【連結財務諸表注記】

1.報告企業

住友ベークライト株式会社(以下、当社)は日本に所在する企業であります。その登記されている本社および主要な事業所の住所はホームページ(URL https://www.sumibe.co.jp)で開示しております。本連結財務諸表は、2023年3月31日を期末日とし、当社およびその子会社(以下、当社グループ)により構成されております。

当社グループの主な事業内容は、半導体関連材料、高機能プラスチックおよびクオリティオブライフ関連製品の製造販売等であります。各事業の内容については注記「6.セグメント情報」に記載しております。

 

2.作成の基礎

(1) IFRSに準拠している旨

当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)第1条の2の「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同第93条の規定により、IFRSに準拠して作成しております。

本連結財務諸表は、2023年6月22日に当社取締役会によって承認されております。

 

(2) 測定の基礎

当社グループの連結財務諸表は、注記「3.重要な会計方針」に記載しております金融商品、退職給付制度に係る負債(資産)の純額等を除き、取得原価を基礎として作成しております。

 

(3) 機能通貨および表示通貨

当社グループの連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、百万円未満を四捨五入して表示しております。

 

(4) 会計方針の変更

2023年5月23日に公表された「国際的な税制改革-第2の柱モデルルール(IAS第12号の修正)」は、第2の柱モデルルールに関する税制から生じる税金(以下、第2の柱の法人所得税)について、繰延税金の認識および開示を不要とする一時的かつ強制的な例外規定を設けております。当社グループでは、第2の柱モデルルールに関する税制の適用を受けることが想定されるため、当連結会計年度より、IAS第8号「会計方針、会計上の見積りの変更及び誤謬」に従って、当該例外規定を遡及して適用しております。そのため、第2の柱の法人所得税に関して繰延税金を認識しておらず、かつ、繰延税金に関する注記にも含めておりません。

 

 

3.重要な会計方針

(1) 連結の基礎

① 子会社

子会社とは、当社グループにより支配されている企業をいいます。当社グループがある企業への関与により生じる変動リターンに対するエクスポージャーまたは権利を有し、かつ、当該企業に対するパワーにより当該リターンに影響を及ぼす能力を有している場合に、当社グループは当該企業を支配していると判断しております。

子会社の財務諸表は、当社グループが支配を獲得した日から支配を喪失する日まで、連結の対象に含めております。

子会社が適用する会計方針が当社グループの適用する会計方針と異なる場合には、必要に応じて当該子会社の財務諸表に調整を加えております。当社グループ間の債権債務残高および内部取引高、ならびに当社グループ間の取引から発生した未実現損益は、連結財務諸表の作成に際して消去しております。

子会社持分を一部処分した際、支配が継続する場合には、資本取引として会計処理しております。非支配持分の調整額と対価の公正価値との差額は、親会社の所有者に帰属する持分として資本に直接認識されております。

支配を喪失した場合には、支配の喪失から生じた利得または損失は純損益で認識しております。

なお、決算日が異なる子会社の財務諸表は、連結決算日現在で実施した仮決算に基づく財務諸表を使用しております。

 

② 関連会社

関連会社とは、当社グループが当該企業に対し、財務および営業の方針に重要な影響力を有しているものの、支配をしていない企業をいいます。当社グループが他の企業の議決権の20%以上を保有する場合、当社グループは、重要な影響力がないことが明確に証明できない限り、当該他の企業に対して重要な影響力を有していると推定されます。

関連会社への投資は、取得時には取得原価で認識され、以後は持分法によって会計処理しております。

関連会社が適用する会計方針が当社グループの適用する会計方針と異なる場合には、必要に応じて当該関連会社の財務諸表に調整を加えております。

連結財務諸表には、他の株主との関係等により、決算日を統一することが実務上不可能であるため、決算日の異なる関連会社への投資が含まれております。

決算日の差異により生じる期間の重要な取引または事象の影響については調整を行っております。

 

(2) 企業結合

企業結合は取得法を用いて会計処理しております。当社グループは、IFRS第3号「企業結合」で規定されている例外を除き、取得対価は、被取得企業の支配と交換に譲渡した資産、引き受けた負債および当社が発行する資本性金融商品の取得日の公正価値の合計で測定しております。

段階的に達成する企業結合の場合、当社が以前に保有していた被取得企業の持分は支配獲得日の公正価値で再測定し、発生した利得または損失は純損益で認識しております。非支配持分の測定については、公正価値で測定するか、または被取得企業の識別可能な純資産の比例持分で測定するかを、取得日に個別の企業結合ごとに選択しております。

移転された対価、従来保有していた被取得企業の資本持分の取得日公正価値および被取得企業のすべての非支配持分の金額の総計が、取得した識別可能な資産および引き受けた負債の取得日の公正価値を超過する場合は、その超過額をのれんとして認識しております。その差額が負の金額である場合には、直ちに純損益として認識しております。

企業結合が生じた期間の末日までに企業結合の当初の会計処理が完了しない場合は、暫定的な金額で会計処理を行っております。取得日から1年以内の測定期間において取得日時点に存在した事実および状況に関する新しい情報を入手した場合は、暫定的な金額を遡及修正しております。

企業結合を達成するために発生した取得関連コストは、発生時に純損益として認識しております。

支配獲得後の持分の追加取得については、資本取引として会計処理しているため、当該取引からのれんは認識しておりません。

 

(3) 外貨換算

① 外貨建取引

外貨建取引は、取引日の為替レートで機能通貨に換算しております。

期末日における外貨建貨幣性資産および負債は、期末日の為替レートで機能通貨に換算しております。

公正価値で測定される外貨建非貨幣性資産および負債は、当該公正価値の測定日における為替レートで機能通貨に換算しております。

換算または決済により生じる換算差額は、純損益として認識しております。ただし、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品、およびキャッシュ・フロー・ヘッジから生じる換算差額のうち有効部分については、その他の包括利益として認識しております。

 

② 在外営業活動体の財務諸表

在外営業活動体の資産および負債については期末日の為替レート、収益および費用については期中の為替レートが著しく変動していない限り平均為替レートを用いて日本円に換算しております。在外営業活動体の財務諸表の換算から生じる換算差額は、その他の包括利益として認識しております。在外営業活動体を処分した場合は、その在外営業活動体に関連する累積換算差額を処分した期の純損益に振替えております。

 

(4) 金融商品

① 金融資産

金融資産は、当初認識時において、償却原価で測定する金融資産、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しております。金融資産は、当社グループが当該金融資産の契約当事者となった取引日に当初認識しております。金融資産は原則として、公正価値に、当該金融資産に直接帰属する取引費用を加算した金額で当初測定しております。ただし、重大な金融要素を含んでいない営業債権は取引価格で当初測定しております。また、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産については、その取引費用は発生時に純損益で認識しております。

金融資産からのキャッシュ・フローに対する契約上の権利が消滅した場合、または金融資産を譲渡し、当該金融資産の所有に係るリスクと経済価値のほとんどすべてを移転している場合に認識を中止しております。

 

(a) 償却原価で測定する金融資産

次の条件がともに満たされる金融資産を償却原価で測定する金融資産に分類しております。

・契約上のキャッシュ・フローを回収するために金融資産を保有することを目的とする事業モデルに基づいて、金融資産が保有されている。

・金融資産の契約条件により、元本および元本残高に対する利息の支払のみであるキャッシュ・フローが特定の日に生じる。

当初認識後は、実効金利法を適用して測定しております。

 

(b) その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産(負債性金融商品)

次の条件がともに満たされる負債性金融商品は、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性金融商品に分類しております。

・契約上のキャッシュ・フローの回収と売却の両方のために金融資産を保有することを目的とする事業モデルに基づいて、金融資産が保有されている。

・金融資産の契約条件により、元本および元本残高に対する利息の支払のみであるキャッシュ・フローが特定の日に生じる。

当初認識後は公正価値で測定し、事後的な変動はその他の包括利益に含めて認識しております。当該資産を処分した場合、その他の包括利益を通じて認識された利得または損失の累計額をその他の資本の構成要素から純損益に組替調整額として振替えております。

 

 

(c) その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産(資本性金融商品)

取引先との関係維持、強化などを目的として保有する株式等については、当初認識時にその他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品に指定しております。

当初認識後は公正価値で測定し、事後的な変動をその他の包括利益として認識しております。ただし、当該資産から生じる配当金については、配当を受領する権利が確定した時点で金融収益として、純損益で認識しております。また、当該資産を処分した場合および公正価値が著しく下落した場合にその他の包括利益を通じて認識された利得または損失の累計額をその他の資本の構成要素から利益剰余金へ振替えております。

 

(d) 純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

上記の償却原価で測定する金融資産またはその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産以外の金融資産は、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しております。

当初認識後は公正価値で測定し、事後的な変動は純損益で認識しております。

 

② 金融資産の減損

償却原価で測定する金融資産およびその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産(負債性金融商品)の回収可能性について、期末日ごとに当該資産に係る信用リスクが当初認識時点から著しく増大しているかどうかを判定し、以下の金額で損失評価引当金を測定しております。信用リスクが著しく増大しているかどうかについては、金融資産の債務不履行リスクの変化に基づいて判断しております。

(a) 信用リスクの著しい増大が見受けられない場合

12ヶ月の予想信用損失と同額

(b) 信用リスクの著しい増大が見受けられるが、信用減損は見受けられない場合

全期間の予想信用損失と同額

(c) 信用リスクの著しい増大、信用減損がともに顕在化している場合

全期間の予想信用損失と同額

ただし、重大な金融要素が含まれていない営業債権については、常に全期間の予想信用損失で損失評価引当金を測定しております。

債務不履行発生リスクの判断にあたっては、主に以下を考慮しております。

・発行体または債務者の重大な財政的困難

・利息または元本の支払不履行または延滞などの契約違反

・債務者が破産または他の財務的再編成に陥る可能性が高くなったこと

なお、金融資産の全体または一部分について回収できないと合理的に判断される場合は、当該金額を金融資産の帳簿価額から直接減額しております。

 

③ 金融負債

金融負債は当初認識時に償却原価で測定する金融負債と純損益を通じて公正価値で測定する金融負債に分類しております。金融負債は、当社グループが当該金融負債の契約当事者になる取引日に当初認識しております。償却原価で測定する金融負債は、公正価値に当該金融負債に直接起因する取引コストを減算した金額で当初測定しておりますが、純損益を通じて公正価値で測定する金融負債は、公正価値で当初測定しております。

金融負債が消滅したとき、すなわち契約中に特定された債務が免責、取消、または失効となったときに認識を中止しております。

 

(a) 償却原価で測定する金融負債

償却原価で測定する金融負債は、当初認識後は実効金利法に基づく償却原価で測定しております。

 

(b) 純損益を通じて公正価値で測定する金融負債

純損益を通じて公正価値で測定する金融負債は、当初認識後は公正価値で測定し、事後的な変動は純損益で認識しております。

 

 

④ デリバティブおよびヘッジ会計

当社グループは、為替リスクや金利リスクをそれぞれヘッジするために、為替予約、金利スワップ契約等のデリバティブを利用しております。これらのデリバティブは、公正価値で当初測定し、その後も公正価値で再測定しております。

