2【財務諸表等】

(1)【財務諸表】

①【貸借対照表】

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2022年2月28日)

当事業年度

(2023年2月28日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

6,118

7,805

売掛金

※2 7,153

売掛金及び契約資産

※2 4,747

商品

410

411

製品

106

224

仕掛品

4,390

3,985

貯蔵品

21

22

前渡金

694

426

前払費用

627

597

短期貸付金

※2 22

※2 22

立替金

※2 141

※2 544

その他

※2 740

※2 218

貸倒引当金

11

0

流動資産合計

20,415

19,005

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物

※1 42,345

※1 39,063

設備

6,713

5,961

構築物

208

185

機械及び装置

※5 1,263

※5 1,060

車両運搬具

0

3

工具、器具及び備品

387

392

土地

※1 41,311

※1 39,152

リース資産

635

590

有形固定資産合計

92,866

86,411

無形固定資産

 

 

借地権

2,293

2,293

商標権

5

3

ソフトウエア

168

123

その他

3

無形固定資産合計

2,467

2,424

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

※1 30,083

※1 31,809

関係会社株式

※1 14,346

※1 14,361

長期貸付金

※2 5,849

※2 4,808

差入保証金

※2 571

※2 578

前払年金費用

633

534

その他

※2 14,430

※2 13,752

貸倒引当金

1,528

1,545

投資その他の資産合計

64,386

64,298

固定資産合計

159,720

153,134

資産合計

180,135

172,140

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2022年2月28日)

当事業年度

(2023年2月28日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

買掛金

※2 5,203

※2 3,100

短期借入金

※1,※2 21,619

※1,※2 22,642

リース債務

541

123

未払金

※2 1,728

※2 1,302

未払費用

※2 577

※2 849

未払事業所税

43

43

未払法人税等

219

593

未払消費税等

902

331

前受金

1,545

929

契約負債

673

預り金

789

337

賞与引当金

320

364

その他

11

9

流動負債合計

33,502

31,302

固定負債

 

 

長期借入金

※1,※2 49,857

※1,※2 34,114

リース債務

51

450

繰延税金負債

5,036

6,914

役員退職慰労引当金

661

資産除去債務

208

211

受入保証金

※2 8,688

※2 8,006

債務保証損失引当金

380

関係会社事業損失引当金

101

その他

514

1,147

固定負債合計

65,016

51,325

負債合計

98,519

82,627

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

33,018

33,018

資本剰余金

 

 

資本準備金

27,935

27,935

その他資本剰余金

1,994

2,015

資本剰余金合計

29,930

29,950

利益剰余金

 

 

その他利益剰余金

 

 

固定資産圧縮積立金

3,689

3,661

固定資産圧縮特別勘定積立金

4,128

繰越利益剰余金

5,770

8,398

利益剰余金合計

9,459

16,188

自己株式

1,035

1,013

株主資本合計

71,373

78,144

評価・換算差額等

 

 

その他有価証券評価差額金

10,241

11,368

評価・換算差額等合計

10,241

11,368

純資産合計

81,615

89,512

負債純資産合計

180,135

172,140

 

②【損益計算書】

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(自 2021年3月1日

 至 2022年2月28日)

当事業年度

(自 2022年3月1日

 至 2023年2月28日)

売上高

※2 44,698

※2 44,723

売上原価

※2 29,874

※2 26,690

売上総利益

14,823

18,032

販売費及び一般管理費

※1,※2 15,920

※1,※2 18,252

営業損失(△)

1,096

220

営業外収益

 

 

受取利息及び配当金

※2 802

※2 924

補助金収入

713

2,615

受取保証料

※2 3

※2 0

その他

※2 285

※2 303

営業外収益合計

1,804

3,842

営業外費用

 

 

支払利息

620

536

借入手数料

193

143

貸倒引当金繰入額

770

その他

216

161

営業外費用合計

1,800

841

経常利益又は経常損失(△)

1,092

2,780

特別利益

 

 

固定資産売却益

※3 295

※3 6,991

投資有価証券売却益

170

特別利益合計

466

6,991

特別損失

 

 

