第2 【事業の状況】

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する記述は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。

 

(1) 会社の経営の基本方針

当社グループは、社是に「知・興・心」を掲げ、経営理念には「知と情報の新結合は社会と企業の繁栄をもたらす源である。我が社は経営情報ソリューションにおいて比類なき利用性・安全性・創造性を追求し、以て、顧客の発展並びに社員の進化・充実を図り、永遠の誇りある活動を推進する」と謳っております。

中堅・中小企業の情報化を支援するとともに、個々の顧客に適したソリューションを提供し、顧客の経営活性化と繁栄に貢献することが当社の使命と考えております。

 

(2)目標とする経営指標

当社グループが重視する経営指標は、売上高伸長率と営業利益率です。
 これらを継続的に伸ばしていくためには、情報通信システムの保守や機器のレンタル、運用支援、情報活用教育等のストック型ビジネスによる安定した収益基盤の確立が不可欠と考えており、売上高伸長率は年15%、営業利益率は10%を中長期的な目標としております。

 

(3)中長期的な会社の戦略

 デジタル経済が加速するなか、改正電子帳簿保存法、インボイス制度など法制化も進み、企業環境は大きな変化を見せております。エリアの拡大とサービス拡充へ期待の集まる「5Gサービス」の活用も見据え、より効率的な活動環境の構築・活用など、専門的な知識に基づいたベストソリューションの提案を求める声が高まっております。
 このような経営環境の下、顧客の課題解決に向けたDX化の推進を支援すべく、パートナー企業の製品・サービスを融合したソリューションの充実と顧客の目線に立った情報活用を深めるための支援を行い、更なる経営情報ソリューションサービスの拡大に取り組んでまいります。

 

① 活用サービスの充実と新たな融合ソリューションサービスの提供

 メンテナンスや運用サポートを通した情報活用教育に注力し、顧客の目線に沿った活用サービスの充実と品質向上により、さらなる経営情報ソリューションサービスの拡大を図ります。
当社グループは、複数のパートナー企業の製商品やサービスを融合した新たなソリューションの創造を図るとともに、安心・安全で質の高いサービスを提供することで顧客の課題解決に貢献してまいります。

 

② モバイル事業の利益率改善
 モバイル事業においては、堅調な法人サービス事業の拡大と資格取得を含む社員教育に注力することで、ICTソリューション提案力強化と質の高い利活用サービスの提供を推進してまいります。
 さらに、都内のドコモショップ2店舗との連携を強化し、新たなモバイルサービスの需要を興し、モバイル事業の収益率の向上を図ってまいります。

 

③ サービスの高度化・多様化

ソリューション事業において、調達コストの最適化を推進するとともに、サービスの高度化・多様化と提案力の強化を図り、付加価値を拡大し、利益率の向上に努めてまいります。

 

(4)対処すべき課題

当社は、経営理念のもと、企業価値の向上に向けて次の事項に取り組んでまいります。

 

① 活用サービスと経営情報ソリューションサービスの充実化
 ソリューション事業においては、顧客の課題解決に向けたDX化の推進を支援すべく、パートナー企業の製品・サービスを融合したソリューションの充実に取り組んでおります。また、社内におけるDX化の実践に基づく顧客へのサポート展開を強化するとともに、顧客の目線に立った情報活用を深めるための支援を行い、更なる経営情報ソリューションサービスの拡大を図ります。

 

② モバイル事業のサービス改善
 モバイル事業においては、ソリューション事業との連携やICTソリューション提案力を強化することにより、法人向け運用サポートの継続的な需要を興し、安定的な収益の確保と法人サービス事業の更なる拡大を図ります。
店舗サービス事業においては、モバイルの利活用提案の充実に取り組むとともに、法人専用窓口による連携を強化してまいります。また、店舗外への拡販活動を継続することによって、モバイル事業の収益向上を図ってまいります。

 

③ 人材の採用・育成及び環境の整備
 当社グループでは、経営方針を理解し、主体的に行動できる自律型人材の確保を重要な課題と認識しております。幅広い人材の採用と育成に注力するとともに、従業員一人ひとりが「知」の重要性を意識しながら創造的な業務に従事し、成長できる環境を整えてまいります。

 

 

2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】

 

