第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生、又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について、以下の追加すべき事項が生じております。

新型コロナウイルス感染症と社会経済活動の両立が進む中で、徐々にではありますが正常化に向かっており、靴市場につきましても回復傾向で推移しております。しかしながら今後の経過状況によっては、当社の事業活動及び収益確保に影響を及ぼす可能性があります。

 

継続企業の前提に関する重要事象等

当社は、前事業年度までにおいて6期連続の営業損失、5期連続で当期純損失を計上し、当第1四半期累計期間においても営業損失61百万円、四半期純損失26百万円を計上していることから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。

このような状況のもと、当社では当該状況を解消すべく、引き続き「レマックリバイバルプラン」を推進してまいりますが、それに加えてお客様の「新しい日常」に喜ばれる商品やサービスは何か?という新たな課題にも取り組み、計画を実行してまいります。

a.ライフスタイルのカジュアル化やファッションのダイバーシティ化に対応するオリジナルブランドの

絞り込みと強化を行う

b.発注管理の徹底による在庫削減、及び商品回転率の向上と物流コストの削減を行う

c.品質管理体制の見直し、ローカル化することで精度向上と効率化を図る

d.働き方改革による一人当たりの生産性向上のために異業種へのアプローチを強化、新たな市場の創造

・開拓など、管理職を始めとする全社員の意識改革を行う

当第1四半期において、昨年から為替レートが円安に推移していることなどから調達コストが上昇しております。現在、お取引先様と協議をさせていただき、価格の見直しや商品の改廃を進めております。その結果、売上総利益につきましては改善傾向に向かっております。

但し、資金面においては、当社は新型コロナウイルスの影響が当事業年度末まで続くと仮定し、足下の水準を勘案して資金計画の見直しを行い、その結果、現金及び預金の残高と短期間に資金化可能な債権の残高にて、当四半期末日後1年間の運転資金が充分に賄え、その他にも売却可能な資産も充分にある状況であり、また取引銀行から必要な融資枠を確保できていることから、資金面においても支障はないものと判断しております。

従いまして、当第1四半期会計期間末において、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。

 

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

(1) 経営成績の状況

当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に対する行動制限が緩和され、ウィズコロナの新たなフェーズへの移行が進められる中、水際対策緩和による外国人観光客の受け入れ再開、行動制限のない連休や大型イベント開催等の機会も格段に増え、社会経済活動は正常化に向けて回復基調で進み、景気は緩やかな持ち直しの動きがみられました。しかしながら、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化に伴う資源・エネルギー価格の高騰や世界的な金融引き締めに伴う大幅な為替変動などにより、景気を下振れさせるリスクが影響を及ぼし始めており、景気の後退懸念が強くなってきております。また電気代や生活必需品の物価上昇が続いており、消費マインドの改善は当面見込みにくい状況となっており、先行き不透明な状況が継続するものと思われます。

靴流通業界につきましては、行動制限の段階的な緩和により人流が戻りつつある中、持ち直しの傾向がみられるものの、「新しい日常生活」の確立に伴う商品構成の変化・消費者の価値基準の変化など、取り巻く環境が目まぐるしく変化してきており、企業にとっては厳しい状況が続いております。商品動向としましては、引き続きスニーカーを中心としたスポーツシューズやウォーキングシューズを中心としたカジュアルシューズが依然として需要の多い状況にあるものの、婦人靴や紳士靴にも動きがみられるようになってきております。

このような状況の中で、当社は紳士靴が前年同四半期を上回りましたが、ゴム・スニーカー・その他と婦人靴の商品群が前年同四半期を下回り、売上高は前年同四半期を下回る結果となりました。売上総利益につきましては、売上原価を抑えることができた影響もあり、前年同四半期を上回りました。営業損益につきましては、売上総利益の増加や販売費及び一般管理費を削減することができ、前年同四半期を上回りました。経常損益につきましては、営業損失の減少の影響が大きく、前年同四半期を上回り、四半期純損益につきましても、特別利益を計上した影響から、前年同四半期を上回りましたが、黒字に転換することはできませんでした。

その結果、当第1四半期累計期間の業績は、売上高13億71百万円(前年同四半期比1.6%減)となり、売上総利益は3億20百万円(前年同四半期比7.4%増)、営業損失は61百万円(前年同四半期は営業損失1億3百万円)、経常損失は49百万円(前年同四半期は経常損失85百万円)となり、四半期純損失は26百万円(前年同四半期は四半期純損失87百万円)となりました。