固定資産除却損

※4 32

※4 15

関係会社株式評価損

912

公演中止損失

※5 576

※5 274

債務保証損失引当金繰入額

※6 380

関係会社事業損失引当金繰入額

※7 101

棚卸資産処分損

※8 288

特別損失合計

1,522

1,060

税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△)

2,148

8,711

法人税、住民税及び事業税

11

492

法人税等調整額

707

1,391

法人税等合計

696

1,883

当期純利益又は当期純損失(△)

1,452

6,827

 

【売上原価明細書】

 

前事業年度

(自 2021年3月1日

至 2022年2月28日)

当事業年度

(自 2022年3月1日

至 2023年2月28日)

区分

金額(百万円)

構成比

(%)

金額(百万円)

構成比

(%)

(1)映画営業原価明細

 

 

 

 

 

 

映画製作費

2,086

 

 

2,697

 

 

期首製品

88

 

 

106

 

 

期末製品

△106

 

 

△224

 

 

映画製作原価

 

2,069

20.9

 

2,578

41.3

プリント費

 

319

3.2

 

307

4.9

テレビ映画製作費

 

1,012

10.2

 

852

13.6

受託映画費その他

 

6,508

65.7

 

2,509

40.2

当期映画営業原価合計

 

9,910

100.0

 

6,249

100.0

(2)演劇興行原価明細

 

 

 

 

 

 

仕込費

 

5,732

61.7

 

7,349

61.5

舞台費

 

3,051

32.8

 

3,871

32.4

筋書出版費他

 

508

5.5

 

725

6.1

当期演劇興行原価合計

 

9,293

100.0

 

11,947

100.0

(3)不動産原価明細

 

 

 

 

 

 

不動産賃貸原価

 

7,794

100.0

 

7,218

100.0

当期不動産原価合計

 

7,794

100.0

 

7,218

100.0

(4)事業原価明細

 

 

 

 

 

 

仕込費

 

2,876

100.0

 

1,275

100.0

当期事業原価合計

 

2,876

100.0

 

1,275

100.0

合計

 

29,874

 

 

26,690

 

 

原価計算の方法

 映画製作原価の計算方法は個別原価計算法をとっており一作品の原価は、その作品の初号プリントが完成されるまでの総費用であり、完成された作品の原価は、当該作品が封切られた月に製作費として処理し、期末において当該製作費から法人税法施行令第50条の規定により下半期製作費の15%相当額を製品勘定に振替計上する方法を継続して行っています。又営業用プリントは、その作品に従い順次販売(営業)経費に計上し期末において製作原価へ振替処理しています。

 

③【株主資本等変動計算書】

前事業年度(自 2021年3月1日 至 2022年2月28日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

株主資本

 

資本金

資本剰余金

利益剰余金

 

資本準備金

その他資本

剰余金

資本剰余金

合計

その他利益剰余金

利益剰余金

合計

 

固定資産圧縮積立金

繰越利益剰余金

当期首残高

33,018

27,935

1,994

29,930

3,717

7,194

10,911

会計方針の変更による累積的影響額

 

 

 

 

 

会計方針の変更を反映した当期首残高

33,018

27,935

1,994

29,930

3,717

7,194

10,911

当期変動額

 

 

 

 

 

 

 

固定資産圧縮積立金の取崩

 

 

 

 

27

27

当期純損失(△)

 

 

 

 

 

1,452

1,452

自己株式の取得

 

 

 

 

 

 

 

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

 

 

 

 

 

 

 

当期変動額合計

27

1,424

1,452

当期末残高

33,018

27,935

1,994

29,930

3,689

5,770

9,459

 

 

 

 

 

 

 

 

株主資本

評価・換算差額等

純資産合計

 

自己株式

株主資本合計

その他有価証券評価差額金

評価・換算差額等合計

当期首残高

1,026

72,834

8,392

8,392

81,226

会計方針の変更による累積的影響額

 

 

 

会計方針の変更を反映した当期首残高

1,026

72,834

8,392

8,392

81,226

当期変動額

 

 

 

 

 

固定資産圧縮積立金の取崩

 

 

 

当期純損失(△)

 

1,452

 

 

