第2 【事業の状況】

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生又は前年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものであります。
 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、企業収益の一部に弱さが見られたものの、新型コロナウイルス感染症の経済活動への影響が徐々に薄らぐなか、雇用情勢や個人消費が緩やかに改善するなど、総じて緩やかな持ち直しの動きのなかで推移しました。

 

当第3四半期連結累計期間の経営成績は、営業収益が906,324百万円で前年同期に比べ1,754百万円の増収
(+0.2%)、営業利益は200,012百万円で27,672百万円の増益(+16.1%)、経常利益は183,004百万円で32,244百万円の増益(+21.4%)となりました。

特別損益につきましては、前年同期において投資有価証券売却益7,756百万円、関係会社株式売却益1,853百万円を特別利益に、固定資産除却関連損14,060百万円を特別損失に計上したのに対して、当第3四半期連結累計期間においては、固定資産売却益6,401百万円、投資有価証券売却益2,459百万円を特別利益に、固定資産除却関連損16,249百万円、投資有価証券評価損2,637百万円、エクイティ出資評価損4,543百万円を特別損失に計上しております。

この結果、税金等調整前四半期純利益は168,435百万円となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期に比べ15,666百万円増益(+18.0%)の102,809百万円となりました。

 

当第3四半期連結累計期間の経営成績及び各セグメントの経営成績は次のとおりであります。

 

(単位:百万円)

 

区  分

前第3四半期(累計)

当第3四半期(累計)

増減

営業収益

904,570

906,324

1,754

営業利益

172,340

200,012

27,672

経常利益

150,760

183,004

32,244

親会社株主に帰属する四半期純利益

87,142

102,809

15,666

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前第3四半期(累計)

当第3四半期(累計)

営業収益

営業利益又は

営業損失(△)

営業収益

営業利益又は

営業損失(△)

コマーシャル不動産

事業

566,929

143,590

516,037

121,913

住宅事業

214,133

8,218

200,374

10,137

海外事業

73,958

28,969

121,694

69,178

投資マネジメント事業

23,973

11,099

41,127

19,382

設計監理・

不動産サービス事業

37,433

△1,096

40,798

420

その他の事業

7,600

△1,228

7,135

△1,514

調整額

△19,459

△17,212

△20,843

△19,506

合  計

904,570

172,340

906,324

200,012

 

(a)コマーシャル不動産事業

・当第3四半期連結累計期間において、オフィスビルは、新規ビル(常盤橋タワー(TOKYO TORCH 東京駅前常盤橋プロジェクトA棟))の稼働による増収等があった一方で、主に既存ビル等における前年度計上の一時的な収入の反動減により、減収となりました。

なお、当社の2022年12月末の空室率は4.37%となっております。

・商業施設やホテルは、新型コロナウイルス感染症による各種制限が緩和された影響等により、増収となりました。

・その他、オフィスビル等の売却の反動により、不動産販売が大幅な減収となりました。

・この結果、当セグメントの営業収益は50,892百万円減収の516,037百万円となり、営業利益は21,676百万円減益の121,913百万円となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

摘  要

前第3四半期(累計)

当第3四半期(累計)

貸付面積

営業収益

貸付面積

営業収益

不動産

賃貸

丸の内オフィス

 

(所有)

1,350,936

 

195,669

 

(所有)

1,317,270

 

190,108

 

(転貸)

397,800

 

 

(転貸)

392,285

 

東京オフィス

(丸の内以外)

 

(所有)

597,393

 

111,850

 

(所有)

591,214

 

109,678

 

(転貸)

908,398

 

 

(転貸)

815,385

 

オフィス

(東京以外)

 

(所有)

590,968

 

45,096

 

(所有)

574,262

 

46,400

 

(転貸)

287,848

 

 

(転貸)

286,030

 

アウトレットモール

 

(店舗)

335,486

 

32,574

 

(店舗)

362,070

 

36,952

その他

26,795

27,539

不動産販売

93,478

22,906

その他(注2)

61,465

82,452

合  計

566,929

516,037

(注)1. 営業収益には、セグメント間の内部営業収益又は振替高を含めております。

2. その他には、建物運営管理受託収入、営繕請負工事収入、ホテル事業収入等が含まれております。

 

(b)住宅事業

・マンション事業の主な売上計上物件

「ザ・パークハウス 新浦安マリンヴィラ」    (千葉県浦安市)

「ザ・パークハウス アーバンス御徒町」     (東京都台東区)

「ザ・パークハウス 堀川六角」         (京都府京都市)

「ザ・パークハウス 高槻天神町」        (大阪府高槻市)

・当第3四半期連結累計期間において、国内分譲マンション事業は、一戸当たりの販売単価は上昇したものの、売上計上戸数が減少したことにより減収となりました。一方で、その他の事業では賃貸マンションや有料老人ホーム等の収益用不動産の売却等により増収となりました。

・この結果、当セグメントの営業収益は13,758百万円減収の200,374百万円となりましたが、営業利益は1,918百万円増益の10,137百万円となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

摘  要

前第3四半期(累計)

当第3四半期(累計)

販売数量等

営業収益

販売数量等

営業収益

マンション

 

売上計上戸数

1,353

 

93,524

 

売上計上戸数

696

 

52,554

住宅管理業務受託

 

受託件数

347,701

 

40,927

 

受託件数

343,218

 