 

当社は、シューズ事業の単一セグメントでありますが、単一セグメントの品目別の売上状況は、次のとおりであります。

婦人靴

婦人靴につきましては、パンプス類の需要が回復傾向にあり、パンプス類は1.6%増加し、季節商品のブーツ類も43.5%と大きく増加しましたが、PB商品を含めたカジュアル類は20.5%と大きく減少しました。ライセンスブランドでは、「CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)」「NICE CLAUP(ナイスクラップ)」は伸長しましたが「earth music&ecology(アースミュージック&エコロジー)」は苦戦しました。販売単価は上昇(前年同四半期比36.2%増)しましたが、販売足数の減少(前年同四半期比29.2%減)により売上高は、6億99百万円(前年同四半期比3.5%減)となりました。

 

紳士靴

紳士靴につきましては、お取引先様ODM商品を含め、定番商品のビジネスシューズ、カジュアルシューズともに苦戦しました。ライセンスブランドでは、「CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)」が伸長しました。

紳士靴全体では、販売単価は上昇(前年同四半期比19.1%増)し、販売足数も増加(前年同四半期比22.5%増)しました。その結果、売上高は、3億4百万円(前年同四半期比45.9%増)となりました。

 

ゴム・スニーカー・その他

  ゴム・スニーカー・その他の売上高は、子供靴のライセンスブランド「ALGY(アルジー)」は伸長しましたが、

 スニーカーの受注が大きく減少したことにより、3億68百万円(前年同四半期比20.0%減)となりました。

 

(2) 財政状態の状況

①  資産

流動資産は、前事業年度末に比べ2億33百万円増加し、43億24百万円となりました。これは、主に電子記録債権が2億8百万円減少した一方で、現金及び預金が2億79百万円及び商品が1億87百万円増加したこと等によるものであります。

固定資産は、前事業年度末に比べ66百万円減少し、20億41百万円となりました。これは、主に投資その他の資産の投資有価証券が11百万円増加した一方で、建物が27百万円及び土地が54百万円減少したこと等によるものであります。

この結果、総資産は前事業年度末に比べ1億67百万円増加し、63億65百万円となりました。

②  負債

流動負債は、前事業年度末に比べ1億64百万円増加し、12億99百万円となりました。これは、主に短期借入金が1億50百万円増加したこと等によるものであります。

固定負債は、前事業年度末に比べ18百万円減少し、5億43百万円となりました。これは、主に退職給付引当金が13百万円減少したこと等によるものであります。

この結果、負債合計は前事業年度末に比べ1億46百万円増加し、18億43百万円となりました。

③  純資産

純資産合計は、前事業年度末に比べ20百万円増加し、45億22百万円となりました。これは、主に利益剰余金が53百万円減少した一方で、繰延ヘッジ損益が66百万円増加したこと等によるものであります。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期累計期間において、当社の事業及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

(5) 経営成績に重要な影響を与える要因

経営成績に重要な影響を与えると推測される要因は、「1 事業等のリスク」に記載したとおりであります。

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

固定資産の譲渡

当社は、2022年12月14日開催の取締役会において、以下のとおり固定資産の譲渡について決議し、2022年12月21日に譲渡いたしました。

 

1.譲渡の理由

第66期に向けて財務体質の強化を目的とし、固定資産のスリム化及び資金化を図り、売却益を特別利益として計上することで最終損益を確保するために実施するものであります。

 

2.譲渡する資産の内容

資産の名称及び所在地

譲渡価格(千円)

帳簿価格(千円)

譲渡前の使途

ザ・ライオンズ上野の森

(東京都文京区)

104,700

80,211

社宅

 

 

3.相手先の概要

(1) 氏 名

笠井 福子

(2) 住 所

東京都文京区

(3) 上場会社と当該個人との関係

代表取締役の母親

 

 

4.譲渡の日程

(1)

取締役会決議日

2022年12月14日

(2)

契約締結日

2022年12月21日

(3)

物件引渡期日

2022年12月21日

 

 

5.損益に与える影響

当該固定資産の譲渡に伴い、当事業年度におきまして、特別利益(譲渡益)として24,518千円を計上しております。