1,452

自己株式の取得

8

8

 

 

8

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

 

 

1,849

1,849

1,849

当期変動額合計

8

1,460

1,849

1,849

389

当期末残高

1,035

71,373

10,241

10,241

81,615

 

当事業年度(自 2022年3月1日 至 2023年2月28日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

株主資本

 

資本金

資本剰余金

利益剰余金

 

資本準備金

その他資本剰余金

資本剰余金合計

その他利益剰余金

利益剰余金合計

 

固定資産圧縮積立金

固定資産圧縮特別勘定積立金

繰越利益剰余金

当期首残高

33,018

27,935

1,994

29,930

3,689

5,770

9,459

会計方針の変更による累積的影響額

 

 

 

 

 

 

99

99

会計方針の変更を反映した当期首残高

33,018

27,935

1,994

29,930

3,689

5,670

9,360

当期変動額

 

 

 

 

 

 

 

 

固定資産圧縮特別勘定積立金の積立

 

 

 

 

 

4,128

4,128

固定資産圧縮積立金の取崩

 

 

 

 

27

 

27

当期純利益

 

 

 

 

 

 

6,827

6,827

自己株式の取得

 

 

 

 

 

 

 

 

自己株式の処分

 

 

20

20

 

 

 

 

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

 

 

 

 

 

 

 

 

当期変動額合計

20

20

27

4,128

2,727

6,827

当期末残高

33,018

27,935

2,015

29,950

3,661

4,128

8,398

16,188

 

 

 

 

 

 

 

 

株主資本

評価・換算差額等

純資産合計

 

自己株式

株主資本合計

その他有価証券評価差額金

評価・換算差額等合計

当期首残高

1,035

71,373

10,241

10,241

81,615

会計方針の変更による累積的影響額

 

99

 

 

99

会計方針の変更を反映した当期首残高

1,035

71,274

10,241

10,241

81,516

当期変動額

 

 

 

 

 

固定資産圧縮特別勘定積立金の積立

 

 

 

固定資産圧縮積立金の取崩

 

 

 

当期純利益

 

6,827

 

 

6,827

自己株式の取得

10

10

 

 

10

自己株式の処分

32

52

 

 

52

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

 

 

1,126

1,126

1,126

当期変動額合計

21

6,869

1,126

1,126

7,996

当期末残高

1,013

78,144

11,368

11,368

89,512

 

【注記事項】
(重要な会計方針)

1.資産の評価基準及び評価方法

(1) 有価証券

子会社株式、関連会社株式及びその他の関係会社有価証券

移動平均法による原価法

その他有価証券

市場価格のない株式等以外のもの

時価法

(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定しております。)

市場価格のない株式等

移動平均法による原価法

(2) デリバティブ

時価法

(3) 棚卸資産

原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方法)

ビデオ商品、プログラム・キャラクター商品

移動平均法による原価法

映像版権商品

個別法による原価法

製品

個別法による原価法

(売上原価明細書を参照)

仕掛品

個別法による原価法

貯蔵品

先入先出法による原価法

2.固定資産の減価償却の方法

(1) 有形固定資産(リース資産を除く)

定額法

 また、取得価額10万円以上20万円未満の少額減価償却資産については、3年間均等償却によっております。

 なお、主な耐用年数は、以下のとおりであります。

建物        3~50年

設備        3~50年

(2) 無形固定資産(リース資産を除く)

定額法

 ただし、自社利用のソフトウエアについては、社内における利用可能期間(5年)に基づく定額法によっております。

(3) リース資産

所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産

 リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法によっております。

3.引当金の計上基準

(1) 貸倒引当金

 債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については実績繰入率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。

(2) 賞与引当金

 従業員に対して支給する賞与の支出に充てるため、将来の賞与支給見込額のうち、当事業年度に負担すべき額を計上しております。

(3) 退職給付引当金

 従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、計上しております。

 なお、過去勤務費用はその発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定額法により費用処理しております。

 また、数理計算上の差異は、各事業年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定額法により按分した額を翌事業年度から費用処理することとしております。

