第5【経理の状況】

1 連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について

(1)当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号。以下「連結財務諸表規則」という。)第93条の規定により、国際会計基準(以下「IFRS」という。)に準拠して作成しております。

 

(2)当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号。以下「財務諸表等規則」という。)に基づいて作成しております。

 なお、当社は、特例財務諸表提出会社に該当し、財務諸表等規則第127条の規定により財務諸表を作成しております。

 

2 監査証明について

 当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、連結会計年度(2022年1月1日から2022年12月31日まで)の連結財務諸表及び事業年度(2022年1月1日から2022年12月31日まで)の財務諸表について、有限責任 あずさ監査法人により監査を受けております。

 

3 連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組み及びIFRSに基づいて連結財務諸表等を適正に作成することができる体制の整備について

 当社は、連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みを行っております。具体的には、会計基準等の内容を適切に把握し、連結財務諸表等に反映できる体制を整備するため、公益財団法人財務会計基準機構へ加入し、研修等に参加しております。

 また当社は、国際会計基準審議会が公表するプレスリリースや基準書を随時入手し、最新の基準の情報を把握するとともに、IFRSに基づく適正な連結財務諸表等を作成するために、IFRSに準拠したグループ会計方針を作成し、それに基づいて会計処理を行っております。

 

1【連結財務諸表等】

(1)【連結財務諸表】

①【連結財政状態計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

前年度

(2021年12月31日)

当年度

(2022年12月31日)

資産

 

 

 

流動資産

 

 

 

現金及び現金同等物

52,743

37,438

営業債権及びその他の債権

8 31

395,974

415,676

棚卸資産

200,828

234,969

未収法人所得税等

 

2,232

7,354

その他の金融資産

13

7,119

10,028

その他の流動資産

14

34,081

32,062

小計

 

692,980

737,529

売却目的で保有する資産

10

7,196

流動資産合計

 

700,176

737,529

非流動資産

 

 

 

有形固定資産

11

818,398

834,721

のれん及び無形資産

12

2,819,634

3,027,929

持分法で会計処理されている投資

37

6,640

6,722

その他の金融資産

13

126,295

125,780

繰延税金資産

28

34,549

54,888

確定給付資産

18

23,981

24,004

その他の非流動資産

14

18,071

18,767

非流動資産合計

 

3,847,572

4,092,815

資産合計

 

4,547,748

4,830,344

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

前年度

(2021年12月31日)

当年度

(2022年12月31日)

負債及び資本

 

 

 

負債

 

 

 

流動負債

 

 

 

営業債務及びその他の債務

15

531,573

591,869

社債及び借入金

16 31 34

423,652

367,267

未払法人所得税等

 

36,841

30,906

引当金

19

13,253

14,103

その他の金融負債

16

111,585

135,983

その他の流動負債

20

125,985

125,816

流動負債合計

 

1,242,891

1,265,946

非流動負債

 

 

 

社債及び借入金

16 31 34

1,172,551

1,130,042

確定給付負債

18

24,053

20,349

繰延税金負債

28

203,579

213,494

その他の金融負債

16

139,194

131,792

その他の非流動負債

19 20

6,330

5,774

非流動負債合計

 

1,545,709

1,501,452

負債合計

 

2,788,600

2,767,399

 

 

 

 

資本

 

 

 

資本金

21

220,044

220,044

資本剰余金

21

161,731

161,793

利益剰余金

21

1,064,644

1,165,542

自己株式

21

923

1,178

その他の資本の構成要素

 

311,607

514,532

親会社の所有者に帰属する持分合計

 

1,757,104

2,060,734

非支配持分

 

2,043

2,210

資本合計

 

1,759,148

2,062,945

負債及び資本合計

 

4,547,748

4,830,344

 

②【連結損益計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前年度

(自 2021年1月1日

  至 2021年12月31日)

 当年度

(自 2022年1月1日

  至 2022年12月31日)

売上収益

24

2,236,076

2,511,108

売上原価

 

1,383,195

1,589,272

売上総利益

 

852,881

921,835

販売費及び一般管理費

25

634,940

678,018

その他の営業収益

26

46,055

16,850

その他の営業費用

12 26

52,096

43,619

営業利益

 

211,900

217,048

金融収益

27

5,754

5,498

金融費用

27

18,516

17,221

持分法による投資損益

37

687

667

税引前利益

 

199,826

205,992

法人所得税費用

28

46,003

54,275

当期利益

 

153,823

151,717

 

 

 

 

当期利益の帰属:

 

 

 

親会社の所有者

 

153,500

151,555

非支配持分

 

322

162

合計

 

153,823

151,717

 

 

 

 

基本的1株当たり利益(円)

29

302.92

299.10

希薄化後1株当たり利益(円)

29

302.89

299.06

 

③【連結包括利益計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前年度

(自 2021年1月1日

  至 2021年12月31日)

 当年度

(自 2022年1月1日

  至 2022年12月31日)

当期利益

 

153,823

151,717

 

 

 

 

その他の包括利益

 

 

 

純損益に振り替えられることのない項目

 

 

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定される金融商品への投資の公正価値の変動

30

8,080

991

確定給付制度に係る再測定

18 30

4,607

3,776

純損益に振り替えられる可能性のある項目

 

 

 

キャッシュ・フロー・ヘッジ

30 31

5,071

2,865

ヘッジコスト

30 31

172

122

在外営業活動体の換算差額

30

139,707

209,867

持分法適用会社に対する持分相当額

30

319

155

その他の包括利益合計

30

141,799

210,063

当期包括利益合計

 

295,622

361,781

 

 

 

 

当期包括利益合計の帰属:

 

 

 

親会社の所有者

 

295,255

361,604

非支配持分

 

366

177

 

④【連結持分変動計算書】

前年度(自 2021年1月1日 至 2021年12月31日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

区分

注記

親会社の所有者に帰属する持分

資本金

資本剰余金

利益剰余金

自己株式

その他の資本の構成要素

その他の包括利益を通じて公正価値で測定される金融商品への投資の公正価値の変動

確定給付制度

に係る再測定

キャッシュ

・フロー・

ヘッジ

2021年1月1日現在の残高

 

220,044

161,783

967,230

1,031

39,605

2,526

当期包括利益

 

 

 

 

 

 

 

 

当期利益

 

 

 

153,500

 

 

 

 

その他の包括利益

 

 

 

 

 

8,080

4,584

5,072

当期包括利益合計

 

153,500

8,080

4,584

5,072

非金融資産等への振替

 

 

 

 

 

 

 

111

所有者との取引

 

 

 

 

 

 

 

 

剰余金の配当

22

 

 

54,220

 

 

 

 

自己株式の取得

 

 

 

 

26

 

 

 

自己株式の処分

 

 

0

 

134

 

 

 

株式報酬取引

23

 

52

 

 

 

 

 

その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替

 

 

 

1,865

 

6,450

4,584

 

その他の増減

 

 

 

 

 

 

 

 

所有者からの拠出及び所有者への分配合計

 

52

56,085

108

6,450

4,584

所有者との取引合計

 

52

56,085

108

6,450

4,584

2021年12月31日現在の残高

 

220,044

161,731

1,064,644

923

37,975

7,486

 

 

 

 

 

 

 

 

 

区分

注記

親会社の所有者に帰属する持分

非支配持分

資本合計

その他の資本の構成要素

親会社の

所有者に

帰属する

持分合計

ヘッジ

コスト

在外営業

活動体の

換算差額

その他の

資本の構成

要素合計

2021年1月1日現在の残高

 

773

126,739

168,097

1,516,124

1,691

1,517,816

当期包括利益

 

 

 

 

 

 

 

当期利益

 

 

 

153,500

322

153,823

その他の包括利益

 

172

140,006

141,755

141,755

43

141,799

当期包括利益合計

 

172

140,006

141,755

295,255

366

295,622

非金融資産等への振替

 

 

 

111

111

 

111

所有者との取引

 

 

 

 

 

 

 

剰余金の配当

22

 

 

54,220

13

54,233

自己株式の取得

 

 

 

26

 

26

自己株式の処分

 

 

 

135

 

135

株式報酬取引

23

 

 

52

 

52

その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替

 

 

 

1,865

 

その他の増減

 

 

 

 

所有者からの拠出及び所有者への分配合計

 

1,865

54,163

13

54,177

所有者との取引合計

 

1,865

54,163

13

54,177

2021年12月31日現在の残高

 

601

266,746

311,607

1,757,104

2,043

1,759,148

 

当年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

区分

注記

親会社の所有者に帰属する持分

資本金

資本剰余金

利益剰余金

自己株式

その他の資本の構成要素

その他の包括利益を通じて公正価値で測定される金融商品への投資の公正価値の変動

確定給付制度

に係る再測定

キャッシュ

・フロー・

ヘッジ

2022年1月1日現在の残高

 

220,044

161,731

1,064,644

923

37,975

7,486

当期包括利益

 

 

 

 

 

 

 

 

当期利益

 

 

 

151,555

 

 

 

 

その他の包括利益

 

 

 

 

 

991

3,765

2,866

当期包括利益合計

 

151,555

991

3,765

2,866

非金融資産等への振替

 

 

 

 

 

 

 

2,042

所有者との取引

 

 

 

 

 

 

 

 

剰余金の配当

22

 

 

55,738

 

 

 

 

自己株式の取得

 

 

 

 

263

 

 

 

自己株式の処分

 

 

0

 

8

 

 

 

株式報酬取引

23

 

61

 

 

 

 

 

その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替

 

 

 

5,081

 

1,316

3,765

 

その他の増減

 

 

 

 

 

 

 

 

所有者からの拠出及び所有者への分配合計

 

62

50,657

255

1,316

3,765

所有者との取引合計

 

62

50,657

255

1,316

3,765

2022年12月31日現在の残高

 

220,044

161,793

1,165,542

1,178

35,667

2,577

 

 

 

 

 

 

 

 

 

区分

注記

親会社の所有者に帰属する持分

非支配持分

資本合計

その他の資本の構成要素

親会社の

所有者に

帰属する

持分合計

ヘッジ

コスト

在外営業

活動体の

換算差額

その他の

資本の構成

要素合計

2022年1月1日現在の残高

 

601

266,746

311,607

1,757,104

2,043

1,759,148

当期包括利益

 

 

 

 

 

 

 

当期利益

 

 

 

151,555

162

151,717

その他の包括利益

 

122

210,019

210,048

210,048

15

210,063

当期包括利益合計

 

122

210,019

210,048

361,604

177

361,781

非金融資産等への振替

 

 

 

2,042

2,042

 

2,042

所有者との取引

 

 

 

 

 

 

 

剰余金の配当

22

 

 

55,738

15

55,753

自己株式の取得

 

 

 

263

 

263

自己株式の処分

 

 

 

8

 

8

株式報酬取引

23

 

 

61

 

61

その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替

 

 

 

5,081

 

その他の増減

 

 

 

4

4

所有者からの拠出及び所有者への分配合計

 

5,081

55,931

10

55,941

所有者との取引合計

 

5,081

55,931

10

55,941

2022年12月31日現在の残高

 

478

476,765

514,532

2,060,734

2,210

2,062,945

 

⑤【連結キャッシュ・フロー計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前年度

(自 2021年1月1日

  至 2021年12月31日)

 当年度

(自 2022年1月1日

  至 2022年12月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

税引前利益

 

199,826

205,992

減価償却費及び償却費

 

134,815

140,419

減損損失

12

13,442

18,490

受取利息及び受取配当金

 

2,880

2,656

支払利息

 

12,700

12,306

持分法による投資損益(△は益)

 

687

667

固定資産除売却損益(△は益)

 

31,083

9,540

営業債権の増減額(△は増加)

 

11,812

826

棚卸資産の増減額(△は増加)

 

14,566

27,957

営業債務の増減額(△は減少)

 

9,598

25,737

未払酒税の増減額(△は減少)

 

9,106

4,062

確定給付資産負債の増減額(△は減少)

 

2,084

1,441

その他

 

75,992

3,369

小計

 

396,535

362,049

利息及び配当金の受取額

 

3,116

3,344

利息の支払額

 

11,224

10,839

法人所得税の支払額

 

50,615

88,562

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

337,812

265,991

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前年度

(自 2021年1月1日

  至 2021年12月31日)

 当年度

(自 2022年1月1日

  至 2022年12月31日)

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

有形固定資産の取得による支出

 

80,803

83,049

有形固定資産の売却による収入

 

46,321

25,109

無形資産の取得による支出

 

11,832

16,796

無形資産の売却による収入

 

18,740

868

投資有価証券の取得による支出

 

464

552

投資有価証券の売却による収入

 

30,159

8,483

持分法で会計処理されている投資の売却による収入

 

676

連結の範囲の変更を伴う子会社株式等の取得による支出

33

14,762

2,661

連結の範囲の変更を伴う子会社株式等の売却による収入

33

396

条件付対価の決済による支出

 

2,357

その他

 

2,103

1,091

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

14,348

69,186

 

 

 

 

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

短期借入金の増減額(△は減少)

34

440,775

8,527

リース負債の返済による支出

34

25,215

23,307

長期借入による収入

34

191,000

長期借入の返済による支出

34

183,688

51,460

社債の発行による収入

34

282,048

60,000

社債の償還による支出

34

88,328

140,000

自己株式の取得による支出

 

26

263

配当金の支払

22

54,220

55,738

その他

 

1,119

258

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

320,325

219,556

現金及び現金同等物に係る為替変動による影響

 

1,144

7,447

現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

 

4,283

15,304

現金及び現金同等物の期首残高

48,460

52,743

現金及び現金同等物の期末残高

52,743

37,438

 

【連結財務諸表注記】
1 報告企業

 アサヒグループホールディングス株式会社(以下「当社」という。)は日本に所在する企業であります。当社及び子会社(以下総称して「当社グループ」という。)は、酒類、飲料及び食品の製造・販売等を行っております。

 

2 作成の基礎

 当社グループの連結財務諸表は、連結財務諸表規則第1条の2に掲げる指定国際会計基準特定会社の要件を全て満たすことから、同第93条の規定により、IFRSに準拠して作成しております。当社グループの2022年12月31日に終了する連結会計年度の連結財務諸表は、2023年3月28日に当社代表取締役社長 兼 CEO 勝木 敦志及び最高財務責任者 﨑田 薫より公表の承認を得ております。

 当社グループの連結財務諸表は、「4 重要な会計方針」に記載している金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成しております。

 IFRSに準拠した連結財務諸表の作成にあたり、一部の重要な事項について会計上の見積りを行う必要があります。また、グループの会計方針を適用する過程において、経営者が自ら判断を行うことが求められます。

 当社グループの連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円により表示されております。なお、当社グループの連結財務諸表において、百万円未満の端数は切り捨てて表示しております。

 

3 未適用の公表済基準書及び解釈指針

 連結財務諸表の承認日までに新設又は改訂が行われた主な公表済みの基準書及び解釈指針のうち、適用が強制されないため、当年度末において適用していないものは以下のとおりです。なお、これらの適用による当社グループへの影響は検討中であり、現時点で見積ることはできません。

基準書

基準名

強制適用時期

(以降開始年度)

当社グループ

適用年度

新設・改訂の概要

IFRS第17号

保険契約

2023年1月1日

2023年12月期

保険契約についての首尾一貫した会計処理を策定

 

4 重要な会計方針

 連結財務諸表の作成にあたって採用した主要な会計方針は以下のとおりであります。これらの方針は、特に断りのない限り、表示されている全期間に一貫して適用されております。

 

(1)連結

① 子会社

 子会社とは、当社グループにより支配されている企業をいいます。投資先への関与により生じる変動リターンに対するエクスポージャー又は権利を有し、かつ、投資先に対するパワーにより当該リターンに影響を及ぼす能力を有している場合には、当社グループは投資先を支配していると判断しております。

 子会社の財務諸表は、支配開始日から支配終了日までの間、連結財務諸表に含まれております。子会社の財務諸表は、当社グループが適用する会計方針と整合させるため、必要に応じて調整しております。

 グループ会社間の債権債務残高、取引、及びグループ内取引によって発生した未実現損益は、連結財務諸表作成にあたり消去しております。

 なお、決算日が異なる子会社の財務諸表は、連結決算日現在で実施した仮決算に基づく財務諸表を使用しております。

 

② 関連会社及び共同支配企業

 関連会社とは、当社グループがその財務及び経営方針に対して重要な影響力を有している企業をいいます。当社グループが他の企業の議決権の20パーセント以上を保有する場合、当社グループは当該他の企業に対して重要な影響力を有していると推定しております。共同支配企業とは、取決めに対する共同支配を有する当事者が当該取決めの純資産に対する権利を有している共同支配の取決めをいいます。

 関連会社及び共同支配企業に対する持分は、持分法を用いて会計処理しております(持分法適用会社)。これらは、当初認識時に取得原価で認識し、それ以後、当社グループの重要な影響力又は共同支配が終了する日まで、持分法適用会社の純資産に対する当社グループの持分の変動を連結財務諸表に含めて認識しております。当社グループの投資には、取得時に認識したのれんが含まれております。

 

 関連会社及び共同支配企業の会計方針が、当社グループが採用した方針と異なる場合には、一貫性を保つため必要に応じて調整しております。

 

(2)企業結合

 企業結合は取得法を用いて会計処理しております。取得対価は、被取得企業の支配と交換に譲渡した資産、引き受けた負債及び当社が発行する資本性金融商品の取得日の公正価値の合計として測定されます。

 のれんは、移転した企業結合の対価、被取得企業の非支配持分の金額及び取得企業が以前に保有していた被取得企業の資本持分の公正価値の合計額が、取得日における識別可能資産及び引受負債の正味価額を上回る場合に、その超過額として測定しております。下回る場合は、純損益として認識しております。当社グループは、非支配持分を公正価値で測定するか、又は識別可能な純資産の認識金額の比例持分で測定するかを個々の取引ごとに選択しております。発生した取得費用は費用として処理しております。なお、支配獲得後の非支配持分の追加取得については、資本取引として処理し、当該取引からのれんは認識しておりません。

 また、共通支配下の企業又は事業が関わる企業結合(すべての結合企業又は結合事業が最終的に企業結合の前後で同じ当事者によって支配され、その支配が一時的でない企業結合)については、帳簿価額に基づき会計処理しております。

 

(3)外貨換算

① 機能通貨及び表示通貨

 当社グループの各企業の財務諸表に含まれる項目は、その企業が業務を行う主要な経済環境における通貨(以下、「機能通貨」といいます。)を用いて測定しております。連結財務諸表は日本円により表示されており、これは当社グループの表示通貨であります。

 

② 取引及び取引残高

 外貨建取引は、取引日の為替レートを用いて、機能通貨に換算しております。取引の決済から生じる外国為替差額並びに外貨建の貨幣性資産及び負債を期末日の為替レートで換算することによって生じる外国為替差額は、純損益において認識しております。ただし、その他の包括利益を通じて測定される金融資産及び適格キャッシュ・フロー・ヘッジ、在外営業活動体に対する純投資ヘッジから生じる換算差額については、その他の包括利益として認識しております。

 

③ 在外営業活動体

 表示通貨とは異なる機能通貨を使用しているすべての在外営業活動体の業績及び財政状態は、以下の方法で表示通貨に換算しております。なお、在外営業活動体には、超インフレ経済の通貨を使用している会社は存在しません。