当社グループは「知と情報の新結合は社会と企業の繁栄をもたらす源である。我が社は経営情報ソリューションにおいて比類なき利用性・安全性・創造性を追求し、以て顧客の発展並びに社員の進化・充実を図り永遠の誇りある活動を推進する」という経営理念のもと、すべてのステークホルダーに配慮した事業活動を推進することにより、持続的な成長の実現を目指します。

 

ガバナンス

当社グループの持続的な成長を支えるため、サステナビリティを巡る課題を重要課題(マテリアリティ)として認識し、課題対応に取り組むことで、顧客の発展に貢献するとともに社会の持続的な成長を目指してまいります。

そのため、基本方針をもとに、株主の権利を尊重し、経営の公平性・透明性を確保した統治環境の強化に必要な施策の実施に向け、継続的に取り組んでまいります。

 

戦略

  下記項目を重要課題(マテリアリティ)として、課題解決に取り組んでまいります。

 

(1)

企業統治

:

株主の権利を尊重し、経営の公平性・透明性を確保した統治環境の強化に取り組みます。

(2)

顧客満足度

当社グループの顧客へ貢献するべく、誠実、迅速、的確、先進性を踏まえた問題解決を実現することで、顧客満足度の更なる向上に取り組みます。

(3)

環境

法令を遵守し、環境に配慮した製品の選定とご提供により、環境汚染防止、リサイクル性向上など、より住み良い社会環境の構築と地球環境保護に貢献してまいります。

(4)

人材

性別、国籍、職歴等に捕らわれない、多様な人材の活躍とダイバーシティの推進に取り組みます。

 

 

リスク管理

サステナビリティを巡る課題については取締役会にて重要度の高いテーマより、方針、目標、施策について多角的な視点で検討をおこない、また、定期的に議題に取り上げ、報告・審議を通し推進してまいります。

 

指標及び目標

 当社におけるダイバーシティの推進の一環とし、ジェンダー・ギャップ改善、女性活躍の促進を目指し、女性特化の就活支援業者との取り組みを開始しており、新卒採用における女性枠の母集団形成の拡充を図っております。

 

 

3 【事業等のリスク】

当社グループの経営成績、財政状態等に影響を与える可能性があると考えられる代表的なリスクは、以下のとおりです。これらの項目はリスクのうち代表的なものであり、実際に起こりうるリスクは、これらに限定されるものではありません。

なお、文中における将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものです。

 

(1) 特定の仕入先・取引先への依存について

① ソリューション事業

ソリューション事業では、日本電気株式会社及び株式会社オービックビジネスコンサルタントを重要なパートナー企業として、これらの会社との間で販売許諾及び販売支援等に関する契約を締結しており、これらの企業からの仕入がソリューション事業における仕入の大部分を占めております。

そのため、何らかの事情により契約が解除され、製品等の供給が受けられない事態となり、しかも代替品の供給が遅れ、または調達不可能な状態に陥った場合、当社グループの経営に影響を受ける可能性があります。

当連結会計年度仕入実績

仕入先

仕入金額
(千円)

シェア

日本電気株式会社

165,129

39.7%

株式会社オービックビジネスコンサルタント

90,680

21.8%

その他

159,895

38.5%

合計

415,705

100.0%

 

 

② モバイル事業

当社は、NTTドコモ及びティーガイアとの間で締結した「ドコモショップの業務再委託に関する覚書」、「代理店法人拠点設置による業務再委託に関する覚書」等に基づきNTTドコモの二次代理店としてドコモショップの運営及び携帯電話等の法人営業を行っており、その仕入及び販売のほぼ100%がドコモブランドに依存しております。

当社はNTTドコモ及びティーガイアとは良好な関係を維持しておりますが、何らかの解除事由が発生し、両社との契約が解除される、または、取引条件が当社に不利な方向に大幅に変更される場合、当社グループの経営に影響を受ける可能性があります。

また、当社の携帯電話等の販売・取次事業は、ティーガイアと締結した「移動体通信サービス代理店契約」に基づき所定の条件の下で展開しております。これにより、当社に破産、民事再生等の法的手続き開始、信用不安状態の発生、株主構成または経営主体に重大な変更等の所定の事由が生じた場合にティーガイアにおいて代理店契約の解除や手数料支払い停止ができる旨等が定められているため、当社グループの経営に影響を受ける可能性があります。 

