第一部【企業情報】

第1【企業の概況】

1【主要な経営指標等の推移】

(1)連結経営指標等

 

回次

第82期

第83期

第84期

第85期

第86期

決算年月

2019年2月

2020年2月

2021年2月

2022年2月

2023年2月

売上高

(百万円)

125,859

143,689

107,736

111,081

110,928

経常利益

(百万円)

9,341

11,242

5,010

5,594

3,246

親会社株主に帰属する

当期純利益

(百万円)

6,745

7,795

3,071

3,984

2,229

包括利益

(百万円)

6,473

7,381

3,304

3,904

2,886

純資産額

(百万円)

43,311

47,792

47,529

48,677

49,018

総資産額

(百万円)

88,846

90,694

82,009

78,967

79,138

1株当たり純資産額

(円)

389.05

429.31

426.92

437.25

440.12

1株当たり当期純利益

(円)

60.63

70.06

27.61

35.80

20.02

潜在株式調整後

1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

48.7

52.7

57.9

61.6

61.9

自己資本利益率

(%)

16.3

17.1

6.4

8.3

4.6

株価収益率

(倍)

26.47

14.03

29.48

25.89

44.51

営業活動による

キャッシュ・フロー

(百万円)

7,683

6,310

5,671

5,286

3,507

投資活動による

キャッシュ・フロー

(百万円)

1,137

2,000

1,531

648

821

財務活動による

キャッシュ・フロー

(百万円)

2,557

2,944

3,602

2,851

3,175

現金及び現金同等物の

期末残高

(百万円)

31,941

33,288

33,847

37,077

29,527

従業員数

(名)

1,745

1,956

2,004

1,952

1,896

〔外、平均臨時従業員数〕

817

841

692

643

623

(注)1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2 2019年6月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割をおこなっております。2019年2月期の期首に当該株式分割がおこなわれたと仮定し、1株当たり純資産額および1株当たり当期純利益を算定しております。

3 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、当連結会計年度に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

(2)提出会社の経営指標等

 

回次

第82期

第83期

第84期

第85期

第86期

決算年月

2019年2月

2020年2月

2021年2月

2022年2月

2023年2月

売上高

(百万円)

98,074

112,241

86,884

85,636

82,082

経常利益

(百万円)

8,089

9,637

5,024

4,703

1,808

当期純利益

(百万円)

6,224

6,821

3,568

3,500

1,162

資本金

(百万円)

6,497

6,497

6,497

6,497

6,497

発行済株式総数

(株)

59,948,294

119,896,588

119,896,588

119,896,588

119,896,588

純資産額

(百万円)

37,736

41,281

41,422

41,964

40,978

総資産額

(百万円)

84,910

84,883

75,996

73,083

70,225

1株当たり純資産額

(円)

339.16

371.02

372.29

376.95

367.94

1株当たり配当額

(円)

52.00

32.00

25.00

28.00

25.00

(内1株当たり中間配当額)

(円)

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純利益

(円)

55.95

61.31

32.07

31.45

10.44

潜在株式調整後

1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

44.4

48.6

54.5

57.4

58.4

自己資本利益率

(%)

17.3

17.3

8.6

8.4

2.8

株価収益率

(倍)

28.69

16.03

25.38

29.48

85.36

配当性向

(%)

46.5

52.2

77.9

89.0

239.5

従業員数

(名)

1,123

1,311

1,360

1,340

1,272

〔外、平均臨時従業員数〕

481

485

489

499

451

株主総利回り

(%)

152.4

97.3

83.8

97.0

96.0

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(92.9)

(89.5)

(113.2)

(117.0)

(127.0)

最高株価

(円)

3,335

1,600

1,031

1,148

1,102

(3,340)

最低株価

(円)

2,035

961

642

787

831

(2,820)

(注)1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2 2019年2月期の1株当たり配当額については、連結営業利益が10期連続の増益となったことに対する記念配当2円が含まれております。

3 2020年2月期の1株当たり配当額については、株式公開をおこなってから30周年を迎えたことに対する記念配当2円が含まれております。

4 2022年2月期の1株当たり配当額については、創業130周年を迎えたことに対する記念配当3円が含まれております。

5 2019年6月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割をおこなっております。2019年2月期の期首に当該株式分割がおこなわれたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益および株主総利回りを算定しております。