(ⅰ)資産及び負債は、期末日現在の決算日レートで換算

(ⅱ)収益及び費用は、平均レートで換算(ただし、当該平均レートが取引日における換算レートの累積的な影響の合理的な概算値とはいえない場合は除く。この場合は収益及び費用を取引日レートで換算)

(ⅲ)結果として生じるすべての為替差額はその他の包括利益で認識し、その他の資本の構成要素である在外営業活動体の換算差額に累積

 在外営業活動体の部分的処分又は売却時には、その他の包括利益に認識された為替差額は売却に伴う利得又は損失の一部分として純損益で認識しております。

 

(4)有形固定資産

 建物及び構築物、機械装置及び運搬具、工具、器具及び備品並びに土地は、主に製造・加工設備、本店設備で構成されております。有形固定資産は、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した価額で計上しております。取得原価には、当該資産の取得に直接関連する費用、解体、除去及び設置していた場所の原状回復費用並びに資産計上すべき借入費用が含まれます。

 取得後支出は、当該項目に関連する将来の経済的便益が当社グループに流入する可能性が高く、かつ、その費用を合理的に見積ることができる場合には、当該資産の帳簿価額に含めるか又は適切な場合には個別の資産として認識しております。取り替えられた部分についてはその帳簿価額の認識を中止しております。その他の修繕及び維持費は、発生した会計期間の純損益として認識しております。

 土地は減価償却しておりません。他の資産の減価償却額は、各資産の取得原価を残存価額まで以下の主な見積耐用年数にわたって定額法で配分することにより算定しております。

建物及び構築物   3年から50年

機械装置及び運搬具 2年から15年

工具、器具及び備品 2年から20年

 有形固定資産の残存価額、耐用年数及び減価償却方法は各期末日に見直し、必要があれば修正しております。処分に係る利得又は損失は、対価と帳簿価額を比較することで算定し、純損益として認識しております。

 

(5)借入費用

 適格資産の取得、構築又は製造に直接関連する借入費用は、その資産が意図した使用又は売却することができるようになるまで、その資産の取得原価に加算されます。適格資産への支出までの特定の借入金の一時的な投資からの獲得投資収益は、資産計上可能な借入費用と相殺されます。

 その他の借入費用は、発生した会計年度の純損益として認識されます。

 

(6)のれん及び無形資産

① のれん

 のれんは、毎期減損テストを実施し、取得原価から減損損失累計額を控除した額が帳簿価額となります。のれんの減損損失は戻入れを行いません。事業の売却による損益には、その事業に関連するのれんの帳簿価額が含まれております。

 のれんは企業結合から便益を受けることが期待される資金生成単位又は資金生成単位グループに配分されます。

 

② 商標権

 個別に取得した商標権は、取得原価により表示しております。企業結合により取得した商標権は、取得日の公正価値により認識しております。商標権については、耐用年数が確定できないものを除き一定の耐用年数を定め、取得原価から償却累計額及び減損損失累計額を控除した金額で計上されます。償却額は、商標権の取得原価を主に20年から40年の見積耐用年数にわたって定額法で配分することにより算定しております。

 

③ ソフトウェア

 ソフトウェアは、取得原価から償却累計額及び減損損失累計額を控除した額を帳簿価額として認識しております。

 当社グループ独自のソフトウェアの設計及びテストに直接関連する開発費は、信頼性をもって測定可能であり、技術的に実現可能であり、将来経済的便益を得られる可能性が高く、当社グループが開発を完成させ、当該資産を使用する意図及びそのための十分な資源を有している場合にのみ無形資産として認識しております。

 これらの要件を満たさないその他の開発費は、発生時に費用として認識しております。過去に費用として認識された開発費は、その後の会計期間において資産として認識されることはありません。

 ソフトウェアは、主として5年の見積耐用年数にわたり定額法により償却しております。

 ソフトウェアの保守に関連する費用は、発生時に費用認識しております。

 

④ その他無形資産

 その他無形資産は、取得原価に基づき認識しております。企業結合により取得し、のれんとは区別して識別された無形資産の取得原価は企業結合日の公正価値で測定しております。その他無形資産については一定の耐用年数を定め、取得原価から償却累計額及び減損損失累計額を控除した金額で計上されます。しかし、一部の無形資産(借地権等)は事業を継続する限り基本的に存続するため、耐用年数が確定できないと判断し、償却しておりません。償却額は、各その他無形資産の取得原価を見積耐用年数にわたって定額法で配分することにより算定しております。

 

 無形資産の残存価額、耐用年数及び償却方法は各期末日に見直し、必要があれば修正しております。

 

(7)リース

① 借手としてのリース

 当社グループは、リースの開始日に使用権資産とリース負債を認識します。使用権資産は、取得原価で当初測定しております。この取得原価は、リース負債の当初測定額に、開始日又はそれ以前に支払ったリース料を調整し、発生した当初直接コストと原資産の解体及び除去、原資産又は原資産の設置された敷地の原状回復の際に生じるコストの見積りを加え、受領済みのリース・インセンティブを控除して算定します。当社グループは、連結財政状態計算書において、使用権資産を「有形固定資産」及び「無形資産」に、リース負債を「その他の金融負債」に含めて表示しております。

 当初認識後、使用権資産は、開始日から使用権資産の耐用年数の終了時又はリース期間の終了時のいずれか早い方の日まで、定額法により減価償却します。使用権資産の見積耐用年数は、自己所有の有形固定資産と同様に決定します。さらに、使用権資産は、該当ある場合、減損損失によって減額され、特定のリース負債の再測定に際して調整されます。

 リース負債は、開始日時点で支払われていないリース料をリースの計算利子率又は計算利子率を容易に算定できない場合には当社グループの追加借入利子率で割り引いた現在価値で当初測定しております。通常、当社グループは割引率として追加借入利子率を用いております。

 また、当社グループは、短期リース及び少額資産のリースにつき、認識の免除規定を適用しております。さらに当社グループは、「COVID-19に関連した賃料減免(IFRS第16号の改訂)」を適用しております。実務上の便法を適用しており、これによってCOVID-19の感染拡大の直接的な結果として受けたレント・コンセッションが、リースの条件変更に該当するか否かを評価する必要がありません。当社グループは、類似の特性を有し、且つ類似の状況にある契約には、実務上の便法を一貫して適用します。当社グループが実務上の便法を適用しないことを選択するリースのレント・コンセッション、又は実務上の便法の適用対象にあたらないリースのレント・コンセッションについて、当社グループはリースの条件変更であるかどうか評価します。

 

② 貸手としてのリース

 当社グループが貸手となるリースについては、リース契約時にそれぞれのリースをファイナンス・リース又はオペレーティング・リースに分類します。

 それぞれのリースを分類するにあたり、当社グループは、原資産の所有に伴うリスクと経済価値が実質的にすべて移転するか否かを総合的に評価しております。移転する場合はファイナンス・リースに、そうでない場合はオペレーティング・リースに分類します。この評価の一環として、当社グループは、リース期間が原資産の経済的耐用年数の大部分を占めているかなど、特定の指標を検討します。

 当社グループが中間の貸手である場合、ヘッドリースとサブリースは別個に会計処理します。サブリースの分類は、原資産ではなくヘッドリースから生じる使用権資産を参照して判定します。ヘッドリースが上記の免除規定を適用して会計処理する短期リースである場合、サブリースはオペレーティング・リースとして分類します。当社グループは、連結財政状態計算書において、当該サブリースに係る貸手のファイナンス・リースを「営業債権及びその他の債権」及び「その他の非流動資産」に含めて表示しております。

 

(8)非金融資産の減損

 のれん及び耐用年数が確定できない無形資産は償却の対象ではなく、毎期減損テストを実施しております。その他の非金融資産は、事象の発生あるいは状況の変化により、その帳簿価額が回収できない可能性を示す兆候がある場合に、減損について検討しております。資産の帳簿価額が回収可能価額を超過する金額については減損損失を認識しております。回収可能価額とは、資産の処分コスト控除後の公正価値と、使用価値のいずれか高い金額であります。減損を評価するために、資産は個別に識別可能なキャッシュ・フローが存在する最小単位(資金生成単位)に分けられます。のれんを除く減損損失を認識した非金融資産については、減損損失が戻入れとなる可能性について、各期末日に再評価を行います。

 

(9)金融商品

① 金融資産

(ⅰ)当初認識及び測定

 当社グループは、契約の当事者となった時点で金融資産を認識しております。通常の方法で売買される金融資産は取引日に認識しております。金融資産は事後に償却原価で測定される金融資産又は公正価値で測定される金融資産に分類しております。

 純損益を通じて公正価値で測定される金融資産は公正価値で当初認識しております。その他の包括利益を通じて公正価値で測定される金融資産及び償却原価で測定される金融資産は、取得に直接起因する取引コストを公正価値に加算した金額で当初認識しております。ただし、重大な金融要素を含んでいない営業債権は取引価格で当初認識しております。

(a)償却原価で測定される金融資産

 当社グループの事業モデルの目的が契約上のキャッシュ・フローを回収するために資産を保有すること、また、契約条件により、元本及び元本残高に対する利息の支払のみであるキャッシュ・フローが特定の日に生じるという条件がともに満たされる場合にのみ、償却原価で測定される金融資産に分類しております。

(b)公正価値で測定される金融資産

 上記の2つの条件のいずれかが満たされない場合は公正価値で測定される金融資産に分類されます。

 当社グループは、公正価値で測定される金融資産については、純損益を通じて公正価値で測定しなければならない売買目的で保有する資本性金融商品を除き、個々の金融商品ごとに、その他の包括利益を通じて公正価値で測定するという取消不能の指定を行うかを決定しております。指定を行わなかった資本性金融商品は、純損益を通じて公正価値で測定しております。

 デリバティブについては「⑤ デリバティブ及びヘッジ会計」に記載しております。

 

(ⅱ)事後測定

 金融資産は、それぞれの分類に応じて以下のとおり事後測定しております。

(a)償却原価で測定される金融資産

 実効金利法による償却原価で測定しております。

(b)公正価値で測定される金融資産

 期末日における公正価値で測定しております。

 公正価値の変動額は、金融資産の分類に応じて純損益又はその他の包括利益で認識しております。

 なお、その他の包括利益を通じて公正価値で測定すると指定された資本性金融商品から生じる受取配当金については純損益で認識し、公正価値が著しく下落した場合又は処分を行った場合は、その他の包括利益累計額を利益剰余金に振り替えております。

 

(ⅲ)認識の中止

 金融資産は、投資からのキャッシュ・フローを受け取る契約上の権利が消滅したとき又は当該投資が譲渡され、当社グループが所有に係るリスクと経済価値のほとんどすべてを移転したときに認識を中止します。

 

② 金融資産の減損

 当社グループは、償却原価で測定される金融資産の回収可能性に関し、期末日ごとに予想信用損失の見積りを行っております。

 当初認識後に信用リスクが著しく増大していない金融商品については、12ヶ月以内の予想信用損失を損失評価引当金として認識しております。当初認識後に信用リスクが著しく増大している金融商品については、全期間の予想信用損失を損失評価引当金として認識しております。ただし、営業債権については、常に全期間の予想信用損失で損失評価引当金を測定しております。

 信用リスクが著しく増大している金融資産のうち、減損している客観的証拠がある金融資産については、帳簿価額から損失評価引当金を控除した純額に実効金利を乗じて利息収益を測定しております。

 金融資産の全部又は一部について回収ができず、又は回収が極めて困難であると判断された場合には債務不履行と判断しております。

 減損の客観的な証拠が存在するかどうかを判断する場合に当社グループが用いる要件には以下のものがあります。

・発行体又は債務者の重大な財政的困難

・利息又は元本の支払不履行又は延滞などの契約違反

・借手の財政的困難に関連した経済的又は法的な理由による、そうでなければ当社グループが考えないような、借手への譲歩の供与

・借手が破産又は他の財務的再編成に陥る可能性が高くなったこと

・当該金融資産についての活発な市場が財政的困難により消滅したこと

 

 金融資産の全体又は一部を回収するという合理的な予想を有していない場合は、当該金額を金融資産の帳簿価額から直接減額しております。以後の期間において損失評価引当金の変動は、減損利得又は減損損失として純損益に認識します。

 

③ 金融負債

(ⅰ)当初認識及び測定

 当社グループは、契約の当事者となった時点で金融負債を認識しております。金融負債は純損益を通じて公正価値で測定される金融負債と償却原価で測定される金融負債に分類しております。純損益を通じて公正価値で測定される金融負債は公正価値で当初測定しておりますが、償却原価で測定される金融負債は取得に直接起因する取引コストを公正価値から減算した金額で当初測定しております。

 

(ⅱ)事後測定

 金融負債は、それぞれの分類に応じて以下のとおり事後測定しております。

(a)純損益を通じて公正価値で測定される金融負債

 期末日における公正価値で測定しております。

(b)償却原価で測定される金融負債

 実効金利法による償却原価で測定しております。

 

(ⅲ)認識の中止

 金融負債は、契約上の義務が免責、取消し又は失効した場合に認識を中止しております。

 

④ 金融商品の相殺

 金融資産及び金融負債は、認識された金額を相殺する法的に強制力のある権利を有しており、かつ、純額で決済するか、資産の実現と負債の決済を同時に実行する意図を有する場合にのみ相殺し、連結財政状態計算書において純額で表示しております。

 

⑤ デリバティブ及びヘッジ会計

 デリバティブはデリバティブ契約を締結した日の公正価値で当初認識を行い、当初認識後は期末日ごとに公正価値で再測定を行っております。再測定の結果生じる利得又は損失の認識方法は、デリバティブがヘッジ手段として指定されているかどうか、また、ヘッジ手段として指定された場合にはヘッジ対象の性質によって決まります。

 当社グループは一部のデリバティブについてキャッシュ・フロー・ヘッジ(認識されている資産もしくは負債に関連する特定のリスク又は可能性の非常に高い予定取引のヘッジ)のヘッジ手段として指定を行っており、一部の外貨建借入金及び外貨建社債については、在外営業活動体に対する純投資のヘッジ手段として指定を行っております。

 当社グループは、取引開始時に、ヘッジ手段とヘッジ対象との関係並びにこれらのヘッジ取引の実施についてのリスク管理目的及び戦略について文書化しております。また、当社グループはヘッジ開始時及び継続的に、ヘッジ取引に利用したデリバティブ又はデリバティブ以外のヘッジ手段がヘッジ対象のキャッシュ・フロー又は在外営業活動体に対する純投資の為替の変動を相殺するために有効であるかどうかについての評価も文書化しております。

 ヘッジの有効性は継続的に評価しており、ヘッジ対象とヘッジ手段との間に経済的関係があること、信用リスクの影響が経済的関係から生じる価値変動に著しく優越するものではないこと並びにヘッジ関係のヘッジ比率が実際にヘッジしているヘッジ対象及びヘッジ手段の数量から生じる比率と同じであることのすべてを満たす場合に有効と判定しております。

 キャッシュ・フロー・ヘッジのヘッジ手段として指定され、かつ、その要件を満たすデリバティブの公正価値の変動のうち有効部分は、その他の包括利益で認識しております。非有効部分に関する利得又は損失は、直ちに純損益として認識しております。

 その他の包括利益を通じて認識された利得又は損失の累積額は、ヘッジ対象から生じるキャッシュ・フローが純損益に影響を与える期に純損益に振り替えております。しかし、ヘッジ対象である予定取引が非金融資産(例えば、棚卸資産又は有形固定資産)の認識を生じさせるものである場合には、それまでその他の包括利益に繰り延べていた利得又は損失を振り替え、当該資産の当初の取得原価の測定に含めております。繰り延べていた金額は最終的には、棚卸資産の場合には売上原価として、また、有形固定資産の場合には減価償却費として認識されます。

 ヘッジ手段の失効又は売却等によりヘッジ会計の要件をもはや満たさなくなった場合には、将来に向かってヘッジ会計の適用を中止しております。ヘッジされた将来キャッシュ・フローがまだ発生すると見込まれる場合は、その他の包括利益に認識されている利得又は損失の累積額を引き続きその他の包括利益累計額として認識しております。予定取引の発生がもはや見込まれなくなった場合等は、その他の包括利益に認識していた利得又は損失の累積額を直ちに純損益に振り替えております。

 在外営業活動体に対する純投資の為替変動リスクをヘッジする目的で保有するデリバティブ及び借入金等のデリバティブ以外のヘッジ手段は、在外営業活動体に対する純投資のヘッジとして、為替変動額をヘッジ効果が認められる範囲内でその他の包括利益として認識しております。デリバティブ及びデリバティブ以外のヘッジ手段に係る為替変動額のうち、ヘッジの非有効部分及びヘッジ有効性評価の対象外の部分については純損益として認識しております。

 純投資ヘッジにより、その他の包括利益として認識した利得又は損失の累積額は、在外営業活動体の処分時に純損益に振り替えております。

 

(10)現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物は、手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資から構成されております。

 

(11)棚卸資産

 棚卸資産は、取得原価と正味実現可能価額のいずれか低い額で認識しております。原価は、商品、製品及び半製品については主として総平均法、原材料及び貯蔵品については主として移動平均法を用いて算定しております。商品、製品及び半製品の取得原価は、原材料費、直接労務費、その他の直接費及び関連する製造間接費(正常生産能力に基づいている)から構成されます。正味実現可能価額は、通常の事業の過程における予想売価から関連する見積販売費を控除した額であります。

 

(12)売却目的で保有する資産又は処分グループ

 継続的な使用ではなく、売却により回収が見込まれる資産又は処分グループのうち、売却する可能性が非常に高く、かつ現在の状態で即時に売却可能である場合には、売却目的で保有する資産又は処分グループとして分類しております。売却目的で保有する資産又は処分グループの一部である資産は減価償却又は償却は行いません。売却目的で保有する資産又は処分グループは、帳簿価額と売却コスト控除後の公正価値のうち、いずれか低い方の金額で測定しております。

 

(13)従業員給付

① 退職後給付

 グループ会社は、さまざまな年金制度を有しております。当社グループは確定給付制度を採用し、一部の連結子会社において退職給付信託を設定しております。当該制度に加えて、一部の連結子会社は確定拠出制度及び退職金前払制度を導入しております。

 確定給付制度は、確定拠出制度以外の退職後給付制度であります。確定拠出制度は、雇用主が一定額の掛金を他の独立した企業に拠出し、その拠出額以上の支払について法的又は推定的債務を負わない退職後給付制度であります。

 確定給付制度においては、制度ごとに、従業員が過年度及び当年度において提供したサービスの対価として獲得した将来給付額を見積り、当該金額を割り引くことによって確定給付制度債務の現在価値を算定しております。確定給付制度債務の現在価値から制度資産の公正価値を控除した金額を確定給付負債(資産)として認識しております。確定給付制度債務は予測単位積増方式により算定しております。割引率は、将来の毎年度の給付支払見込日までの期間を基に割引期間を設定し、割引期間に対応した期末日時点の優良社債の市場利回りに基づき決定しております。制度への拠出金は、定期的な数理計算により算定し、通常、保険会社又は信託会社が管理する基金へ支払を行っております。

 計算の結果、当社グループにとって確定給付制度が積立超過である場合は、制度からの将来の払戻額又は制度への将来拠出額の減額の形で享受可能な経済的便益の現在価値を限度として確定給付資産を測定しております。経済的便益の現在価値の算定に際しては、当社グループの制度に対して適用されている最低積立要件を考慮しております。経済的便益については、それが制度存続期間内又は年金負債の決済時に実現可能である場合に、当社グループは当該経済的便益を享受することが可能であるとしております。