ヘッジ会計の適用にあたっては、ヘッジ取引開始時に、ヘッジ対象とヘッジ手段の対応関係ならびにヘッジの実施についてのリスク管理目的および戦略に関して、公式に指定し文書を作成しております。その文書は、ヘッジ手段の特定、ヘッジの対象となる項目または取引、ヘッジされるリスクの性質およびヘッジされたリスクに起因するヘッジ対象の公正価値またはキャッシュ・フローの変動に対するエクスポージャーを相殺するに際してのヘッジ手段の有効性の評価方法が含まれます。ヘッジ有効性の継続的な評価は、各期末日またはヘッジ有効性の要求に影響を与える状況の重大な変化があったときのいずれか早い方に行っております。

キャッシュ・フロー・ヘッジに指定されたデリバティブは、ヘッジ手段であるデリバティブの公正価値変動のうち有効なヘッジと判定される部分をその他の包括利益に認識しております。ヘッジ有効部分以外は純損益で認識しております。

その他の包括利益に認識した金額は、予定取引のヘッジがその後において非金融資産または非金融負債の認識を生じさせるものである場合、または非金融資産もしくは非金融負債に係るヘッジされた予定取引が公正価値ヘッジの適用される確定約定となった場合、その他の包括利益に認識した金額を当該非金融資産または非金融負債の当初の帳簿価額に含めております。

上記以外のキャッシュ・フロー・ヘッジは、ヘッジされた予想将来キャッシュ・フローが純損益に影響を与える会計期間においてその他の資本の構成要素から純損益に振替えております。ただし、当該金額が損失であり、当該損失の全部または一部が将来の期間において回収されないと予想する場合は、回収が見込まれない金額を直ちに純損益に振替えております。

ヘッジ手段が消滅、売却、終了または行使された場合、ヘッジがヘッジ会計の要件を満たしていない場合は、ヘッジ会計を将来に向けて中止しております。予定取引の発生がもはや見込まれない場合は、その他の包括利益に認識した金額は、直ちにその他の資本の構成要素から純損益に振替えております。

 

(5) 現金及び現金同等物

現金及び現金同等物は、手許現金、随時引き出し可能な預金および容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資から構成されております。

 

(6) 棚卸資産

棚卸資産は、取得原価と正味実現可能価額のいずれか低い価額で測定しております。正味実現可能価額は、通常の事業過程における見積売価から、完成までに要する見積原価および見積販売コストを控除した額であります。取得原価は、主として加重平均法に基づいて算定されており、購入原価、加工費および現在の場所および状態に至るまでに要したすべてのコストを含んでおります。

 

(7) 有形固定資産

有形固定資産については、取得原価から減価償却累計額および減損損失累計額を控除した額で測定しております。

取得原価には、資産の取得に直接関連するコスト、解体・除去および土地の原状回復コスト、および資産計上すべき借入コストが含まれております。

土地および建設仮勘定以外の各資産の減価償却費は、それぞれの見積耐用年数にわたり、定額法で計上されております。主要な資産項目ごとの見積耐用年数は次のとおりであります。

・建物及び構築物     5-60年

・機械装置及び運搬具 4-12年

なお、見積耐用年数、残存価額および減価償却方法は、各年度末に見直しを行い、変更があった場合は、会計上の見積りの変更として将来に向かって適用しております。

 

 

(8) 無形資産

① のれん

当社グループは、のれんを取得日時点で測定した被取得企業に対する非支配持分の認識額を含む譲渡対価の公正価値から、取得日時点における識別可能な取得資産および引受負債の純額(通常、公正価値)を控除した額として測定しております。

のれんの償却は行わず、毎期または減損の兆候が存在する場合には、その都度、減損テストを実施しております。

のれんの減損損失は連結損益計算書において認識され、その後の戻入れは行っておりません。

また、のれんは連結財政状態計算書において、取得原価から減損損失累計額を控除した帳簿価額で計上されます。

② その他の無形資産

のれん以外の無形資産は、当初認識時に取得原価で測定しております。

当初認識後は、それぞれの見積耐用年数にわたって定額法で償却し、取得原価から償却累計額および減損損失累計額を控除した帳簿価額で計上しております。主要な無形資産の見積耐用年数は次のとおりであります。なお、耐用年数を確定できない無形資産はありません。

 

ソフトウエア 社内利用可能期間(5年)

 

なお、見積耐用年数、残存価額および償却方法は、各年度末に見直しを行い、変更があった場合は、会計上の見積りの変更として将来に向かって適用しております。

 

(9) リース

当社グループは借手としてのすべてのリース取引について使用権資産およびリース負債を計上しておりますが、短期リースおよび少額資産のリースについては、使用権資産およびリース負債を認識しないことを選択しております。また、短期リースおよび少額資産のリース料は他の規則的な方法により利用者の便益のパターンがより適切に表される場合を除いて、リース期間にわたり定額法によって費用として計上しております。

 

① 使用権資産

使用権資産は取得原価で当初測定しており、取得原価は、リース負債の当初測定の金額、当初直接コスト、原資産の解体ならびに除去および原状回復コストの当初見積額等で構成されております。

当初認識後は、原資産の所有権がリース期間の終了時までに移転される場合、または使用権資産の取得原価が購入オプションを行使することが合理的に確実である場合には、原資産の見積耐用年数で、合理的に確実でない場合にはリース期間と使用権資産の見積耐用年数のいずれか短い期間にわたって定額法により減価償却を行っております。該当ある場合、使用権資産は減損損失によって減額され、特定のリース負債の再測定に際して調整されます。

 

② リース負債

リース負債は、リース開始日現在で支払われていないリース料をリースの計算利子率を用いて割り引いた現在価値で当初測定しております。リースの計算利子率が容易に算定できない場合には、借手の追加借入利子率を用いており、一般的に当社グループは追加借入利子率を割引率として使用しております。リース負債の測定に際しては、実務上の便法を適用し、リース要素とこれに関連する非リース要素は区分せず、単一のリース構成要素として認識することを選択しております。

リース負債は、リース負債に係る金利を反映するように帳簿価額を増額し、支払われたリース料を反映するように帳簿価額を減額することにより事後測定し、連結財政状態計算書上、その他の金融負債に含めて表示しております。購入オプションを行使するかどうかの判定が変化した場合、リース負債は再測定されます。リース負債を再測定する場合、対応する修正は使用権資産の帳簿価額を修正するか、使用権資産の帳簿価額がゼロまで減額されている場合には損益として表示しています。

 

 

(10) 非金融資産の減損

期末日に、非金融資産が減損している可能性を示す兆候があるか否かを検討しております。減損の兆候が存在する場合は、当該資産またはその資産が属する資金生成単位の回収可能価額を見積っております。のれんおよびいまだ使用可能でない無形資産は、毎期、および減損の兆候がある場合はいつでも、減損テストを実施しております。のれんは、企業結合のシナジー効果によりキャッシュ・フローの獲得への貢献が期待される資金生成単位(最小の単位または単位グループ)に配分しております。

回収可能価額は、資産または資金生成単位の処分コスト控除後の公正価値および使用価値のいずれか高い金額であります。回収可能価額が帳簿価額を下回っている場合に、当該資産または資金生成単位をその回収可能価額まで減額し、当該減額を減損損失として純損益で認識しております。認識した減損損失は、まずその資金生成単位に配分されたのれんの帳簿価額を減額するよう配分し、次に資金生成単位内ののれんを除く各資産の帳簿価額を比例的に減額するように配分しております。

期末日に、過去の期間にのれん以外の資産または資金生成単位について認識した減損損失がもはや存在しないかまたは減少している可能性を示す兆候があるかどうかを検討しております。そのような兆候が存在する場合は、回収可能価額を見積り、当該資産または資金生成単位の帳簿価額を回収可能価額まで増額して減損損失の戻入れを行っております。減損損失の戻入れによって増加する資産または資金生成単位の帳簿価額は、過去の期間において当該資産または資金生成単位について認識した減損損失がなかったとした場合の(償却または減価償却控除後の)帳簿価額を超えないようにしております。減損損失の戻入れは直ちに純損益で認識しております。のれんについて認識した減損損失は、以後の期間において戻入れは行っておりません。

 

(11) 従業員給付

① 短期従業員給付

短期従業員給付については、割引計算は行わず、関連するサービスが提供された時点で費用として認識しております。賞与および有給休暇費用については、それらを支払う法的もしくは推定的な債務を負っており、信頼性のある見積りが可能な場合に、それらの制度に基づいて支払われると見積られる額を負債として認識しております。

 

② 退職給付

当社グループは、従業員の退職給付制度として確定給付制度と確定拠出制度を運営しております。

当社グループは、確定給付制度債務の現在価値および関連する当期勤務費用ならびに過去勤務費用を、予測単位積増方式を用いて算定しております。

割引率は、将来の毎年度の給付支払見込日までの期間をもとに割引期間を設定し、割引期間に対応した期末日時点の優良社債の市場利回りに基づき算定しております。

確定給付制度に係る負債または資産は、確定給付制度債務の現在価値から制度資産の公正価値を控除して算定しております。

確定給付制度の再測定額は、発生した期においてその他の包括利益として一括認識し、直ちにその他の資本の構成要素から利益剰余金に振替えております。

過去勤務費用は、発生した期の純損益として処理しております。

確定拠出制度に係る費用は、従業員がサービスを提供した期間に費用として認識しております。

 

(12) 引当金

引当金は、過去の事象の結果として、当社グループが現在の法的または推定的債務を負っており、当該債務を決済するために経済的資源の流出が生じる可能性が高く、当該債務の金額について信頼性のある見積りができる場合に認識しております。引当金は、その影響に重要性がある場合には、見積将来キャッシュ・フローを貨幣の時間的価値および当該負債に固有のリスクを反映した税引前割引率を用いて現在価値に割り引いております。

 

 

(13) 収益

以下の5ステップアプローチに基づき、収益を認識しております。

ステップ1:顧客との契約を識別する。

ステップ2:契約における履行義務を識別する。

ステップ3:取引価格を算定する。

ステップ4:取引価格を契約における履行義務に配分する。

ステップ5:履行義務の充足時に収益を認識する。

当社グループは、半導体関連材料、高機能プラスチックおよびクオリティオブライフ関連製品の製造販売等を主な事業としており、このような製品販売につきましては、製品の引渡時点において顧客が当該製品に対する支配を獲得することから、履行義務が充足されると判断しており、当該製品の引渡時点で収益を認識しております。また、収益は顧客への財の移転と交換に企業が権利を得ると見込んでいる対価の金額で認識しており、値引、割戻しおよび付加価値税等の税金を控除後の金額で測定しております。

 

(14) 法人所得税

法人所得税は、当期税金および繰延税金から構成されております。これらは、企業結合に関連するもの、および直接資本で認識される項目またはその他の包括利益で認識される項目を除き、純損益として認識しております。

当期税金は、税務当局に対する納付または税務当局から還付が予想される金額で測定されます。税額の算定にあたっては、当社グループが事業活動を行い、課税対象となる損益を稼得する国において、連結会計年度末日までに制定または実質的に制定されている税率および税法に従っております。

繰延税金は、決算日における資産および負債の会計上の帳簿価額と税務上の金額との一時差異、繰越欠損金および繰越税額控除に対して認識しております。繰延税金資産および負債は、連結会計年度末日において制定されている、または実質的に制定されている法定税率および税法に基づいて資産が実現する期間または負債が決済される期間に適用されると予想される税率および税法によって測定されます。繰延税金資産は、将来減算一時差異、税務上の繰越欠損金および繰越税額控除のうち、将来課税所得に対して利用できる可能性が高い範囲内で認識しております。課税所得が生じる時期および金額は、将来の不確実な経済条件の変動などによって影響を受ける可能性があり、実際に発生した課税所得の時期および金額が認識時点の見積りと異なった場合、翌連結会計年度の連結財務諸表において、繰延税金資産の計上額に重要な影響を与える可能性があります