(4) 債務保証損失引当金

 債務保証等に係る損失に備えるため、被保証先の財政状態等を勘案し、損失見込額を計上しております。

(5) 関係会社事業損失引当金

 関係会社の事業損失に備えるため、関係会社の財政状態等を勘案し、損失見込額を計上しております。

 

4.収益及び費用の計上基準

(1) 映像関連事業

 劇場用映画は原則として製作委員会方式で製作しており、各担当窓口の業務を通じて各種収益を獲得しております。

 映画配給は、主に映画興行会社に対して映画作品を上映する権利を許諾し、その対価として映画興行会社より報告される興行収入に一定割合を乗じた金額を配給収入として受領しております。当該配給収入は映画興行会社からの報告書に基づいて収益を認識しております。

 映像版権許諾は、当企業グループが所有する映像作品に関するテレビ放映権、映像配信権等の各種権利を顧客に許諾しております。これらは主に使用権に該当するため、一時点で収益を認識しております。具体的には、該当の契約における権利許諾開始日の到来等、顧客がライセンスからの便益を享受できるようになった時点で収益を認識しております。

(2) 演劇事業

 演劇事業においては、主に、劇場運営を行っております。

 劇場運営の主な内容は、当社主催の歌舞伎・演劇のチケット販売による収入になります。

 演劇事業のおける興行収入は主にチケットが劇場に着券した時点で、収益を認識しております。

(3) 不動産事業

 不動産事業においては、主にオフィスビル等の不動産賃貸を行っております。

 不動産賃貸による収入は「リース取引に関する会計基準」(企業会計基準第13号 2007年3月30日)に従い、賃貸借契約期間にわたって収益を認識しております。

 

5.ヘッジ会計の方法

(1) ヘッジ会計の方法

 繰延ヘッジ処理によっております。

 なお、金利スワップ取引は、特例処理の要件を満たしている場合には特例処理を採用しております。

(2) ヘッジ手段とヘッジ対象

ヘッジ手段   金利スワップ取引

ヘッジ対象   借入金

(3) ヘッジ方針

 借入金の金利変動リスクを回避する目的で金利スワップ取引を行っており、ヘッジ対象の識別は個別契約 ごとに行っております。

(4) ヘッジ有効性評価の方法

 ヘッジ対象の相場変動又はキャッシュ・フロー変動の累計とヘッジ手段の相場変動又はキャッシュ・フロー変動の累計とを比較し、両者の変動額等を基礎としてヘッジ有効性を評価しております。

 

6.退職給付に係る会計処理

 退職給付に係る未認識数理計算上の差異及び未認識過去勤務費用の会計処理の方法は、連結財務諸表におけるこれらの会計処理の方法と異なっております。

 

(重要な会計上の見積り)

前事業年度(自 2021年3月1日 至 2022年2月28日)

(繰延税金資産の回収可能性)

⑴ 当事業年度の財務諸表に計上した金額

 繰延税金負債(純額) 5,036百万円

 繰延税金負債と相殺する前の繰延税金資産の金額は2,393百万円であり、税務上の繰越欠損金を含む将来減算一時差異等に係る繰延税金資産の総額5,235百万円から評価性引当額2,842百万円を控除しております。

⑵ 会計上の見積りの内容について財務諸表利用者の理解に資するその他の情報

 ①当事業年度の財務諸表に計上した金額の算出方法

 将来減算一時差異及び税務上の繰越欠損金に対して、解消見込年度のスケジューリング及び将来の収益力に基づく課税所得の見積りにより、繰延税金資産の回収可能性を判断しております。

 ②当事業年度の財務諸表に計上した金額の算出に用いた主要な仮定

 将来の課税所得の見積りは、将来の利益計画を基礎としております。将来の利益計画は映像関連事業及び演劇事業に関する新型コロナウイルス感染症の収束時期及びその影響を踏まえた将来の業績見込となります。なお、2023年2月期については新型コロナウイルス感染症の影響は一部残るものの、その影響は限定的と仮定して利益計画を策定しております。

