【連結財務諸表注記】

NTTグループは、連結財務諸表の理解可能性を高めることを目的に、関連性のある注記を下記の5つのグループに区分して記載しています。

1.基本となる重要な事項

2.営業実績

3.資産及び負債(金融商品を除く)

4.資本及び資金調達

5.その他の事項

 

また、各注記項目では関連する会計方針を、重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断とともに記載しています。

 

1. 基本となる重要な事項

 

1.1.報告企業

 

 日本電信電話株式会社(以下、「当社」)は、日本国に所在する株式会社です。当社の登記されている本社の住所は、ホームページ(https://group.ntt/)で開示しています。本連結財務諸表は当社及び子会社(以下「NTTグループ」)より構成されています。

 前連結会計年度より、当社グループのセグメントを従来の移動通信事業、地域通信事業、長距離・国際通信事業、データ通信事業、その他の事業の5区分から、総合ICT事業、地域通信事業、グローバル・ソリューション事業、その他(不動産、エネルギー等)の4区分に変更しています。

 NTTグループの事業セグメントと主な子会社は以下のとおりです。

 

総合ICT事業

当事業は、携帯電話事業、国内電気通信事業における県間通信サービス、国際通信事業、ソリューション事業、システム開発事業及びそれに関連する事業を主な事業内容としています。

・株式会社NTTドコモ(以下「NTTドコモ」)

・エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社(以下「NTTコミュニケーションズ」)

 

地域通信事業

当事業は、国内電気通信事業における県内通信サービスの提供及びそれに附帯する事業を主な事業内容としています。

・東日本電信電話株式会社(以下「NTT東日本」)

・西日本電信電話株式会社(以下「NTT西日本」)

 

グローバル・ソリューション事業

当事業は、システムインテグレーション、ネットワークシステム、クラウド、グローバルデータセンター及びそれに関連する事業を主な事業内容としています。

・株式会社エヌ・ティ・ティ・データ(以下「NTTデータ」)

・株式会社NTT DATA,Inc.(以下「NTT DATA,Inc.」)

 

 

1.2.作成の基礎

 

(1)IFRSに準拠している旨

 

 NTTグループは、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同規則第93条の規定により、IFRSに準拠して連結財務諸表を作成しています。連結財務諸表は、2023年6月23日において代表取締役社長 島田明及び代表取締役副社長最高財務責任者 廣井孝史が承認しています。

 

 NTTグループの会計方針は、早期適用していないIFRSの規定を除き、2023年3月31日時点において有効なIFRSに準拠しています。

 

(2)測定の基礎

 

 連結財務諸表は、「注記1.3.重要な会計方針」及び各項目の関連する注記に記載しているとおり、公正価値で測定している金融商品、確定給付制度に関連して認識する資産及び負債等を除き、取得原価を基礎として作成しています。

 

(3)機能通貨及び表示通貨

 

 連結財務諸表の表示通貨は、当社が事業活動を行う主要な経済環境における通貨(以下「機能通貨」)である日本円であり、百万円未満を四捨五入して表示しています。

 

(4)会計方針の変更

 

NTTグループは当連結会計年度において、新たに適用を開始した重要な会計方針はありません。

 

1.3.重要な会計方針

 

 NTTグループが採用する会計方針は、本連結財務諸表に記載されている全ての期間に適用しています。

 

(1)連結の基礎

 

① 子会社

 子会社とは、NTTグループにより支配されている企業をいいます。

 

連結の開始と終了

 子会社については、支配獲得日から支配喪失日までの期間を連結しています。

 

子会社の会計方針

 子会社が採用する会計方針がNTTグループの会計方針と異なる場合には、必要に応じて当該子会社の財務諸表に調整を行っています。

 

決算日が異なる子会社

 連結財務諸表には、実務上の理由により、決算日が異なる子会社の財務諸表が含まれています。当該子会社の決算日は主に12月末です。決算期が異なることから生じる差異については、必要な調整を行っています。