6 最高株価および最低株価は、2022年4月4日以降については東京証券取引所(プライム市場)におけるものであり、それ以前については東京証券取引所(市場第一部)におけるものです。

7 2019年6月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割をおこなっております。2020年2月期の株価については株式分割後の最高株価および最低株価を記載しており、( )内に株式分割前の最高株価および最低株価を記載しております。

8 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当事業年度の期首から適用しており、当事業年度に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

2【沿革】

 1892年3月、香川県高松市において、乃村泰資が芝居の大道具方を業としたのが、当社の創業であります。

 当社の主な変遷は次のとおりであります。

年 月

事  項

1942年12月

・資本金75千円で東京都本所区(現 墨田区)に設立(商号 日本軍事工藝株式会社)

1943年1月

・大阪市南区に大阪出張所開設(1948年6月支店登記)

1945年12月

・株式会社乃村工藝社に商号変更

1946年9月

・百貨店の店内装飾、催事および新聞社、電鉄会社主催の展覧会業務を受注

1951年4月

・カラチ国際見本市、ハノーバー国際建築博覧会の海外展示プロジェクトを受注

1954年1月

・第1回日本国際見本市、第1回全日本自動車ショー(現 東京モーターショー)を受注

1961年10月

・奈良ドリームセンター、後楽園ゲームセンター、向ヶ丘遊園フラワーショー等大型余暇施設受注

1963年4月

・日本交通科学館、東芝科学館、東京科学技術館等の科学系博物館展示施設を受注

1966年10月

・本社を港区芝浦に移転

1970年3月

・日本万国博覧会(EXPO '70)において、テーマ館、政府館ほか主要パビリオンを受注

1971年3月

・札幌営業所開設(現 北海道支店)

1973年3月

・岡山営業所開設(2021年2月閉鎖)

1974年6月

・福岡営業所開設(現 九州支店)

1975年3月

・沖縄国際海洋博覧会において、海洋文化館、水族館、アメリカ館ほか主要パビリオンを受注

1978年3月

・北日本事業部開設(現 東北支店)

1984年9月

・新木場スタジオ新設

1984年1月

・㈱技研工芸社(1995年5月 ㈱ノムラ技研に商号変更)を株式取得により完全子会社化

1985年3月

・広島営業所開設(現 中四国支店)

・つくば科学博覧会(EXPO '85)において、テーマ館、アメリカ館ほか主要パビリオンを受注

・㈱乃村工藝社ピーオーピー広告事業部(2000年7月 ㈱ノムラコムスに商号変更)を設立

1986年3月

・名古屋営業所開設(現 中部支店)

1989年8月

・社団法人日本証券業協会に株式を店頭登録

1990年3月

・国際花と緑の博覧会(EXPO '90)において、政府苑ほか主要パビリオンを受注

8月

・大阪事業所社屋を大阪市住之江区に移転

1991年11月

・東京証券取引所市場第二部に株式を上場

1992年1月

・㈱ノードを設立(2021年2月清算)

1992年3月

・創業100周年

1992年4月

・セビリア万国博覧会(EXPO '92)において、日本館の展示を受注

1993年2月

・東京都江戸東京博物館の展示制作をJVの代表幹事会社として運営

8月

・大田世界博覧会(EXPO '93)において、日本館の展示を受注

1994年2月

・㈱ノムラサービス(現 ㈱シーズ・スリー)を設立(現 連結子会社)

1995年3月

・㈱文化環境研究所を設立

1998年2月

・㈱ノムラデュオイースト(2006年2月 ㈱ノムラデュオに商号変更)を設立

・㈱ノムラデベロップメントを設立

5月

・リスボン国際博覧会(EXPO '98)において、日本館の展示を受注

2000年2月

・文化施設における展示スペースの設計および施工分野における“ISO9001”の認証を取得

2001年6月

・ノムラテクノ㈱を株式取得により完全子会社化

2004年11月

・乃村工藝建築装飾(北京)有限公司を設立(現 連結子会社)

2005年2月

・東京証券取引所市場第一部に株式を上場

3月

・2005年日本国際博覧会(EXPO 2005:愛知万博)において、政府館ほか主要パビリオンを受注

2006年8月

・個人情報の保護に関する「プライバシーマーク」の認定を取得

9月

・“ISO14001”の全社認証を取得

12月

・㈱テスコを公開買付けによる株式取得により子会社化

2008年1月

・本社を港区台場に移転

2月

・沖縄営業所開設

7月

・“ISO9001”の全社認証を取得

11月

・NOMURA DESIGN & ENGINEERING SINGAPORE PTE. LTD.を設立(現 連結子会社)

