四半期利益の算定上の基礎

 

前第3四半期連結会計期間

(自 2021年10月1日

至 2021年12月31日)

当第3四半期連結会計期間

(自 2022年10月1日

至 2022年12月31日)

基本的1株当たり四半期利益の計算に使用する

四半期利益又は損失(△)(百万円)

18

△76

四半期利益調整額(百万円)

希薄化後1株当たり四半期利益の計算に使用する四半期利益又は損失(△)(百万円)

18

△76

加重平均普通株式数(千株)

91,829

96,647

普通株式増加数

 

 

新株予約権(千株)

2,234

希薄化後の加重平均普通株式数(千株)

94,064

96,647

希薄化後1株当たり四半期利益又は損失(△)(円)

0.20

△0.79

(注)1.当社は2021年9月30日を効力発生日として基準日である2021年9月30日の株主の保有する株式を1株につき1,000株の割合で株式分割を実施していますなお当該株式分割に伴い要約四半期連結財務諸表で表示される前第3四半期連結会計期間及び当第3四半期連結会計期間の1株当たり情報について株式分割調整後の数値を表示しています

   2.当第3四半期連結会計期間において、希薄化性潜在的株式が1,821千株ありますが、逆希薄化効果を有するため、希薄化後1株当たり四半期損失の計算から除外されています。

3.当社は、2021年12月15日に東京証券取引所市場第一部に上場したため、前第3四半期連結累計期間の希薄化後1株当たり四半期利益は、新規上場日から前第3四半期連結累計期間の末日までの平均株価を期中平均株価とみなして算定しています。

 

 

11.営業費用

 営業費用の内訳は以下の通りです。

 

 

 

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2021年4月1日

至 2021年12月31日)

 

当第3四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年12月31日)

回収手数料

3,991

 

4,248

請求書発行手数料

1,650

 

1,598

貸倒引当金繰入(注)1

25

 

320

貸倒損失(注)1

1,825

 

1,590

債権売却損(注)2

244

 

334

広告宣伝費

157

 

493

販売促進費

470

 

486

給料手当

714

 

909

賞与

119

 

148

法定福利費

138

 

177

雑給

273

 

281

募集費

78

 

78

業務委託費

725

 

915

運用費

364

 

478

保守費

88

 

99

減価償却費及び償却費

981

 

1,034

租税公課

211

 

331

上場準備費用

269

 

その他

763

 

955

合計

13,096

 

14,480

 

(注)1.貸倒損失及び貸倒引当金繰入の詳細については、注記「12.金融商品(1)信用リスク管理」に記載しています。

2. NP掛け払いに係る未収入金について、社内督促及び外部委託による回収手続きを経て回収が見込まれない債権を売却しており、売却時における債権売却損が認識されています。

 

12.金融商品

(1)信用リスク管理

 信用リスクとは、加盟店又は購入者が契約上の義務を果たすことができなかった場合に当社グループが負う財務上の損失リスクです。

 現金及び現金同等物については、その取引先が信用力の高い金融機関のみであることから、信用リスクは限定的です。

 営業債権及びその他の債権について、信用リスクに晒されています。信用リスクは、取引の相手方の契約不履行その他の理由により財務上の損失が発生するリスクであり、主として当社グループの加盟店及び購入者に対するリスクからなります。当社グループは、与信管理規程に従い、加盟店及び購入者ごとの期日管理及び残高管理を行うとともに、主な加盟店及び購入者の信用状況を定期的に把握する体制としています。なお、当社グループは、特定の相手先又はその相手先が所属するグループについて、過度に集中した信用リスクを有していません。

 当社グループでは、信用リスク特性に基づき債権等を区分して損失評価引当金を算定しています。営業債権及びその他の債権については、常に全期間の予想信用損失と同額で損失評価引当金を測定しています。

 要約四半期連結財務諸表に表示されている金融資産の減損後の帳簿価額は、関連する担保又はその他の信用補完を考慮に入れない、当社グループの金融資産の信用リスクに対するエクスポージャーの最大値です。なお、信用リスクに関するエクスポージャーに関し、関連する担保及びその他に信用補完するものはありません。

 

(顧客取引に関わるリスク)

 当社グループの主力事業である決済ソリューション事業においては、多数分散した顧客基盤を有していること及びBNPL決済サービスの取引金額に上限を設けており、顧客に対する債権についての信用リスクは限定的です。

 当社グループは、各連結会計期間において個別に重要な金融資産は回収不能な金額、個別に重要でない金融資産は、過去の実績率に将来の経済状況の予測を加味した金額により減損損失を計上するために、貸倒引当金を使用しています。当該金融資産に係る貸倒引当金は、要約四半期連結財政状態計算書上、「営業債権及びその他の債権」に含まれています。

 全期間の予想損失に等しい金額で測定した営業債権に対する貸倒引当金の増減は、以下の通りです。

 

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2021年4月1日

至 2021年12月31日)

 

当第3四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年12月31日)

期首残高

4,749

 

5,015

期中増加額

2,109

 

2,245

期中減少額(目的使用)

△2,070

 

△1,924

期末残高

4,788

 

5,336

 

 

(2)金融商品の公正価値

 公正価値で測定される金融商品について、測定に用いたインプットの観察可能性及び重要性に応じた公正価値測定額を、レベル1からレベル3まで分類しています。

レベル1:活発な市場における同一の資産又は負債の市場価格(無調整)