 

非支配持分

 非支配持分は、連結の開始時点での持分額及びその後の非支配持分の変動から構成されています。

 子会社の包括利益は、たとえ非支配持分が負の残高になる場合であっても、原則として株主資本と非支配持分に配分します。

 

連結上消去される取引

 グループ内の債権債務残高、取引、及びグループ内取引によって発生した未実現損益は消去しています。

 

親会社の所有持分の変動

 子会社持分を追加取得又は一部処分し、かつ子会社として支配が継続する場合の持分の変動は、資本取引として会計処理しています。NTTグループの持分及び非支配持分の帳簿価額は、子会社に対する持分の変動を反映して調整しています。非支配持分を調整した額と支払対価又は受取対価の公正価値との差額は資本に直接認識し当社に帰属させます。

 子会社の支配を喪失する場合、関連する損益は以下の差額として算定しており、子会社について、それまで認識していたその他の資本の構成要素は、損益に振り替えています。

・受取対価の公正価値及び残存持分の公正価値の合計

・子会社の資産(のれんを含む)、負債及び非支配持分の支配喪失時の帳簿価額(純額)

② 関連会社及び共同支配企業に対する投資

 関連会社とは、NTTグループがその企業の財務及び経営方針に対して重要な影響力を有しているものの、支配又は共同支配を有していない企業をいいます。また、他の企業の議決権の20%以上50%以下を所有する場合には、原則として関連会社に含めています。さらに、保有する議決権が20%未満の場合であっても、役員の派遣等により、重要な影響力が認められると判断される場合には、関連会社に含めています。

 共同支配企業とは、複数の当事者(当社及び子会社を含む)が共同支配の取決めに基づき、それぞれの当事者が投資先の純資産に対する権利を有している場合の当該投資先をいいます。共同支配は、契約上合意された支配の共有であり、関連性のある活動に関する意思決定に、支配を共有している当事者全員の一致した合意を必要とする場合にのみ存在します。

 関連会社及び共同支配企業に対する投資は、持分法を用いて会計処理を行い、関連会社及び共同支配企業に対する投資額は、取得原価で当初認識しています。その後、重要な影響力を有した日から喪失する日までの損益及びその他の包括利益の当社の持分を認識し、投資額を修正しています。

 関連会社及び共同支配企業に対する投資の損失が、NTTグループの当該会社に対する投資持分を超過する場合は、当該会社に対して法的債務又はそれに準ずる債務を負担する、又は代理で支払いを行う場合を除き、それ以上の損失については認識していません。

 関連会社及び共同支配企業との取引から発生した未実現損益は、NTTグループの持分を上限として関連会社及び共同支配企業に対する投資に加減算しています。

 関連会社及び共同支配企業に対する投資額の取得原価が、取得日に認識された識別可能な資産及び負債の正味の公正価値のNTTグループ持分を超える金額は、のれんとして認識し、関連会社及び共同支配企業に対する投資の帳簿価額に含めています。

 当該のれんは区分して認識されないため、のれん個別での減損テストは実施していません。これに代わり、関連会社及び共同支配企業に対する投資の総額を単一の資産として、投資が減損している可能性を示唆する客観的な証拠が存在する場合に、減損テストを実施しています。

 連結財務諸表には、他の株主との関係等により決算日をNTTグループの決算日と同じ日とすることが実務上不可能であるために決算日が異なる持分法適用会社に対する投資が含まれており、当該持分法適用会社の決算日は主に12月末です。持分法適用会社の決算日とNTTグループの決算日の間に生じた重要な取引又は事象の影響については調整を行っています。

 

③ ストラクチャード・エンティティ

NTTグループが運営を支配しているストラクチャード・エンティティを連結しています。

なお、契約上の義務なしに、連結しているストラクチャード・エンティティに対する重要な財務的支援又はその他の重要な支援を提供したことはなく、提供する意図もありません。