 当社グループは、確定給付制度から生じる確定給付負債(資産)の純額の再測定をその他の包括利益に認識し、直ちに利益剰余金に振り替えております。

 なお、確定拠出制度への拠出は、従業員がサービスを提供した期間に、従業員給付費用として純損益で認識しております。

 

② 短期従業員給付

 短期従業員給付については、割引計算は行わず、関連するサービスが提供された時点で費用として認識しております。賞与については、当社グループが従業員から過去に提供された労働の結果として支払うべき現在の法的又は推定的債務を負っており、かつ、その金額を信頼性をもって見積ることができる場合に、それらの制度に基づいて支払われると見積られる額を負債として認識しております。

 

(14)株式報酬

 従業員に付与される持分決済型の株式報酬の付与日における公正価値は、通常、その権利確定期間にわたり費用として認識し、同額を資本の増加として認識しております。ただし、付与した持分決済型の株式報酬の権利が直ちに確定する場合は、付与日に全額を費用及び資本の増加として認識しております。

 現金決済型の株式報酬の公正価値は、その権利確定期間にわたり費用として認識し、同額を負債の増加として認識しております。なお、報告日及び決済日において当該負債の公正価値を再測定し、公正価値の変動を純損益として認識しております。

 

(15)引当金

 当社グループは過去の事象の結果として現在の法的又は推定的債務を有しており、当該債務を決済するために資源の流出が必要となる可能性が高く、その金額について信頼性をもって見積ることができる場合に引当金を認識しております。

 同種の債務が多数ある場合、決済に要するであろう資源の流出の可能性は同種の債務全体を考慮して決定しております。同種の債務のうちある一つの項目について流出の可能性が低いとしても、引当金は認識されます。

 引当金は、現時点の貨幣の時間価値の市場評価と当該債務に特有なリスクを反映した税引前の割引率を用いて、債務の決済に必要とされると見込まれる支出の現在価値として測定しております。時の経過による引当金の増加は利息費用として認識しております。

 

(16)資本

 普通株式は資本に分類しております。

 新株(普通株式)又はストック・オプションの発行に直接関連する増分費用は資本から控除しております。

 当社グループ内の会社が当社の株式を買い入れる場合(自己株式)、当該株式が消却され又は再発行されるまで、支払われた対価は直接関連する増分費用(税引後)も含めて、当社の株主に帰属する資本から控除しております。その後、当該普通株式が再発行される場合、直接関連する増分費用及び関連する法人所得税の税効果を考慮した後の受入対価を当社の株主に帰属する資本に認識します。

 

(17)収益

 当社グループは、下記の5ステップアプローチに基づき、収益を認識しております。

ステップ1:顧客との契約を識別する

ステップ2:契約における履行義務を識別する

ステップ3:取引価格を算定する

ステップ4:取引価格を契約における履行義務に配分する

ステップ5:企業が履行義務の充足時に収益を認識する

 

 当社グループは、物品の販売については、通常は物品の引渡時点において顧客が当該物品に対する支配を獲得することから、履行義務が充足されると判断しており、当該物品の引渡時点で収益を認識しております。また、収益は、返品、リベート及び割引額を差し引いた純額で測定しております。

 取引の対価は履行義務を充足してから主に1年以内に受領しているため、実務上の便法を使用し、重要な金融要素の調整は行っておりません。

 顧客に約束した財を移転する前に、当社グループがその財を支配している場合には本人として取引を行っているものと考え、移転する特定された財と交換に権利を得ると見込んでいる取引の総額を収益として認識しております。

 

(18)政府補助金

 政府補助金は、補助金が交付されるための付帯条件が満たされ、かつ、補助金を受領することについて合理的な保証が得られた場合に認識されます。政府補助金は、補助金で補償することが意図されている関連コストが費用として認識される期間にわたって、規則的に純損益として認識されます。資産に関する政府補助金の場合には、繰延収益として認識され、関連資産の見積耐用年数にわたって均等に純損益に認識されます。公正価値により測定される非貨幣性資産による補助金も同様に処理されます。収益に関する補助金の場合には、関連する費用を認識した期に、その他の営業収益に含めて処理されます。

 

(19)配当金

 当社の株主に対する配当のうち、期末配当は当社の株主総会により承認された日、中間配当は取締役会により承認された日の属する期間の負債として認識しております。

 

(20)法人所得税

 法人所得税は当期税金及び繰延税金から構成されております。法人所得税は、収益又は費用として認識し当期の純損益に含めております。ただし、法人所得税が、その他の包括利益で認識される項目あるいは資本に直接認識される項目に関連する場合を除きます。この場合は、その税金もまた、その他の包括利益で認識あるいは資本において直接認識しております。

 当期税金は、税務当局から還付もしくは税務当局に対する納付が予想される金額で測定され、税額の算定に使用する税率及び税法は、期末日で施行又は実質的に施行されている税法に基づき算定しております。

 繰延税金は、資産及び負債の税務基準額と連結財政状態計算書上の帳簿価額との間に生じる一時差異に対して認識しております。ただし、のれんの当初認識により生じる一時差異については繰延税金負債を認識しておりません。また、企業結合ではなく、取引日に会計上の純損益にも課税所得(欠損金)にも影響を与えない取引における、資産又は負債の当初認識から生じる一時差異についても、繰延税金資産・負債を認識しません。繰延税金の算定には、期末日までに施行又は実質的に施行されており、関連する繰延税金資産が実現する期又は繰延税金負債が決済される期において適用されると予想される法定(及び税法)税率を使用しております。

 繰延税金資産は、一時差異を利用できるだけの課税所得が生じる可能性が高い範囲内においてのみ認識しております。

 子会社、関連会社に対する投資から生じる一時差異に対して繰延税金資産・負債を認識しておりますが、繰延税金負債については、当社グループが一時差異を解消する時期をコントロールしており、かつ、予測可能な期間内に当該一時差異が解消しない可能性が高い場合は繰延税金負債を認識しておりません。

 当期税金資産と当期税金負債を相殺する法的に強制力のある権利が存在し、かつ、繰延税金資産及び負債が、同一の納税事業体に対して、同一の税務当局によって課されている法人所得税に関連するものである場合には、繰延税金資産及び負債は相殺されます。

 なお、当社及び国内の100%出資子会社は、一つの連結納税グループとして法人税の申告・納付を行う連結納税制度を適用しております。

 

5 重要な会計上の見積り及び判断

 連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定の設定を行っております。見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直されます。会計上の見積りの見直しによる影響は、その見積りを見直した連結会計年度と将来の連結会計年度において認識されます。当連結会計年度末においては、新型コロナウイルス感染症の影響が来期以降も継続するものと仮定し、連結財務諸表の金額に重要な影響を与える見積り及び判断をしております。翌連結会計年度において資産や負債の帳簿価額に重要な修正を加えることにつながる重要なリスクを伴う見積り及びその基礎となる仮定は以下のとおりであります。

・非金融資産の減損(注記11、12)

 

6 事業セグメント

(1)一般情報

 当社グループは、経営陣のレビューを受け戦略的意思決定において活用されている報告書に基づき事業セグメントを決定しております。

 当社グループの事業セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、経営陣が経営資源の配分の決定等のために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

 当社は、グループ全体の戦略策定及び経営管理に特化するGlobal Headquartersと、各地域の特性に合わせた酒類、飲料製品等の製造・販売の戦略を策定・実行する地域統括会社であるRegional Headquarters(RHQ)から構成される経営体制を構築しています。当社は、各RHQを管掌する責任者を配置し、グローバル戦略を踏まえた各地域における事業戦略の策定等を統括しています。

 したがって、当社グループは、酒類、飲料製品等の製造・販売を基礎としたRHQの所在地域別のセグメントから構成されており、「日本」、「欧州」、「オセアニア」、「東南アジア」の4つの事業を報告セグメントにしております。

報告セグメント

主な製品及びサービス

日本

酒類、飲料、食品、薬品の製造・販売

欧州

酒類の製造・販売

オセアニア

酒類・飲料の製造・販売

東南アジア

飲料の製造・販売

 経営陣は、セグメント利益又は損失の測定結果に基づいて、事業セグメントの実績を評価しております。

 

前年度(自 2021年1月1日 至 2021年12月31日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

日本

欧州

オセアニア

東南アジア

その他

(注)

調整額

連結

売上収益

 

 

 

 

 

 

 

 

対外部売上収益

1,215,527

472,227

499,723

42,635

5,962

2,236,076

2,236,076

セグメント間売上収益

3,856

2,155

270

49

6,332

6,332

売上収益合計

1,219,383

474,383

499,994

42,684

5,962

2,242,408

6,332

2,236,076

セグメント利益又は損失(△)

119,575

46,030

62,536

485

2,307

229,964

18,064

211,900

セグメント資産

1,020,517

1,615,798

1,777,958

43,014

7,048

4,464,337

83,411

4,547,748

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費及び償却費

52,760

45,440

29,483

2,090

2,208

131,983

2,832

134,815

減損損失

2,029

11,141

271

13,442

13,442

持分法による投資損益

27

548

111

687

687

持分法で会計処理されている投資

2,035

3,872

732

6,640

6,640

非流動資産に追加される支出

(金融商品及び繰延税金資産を

除く)

56,298

43,303

15,603

1,709

124

117,038

1,366

118,404

(注) 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、飼料事業他を含んでおります。

 

 セグメント利益又は損失(△)の調整額△18,064百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用△18,110百万円、セグメント間取引消去等45百万円が含まれております。全社費用は、主として純粋持株会社である当社において発生するグループ管理費用であります。セグメント間の内部取引における価額は、外部顧客との取引価額に準じております。

 セグメント資産の調整額83,411百万円には、各報告セグメントに配分していない全社資産137,930百万円、セグメント間の債権と債務の相殺消去額等△54,518百万円が含まれております。全社資産は、主として純粋持株会社である当社における資産であります。

 

当年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

日本

欧州

オセアニア

東南アジア

その他

(注)

調整額

連結

売上収益

 

 

 

 

 

 

 

 

対外部売上収益

1,297,197

572,662

580,845

51,639

8,764

2,511,108

2,511,108

セグメント間売上収益

4,534

1,213

2,321

40

8,110

8,110

売上収益合計

1,301,731

573,875

583,167

51,680

8,764

2,519,219

8,110

2,511,108

セグメント利益又は損失(△)

96,417

55,163

80,177

633

1,257

233,647

16,599

217,048

セグメント資産

997,249

1,798,105

1,918,822

45,472

9,025

4,768,675

61,669

4,830,344

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費及び償却費

54,175

49,184

32,580

2,128

596

138,665

1,754

140,419

減損損失

18,304

185

18,490

18,490

持分法による投資損益

171

467

28

667

667

持分法で会計処理されている投資

2,217

3,455

1,051

6,724

1

6,722

非流動資産に追加される支出

(金融商品及び繰延税金資産を

除く)

55,429

56,422

24,195

931

204

137,183

1,281

138,465

(注) 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、飼料事業他を含んでおります。

 

 セグメント利益又は損失(△)の調整額△16,599百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用△17,505百万円、セグメント間取引消去等905百万円が含まれております。全社費用は、主として純粋持株会社である当社において発生するグループ管理費用であります。セグメント間の内部取引における価額は、外部顧客との取引価額に準じております。

 セグメント資産の調整額61,669百万円には、各報告セグメントに配分していない全社資産86,216百万円、セグメント間の債権と債務の相殺消去額等△24,547百万円が含まれております。全社資産は、主として純粋持株会社である当社における資産であります。

 

(報告セグメントの変更に関する事項)

 当社は、日本、欧州、オセアニア、東南アジアの各地域統括会社であるRegional Headquartersごとに事業競争力をさらに高めつつ、グローバルでのシナジーを創出し、5つのグローバルプレミアムブランドの拡大展開を強化していくことを目的に、当社機能の一部である国内事業の事業管理等に関する事業を、2022年1月1日を効力発生日として100%子会社であるアサヒグループジャパン株式会社に会社分割により承継しております。

 これにより、当社グループの報告セグメントは、従来「酒類事業」、「飲料事業」、「食品事業」、「国際事業」としておりましたが、当年度より「日本」、「欧州」、「オセアニア」、「東南アジア」に変更することといたしました。

 なお、前年度のセグメント情報は、変更後の報告セグメントの区分に基づき作成したものを開示しております。

 

(2)製品及びサービスに関する情報

 「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 24 売上収益」をご参照ください。

 

(3)地域に関する情報

 地域に関する情報は、対外部収益は顧客の所在地を基礎とし、非流動資産は資産の所在地を基礎として日本及び海外に分類しております。

 

対外部売上収益

(単位:百万円)

 

 

前年度

(自 2021年1月1日

至 2021年12月31日)

当年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

日本

1,203,594

1,281,768

海外

1,032,481

1,229,340

うち、オーストラリア

457,287

534,961

合計

2,236,076

2,511,108

 

非流動資産

(単位:百万円)

 

 

前年度

(2021年12月31日)

当年度

(2022年12月31日)

日本

492,658

456,927

海外

3,163,446

3,424,491

うち、オーストラリア

1,628,853

1,745,295

うち、チェコ及びスロバキア

664,255

748,340

合計

3,656,105

3,881,419

 

(4)主要な顧客に関する情報

 外部顧客への売上収益のうち、連結損益計算書の売上収益の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。

 

 

7 現金及び現金同等物

 前年度及び当年度の連結財政状態計算書における現金及び現金同等物の残高と連結キャッシュ・フロー計算書上の現金及び現金同等物の残高は一致しております。

 

 現金及び現金同等物の内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前年度

(2021年12月31日)

当年度

(2022年12月31日)

現金及び預金

52,743

37,438

合計

52,743

37,438

 現金及び現金同等物は、償却原価で測定される金融資産に分類しております。

 

8 営業債権及びその他の債権

 営業債権及びその他の債権の内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前年度

(2021年12月31日)

当年度

(2022年12月31日)

受取手形及び売掛金

381,434

396,918

その他

23,738

28,882

控除:損失評価引当金

△9,199

△10,124

合計

395,974

415,676

 営業債権及びその他の債権は、償却原価で測定される金融資産に分類しております。

 

9 棚卸資産

 棚卸資産の内訳は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前年度

(2021年12月31日)

当年度

(2022年12月31日)

商品及び製品

91,543

105,357

半製品及び仕掛品

51,282

57,107

原材料

46,148

58,574

貯蔵品

11,853

13,930

合計

200,828

234,969

 半製品及び仕掛品の中には各年度末から12ヶ月を超えて販売される予定のウイスキーや同等の製品を含んでおり、半製品及び仕掛品の66.7%(前年度:68.8%)を占めております。

 当年度に1,480,317百万円の棚卸資産を費用として認識し「売上原価」に含めて認識しております(前年度:1,278,157百万円)。

 負債の担保に差し入れている棚卸資産はありません。

 また「売上原価」には原材料費598,274百万円(前年度:491,354百万円)が含まれております。

 

10 売却目的で保有する資産又は処分グループ

 売却目的で保有する資産又は処分グループの内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前年度

(2021年12月31日)

当年度

(2022年12月31日)

その他の金融資産

7,196

資産合計

7,196

 

 前年度末における売却目的で保有する資産は、全社資産に含まれる当社の投資先である頂新控股有限公司の株式の譲渡契約を締結したことによるものであります。当該資産の公正価値は、類似会社比較法等を用いて比較対象となる他社のEBITDA倍率等を基に測定しており、公正価値ヒエラルキーはレベル3に区分しております。

 同株式は、2022年12月において譲渡を完了しております。前年度末における「売却目的で保有する資産」に関連するその他の包括利益の累計額(税引後)は1,373百万円(貸方)であり、連結財政状態計算書上、「その他の資本の構成要素」に含まれています。この全ては、「その他の包括利益を通じて公正価値で測定される金融商品への投資の公正価値の変動」です。

 

11 有形固定資産

 有形固定資産の帳簿価額の増減及び取得原価、減価償却累計額及び減損損失累計額は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

帳簿価額

建物及び

構築物

機械装置

及び運搬具

工具、器具

及び備品

土地

建設仮勘定

その他

合計

前年度

(2021年1月1日)

257,798

256,387

114,868

146,739

34,470

0

810,264

個別取得

20,761

21,671

18,483

163

38,470

99,551

企業結合による取得

1,389

644

46

0

2,080

処分

△5,598

△2,878

△2,295

△5,053

△1,804

△17,631

為替差額

7,717

6,057

3,068

2,715

1,156

20,715

建設仮勘定からの振替

9,619

20,923

4,065

173

△34,782

減損損失(注)

△360

△8

△10

△378

減価償却費

△28,015

△43,260

△23,749

△0

△95,025

その他

△844

896

△367

△1,449

589

△0

△1,176

前年度

(2021年12月31日)

262,468

260,432

114,108

143,289

38,099

818,398

個別取得

24,358

20,835

22,386

385

45,456

113,421

企業結合による取得

249

16

38

304

処分

△2,522

△796

△3,343

△9,030

△200

△15,893

為替差額

10,235

11,407

4,650

3,521

2,726

32,542

建設仮勘定からの振替

5,170

17,882

5,515

544

△29,112

減損損失(注)

△7,615

△3,892

△168

△5,592

△14

△17,283

減価償却費

△27,782

△46,829

△23,501

△98,113

その他

101

1,754

601

80

△1,192

1,344

当年度

(2022年12月31日)

264,662

260,810

120,287

133,198

55,762

834,721

(注) 減損損失の認識等については、「12 のれん及び無形資産」に記載しております。

 

 

(単位:百万円)

 

取得原価

建物及び

構築物

機械装置

及び運搬具

工具、器具

及び備品

土地

建設仮勘定

その他

合計

前年度

(2021年1月1日)

592,708

738,194

267,179

147,848

34,470

1

1,780,403

前年度

(2021年12月31日)

632,138

812,951

280,143

144,132

38,099

1,907,465

当年度

(2022年12月31日)

653,194

846,412

294,468

138,921

55,762

1,988,760

 

(単位:百万円)

 

減価償却累計額及び

減損損失累計額

建物及び

構築物

機械装置

及び運搬具

工具、器具

及び備品

土地

建設仮勘定

その他

合計

前年度

(2021年1月1日)

334,910

481,807

152,311

1,109

0

970,139

前年度

(2021年12月31日)

369,669

552,518

166,034

843

1,089,066

当年度

(2022年12月31日)

388,532

585,601

174,181

5,723

1,154,038

 

 なお、有形固定資産の帳簿価額の中には、以下の使用権資産の帳簿価額が含まれております。

(単位:百万円)

 

使用権資産

建物及び

構築物

機械装置

及び運搬具

工具、器具

及び備品

土地

合計

前年度

(2021年1月1日)

55,361

12,149

7,698

18

75,228

前年度

(2021年12月31日)

57,194

12,770

6,746

23

76,736

当年度

(2022年12月31日)

63,533

14,976

5,305

20

83,835

 

 有形固定資産の減価償却費は、連結損益計算書において、「売上原価」及び「販売費及び一般管理費」としてそれぞれ費用計上されております。

 有形固定資産については、原則として工場等事業所ごとに区分し、キャッシュ・フローの相互補完性を考慮しながら資金生成単位を決定しております。

 

12 のれん及び無形資産

(1)帳簿価額、取得原価、償却累計額及び減損損失累計額

 のれん及び無形資産の帳簿価額の増減及び取得原価、償却累計額及び減損損失累計額は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

