第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

 

当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

なお、重要事象等は存在していません。

 

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 

(1) 経営成績の分析

(売上高・営業利益)

当社グループの当第1四半期連結累計期間の業績は、精密減速機において産業用ロボット向けの高い需要が継続したことに加え、航空機器、舶用機器でも需要が好調であったことから、売上高は、前年同期比11,807百万円(16.8%)増加し82,193百万円となり、営業利益は、同784百万円(15.7%)増加し5,779百万円となりました。売上高営業利益率は7.0%となりました。

 

セグメントの業績は次のとおりです。

 

① コンポーネントソリューション事業

コンポーネントソリューション事業の売上高は、前年同期比6,789百万円(21.7%)増加し38,082百万円、営業利益は、同137百万円(3.6%)増加し3,972百万円となりました。

精密減速機は、前年に引続きEV関連への高い設備需要により、大型の産業用ロボット向け需要が好調であったことから、売上高は前年同期比で増加となりました。

建設機械向け油圧機器は、中国市場において需要低迷が続いたものの、欧米、東南アジア市場での需要が堅調に推移し、売上高は前年同期並みとなりました。

 

② トランスポートソリューション事業

トランスポートソリューション事業の売上高は、前年同期比2,137百万円(14.5%)増加し16,853百万円、営業利益は、同392百万円(37.0%)増加し1,452百万円となりました。

鉄道車両用機器は、国内市場で新車向け投資の抑制が継続し、売上高は前年同期比で減少となりました。

航空機器は、防衛省向け及び民間航空機向けともに需要が回復基調となり、売上高は前年同期比で増加となりました。

商用車用機器は、国内における顧客の減産影響が緩和したことから、売上高は前年同期比で増加となりました。

舶用機器は、国内外ともにMRO(Maintenance, Repair, Overhaul)に加え新造船向け需要も好調に推移し、売上高は前年同期比で増加となりました。

 

③ アクセシビリティソリューション事業

アクセシビリティソリューション事業の売上高は、前年同期比1,668百万円(7.7%)増加し23,203百万円、営業利益は、同263百万円(11.5%)増加し2,543百万円となりました。

自動ドア事業は、国内外の建物用ドア需要が堅調に推移したことに加え、為替効果により売上高は前年同期比で増加となりました。

 

④ その他

その他の売上高は、前年同期比1,214百万円(42.7%)増加し4,055百万円、営業利益は、同480百万円増加し405百万円となりました。

包装機は、電子部品不足による影響が一部緩和したことにより、売上高は前年同期比で増加となりました。

 

 

(税引前四半期利益)

金融収益は、主に株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ(以下、「ハーモニック社」という。)株式の評価益4,001百万円(売却の一部完了に伴う評価益886百万円、引続き保有する同社株式について当第1四半期連結会計期間末の株価で評価したことに伴う評価益3,114百万円)等により4,305百万円となりました。金融費用は、134百万円となりました。持分法による投資利益は874百万円となりました。その結果、税引前四半期利益は前年同期比15,894百万円増加し、10,825百万円となりました。

 

(親会社の所有者に帰属する四半期利益)

以上の結果、法人所得税費用3,680百万円、及び非支配持分に帰属する四半期利益446百万円を差引いた親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期比11,087百万円増加し、6,699百万円となりました。

また、基本的1株当たり四半期利益は同92.39円増加し、55.82円となりました。

 

 

(2) 財政状態の分析

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末
(2022年12月31日)

当第1四半期
連結会計期間末
(2023年3月31日)

増減額

資産

459,293

434,565

△24,728

負債

196,064

168,041

△28,023

資本

263,228

266,523

3,295

 

 

 

① 資産

当第1四半期連結会計期間末の流動資産は259,586百万円、非流動資産は174,978百万円であり、その結果、資産合計は434,565百万円と前連結会計年度末比24,728百万円の減少となりました。主な増加要因は、棚卸資産の増加5,618百万円、有形固定資産の増加4,918百万円、及びのれんの増加5,442百万円です。主な減少要因は、現金及び現金同等物の減少24,988百万円、営業債権の減少4,565百万円、及びハーモニック社株式売却の一部完了等による売却目的で保有する資産の減少13,901百万円です。

 

② 負債

当第1四半期連結会計期間末の流動負債は144,161百万円、非流動負債は23,881百万円であり、その結果、負債合計は168,041百万円と前連結会計年度末比28,023百万円の減少となりました。主な増加要因は、営業債務の増加2,993百万円です。主な減少要因は、ハーモニック社株式売却の一部完了等によるその他の金融負債の減少23,619百万円、未払法人所得税の減少8,640百万円です。

 

③ 資本

当第1四半期連結会計期間末の資本合計は266,523百万円となりました。親会社の所有者に帰属する持分合計は251,844百万円と前連結会計年度末比3,148百万円の増加となりました。主な増加要因は、親会社の所有者に帰属する四半期利益6,699百万円です。主な減少要因は、配当による利益剰余金の減少4,693百万円です。

 

 

(3) キャッシュ・フローの状況の分析

(単位:百万円)

 

前第1四半期

連結累計期間

(自  2022年1月1日

至  2022年3月31日)

当第1四半期

連結累計期間

(自  2023年1月1日

至  2023年3月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

△6,399

2,314

投資活動によるキャッシュ・フロー

△297

△20,231

フリーキャッシュ・フロー

△6,697

△17,917

財務活動によるキャッシュ・フロー

△8,564

△7,497

 

 

当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、営業活動により獲得した資金を主に設備投資、子会社株式の取得、ハーモニック社株式の売却に係る支出、及び配当金の支払に充てた結果、99,425百万円前連結会計年度末比24,988百万円の減少となりました。

 

① 営業活動によるキャッシュ・フロー

当第1四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、2,314百万円の資金の増加となりました。主な増加要因は、四半期利益、減価償却費及び償却費等の非資金損益項目、及び営業債権の減少によるものです。主な減少要因は、棚卸資産の増加、及び法人所得税の支払によるものです。

 

② 投資活動によるキャッシュ・フロー

当第1四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、20,231百万円の資金の減少となりました。主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出、及びハーモニック社株式の売却に係る支出(投資有価証券の売却価格の精算による支出)です。

 

③ 財務活動によるキャッシュ・フロー

当第1四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、7,497百万円の資金の減少となりました。主な減少要因は、借入金の返済、及び配当金の支払です。

 

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

 

(5) 研究開発活動

当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は2,711百万円です。

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。