なお、NTTドコモがドコモショップの運営や商品ラインアップ、広告宣伝に関する方針及び戦略、料金プラン等を変更した場合、並びに、他の通信キャリアに比較してドコモブランドの魅力が相対的に低下した場合、当社グループの経営に影響を受ける可能性があります。

 

(2) 固定資産に関する減損について

固定資産につきましては取得時に資産性を慎重に判断した上で資産計上しておりますが、取得時に見込んでいた将来キャッシュ・フローが十分に得られない場合、または回収可能性に疑義が生じた場合には、減損損失の認識を行っております。今後、追加的に多額の減損損失の計上を行う場合、当社グループの経営に影響を受ける可能性があります。

 

 

(3) 人材の確保と育成について

当社グループは、顧客に対して最適な商品やサービス及びソリューションを提供できる優秀な人材を確保するため、定期的な新卒採用や業務経験者の中途採用を行うほか、従業員教育の徹底や必要な資格取得の奨励など、当社グループ事業の発展に貢献する人材育成を行っております。

しかしながら、人材の確保や育成が当社グループの計画通りに進捗しない場合、或いは優秀な人材が多数退職してしまった場合には、当社グループの経営に影響を受ける可能性があります。

 

(4) 法的規制等について

当社グループが行う事業では、「電気通信事業法」、「建設業法」(電気通信工事業)、「下請代金支払遅延等防止法」、「独占禁止法」(私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律)、「景品表示法」(不当景品類及び不当表示防止法)、「個人情報保護法」、「携帯電話不正利用防止法」(携帯音声通信事業者による契約者等の本人確認等及び携帯音声通信役務の不正な利用の防止に関する法律)、「著作権法」及びその他の関連法令の規制を受けております。

当社グループは、上記法令等を遵守するために従業員の教育・啓発を含めた社内管理体制強化に努めておりますが、万が一法令違反が生じた場合や、法的規制が大幅に追加・変更された場合には、当社グループの経営に影響を受ける可能性があります。

 

(5) 情報管理について

当社グループでは、業務に関連して多数の個人情報及び企業情報を保有しております。情報管理に関する全社的な取り組みとして、情報セキュリティ基本方針や個人情報保護のための行動指針を定め、社内規程を整備するとともに、従業員に秘密保持誓約書の提出を義務付けた上で、社内研修を通して情報管理への意識向上に努め、外部への情報漏洩を未然に防ぐ措置を講じております。

また、当社グループにおける本社並びにソリューション事業の各事業所では、「ISO27001(情報セキュリティ)」の認証を取得し、社内情報資産のリスク分析を行い、必要に応じて改善策を講じる等、情報管理の徹底に努めております。

さらに、モバイル事業の各店舗・事業所においては、NTTドコモが定める情報資産の管理方法に準拠した教育と業務監査を受けております。

しかしながら、これらの対応措置を講じたにも関わらず個人情報や企業情報が漏洩した場合、民事・刑事責任の負担、社会的信用の失墜のみならず、主要パートナー企業との契約解除などに繋がる恐れもあり、当社グループの経営に影響を受ける可能性があります。

 

(6) 自然災害等について

当社グループの本社、その他の事業所及び店舗は、首都圏近郊に集中しております。

そのため、首都圏における大規模な地震、火災その他の自然災害や停電等が発生し、当社グループの本社若しくは各事業所・店舗が損壊し、事業継続が困難な状況に陥った場合、また、自然災害等に起因して顧客データの喪失、インフラ麻痺等が生じた場合は、顧客対応の遅延など当社グループのサービス体制に大きな支障が生じ、当社グループの経営に重大な影響を受ける可能性があります。

 また、当社の販売先の約6割が中堅・中小企業であります。暴風、地震、落雷、洪水等の自然災害やパンデミック(感染爆発)が発生し、多くの中堅・中小企業の事業継続が困難になった場合、当社グループの経営に影響を受ける可能性があります。

 

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する記述は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

なお、当社は、2021年5月27日の第56期定時株主総会の決議により、事業年度を2月末日から3月31日に変更いたしました。

これにより、経過期間となる前連結会計年度は2021年3月1日から2022年3月31日までの13ヶ月となり、当連結会計年度の事業報告においては業績に関する前期比増減の記載を省略しておりますので、ご了承ください。

 