レベル2:レベル1以外の、観察可能な価格を直接又は間接的に使用して算出された公正価値

レベル3:観察不能なインプットを含む評価技法から算出された公正価値

 

① 公正価値の算定方法

 金融商品の公正価値の算定方法は以下の通りです。

 

(現金及び現金同等物、営業債権及びその他の債権、営業債務及びその他の債務)

 短期間で決済されるため、公正価値は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。

 

(1年以内返済予定の長期借入金、長期借入金)

 帳簿価額と公正価値がほぼ同額であるとみなされる変動金利付債務及び1年以内返済予定の長期借入金を除く長期借入金については、同様の契約条項での市場金利を使用した将来キャッシュ・フローの現在価値を公正価値として、レベル2に分類しています。

 

(敷金及び保証金)

 敷金及び保証金の公正価値は帳簿価額に近似することから、当該帳簿価額によっています。

 

(その他の金融資産)

 投資事業有限責任組合への出資は、組合財産を公正価値評価できるものには公正価値評価を行った上、当該公正価値に対する持分相当額を投資事業有限責任組合への出資金の公正価値とみなしています。

 非上場株式の公正価値については、適切な評価技法を用いて算定しています。

 上記以外のその他の金融資産については、短期間で決済されるもの等、公正価値は帳簿価額に近似していることから、当該帳簿価額によっています。

 

② 償却原価で測定される金融商品

 償却原価で測定される主な金融商品の帳簿価額と公正価値は以下の通りです。なお、帳簿価額と公正価値がほぼ等しい金融商品は下表に含めていません。前連結会計年度及び当第3四半期連結会計期間においてレベル1、2及び3の間の重要な振替はありません。

 

 前連結会計年度(2022年3月31日)

(単位:百万円)

 

帳簿価額

 

公正価値

 

 

レベル1

 

レベル2

 

レベル3

 

合計

償却原価で測定する金融負債

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 長期借入金

4,955

 

 

5,007

 

 

5,007

 

 

 当第3四半期連結会計期間(2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

帳簿価額

 

公正価値

 

 

レベル1

 

レベル2

 

レベル3

 

合計

償却原価で測定する金融負債

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 長期借入金

4,962

 

 

4,990

 

 

4,990

(注)各期の帳簿価額は、借入時に生じたアレンジメントフィーを控除した金額です。

 

 レベル2の公正価値測定に用いられる評価技法は主に割引キャッシュ・フロー法であり、重要なインプットは主に割引率です。

 

 

③ 公正価値で測定される金融商品

 公正価値で測定される金融商品の公正価値ヒエラルキーは以下の通りです。前連結会計年度及び当第3四半期連結会計期間においてレベル1、2及び3の間の重要な振替はありません。

 

 前連結会計年度(2022年3月31日)

 該当事項はありません。

 

 

 当第3四半期連結会計期間(2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

レベル1

 

レベル2

 

レベル3

 

合計

金融資産

 

 

 

 

 

 

 

 純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

 

 

 

  株式

 

 

300

 

300

  投資事業有限責任組合への出資

 

 

13

 

13

合計

 

 

313

 

313

 レベル3に分類される金融商品は、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産のうち、活発な市場における公表価格が入手できない金融商品です。

 

 レベル3に分類された金融商品の増減は以下の通りです。

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2021年4月1日

至 2021年12月31日)

 

当第3四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年12月31日)

期首残高

 

利得及び損失

 

 

 

 純損益

 

△1

購入

 

315

期末残高

 

313

上記の金融商品に関し、純損益に認識された利得及び損失は、要約四半期連結損益計算書の「金融費用」に含まれています。

 

 

13.関連当事者

(1)関連当事者との取引

 前第3四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年12月31日)

(単位:百万円)

関係の内容

名称

取引内容

取引金額

未決済残高

主要株主

リコーリース株式会社

優先株式の償還(注)1

2,112

-

主要株主

AP Cayman Partners Ⅲ-Ⅰ,L.P.

AP Cayman Partners Ⅲ,L.P

アドバンテッジパートナーズ投資組合67号

Japan Fund Ⅴ,L.P.

投資事業有限責任組合アドバンテッジパートナーズⅤ号

株式会社AP66

当社の銀行借入れに対する担保(注)2

-

-

役員

柴田 紳

新株予約権の行使(注)3

270

-

役員

鈴木 史朗

新株予約権の行使(注)3

120

-

(注)1.2021年8月2日の償還請求権行使に基づき、当社優先株式2,000,000株を1株当たり1,056円で取得しています。

2. 当社が締結した金銭消費貸借契約上の債務の担保として、保有する当社株式の全てを金融機関の担保に供していましたが、2021年11月11日付で株式会社東京証券取引所から新規上場承認を受けたことにより、2021年11月26日付で当該株式の担保権は全て解除されています。

3. 2017年1月19日付のみなし株主総会決議に基づき付与された第1回有償ストック・オプションの当事業年度における権利行使を記載しています。

 

 当第3四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)

 

関連当事者との取引については、重要な取引等がないため、記載を省略しています。

 

(2)主要な役員に対する報酬

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2021年4月1日

至 2021年12月31日)

 

当第3四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年12月31日)

 

百万円

 

百万円

基本報酬及び賞与

60

 

74

譲渡制限付株式報酬

 

6

合計

60

 

81

(注)1.当社グループにおける役員の報酬は、個人の業績及び市場動向をもとに、株主総会により上限額が決定されます。

 

14.後発事象

当社グループにおいて、重要な該当事項はありません。

 

2【その他】

 該当事項はありません。