第三者により運営を支配されたストラクチャード・エンティティは連結しておらず、また各パートナーからの出資によって資金調達しています。

※ストラクチャード・エンティティ:

主にパートナーシップ形態のベンチャーファンド及び不動産の流動化を目的とした投資事業有限責任組合等、支配の決定に際して議決権又は類似の権利が支配の決定的な要因とならないように設計された企業。

 

子会社及びストラクチャード・エンティティについては、「注記5.1.重要な子会社」に記載しています。

 

(2)外貨換算

 

① 外貨建取引

 NTTグループ各社の財務諸表は、その企業の機能通貨で作成しています。機能通貨以外の通貨(外貨)での取引は取引日の為替レートを用いて換算しています。

 

外貨建資産及び負債の機能通貨への換算に用いる為替レート

 

種類

測定方法

換算レート

外貨建貨幣性資産・負債※1

期末日の為替レート

営業債権

外貨建非貨幣性資産・負債※2

公正価値

公正価値の測定日における為替レート

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産(資本性金融商品)

取得原価

取引日の為替レート

有形固定資産

※1.貨幣性資産・負債:固定又は決定可能な数の通貨単位を受け取る権利(資産)又は引き渡す義務(負債)

※2.非貨幣性資産・負債:※1の特徴を有さない資産又は負債

 

 換算によって発生した為替換算差額は、損益として認識しています。ただし、取得後の公正価値変動をその他の包括利益に計上する金融資産(資本性金融商品)及びキャッシュ・フロー・ヘッジから生じる換算差額(ヘッジが有効である範囲に限る)は、その他の包括利益として認識しています。

 

② 在外営業活動体(在外子会社等)

 連結財務諸表を作成するために、在外子会社等の資産及び負債(取得により発生したのれん及び公正価値の調整を含む)は、期末日の為替レートにより日本円に換算しています。

 収益、費用及びキャッシュ・フローについては、期中の平均為替レートを用いて日本円に換算しています。ただし、取引日の為替レートによる換算の結果と近似しない場合には、取引日の為替レートを用いて換算しています。

 在外子会社等の外貨建財務諸表の換算から生じる為替換算差額は、その他の包括利益として認識の上、その他の資本の構成要素に累積しています。

 在外子会社等について、支配の喪失及び重要な影響力の喪失をした場合には、当該在外子会社等に関連する累積為替換算差額は、喪失した会計期間に損益として認識しています。

 

(3)公正価値

 

 公正価値は、市場価格等の市場の情報や、マーケット・アプローチ、インカム・アプローチ、コスト・アプローチ等の算出手順に基づき、決定されています。

 資産及び負債の公正価値の測定に使用される仮定(インプット)は、その観察可能性に応じて3つのレベルに区分し、観察可能性の最も高いインプットから優先して評価技法に用いることとされています。NTTグループは公正価値の測定に使用される仮定(インプット)を以下の3つのレベルに区分しており、レベル1を最高の優先度としています。

 

・レベル1

 企業が測定日現在でアクセスできる同一の資産又は負債に関する活発な市場における無調整の相場価格

 

・レベル2

 活発な市場における類似資産及び負債の市場価格、活発でない市場における同一又は類似の資産及び負債の市場価格等、資産又は負債について直接又は間接に観察可能なインプットのうち、レベル1に含まれる相場価格以外のもの

 

・レベル3

資産又は負債についての観察不能なインプット

 

 また、これらのレベル間の振替は、各四半期の期末時点で発生したものとして認識しています。

 

公正価値の測定に使用される仮定(インプット)について「注記3.5.有形固定資産 (2)減損損失」、「注記3.7.のれん及び無形資産 (3)のれん及び耐用年数を確定できない無形資産の減損テスト」「注記3.8.投資不動産 (3)公正価値」、「注記4.8.金融商品 (3)金融商品の公正価値」に記載しています。

 

(4)その他の会計方針

 