2011年2月

・㈱ノムラコムスが、㈱ノムラ技研を吸収合併し、㈱ノムラプロダクツに商号変更

2014年7月

・㈱六耀社を株式取得により完全子会社化(現 連結子会社)

 

 

年 月

事  項

2015年1月

・㈱六耀社が、㈱文化環境研究所を吸収合併

2016年3月

・㈱スクエアを株式取得により完全子会社化

8月

・第20回「ブリュッセル・フラワーカーペット」においてデザインを担当

11月

・儂得空間設計咨詢(上海)有限公司を設立(2020年11月清算)

2017年4月

・京都営業所開設

5月

・㈱TNPを設立

9月

・㈱テスコの全株式を株式交換により譲渡

10月

・大阪事業所を大阪市浪速区難波に移転

2018年6月

・国際的スポーツ大会のオフィシャルサポーター契約を締結

2021年7月

・国際的スポーツ大会において、競技会場(幕張メッセ、国立代々木競技場)の仮設施設整備を受注

2022年3月

・㈱ノムラプロダクツが、㈱TNPおよび㈱スクエアを吸収合併し、㈱ノムラアークスに商号変更(現 連結子会社)

・ノムラテクノ㈱が、㈱ノムラデュオおよび㈱ノムラデベロップメントを吸収合併し、㈱ノムラメディアスに商号変更(現 連結子会社)

4月

・東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所プライム市場に移行

5月

・監査等委員会設置会社へ移行

 

3【事業の内容】

 乃村工藝社グループ(以下、「当社グループ」という。)は当社、連結子会社6社により構成されており、ディスプレイ事業におきまして、集客環境づくりの調査・コンサルティング、企画・デザイン、設計、制作施工ならびに各種施設・イベントの活性化、運営管理などの業務をおこなっているほか、これらに関連する事業活動を展開しております。

 ディスプレイ事業における市場分野別の区分概要は次のとおりであります。

① 専門店市場

物販店、飲食店、サービス業態店舗等

② 百貨店・量販店市場

百貨店、量販店等

③ 複合商業施設市場

ショッピングセンター等

④ 広報・販売促進市場

企業PR施設、ショールーム、セールスプロモーション、CI等

⑤ 博物館・美術館市場

博物館、文化施設、美術館等

⑥ 余暇施設市場

テーマパーク、ホテル・リゾート施設、アミューズメント施設、エンターテインメント施設、動物園、水族館等

⑦ 博覧会・イベント市場

博覧会、見本市、文化イベント等

⑧ その他市場

上記以外の市場に係るもの(オフィスブライダル施設サインモニュメント飲食・物販事業等)

 

 専門店市場、百貨店・量販店市場および複合商業施設市場においては、当社を中心に、子会社では㈱ノムラアークスが主として事業展開をおこなっております。

 広報・販売促進市場、博物館・美術館市場、余暇施設市場および博覧会・イベント市場においては、当社を中心に、子会社では㈱ノムラメディアス、㈱六耀社が主として事業展開をおこなっております。

 その他市場においては、オフィス、ブライダル施設等について当社および各子会社が事業展開をおこなっております。また、子会社の㈱シーズ・スリーは、各種事務代行業務等をおこなっております。

 北海道支店、東北支店、中四国支店、九州支店、沖縄営業所は、全ての市場について首都圏・近畿圏・中部圏以外の担当地域の開発をおこなっております。これにより国内全域を網羅しております。

 海外においては、アジア市場の開拓を目指し、乃村工藝建築装飾(北京)有限公司(中華人民共和国北京市)、NOMURA DESIGN & ENGINEERING SINGAPORE PTE. LTD.(シンガポール共和国)がそれぞれ拠点を設けております。

 当社グループは、これらの市場を人と人、人と情報が交流するコミュニケーションメディアとしてとらえ、社会環境・都市環境の最適化の実現に向けて研究し、人の集まる環境の整備を通して社会への貢献につとめております。