帳簿価額

のれん

商標権

ソフトウェア

その他

合計

前年度

(2021年1月1日)

1,723,943

946,154

19,766

12,120

2,701,985

個別取得

8,224

4,008

12,233

企業結合による取得

11,860

3,007

26

1

14,896

処分

△0

△966

△547

△1,514

為替差額

91,211

48,981

△251

607

140,549

建設仮勘定からの振替

893

△893

減損損失

△13,063

△13,063

償却費

△30,383

△5,626

△3,780

△39,790

その他

2,910

21

2,031

△625

4,338

前年度

(2021年12月31日)

1,816,862

967,781

24,099

10,891

2,819,634

個別取得

9,196

4,524

13,720

企業結合による取得

2,289

770

1

14

3,075

処分

△268

△950

△1,218

為替差額

148,001

80,556

731

356

229,646

建設仮勘定からの振替

812

△812

減損損失

△181

△6

△4

△192

償却費

△33,601

△5,433

△3,271

△42,305

その他

△0

607

1,474

3,488

5,569

当年度

(2022年12月31日)

1,966,971

1,016,113

30,607

14,237

3,027,929

 

(単位:百万円)

 

取得原価

のれん

商標権

ソフトウェア

その他

合計

前年度

(2021年1月1日)

1,786,867

1,063,720

101,636

27,338

2,979,562

前年度

(2021年12月31日)

1,892,850

1,120,771

110,992

25,712

3,150,326

当年度

(2022年12月31日)

2,043,140

1,202,705

121,750

29,076

3,396,673

 

 

(単位:百万円)

 

償却累計額及び

減損損失累計額

のれん

商標権

ソフトウェア

その他

合計

前年度

(2021年1月1日)

62,924

117,565

81,869

15,218

277,577

前年度

(2021年12月31日)

75,987

152,990

86,893

14,821

330,691

当年度

(2022年12月31日)

76,169

186,591

91,143

14,838

368,743

 

 なお、無形資産の帳簿価額の中には、以下の使用権資産が含まれております。

(単位:百万円)

 

 

ソフトウェア

その他

合計

前年度

(2021年1月1日)

102

102

前年度

(2021年12月31日)

61

61

当年度

(2022年12月31日)

207

207

 

 前年度及び当年度において重要な自己創設無形資産はありません。

 償却費は、連結損益計算書において、「売上原価」及び「販売費及び一般管理費」としてそれぞれ費用計上されております。

 

 上記の無形資産のうち、耐用年数を確定できない資産の帳簿価額は、6,691百万円(前年度(2021年12月31日):5,838百万円)であり、商標権及び借地権等であります。これらは事業が存続する限り基本的に存続するため、耐用年数を確定できないと判断しております。

 連結財政状態計算書に計上している重要な無形資産は、2020年度におけるCUB Australia Holding Pty Ltd(2020年8月7日付でABI Australia Holding Pty Ltdから商号変更)の買収、2017年度における0105010_001.png0105010_002.png、Kompania Piwowarska S.A.の買収により認識した商標権です。

 2020年度にCUB Australia Holding Pty Ltdの買収により認識した商標権の帳簿価額は、318,154百万円(前年度(2021年12月31日):304,974百万円)であります。

 2017年度に0105010_003.png0105010_004.pngの買収により認識した商標権の帳簿価額は、298,218百万円(前年度(2021年12月31日):275,194百万円)であります。また、Kompania Piwowarska S.A.の買収により認識した商標権の帳簿価額は、77,657百万円(前年度(2021年12月31日):75,304百万円)であります。

 なお、商標権については、耐用年数が確定できないものを除き定額法により償却しております。CUB Australia Holding Pty Ltdの買収により認識した商標権の残存償却期間は、主として37年であります。また、0105010_005.png0105010_006.png及びKompania Piwowarska S.Aの買収により認識した商標権の残存償却期間は34年であります。

 

(2)減損

前年度(自 2021年1月1日 至 2021年12月31日)

(単位:百万円)

 

セグメント

減損損失額(注)

資産の種類

日本

2,029

のれん及び建物 他

欧州

11,141

のれん

その他

271

のれん

合計

13,442

 

 

 前年度に計上した減損損失額において重要なものは、欧州セグメントにおける欧州(インターナショナル)事業で計上した減損損失額11,141百万円(のれん)であります。割引率の上昇等により、当該資産の帳簿価額を回収可能価額(189,231百万円)まで減額しております。

(注)減損損失額は連結損益計算書の「その他の営業費用」に含まれております。

 

当年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

セグメント

減損損失額(注)

資産の種類

日本

18,304

建物、機械装置及びその他の非流動資産 他

東南アジア

185

のれん及び建物

合計

18,490

 

 

 当年度に計上した減損損失額において重要なものは、日本セグメントに属するアサヒグループジャパン株式会社傘下における生産・物流体制の再編計画を決定したことに伴い、関連する工場の減損テストを実施し、計上した減損損失額16,467百万円であります。この減損損失は、主に土地、建物及び機械装置等の帳簿価額を回収可能価額(4,103百万円)まで減額したことで発生したものであり、回収可能価額は使用価値により測定しております。使用価値の算定に使用した割引率は3.7%であります。

(注)減損損失額は連結損益計算書の「その他の営業費用」に含まれております。

 

のれん及び耐用年数を確定できない無形資産の減損テスト

 当年度において、各資金生成単位(資金生成単位グループ)に配分されたのれん及び耐用年数の確定できない無形資産のうち、重要なものの帳簿価額は以下のとおりであります。

 

(オセアニアセグメント)

 オセアニア事業に配分されたのれん1,255,241百万円(前年度(2021年12月31日):1,165,801百万円)であります。

 回収可能価額は、処分コスト控除後の公正価値により測定しており、公正価値ヒエラルキーはレベル3に分類しております。処分コスト控除後の公正価値は将来キャッシュ・フローを10.1%(前年度(2021年12月31日):9.3%)で割り引いて算定しており、使用した割引率は、資金生成単位(資金生成単位グループ)の税引前の加重平均資本コストを参考にして決定しております。

 将来キャッシュ・フローは、過去の経験と外部の情報を反映して作成され、経営者により承認された5年以内の事業計画と事業計画が対象とする期間後は成長率2.5%(前年度(2021年12月31日):2.5%)を基礎としており、成長率は、資金生成単位(資金生成単位グループ)が属する市場のインフレ率等を参考にして決定しております。

 当該見積りには、将来の売上収益の増加及び事業計画の対象期間後の成長率といった主要な仮定が用いられておりますが、これらはオセアニアの事業環境や競業状況の変化等による影響を受けるため、高い不確実性を伴い、また、経営者の判断が当該見積りに重要な影響を与えます。

 当年度において回収可能価額が帳簿価額を202,664百万円(前年度(2021年12月31日):277,735百万円)上回っておりますが、仮に割引率が1.0%(前年度(2021年12月31日):1.3%)上昇した場合には、帳簿価額が回収可能価額を上回ることになります。

 

(欧州セグメント)

 欧州(チェコ及びスロバキア)事業に配分されたのれん331,872百万円(前年度(2021年12月31日):287,218百万円)であります。

 回収可能価額は、使用価値により測定しており、使用価値は将来キャッシュ・フローを6.5%(前年度(2021年12月31日):6.2%)で割り引いて算定しております。使用した割引率は、資金生成単位(資金生成単位グループ)の税引前の加重平均資本コストを参考にして決定しております。

 将来キャッシュ・フローは、過去の経験と外部の情報を反映して作成され、経営者により承認された5年以内の事業計画と成長率2.2%(前年度(2021年12月31日):1.2%)を基礎としており、成長率は、資金生成単位(資金生成単位グループ)が属する市場のインフレ率等を参考にして決定しております。

 当年度において回収可能価額が帳簿価額を239,143百万円(前年度(2021年12月31日):148,783百万円)上回っておりますが、仮に割引率が1.5%(前年度(2021年12月31日):1.3%)上昇した場合には、帳簿価額が回収可能価額を上回ることになります。

 

 欧州(インターナショナル)事業に配分されたのれん100,770百万円(前年度(2021年12月31日):92,835百万円)であります。

 回収可能価額は、使用価値により測定しており、使用価値は将来キャッシュ・フローを6.9%(前年度(2021年12月31日):7.1%)で割り引いて算定しております。使用した割引率は、資金生成単位(資金生成単位グループ)の税引前の加重平均資本コストを参考にして決定しております。

 将来キャッシュ・フローは、過去の経験と外部の情報を反映して作成され、経営者により承認された5年以内の事業計画と成長率1.9%(前年度(2021年12月31日):1.0%)を基礎としており、成長率は、資金生成単位(資金生成単位グループ)が属する市場のインフレ率等を参考にして決定しております。

 当該見積りには、将来の売上収益の増加や、事業計画の対象期間後の成長率といった主要な仮定が用いられておりますが、これらは輸出先の各地域における事業環境や競業状況の変化等による影響を受けるため、高い不確実性を伴い、また、経営者の判断が当該見積りに重要な影響を与えます。

 当年度において回収可能価額が帳簿価額を20,914百万円上回っておりますが、仮に割引率が0.5%上昇した場合には、帳簿価額が回収可能価額を上回ることになります。

 

 当年度において、各資金生成単位(資金生成単位グループ)に配分されたのれんのうち重要なものでないものの帳簿価額の合計は279,088百万円(前年度(2021年12月31日):271,009百万円)、耐用年数を確定できない無形資産の帳簿価額の合計は6,691百万円(前年度(2021年12月31日):5,838百万円)であります。

 

(3)研究開発費

 前年度及び当年度において連結損益計算書で認識した研究開発費は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前年度

(自 2021年1月1日

至 2021年12月31日)

当年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

14,234

15,094

 

13 その他の金融資産

 その他の金融資産の内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前年度

(2021年12月31日)

当年度

(2022年12月31日)

デリバティブ資産

11,113

15,277

株式

109,745

107,715

債券

0

0

その他

12,556

12,816

合計

133,415

135,809

流動資産

7,119

10,028

非流動資産

126,295

125,780

合計

133,415

135,809

 デリバティブ資産は純損益を通じて公正価値で測定する金融資産(ヘッジ会計が適用されているものを除く)、株式はその他の包括利益を通じて公正価値で測定される資本性金融商品、債券は償却原価で測定される金融資産にそれぞれ分類しております。

 株式は、政策投資目的で保有しているため、その他の包括利益を通じて公正価値で測定される資本性金融商品に指定しております。

 その他の包括利益を通じて公正価値で測定される資本性金融商品の銘柄の公正価値及び受取配当金は以下のとおりであります。

 なお、以下の表では、「売却目的で保有する処分グループ」に含まれる帳簿価額を含んでおります。

 

前年度(2021年12月31日)

(単位:百万円)

 

銘柄

金額

㈱コロワイド

14,995

㈱王将フードサービス

12,548

頂新控股有限公司

7,196

㈱第一興商

6,333

㈱帝国ホテル

6,332

㈱すかいらーくホールディングス

5,162

㈱セブン&アイ・ホールディングス

5,056

銀泉㈱

4,944

住友不動産㈱

3,849

オーシャンホールディングス㈱

2,898

その他

47,624

合計

116,942

 

当年度(2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

銘柄

金額

㈱コロワイド

13,142

㈱王将フードサービス

12,281

㈱第一興商

7,243

㈱帝国ホテル

6,581

㈱セブン&アイ・ホールディングス

5,660

㈱すかいらーくホールディングス

5,217

銀泉㈱

4,772

住友不動産㈱

3,551

㈱ロイヤルホテル

2,590

ワタミ㈱

2,116

その他

44,557

合計

107,715

 

(単位:百万円)

 

 

前年度

(自 2021年1月1日

至 2021年12月31日)

当年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

受取配当金

2,062

1,703

 

 その他の包括利益を通じて公正価値で測定される資本性金融商品として指定された金融商品の一部は、取引関係の見直し等の観点から期中に処分しております。処分時の公正価値、処分時の累積利得又は損失及び受取配当金は以下のとおりであります。

 

(単位:百万円)

 

前年度

(自 2021年1月1日

至 2021年12月31日)

当年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

公正価値

累積利得・損失

受取配当金

公正価値

累積利得・損失

受取配当金

30,317

3,930

412

10,107

285

5

 その他の資本の構成要素として認識されていた累積損益は、公正価値が著しく下落した場合又は処分を行った場合にその他の資本の構成要素から利益剰余金へ振り替えており、△1,316百万円(前年度(2021年12月31日):6,450百万円)認識しております。

 

14 その他の資産

 「その他の流動資産」及び「その他の非流動資産」の内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前年度

(2021年12月31日)

当年度

(2022年12月31日)

前払費用

20,199

22,269

その他

31,953

28,560

合計

52,152

50,829

流動資産

34,081

32,062

非流動資産

18,071

18,767

合計

52,152

50,829

 

15 営業債務及びその他の債務

 営業債務及びその他の債務の内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前年度

(2021年12月31日)

当年度

(2022年12月31日)

支払手形及び買掛金

251,922

291,431

未払金及び未払費用

184,887

186,705

返金負債

94,763

113,732

合計

531,573

591,869

 支払手形及び買掛金、未払金及び未払費用は、償却原価で測定される金融負債に分類しております。

 返金負債は、顧客から受け取った対価のうち、顧客に支払われると見込まれる返品、リベート、割引額等を返金負債として認識しています。当該返金負債の見積りにあたっては、過去の実績及び報告期間の末日現在で入手可能な情報に基づき行っております。

 

16 社債及び借入金(その他の金融負債含む)

(1)金融負債の内訳

 「社債及び借入金」及び「その他の金融負債」の内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前年度

(2021年12月31日)

当年度

(2022年12月31日)

平均利率

(%)(注)

返済期限

デリバティブ負債

2,424

6,399

短期借入金

127,301

114,302

0.40

~2023年

10月17日

1年以内に返済予定の長期借入金

51,388

43,046

0.35

~2023年

12月28日

1年以内に償還予定の社債

139,962

99,919

0.00

~2023年

10月13日

コマーシャル・ペーパー

105,000

110,000

0.00

~2023年

2月15日

長期借入金

146,608

103,632

0.30

~2026年

4月9日

社債

1,025,943

1,026,409

0.52

~2080年

10月15日

その他

248,354

261,376

合計

1,846,983

1,765,085

流動負債

535,238

503,251

非流動負債

1,311,745

1,261,834

合計

1,846,983

1,765,085

(注) 「平均利率」については、借入金等の期末残高に対する加重平均利率を記載しております。上記のうち、変動利付借入は123,961百万円(前年度:128,958百万円)であります。

 

 デリバティブ負債は純損益を通じて公正価値で測定される金融負債(ヘッジ会計が適用されているものを除く)、コマーシャル・ペーパー、社債及び借入金は償却原価で測定される金融負債に分類しております。

 社債及び借入金に関し、当社グループの財務活動に重大な影響を及ぼす財務制限条項は付されておりません。

 

(2)社債の明細

(単位:百万円)

 

会社名

種別

発行年月日

前年度

(2021年12月31日)

当年度

(2022年12月31日)

償還期限

(利率)

提出会社

第8回

無担保社債

2015年

5月28日

9,991

(9,991)

2022年

5月27日

(0.35%)

提出会社

第10回

無担保社債

2017年

6月13日

129,971

(129,971)

2022年

6月13日

(0.17%)

提出会社

第11回

無担保社債

2017年

6月13日

19,964

(-)

19,978

(-)

2024年

6月13日

(0.23%)

提出会社

第12回

無担保社債

2017年

6月13日

29,913

(-)

29,928

(-)

2027年

6月11日

(0.33%)

提出会社

2025年満期

ユーロ建て普通社債

2017年

9月19日

78,094

(-)

84,726

(-)

2025年

9月19日

(1.15%)

提出会社

第1回

利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)

2020年

10月15日

298,296

(-)

298,744

(-)

2080年

10月15日

(0.97%)

提出会社

第13回

無担保社債

2020年

10月15日

99,812

(-)

99,919

(99,919)

2023年

10月13日

(0.001%)

提出会社

第14回

無担保社債

2020年

10月15日

9,958

(-)

9,969

(-)

2025年

10月15日

(0.12%)

提出会社

2024年満期

ユーロ建普通社債

2020年

10月23日

104,124

(-)

113,011

(-)

2024年

10月23日

(0.155%)

提出会社

2028年満期

ユーロ建普通社債

2020年

10月23日

103,971

(-)

112,812

(-)

2028年

10月23日

(0.541%)

提出会社

第15回

無担保社債

2021年

3月15日

49,871

(-)

49,930

(-)

2024年

3月15日

(0.001%)

提出会社

第16回

無担保社債

2021年

3月15日

49,828

(-)

49,869

(-)

2026年

3月13日

(0.080%)

提出会社

2024年満期

ユーロ建普通社債

2021年

4月19日

104,127

(-)

113,042

(-)

2024年

4月19日

(0.010%)

 

 

会社名

種別

発行年月日

前年度

(2021年12月31日)

当年度

(2022年12月31日)

償還期限

(利率)

提出会社

2027年満期

ユーロ建普通社債

2021年

4月19日

77,980

(-)

84,621

(-)

2027年

4月19日

(0.336%)

提出会社

第17回

無担保社債

2022年

6月1日

49,823

(-)

2027年

6月1日

(0.290%)

提出会社

第18回

無担保社債

2022年

6月1日

9,950

(-)

2032年

6月1日

(0.469%)

合計

1,165,900

(139,962)

1,126,329

(99,919)

 

(注) 残高の( )内の金額は1年以内に償還予定の金額であります。

 

(3)負債の担保に供している資産

 担保付債務及び担保に供する資産の帳簿価額は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前年度

(2021年12月31日)

当年度

(2022年12月31日)

担保付債務

 

 

短期借入金

1,577

1,793

1年以内に返済予定の長期借入金

427

長期借入金

641

合計

2,645

1,793

担保に供する資産

 

 

建物及び構築物

724

157

機械装置及び運搬具

34

25

土地

129

135

現金及び現金同等物

76

65

その他

1,254

合計

2,218

383

 

17 リース

(1)使用権資産

 当社グループは、借手として、建物及び構築物、機械装置及び運搬具、工具、器具及び備品その他を賃借しております。

 リース契約には、契約期間終了後に同じ期間リースを延長するオプションが含まれている契約もあります。

 購入選択権やリース契約によって課された制限等の重要な付帯条項はありません。

 報告期間の末日現在の使用権資産の帳簿価額及び減価償却費については以下のとおりであります。

前年度(2021年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

建物及び

構築物

機械装置

及び運搬具

工具、器具

及び備品

土地

ソフト

ウェア

合計

前年度(2021年12月31日)の帳簿価額

57,194

12,770

6,746

23

61

76,798

使用権資産の前年度における減価償却費

13,531

4,937

2,929

42

21,441

 なお、使用権資産の前年度における増加額は20,150百万円です。

 

当年度(2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

建物及び

構築物

機械装置

及び運搬具

工具、器具

及び備品

土地

ソフト

ウェア

合計

当年度(2022年12月31日)の帳簿価額

63,533

14,976

5,305

20

207

84,043

使用権資産の当年度における減価償却費

13,033

3,785

2,722

77

19,619

 なお、使用権資産の当年度における増加額は24,356百万円です。

 

(2)リース負債

(単位:百万円)

 