(1)経営成績等の状況の概要

① 経営成績の状況

当連結会計年度におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響も薄れ、正常化に向けた社会経済活動の動きより、緩やかながら持ち直しの動きが見られました。その一方で、世界的な原材料・エネルギー等の物価高騰や急激な為替変動等、依然として先行き不透明な状況が続いております。

 当社グループの事業領域でありますICT(情報通信技術)関連業界におきましては、感染拡大による生活環境の変化から、デジタル化が加速したことで、企業のDX化(*1)や生産性向上のためのIT投資需要が堅調に推移いたしました。

 また、携帯電話業界では、5Gへの移行が徐々に進んでいるなか、その通信能力が十分に享受できる5GSA(StandAlone)による通信環境の活性化が期待されます。その一方で、通信事業者による手数料条件の改定、オンライン窓口の利用強化やキャリアショップの統廃合など、活動環境に大きな変化が起こっております。

 こうしたなか、当社グループでは、「中期経営計画2024」の「サステナブル経営の推進」「事業別ポートフォリオの再構築」「継続収益の拡大」の基本方針を着実に進め、法人向けの販売を強化、顧客のDX化の支援を行ってまいりました。営業活動においては、主要パートナー企業5社(*2)の製品・サービスを融合させた経営情報ソリューション(*3)の提供と保守サポートに加えて、協立情報コミュニティー(*4)でのイベントや、個別相談会の開催などを展開しました。

この結果、当連結会計年度の業績は売上高4,983,375千円、営業利益184,363千円、経常利益192,751千円、親会社株主に帰属する当期純利益123,121千円となりました。

 

(*1)2018年に経済産業省の「デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン」にて「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」と定義されたデジタルトランスフォーメーションの略称。

(*2)日本電気株式会社、株式会社NTTドコモ、株式会社オービックビジネスコンサルタント、日本マイクロソフト株式会社、サイボウズ株式会社の5社。

(*3)「情報インフラ」、「情報コンテンツ」、「情報活用」の3つの分野に対応した当社グループのワンストップソリューションサービスの総称です。

(*4)旧名称は、情報創造コミュニティー。当社グループの提案するソリューションを、顧客に体験していただく場であるとともに、顧客やパートナー企業と新たなソリューションを共創する施設です。また、情報活用能力の開発支援を目的とした5つのソリューションスクールをパートナー企業と共同展開しております。

 

事業セグメント別の経営成績は次のとおりです。

 

(ソリューション事業)

ソリューション事業においては、法改正・電子化対応を見越した、基幹業務システムの標準化やクラウドサービスへの移行、生産性向上のためのDX化・ペーパレス化など、各種ソリューション・機器の提案・導入支援が堅調に推移いたしました。また、事務所移転などオフィスのフリーアドレス化や無線化のためのネットワーク構築のほか、モバイル利活用の促進によるコミュニケーションシステムの導入など、インフラ提案にも注力してまいりました。

さらに、DX化の推進に役立つ最新ソリューションや時事セミナーなど、定期的なイベントや個別相談会の開催を通じて、新規需要の開拓を強化いたしました。

この結果、ソリューション事業では、売上高1,626,996千円セグメント利益(営業利益)387,292千円となりました。

 

(モバイル事業)

店舗事業においては、地域のスマートライフ拠点として、お客様満足度向上を目指したドコモスキル上位資格取得のためのトレーニングや、店舗間での優良事例の共有など、スタッフのサービス提案力の強化を行いました。また、店舗外活動として、近隣ショッピングモールなどへのサテライト店の出店や出張販売、地域のコミュニティセンター等への出張サポートを行い、拡販やモバイル活用のサポートを行ってまいりました。

法人サービス事業においては、法人向けモバイルの導入支援から運用管理までのトータルサービスを展開いたしました。さらに、ソリューション部門と連携し、スマートフォンを活用した内線システムの提案などに積極的に取り組みました。また、店舗の法人コーナーの充実を図り、店舗から法人営業への連携強化並びに法人顧客の新規開拓に努めました。

この結果、モバイル事業では、売上高3,356,378千円セグメント利益(営業利益)217,708千円となりました。

 

② 財政状態の状況

イ.流動資産

当連結会計年度末における流動資産残高は1,946,433千円となり、前連結会計年度末と比べ83,906千円の増加となりました。主な要因は、現金及び預金が253,701千円減少しましたが、受取手形、売掛金及び契約資産(前期は受取手形及び売掛金)が234,633千円、商品が44,839千円及び仕掛品が18,258千円増加したことによるものです。