 ③翌事業年度の財務諸表に与える影響

 将来の課税所得の発生の基礎となる利益計画は新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえておりますが、その広がりや収束時期等の見積りには不確実性が伴います。不確実性の影響により実際に発生した課税所得の時期及び金額が見積りと異なった場合、翌事業年度の財務諸表において、繰延税金資産の金額に重要な影響を与える可能性があります。

 

当事業年度(自 2022年3月1日 至 2023年2月28日)

(繰延税金資産の回収可能性)

(1) 当事業年度の財務諸表に計上した金額

繰延税金負債(純額) 6,914百万円

 繰延税金負債と相殺する前の繰延税金資産の金額は2,896百万円であり、税務上の繰越欠損金を含む将来減算一時差異等に係る繰延税金資産の総額5,039百万円から評価性引当額2,143百万円を控除しております。

(2) 会計上の見積りの内容について財務諸表利用者の理解に資するその他の情報

 ①当事業年度の財務諸表に計上した金額の算出方法

 将来減算一時差異及び税務上の繰越欠損金に対して、解消見込年度のスケジューリング及び将来の収益力に基づく課税所得の見積りにより、繰延税金資産の回収可能性を判断しております。

 ②当事業年度の財務諸表に計上した金額の算出に用いた主要な仮定

 将来の課税所得の見積りは、将来の利益計画を基礎としております。将来の利益計画は当社の将来の業績見込となります。

 ③翌事業年度の財務諸表に与える影響

 将来の課税所得の発生の基礎となる利益計画には外部環境の変化等による不確実性が伴います。不確実性の影響により実際に発生した課税所得の時期及び金額が見積りと異なった場合、翌事業年度の財務諸表において、繰延税金資産の金額に重要な影響を与える可能性があります。

 

(関係会社への投融資に関する評価)

(1) 当事業年度の財務諸表に計上した金額

(単位:百万円)

 

当事業年度

関係会社株式

14,361

関係会社貸付金

4,831

上記に係る貸倒引当金

1,323

関係会社の借入金等に対する債務保証

436

債務保証損失引当金

380

関係会社事業損失引当金

101

 

(2) 会計上の見積りの内容について財務諸表利用者の理解に資するその他の情報

  ①当事業年度の財務諸表に計上した金額の算出方法

 関係会社株式は発行会社の財政状態が著しく悪化したときは、回復可能性が十分な証拠によって裏付けられる場合を除いて、株式の減損処理を実施しております。関係会社貸付金は、個別に回収可能性を勘案し、回収不能額について貸倒引当金を計上しております。関係会社の借入金等に対する債務保証に係る損失に備えるため、関係会社の財務内容等を勘案し、損失負担見込額を債務保証損失引当金として計上しております。また、債務超過の会社に対しては、関係会社の債務超過額から債務保証損失引当金を控除した金額を関係会社事業損失引当金として計上しております。

  ②当事業年度の財務諸表に計上した金額の算出に用いた主要な仮定

 関係会社への投融資の評価に用いた主要な仮定は、各関係会社の将来の事業計画によるものです。

  ③翌事業年度の財務諸表に与える影響

 各関係会社の将来の利益計画には外部環境の変化等による不確実性が伴います。不確実性の影響により実際に発生した利益の時期及び金額が見積りと異なった場合、翌事業年度の財務諸表において、債務保証損失引当金及び関係会社事業損失引当金に影響を与える可能性があります。

 

(会計方針の変更)

(収益認識に関する会計基準等の適用)

 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等を、当事業年度の期首から適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、当該財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することといたしました。

これによる主な変更点は以下になります。

 映画等の委託を受け配給業務を行う受託配給及びプログラム、キャラクター商品等の販売委託契約について、従来は、顧客から受け取る対価の総額を収益として認識していましたが、顧客への財又はサービスの提供における当社の役割が代理人に該当すると判断し、顧客から受け取る額から委託元もしくは仕入先に支払う額を控除した純額で収益を認識する方法に変更しております。

 製作委員会からの配分金収入等について、従来は配分金報告書等に基づき計上しておりましたが、履行義務の充足に基づいて収益を認識する方法に変更しております。

 請負による映像作品の制作については、従来は映像素材を納品した時点で収益を認識しておりましたが、一定の期間にわたり充足される履行義務と判断し、履行義務の充足に係る進捗度に基づき収益を認識しております。

