第2 【事業の状況】

 

1【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 経営成績等の状況の概要

①経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間(2023年1月1日~2023年3月31日)における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症を感染症法上の「5類感染症」に引き下げることを政府が決定するなど、経済活動の正常化が進み、景気持ち直しの動きがみられました。一方、世界的な半導体供給不足に起因するサプライチェーンのひっ迫状況は依然として続いているほか、ロシア・ウクライナ情勢の長期化による原材料価格の上昇、供給面での制約や金融市場の変動など、先行きは極めて不透明な状況となっております。

国内の情報サービス業においては、新型コロナウイルス感染症の拡大を契機にリモートワークを前提とした新しい働き方への移行が進んだことで、企業向けのシステムにおけるクラウドサービスの需要が継続的に高まっております。また、企業のDX化の流れに伴い、生産性向上及び業務効率化に対して高いコストパフォーマンスと利便性を備えた情報システムが求められております。

インターネット業界においては、大手企業を中心として既存のビジネスモデルや業界構造を大きく変化させる新たなデジタル化(DX)の流れが引き続き力強く、特に広告市場においては次々とメディアのデジタルシフトが起こっています。

このような市場環境の中、当社グループは製販一体体制を継続し、クラウドサービス・デジタルソリューションの提供を行ってきました。クラウドソリューション事業の主力製品であるクラウドERP「ZAC」及び「Reforma PSA」は、プロジェクト管理を必要としている企業を軸とした業界・業種に幅広く求められ安定的に伸長し、業績に寄与いたしました。デジタルトランスフォーメーション事業においてはデータ分析に基づくウェブ広告の戦略策定・運用・効果検証、ウェブサイトやデジタルコンテンツの制作、アプリケーションの企画・制作、SNS活用の戦略立案・運用支援など、デジタルを基軸に顧客のビジネスを全方位から支援するさまざまなソリューションを提供してまいりました。そして持続的な企業価値の向上を実現すべく、各事業において新規顧客の開拓、重点顧客の深掘活動、マーケティング活動への投資、採用強化にも取り組みました。

 

以上の結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上収益1,589,882千円(前年同期比14.1%増)、営業利益590,418千円(同21.5%増)、税引前四半期利益590,712千円(同17.1%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益406,346千円(同16.6%増)となりました。

 
 セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
 

(a)クラウドソリューション事業

売上収益は936,107千円(前年同期比17.3%増)、セグメント利益は415,188千円(同22.6%増)となりました。計画に対し売上収益は軟調、セグメント利益は堅調に推移しております。

 

  (b)デジタルトランスフォーメーション事業

売上収益は653,775千円(前年同期比9.8%増)、セグメント利益は173,257千円(同27.2%増)となりました。計画に対し売上収益は14.0%の未達で低調となっており、セグメント利益は軟調に推移しております。

 

②財政状態の分析

当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べ232,421千円減少し、10,813,334千円となりました。主な要因は、契約資産が279,754千円減少したことによります。負債については、前連結会計年度末と比べ331,411千円減少し、3,376,907千円となりました。主な要因は、営業債務及びその他の債務が169,588千円、未払法人所得税等が278,265千円減少したことによります。資本については、前連結会計年度末と比べ98,990千円増加し、7,436,427千円となりました。主な要因は、親会社の所有者に帰属する四半期利益406,346千円の計上による増加、配当金の支払い322,343千円による減少があったことによります。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は6,812,371千円となり、前連結会計年度末と比べ19,573千円の減少となりました。当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果獲得した資金は366,410千円(前第1四半期連結累計期間は82,784千円の獲得)となりました。これは主に、契約資産の減少279,869千円、契約負債の増加107,642千円及び税引前四半期利益590,712千円の計上による資金の獲得と、営業債務及びその他の債務の減少172,107千円及び法人所得税の支払504,271千円による資金の使用があったことによるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は20,718千円(前第1四半期連結累計期間は46,694千円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出3,828千円及び無形資産の取得による支出15,290千円があったことによるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は369,448千円(前第1四半期連結累計期間は287,630千円の使用)となりました。これは主に、リース負債の返済による支出48,904千円及び配当金の支払320,543千円があったことによるものであります。

 

(3) 研究開発活動

当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は10,066千円であり、クラウドソリューション事業において発生したものであります。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。