なお、以下の一時差異に対しては、繰延税金資産および負債を認識しておりません。

・のれんの当初認識から生じる一時差異

・企業結合取引を除く、会計上の利益にも税務上の課税所得にも影響を与えない取引によって発生する資産および負債の当初認識により生じる一時差異

・子会社および関連会社に対する投資に係る将来加算一時差異について、当該一時差異を解消する時期をコントロールすることができ、かつ予測可能な期間にその一時差異が解消しない可能性が高い場合

繰延税金資産および負債は、当期税金負債と当期税金資産を相殺する法律上強制力のある権利を有し、かつ同一の税務当局によって同一の納税主体に課されている場合、相殺しております。

 

(15) 1株当たり利益

基本的1株当たり当期利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益を、その期間の自己株式を調整した発行済普通株式の加重平均株式数で除して計算しております。

 

(16) 自己株式

自己株式は取得原価で評価され、資本から控除しております。当社の自己株式の購入、売却または消却において利得または損失は認識しておりません。なお、帳簿価額と売却時の対価との差額は、資本剰余金として認識されます。

 

 

4.重要な会計上の見積りおよび見積りを伴う判断

IFRSに準拠した連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用ならびに資産、負債、収益および費用の金額に影響を及ぼす判断、見積りおよび仮定を行うことが要求されております。実際の業績は、これらの見積りとは異なる場合があります。

見積りおよびその基礎となる仮定は継続して見直されます。会計上の見積りの見直しによる影響は、見積りを見直した会計期間およびそれ以降の将来の会計期間において認識されます。

経営者が行った連結財務諸表の金額に重要な影響を与える判断および見積りは次のとおりであります。

・非金融資産の減損(注記「3.重要な会計方針 (10) 非金融資産の減損」および「15.非金融資産の減損」)

・繰延税金資産の回収可能性(注記「3.重要な会計方針 (14) 法人所得税」および「16.法人所得税」)

・確定給付制度債務の測定(注記「3.重要な会計方針 (11) 従業員給付」および「19.従業員給付」)

 

5.未適用の新基準

連結財務諸表の承認日までに新設または改訂が行われた基準書および解釈指針のうち、当社グループが早期適用していないもので、重要な影響があるものはありません。

 

 

6.セグメント情報

(1) 報告セグメントの概要

当社グループの事業セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社グループは、取り扱う製品・サービス別に事業を区分し、生産・販売・研究を一体的に運営する事業部門制を採用しております。各事業部門は、取り扱う製品・サービスについて国内および海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。

当社グループは、主に事業部門を基礎とした製品・サービス別の事業セグメントから構成されており、これらの事業セグメントを基礎に製品の市場における主要用途および事業の類似性を勘案し、「半導体関連材料」、「高機能プラスチック」、および「クオリティオブライフ関連製品」の3つを報告セグメントとしております。

各報告セグメントに属する主な製品およびサービスの内容は次のとおりであります。

 

報告セグメント

主要な製品・サービス

半導体関連材料

半導体封止用エポキシ樹脂成形材料、感光性ウェハーコート用液状樹脂、半導体用液状樹脂、半導体基板材料

高機能プラスチック

フェノール樹脂成形材料、工業用フェノール樹脂、成形品、合成樹脂接着剤、フェノール樹脂銅張積層板、エポキシ樹脂銅張積層板、航空機内装部品

クオリティオブライフ関連製品

医療機器製品・医薬品、メラミン樹脂化粧板・化粧シート、ビニル樹脂シートおよび複合シート、鮮度保持フィルム、ポリカーボネート樹脂板、塩化ビニル樹脂板、防水工事の設計ならびに施工請負、バイオ関連製品

 

 

 

(2) セグメント収益および業績

前連結会計年度(自  2021年4月1日  至  2022年3月31日)

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他
(注)2

合計

調整額
(注)3

連結財務
諸表計上額

半導体
関連材料

高機能
プラス
チック

クオリティ
オブライフ
関連製品

売上収益

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上収益

75,787

92,244

94,444

639

263,114

263,114

セグメント間の内部
売上収益又は振替高

158

1

159

159

75,787

92,402

94,445

639

263,273

159

263,114

セグメント損益
(事業利益)(注)1

16,506

5,934

7,427

110

29,976

3,487

26,489

セグメント資産

116,669

119,551

115,135

1,093

352,448

18,388

370,836

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費及び
償却費(注)4

3,103

4,602

4,816

30

12,552

670

13,221

減損損失

392

17

886

1,295

1,295

資本的支出(注)4

4,630

3,952

5,151

49

13,783

280

14,063

 

(注) 1 セグメント損益(事業利益)は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出しております。

2 「その他」の区分は、試験研究の受託、土地の賃貸等を含んでおります。

3 調整額は、次のとおりであります。

(1) 「セグメント損益」の調整額△3,487百万円には、セグメント間取引消去△26百万円、各報告セグメントに配分していない全社費用△3,461百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない基礎研究費用等であります。

(2) 「セグメント資産」の調整額18,388百万円には、セグメント間取引消去△511百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産18,900百万円が含まれております。全社資産の主なものは、当社での投資有価証券、基礎研究および当社の一般管理部門に係る資産等であります。

(3) 「資本的支出」の調整額280百万円は、主に基礎研究および当社の一般管理部門への設備投資額であります。

4 減価償却費及び償却費、資本的支出には、使用権資産に係る金額を含めております。

 

 

当連結会計年度(自  2022年4月1日  至  2023年3月31日)

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他
(注)2

合計

調整額
(注)3

連結財務
諸表計上額

半導体
関連材料

高機能
プラス
チック

クオリティ
オブライフ
関連製品

売上収益

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上収益

79,540

102,351

102,273

775

284,939

284,939

セグメント間の内部
売上収益又は振替高

179

1

179

179

79,540

102,530

102,274

775

285,119

179

284,939

セグメント損益
(事業利益)(注)1

15,323

4,637

9,210

219

29,389

3,941

25,448

セグメント資産

118,389

120,988

118,801

1,169

359,347

19,111

378,457

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費及び
償却費(注)4

3,559

4,921

4,595

36

13,110

663

13,774

減損損失

資本的支出(注)4

6,525

7,122

3,988

56

17,691

621

18,313

 

(注) 1 セグメント損益(事業利益)は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出しております。

2 「その他」の区分は、試験研究の受託、土地の賃貸等を含んでおります。

3 調整額は、次のとおりであります。

(1) 「セグメント損益」の調整額△3,941百万円には、セグメント間取引消去△5百万円、各報告セグメントに配分していない全社費用△3,936百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない基礎研究費用等であります。

(2) 「セグメント資産」の調整額19,111百万円には、セグメント間取引消去△152百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産19,263百万円が含まれております。全社資産の主なものは、当社での投資有価証券、基礎研究および当社の一般管理部門に係る資産等であります。

(3) 「資本的支出」の調整額621百万円は、主に基礎研究および当社の一般管理部門への設備投資額であります。

4 減価償却費及び償却費、資本的支出には、使用権資産に係る金額を含めております。

 

セグメント損益から税引前利益への調整は、次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

セグメント損益

26,489

25,448

その他の収益

150

243

その他の費用

△1,753

△868

営業利益

24,887

24,823

金融収益

1,291

2,388

金融費用

△298

△475

税引前利益

25,880

26,736

 

 

 

(3) 製品およびサービスに関する情報 

「(1)報告セグメントの概要」および「(2)セグメント収益および業績」に同様の情報を開示しておりますため、記載を省略しております。

 

(4) 地域別に関する情報

売上収益および非流動資産の地域別内訳は次のとおりであります。

 

外部顧客への売上収益

前連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)

(単位:百万円)

日本

アジア

北米

欧州その他

合計

中国

その他

102,599

52,324

58,128

25,312

24,752

263,114

 

(注) 売上収益は顧客の所在地を基礎とし、地域に分類しております。

 

当連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

(単位:百万円)

日本

アジア

北米

欧州その他

合計

中国

その他

108,677

49,095

63,872

33,583

29,713

284,939

 

(注) 売上収益は顧客の所在地を基礎とし、地域に分類しております。

 

非流動資産

前連結会計年度 (2022年3月31日)

(単位:百万円)

日本

アジア

北米

欧州

合計

中国

その他

60,636

15,376

13,019

8,196

15,068

112,295

 

(注) 非流動資産は、資産の所在地によっており、金融商品、繰延税金資産、および退職給付に係る資産を含んでおりません。

 

当連結会計年度 (2023年3月31日)

(単位:百万円)

日本

アジア

北米

欧州

合計

中国

その他

59,369

18,615

14,816

9,320

17,079

119,199

 

(注) 非流動資産は、資産の所在地によっており、金融商品、繰延税金資産、および退職給付に係る資産を含んでおりません。

 

(5) 主要な顧客に関する情報

外部顧客への売上収益のうち、連結損益計算書の売上収益の10%以上を占める相手先がないため、記載をしておりません。

 

 

7.現金及び現金同等物

前連結会計年度末および当連結会計年度末の連結財政状態計算書上における「現金及び現金同等物」の残高と連結キャッシュ・フロー計算書上における「現金及び現金同等物」の残高は一致しております。

 

8.営業債権及びその他の債権

「営業債権及びその他の債権」の内訳は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

受取手形

6,267

6,170

売掛金

49,860

52,162

未収入金

3,287

2,622

合計

59,414

60,954

 

 

9.その他の金融資産

(1) その他の金融資産の内訳

「その他の金融資産」の内訳は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

デリバティブ資産

671

1,204

資本性金融商品

25,558

24,895

負債性金融商品

238

274

貸付金

343

232

その他

777

1,660

合計

27,586

28,265

 

 

 

流動資産

47

1,133

非流動資産

27,539

27,132

合計

27,586

28,265

 

 

(2) その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品

取引先との関係維持、強化等を目的として保有する株式等については、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品に指定しております。

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品の主な銘柄および公正価値は次のとおりであります。

(単位:百万円)

銘柄

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

住友不動産株式会社

3,379

2,973

MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社

2,288

2,361

住友林業株式会社

1,741

2,104

株式会社三井住友フィナンシャルグループ

1,225

1,661

日東紡績株式会社

1,975

1,411

その他

14,949

14,384

合計

25,557

24,894

 

 

(3) その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品の認識の中止

当社グループは、資産の効率化や取引関係の見直し等を目的として、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品の一部を売却しております。

各連結会計年度における売却時の公正価値および売却に係る累積損益(税引前)は次のとおりであります。

(単位:百万円)

前連結会計年度
(自 2021年4月1日  至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

公正価値

累積損益(税引前)

公正価値

累積損益(税引前)

2,306

△246

625

437

 

(注) その他の資本の構成要素として認識されていた累積損益は、当該資産を処分した場合および公正価値が著しく下落した場合にその他の資本の構成要素から利益剰余金へ振替えております。利益剰余金へ振替えたその他の包括利益の累積損益(税引後)は、前連結会計年度および当連結会計年度において、それぞれ171百万円、△305百万円であります。

 

10.棚卸資産

「棚卸資産」の内訳は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

商品及び製品

18,389

21,393

半製品及び仕掛品

8,558

9,784

原材料及び貯蔵品

23,329

26,531

合計

50,276

57,708

 