 なお、制作期間がごく短い場合には、収益認識に関する会計基準の適用指針第95項に定める代替的な取扱いを適用し、一定の期間にわたり収益を認識せず、映像素材を納品した時点で収益を認識しております。

 収益認識会計基準等の適用については、収益認識会計基準第84項ただし書きに定める経過的な取扱いに従っており、当事業年度の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の累積的影響額を、当事業年度の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たな会計方針を適用しております。

 また、前事業年度の貸借対照表において、「流動資産」に表示していた「売掛金」は、当事業年度より「売掛金及び契約資産」に含めて表示しております。さらに、「流動負債」に表示していた「前受金」は、当事業年度より「前受金」及び「契約負債」に含めて表示しております。ただし、収益認識会計基準第89-2項に定める経過的な取扱いに従って、前事業年度について新たな表示方法により組替えを行っておりません。

 この結果、収益認識会計基準等の適用を行う前と比べて、当事業年度の損益計算書は、売上高が3,367百万円、売上原価が3,560百万円それぞれ減少し、営業損失が193百万円縮小しております。経常利益及び税引前当期純利益は193百万円それぞれ増加しております。

 当事業年度の期首の純資産に累積的影響額が反映されたことにより、株主資本等変動計算書の利益剰余金の期首残高は99百万円減少しております。

 1株当たり情報に与える影響は軽微であります。

 なお、収益認識会計基準第89-3項に定める経過的な取扱いに従って、前事業年度に係る「収益認識関係」注記については記載しておりません。

 

(時価の算定に関する会計基準等の適用)

 「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日。以下「時価算定会計基準」という。)等を当事業年度の期首から適用し、時価算定会計基準第19項及び「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)第44-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準等が定める新たな会計方針を将来にわたって適用することといたしました。これによる当事業年度の財務諸表への影響はありません。

 

(貸借対照表関係)

※1.担保に供している資産及び担保に係る債務

   担保に供している資産

 

前事業年度

(2022年2月28日)

当事業年度

(2023年2月28日)

建物

30,822百万円

28,182百万円

土地

10,114

7,962

投資有価証券

10,234

18,482

関係会社株式

422

422

合計

51,593

55,049

 

 担保に係る債務

 

前事業年度

(2022年2月28日)

当事業年度

(2023年2月28日)

短期借入金

3,970百万円

3,970百万円

長期借入金(1年以内に返済予定のものを含む。)

37,925

34,833

合計

41,895

38,803

 

※2.関係会社に対する金銭債権及び金銭債務

 

前事業年度

(2022年2月28日)

当事業年度

(2023年2月28日)

短期金銭債権

1,233百万円

795百万円

長期金銭債権

7,831

6,831

短期金銭債務

1,126

2,278

長期金銭債務

1,784

655

 

 3.偶発債務

 下記の会社・従業員の金融機関等からの借入金について保証を行っております。

 

前事業年度

(2022年2月28日)

当事業年度

(2023年2月28日)

(関係会社)

 

 

㈱松竹映像センター

122百万円

56百万円

㈱松竹マルチプレックスシアターズ

5

㈱松竹撮影所

380

(従業員)

 

 

住宅資金他

5

4

合計

513

61

(注) ㈱松竹撮影所に対する保証債務380百万円に対しては債務保証損失引当金を380百万円計上しております。

 

 4.当座貸越契約及び貸出コミットメント

運転資金の効率的な調達を行うため、当座貸越契約及び貸出コミットメント契約を締結しております。これらの契約に基づく借入未実行残高は次のとおりであります。

 

前事業年度

(2022年2月28日)

当事業年度

(2023年2月28日)

当座貸越極度額及び貸出コミットメントの総額

44,545百万円

24,545百万円

借入実行残高

4,120

4,120

差引額

40,425

20,425

 

※5.国庫補助金等により有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額は、次のとおりであります。

 

前事業年度

(2022年2月28日)

当事業年度

(2023年2月28日)

機械及び装置

76百万円

76百万円

 

(損益計算書関係)