 

前年度

(2021年12月31日)

当年度

(2022年12月31日)

1年以内

18,948

21,638

1年超2年以内

14,089

17,226

2年超3年以内

10,106

12,671

3年超4年以内

7,393

9,518

4年超5年以内

4,975

7,170

5年超

44,536

57,802

割引前リース負債の期末残高

100,051

126,027

連結財政状態計算書に含まれるリース負債の残高

93,370

102,120

 

(3)純損益に認識された金額

(単位:百万円)

 

 

前年度

(自 2021年1月1日

至 2021年12月31日)

当年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

リース負債に係る金利費用

2,521

2,712

短期リースの免除規定によるリース費用

191

660

少額資産の免除規定によるリース費用

6,186

4,851

リース負債の測定に含まれていない変動リース料

1,431

2,024

使用権資産のサブリース収入

△1,471

△1,617

合計

8,859

8,631

 セール・アンド・リースバック取引から生じた利得又は損失は重要ではありません。

 

 国内及び海外子会社における一部の店舗用建物等のリース契約に関連するレント・コンセッションに実務上の便法を適用しております。

 当社グループがCovid-19関連のレント・コンセッションの実務上の便法を適用した結果、報告期間の純損益に認識されたリース料の変動額については重要ではありません。

 

(4)キャッシュ・フロー計算書で認識された金額

(単位:百万円)

 

 

前年度

(自 2021年1月1日

至 2021年12月31日)

当年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

リースに係るキャッシュ・アウトフローの合計額

35,546

33,555

 

(5)ファイナンス・リース(貸手)

 当社の海外子会社において、リースした建物のサブリースを行っております。当該サブリースはリスクと経済価値のほとんど全てがサブリースの借手に移転したと判断し、当社グループは、当該サブリースをファイナンス・リースに分類しております。

 正味リース投資未回収額に対する金融収益及び変動リースに係る収益は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前年度

(自 2021年1月1日

至 2021年12月31日)

当年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

正味リース投資未回収額に対する金融収益

119

104

変動リース料に係る収益

 

(6)オペレーティング・リース(貸手)

 重要な取引はありません。

 

(7)満期分析(貸手)

 将来の割引前受取リース料の期日別残高の満期分析は、以下のとおりであります。

前年度(2021年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

1年以内

1年超

2年以内

2年超

3年以内

3年超

4年以内

4年超

5年以内

5年超

合計

無保証

残存価値

未稼得

金融収益

正味リース

投資未回収額

割引前

受取リース料

1,481

946

865

772

662

2,734

7,463

2,398

△531

9,330

 

当年度(2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

1年以内

1年超

2年以内

2年超

3年以内

3年超

4年以内

4年超

5年以内

5年超

合計

無保証

残存価値

未稼得

金融収益

正味リース

投資未回収額

割引前

受取リース料

1,721

1,059

943

818

616

2,838

7,998

2,702

△494

10,206

 

18 従業員給付

(1)確定給付制度の概要

 当社グループは確定給付制度として、企業年金制度及び退職一時金制度を採用しております。また、上記制度に加え、一部の連結子会社は確定拠出制度及び退職金前払制度を採用しております。日本では、確定給付企業年金法に基づき確定給付制度を運用しております。当社グループは、確定給付企業年金法の定めに従い作成された確定給付企業年金に係る規約に基づき、従業員の退職時に一時金を、退職後の一定期間にわたり年金を支給しております。当該給付額は、勤続勤務年数に基づくポイントと各勤務期間の報酬額等に基づき算定されております。

 当社グループの制度資産運用は、年金受給者(将来の年金受給者を含む)に対する給付を確保するために、許容されるリスクの範囲内で制度資産価値の増大を図ることを目的としております。当社グループは、制度資産運用の基本方針を策定し、その基本方針に基づいて一貫した資産運用を行っております。制度資産の運用にあたっては、投資対象資産の期待収益率及びリスクを考慮した上で、将来にわたり最適な組み合わせである政策アセットミックスを策定し、運用担当者の選定、財政状態の定期的な確認、長期運用方針の策定、資産配分状況のモニタリングなどにより資産運用状況を管理しております。政策アセットミックスは、設定した当初前提からの市場環境の変化や積立状況の変化に対応するため、定期的に見直しを行っております。退職一時金制度については、退職後給付の原資について外部積立てを行わずに、従業員が定年や自己都合で退職する際に、一時金として支払う制度であります。退職一時金は、就業規則による退職金規程で定められた内容に基づき支給されます。

 

(2)確定給付制度

① 調整表の開示

 確定給付制度債務の現在価値の変動は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前年度

(自 2021年1月1日

至 2021年12月31日)

当年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

期首残高

127,800

131,722

当期勤務費用

6,205

6,022

利息費用

1,006

1,008

再測定

 

 

数理計算上の差異(注)

766

△9,573

過去勤務費用

0

41

年金等給付額

△6,344

△6,193

その他

2,286

424

期末残高

131,722

123,452

(注) 主に財務上の仮定の変更により生じた差異であります。

 

 制度資産の公正価値の変動は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前年度

(自 2021年1月1日

至 2021年12月31日)

当年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

期首残高

122,986

131,650

利息収益

668

696

再測定

 

 

制度資産に係る収益

7,383

△4,160

事業主による拠出額

3,844

3,515

年金等給付額

△5,040

△4,930

その他

1,808

336

期末残高

131,650

127,107

 

② 資産上限額

 前年度及び当年度において、資産上限額による影響はありません。

 

 

③ 制度資産の内訳

 当社グループの資産カテゴリー別の制度資産の構成は以下のとおりであります。

前年度(2021年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

活発な市場における

公表市場価格があるもの

活発な市場における

公表市場価格がないもの

合計

現金及び現金同等物

2,881

2,881

資本性金融商品

36,151

14,839

50,991

国内株式

25,482

8,018

33,500

海外株式

10,669

6,821

17,490

負債性金融商品

20,080

7,629

27,709

国内債券

904

3,904

4,809

海外債券

19,175

3,724

22,900

生保一般勘定

26,529

26,529

その他

6,448

17,090

23,539

合計

62,680

68,969

131,650

 

当年度(2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

活発な市場における

公表市場価格があるもの

活発な市場における

公表市場価格がないもの

合計

現金及び現金同等物

2,681

2,681

資本性金融商品

34,441

12,937

47,379

国内株式

25,461

6,822

32,283

海外株式

8,980

6,114

15,095

負債性金融商品

17,986

6,561

24,548

国内債券

1,826

3,727

5,553

海外債券

16,159

2,834

18,994

生保一般勘定

25,598

25,598

その他

8,823

18,076

26,900

合計

61,251

65,855

127,107

 

④ 重要な数理計算上の仮定

 重要な数理計算上の仮定は以下のとおりであります。

 

前年度

(2021年12月31日)

当年度

(2022年12月31日)

割引率

0.57%

1.10%

 割引率が報告期間の末日現在で0.5%増加した場合、当年度末の確定給付制度債務は7,505百万円減少(前年度末は5,148百万円減少)します。当該試算は数理計算上の仮定を割引率以外は変動させずに割引率のみ変動させた場合として算出しております。なお、当該算出方法は仮定に基づく試算であるため、実際の計算ではそれ以外の変数の変動により影響を受ける場合があります。

 

⑤ 将来への影響

 確定給付制度については、確定給付企業年金法に基づく継続基準や非継続基準により、確定給付制度債務に対して制度資産が一定の積立水準を確保することが要請されております。

 具体的には、確定給付企業年金に係る規約に定めるところにより、各月につき掛金を拠出する必要があります。当該掛金の額は、給付に要する費用の額の予想額及び予定運用収入の額に照らし、将来にわたって財政の均衡を保つことができるように、予定利率、予定死亡率、予定脱退率その他の給付に要する費用の額の予想額の算定の基礎となる率に基づき計算されます。また、当該掛金の金額は、3年ごとに再計算(財政再計算)が行われます。

 さらに、給付に充てる積立金の額が最低積立基準額を下回っている場合は、一定の金額を掛金として拠出することが求められます。

 当社グループの2023年1月1日から2023年12月31日までの1年間の予定拠出額は4,111百万円であります。

 また、確定給付制度債務における加重平均デュレーションは13.97年(前年度:14.23年)であります。

 

(3)その他の退職後給付

 確定拠出制度に関する費用は5,044百万円(前年度:2,570百万円)であります。

 

(4)従業員給付費用

 連結損益計算書に含まれている従業員給付費用は267,995百万円(前年度:248,173百万円)であります。

 従業員給付費用には、給与、賞与、法定福利費及び退職給付に係る費用などを含めており、連結損益計算書の「売上原価」及び「販売費及び一般管理費」に費用計上されております。

 

19 引当金

 引当金の内訳及び増減は以下のとおりであります。なお、非流動負債に分類される引当金は、連結財政状態計算書の「その他の非流動負債」に含まれております。

 

前年度(自 2021年1月1日 至 2021年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

訴訟関連

税金関連

その他

合計

期首残高(2021年1月1日)

486

7,468

4,455

12,409

当期繰入額

30

1,402

3,933

5,366

目的使用による減少額

△73

△2,951

△3,024

当期戻入額

△103

△744

△328

△1,176

その他

12

235

△47

200

期末残高(2021年12月31日)

351

8,361

5,062

13,775

 

当年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

訴訟関連

税金関連

その他

合計

期首残高(2022年1月1日)

351

8,361

5,062

13,775

当期繰入額

2

1,442

2,192

3,637

目的使用による減少額

△10

△2,498

△2,508

当期戻入額

△182

△1,023

△269

△1,475

その他

4

639

232

876

期末残高(2022年12月31日)

165

9,419

4,720

14,304

 

訴訟関連

 主に発生の可能性がある訴訟関連費用の支出に備える引当金であり、各年度末において必要と認めた合理的な発生見積額を計上しております。

 経済的便益の流出時期は今後の訴訟の動向等に影響されます。

 

税金関連

 主に法人所得税エクスポージャーから発生する利子税やペナルティー等の支出に備える引当金です。

 経済的便益の流出時期は各税務当局の判断に影響されます。

 

その他

 その他には、事業統合関連引当金等が含まれます。

 

20 その他の負債

 「その他の流動負債」及び「その他の非流動負債」の内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前年度

(2021年12月31日)

当年度

(2022年12月31日)

未払酒税

94,696

91,292

未払消費税等

17,516

24,187

従業員賞与

4,878

4,988

その他

15,224

11,121

合計

132,315

131,590

流動負債

125,985

125,816

非流動負債

6,330

5,774

合計

132,315

131,590

 

21 資本及びその他の資本項目

(1)資本金及び剰余金

 授権株式数及び発行済株式は以下のとおりであります。

 

授権株式数

(千株)

発行済株式数

(千株)

前年度

(2021年1月1日)

972,305

507,003

増減

前年度

(2021年12月31日)

972,305

507,003

増減

当年度

(2022年12月31日)

972,305

507,003

 

 授権株式及び発行済株式は、いずれも無額面の普通株式であります。発行済株式は全て全額払込を受けております。

 

 剰余金の主な内容は、以下のとおりであります。

① 資本剰余金

 資本剰余金は資本準備金及びその他資本剰余金から構成されます。日本における会社法では、株式の発行に際しての払込み又は給付に係る額の2分の1以上を資本金に組み入れ、資本金として計上しないこととした金額は資本準備金として計上することが規定されております。

 

② 利益剰余金

 利益剰余金は利益準備金及びその他利益剰余金から構成されます。日本における会社法では、剰余金の配当に際し、減少する剰余金の額の10分の1を、資本準備金及び利益準備金の合計額が資本金の4分の1に達するまで資本準備金又は利益準備金として積み立てることが規定されております。

 

(2)自己株式

 当社保有の自己株式、子会社及び関連会社保有の自己株式は、以下のとおりであります。

 

前年度

当年度

(2021年12月31日)

(2022年12月31日)

株数(千株)

株数(千株)

当社保有の自己株式

182

186

子会社及び関連会社保有の自己株式

89

144

 子会社及び関連会社保有の自己株式には、株式報酬制度の信託財産として、株式会社日本カストディ銀行が保有する当社株式135,468株(前年度:80,482株)が含まれております。

 

22 配当金

前年度(自 2021年1月1日 至 2021年12月31日)

(1)配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり配当額

(円)

基準日

効力発生日

2021年3月25日

定時株主総会

普通株式

26,861

53.00

2020年12月31日

2021年3月26日

2021年8月10日

取締役会

普通株式

27,368

54.00

2021年6月30日

2021年9月1日

(注)1 2021年3月25日開催定時株主総会の決議による配当金の総額26,861百万円には、株式報酬制度の信託財産として、株式会社日本カストディ銀行が保有する当社株式に対する配当金5百万円が含まれております。

2 2021年8月10日開催取締役会の決議による配当金の総額27,368百万円には、株式報酬制度の信託財産として、株式会社日本カストディ銀行が保有する当社株式に対する配当金4百万円が含まれております。

 

(2)基準日が当年度(自 2021年1月1日 至 2021年12月31日)に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

決議

株式の種類

配当の原資

配当金の総額

(百万円)

1株当たり

配当額

(円)

基準日

効力発生日

2022年3月25日

定時株主総会

普通株式

利益剰余金

27,875

55.00

2021年12月31日

2022年3月28日

(注) 2022年3月25日開催定時株主総会の決議による配当金の総額27,875百万円には、株式報酬制度の信託財産として、株式会社日本カストディ銀行が保有する当社株式に対する配当金4百万円が含まれております。

 

当年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

(1)配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり配当額

(円)

基準日

効力発生日

2022年3月25日

定時株主総会

普通株式

27,875

55.00

2021年12月31日

2022年3月28日

2022年8月9日

取締役会

普通株式

27,875

55.00

2022年6月30日

2022年9月1日

(注)1 2022年3月25日開催定時株主総会の決議による配当金の総額27,875百万円には、株式報酬制度の信託財産として、株式会社日本カストディ銀行が保有する当社株式に対する配当金4百万円が含まれております。

2 2022年8月9日開催取締役会の決議による配当金の総額27,875百万円には、株式報酬制度の信託財産として、株式会社日本カストディ銀行が保有する当社株式に対する配当金7百万円が含まれております。

 

(2)基準日が当年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

決議

株式の種類

配当の原資

配当金の総額

(百万円)

1株当たり

配当額

(円)

基準日

効力発生日

2023年3月28日

定時株主総会

普通株式

利益剰余金

29,395

58.00

2022年12月31日

2023年3月29日

(注) 2023年3月28日開催定時株主総会の決議による配当金の総額29,395百万円には、株式報酬制度の信託財産として、株式会社日本カストディ銀行が保有する当社株式に対する配当金7百万円が含まれております。

 

23 株式報酬

 当社は、株式報酬制度を採用しております。

(1)株式報酬制度の内容等

 当社は、当社グループの中長期の持続的な成長と企業価値向上への貢献意欲をさらに高めることを目的として、株式報酬制度を導入しております。本制度は、一定の要件を満たす取締役を対象としてポイントを付与し(1ポイント=1株)、取締役の退任時に、付与されたポイント数に相当する数の当社株式を交付するという、株式報酬制度です。本制度は報酬として株式の交付又は金銭の支払いを行うものであるため行使価額はありません。

 ポイント数は、株式交付規程に基づき、社外取締役を除く各取締役に対し、本信託の期間中における毎年の決算承認取締役会の日に、役位・役割に応じて算定されるポイントを付与致します。

 当社は、2020年9月25日及び2022年5月24日に、2016年12月28日に設定済みである本信託に対して追加拠出し、信託は、当社が信託した金銭(及び、追加信託以前に本信託内に残存する金銭があれば当該残存金銭)を原資として、各取締役がその退任時に所定の受益者確定手続を行うことにより、本信託から交付が行われます。ただし、このうち一定の割合の当社株式については、本信託内で売却換金したうえで、当社株式に代わり金銭で交付します。また、本信託内の当社株式について公開買付けに応募して決済された場合等、本信託内の当社株式が換金された場合には、当社株式に代わり金銭で交付することがあります。

 2016年12月末日に終了する事業年度から2018年12月末日に終了する事業年度を対象とする株式報酬制度については、株式交付規程に基づき、社外取締役を除く各取締役の役位及び評価対象の年度における基本的1株当たり当期純利益(EPS)の目標達成度を考慮して算定します。当社が取締役に付与するポイントの総数は、各年度21,000ポイントを上限としております。

 2019年12月末日に終了する事業年度から2021年12月末日に終了する事業年度を対象とする株式報酬制度については、株式交付規程に基づき、社外取締役を除く各取締役に対し、本信託の期間中における毎年の決算承認取締役会の日に、役位・役割に応じて算定されるポイントを付与します。当社が取締役に付与するポイントの総数は、各年度25,000ポイントを上限としております。

 2022年12月末日に終了する事業年度から2024年12月末日に終了する事業年度を対象とする株式報酬制度については、株式交付規程に基づき、社外取締役を除く各取締役に対し、本信託の期間中における毎年の決算承認取締役会の日に、役位・役割に応じて算定されるポイントを付与します。当社が取締役に付与するポイントの総数は、各年度37,500ポイントを上限としております。

 本制度のうち、株式の交付を伴う部分は持分決済型の株式報酬制度、金銭の支払いを伴う部分は現金決済型の株式報酬制度として会計処理しております。持分決済型の株式報酬に関しては、68百万円(前年度:61百万円)を販売費及び一般管理費で認識しており、資本剰余金として認識しております。現金決済型の株式報酬に関しては、17百万円(前年度:15百万円)を販売費及び一般管理費として認識し、株式報酬から生じた負債として72百万円(前年度:60百万円)はその他の非流動負債で認識しております。

 

(2)ポイント数の変動及びポイントの加重平均公正価値

 各年度のポイント数の変動及びポイントの加重平均公正価値は、以下のとおりであります。なお、ポイントの付与日における公正価値は、付与日の株価に近似していることから、付与日の株価を使用しております。

 

 

前年度

(自 2021年1月1日

至 2021年12月31日)

当年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

ポイント数の増減:

 

 

期首未行使残高

77,298ポイント

67,038ポイント

ポイント付与による増加

19,690ポイント

19,995ポイント

ポイント行使による減少

△29,950ポイント

△1,518ポイント

ポイント失効による減少

期末未行使残高

67,038ポイント

85,515ポイント

期末行使可能残高

67,038ポイント

85,515ポイント

加重平均公正価値:

4,474円

4,119円

 

24 売上収益

(1)売上収益の分解とセグメント収益との関連

 当社グループは、「日本」、「欧州」、「オセアニア」、「東南アジア」の報告セグメントについて、財・サービスの種類に応じて、「酒類製造・販売」、「飲料製造・販売」、「食品、薬品製造・販売」、「その他」の区分に分解しております。

 「その他」の区分に、「日本」では物流事業、外食事業他を含んでおります。

 

前年度(自 2021年1月1日 至 2021年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

酒類

製造・販売

飲料

製造・販売

食品、薬品

製造・販売

その他

セグメント間

売上収益の

消去

合計

日本

681,394

367,436

114,330

56,221

△3,856

1,215,527

欧州

474,383

△2,155

472,227

オセアニア

390,488

109,506

△270

499,723

東南アジア

42,684

△49

42,635

その他

1,656

1,204

3,101

5,962

連結合計

1,547,922

520,832

114,330

59,323

△6,332

2,236,076

 