(注) 前連結会計年度および当連結会計年度に費用として認識された棚卸資産の取得原価は主に「売上原価」に含まれております。

 

費用として認識された棚卸資産の評価減の金額は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
  至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

評価減の金額

1,349

1,627

 

 

11.その他の資産

その他の資産の内訳は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

流動資産

 

 

前払費用

1,437

1,241

その他

2,900

2,560

合計

4,337

3,801

非流動資産

 

 

長期前払費用

128

246

合計

128

246

 

 

 

12.有形固定資産

(1) 増減表

「有形固定資産」の増減は次のとおりであります。

 

取得原価

(単位:百万円)

 

土地

建物
及び構築物

機械装置
及び運搬具

工具、器具
及び備品

建設仮勘定

合計

2021年4月1日

21,996

101,524

184,445

23,217

6,608

337,791

取得

267

560

62

11,650

12,539

売却又は処分

△0

△485

△2,466

△843

△8

△3,802

科目振替

10

4,506

5,372

2,226

△12,114

在外営業活動体
の換算差額

134

2,994

10,095

682

281

14,185

その他

△91

△355

△403

△407

34

△1,222

2022年3月31日

22,049

108,450

197,602

24,937

6,451

359,490

取得

71

180

316

104

15,625

16,295

売却又は処分

△115

△353

△1,642

△942

△103

△3,156

科目振替

111

1,970

5,507

1,609

△9,197

在外営業活動体
の換算差額

169

2,469

7,416

425

158

10,637

その他

△7

0

△56

55

△8

2023年3月31日

22,284

112,709

209,200

26,076

12,989

383,259

 

 

 

減価償却累計額および減損損失累計額

(単位:百万円)

 

土地

建物
及び構築物

機械装置
及び運搬具

工具、器具
及び備品

建設仮勘定

合計

2021年4月1日

△1,737

△69,342

△147,717

△20,237

△251

△239,284

減価償却費

△2,561

△7,588

△1,293

△11,441

減損損失

△891

△392

△0

△1,283

売却又は処分

440

2,344

894

8

3,686

在外営業活動体
の換算差額

△44

△1,948

△7,894

△525

△24

△10,435

その他

30

229

438

25

723

2022年3月31日

2,673

73,772

160,625

20,724

242

258,035

減価償却費

△2,645

△7,941

△1,515

△12,101

減損損失

売却又は処分

287

1,544

916

37

2,785

在外営業活動体
の換算差額

△42

△1,856

△6,098

△375

△25

△8,395

その他

9

△270

△1

228

△34

2023年3月31日

2,715

77,977

173,389

21,698

1

275,780

 

(注) 1 有形固定資産の減価償却費は、連結損益計算書の「売上原価」および「販売費及び一般管理費」に含まれております。

2 減損損失は、連結損益計算書の「その他の費用」に計上しております。減損損失の内容については、注記「15.非金融資産の減損」に記載しております。

 

帳簿価額

(単位:百万円)

 

土地

建物
及び構築物

機械装置
及び運搬具

工具、器具
及び備品

建設仮勘定

合計

2021年4月1日

20,259

32,182

36,729

2,979

6,357

98,507

2022年3月31日

19,377

34,678

36,977

4,213

6,210

101,456

2023年3月31日

19,569

34,732

35,811

4,378

12,988

107,479

 

 

(2) コミットメント

有形固定資産の取得に関するコミットメントについては、注記「33.コミットメント」に記載しております。

 

 

13.のれんおよびその他の無形資産

(1) 増減表

「のれん」および「その他の無形資産」の増減は次のとおりであります。

 

取得原価

(単位:百万円)

 

のれん

その他の無形資産

ソフトウエア

その他

合計

2021年4月1日

23,841

5,549

3,103

8,653

取得

8

368

376

売却又は処分

△391

△23

△413

科目振替

341

△341

在外営業活動体の
換算差額

2,359

308

262

570

その他

12

△15

△3

2022年3月31日

26,199

5,828

3,354

9,182

取得

114

479

592

売却又は処分

△228

△6

△234

科目振替

319

△319

在外営業活動体の
換算差額

2,306

259

250

509

その他

2023年3月31日

28,505

6,292

3,757

10,050

 

 

償却累計額および減損損失累計額

(単位:百万円)

 

のれん

その他の無形資産

ソフトウエア

その他

合計

2021年4月1日

△22,644

△3,303

△2,698

△6,001

償却費

△599

△46

△645

減損損失

△12

△12

売却又は処分

382

1

383

在外営業活動体の

換算差額

△2,295

△234

△242

△477

その他

19

39

57

2022年3月31日

24,939

3,748

2,947

6,694

償却費

△578

△30

△609

減損損失

売却又は処分

207

5

212

在外営業活動体の

換算差額

△2,223

△199

△232

△431

その他

2023年3月31日

27,162

4,318

3,204

7,522

 

(注)1 無形資産の償却費は、連結損益計算書の「売上原価」および「販売費及び一般管理費」に含まれております。

2 減損損失は、連結損益計算書の「その他の費用」に計上しております。減損損失の内容については、注記「15.非金融資産の減損」に記載しております。

 

帳簿価額

(単位:百万円)

 

のれん

その他の無形資産

ソフトウエア

その他

合計

2021年3月31日

1,197

2,247

405

2,652

2022年3月31日

1,260

2,081

407

2,488

2023年3月31日

1,343

1,974

554

2,528

 

 

(2) 重要なのれんおよびその他の無形資産の詳細

上記ののれんおよび耐用年数が確定できないその他の無形資産のうち、重要なものは欧州子会社のフェノール樹脂成形材料事業ののれんであり、前連結会計年度および当連結会計年度において、それぞれ1,260百万円および 1,343百万円であります。

 

(3) 研究開発費

研究開発費は、連結損益計算書の「売上原価」および「販売費及び一般管理費」に計上しております。前連結会計年度および当連結会計年度における費用として計上した研究開発費の合計額は、それぞれ10,731百万円、11,582百万円であります。

 

14. リース

当社グループは、主にオフィスおよび工場として、国内および海外の土地と建物をリースしております。典型的なオフィス、工場のリースは1年から20年の契約であり、契約期間終了後に同じ期間リースを延長するオプションが含まれている契約もあります。

 

(1) リースに係る費用、キャッシュ・フロー

リースに係る費用、キャッシュ・フローは、次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

  至 2022年3月31日

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

  至 2023年3月31日

使用権資産の種類別の減価償却費

 

 

  建物及び構築物

849

720

  機械装置及び運搬具

52

54

  工具、器具及び備品

19

36

  土地

215

253

  計

1,135

1,064

リース負債に係る金利費用

97

145

短期リースに係る費用

29

45

少額資産のリースに係る費用

533

511

リースに係るキャッシュ・アウトフローの合計額

1,731

1,685

 

 

 

(2) 使用権資産の内訳

使用権資産の内訳は、次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

2022年3月31日

当連結会計年度

2023年3月31日

建物及び構築物

2,970

3,309

機械装置及び運搬具

88

61

工具、器具及び備品

76

110

土地

3,829

4,123

合計

6,963

7,603

 

(注)前連結会計年度および当連結会計年度における使用権資産の取得による増加額は1,148百万円および1,464百万円であります。

 

(3) リース負債の測定に反映されていない将来キャッシュ・フロー

当社が潜在的に晒されている将来キャッシュ・フローのうち、リース負債の測定に反映されていない重要なものはありません。

 

(4) リース負債の満期分析

リース負債の満期分析は、次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

2022年3月31日

当連結会計年度

2023年3月31日

1年以内

1,133

1,359

1年超5年以内

1,798

2,140

5年超

2,850

2,926

割引前のリース負債総額

5,781

6,425

3月31日現在の連結財政状態計算書

(その他の金融負債)に含まれる

リース負債の残高

4,642

5,311

 

 

 

15. 非金融資産の減損

(1)減損損失

前連結会計年度および当連結会計年度における減損損失は、次のとおりであります。減損損失は、「その他の費用」に計上しております。当社グループは、原則として事業用資産は会社別・セグメント別にグルーピングしており、遊休資産については物件ごとにグルーピングしております。

 (単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日 

 至 2022年3月31日

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

   至 2023年3月31日

土地

891

建物及び構築物

392

工具、器具及び備品

0

ソフトウェア

12

合計

1,295

 

 

前連結会計年度に減損損失を認識した主な資産は次のとおりであります。

(単位:百万円)

所在地

用途

セグメント

種類及び金額

マレーシア

フェノール樹脂銅張積層板

高機能プラスチック

建物及び構築物

392

日本

土地の賃貸

その他

土地

886

 

 

マレーシア子会社のSNC Industrial Laminates Sdn. Bhd.において営まれているフェノール樹脂銅張積層板事業については、収益見込みの低下等に伴い事業計画を見直した結果、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額392百万円を減損損失として「その他の費用」に認識いたしました。

回収可能価額は処分コスト控除後の公正価値により算定しており、重要性の高い資産については主にマーケットアプローチを用いた第三者による不動産鑑定評価額等に基づいて評価しております。なお、公正価値のヒエラルキーはレベル3であります。

当社が保有し外部へ賃貸している土地について、地価の下落により、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額886百万円を減損損失として「その他の費用」に認識いたしました。回収可能価額は処分コスト控除後の公正価値により算定しており、主にインカムアプローチを用いた第三者による不動産鑑定評価額に基づいて評価しております。なお、公正価値ヒエラルキーはレベル3であります。

 

当連結会計年度に減損損失を認識した資産はありません。

 

(2)のれんの減損テスト

当社グループの資金生成単位または資金生成単位グループに配分されたのれんは、欧州子会社のVyncolit NVにおいて営まれているフェノール樹脂成形材料事業ののれんであり、前連結会計年度および当連結会計年度において、1,260百万円および1,343百万円であります。

フェノール樹脂成形材料資金生成単位の回収可能価額は、使用価値に基づき算定しております。使用価値は、過去の経験と外部の情報をもとに作成され経営陣によって承認された今後3年間の事業計画を基礎とし、4年目以降は、3年目の将来キャッシュ・フローが継続するという前提に基づいて算定しております。将来キャッシュ・フローの見積りには、主要な顧客が属する欧州自動車市場の成長に関する予測といった仮定が含まれます。割引率は16.4%(前連結会計年度:15.8%)を使用しております。
 減損テストの結果、回収可能価額は5,710百万円であり、当該資金生成単位の帳簿価額を830百万円上回っていたため減損損失は計上しておりません。ただし、仮に割引率が2.7%上昇した場合には、帳簿価額が回収可能価額を上回ることになります。

 

 

16.法人所得税

(1) 繰延税金資産および繰延税金負債

繰延税金資産および繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳および増減は次のとおりであります。

 

前連結会計年度(自 2021年4月1日  至 2022年3月31日)

(単位:百万円)

 

2021年4月1日

純損益を
通じて認識

その他の
包括利益
において
認識

その他
(注)

2022年3月31日

繰延税金資産

 

 

 

 

 

減損損失

1,321

222

269

1,813

退職給付に係る負債

775

160

△29

40

945

繰越欠損金

1,471

△1,070

43

444

リース負債

997

△176

52

872

その他

4,788

132

△19

△195

4,706

合計

9,352

△732

△48

209

8,781

繰延税金負債

 

 

 

 

 