41,307

注文住宅

 

 

25,060

 

 

27,188

その他

 

 

54,621

 

 

79,324

合  計

 

 

214,133

 

 

200,374

(注)1. 営業収益には、セグメント間の内部営業収益又は振替高を含めております。

2. 他社との共同事業物件の売上計上戸数及び金額は当社持分によっております。

 

(c)海外事業

・当第3四半期連結累計期間において、アジアは分譲マンション事業による売上計上戸数の減少等により減収となりましたが、米国はオフィスビルの稼働率上昇等により、英国はオフィスビルの売却によりそれぞれ増収となりました。

・この結果、当セグメントの営業収益は47,736百万円増収の121,694百万円となり、営業利益は40,208百万円増益の69,178百万円となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

摘  要

前第3四半期(累計)

当第3四半期(累計)

貸付面積等

営業収益

貸付面積等

営業収益

不動産開発

・賃貸

米国

 

貸付面積

421,321

 

60,041

 

貸付面積

495,611

 

68,075

 

管理受託面積

97,527

 

 

管理受託面積

97,527

 

欧州

 

貸付面積

62,319

 

2,955

 

貸付面積

59,254

 

42,716

アジア

 

貸付面積

57,860

 

10,553

 

貸付面積

8,025

 

8,052

 

売上計上戸数

1,183

 

 

売上計上戸数

957

 

その他

 

 

407

 

 

2,850

合  計

 

 

73,958

 

 

121,694

(注)営業収益には、セグメント間の内部営業収益又は振替高を含めております。

 

(d)投資マネジメント事業

・当第3四半期連結累計期間においては、米国で当社グループがアセットマネジメントを行うファンドが保有する資産の時価評価額の増加に伴う一過性のフィーが増加したこと等により、増収となりました。

・この結果、当セグメントの営業収益は17,153百万円増収の41,127百万円となり、営業利益は8,283百万円増益の19,382百万円となりました。

 

 

(単位:百万円)

摘  要

営  業  収  益

前第3四半期(累計)

当第3四半期(累計)

投資マネジメント

23,973

41,127

合  計

23,973

41,127

(注)営業収益には、セグメント間の内部営業収益又は振替高を含めております。

 

(e)設計監理・不動産サービス事業

・㈱三菱地所設計において、2023年度着工予定の、「Torch Tower(TOKYO TORCH 東京駅前常盤橋プロジェクトB棟)」等の設計監理業務等の収益を計上しました。

・当第3四半期連結累計期間においては、設計監理収益は売上件数が減少したものの、1件当たりの金額が増加したこと等により増収となり、不動産仲介・駐車場運営管理は、新型コロナウイルス感染症による各種制限の緩和及び不動産仲介取扱件数の増加等により、増収となりました。

・この結果、当セグメントの営業収益は3,364百万円増収の40,798百万円となり、営業損益は1,517百万円改善し、420百万円の利益を計上しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

摘  要

前第3四半期(累計)

当第3四半期(累計)

売上件数等

営業収益

売上件数等

営業収益

設計監理

 

受注件数

830

 

11,485

 

受注件数

851

 

12,487

 

売上件数

712

 

 

売上件数

663

 

不動産仲介

 

取扱件数

776

 

5,176

 

取扱件数

869

 

6,533

駐車場運営管理

 

管理台数

58,743

 

7,880

 

管理台数

58,513

 

8,241

その他

 

 

12,891

 

 

13,536

合  計

 

 

37,433

 

 

40,798

(注)営業収益には、セグメント間の内部営業収益又は振替高を含めております。

 

 (2) キャッシュ・フローの状況

当第3四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前四半期純利益、コマーシャル・ペーパーの発行等による収入、有形固定資産の取得等による支出により、279,384百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第3四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、40,236百万円の資金の増加(前年同期比△134,611百万円)となりました。これは、税金等調整前四半期純利益168,435百万円に非資金損益項目である減価償却費69,775百万円等を調整した資金の増加に対し、棚卸資産の増加、法人税等の支払又は還付等により資金が減少したことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第3四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、200,909百万円の資金の減少(前年同期比+22,501百万円)となりました。これは有形固定資産の取得等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第3四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、198,654百万円の資金の増加(前年同期比+80,548百万円)となりました。これはコマーシャル・ペーパーの発行等によるものであります。

 

 (3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

 (4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

 (5) 財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針

当第3四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について、重要な変更はありません。

 

 (6) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

 (7) 資本の財源及び資金の流動性についての分析

当社グループは、業界最上位の格付に裏打ちされた強固な財務基盤が重要な経営資源の一つであると位置づけ、財務健全性の維持と高格付を活かした適時最適な調達の実現を財務戦略の基本方針としております。

2020年4月から開始した「長期経営計画2030」においても、ROAの向上を通じたROEの向上に主眼を置き、レバレッジについては現状の格付水準が維持可能な範囲で適切にコントロールすることを基本方針としており、不動産市況に応じた、成長投資・資産売却・株主還元・資金調達の最適な組み合わせによる企業価値向上を実現して参ります。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当社は、2022年12月6日付で、株式会社ティーケーピー傘下の株式会社TKPSPV-9号が保有する、日本リージャスホールディングス株式会社の全株式を取得することに合意し、同日付で株式譲渡契約を締結しました。

詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(重要な後発事象)」に記載のとおりであります。