その他の会計方針は関連性の高い以下の注記項目に併記しています。

 

注記2.1.セグメント情報

注記2.2.営業収益

注記2.4.法人税等

注記2.5.1株当たり利益

注記3.1.企業結合及び非支配持分の取得

注記3.3.棚卸資産

注記3.4.売却目的で保有する資産

注記3.5.有形固定資産

注記3.6.リース

注記3.7.のれん及び無形資産

注記3.8.投資不動産

注記3.11.従業員給付

注記3.12.引当金

注記4.資本及び資金調達

注記4.1.資本

注記4.2.現金及び現金同等物

 

 

1.4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断

 

 連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定の設定を行っています。これらの見積り及び仮定は、過去の経験及び利用可能な情報を収集し、決算日において合理的であると考えられる様々な要因を勘案した経営者の最善の判断に基づいています。しかし、その性質上、将来において、これらの見積り及び仮定とは異なる結果となる可能性があります。

 見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直されます。会計上の見積りの見直しによる影響は、その見積りを見直した連結会計期間と将来の連結会計期間において認識しています。

 

NTTグループの連結財務諸表で認識した金額に重要な影響を与える判断、見積り及び仮定

 

判断、見積り及び仮定

主な項目

関連注記

連結範囲の決定における投資先を支配しているか否かの判断

・支配の有無

・共同支配の有無

・重要な影響力の有無

1.3.重要な会計方針(1)

5.1.重要な子会社

ヘッジ会計における予定取引のヘッジ対象としての適格性の判断

・ヘッジ手段の適格性

・ヘッジ対象の適格性

・ヘッジの有効性評価

・ヘッジの開始時においてヘッジ関係並びにヘッジの実施についてのリスク管理目的等の指定、文書化

4.資本及び資金調達

企業結合により取得した資産及び引き受けた負債の公正価値の見積り

3.1.企業結合及び非支配持分の取得

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の公正価値測定

4.資本及び資金調達

4.8.金融商品(3)

償却原価で測定する金融資産の償却期間及び減損に関する見積り

・金融資産に係る信用リスク

・債務不履行事象から生じると予想される信用損失(予想信用損失)

4.資本及び資金調達

4.8.金融商品(1)

デリバティブの公正価値測定

4.資本及び資金調達

4.4.その他の金融資産

4.6.その他の金融負債

4.7.金融収益及び金融費用

4.8.金融商品(3)

有形固定資産、使用権資産、

無形資産及び投資不動産の耐用年数の見積り

3.5.有形固定資産

3.6.リース

3.7.のれん及び無形資産

3.8.投資不動産

リース期間の見積り

3.6.リース

有形固定資産、使用権資産、無形資産、投資不動産及びのれんの減損に関する見積り

・減損の兆候の有無の判断

・資産、資金生成単位、資金生成単位グループにおける回収可能価額

・減損損失の減少又は消滅を示す兆候の有無の判断(のれんを除く)

3.5.有形固定資産

3.6.リース

3.7.のれん及び無形資産

3.8.投資不動産

確定給付制度債務の測定

・確定給付制度債務の算定上の基礎となる割引率

・予定昇給率

・期末現在65歳の年金受給者の平均余命

3.11.従業員給付

 

 

判断、見積り及び仮定

主な項目

関連注記

引当金の認識・測定における判断及び見積り

・債務の決済を要求される可能性

・その債務の金額

3.12.引当金

収益の認識

・移動音声関連サービスにおける、利用可能な通信分(通話)のうち当月に使用されず、翌月以降に使用が見込まれる通信分

・移動音声関連サービスの利用に応じて進呈するポイントの中で将来顧客が行使することが見込まれるポイント

・IP系・パケット通信サービスにおける、利用可能な通信分(データ通信)のうち当月に使用されず、翌月以降に使用が見込まれる通信分

・IP系・パケット通信サービスにおける、将来1年毎の契約更新時に継続利用販売奨励金として支払われる割合

・IP系・パケット通信サービスにおける、工事料収入・契約事務手数料収入等の初期一括収入を繰延べる見積平均契約期間

・IP系・パケット通信サービスの利用に応じて進呈するポイントの中で将来顧客が行使することが見込まれるポイント

・通信端末機器販売における返金負債

・システムインテグレーションサービスにおける、予測される損失の発生

・契約コストから認識した資産の回収可能性

 