割増償却

△2,987

70

△212

△3,129

圧縮記帳

△2,460

△2,460

有価証券

△3,053

841

△3

△2,215

使用権資産

△1,235

212

△71

△1,094

その他

△5,678

△138

△448

0

△6,264

合計

△15,412

144

392

△286

△15,162

 

(注) 主に在外営業活動体の換算差額によるものであります。

 

 

当連結会計年度(自 2022年4月1日  至 2023年3月31日)

(単位:百万円)

 

2022年4月1日

純損益を
通じて認識

その他の
包括利益
において
認識

その他
(注)

2023年3月31日

繰延税金資産

 

 

 

 

 

減損損失

1,813

△715

92

1,190

退職給付に係る負債

945

△75

18

39

927

繰越欠損金

444

△256

22

210

リース負債

872

△71

31

833

その他

4,706

493

△2

△4

5,193

合計

8,781

△625

16

180

8,353

繰延税金負債

 

 

 

 

 

割増償却

△3,129

△103

△237

△3,469

圧縮記帳

△2,460

△2,460

有価証券

△2,215

△9

123

△5

△2,106

使用権資産

△1,094

81

△73

△1,085

その他

△6,264

△106

△505

3

△6,872

合計

△15,162

△137

△382

△311

△15,991

 

(注) 主に在外営業活動体の換算差額によるものであります。

 

繰延税金資産を認識していない税務上の繰越欠損金、繰越税額控除および将来減算一時差異は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

税務上の繰越欠損金

2,914

1,284

税務上の繰越税額控除

982

917

将来減算一時差異

15,267

14,066

 

 

上表以外に、繰延税金資産を認識していない子会社等に対する投資に係る将来減算一時差異の合計額は、前連結会計年度および当連結会計年度において、それぞれ33,144百万円および32,076百万円であります。

 

 

繰延税金資産を認識していない税務上の繰越欠損金の失効予定は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

1年目

122

52

2年目

583

3年目

221

4年目

5年目以降

1,300

648

無期限

689

584

合計

2,914

1,284

 

 

繰延税金資産を認識していない税務上の繰越税額控除の失効予定は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

1年目

98

11

2年目

11

33

3年目

33

32

無期限

839

841

合計

982

917

 

 

繰延税金負債を認識していない子会社等に対する投資に係る将来加算一時差異の合計額は、前連結会計年度および当連結会計年度において、それぞれ58,136百万円および68,334百万円であります。これらは当社グループが一時差異を解消する時期をコントロールでき、かつ予測可能な期間内に当該一時差異が解消しない可能性が高いことから、繰延税金負債を認識しておりません。

 

 

(2) 法人所得税費用

「法人所得税費用」の内訳は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
  至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

当期税金費用

6,632

5,380

繰延税金費用

588

762

合計

7,220

6,142

 

 

当期税金費用の減額に使用した、従前は未認識であった税務上の欠損金、税額控除または過去の期間の一時差異から生じた便益の額は、当連結会計年度においては329百万円計上されており、当期税金費用に含めて表示しております。前連結会計年度においては54百万円計上されており、当期税金費用に含めて表示しております。

繰延税金費用の減額に使用した、従前は未認識であった税務上の欠損金、税額控除または過去の期間の一時差異から生じた便益の額は、当連結会計年度においては含まれておりません。前連結会計年度においては172百万円計上されており、繰延税金費用に含めて表示しております。

 繰延税金資産の評価減により生じた繰延税金費用は、当連結会計年度においては含まれておりません。前連結会計年度においては870百万円計上されており、繰延税金費用に含めて表示しております。

 

法定実効税率と実際負担税率との差異要因は次のとおりであります。

(単位:%)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
  至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

法定実効税率

30.6

30.6

(調整)

 

 

交際費等永久に損金に算入されない項目

0.1

0.5

受取配当金等永久に益金に算入されない項目

△0.4

△0.2

未認識の繰延税金資産の増減

6.0

△0.7

連結子会社との税率差異

△6.0

△6.4

税額控除

△3.8

△2.5

その他

1.3

1.8

実際負担税率

27.9

23.0

 

 

 

17.借入金

「借入金」の内訳は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

平均利率(%)

返済期限

短期借入金

4,647

4,316

1.22

コマーシャル・ペーパー

28,000

15,000

0.00

1年内返済予定の
長期借入金

2,507

2,508

0.63

長期借入金

23,467

21,407

0.42

   2024年~

    2028年

合計

58,622

43,231

流動負債

35,155

21,824

非流動負債

23,467

21,407

合計

58,622

43,231

 

(注) 借入金は、償却原価で測定する金融負債に分類しております。

平均利率は、借入金の当連結会計年度末の残高に対する加重平均利率を記載しております。

 

18.営業債務及びその他の債務

「営業債務及びその他の債務」の内訳は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

支払手形

2,532

2,728

買掛金

35,616

32,098

未払費用

11,777

11,055

その他

6,391

6,945

合計

56,316

52,826

 

 

 

19.従業員給付

当社グループは、従業員の退職給付に充てるため、確定給付制度として積立型、非積立型の退職一時金制度、確定給付企業年金制度等を設けており、確定拠出制度として確定拠出年金制度を設けております。また、当社は退職給付信託を設定しております。

当社グループの制度資産運用は、年金受給者(将来の年金受給者を含む)に対する給付を確保するために、許容されるリスクの範囲内で制度資産価値の増大を図ることを目的としております。当社グループは、制度資産運用の基本方針を策定し、その基本方針に基づいて一貫した資産運用を行っております。制度資産の運用にあたっては、投資対象資産の期待収益率およびリスクを考慮した上で、将来にわたり最適な組み合わせである政策アセットミックスを策定し、運用担当者の選定、財政状態の定期的な確認、長期運用方針の策定、資産配分状況のモニタリングなどにより資産運用状況を管理しております。政策アセットミックスは、設定した当初前提からの市場環境の変化や積立状況の変化に対応するため、定期的に見直しを行っております。

 

(1) 確定給付制度
① 確定給付制度債務および制度資産の調整表

確定給付制度債務および制度資産と連結財政状態計算書に計上された確定給付負債および資産の純額との関係は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

積立型の確定給付制度債務の現在価値

36,225

34,984

制度資産の公正価値

△39,709

△39,881

小計

△3,484

△4,897

非積立型の確定給付制度債務の現在価値

2,132

2,151

確定給付負債及び資産の純額

△1,352

△2,746

 

 

 

連結財政状態計算書上の金額

 

 

 退職給付に係る負債

4,148

4,031

 退職給付に係る資産

△5,500

△6,777

連結財政状態計算書に計上された確定給付負債
及び資産の純額

△1,352

△2,746

 

 

 

② 確定給付制度債務の現在価値の調整表

確定給付制度債務の現在価値の増減は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
  至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

確定給付制度債務の現在価値の期首残高

37,517

38,357

勤務費用

1,583

1,491

利息費用

244

307

過去勤務費用

△124

再測定

△692

△1,856

人口統計上の仮定の変化により生じた数理計算上
の差異

△16

9

財務上の仮定の変化により生じた数理計算上の
差異

△590

△2,181

実績の修正により生じた数理計算上の差異

△86

316

給付支払額

△1,510

△1,411

在外営業活動体の換算差額

490

357

その他

726

15

確定給付制度債務の現在価値の期末残高

38,357

37,135

 

 

 前連結会計年度におけるその他は、主に住友ファーマ株式会社(2022年4月1日付で大日本住友製薬株式会社から社名変更)からの従業員の転籍に伴う移管によるものです。

 

確定給付制度債務の加重平均デュレーションは、次のとおりであります。

(単位:年)

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

10.5

9.5

 

 

 

③ 制度資産の公正価値の調整表

制度資産の公正価値の増減は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
  至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

制度資産の公正価値の期首残高

37,113

39,709

利息収益

218

288

再測定

1,419

△270

制度資産に係る収益

1,419

△270

事業主からの拠出金

1,278

1,139

給付支払額

△1,305

△1,208

在外営業活動体の換算差額

372

195

その他

614

29

制度資産の公正価値の期末残高

39,709

39,881

 

 

前連結会計年度におけるその他は、主に住友ファーマ株式会社からの従業員の転籍に伴う移管によるものです。

当社グループは、翌連結会計年度(2024年3月期)に1,213百万円の掛金を拠出する予定であります。

当社グループは、法令の定めに従い、将来の給付発生に対する充当や積立不足がある場合の年金財政の均衡保持を目的として、定期的に財政検証を行うと共に、掛金拠出額の再計算を行っております。

 

④ 制度資産の項目ごとの内訳

制度資産の主な項目ごとの内訳は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

 

活発な市場価格のある資産

活発な市場価格のない資産

合計

活発な市場価格のある資産

活発な市場価格のない資産

合計

現金及び現金同等物

626

626

820

820

資本性金融商品

13,967

13,967

14,558

14,558

負債性金融商品

22,644

22,644

22,188

22,188

その他

2,471

2,471

2,316

2,316

合計

626

39,083

39,709

820

39,061

39,881

 

 

上記の資本性金融商品および負債性金融商品は、主に信託銀行による合同運用投資で、投資資産の公正価値に基づき信託銀行が計算した純資産価値を用いて評価しており、活発な市場価格のない資産に分類しております。

 

⑤ 主な数理計算上の仮定

数理計算に用いた主な仮定は次のとおりであります。

(単位:%)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

割引率(加重平均による)

0.89

1.47

 

 

 

⑥  感応度分析

数理計算に用いた割引率が0.1%変動した場合に、確定給付制度債務の現在価値に与える影響は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

割引率が0.1%上昇した場合

△291

△264

割引率が0.1%低下した場合

296

268

 

(注) 感応度分析における確定給付制度債務の算定にあたっては、連結財政状態計算書で認識されている確定給付制度債務の算定方法と同一の方法を適用しております。感応度分析は期末日において合理的に推測し得る仮定の変動に基づき行っております。また、感応度分析は分析の対象となる数理計算上の仮定以外のすべての数理計算上の仮定が一定であることを前提としておりますが、実際には他の数理計算上の仮定の変化が影響する可能性があります。

 

(2) 確定拠出制度

確定拠出制度に関して費用として認識された金額は、前連結会計年度が280百万円、当連結会計年度が324百万円であります。

 

(3) 従業員給付費用

前連結会計年度および当連結会計年度における連結損益計算書の「売上原価」「販売費及び一般管理費」および「その他の費用」に含まれる従業員給付費用の合計額は、それぞれ53,196百万円および56,323百万円であります。

 

20.引当金

「引当金」の内訳および増減は次のとおりであります。

 

前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日

(単位:百万円)

 

資産除去債務

製品保証引当金

合計

期首残高

687

1,046

1,734

 期中増加額

3

52

55

 期中減少額(目的使用)

△105

△286

△391

 期中減少額(戻入)

 その他

37

37

期末残高

622

812

1,435

 

 

当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日

(単位:百万円)

 

資産除去債務

製品保証引当金

合計

期首残高

622

812

1,434

 期中増加額

16

156

172

 期中減少額(目的使用)

△54

△163

△217

 期中減少額(戻入)

△2

△2

 その他

35

35

期末残高

619

803

1,423

 

 

 

「引当金」の連結財政状態計算書における内訳は次のとおりであります。

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

2022年3月31日

当連結会計年度

2023年3月31日

流動負債

200

194

非流動負債

1,235

1,229

合計

1,435

1,423

 