当年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

酒類

製造・販売

飲料

製造・販売

食品、薬品

製造・販売

その他

セグメント間

売上収益の

消去

合計

日本

742,474

378,549

117,296

63,411

△4,534

1,297,197

欧州

573,875

△1,213

572,662

オセアニア

450,971

132,195

△2,321

580,845

東南アジア

51,680

△40

51,639

その他

3,281

1,945

3,536

8,764

連結合計

1,770,604

564,370

117,296

66,947

△8,110

2,511,108

 

(報告セグメントの変更に関する事項)

 当年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 6 事業セグメント」の(報告セグメントの変更に関する事項)をご参照ください。

 また、前年度の売上収益の分解とセグメント収益との関連は、変更後の報告セグメントの区分に基づき作成したものを開示しております。

 

(2)残存履行義務に配分した取引価格

 当社グループにおいては、個別の予想契約期間が1年を超える重要な取引がないため、実務上の便法を使用し、残存履行義務に関する情報の記載を省略しております。また、顧客との契約から生じる対価の中に、取引価格に含まれていない重要な金額はありません。

 

25 販売費及び一般管理費

 販売費及び一般管理費の内訳は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

 前年度

(自 2021年1月1日

  至 2021年12月31日)

 当年度

(自 2022年1月1日

  至 2022年12月31日)

販売促進費

103,810

108,635

広告宣伝費

81,211

86,744

運搬費

88,222

103,037

従業員給付費用

171,645

181,970

減価償却費及び償却費

67,638

69,447

その他

122,412

128,182

合計

634,940

678,018

 

26 その他の営業収益及びその他の営業費用

 「その他の営業収益」及び「その他の営業費用」の内訳は以下のとおりであります。

(1)その他の営業収益

 

 

(単位:百万円)

 

 前年度

(自 2021年1月1日

  至 2021年12月31日)

 当年度

(自 2022年1月1日

  至 2022年12月31日)

有形固定資産売却益

38,804

14,541

その他

7,251

2,309

合計

46,055

16,850

 

(2)その他の営業費用

 

 

(単位:百万円)

 

 前年度

(自 2021年1月1日

  至 2021年12月31日)

 当年度

(自 2022年1月1日

  至 2022年12月31日)

有形固定資産除却損

7,720

5,001

減損損失

13,442

18,490

その他(注)

30,932

20,127

合計

52,096

43,619

(注)前年度及び当年度の「その他」には国内外の事業構造改革の費用、及び新型コロナウイルス感染症拡大に関連する棚卸資産の廃棄費用、イベントの中止関連費用、消毒対応費用等が含まれております。

 

27 金融収益及び金融費用

 「金融収益」及び「金融費用」の内訳は以下のとおりであります。

(1)金融収益

 

 

(単位:百万円)

 

 前年度

(自 2021年1月1日

  至 2021年12月31日)

 当年度

(自 2022年1月1日

  至 2022年12月31日)

受取利息(注)

818

953

受取配当金

 

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定される資本性金融商品

2,062

1,703

デリバティブ評価益

 

 

純損益を通じて公正価値で測定される金融資産

1,358

2,842

為替差益

1,515

合計

5,754

5,498

(注) 主に償却原価で測定される金融資産に係る受取利息によるものです。

 

(2)金融費用

 

 

(単位:百万円)

 

 前年度

(自 2021年1月1日

  至 2021年12月31日)

 当年度

(自 2022年1月1日

  至 2022年12月31日)

支払利息(注)

12,700

12,306

デリバティブ評価損

 

 

純損益を通じて公正価値で測定される金融負債

2,774

1,326

為替差損

228

その他

3,041

3,360

合計

18,516

17,221

(注) 主に償却原価で測定される金融負債に係る支払利息によるものです。

 

28 法人所得税

(1)繰延税金資産及び繰延税金負債

 繰延税金資産及び負債の内訳は以下のとおりであります。

前年度(自 2021年1月1日 至 2021年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

期首残高

(2021年1月1日)

当期利益に

おける認識額

その他の包括

利益における

認識額

その他(注)

期末残高

(2021年12月31日)

繰延税金資産

 

 

 

 

 

損失評価引当金

1,249

△291

0

957

従業員給付

9,294

△1,335

△2,012

75

6,021

有形固定資産及び無形資産

44,472

8,813

188

53,474

税務上の繰越欠損金

3,491

△2,346

55

1,201

未払事業税

1,195

311

35

1,542

従業員賞与

1,832

△35

36

1,832

その他

24,473

14,868

971

498

40,811

繰延税金資産合計

86,009

19,984

△1,041

889

105,842

繰延税金負債

 

 

 

 

 

有形固定資産及び無形資産

△237,679

11,033

△8,131

△234,778

有価証券

△10,312

△0

△3,670

△1,147

△15,129

関係会社留保利益

△91

91

その他

△15,605

△3,926

△2,920

△2,512

△24,965

繰延税金負債合計

△263,688

7,198

△6,590

△11,791

△274,872

繰延税金資産負債の純額

△177,679

27,182

△7,632

△10,901

△169,030

(注) 主に企業結合による子会社の取得によって認識された繰延税金資産・繰延税金負債であります。また、外貨換算差額も、その他に含めて表示しております。

 

当年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

期首残高

(2022年1月1日)

当期利益に

おける認識額

その他の包括

利益における

認識額

その他(注)

期末残高

(2022年12月31日)

繰延税金資産

 

 

 

 

 

損失評価引当金

957

△11

16

962

従業員給付

6,021

143

△1,636

397

4,927

有形固定資産及び無形資産

53,474

10,650

874

64,999

税務上の繰越欠損金

1,201

1,071

△5

2,267

未払事業税

1,542

△278

23

1,287

従業員賞与

1,832

△29

89

1,892

その他

40,811

2,311

10,102

1,005

54,231

繰延税金資産合計

105,842

13,857

8,465

2,401

130,567

繰延税金負債

 

 

 

 

 

有形固定資産及び無形資産

△234,778

5,859

△17,522

△246,440

有価証券

△15,129

△1,218

922

△15,425

関係会社留保利益

△459

△459

その他

△24,965

1,046

1,040

△3,971

△26,848

繰延税金負債合計

△274,872

6,447

△177

△20,571

△289,174

繰延税金資産負債の純額

△169,030

20,305

8,288

△18,169

△158,606

(注) 主に外貨換算差額であります。

 

 繰延税金資産が認識されていない将来減算一時差異、税務上の繰越欠損金及び繰越税額控除の金額は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前年度

(2021年12月31日)

当年度

(2022年12月31日)

将来減算一時差異

122,697

96,598

税務上の繰越欠損金

 

 

繰越期限1年以内

34

1,651

繰越期限1年超5年以内

1,759

5,585

繰越期限5年超

5,893

5,130

税務上の繰越欠損金合計

7,687

12,368

 当社グループは子会社の投資に係る将来加算一時差異については、当社グループが一時差異の解消時期をコントロールでき、かつ予見可能な将来に一時差異が解消しない可能性が高い場合には、当該一時差異に関連する繰延税金負債を認識しておりません。繰延税金負債として認識されていない子会社の投資に係る将来加算一時差異の金額は、343,669百万円(前年度(2021年12月31日):272,795百万円)であります。

 当社グループは、日本国内において連結納税制度を適用しておりますが、上記には、同制度の適用外である地方税(住民税及び事業税)にかかる繰延税金資産を認識していない将来減算一時差異及び繰越欠損金の金額を含めておりません。地方税(住民税及び事業税)にかかる将来減算一時差異の金額は114,968百万円(前年度(2021年12月31日):76,096百万円)であり、繰越欠損金の金額は住民税分14,401百万円(前年度(2021年12月31日):19,898百万円)、事業税分21,283百万円(前年度(2021年12月31日):22,480百万円)であります。

 なお、住民税、事業税に係る繰越欠損金の繰越期限は主として10年になっております。

 

(2)法人所得税費用

 法人所得税費用の内訳は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前年度

(自 2021年1月1日

至 2021年12月31日)

当年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当期法人所得税費用

 

 

当年度

73,185

74,544

当期法人所得税費用 計

73,185

74,544

繰延法人所得税費用

 

 

一時差異の発生及び解消

△16,605

△18,455

繰延税金資産の回収可能性の評価

△10,605

△1,527

税率変更による影響

28

△286

繰延法人所得税費用 計

△27,182

△20,269

合計

46,003

54,275

 

 法定実効税率と平均実際負担税率との差異要因は以下のとおりであります。

 

前年度

(自 2021年1月1日

至 2021年12月31日)

当年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

法定実効税率

30.6%

30.6%

海外子会社の税率差異

△5.0%

△3.5%

課税所得計算上加減算されない損益による影響

0.8%

△0.0%

繰延税金資産の回収可能性の評価による影響

△5.3%

△0.7%

持分法による投資損益

△0.1%

0.1%

税率変更による影響

0.0%

△0.1%

のれんの減損

1.7%

0.0%

関係会社留保利益

0.3%

0.2%

その他

△0.1%

△0.2%

平均実際負担税率

23.0%

26.3%

 当社グループは、主に法人税、住民税及び事業税を課されており、これらを基礎とした法定実効税率は30.6%となっております。ただし、在外子会社については、その所在地における法人税等が課されております。

 

29 1株当たり利益

(1)基本的1株当たり利益及び希薄化後1株当たり利益

 

前年度

(自 2021年1月1日

至 2021年12月31日)

当年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

基本的1株当たり利益(円)

302.92

299.10

希薄化後1株当たり利益(円)

302.89

299.06

 

(2)基本的1株当たり利益及び希薄化後1株当たり利益の算定の基礎

 

前年度

(自 2021年1月1日

至 2021年12月31日)

当年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

親会社の所有者に帰属する当期利益(百万円)

153,500

151,555

基本的加重平均普通株式数(株)

506,732,965

506,701,382

希薄化効果の影響(株):

 

 

役員向け株式交付信託

47,207

65,814

希薄化効果の影響調整後加重平均普通株式数(株)

506,780,172

506,767,196

希薄化効果を有しないため、希薄化後1株当たり当期利益の算定に含まれなかった潜在株式の概要

 

30 その他の包括利益

 その他の包括利益の各項目の内訳とそれらに係る税効果額は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前年度

(自 2021年1月1日

至 2021年12月31日)

当年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

税効果前

税効果

税効果後

税効果前

税効果

税効果後

純損益に振り替えられることのない項目

 

 

 

 

 

 

その他の包括利益を通じて公正価値で

測定される金融商品への投資の公正価値の変動

 

 

 

 

 

 

当期発生額

△4,410

△3,670

△8,080

△2,210

1,218

△991

期中増減額

△4,410

△3,670

△8,080

△2,210

1,218

△991

確定給付制度に係る再測定

 

 

 

 

 

 

当期発生額

6,620

△2,012

4,607

5,412

△1,636

3,776

期中増減額

6,620

△2,012

4,607

5,412

△1,636

3,776

純損益に振り替えられる可能性のある項目

 

 

 

 

 

 

キャッシュ・フロー・ヘッジ

 

 

 

 

 

 

当期発生額

5,835

△762

5,072

△4,021

1,207

△2,814

当期利益への組替修正額

△2

0

△1

△73

22

△50

期中増減額

5,833

△762

5,071

△4,095

1,230

△2,865

ヘッジコスト

 

 

 

 

 

 

当期発生額

345

△105

240

179

△54

124

当期利益への組替修正額

△97

29

△67

△2

0

△1

期中増減額

248

△76

172

176

△54

122

在外営業活動体の換算差額

 

 

 

 

 

 

当期発生額

137,929

1,778

139,707

201,135

8,731

209,867

当期利益への組替修正額

期中増減額

137,929

1,778

139,707

201,135

8,731

209,867

持分法適用会社に対する持分相当額

 

 

 

 

 

 

当期発生額

319

319

155

155

当期利益への組替修正額

期中増減額

319

319

155

155

その他の包括利益合計

146,542

△4,743

141,799

200,574

9,489

210,063

 

31 金融商品

(1)資本管理

 資本管理における当社グループの目的は、株主へのリターンの提供、他の利害関係者への便益の供与並びに資本コスト削減に向けた最適な資本構成の維持のために、継続企業として存続するためのグループの能力を維持することにあります。

 資本構成を維持又は調整するために、当社グループは、株主に対して支払う配当の金額の調整、株主に対する資本の償還、新株発行又は債務を削減するための資産の売却を行うことがあります。

 当社グループは資本負債比率に基づいて資本をモニタリングしております。この比率は正味負債額を資本で除することで算出されます。正味負債額は有利子負債から現金及び現金同等物を差し引いて算出されます。資本は連結財政状態計算書に示される資本(親会社の所有者に帰属する持分)としております。

 各報告日時点における資本負債比率は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前年度

(2021年12月31日)

当年度

(2022年12月31日)

有利子負債

1,725,151

1,635,238

控除:現金及び現金同等物

△52,743

△37,438

正味負債額

1,672,407

1,597,800

資本合計

(親会社の所有者に帰属する持分)

1,757,104

2,060,734

資本負債比率

95.2%

77.5%

 なお、当社グループでは、外部から課されている自己資本規制はありません。

 

(2)リスク管理

 当社グループの活動は、市場リスク(為替リスク、価格リスク及び金利リスクを含む)、信用リスク及び流動性リスクなどのさまざまな財務リスクに晒されております。当社グループのリスク管理方針は、金融市場の予測不能性に特化し、当社グループの財務業績に与える潜在的に不利な影響を最小限に抑えることを目的としております。当社グループは一定のリスク・エクスポージャーをヘッジするためにデリバティブ取引を利用しております。

 当社及び主要な連結子会社は、事業環境の変化に応じ資金調達コストとリスク分散の観点から直接金融と間接金融又は短期と長期のバランスに配慮し、コマーシャル・ペーパーや金融機関からの借入、社債発行等により必要な資金を調達しております。当社グループでは、資金を効率的に活用するために当社及び主要な連結子会社はキャッシュマネジメントシステムを導入し、連結有利子負債の削減を図っております。この結果、当社において一時的に余剰資金が発生する場合には、安全性の高い金融商品に限定して運用を行っております。

 なお、当社グループは、為替リスク、原材料等の価格リスク及び金利リスクを回避する手段として、また、資金調達コストの削減手段として、外貨建資産・負債及び社債・借入金の取引残高の範囲でデリバティブ取引を利用しております。デリバティブ取引は、原則として高い格付けを有する金融機関に限定して行っております。

 当社では、社内規定に基づき財務部門がデリバティブ取引の実行及び管理を担当しております。個々のデリバティブ取引の契約は、当社の権限基準に基づき承認決裁され、契約が締結されます。また、財務部門では、デリバティブ取引の内容、残高等の状況を把握し、随時財務部門の長及び財務担当役員に報告しております。

 連結子会社においても、グループ権限基準に基づき契約の締結がなされており、当社は連結子会社からの定期的な報告に基づき、状況を把握しております。

 

① 市場リスク

(i)為替リスク

 当社グループは、国際的に事業活動を行っており、米ドル、ユーロ、チェココルナ及び豪ドルを中心とした為替リスクに晒されております。為替リスクは将来の仕入、販売、資金調達及び返済などの予定取引又はすでに認識されている資産及び負債から発生します。

 当社グループは、為替リスクを回避する目的で、為替予約及び通貨スワップを利用しております。ヘッジ会計の要件を満たす取引については、ヘッジ会計を適用しております。ヘッジ手段を指定する際は、通貨スワップの通貨ベーシス・スプレッド及び為替予約の先渡部分についてはヘッジコストとして区分して会計処理し、その他の資本の構成要素の独立項目であるヘッジコストに計上しております。

 外貨建債権及び債務等は為替レートの変動によるリスクを有しておりますが、このリスクは為替予約等と相殺されるため影響は限定的であります。

 

為替リスクへのエクスポージャー

 当社グループの日本円を機能通貨とする会社における主要な外貨である米ドル、ユーロ、チェココルナ及び豪ドルに対するエクスポージャーは以下のとおりであります。なお、エクスポージャーの金額は、デリバティブ取引等により為替リスクがヘッジされている金額を除いております。

 

機能通貨:日本円

(単位:百万円)

 

 

前年度(2021年12月31日)

米ドル

ユーロ

チェココルナ

豪ドル

エクスポージャー純額

207

2,051

4

404

 

(単位:百万円)

 

 

当年度(2022年12月31日)

米ドル

ユーロ

チェココルナ

豪ドル

エクスポージャー純額

532

2,234

7

537

 

 上記の他、ユーロを機能通貨とする子会社における主要な為替リスクのエクスポージャーは以下のとおりであります。

 

機能通貨:ユーロ

(単位:百万円)

 

 

前年度(2021年12月31日)

米ドル

チェココルナ

エクスポージャー純額

△2

9

 

(単位:百万円)

 

 

当年度(2022年12月31日)

米ドル

チェココルナ

エクスポージャー純額

1,875

△1,981

 

感応度分析

 米ドル、ユーロ、チェココルナ及び豪ドルに対して日本円が1%円高となった場合における当社グループの税引後利益への影響は以下のとおりであります。また、その他全ての変数が一定であることを前提として、米ドル、ユーロ、チェココルナ及び豪ドルに対して日本円が1%円安となった場合は、以下の表と同額で反対の影響があります。

 

機能通貨:日本円

(単位:百万円)

 

 

前年度

(自 2021年1月1日

至 2021年12月31日)

当年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

米ドル

△1

△4

ユーロ

△14

△15

チェココルナ

△0

△0

豪ドル

△2

△4

 

 米ドル及びチェココルナに対してユーロが1%ユーロ高となった場合における当社グループの税引後利益への影響は以下のとおりであります。また、その他全ての変数が一定であることを前提として、米ドル及びチェココルナに対してユーロが1%ユーロ安となった場合は、以下の表と同額で反対の影響があります。

 

機能通貨:ユーロ

(単位:百万円)

 

 

前年度

(自 2021年1月1日

至 2021年12月31日)

当年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

米ドル

0

△15

チェココルナ

△0

16

 

(ⅱ)価格リスク

 当社グループは、連結財政状態計算書上、公正価値で測定される区分に分類された投資を保有しているため、資本性金融商品の価格リスクに晒されております。資本性金融商品への投資から生じる価格リスクを管理するため、当社グループは、定期的に公正価値や発行体の財務状況等を把握するとともに、保有状況を継続的に見直しております。

 なお、当社グループでは、短期トレーディング目的で保有する資本性金融商品はなく、これらの投資を活発に行うことは想定しておりません。

 なお、他の変動要因は不変のまま株価が5%上昇(下落)した場合にはその他の資本の構成要素(税効果考慮前)は公正価値の変動により3,887百万円(前年度:3,821百万円)増加(減少)します。

 また、当社グループの製品に使用する主要な原材料等の価格は、天候、自然災害等によって変動するため、当社グループは原材料等の価格リスクに晒されております。当社グループは、これらの原材料等の価格変動リスクを回避するために主に商品スワップ取引を行っております。当社グループが利用している商品スワップ取引は、商品の市場価格の変動によるリスクを有しておりますが、当社グループが有する当該商品の買入債務に係る商品の市場価格の変動によるリスクと相殺されるため、価格リスクは限定的であります。

 

(ⅲ)金利リスク

 当社グループは、変動金利による資金調達を行っており、金利リスクに晒されております。金利リスクは主に長期借入金から発生します。

 当社グループは、金利リスクを回避する目的で、金利を実質的に固定化する金利スワップを利用しております。また、ヘッジ会計の要件を満たす取引については、ヘッジ会計を適用しております。