※1.販売費に属する費用のおおよその割合は前事業年度63.2%、当事業年度63.7%、一般管理費に属する費用のおおよその割合は前事業年度36.8%、当事業年度36.3%であります。

 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。

 

 前事業年度

(自 2021年3月1日

  至 2022年2月28日)

 当事業年度

(自 2022年3月1日

  至 2023年2月28日)

広告宣伝費

3,201百万円

3,843百万円

従業員給料

5,050

5,247

貸倒引当金繰入額

12

20

賞与引当金繰入額

305

347

退職給付費用

299

353

役員退職慰労引当金繰入額

73

16

地代家賃

1,240

1,285

減価償却費

823

843

 

※2.関係会社との取引高

 

前事業年度

(自 2021年3月1日

至 2022年2月28日)

当事業年度

(自 2022年3月1日

至 2023年2月28日)

営業取引による取引高

 

 

売上高

4,668百万円

4,561百万円

営業費用

17,188

9,229

営業取引以外の取引による取引高

293

321

 

※3.固定資産売却益の内容は次のとおりであります。

前事業年度(自 2021年3月1日 至 2022年2月28日)

建物、設備、構築物及び借地権等の売却によるものであります。

 

当事業年度(自 2022年3月1日 至 2023年2月28日)

建物、設備、構築物及び土地等の売却によるものであります

 

※4.固定資産除却損の内容は次のとおりであります。

 

前事業年度

(自 2021年3月1日

至 2022年2月28日)

当事業年度

(自 2022年3月1日

至 2023年2月28日)

建物

1百万円

5百万円

設備

12

9

構築物

0

機械及び装置

0

工具、器具及び備品

0

0

解体費用等

18

 

※5.公演中止損失

前事業年度(自 2021年3月1日 至 2022年2月28日)

 政府による緊急事態宣言の発出及び自治体からの要請に伴い、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐ

ため、当社の直営劇場をはじめとする演劇公演について、4月以降において一部の公演を中止といたしま

した。このため当該公演にかかる製作費・人件費・地代家賃等を公演中止損失として特別損失に計上して

おります。

 

当事業年度(自 2022年3月1日 至 2023年2月28日)

 舞台関係者の新型コロナウイルス感染者の急増により代役による公演継続等代替的な対応をとることができず一部の公演を中止せざるを得ない状況となりましたこのため当該公演にかかる製作費・人件費・地代家賃等を公演中止損失として特別損失に計上しております

 

※6.債務保証損失引当金繰入額

前事業年度(自 2021年3月1日 至 2022年2月28日)

 該当事項はありません

 

当事業年度(自 2022年3月1日 至 2023年2月28日)

 関係会社の借入金等に対する債務保証に係る損失に備えるため、関係会社の財務内容等を勘案し、損失負担見込額を費用処理したことによるものであります。

 

※7.関係会社事業損失引当金繰入額

前事業年度(自 2021年3月1日 至 2022年2月28日)

 該当事項はありません

 

当事業年度(自 2022年3月1日 至 2023年2月28日)

 関係会社の事業に係る損失に備えるため、当該会社の財務内容等を勘案し、損失負担見込額を費用処理したことによるものであります。

 

※8.棚卸資産処分損

前事業年度(自 2021年3月1日 至 2022年2月28日)

 該当事項はありません

 

当事業年度(自 2022年3月1日 至 2023年2月28日)

 映像関連事業において、製作中の映像作品の一部変更に伴い、大幅に撮り直しをすることとなりました。最終的な映像作品として一部使用できず処分する必要が生じたことから、当該処分見込み額を棚卸資産処分損として特別損失に計上しております。

 

(有価証券関係)

子会社株式及び関連会社株式

前事業年度(2022年2月28日)

区分

貸借対照表計上額

(百万円)

時価

(百万円)

差額

(百万円)

関連会社株式

486

7,859

7,372

 

当事業年度(2023年2月28日)

区分

貸借対照表計上額

(百万円)

時価

(百万円)

差額

(百万円)

関連会社株式

486

7,892

7,405

 

(注)上記に含まれない市場価格のない株式等の貸借対照表計上額

(単位:百万円)

 

区分

前事業年度

(2022年2月28日)