 なお、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更し、当社グループは単一セグメントとなりました。詳細は「第5 経理の状況 連結財務諸表等 注記事項(セグメント情報等)に記載のとおりです。

 

 事業の系統図は次のとおりであります。

0101010_001.png

 

(注)1 2022年3月1日付で、㈱ノムラプロダクツ、㈱TNPおよび㈱スクエアが、㈱ノムラプロダクツを存続会社とする合併を実施し、㈱ノムラアークスに商号変更しております。

2 2022年3月1日付で、ノムラテクノ㈱、㈱ノムラデュオおよび㈱ノムラデベロップメントが、ノムラテクノ㈱を存続会社とする合併を実施し、㈱ノムラメディアスに商号変更しております。

 

4【関係会社の状況】

 

名称

住所

出資金

(百万円)

主要な事業の内容

議決権の

所有割合

(%)

関係内容

(連結子会社)

 

㈱ノムラアークス

 

(注)1

東京都港区

40

建築、内装、多店舗、リノベーション、サイン企画・デザイン・設計 制作・施工管理・他関連業務

100

当社の工事施工の一部を受注

当社より建物等を賃借

役員の兼任等

 

 

㈱ノムラメディアス

 

(注)1,2,3

東京都港区

 

25

(注)2

集客空間のディスプレイ・プロモーション・デジタルメディア・コンテンツ・展示演出装置などの企画・設計・制作・施工・保守・運営、店舗運営、オリジナルグッズ開発

100

当社の納品した展示装置のメンテナンス業務を受注

当社より建物等を賃借

役員の兼任等…有

 

 

㈱シーズ・スリー

 

(注)1

東京都港区

95

総合ビジネスサービス・人材派遣事業・施設運営事業

100

当社の間接業務を受託

当社より建物等を賃借

役員の兼任等…有

 

 

㈱六耀社

 

(注)1

東京都港区

20

図書の編集、印刷、出版および販売

100

当社の印刷物制作の一部を受注

当社より建物等を賃借

役員の兼任等…有

乃村工藝建築装飾(北京)

有限公司

中華人民共和国

北京市

4百万

USD

中国における内装・展示制作

100

当社の工事施工の一部を受注

役員の兼任等…無

NOMURA DESIGN & ENGINEERING SINGAPORE PTE. LTD.

シンガポール

3百万

SGD

アジア地域における内装・展示制作

100

当社の工事施工の一部を受注

役員の兼任等…無

 

(注)1 資金管理の効率化を推進する目的でキャッシュマネジメントシステムを導入し、当社との間で資金の貸付けおよび借入れをおこなっております。

2 ㈱ノムラメディアスは、2023年3月1日付で、その他資本剰余金のうち75百万円を資本の額に組み入れ、資本金を100百万円としております。

3 ㈱ノムラメディアスの売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)は、連結売上高に占める割合の10%を超えております。

主要な損益情報等

(1) 売上高    14,091百万円

(2) 経常利益    1,250百万円

(3) 当期純利益     995百万円

(4) 純資産額    5,069百万円

(5) 総資産額    8,170百万円

 

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

 

2023年2月28日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

ディスプレイ業

1,896

623

(注)1 従業員は就業人員であり、臨時従業員数は〔 〕内に年間の平均人員を記載しております。なお、執行役員は従業員数には含めておりません。

2 当社グループはディスプレイ事業の単一セグメントであるため、セグメント別の従業員数は記載しておりません。

 

(2)提出会社の状況

 

 

 

 

2023年2月28日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

1,272

451

42.0

12.9

7,803,786

(注)1 従業員は就業人員であり、臨時従業員数は〔 〕内に年間の平均人員を記載しております。なお、執行役員は従業員数には含めておりません。

2 平均年間給与は、賞与および基準外賃金を含んでおります。

3 当社はディスプレイ事業の単一セグメントであるため、セグメント別の従業員数は記載しておりません。

 

(3)労働組合の状況

提出会社の労働組合は、乃村工芸労働組合が1962年4月本社に、乃村工藝社労働組合が1962年6月大阪本社(現 大阪事業所)に結成され、それぞれ活動しておりましたが、2001年7月1日に合併し、「乃村工藝社労働組合」となりました。2023年2月28日現在の組合員数は、876名であります。乃村工藝社労働組合は上部団体には加盟しておりません。

なお、労使関係は円満に推移しており、特記すべき事項はありません。