 

ロ.固定資産

当連結会計年度末における固定資産残高は981,469千円となり、前連結会計年度末と比べ80,815千円の減少となりました。主な要因は、建物及び構築物(純額)が44,797千円及び土地が22,400千円減少したことによるものです。

 

ハ.流動負債

当連結会計年度末における流動負債残高は712,704千円となり、前連結会計年度末と比べ26,151千円の減少となりました。主な要因は、賞与引当金が23,400千円増加しましたが、支払手形及び買掛金が26,068千円、未払法人税等が34,799千円減少したことによるものです。

 

ニ.固定負債

当連結会計年度末における固定負債残高は323,991千円となり、前連結会計年度末と比べ45,611千円の減少となりました。主な要因は、リース債務が14,480千円減少したことによるものです。

 

ホ.純資産

当連結会計年度末における純資産残高は1,891,207千円となり、74,854千円の増加となりました。主な要因は、期末配当による利益処分により65,844千円減少しましたが、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により123,121千円増加したことによるものです。

 

③ キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は645,091千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。

 

イ.営業活動によるキャッシュ・フロー

営業活動の結果、減少した資金は192,070千円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益184,004千円及び減価償却費66,251千円により増加しましたが、売上債権及び契約資産の増加額184,919千円、棚卸資産の増加額75,193千円、未払消費税の減少額40,219千円及び法人税等の支払額106,697千円により減少した結果によるものです。

 

ロ.投資活動によるキャッシュ・フロー

投資活動の結果、増加した資金は17,242千円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出20,982千円により減少しましたが、有形固定資産の売却による収入43,045千円により増加した結果によるものです。

 

ハ.財務活動によるキャッシュ・フロー

財務活動の結果、減少した資金は78,873千円となりました。これは主に、配当金の支払額65,854千円によるものです。

 

 

④ 生産、受注及び販売の状況

イ.生産実績

当社グループは生産活動を行っていないため、生産実績の記載を省略しております。

 

ロ.仕入実績

当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

( 自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

仕入高(千円)

前期比(%)

ソリューション事業

415,705

モバイル事業

2,303,613

合計

2,719,318

 

  (注) 1.前連結会計年度は決算期変更に伴い13ヶ月の変則決算のため、前年同期比は記載しておりません。

 

ハ.受注実績

当社グループは受注生産を行っていないため、受注実績の記載を省略しております。

 

ニ.販売実績

当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

( 自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

販売高(千円)

前期比(%)

ソリューション事業

1,626,996

モバイル事業

3,356,378

合計

4,983,375

 

  (注) 1 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合

相手先

当連結会計年度
( 自  2022年4月1日
     至  2023年3月31日

販売高(千円)

割合(%)

株式会社ティーガイア

2,632,321

52.8

 

 

2 前連結会計年度は決算期変更に伴い13ヶ月の変則決算のため、前年同期比は記載しておりません。

 

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

当連結会計年度における当社グループの経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

また、前連結会計年度は13ヶ月の変則決算のため、前連結会計年度との比較は記載しておりません。

 

① 重要な会計方針及び見積り

当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載されているとおりであります。

 

② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

イ.経営成績

(売上高及び営業利益)

 当連結会計年度の売上高及び営業利益並びにセグメント別の売上高及びセグメント利益(営業利益)等は以下のとおりであります。なお、各増減要因については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況」をご参照ください。

(金額単位:千円)

 

2022年3月期

2023年3月期

金額

売上高比

金額

売上高比

ソリューション事業

売上高

2,196,104

41.1%

1,626,996

32.6%

営業利益

528,891

9.9%

387,292

7.8%

営業利益率

24.1%

23.8%

モバイル事業

売上高

3,148,626

58.9%

3,356,378

67.4%

営業利益

122,512

2.3%

217,708

4.4%

営業利益率

3.9%

6.5%

全社共通

売上高

営業利益

△465,502

△8.7%

△420,637

△8.4%

営業利益率

合計

売上高

5,344,731

100.0%

4,983,375

100.0%

営業利益

185,902

3.5%

184,363

3.7%

営業利益率

3.5%

3.7%

 