当事業年度

(2023年2月28日)

(1)子会社株式

13,772

13,790

(2)関連会社株式

86

83

13,859

13,874

 

(税効果会計関係)

1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

 

前事業年度

(2022年2月28日)

 

当事業年度

(2023年2月28日)

繰延税金資産

 

 

 

未払事業税

63百万円

 

91百万円

未払事業所税

13

 

13

賞与引当金

97

 

111

退職給付引当金

1,180

 

1,238

役員退職慰労引当金

202

 

未払役員退職慰労金

 

207

株式・出資金評価減

864

 

820

棚卸資産評価減

118

 

123

棚卸資産処分損

 

88

貸倒損失自己否認

31

 

減損損失

37

 

37

税務上の繰越欠損金

1,913

 

1,423

その他

713

 

883

繰延税金資産小計

5,235

 

5,039

税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額

△1,539

 

△1,363

将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額

△1,303

 

△779

評価性引当額小計

△2,842

 

△2,143

繰延税金資産合計

2,393

 

2,896

繰延税金負債

 

 

 

固定資産圧縮積立金

△1,628

 

△1,615

固定資産圧縮特別勘定積立金

 

△1,822

退職給付信託設定益

△1,374

 

△1,402

その他有価証券評価差額金

△4,148

 

△4,679

その他

△278

 

△291

繰延税金負債合計

△7,429

 

△9,810

繰延税金負債の純額

△5,036

 

△6,914

 

2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳

 

前事業年度

(2022年2月28日)

 

当事業年度

(2023年2月28日)

法定実効税率

-%

 

30.6%

(調整)

 

 

 

交際費等永久に損金に算入されない項目

 

0.3

受取配当金等永久に益金に算入されない項目

 

△1.1

住民税均等割

 

0.2

評価性引当額の増減額

 

△8.0

その他

 

△0.3

税効果会計適用後の法人税等の負担率

 

21.6

 

(注)前事業年度は税引前当期純損失を計上しているため、省略しております。

 

(収益認識関係)

 顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報は、連結財務諸表「注記事項(収益認識関係)」に同一の内容を記載しているため、注記を省略しております。

 

(重要な後発事象)

該当事項はありません。

 

④【附属明細表】
【有形固定資産等明細表】

(単位:百万円)

 

区分

資産の種類

当期首残高

当期増加額

当期減少額

当期償却額

当期末残高

減価償却累計額

有形固定資産

建物

75,966

36

2,140

2,020

73,862

34,798

 

設備

25,899

151

419

862

25,630

19,669

 

構築物

613

5

69

22

548

363

 

機械及び装置

4,484

22

16

223

4,491

3,430

 

車両運搬具

10

6

1

16

12

 

工具、器具及び備品

2,400

108

15

74

2,493

2,101

 

土地

41,311

2,158

39,152

 

リース資産

1,640

80

31

124

1,689

1,098

 

152,327

411

4,852

3,329

147,886

61,474

無形固定資産

借地権

2,293

2,293

 

商標権

49

2

49

45

 

ソフトウエア

994

40

84

1,034

910

 

その他

3

3

 

3,337

43

87

3,380

956

(注)1.「当期首残高」及び「当期末残高」は、取得価額により記載しております。

2.当期減少額のうち、主なものは次の通りであります。

新木場倉庫売却に伴う固定資産の減少

 建物              1,923百万円

 土地              2,152百万円

 

【引当金明細表】

(単位:百万円)

 

科目

当期首残高

当期増加額

当期減少額

当期末残高

貸倒引当金

1,540

26

20

1,546

賞与引当金

320

364

320

364

役員退職慰労引当金

661

16

678

債務保証損失引当金

380

380

関係会社事業損失引当金

101

101

(注)役員退職慰労引当金の当期減少額678百万円は役員退職慰労金制度廃止に伴い、役員退職慰労引当金を全額取崩し、打切り支給額の未払分を固定負債の「その他」に振替えたことによるものであります。

 

(2)【主な資産及び負債の内容】

 連結財務諸表を作成しているため、記載を省略しております。

 

(3)【その他】

 該当事項はありません。