 当社グループが当年度末現在において保有する金融商品において1%の金利変動が生じた場合、税引後利益に及ぼす影響は、以下のとおりであります。この分析は金利変動の影響を受ける金融商品を対象としており、為替変動の影響等その他の要因は一定であることを前提としております。なお、金利スワップにより、実質的に金利が固定化された部分を除いた変動金利借入金残高に対する感応度を記載しております。

(単位:百万円)

 

 

前年度

(自 2021年1月1日

至 2021年12月31日)

当年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

税引後利益

1,085

957

 

② 信用リスク

 当社グループは、営業債権(受取手形及び売掛金)、その他の債権(未収入金)及びその他の金融資産(営業貸付金等)について、信用リスクに晒されております。

 当社グループは、経理規程に基づき、営業債権及び営業貸付金について、主要な取引先の状況を定期的にモニタリングするとともに、取引先ごとの期日管理と残高管理を日常的に行っております。また、当社グループは不良債権の発生とその回収状況を把握して対応しております。

 デリバティブ取引の実施にあたっては、信用リスクを軽減するため、原則として高い格付けを有する金融機関に限定して取引を行っております。

 当社グループでは、信用リスク特性に基づき債権等を区分して損失評価引当金を算定しております。

 営業債権については、常に全期間の予想信用損失と同額で損失評価引当金を認識しております。営業債権以外の債権等については、原則として12ヶ月の予想信用損失と同額で損失評価引当金を認識しておりますが、弁済期日を経過した場合等には、信用リスクが当初認識時点より著しく増加したものとして、全期間の予想信用損失と同額で損失評価引当金を認識しております。営業債権以外の債権等のうち12ヶ月の予想信用損失と同額で損失評価引当金を測定しているものは、全て集合的ベースで測定しております。

 予想信用損失の金額は、以下のように算定しております。

・営業債権

 単純化したアプローチに基づき、債権等を相手先の信用リスク特性に応じて区分し、その区分に応じて算定した過去の信用損失の実績率に将来の経済状況等の予測を加味した引当率を乗じて算定しております。

・営業債権以外の債権等

 原則的なアプローチに基づき、信用リスクが著しく増加していると判定されていない債権等については、同種の資産の過去の信用損失の実績率に将来の経済状況等の予測を加味した引当率を帳簿価額に乗じて算定しております。信用リスクが著しく増加していると判定された資産及び信用減損金融資産については、見積将来キャッシュ・フローを当該資産の当初の実効金利で割り引いた現在価値の額と、帳簿価額との間の差額をもって算定しております。

 

 損失評価引当金の認識対象となる金融資産の帳簿価額及び損失評価引当金は以下のとおりであります。

 

営業債権及びその他の債権

(単位:百万円)

 

帳簿価額

12ヶ月の予想信用損失で

測定している金融資産

全期間の予想信用損失に

等しい金額で測定

している金融資産

単純化したアプローチを

適用した金融資産

前年度(2021年1月1日)

25,091

412

360,450

前年度(2021年12月31日)

23,524

214

381,435

当年度(2022年12月31日)

28,719

163

396,918

 全期間の予想信用損失に等しい金額で測定している金融資産は、主として信用減損している金融資産です。

 

信用リスク格付け

 全期間の予想信用損失に等しい金額で測定している金融資産の信用リスク格付けは、12ヶ月の予想信用損失で測定している金融資産の予想信用損失の信用リスク格付けに比べて相対的に低く、単純化したアプローチを適用した金融資産の信用リスク格付けは、主として12ヶ月の予想信用損失で測定している金融資産の信用リスク格付けに相当します。同一区分内における金融資産の信用リスク格付けは概ね同一であります。

 なお、当社グループは連結損益計算書において信用リスクに係る減損損失を重要性の観点から「その他の営業費用」に含めて処理しております。

(単位:百万円)

 

損失評価引当金

12ヶ月の予想信用損失で

測定している引当金

全期間の予想信用損失に

等しい金額で測定

している引当金

単純化したアプローチを

適用した金融資産に

係る引当金

前年度

(2021年1月1日)

150

372

6,506

期中増加額

143

1

2,386

期中減少額(目的使用)

△378

△3

△515

期中減少額(戻入れ)

△15

△73

△1,899

その他

294

4

2,223

前年度

(2021年12月31日)

195

302

8,701

期中増加額

16

0

1,354

期中減少額(目的使用)

0

△60

△2,579

期中減少額(戻入れ)

△18

△2

△1,257

その他

△174

117

3,529

当年度

(2022年12月31日)

19

356

9,748

 

その他の金融資産

(単位:百万円)

 

帳簿価額

12ヶ月の予想信用損失で

測定している金融資産

全期間の予想信用損失に等しい

金額で測定している金融資産

前年度(2021年1月1日)

10,015

2,089

前年度(2021年12月31日)

9,986

2,067

当年度(2022年12月31日)

9,626

1,937

 全期間の予想信用損失に等しい金額で測定している金融資産は、主として信用減損している金融資産です。

 

信用リスク格付け

 全期間の予想信用損失に等しい金額で測定している金融資産の信用リスク格付けは、12ヶ月の予想信用損失で測定している金融資産の予想信用損失の信用リスク格付けに比べて相対的に低く、同一区分内における金融資産の信用リスク格付けは概ね同一であります。

 なお、当社グループは連結損益計算書において信用リスクに係る減損損失を重要性の観点から「その他の営業費用」に含めて処理しております。

(単位:百万円)

 

損失評価引当金

12ヶ月の予想信用損失で

測定した引当金

全期間の予想信用損失に等しい

金額で測定している引当金

前年度

(2021年1月1日)

44

830

期中増加額

67

61

期中減少額(目的使用)

期中減少額(戻入れ)

△126

△433

その他

242

△4

前年度

(2021年12月31日)

227

454

期中増加額

10

98

期中減少額(目的使用)

△32

△0

期中減少額(戻入れ)

△69

△56

その他

13

2

当年度

(2022年12月31日)

149

499

 

期中の金融商品の総額での帳簿価額の著しい変動の影響

 前年度及び当年度において、損失評価引当金の変動に影響を与えるような総額での帳簿価額の著しい増減はありません。

 

信用リスクに係る最大エクスポージャー

 金融資産については、報告日において保有する担保及びその他の信用補完を考慮に入れない場合の信用リスクに対する最大エクスポージャーは、連結財政状態計算書に表示されている帳簿価額であります。債務保証については、信用リスクに係る最大エクスポージャーは以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前年度

(2021年12月31日)

当年度

(2022年12月31日)

債務保証

22

18

 なお、上記の債務保証契約の履行により発生しうる損失に係る債務保証損失引当金は、金額的に重要性がないと見込まれるため、当該引当金は計上しておりません。

 

 報告日時点で信用減損している金融資産について、保証として保有している担保及び他の信用補完の金額は2,567百万円(前年度(2021年12月31日):2,434百万円)であります。

 保証として保有している担保は主に保証金であります。

 

③ 流動性リスク

 当社グループは、借入金、コマーシャル・ペーパー及び社債により資金を調達しておりますが、資金調達環境の悪化などにより支払期日にその支払を実行できなくなる流動性リスクに晒されております。

 当社及び主要な連結子会社は、キャッシュマネジメントシステムを導入していることから、当該システム参加会社の流動性リスクの管理は当社が行っております。

 当社は、グループ各社からの報告に基づき資金繰り計画を作成し、適時に更新しております。資金需要に関する継続的な見通しをモニタリングするとともに、契約上の借入限度枠の未使用部分に常に十分な余裕を維持し、あらゆる借入契約が限度額や制限条項(該当する場合)に抵触しないようにしております。かかる予測では、当社グループの借入融資計画、制限条項の遵守、内部的な財政状態計算書比率目標の遵守のほか、該当する場合には通貨規制など適用されうる外部の規制要件や法定要件について考慮しております。

 当社及び主要な連結子会社が運転資本管理に必要な残高を超えて保有する剰余金は、キャッシュマネジメントシステムによりグループレベルで管理しております。当社グループは、上記予測で決定された十分な余裕をもたらすために、適切な満期や流動性のある金融商品を選択し、当座預金、定期預金、短期金融市場預金及び市場性のある有価証券などに投資しております。

 以下の表は、当社グループの非デリバティブ金融負債及び純額決済されるデリバティブ負債を契約上の満期日までの残余期間に基づき分析したものであります。

 

前年度(2021年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

帳簿価額

契約上の

キャッシュ

・フロー

合計

1年以内

1年超

2年以内

2年超

3年以内

3年超

4年以内

4年超

5年以内

5年超

営業債務及びその他の債務

531,573

531,573

531,573

社債及び借入金

1,596,204

1,627,739

429,428

148,154

328,551

130,690

75,167

515,746

デリバティブ負債

2,424

2,424

2,091

122

18

192

 

当年度(2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

帳簿価額

契約上の

キャッシュ

・フロー

合計

1年以内

1年超

2年以内

2年超

3年以内

3年超

4年以内

4年超

5年以内

5年超

営業債務及びその他の債務

591,869

591,869

591,869

社債及び借入金

1,497,310

1,536,552

373,315

346,456

137,584

75,428

168,668

435,099

デリバティブ負債

6,399

6,399

4,620

1,182

118

477

 

(3)金融商品の公正価値

 当社グループは、公正価値測定において入手可能な限り市場の観察可能なデータを用いております。公正価値測定はインプットのレベル区分に基づき以下のいずれかに分類されます。

レベル1:活発な市場における無調整の同一資産・負債の市場価格のインプット

レベル2:レベル1で使用された市場価格以外の、直接又は間接的に観察可能な価格で構成されたインプット

レベル3:観察可能な市場データに基づかないインプット

 公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、振替を生じさせた事象又は状況の変化の日に認識しております。

 

 財務諸表上、公正価値で測定されていない金融商品の帳簿価額と公正価値は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前年度

(2021年12月31日)

当年度

(2022年12月31日)

帳簿価額

公正価値

帳簿価額

公正価値

長期貸付金

1,666

1,582

2,423

2,317

長期借入金

197,997

197,978

146,678

146,689

社債

1,165,905

1,176,248

1,126,329

1,074,992

 

 上記には1年以内に回収、1年以内に返済及び償還予定の残高を含んでおります。

 帳簿価額が公正価値の合理的な近似値となっている金融商品及びリース負債は上表には含めておりません。

 長期貸付金の公正価値については、元利金の受取見込額を新規に同様の貸付を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定する方法によっております。

 長期借入金の公正価値については、元利金の合計額を新規に同様の借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定する方法によっております。

 社債の公正価値については、市場価格のあるものは市場価格を公正価値としております。

 なお、上記の公正価値測定のうち、社債はレベル2、その他のものはレベル3に分類しております。レベル2の社債は、日本証券業協会等の売買参考統計値を用いて公正価値を見積っております。レベル3の金融商品の公正価値は、契約上のキャッシュ・フローを市場利率で割り引いて測定しており、帳簿価額との差額は、市場利率と契約利率との差によるものであります。

 

 以下の表は公正価値で測定した当社グループの金融資産及び金融負債を示したものであります。

 なお、以下の表では、「売却目的で保有する資産」に含まれる帳簿価額を含めております。

 

前年度(2021年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

金融資産

 

 

 

 

ヘッジに指定されたデリバティブ資産

7,025

4,088

11,113

ヘッジに指定されないデリバティブ資産

15

15

株式

76,425

55

40,461

116,942

その他

807

807

金融資産合計

76,425

7,903

44,549

128,878

金融負債

 

 

 

 

ヘッジに指定されたデリバティブ負債

1,758

1,758

ヘッジに指定されないデリバティブ負債

666

666

条件付対価

27,863

27,863

金融負債合計

2,424

27,863

30,288

 前年度において、公正価値ヒエラルキーのレベル1とレベル2の間の重要な振替はありません。

 

当年度(2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

金融資産

 

 

 

 

ヘッジに指定されたデリバティブ資産

7,983

5,514

13,498

ヘッジに指定されないデリバティブ資産

1,779

1,779

株式

77,755

52

29,907

107,715

その他

1,415

1,415

金融資産合計

77,755

11,230

35,422

124,408

金融負債

 

 

 

 

ヘッジに指定されたデリバティブ負債

5,191

5,191

ヘッジに指定されないデリバティブ負債

1,208

1,208

条件付対価

31,028

31,028

金融負債合計

6,399

31,028

37,427

 当年度において、公正価値ヒエラルキーのレベル1とレベル2の間の重要な振替はありません。

 

 活発な市場で取引される金融商品の公正価値は、期末日現在の市場相場価格に基づいております。これらの金融商品はレベル1に分類されます。当社グループにおいてレベル1に含まれる金融商品は、主に、活発な市場のある資本性金融商品であります。

 活発な市場で取引されていない金融商品(例えば、金利スワップや為替予約)の公正価値は、評価技法を用いて測定されます。この評価技法では、入手可能な場合は観察可能な市場データを最大限に利用し、企業独自の見積りには可能な限り依存しておりません。デリバティブの金融商品の評価は、主に取引金融機関から提示された価格等を基礎として算定しています。ある金融商品の公正価値測定に求められる全ての重要なインプットが観察可能な場合、当該金融商品はレベル2に分類されます。

 一つ又は複数の重要なインプットが観察可能な市場データに基づくものではない場合、その金融商品(例えば、活発な市場のない資本性金融商品)はレベル3に分類されます。これらの金融商品の評価は合理的に入手可能なインプットや多くの市場参加者が合理的だとして採用しているインプット等によって、主に類似会社比較法及び割引キャッシュ・フロー法で評価しております。また、条件付対価は将来の業績等を考慮し、支払額を見込んで算定しております。

 

 レベル3に分類される金融商品の公正価値算定に用いた観察可能でないインプットのうち主なものは、資本性金融商品の類似会社比較法における株価純資産倍率であり、0.6倍から1.6倍(前年度:0.6倍から1.5倍)の範囲に分布しております。

 財務部門が公正価値測定に使用する各種計算モデルについては、年1回見直しを行い、必要に応じて外部の独立した公正価値測定の専門家のレビューを受けております。また、公正価値測定上、社内において使用されている各種見積値を使用することもありますが、当該見積値を使用する際は、時系列比較等、各種分析を行い、当該見積値の妥当性を検討の上、必要に応じて財務担当役員が内容をレビューしております。

 当社グループでは、公正価値測定(レベル3を含む)の変動についてインプット等の要因別に分析を行っております。公正価値測定の結果及びその算定プロセス(外部に評価を依頼した場合にはその評価結果の検証内容を含む)並びに公正価値変動の要因分析結果について、財務担当役員に報告し、財務担当役員はその内容について検討の上、必要に応じて取締役会に報告を行っております。

 なお、レベル3に分類した金融商品について、観察可能でないインプットを合理的に考え得る代替的な仮定に変更した場合に重要な公正価値の増減は見込まれておりません。

 以下の表は、レベル3に分類される金融商品の変動を表示しております。

 なお、以下の表では、「売却目的で保有する資産」に含まれる帳簿価額を含めております。

 

前年度(自 2021年1月1日 至 2021年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

その他の包括利益を

通じて公正価値で

測定される資本性

金融商品

デリバティブ取引

純損益を通じて

公正価値で測定される

金融負債

期首残高(△は負債)

66,338

1,193

△25,930

純損益で認識された利得及び損失

△3,021

その他の包括利益で認識された利得及び損失(注)

△431

2,894

△1,511

購入

28

売却

△25,474

決済

1,666

その他

932

期末残高(△は負債)

40,461

4,088

△27,863

純損益で認識された利得及び損失のうち、各年度末において保有している資産及び負債に係る未実現損益の変動

△3,021

(注)その他の包括利益で認識された利得及び損失のうち、純損益を通じて公正価値で測定される金融負債については、連結包括利益計算書の「在外営業活動体の換算差額」に含まれております。

 

当年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

その他の包括利益を

通じて公正価値で

測定される資本性

金融商品

デリバティブ取引

純損益を通じて

公正価値で測定される

金融負債

期首残高(△は負債)

40,461

4,088

△27,863

純損益で認識された利得及び損失

△3,284

その他の包括利益で認識された利得及び損失(注)

△4,602

1,426

△2,073

購入

2,034

売却

△8,870

決済

2,193

その他

885

期末残高(△は負債)

29,907

5,514

△31,028

純損益で認識された利得及び損失のうち、各年度末において保有している資産及び負債に係る未実現損益の変動

△3,284

(注)その他の包括利益で認識された利得及び損失のうち、純損益を通じて公正価値で測定される金融負債については、連結包括利益計算書の「在外営業活動体の換算差額」に含まれております。

 

(4)デリバティブ及びヘッジ会計

 当社グループのリスク管理におけるヘッジ会計の運用については、「(2)リスク管理」に記載しております。

 

① 連結財政状態計算書における影響

 ヘッジ指定されているヘッジ手段が当社グループの連結財政状態計算書に与える影響は以下のとおりであります。なお、ヘッジ手段に係る資産の帳簿価額(公正価値)は、「その他の金融資産」に含まれており、ヘッジ手段に係る負債の帳簿価額(公正価値)は、「その他の金融負債」及び「社債及び借入金」に含まれております。

 

前年度(2021年12月31日)

ヘッジ種類

ヘッジ手段

想定元本

(百万円)

帳簿価額(公正価値)

資産

(百万円)

負債

(百万円)

キャッシュ・フロー・ヘッジ

為替予約

154,764

1,166

1,153

通貨スワップ

82,816

866

392

商品スワップ

30,876

9,080

212

合計

268,457

11,113

1,758

在外営業活動体に対する純投資ヘッジ

ユーロ建社債

391,577

(3,000百万ユーロ)

391,577

 主な為替予約における平均レートは、1米ドル当たり108.07円、1ユーロ当たり127.13円、1ポーランドズロチ当たり0.21ユーロ、1豪ドル当たり0.67米ドルであります。主な通貨スワップにおける平均レートは1ユーロ当たり130.46円であります。

 

当年度(2022年12月31日)

ヘッジ種類

ヘッジ手段

想定元本

(百万円)

帳簿価額(公正価値)

資産

(百万円)

負債

(百万円)

キャッシュ・フロー・ヘッジ

為替予約

321,460

2,322

2,254

通貨スワップ

87,300

967

86

商品スワップ

54,023

10,207

2,850

合計

462,785

13,498

5,191

在外営業活動体に対する純投資ヘッジ

ユーロ建社債

424,438

(3,000百万ユーロ)

424,438

 主な為替予約における平均レートは、1米ドル当たり122.14円、1ユーロ当たり132.38円、1ポーランドズロチ当たり0.21ユーロ、1豪ドル当たり0.71米ドル、1中国元当たり18.14円であります。主な通貨スワップにおける平均レートは1ユーロ当たり130.46円であります。

 

 なお、当社グループが行うヘッジ取引においては、ヘッジ対象項目全体をヘッジしており、一部のリスク要素をヘッジする取引はありません。

 為替予約、通貨スワップ、商品スワップによりキャッシュ・フローの変動をヘッジしている期間は最長でそれぞれ約3年、約3年、約5年であります。

 純損益に認識したヘッジの非有効部分の金額に重要性はないため、ヘッジ非有効部分を認識する基礎として用いたヘッジ手段の公正価値の変動の記載は省略しております。

 