2.2.営業収益(2)~(4)

 

繰延税金資産の回収可能性の評価

・予想される将来の課税所得水準

・タックスプランニング

・繰延税金負債の取崩予定時期

 

2.4.法人税等

 

 

 

1.5.未適用の新基準

 

 本連結財務諸表の承認日までに新設又は改訂が行われた基準書及び解釈指針のうち、NTTグループが早期適用していないもので、適用によりNTTグループに重要な影響を及ぼす可能性がある項目はありません。

 

 

2. 営業実績

 

当項目は、NTTグループの営業実績に関する項目として、セグメント情報、営業収益、営業費用、法人税等、1株当たり利益を記載しています。

有形固定資産等の減損損失については、「注記3.資産及び負債(金融商品を除く)」に記載しています。

 

2.1.セグメント情報

 

(会計方針)

 事業セグメントとは、他の事業セグメントとの取引を含む、収益を稼得し費用を発生させる事業活動の構成単位です。全ての事業セグメントの成果は、個別にその財務情報が入手可能なものであり、かつ各セグメントへの経営資源の配分及び業績の評価を行うために、当社の取締役会が定期的にレビューしています。

 

 

 NTTグループ横断でのリソース・アセットの戦略的活用と意思決定の迅速化を目的に、2020年12月のNTTドコモの

完全子会社化や2022年1月のNTTドコモによるNTTコミュニケーションズ、NTTコムウェアの子会社化をはじめとした会

社組織の見直しを実施し、前連結会計年度より、当社グループのセグメントを従来の移動通信事業、地域通信事業、

長距離・国際通信事業、データ通信事業、その他の事業の5区分から、総合ICT事業、地域通信事業、グローバル・ソ

リューション事業、その他(不動産、エネルギー等)の4区分に変更しています。

 以下に報告されている事業セグメントは、そのセグメントごとの財務情報が入手可能なもので、その財務情報はNTTグループの経営陣によって、経営資源の配分の決定及び業績の評価に用いられており、これらに含まれるサービスは以下のとおりです。

 

総合ICT事業

固定音声関連サービス、移動音声関連サービス、IP系・パケット通信サービス、通信端末機器販売、システムインテグレーションサービス、その他

 

地域通信事業

固定音声関連サービス、IP系・パケット通信サービス、通信端末機器販売、システムインテグレーションサービス、その他

 

グローバル・ソリューション事業

システムインテグレーションサービス、その他

 

その他(不動産、エネルギー等)

不動産事業、エネルギー事業等に係るサービス

 

 

営業収益:

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

総合ICT事業

 

 

 

 

外部顧客に対するもの

 

5,581,895

 

5,777,806

セグメント間取引

 

288,288

 

281,174

 

小計

 

5,870,183

 

6,058,980

地域通信事業

 

 

 

 

外部顧客に対するもの

 

2,498,908

 

2,482,087

セグメント間取引

 

708,711

 

695,505

 

小計

 

3,207,619

 

3,177,592

グローバル・ソリューション事業

 

 

 

 

外部顧客に対するもの

 

3,415,856

 

3,896,991

セグメント間取引

 

199,318

 

194,729

 

小計

 

3,615,174

 

4,091,720

その他(不動産、エネルギー等)

 

 

 

 

外部顧客に対するもの

 

659,788

 

979,310

セグメント間取引

 

736,173

 

827,715

 

小計

 

1,395,961

 

1,807,025

セグメント間取引消去

 

