当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当社グループは、2019年5月14日に発表し、2021年5月14日、2022年5月13日に数値目標を修正した中期経営計画における「短期的な利益追求ではなく、積極的に投資を実行し、さらなる成長と中長期的な企業価値の向上を図る」というコンセプトのもと、当第3四半期連結累計期間においてCGS事業の主力SaaSである「NJSS」のさらなる成長・拡大及び新規CGSの創出、CGSのリソース供給源であるクラウドソーシングサービス「シュフティ」のユーザー利便性向上のためのサービス改修や安定的運営のためのカスタマーサポート改善、企業のアウトソーシングニーズに対応するBPO事業における受注の改善・拡大に注力いたしました。
この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は3,509,966千円(前年同期比18.4%増)、EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額(以下同様))は112,401千円(前年同期比190.2%増)、営業利益は45,312千円(前年同期は、17,167千円の営業損失)、経常利益は50,342千円(前年同期は19,082千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は11,922千円(前年同期は108,788千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。また、NJSS、えんフォト、fondeskといったSaaSのARR(年間経常収益)を合計した全社ARRは35億円を超え成長基調を継続しております。
各セグメントの業績は、次のとおりであります。
① CGS事業 NJSS
CGS事業の主力SaaSである「NJSS」については、「ARPU(一件当たり日割り売上高)と有料契約件数の最適化を図ることで将来にわたる売上高を拡大する」という方針に基づき各種施策を展開した結果、有料契約件数は解約数を抑えつつ新規契約を着実に獲得することができたことから、2022年12月末時点で5,398件と、2022年3月末比で694件増加いたしました。ARPUは1,190円と概ね横ばいとなりましたが、今後、新機能リリース等により、中長期的に維持・増加を目指してまいります。
また、カスタマーサクセスの強化により、有料契約件数をベースにした12ヶ月平均の解約率は1.42%(同2022年3月末1.48%)と前連結会計年度から1.4%台を維持し、ARR(年間経常収益)も約24億円と成長を続けております。
この結果、当第3四半期連結累計期間におけるCGS事業 NJSSの売上高は1,746,138千円(前年同期比18.2%増)となり、セグメントEBITDAは675,316千円(前年同期比21.0%増)、セグメント利益は663,762千円(前年同期比20.0%増)となりました。
(注) 1.ARPU:有料契約一件当たりの日割り売上高。
2.解約率:前月末有料契約件数に対する当月解約件数の割合。上表は12ヶ月平均の数値。
3.LTV:「顧客生涯価値」。ARPU×1/解約率×粗利率90%で算出。
4.ARR:「年間定額収益」。各四半期末時点のMRRに12を乗じて算出。
CGS事業におけるSaaSである「fondesk」は、新型コロナウイルスの影響によるリモートワークの社会浸透に伴いバックオフィス業務のDX化を支援するサービスの一つとしての認知をさらに拡大させ着実に需要を取り込んだことで、2022年12月末時点で有料契約件数が3,896件と2022年3月末比で581件増加いたしました。
また、2022年7月1日に行った料金改定による従量料金の増加によりARPUが15,056円となりました。加えて継続的なプロダクト・サービス改善によって、直近12ヶ月の平均月次解約率は過去最低の1.5%となりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間におけるCGS事業 fondeskの売上高は479,906千円(前年同期比44.1%増)となり、セグメントEBITDAは42,461千円(前年同期比741.1%増)、セグメント利益は41,962千円(前年同期比804.7%増)となりました。
(注) 1.ARPU:有料契約一件当たりの月割り売上高。
2.解約率:前月末有料契約件数に対する当月解約件数の割合。上表は12ヶ月平均の数値。
3.ARR:「年間経常収益」。各四半期サブスクリプション売上高と各四半期リカーリング売上高の合計に4を乗じて算出。
CGS事業におけるSaaSである「えんフォト」は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、新規契約園獲得のための対面営業活動が制限されたものの、電話・メール・ビデオ会議システムを活用しながら着実に契約園数を伸ばすことができました。また、2020年12月に完全子会社化した出張撮影マッチングサービス「OurPhoto(アワーフォト)」を運営するOurPhoto株式会社とのシナジー創出等に注力しつつ、サービス成長やユーザー利便性向上のための施策を着実に実施いたしました。
この結果、当第3四半期連結累計期間におけるCGS事業 フォトの売上高は410,901千円(前年同期比23.9%増)となり、セグメントEBITDAは△171,555千円(前年同期は△151,659千円)、セグメント損失は195,201千円(前年同期は174,728千円のセグメント損失)となりました。
(注) ARR:「年間経常収益」。各四半期リカーリング売上高に4を乗じて算出。
BPO事業におきましては、納品検収時期のずれなどの影響により売上高は前年同期比6.6%増で落ち着くも、新型コロナウイルスの影響によるリモートワークの社会浸透を背景とする紙の電子化需要や電子帳簿保存法の改正の影響により引き合いが好調に推移いたしました。また、SaaS型データ自動化サービス「eas(イース/Entry Automation System)」においても機能開発など成長のための施策に着手しております。
この結果、当第3四半期連結累計期間におけるBPO事業の売上高は851,764千円(前年同期比6.6%増)となり、セグメントEBITDAは51,042千円(前年同期比3.1%増)、セグメント利益は26,191千円(前年同期比6.2%減)となりました。
クラウドソーシング事業におきましては、「シュフティ」に登録されているクラウドワーカー数は2022年12月末時点で約45万人となっておりますが、CGSにリソースを供給するためのプラットフォームとして、ユーザー利便性向上のためのサービス改修や安定的運営のためのカスタマーサポート改善に継続的に取り組んでおります。
この結果、当第3四半期連結累計期間におけるクラウドソーシング事業の売上高は21,256千円(前年同期比6.8%減)となり、セグメントEBITDAは△14,666千円(前年同期は△21,699千円)、セグメント損失は14,953千円(前年同期は22,030千円のセグメント損失)となりました。
また、財政状態につきましては、次のとおりであります。
当第3四半期連結会計期間末の総資産については、前連結会計年度末と比べ58,566千円増加し、4,397,054千円となりました。
これは主に現金及び預金の減少185,761千円、投資有価証券の増加122,938千円、無形固定資産その他の増加136,165千円によるものです。
負債については、前連結会計年度末と比べ64,773千円増加し、2,274,876千円となりました。これは主に契約負債の増加195,356千円、賞与引当金の増加40,142千円、流動負債その他の減少167,050千円によるものです。
純資産については、前連結会計年度末と比べ6,207千円減少し、2,122,178千円となりました。これは資本金の増加3,160千円、資本剰余金の増加3,160千円、利益剰余金の減少11,922千円によるものです。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更はありません。
該当事項はありません。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの資本の財源及び資金の流動性についての分析に重要な変更はありません。
当社は、2022年12月15日開催の取締役会において、同日付けで株式譲渡契約を締結することを決議し、2023年1月4日付けで株式会社ブレインフィードの全株式を取得しております。
なお、当該契約に関する事項の概要は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項」の(重要な後発事象)に記載のとおりであります。