 上記以外に、ヘッジ指定されていないデリバティブ資産及びデリバティブ負債の公正価値は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前年度

(2021年12月31日)

当年度

(2022年12月31日)

 

資産

負債

資産

負債

為替予約

15

2

49

通貨スワップ

663

1,730

1,139

商品スワップ

68

合計

15

666

1,779

1,208

 

 キャッシュ・フロー・ヘッジ剰余金、ヘッジコスト剰余金及び在外営業活動体に対する純投資ヘッジは以下のとおりであります。

 なお、ヘッジ会計を中止したヘッジ関係から生じたキャッシュ・フロー・ヘッジ剰余金はありません。

(単位:百万円)

 

 

前年度

(2021年12月31日)

当年度

(2022年12月31日)

キャッシュ・フロー・ヘッジ剰余金

 

 

為替予約

△841

△5,493

通貨スワップ

1,200

713

商品スワップ

7,127

7,357

合計

7,486

2,577

ヘッジコスト剰余金

 

 

通貨スワップ(期間関連)

△601

△478

在外営業活動体に対する純投資ヘッジ

 

 

ユーロ建借入金

718

ユーロ建社債

△8,887

△33,356

 

 純損益に認識したヘッジの非有効部分の金額に重要性はないため、ヘッジ非有効部分を認識する基礎として用いたヘッジ対象の公正価値の変動の記載は省略しております。

 

② 連結損益計算書及び連結包括利益計算書における影響

 キャッシュ・フロー・ヘッジ、ヘッジコスト及び在外営業活動体に対する純投資ヘッジとして指定したヘッジ手段に関する当社グループの純損益及びその他の包括利益への影響は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前年度

(自 2021年1月1日

至 2021年12月31日)

リスク区分

その他の包括利益で認識

されたヘッジ損益の金額

(注)

その他の資本の構成要素

から純損益に組替調整額と

して振り替えた金額(注)

組替調整額として

振り替えられた

純損益の表示科目

キャッシュ・フロー・ヘッジ

 

 

 

為替リスク

△3,201

△2

金融費用

価格リスク

9,037

 

金利リスク

 

合計

5,835

△2

 

ヘッジコスト

 

 

 

為替リスク(期間関連)

345

△97

金融費用

在外営業活動体に対する純投資ヘッジ

 

 

 

純投資の為替変動リスク

△6,862

 

(注) 税効果考慮前の金額であります。

 

(単位:百万円)

 

当年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

リスク区分

その他の包括利益で認識

されたヘッジ損益の金額

(注)

その他の資本の構成要素

から純損益に組替調整額と

して振り替えた金額(注)

組替調整額として

振り替えられた

純損益の表示科目

キャッシュ・フロー・ヘッジ

 

 

 

為替リスク

△4,297

△73

金融費用

価格リスク

275

 

金利リスク

 

合計

△4,021

△73

 

ヘッジコスト

 

 

 

為替リスク(期間関連)

179

△2

金融費用

在外営業活動体に対する純投資ヘッジ

 

 

 

純投資の為替変動リスク

△33,918

 

(注) 税効果考慮前の金額であります。

 

 ヘッジの中止等による組替調整額はありません。なお、ヘッジ対象が棚卸資産の取得等に関する予定取引である場合は、「その他の資本の構成要素」に累積されたキャッシュ・フロー・ヘッジ剰余金を棚卸資産等の取得原価に振り替えております。取得原価に振り替えられた金額のうち、為替リスクに対応するものは△2,042百万円(前年度:△248百万円)、価格リスクに対応するものは-百万円(前年度:136百万円)であります。

 また、純損益に認識したヘッジの非有効部分の金額に重要性はありません。

 

(5)金融資産・負債の相殺

 当社は、金融機関とキャッシュプーリング契約を締結しており、当該キャッシュプーリング契約により認識した金融資産・負債について相殺する法的に強制可能な権利を有しており、かつ純額で決済するか又は資産の実現と負債の決済を同時に実行する意図を有しております。

 上記キャッシュプーリング契約により認識した当年度末における金融資産及び金融負債はそれぞれ以下のとおりです。

前年度(2021年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

認識した総額

相殺した金額

財政状態計算書に

表示している純額

<金融資産>

 

 

 

現金及び現金同等物

128,847

△119,590

9,256

<金融負債>

 

 

 

社債及び借入金

119,590

△119,590

 

当年度(2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

認識した総額

相殺した金額

財政状態計算書に

表示している純額

<金融資産>

 

 

 

現金及び現金同等物

130,028

△127,421

2,607

<金融負債>

 

 

 

社債及び借入金

127,421

△127,421

 

32 重要な非資金取引

前年度(自 2021年1月1日 至 2021年12月31日)

 該当事項はありません。

 

当年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

 該当事項はありません。

 

33 子会社に対する所有持分の変動

(1)子会社の取得による収支

前年度(自 2021年1月1日 至 2021年12月31日)

 株式の取得により新たにAllpress Espresso NZ LTD他5社を連結したことに伴う連結開始時の資産及び負債の主な内訳並びに、当該会社株式等の取得価額と取得による支出(純額)との関係は次のとおりであります。

流動資産

1,236百万円

非流動資産

5,115 〃

のれん

11,860 〃

流動負債

△1,036 〃

非流動負債

△1,992 〃

株式等の取得価額

15,184百万円

現金及び現金同等物

△421 〃

差引:取得による支出

14,762百万円

 

当年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

 重要性が乏しいため、記載を省略しております。

 

(2)子会社の売却による収支

前年度(自 2021年1月1日 至 2021年12月31日)

 重要性が乏しいため、記載を省略しております。

 

当年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

 該当事項はありません。

 

34 財務活動から生じる負債の変動

前年度(自 2021年1月1日 至 2021年12月31日)

(単位:百万円)

 

項目

期首残高

(2021年

1月1日)

財務

キャッシュ

・フローに

よる変動

非資金変動

期末残高

(2021年

12月31日)

取得

長短振替

連結範囲

変動

為替差額

公正価値

の変動

その他

短期借入金(注)

672,079

△440,775

382

614

232,301

リース負債

88,156

△25,215

25,035

1,158

4,236

93,370

1年以内に返済予定の長期借入金

164,429

△182,783

69,276

465

51,388

長期借入金

25,713

190,094

△69,276

76

146,608

1年以内に償還予定の社債

88,250

△88,328

139,902

137

139,962

社債

873,153

280,884

△139,902

10,718

1,089

1,025,943

財務活動から生じる負債をヘッジするために保有しているデリバティブ負債又は資産(△)

2,136

△1,051

△1,930

△844

合計

1,913,920

△266,123

25,035

1,540

16,111

△1,051

△703

1,688,729

(注) 短期借入金には、コマーシャル・ペーパーを含めております。

 

当年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

項目

期首残高

(2022年

1月1日)

財務

キャッシュ

・フローに

よる変動

非資金変動

期末残高

(2022年

12月31日)

取得

長短振替

連結範囲

変動

為替差額

公正価値

の変動

その他

短期借入金(注)

232,301

△8,527

528

224,302

リース負債

93,370

△23,307

26,643

13

5,399

102,120

1年以内に返済予定の長期借入金

51,388

△50,520

42,101

75

43,046

長期借入金

146,608

△940

△42,101

66

103,632

1年以内に償還予定の社債

139,962

△140,000

99,875

81

99,919

社債

1,025,943

59,748

△99,875

39,437

1,156

1,026,409

財務活動から生じる負債をヘッジするために保有しているデリバティブ負債又は資産(△)

△844

37

△807

合計

1,688,729

△163,548

26,643

13

45,508

37

1,238

1,598,622

(注) 短期借入金には、コマーシャル・ペーパーを含めております。

 

35 関連当事者との取引

(1)関連当事者との取引及び債権債務残高

 関連当事者との取引については、重要な取引等がありません。

 

(2)主要な経営幹部に対する報酬

 当社グループの主要な経営幹部に対する報酬額は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前年度

(自 2021年1月1日

至 2021年12月31日)

当年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

短期従業員給付費用

689

642

株式に基づく報酬

77

86

766

728

 

36 企業結合

前年度(自 2021年1月1日 至 2021年12月31日)

 該当事項はありません。

 

当年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

 該当事項はありません。

 

37 他の企業への関与

(1)子会社への関与

 連結財務諸表に含まれている子会社は以下のとおりであります。

前年度(2021年12月31日)

名称

住所

所有持分割合

(%)

アサヒビール㈱

東京都墨田区

100.00

㈱なだ万

東京都新宿区

100.00

(100.00)

ニッカウヰスキー㈱

東京都港区

100.00

(100.00)

アサヒグループジャパン㈱

東京都墨田区

100.00

アサヒクオリティーアンドイノベーションズ㈱

茨城県守谷市

100.00

エノテカ㈱

東京都港区

100.00

(100.00)

アサヒ飲料㈱

東京都墨田区

100.00

カルピス㈱

東京都墨田区

100.00

(100.00)

アサヒ飲料販売㈱

東京都台東区

100.00

(100.00)

アサヒグループ食品㈱

東京都渋谷区

100.00

 0105010_007.png

中国上海市

100.00

 0105010_008.png

中国北京市

90.00

Asahi Holdings(Australia) Pty Ltd

オーストラリア

ヴィクトリア州

100.00

CUB Pty Ltd

オーストラリア

ヴィクトリア州

100.00

(100.00)

Asahi Beverages Pty Ltd

オーストラリア

ヴィクトリア州

100.00

(100.00)

Asahi Beverages (NZ) Limited

ニュージーランド

パパクラ

100.00

(100.00)

Asahi Group Holdings Southeast Asia Pte. Ltd.

シンガポール

100.00

Etika Beverages Sdn. Bhd.

マレーシア

クアラルンプール市

100.00

(100.00)

Etika Dairies Sdn. Bhd.

マレーシア

クアラルンプール市

100.00

(100.00)

Asahi Loi Hein Company Limited

ミャンマーヤンゴン

51.00

(51.00)

Asahi Europe & International Ltd

イギリス

ウォーキング

100.00

Asahi International Ltd

イギリス

ウォーキング

100.00

Birra Peroni S.r.l.

イタリア

ローマ

100.00

(100.00)

Royal Grolsch NV

オランダ

エンスヘーデ

100.00

(100.00)

Meantime Brewing Company Ltd.

イギリス

ロンドン

100.00

(100.00)

 

 

名称

住所

所有持分割合

(%)

Asahi UK Ltd

イギリス

ロンドン

100.00

(100.00)

 0105010_009.png

チェコ

ピルゼン

100.00

(100.00)

 0105010_010.png

スロバキア

ヴェルキーサリス

100.00

(100.00)

Kompania Piwowarska S.A.

ポーランド

ヴィエルコポルスカ

100.00

(100.00)

Ursus Breweries SA

ルーマニア

ブザウ

98.68

(98.68)

Dreher Sörgyárak Zrt.

ハンガリー

ブダペスト

99.78

(99.78)

アサヒロジ㈱

東京都港区

100.00

アサヒプロマネジメント㈱

東京都墨田区

100.00

その他178社

(注)1.所有持分割合の( )内は、間接所有割合を内数で記載しております。

2.2021年に当社100%子会社としてアサヒグループジャパン株式会社を設立しました。

3.当社の100%子会社であるニッカウヰスキー株式会社は、同社が保有するサントネージュワイン株式会社の普通株式の全部を株式会社サン.フーズへ譲渡しました。

4.2021年にAsahi Breweries Europe Ltdの商号がAsahi Europe & International Ltdに変更されました。

 

当年度(2022年12月31日)

名称

住所

所有持分割合

(%)

アサヒグループジャパン㈱

東京都墨田区

100.00

アサヒビール㈱

東京都墨田区

100.00

(100.00)

ニッカウヰスキー㈱

北海道余市町

100.00

(100.00)

エノテカ㈱

東京都港区

100.00

(100.00)

アサヒ飲料㈱

東京都墨田区

100.00

(100.00)

カルピス㈱

東京都墨田区

100.00

(100.00)

アサヒ飲料販売㈱

東京都台東区

100.00

(100.00)

アサヒグループ食品㈱

東京都墨田区

100.00

(100.00)

アサヒロジ㈱

東京都大田区

100.00

(100.00)

㈱なだ万

東京都千代田区

100.00

(100.00)

アサヒプロマネジメント㈱

東京都墨田区

100.00

(100.00)

Asahi Europe & International Ltd

イギリス

サリー州

100.00

Birra Peroni S.r.l.

イタリア

ローマ

100.00

(100.00)

Koninklijke Grolsch N.V.

オランダ

エンスヘーデ

100.00

(100.00)

Meantime Brewing Company Ltd.

イギリス

ロンドン

100.00

(100.00)

Asahi UK Ltd

イギリス

ロンドン

100.00

(100.00)

 0105010_011.png

チェコ

ピルゼン

100.00

(100.00)

 0105010_012.png

スロバキア

ヴェルキーサリス

100.00

(100.00)

Kompania Piwowarska S.A.

ポーランド

ヴィエルコポルスカ

100.00

(100.00)

Ursus Breweries SA

ルーマニア

ブザウ

98.68

(98.68)

Dreher Sörgyárak Zrt.

ハンガリー

ブダペスト

99.78

(99.78)

 0105010_013.png

中国上海市

100.00

Asahi Holdings(Australia) Pty Ltd

オーストラリア

ヴィクトリア州

100.00

CUB Pty Ltd

オーストラリア

ヴィクトリア州

100.00

(100.00)

 

 

名称

住所

所有持分割合

(%)

Asahi Beverages Pty Ltd

オーストラリア

ヴィクトリア州

100.00

(100.00)

Asahi Beverages (NZ) Limited

ニュージーランド

オークランド

100.00

(100.00)

Asahi Holdings Southeast Asia Sdn. Bhd.

マレーシア

クアラルンプール

100.00

(100.00)

Etika Beverages Sdn. Bhd.

マレーシア

クアラルンプール

100.00

(100.00)

Etika Dairies Sdn. Bhd.

マレーシア

クアラルンプール

100.00

(100.00)

Asahi Loi Hein Company Limited

ミャンマー

ヤンゴン

51.00

(51.00)

アサヒクオリティーアンドイノベーションズ㈱

茨城県守谷市

100.00

その他177社

(注)所有持分割合の( )内は、間接所有割合を内数で記載しております。

 

(2)関連会社及び共同支配企業への関与

① 関連会社

 関連会社に対する持分の帳簿価額、当期利益の持分取込額及びその他の包括利益の持分取込額は以下のとおりであります。なお、当社グループにとって重要な関連会社はありません。

(単位:百万円)

 

 

前年度

(2021年12月31日)

当年度

(2022年12月31日)

帳簿価額

6,555

6,613

 

(単位:百万円)

 

 

前年度

(自 2021年1月1日

至 2021年12月31日)

当年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当期利益

806

668

その他の包括利益

291

129

包括利益合計

1,098

797

 

② 共同支配企業

 共同支配企業に対する持分の帳簿価額、当期利益の持分取込額及びその他の包括利益の持分取込額は以下のとおりであります。なお、当社グループにとって重要な共同支配企業はありません。

(単位:百万円)

 

 

前年度

(2021年12月31日)

当年度

(2022年12月31日)

帳簿価額

84

109

 

(単位:百万円)

 

 

前年度

(自 2021年1月1日

至 2021年12月31日)

当年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当期利益

△118

△0

その他の包括利益

28

25

包括利益合計

△90

24

 

38 コミットメント

 資産の取得に関する重要なコミットメントはありません。

 

39 偶発事象

 該当事項はありません。

 

40 後発事象

 当社は、2023年1月26日の取締役会決議に基づき、アサヒグループホールディングス株式会社第19回無担保社債、第20回無担保社債(グリーンボンド)及び第21回無担保社債を2023年3月2日に条件決定し、2023年3月8日に発行致しました。その内容は次の通りであります。

 

(第19回無担保社債)

(1)社債の名称

アサヒグループホールディングス株式会社第19回無担保社債(特定社債間限定同順位特約付)

(2)社債総額

500億円

(3)発行価格

各社債の金額100円につき金100円

(4)利率

年 0.280%

(5)払込期日

2023年3月8日

(6)償還期限(年限)

2026年3月6日(3年)

(7)利払日

毎年3月8日及び9月8日

(8)取得格付

AA-(株式会社日本格付研究所)

A+(株式会社格付投資情報センター)

(9)引受会社

野村證券株式会社、大和証券株式会社、SMBC日興証券株式会社及びみずほ証券株式会社

(10)財務代理人

株式会社三井住友銀行

(11)資金使途

全額を2023年3月末までに償還予定のコマーシャルペーパーの償還資金の一部に充当予定

 

(第20回無担保社債(グリーンボンド))

(1)社債の名称

アサヒグループホールディングス株式会社第20回無担保社債(特定社債間限定同順位特約付)(グリーンボンド)

(2)社債総額

250億円

(3)発行価格

各社債の金額100円につき金100円

(4)利率

年 0.544%

(5)払込期日

2023年3月8日

(6)償還期限(年限)

2028年3月8日(5年)

(7)利払日

毎年3月8日及び9月8日

(8)取得格付

AA-(株式会社日本格付研究所)

A+(株式会社格付投資情報センター)

(9)グリーンボンドフレームワークに対する第三者評価

株式会社日本格付研究所より、「JCRグリーンボンド・フレームワーク評価」の最上位評価である「Green1(F)」の評価を取得

(10)引受会社

野村證券株式会社、大和証券株式会社、SMBC日興証券株式会社及びみずほ証券株式会社を共同主幹事とする引受シ団

(11)グリーンボンド・ストラクチャリング・エージェント

野村證券株式会社

(12)財務代理人

株式会社三井住友銀行

(13)資金使途

全額を以下の適格プロジェクトに充当予定

・「アサヒビール鳥栖工場」における設備投資や使用するエネルギーの再生可能エネルギー化の推進、CO2回収への取り組み

・リサイクルPETの調達、バイオマスプラスチックの調達

・再生可能エネルギー電力の購入

 

(第21回無担保社債)

(1)社債の名称

アサヒグループホールディングス株式会社第21回無担保社債(特定社債間限定同順位特約付)

(2)社債総額

250億円

(3)発行価格

各社債の金額100円につき金100円

(4)利率

年 0.870%

(5)払込期日

2023年3月8日

(6)償還期限(年限)

2030年3月8日(7年)

(7)利払日

毎年3月8日及び9月8日

(8)取得格付

AA-(株式会社日本格付研究所)

A+(株式会社格付投資情報センター)

(9)引受会社

野村證券株式会社、大和証券株式会社、SMBC日興証券株式会社及びみずほ証券株式会社

(10)財務代理人

株式会社三井住友銀行

(11)資金使途

全額を2023年3月末までに償還予定のコマーシャルペーパーの償還資金の一部に充当

 

(2)【その他】

当年度における四半期情報等

(累計期間)

第1四半期

第2四半期

第3四半期

当年度

売上収益

(百万円)

496,863

1,151,340

1,849,944

2,511,108

税引前四半期利益又は税引前利益

(百万円)

7,530

78,681

155,952

205,992

親会社の所有者に帰属する四半期(当期)利益

(百万円)

4,346

57,007

114,468

151,555

基本的1株当たり四半期(当期)利益

(円)

8.58

112.50

225.91

299.10

 

(会計期間)

第1四半期

第2四半期

第3四半期

第4四半期

基本的1株当たり四半期利益

(円)

8.58

103.93

113.41

73.20