1,932,490

 

1,999,123

合計

 

12,156,447

 

13,136,194

 

 

セグメント別損益:

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

セグメント利益

 

 

総合ICT事業

1,072,544

1,093,893

地域通信事業

440,013

420,478

グローバル・ソリューション事業

210,507

265,631

その他(不動産、エネルギー等)

72,505

89,170

合計

1,795,569

1,869,172

セグメント間取引消去

26,976

40,186

営業利益

1,768,593

1,828,986

セグメント利益は、営業収益から営業費用を差し引いた額です。

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

持分法による投資損益(△損失)

 

 

総合ICT事業

2,620

2,140

地域通信事業

104

31

グローバル・ソリューション事業

401

333

その他(不動産、エネルギー等)

17,388

11,508

合計

19,711

14,012

 

セグメント別資産:

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

総資産

 

 

総合ICT事業

10,356,616

10,200,385

地域通信事業

6,964,509

7,014,776

グローバル・ソリューション事業

5,647,556

6,239,150

その他(不動産、エネルギー等)※1

16,393,976

16,858,130

合計

39,362,657

40,312,441

セグメント間取引消去※2

15,500,416

15,003,590

合計

23,862,241

25,308,851

※1.その他(不動産、エネルギー等)には、当社の保有する子会社株式が含まれています。

※2.セグメント間取引消去には、投資と資本の相殺消去等が含まれています。
 

買収に伴い計上されたのれんについては、買収された事業の属する事業セグメント別資産に含めて表示しています。セグメント別ののれんについては「注記3.7.のれん及び無形資産 (3)のれん及び耐用年数を確定できない無形資産の減損テスト」に記載しています。

 

その他の重要事項:

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

減価償却費

 

 

総合ICT事業

779,906

785,851

地域通信事業

421,327

419,586

グローバル・ソリューション事業

309,058

314,432

その他(不動産、エネルギー等)

118,873

126,925

合計

1,629,164

1,646,794

セグメント間取引消去

67,981

64,169

合計

1,561,183

1,582,625

 

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

設備投資額

 

 

総合ICT事業

698,609

706,263

地域通信事業

501,109

498,076

グローバル・ソリューション事業

347,204

500,386

その他(不動産、エネルギー等)

140,677

157,679

合計

1,687,599

1,862,404

(注)設備投資額は、有形固定資産・無形資産及び投資不動産の取得に要した発生主義ベースでの把握金額から、前連

結会計年度及び当連結会計年度中に発生した売却目的で保有する資産に区分した非流動資産に関する設備投資額

及び資産に関する政府補助金等を控除した金額を記載しています。このため、連結キャッシュ・フロー計算書上

の「有形固定資産・無形資産及び投資不動産の取得による支出」の金額とは、以下の差額が生じています。

また、投資不動産の定義を満たすものを含め使用権資産の増加額は設備投資額には含めていません。

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

有形固定資産・無形資産及び投資不動産の取得による支出

1,758,045

1,851,879

設備投資額(合計)との差額

70,446

△10,525

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

減損損失-のれん

 

 

総合ICT事業

6,164

グローバル・ソリューション事業

228

合計

228

6,164

のれんの減損については、「注記3.7.のれん及び無形資産 (3)のれん及び耐用年数を確定できない無形資産の減損テスト」に記載しています。

 

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

減損損失-その他

 

 

総合ICT事業

1,653

6,027

地域通信事業

14,477

342

グローバル・ソリューション事業

19,220

2,362

その他(不動産、エネルギー等)

2,474

1,072

合 計

37,824

9,803

 

セグメント間の取引は、独立企業間取引価格によっています。

 

地域別情報:

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

営業収益

 

 

国内

9,954,616

10,519,907

海外

2,201,831

2,616,287

合計

12,156,447

13,136,194

営業収益は、製品及びサービスの提供先別に国内・海外を分類しています。なお、海外における非流動資産については、重要性がないため開示していません。

前連結会計年度及び当連結会計年度において、総収益の10%以上の営業収益が、単一の外部顧客との取引から計上されるものはありません。

 