 

資産除去債務

固定資産に関連する有害物質の除去費用見込額および賃借契約終了時に原状回復義務のある賃借事務所等の原状回復費用見込額について、資産除去債務を計上しております。これらの債務は主に1年以上経過した後に支払われることが見込まれておりますが、将来の事業計画等により影響を受けます。

 

製品保証引当金

将来の製品保証に伴う支出に備えるため、個別案件に対する見積額および売上収益に対する過去の実績率を基準とした見積額を計上しております。これらの債務は主に1年以上経過した後に支払われることが見込まれております。

 

 

21.資本およびその他の資本項目

(1) 資本金および資本剰余金

授権株式数、発行済株式数および資本金等の残高の増減は次のとおりであります。

 

 

授権株式数
 (株)

発行済株式数
 (株)

資本金

(百万円)

資本剰余金

(百万円)

前連結会計年度期首(2021年4月1日)

160,000,000

49,590,478

37,143

35,137

期中増減

前連結会計年度末(2022年3月31日)

160,000,000

49,590,478

37,143

35,137

期中増減

当連結会計年度末(2023年3月31日)

160,000,000

49,590,478

37,143

35,137

 

(注) 当社の発行する株式は、すべて権利内容に何ら限定のない無額面の普通株式であり、発行済株式は全額払込済みとなっております。

 

(2) 自己株式

自己株式数および残高の増減は次のとおりであります。

 

 

株式数(株)

金額(百万円)

前連結会計年度期首(2021年4月1日)

2,532,997

△6,785

期中増減

1,730

△9

前連結会計年度末(2022年3月31日)

2,534,727

△6,794

期中増減

1,190

△5

当連結会計年度末(2023年3月31日)

2,535,917

△6,799

 

 

(3) 各種剰余金の内容および目的

① 資本剰余金

会社法では、株式の発行に対しての払込みまたは給付の2分の1以上を資本金に組み入れ、残りは資本剰余金に含まれている資本準備金に組み入れることが規定されております。また会社法では、資本準備金は株主総会の決議により、資本金に組み入れることができます。

② 利益剰余金

会社法では、剰余金の配当により減少する剰余金の額の10分の1を、資本準備金および利益準備金の合計額が資本金の4分の1に達するまで資本準備金または利益準備金として積み立てることが規定されております。積み立てられた利益準備金は、欠損補填に充当できます。また、株主総会の決議をもって、利益準備金を取崩すことができることとされております。

 

 

(4) その他の資本の構成要素の内容および目的

在外営業活動体の換算差額

外貨建で作成された在外営業活動体の財務諸表を連結する際に発生した換算差額であります。

 

キャッシュ・フロー・ヘッジ

キャッシュ・フロー・ヘッジにおけるヘッジ手段に係る利得または損失のうち有効部分であります。

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の変動額

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の公正価値の評価差額であります。

 

確定給付制度の再測定

確定給付制度の再測定は、数理計算上の差異および制度資産に係る収益(利息収益に含まれる金額を除く)の変動額であります。これについては、発生時にその他の包括利益で認識し、その他の資本の構成要素から利益剰余金に直ちに振替えております。

 

22.配当金

配当金の支払額は次のとおりであります。

 

前連結会計年度(自 2021年4月1日  至 2022年3月31日)

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり配当額
(円)

基準日

効力発生日

2021年6月24日

定時株主総会

普通株式

2,118

45.00

2021年3月31日

2021年6月25日

2021年10月29日
取締役会

普通株式

2,353

50.00

2021年9月30日

2021年12月1日

 

 

当連結会計年度(自 2022年4月1日  至 2023年3月31日)

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり配当額
(円)

基準日

効力発生日

2022年6月23日

定時株主総会

普通株式

2,823

60.00

2022年3月31日

2022年6月24日

2022年10月31日
取締役会

普通株式

2,823

60.00

2022年9月30日

2022年12月1日

 

 

配当の効力発生日が翌連結会計年度となるものは次のとおりであります。

 

前連結会計年度(自 2021年4月1日  至 2022年3月31日)

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

配当の原資

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

2022年6月23日

定時株主総会

普通株式

2,823

利益剰余金

60.00

2022年3月31日

2022年6月24日

 

 

当連結会計年度(自 2022年4月1日  至 2023年3月31日)

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

配当の原資

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

2023年6月22日

定時株主総会

普通株式

3,294

利益剰余金

70.00

2023年3月31日

2023年6月23日

 

 

 

23.売上収益

(1) 分解した収益とセグメント収益の関連

主たる地域市場における売上収益の分解と報告セグメントの関連は次のとおりであります。

 

前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日

(単位:百万円)

 

半導体関連材料

高機能

プラスチック

クオリティオブライフ関連製品

その他

合計

日本

5,167

23,303

73,489

639

102,599

中国

26,942

20,397

4,985

52,324

その他アジア

39,681

12,657

5,790

58,128

北米

1,488

15,964

7,860

25,312

欧州その他

2,508

19,923

2,321

24,752

合計

75,787

92,244

94,444

639

263,114

 

(注) 売上収益は顧客の所在地を基礎とし、セグメント間の内部取引控除後の金額を表示しております。

 

当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日

(単位:百万円)

 

半導体関連材料

高機能

プラスチック

クオリティオブライフ関連製品

その他

合計

日本

5,586

24,178

78,138

775

108,677

中国

26,577

18,515

4,003

49,095

その他アジア

42,633

14,325

6,913

63,872

北米

1,606

21,955

10,022

33,583

欧州その他

3,138

23,377

3,197

29,713

合計

79,540

102,351

102,273

775

284,939

 

(注) 売上収益は顧客の所在地を基礎とし、セグメント間の内部取引控除後の金額を表示しております。

 

当社グループは、半導体関連材料、高機能プラスチック、クオリティオブライフ関連製品およびその他の事業を有する製造業であります。これらのビジネスでは、当社グループ自体が顧客との契約主体となります。

当社グループ各事業の主要な顧客に対して計上される収益の履行義務は、当社グループの製品が顧客へ納品された時点で充足されるものであり、通常この時点で収益を計上しております。これは当社グループの製品が納品された時点で、顧客は自己の意思で製品を使用、売却することができるようになり、そこから生じる便益を得ることができることから、製品の支配が移転したと考えられるためであります。

顧客への納品後、1年以内に支払を受けているため、約束した対価の金額に重要な金融要素は含まれておりません。

当社グループは、いずれの事業においても、各顧客との取引開始時点で製品の取引価格を決定しております。取引には、数ヶ月から1年までの一定期間の取引数量等に応じた割戻しや販売手数料を支給するものがありますが、これらの変動対価の金額には重要性はありません。

製品保証は、いずれの事業においても、販売時に存在していた欠陥を修理する以上のサービスを提供する等のサービス型の製品保証は提供していないため、製品保証を独立した履行義務として区別せず、取引価格の一部を製品保証に配分しておりません。

当社グループと顧客の間に重要な返品に係る契約はありません。

 

(2) 契約残高

当社グループの契約残高は、顧客との契約から生じた債権(受取手形および売掛金)のみであり、残高は注記「8.営業債権及びその他の債権」に記載しております。

 

(3) 残存履行義務に配分する取引価格

当社グループにおいては、個別の契約期間が1年を超える重要な取引はないことから、残存履行義務に配分した取引価格の開示は省略しております。

 

(4) 顧客との契約の獲得または履行のためのコストから認識した資産

当社グループにおいては、資産として認識しなければならない、契約を獲得するための増分コスト、および履行にかかるコストはありません。また、実務上の便法を適用し、認識すべき資産の償却期間が1年以内である場合には、契約の獲得分の増分コストを発生時に費用として認識しております。

 

24.販売費及び一般管理費

「販売費及び一般管理費」の内訳は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
  至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

従業員給付費用

23,753

24,151

荷造運搬費

11,087

10,955

減価償却費及び償却費

4,120

4,011

その他

14,957

16,788

合計

53,917

55,905

 

 

25.その他の収益および費用

「その他の収益」の内訳は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
  至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

貸倒引当金戻入額

63

受取補償金

47

賃貸料

73

37

その他

77

96

合計

150

243

 

 

「その他の費用」の内訳は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
  至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

減損損失 (注)

1,295

固定資産処分損

169

250

寄付金

97

95

災害による損失

1

88

その他

191

434

合計

1,753

868

 

(注) 減損損失については、注記「15. 非金融資産の減損」に記載しております。

 

 

 

26.金融収益および金融費用

「金融収益」の内訳は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
  至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

受取利息

 

 

償却原価で測定する金融資産

379

1,326

受取配当金

 

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
資本性金融商品

807

1,062

為替差益

105

合計

1,291

2,388

 

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品に係る受取配当金の内訳は、次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

期中に認識を中止した金融資産

17

33

決算日現在で保有している金融資産

790

1,029

合計

807

1,062

 

 

「金融費用」の内訳は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
  至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

支払利息

 

 

償却原価で測定する金融負債

200

186

リース負債

97

145

為替差損

144

合計

298

475

 

 

 

27.その他の包括利益

「その他の包括利益」の各項目別の当期発生額および純損益への組替調整額、ならびに「法人所得税費用」の影響は次のとおりであります。

 

前連結会計年度(自 2021年4月1日  至 2022年3月31日)

(単位:百万円)

 

当期発生額

組替調整額

税引前

法人所得税費用

税引後

純損益に振替えられることのない項目

 

 

 

 

 

その他の包括利益を通じて
公正価値で測定する金融資産の変動額

△1,052

△1,052

302

△750

確定給付制度の再測定

2,111

2,111

△428

1,683

純損益に振替えられる
ことのない項目合計

1,059

1,059

△126

932

純損益に振替えられる可能性
のある項目

 

 

 

 

 

キャッシュ・フロー・ヘッジ

88

△2

86

△26

60

在外営業活動体の換算差額

14,980

14,980

14,980

純損益に振替えられる
可能性のある項目合計

15,068

△2

15,067

△26

15,040

合計

16,127

△2

16,126

△153

15,973

 

上記のうち、非支配持分に帰属する金額は次のとおりであります。

 在外営業活動体の換算差額等

213

合計

213

 

 

当連結会計年度(自 2022年4月1日  至 2023年3月31日)

(単位:百万円)

 

当期発生額

組替調整額

税引前

法人所得税費用

税引後

純損益に振替えられることのない項目

 

 

 

 

 

その他の包括利益を通じて
公正価値で測定する金融資産の変動額

△121

△121

37

△84

確定給付制度の再測定

1,585

1,585

△512

1,073

純損益に振替えられる
ことのない項目合計

1,465

1,465

△475

989

純損益に振替えられる可能性
のある項目

 

 

 

 

 

キャッシュ・フロー・ヘッジ

169

△154

15

△5

10

在外営業活動体の換算差額

10,013

10,013

10,013

純損益に振替えられる
可能性のある項目合計

10,182

△154

10,028

△5

10,023

合計

11,646

△154

11,493

△480

11,013

 

上記のうち、非支配持分に帰属する金額は次のとおりであります。

 在外営業活動体の換算差額等

76

合計

76

 

 

28.1株当たり利益

「基本的1株当たり当期利益」の算定上の基礎は、次のとおりであります。

なお、希薄化効果を有する潜在的普通株式はありません。

 

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

親会社の所有者に帰属する当期利益(百万円)

18,299

20,289

発行済普通株式の加重平均株式数(千株)