 また、当社は、中長期戦略として「法人系売上高構成比50%以上の定着」を目標に掲げてまいりました。

 売上高構成比については、Web手続き等の浸透があるものの、コロナ禍の落ち着きと店舗外への出張販売、サテライト店舗出店などにより、売上高が増加、法人系事業はDX化の浸透により、需要の伸びに落ち着きを見せておりますが、法人系売上高構成比は51.3%と目標を達成いたしました。

 

 

(営業外損益及び経常利益)

営業外収益は、9,105千円となりました。

営業外費用は、716千円となりました。

この結果、当連結会計年度の経常利益は192,751千円となりました。

 

(特別損益及び税金等調整前当期純利益)

特別利益は、固定資産売却益を計上した結果、16,250千円となりました。

特別損失は、減損損失を計上した結果、24,998千円となりました。

この結果、当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は184,004千円となりました。

 

(法人税等(法人税等調整額を含む)及び親会社株主に帰属する当期純利益)

法人税等76,084千円及び法人税等調整額△15,202千円を計上した結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は123,121千円となりました。

 

ロ.財政状態

財政状態の状況に関する認識及び分析・検討については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」をご参照ください。

 

ハ.キャッシュ・フローに関する分析

キャッシュ・フローの状況に関する認識及び分析・検討については「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。

 

ニ.資本の財源及び資金の流動性についての分析

当社グループが必要とする資金については、安定した収益と成長性を確保するための、材料費、商品の仕入、販売費及び一般管理費等の運転資金や、設備投資であります。これらは、営業活動によるキャッシュ・フローを財源としており、状況によって銀行借入により資金調達を行っております。なお、今後の設備投資の計画については、「第3 設備の状況 3設備の新設、除却等の計画 (1)重要な設備の新設等」をご参照ください。

 

5 【経営上の重要な契約等】

販売に関する契約

契約会社名

相手方の名称

契約品目

契約内容

契約期間

協立情報通信株式会社
(当社)

日本電気株式会社
(日本)

販売特約店契約

特約店としての販売
許諾、販売協力、支援

2016年12月1日から
2018年3月31日まで
以降、契約満了時に協議のうえ、合意した場合に1年間の更新
(1969年4月販売開始)

同上

株式会社オービックビジネスコンサルタント 
(日本)

販売パートナー取引基本契約

販売代理店としての
販売許諾、非独占的な国内再販権の許諾

2010年4月1日から
2011年3月31日まで
以降、1年毎の自動更新
(1986年3月販売開始)

同上

株式会社NTTドコモ
(日本)
株式会社ティーガイア
(日本)

ドコモショップの業務再委託に関する覚書

ドコモショップ業務の許諾

2023年4月1日から
2024年3月31日まで
以降、1年毎の自動更新
(1999年1月二次代理店として運営開始)

同上

株式会社NTTドコモ
(日本)
株式会社ティーガイア
(日本)

代理店法人拠点設置による業務再委託に関する覚書

法人拠点の設置及び
委託業務の許諾

2023年4月1日から
2024年3月31日まで
以降、1年毎の自動更新

(2014年11月設置開始)

同上

日本マイクロソフト株式会社 
(日本)

パートナーネットワーク契約

販売協力、サポート支援

2012年12月28日から
2023年8月31日まで
(1996年9月サービス開始)

同上

株式会社ティーガイア
(日本)

移動体通信サービス代理店契約

代理店契約

2013年12月1日から
2014年11月30日まで
以降、1年毎の自動更新

同上

株式会社ティーガイア
(日本)

移動体通信サービス代理店契約の一部変更に関する契約書

上記代理店契約の
一部変更

2019年4月1日から
2019年11月30日まで
以降、1年毎の自動更新

同上

サイボウズ株式会社
(日本)

サイボウズ
パートナーネットワーク
オフィシャルパートナー
基本規約

ビジネスパートナーとしての相互協力

2021年1月1日から
2021年12月31日まで
以降、1年毎の自動更新

同上

サイボウズ株式会社
(日本)

サイボウズ
パートナーネットワーク
コンサルティングパートナー
個別規約

上記規約における委託業務の許諾
 

2021年1月1日から
2021年12月31日まで
以降、1年毎の自動更新

 

 

連結子会社との合併

当社は、2023年4月19日開催の取締役会において、当社の連結子会社である神奈川協立情報通信株式会社を吸収合併することを決議し、承認可決されました。

詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な後発事象)」に記載のとおりです。

 

6 【研究開発活動】

該当事項はありません。