47,057

47,055

基本的1株当たり当期利益(円)

388.86

431.19

 

 

29.金融商品

(1) 資本管理

当社グループの資本管理は、経営の健全性・効率性を維持し、持続的な成長を実現するため、事業のリスクとリターンに見合った適正な資本水準を維持することを基本方針としております。

そのために、当社グループは自己資本の効率性を重視し、親会社所有者帰属持分比率、親会社所有者帰属持分利益率(ROE)を主要な指標に用いております。自己資本は、親会社の所有者に帰属する持分であります。

 

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

自己資本(百万円)

229,784

255,358

親会社所有者帰属持分比率(%)

62.0

67.5

親会社所有者帰属持分利益率(%)

8.5

8.4

 

なお、当社グループにおいて、外部から課されている自己資本に対する規制はありません。

 

 

(2) 金融商品の分類

当社グループにおける金融商品の分類ごとの帳簿価額は、次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

金融資産

 

 

償却原価で測定する金融資産

 

 

現金及び現金同等物

109,217

99,620

営業債権及びその他の債権

59,414

60,954

その他の金融資産

1,120

1,892

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
金融資産

 

 

その他の金融資産

25,557

24,894

純損益を通じて公正価値で測定する
金融資産

 

 

その他の金融資産

909

1,479

合計

196,217

188,838

金融負債

 

 

償却原価で測定する金融負債

 

 

営業債務及びその他の債務(注)

51,380

47,917

借入金

58,622

43,231

純損益を通じて公正価値で測定する
金融負債

 

 

その他の金融負債

359

79

合計

110,360

91,226

 

(注) 連結財政状態計算書の「営業債務及びその他の債務」のうち、金融負債に該当しないものを除外しております。

   前連結会計年度および当連結会計年度における連結財政状態計算書の「その他の金融負債」には上表のほか、
リース負債4,642百万円および5,311百万円が含まれております。

 

 

(3) 財務上のリスク管理

当社グループは、経営活動を行う過程において、信用リスク、流動性リスク、市場リスク(為替リスク、金利リスク、市場価格の変動リスク)等の様々なリスクに晒されており、当該財務上のリスクを軽減するために、リスク管理を行っております。

 

① 信用リスク管理

当社グループは、保有する金融資産の相手先の債務が不履行になることにより、主に営業債権(売掛金、受取手形等)および営業債権以外の債権(貸付金等)が回収不能になるリスクに晒されております。

当社は債権管理について定めた営業債権管理規程に従い、営業債権について主要な取引先の状況を定期的にモニタリングし、取引相手ごとに期日および残高を管理するとともに、財務状況等の悪化等による取引先の信用リスクの早期把握や軽減を図っております。

連結子会社においても、当社の営業債権管理規程に準じて、同様の管理を行っております。

デリバティブ取引は、取引先が信用力の高い金融機関のみであることから、信用リスクは限定的であります。

 

予想信用損失の金額は、次のように測定しております。

・営業債権

重大な金融要素が含まれていないことから単純化したアプローチに基づき、債権を相手先の信用リスク特性に応じて区分し、その区分に応じて測定した過去の信用損失の実績率に将来の経済状況等の予測を加味した引当率を総額の帳簿価額に乗じて測定しております。

・営業債権以外の債権

原則的なアプローチに基づき、信用リスクが著しく増大していると判定されていない債権については、同種の資産の過去の信用損失の実績率に将来の経済状況等の予測を加味した引当率を総額の帳簿価額に乗じて測定しております。信用リスクが著しく増大していると判定された金融資産および信用減損金融資産については、見積将来キャッシュ・フローを当該資産の当初の実効金利で割り引いた現在価値の額と、総額の帳簿価額との差額をもって算定しております。

 

保有する担保およびその他の信用補完を考慮に入れない場合の信用リスクに対する最大エクスポージャーは、連結財政状態計算書に表示されている帳簿価額であります。当社グループは、一部の営業債権に対する担保として主に預り保証金を保有しており、金額は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

預り保証金等

2,024

1,981

 

 

 

損失評価引当金の認識対象となる金融資産の総額の帳簿価額および損失評価引当金は次のとおりであります。

なお、全期間の予想信用損失に等しい金額で測定している金融資産の信用リスク格付けは、12ヶ月の予想信用損失で測定している金融資産の信用リスク格付けに比べて相対的に低く、単純化したアプローチを適用した金融資産の信用リスク格付けは、主として12ヶ月の予想信用損失で測定している金融資産の信用リスク格付けに相当します。同一区分内における金融資産の信用リスク格付けは概ね同一であります。

 

(a) 営業債権

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

総額の帳簿価額

59,473

60,885

 

 

(単位:百万円)

損失評価引当金

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
  至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
  至 2023年3月31日)

期首残高

144

138

増加

7

4

減少

△24

△62

在外営業活動体の換算差額

11

6

期末残高

138

86

 

 

(b) 営業債権以外の債権

(単位:百万円)

総額の帳簿価額

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で
測定している金融資産

279

386

全期間の予想信用損失に等しい金額で
測定している金融資産

2,010

合計

2,289

386

 

(注) 全期間の予想信用損失に等しい金額で測定している金融資産は、信用減損している金融資産であります。

 

(単位:百万円)

損失評価引当金

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
  至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
  至 2023年3月31日)

12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定
している金融資産

全期間の予想信用損失に等しい金額で測定
している金融資産

12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定
している金融資産

全期間の予想信用損失に等しい金額で測定
している金融資産

期首残高

1,688

1,868

増加

減少

△1,800

ステージ変更

その他

180

△68

期末残高

1,868

 

(注) 全期間の予想信用損失に等しい金額で測定している金融資産は、信用減損している金融資産であります。

 

 

② 流動性リスク管理

流動性リスクは、当社グループが期限の到来した金融負債の返済義務を履行するにあたり、支払期日にその支払を実行できなくなるリスクであります。

当社グループでは、定期的に資金計画を作成・更新するとともに、手元資金とコマーシャル・ペーパー等により、適切な手元流動性を確保することで流動性リスクを管理しております。

主な金融負債の期日別残高は次のとおりであります。

 

前連結会計年度(2022年3月31日)

 

 

(単位:百万円)

 

帳簿価額

契約上の
キャッシュ・フロー

1年以内

1年超
2年以内

2年超
3年以内

3年超
4年以内

4年超
5年以内

5年超

営業債務及びその他の債務

51,380

51,380

51,380

短期借入金

4,647

4,677

4,677

コマーシャル・ペーパー

28,000

27,994

27,994

長期借入金

25,974

25,661

2,622

2,608

7,304

2,051

5,534

5,541

デリバティブ負債

359

359

359

 

(注) 金利通貨スワップについては、一部の長期借入金の元本および金利の金利リスクと為替リスクをヘッジする目的でヘッジ手段として指定されていることから、長期借入金の契約上のキャッシュ・フローにその影響を加味して表示し、デリバティブ負債からは除外しております。

 

当連結会計年度(2023年3月31日)

 

 

(単位:百万円)

 

帳簿価額

契約上の
キャッシュ・フロー

1年以内

1年超
2年以内

2年超
3年以内

3年超
4年以内

4年超
5年以内

5年超

営業債務及びその他の債務

47,917

47,917

47,917

短期借入金

4,316

4,369

4,369

コマーシャル・ペーパー

15,000

15,000

15,000

長期借入金

23,915

23,041

2,609

7,304

2,051

5,535

21

5,521

デリバティブ負債

79

79

79

 

(注) 金利通貨スワップについては、一部の長期借入金の元本および金利の金利リスクと為替リスクをヘッジする目的でヘッジ手段として指定されていることから、長期借入金の契約上のキャッシュ・フローにその影響を加味して表示し、デリバティブ負債からは除外しております。

 

 

③ 市場リスク管理
(a) 為替リスク管理

当社グループは、国際的に事業活動を行っており、米ドルを中心とした為替リスクに晒されております。

当社および一部の連結子会社は、為替リスクを回避する目的で、為替予約取引および金利通貨スワップ取引を利用しております。ヘッジ会計の要件を満たす取引については、ヘッジ会計を適用しております。

なお、当社グループは、取引の対象物の価格変動に対する当該取引の時価変動率が大きい取引(レバレッジの効いたデリバティブ取引)は利用しておりません。

 

為替リスクのエクスポージャー

当社グループの為替リスクに対するエクスポージャー(純額)は次のとおりであります。なお、為替予約等により、実質的に円貨が固定された部分を除いております。

 

 

 

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

米ドル

△21,269千米ドル

△4,465千米ドル

 

 

為替感応度分析

各報告期間において、日本円が米ドルに対して1%円高になった場合に、連結損益計算書の税引前利益に与える影響は次のとおりであります。また、その他すべての変数が一定であることを前提として、日本円が米ドルに対して1%円安になった場合は、以下の表と同額で反対の影響があります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
  至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

税引前利益

26

6

 

 

(b) 金利リスク管理

当社グループは、変動金利による資金調達を行っているため、金利リスクに晒されております。

当社グループは、金利リスクを回避する目的で、金利スワップおよび金利通貨スワップを利用しております。また、ヘッジ会計の要件を満たす取引については、ヘッジ会計を適用しております。

 

金利感応度分析

各報告期間において、金利が1%上昇した場合に、連結損益計算書の税引前利益に与える影響は次のとおりであります。

ただし、本分析においては、その他の変動要因(残高、為替レート等)は一定であることを前提としております。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
  至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

税引前利益

△290

△179

 

 

 

(c) 市場価格の変動リスク管理

当社グループは、資本性金融商品から生じる株価の変動リスクに晒されております。

当社グループは、市場価格の変動リスクを抑制するために、定期的に時価や取引先企業の財務状況等を把握し、取引先企業との関係を勘案して保有状況の継続的な見直しを行っております。

当社グループが、期末日現在において保有する資本性金融商品の市場価格が10%下落した場合に、その他の包括利益(税効果考慮前)が受ける影響は、次のとおりであります。

ただし、本分析においては、その他の変動要因は一定であることを前提としております。

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
  至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

その他の包括利益(税効果考慮前)

△1,948

△1,865

 

 

(4) 金融商品の公正価値

公正価値は用いられる評価技法のインプットに基づいて、以下の3つのレベルに区分しております。

レベル1:活発な市場における同一の資産または負債の市場価格により算出された公正価値

レベル2:レベル1以外の観察可能な価格を直接または間接的に使用して算出された公正価値

レベル3:観察不能なインプットを含む評価技法から算出された公正価値

 

① 公正価値の測定方法

金融商品の公正価値の測定方法は次のとおりであります。

 

(借入金)

借入金は、将来キャッシュ・フローを新規に同様の契約を実行した場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定し、公正価値ヒエラルキーのレベル3に分類しております。

 

(その他の金融資産等)

上場株式の公正価値については、期末日の市場価格により算定し、公正価値ヒエラルキーのレベル1に分類しております。非上場株式の公正価値については、当社グループの定める最も適切かつ関連性の高い入手可能なデータを利用するための方針と手続に基づき、当該投資先の将来の収益性の見通し、純資産価値等の定量的な情報を総合的に考慮した適切な評価方法により算定し、公正価値ヒエラルキーのレベル3に分類しております。

デリバティブは取引先金融機関から提示された価格に基づいて算定し、公正価値ヒエラルキーのレベル2に分類しております。

 

② 金融商品の帳簿価額と公正価値

金融商品の帳簿価額と公正価値は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

帳簿価額

公正価値

帳簿価額

公正価値

負債:

 

 

 

 

償却原価で測定する金融負債

 

 

 

 

借入金

58,622

58,773

43,231

43,339

 

(注) 帳簿価額が公正価値、または公正価値の合理的な近似値となっている金融商品は上表には含めておりません。

 

 

③ 公正価値ヒエラルキー

公正価値で測定する金融資産および金融負債の公正価値ヒエラルキーのレベル別の内訳は次のとおりであります。公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、各報告期間の末日において認識しております。

 

前連結会計年度(2022年3月31日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

資産:

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で
測定する金融資産

 

 

 

 

ヘッジ会計を適用していない
デリバティブ

20

20

ヘッジ会計を適用している
デリバティブ

651

651

資本性金融商品

0

0

負債性金融商品

238

238

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

資本性金融商品

19,476

6,082

25,557

資産合計

19,476

671

6,320

26,466

負債:

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で
測定する金融負債

 

 

 

 

ヘッジ会計を適用していない
デリバティブ

359

359

ヘッジ会計を適用している
デリバティブ

負債合計

359

359

 

 (注) 公正価値ヒエラルキーのレベル1とレベル2の間の重要な振替はありません。

 

 

当連結会計年度(2023年3月31日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

資産:

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で
測定する金融資産

 

 

 

 

ヘッジ会計を適用していない
デリバティブ

93

93

ヘッジ会計を適用している
デリバティブ

1,112

1,112

資本性金融商品

0

0

負債性金融商品

274

274

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

資本性金融商品

18,646

6,248

24,894

資産合計

18,646

1,204

6,522

26,373

負債:

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で
測定する金融負債

 

 

 

 

ヘッジ会計を適用していない
デリバティブ

79

79

ヘッジ会計を適用している
デリバティブ

負債合計

79

79

 

 (注) 公正価値ヒエラルキーのレベル1とレベル2の間の重要な振替はありません。

 

レベル3に分類された金融商品の期首残高から期末残高への調整表

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

期首残高

6,473

6,320

利得及び損失

 

 

純損益

△6

その他の包括利益

106

95

購入等

28

売却等

△340

在外営業活動体の換算差額

87

80

レベル3への振替

レベル3からの振替

期末残高

6,320

6,522

 

(注)純利益に認識された利得および損失は、連結損益計算書上の「金融収益」および「金融費用」に含まれております。その他の包括利益に認識された利得および損失は、連結包括利益計算書上の「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の変動額」に含まれております。

 

(5) デリバティブ

(キャッシュ・フロー・ヘッジ)

当社は、一部の借入を変動金利借入、外貨建変動金利借入により行っており、その範囲で支払金利の変動リスクおよび為替の変動リスクに晒されております。これらのリスクに対するヘッジを目的とした金利スワップおよび金利通貨スワップを締結し、これらの借入を実質的に固定金利借入および円貨の固定金利借入に転換、キャッシュ・フローの支払額を固定化するリスク管理戦略を採用しております。

これらの借入金の元本および金利の金利リスクと為替リスクをヘッジ対象として指定し、金利スワップと金利通貨スワップから通貨ベーシス・スプレッドを除いた部分をヘッジ手段として指定することをヘッジ方針としております。また、ヘッジ手段とヘッジ対象の経済的関係性およびリスク管理方針に照らしてヘッジ比率を1:1に設定しております。

上記リスクに対するヘッジ会計の適用にあたっては、ヘッジ対象とヘッジ手段の経済的関係の確認を金利スワップについては参照金利、金利期間、金利改定日および満期ならびに想定元本または額面に基づいて、金利通貨スワップについては関連するキャッシュ・フローの通貨、金額および発生時期に基づいて判断しております。各ヘッジ関係において指定したデリバティブがヘッジ対象のキャッシュ・フローの変動を有効に相殺し、今後も有効に相殺する見通しか否かを、仮想デリバティブ法を用いて評価しております。

キャッシュ・フロー・ヘッジ手段として指定されたデリバティブ取引の公正価値の変動はヘッジが有効な範囲においてその他の包括利益として認識し、その他の資本の構成要素に含まれており、ヘッジ対象が純損益に認識された時点で純損益へ振替えております。

現在ヘッジを適用しているヘッジ関係においては、ヘッジ手段とヘッジ対象の重要な条件はすべて一致しております。よって、ヘッジ関係におけるヘッジの非有効部分の主な発生原因は、為替ならびに金利の変動に起因するヘッジ対象のキャッシュ・フローの公正価値の変動に反映されていない、取引相手および当社グループ自身の信用リスクが金利通貨スワップの公正価値に及ぼす影響に限定されると考えており、また実際に前連結会計年度および当連結会計年度において重要な非有効部分は発生しておりません。

なお、各連結会計年度において、予定取引が当初予定していた時期までに実行されないためにキャッシュ・フロー・ヘッジを終了したものはありません。

 

① ヘッジ会計を適用しているヘッジ手段の想定元本

各連結会計年度において、ヘッジ会計を適用しているヘッジ手段に係る想定元本は、次のとおりであります。

(単位:百万円)

取引の種類

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

1年以内

1年超

1年以内

1年超

金利スワップ

金利通貨スワップ

4,210

4,210

合計

4,210

4,210

 

(注) 前連結会計年度の金利通貨スワップにおける平均利率は0.39%、平均レートは1米ドルあたり105.25円であります。また、これらのヘッジ手段およびヘッジ対象はすべてLIBORに連動しております。

当連結会計年度の金利通貨スワップにおける平均利率は0.39%、平均レートは1米ドルあたり105.25円であります。また、これらのヘッジ手段およびヘッジ対象はすべてLIBORに連動しております。

 

 

 

② ヘッジ会計を適用しているヘッジ手段に係る公正価値

ヘッジ会計を適用しているヘッジ手段に係るヘッジ種類別の公正価値は、次のとおりであります。

(単位:百万円)

取引の種類

連結財政状態

計算書の表示科目

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産

負債

資産

負債

金利スワップ

その他の金融資産
その他の金融負債

金利通貨スワップ

その他の金融資産
その他の金融負債

651

1,112

合計

 

651

1,112

 

 

③ その他の資本の構成要素

その他の資本の構成要素の増減は次のとおりであります。

(a) 金利スワップ

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

期首

△4

当期発生額

0

当期利益への組替調整額 (注)

4

期末

 

(注) 税効果考慮前の金額は、前連結会計年度で6百万円であり、連結損益計算書上の「金融費用」に含まれております。

 

(b) 金利通貨スワップ

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

期首

△107

△52

当期発生額

61

117

当期利益への組替調整額 (注)

△5

△107

期末

△52

△41

 

(注) 税効果考慮前の金額は、前連結会計年度および当連結会計年度で△7百万円および△154百万円であり、連結損益計算書上の「金融費用」に含まれております。

 

 

④ 金利指標改革による不確実性

    2021年3月期より、当社グループは、「金利指標改革-フェーズ1」(IFRS第9号「金融商品:認識と測定」(以下、IFRS第9号)およびIFRS第7号「金融商品:開示」(以下、IFRS第7号)の修正)を適用しました。本修正は、金利指標改革の結果としてヘッジ対象またはヘッジ手段が修正される前に、不確実性の期間中に影響を受けるヘッジに対してヘッジ会計を継続することを認めるように、特定のヘッジ会計の要求事項を変更しています。

    前連結会計年度に、当社グループは、「金利指標改革-フェーズ2」(IFRS第9号、IFRS第7号)を適用しました。本修正を適用することで、当社グループは、財務諸表利用者に有益な情報を提供しない会計上の影響を与えることなく、銀行間取引金利(IBOR)から代替的な指標金利への移行の影響を反映することができます。

    当社グループは、米ドルLIBORおよび円LIBORに連動する変動金利債務を有しており、金利通貨スワップを利用したキャッシュ・フロー・ヘッジを行っております。本修正は、金利指標改革によりキャッシュ・フロー・ヘッジの時期および金額について不確実性が生じる場合であっても、ヘッジ会計の継続を認めています。

    当連結会計年度において当社グループが管理しているリスク・エクスポージャーのうち、金利指標改革の影響を直接に受けるものは、「① ヘッジ会計を適用しているヘッジ手段の想定元本」に記載のとおりであります。

    当社グループは、LIBORの代替となる金利指標への移行に向け、当社の財務担当部署において金利指標改革の動向を随時モニタリングし、適切に判断・対応を行っております。  

    当社グループは、LIBORを参照する当社グループの契約が、金利指標が置き換えられる時期、後継金利のキャッ シュ・フローおよび関連するスプレッド調整が改定されるまで、この不確実性は終わらないと想定しております。
 

30.子会社

当社の連結子会社は「第1 企業の概況 4.関係会社の状況」に記載しております。 

 

31.財務活動から生じた負債の変動

財務活動から生じた負債の変動は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日

 

 

 

(単位:百万円)

項目

期首残高

キャッシュ・フローを伴う変動

キャッシュ・フローを伴わない変動

期末残高

取得

公正価値の
変動

為替変動

その他

短期借入金

4,445

91

112

4,647

コマーシャル・ペーパー

19,000

9,000

28,000

長期借入金

48,420

△22,915

469

25,974

デリバティブ資産(△)又は負債

△485

226

△467

△726

リース負債

4,883

△1,072

769

326

△265

4,642

合計

76,263

△14,670

769

△467

907

△265

62,538

 

(注) 1 長期借入金には、1年内返済予定長期借入金を含めております。

2 デリバティブは、長期借入金をヘッジする目的で保有しているものであります。

 

当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日

 

 

 

(単位:百万円)

項目

期首残高

キャッシュ・フローを伴う変動

キャッシュ・フローを伴わない変動

期末残高

取得

公正価値の
変動

為替変動

その他

短期借入金

4,647

△411

80

4,316

コマーシャル・ペーパー

28,000

△13,000

15,000

長期借入金

25,974

△2,507

448

23,915

デリバティブ資産(△)又は負債

△726

△446

△1,171

リース負債

4,642

△985

1,448

295

△90

5,311

合計

62,538

△16,902

1,448

△446

823

△90

47,371

 

(注) 1 長期借入金には、1年内返済予定長期借入金を含めております。

2 デリバティブは、長期借入金をヘッジする目的で保有しているものであります。

 

 

32.関連当事者

  主要な経営幹部に対する報酬

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
  至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

短期従業員給付

564

499

合計

564

499

 

 

33.コミットメント

決算日以降の支出に関するコミットメントは次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

有形固定資産の取得

2,342

3,512

合計

2,342

3,512

 

 

34.後発事象

(自己株式の取得)

当社は、2023年5月15日開催の取締役会において、会社法第165条第3項の規定により読み替えて適用される同法第156条の規定に基づき、自己株式を取得することを決議いたしました。

 

(1) 自己株式の取得を行う理由

株主還元の充実および資本効率の向上を目的として、自己株式を取得するものです。

(2) 取得に係る事項の内容

① 取得する株式の種類  普通株式

② 取得する株式の数   750,000株(上限)

             (発行済株式総数(自己株式除く)に対する割合 1.59%)

③ 株式取得価額の総額  3,000百万円(上限)

④ 自己株式取得の期間  2023年5月16日から2023年9月29日まで

⑤ 取得方法       東京証券取引所における市場買付

⑥ その他         今回新たに取得する自己株式および過去に取得した自己株式のうち、一部を残し消却
              することを予定しております。