2.2.営業収益

 

(会計方針)

 IFRS第9号に基づく利息・配当収益やIFRS第4号に基づく保険料収入、IFRS第16号に基づく不動産賃貸収入やリース収入等を除き、以下の5ステップアプローチに基づき、顧客に移転する財やサービスとの交換により、その権利を得ると見込む金額を収益として認識しています。

ステップ1:顧客との契約を識別する。

ステップ2:契約における履行義務を識別する。

ステップ3:取引価格を算定する。

ステップ4:取引価格を契約における別個の履行義務へ配分する。

ステップ5:履行義務を充足した時点で(又は充足するに応じて)収益を認識する。

 また、顧客との契約獲得のための増分コスト及び履行コストのうち、回収可能であると見込まれる部分について資産として認識しています。契約獲得の増分コストとは、顧客との契約を獲得するために発生したコストで、当該契約を獲得しなければ発生しなかったものです。また、履行コストとは、顧客に財又はサービスが移転する前に発生する契約を履行するためのものです。NTTグループは移動音声関連サービス及びIP系・パケット通信サービスにおける、工事料収入・契約事務手数料収入及びポイントプログラム等並びにシステムインテグレーションサービスに係るもの以外のものについてはIFRS第15号第94項の実務上の便法を適用し、認識するはずの資産の償却期間が1年以内である場合には、契約獲得の増分コストを発生時に費用として認識しています。

 

 NTTグループにおいては、総合ICT事業、地域通信事業、グローバル・ソリューション事業、その他(不動産、エネルギー等)の4区分において、固定音声関連サービス、移動音声関連サービス、IP系・パケット通信サービス、通信端末機器販売、システムインテグレーションサービス及びその他のサービスの6つのサービスを提供しています。

① 固定音声関連サービス

総合ICT事業及び地域通信事業において、加入電話、INSネット、一般専用、高速ディジタル伝送等の固定音声関連サービスを顧客に提供しており、サービスの利用に応じて履行義務が充足されると判断していることから、これらの利用に応じて収益を認識しています。固定音声関連サービスは月次で請求しており、主にサービスを利用した期間の1ヶ月後を支払期限としています。

 

② 移動音声関連サービス

総合ICT事業において、LTE(Xi)、5G等の移動音声関連サービスを顧客に提供しており、サービスの利用に応じて履行義務が充足されると判断していることから、これらの利用に応じて収益を認識しています。移動音声関連サービスは月次で請求しており、主にサービスを利用した月の翌月末を支払期限としています。なお、一部の料金プランでは、料金プラン毎に定額料金の範囲内で利用可能な通信分(通話)を定めており、利用可能な通信分のうち当月未使用分を自動的に繰越すサービスを提供しています。これらのサービスでは、当月に使用されず、翌月以降に使用が見込まれる分の収益を繰延べ、繰越金額が使用される時点において、収益として認識しています。

また、移動音声関連サービスの利用に応じて進呈するポイントと引き換えに、顧客が商品購入時の支払いや通信料金への充当等が可能なポイントプログラムを提供しています。取引価格は、通信サービス及びポイントに対して、それぞれの独立販売価格の比率に基づいて配分されます。ポイントに配分された取引価格のうち、未使用部分については契約負債として「その他の流動負債」に計上し、その後のポイントの使用に従って収益として認識します。この独立販売価格の見積りには、ポイント失効の見込みやポイントの交換対象となる商品・サービスの価値等の判断を伴う仮定が含まれています。

 

③ IP系・パケット通信サービス

 総合ICT事業において、LTE(Xi)、5G、ドコモ光、Arcstar Universal One、IP-VPN、OCN等を、地域通信事業においてフレッツ光(コラボ光含む)等を顧客に提供し、主な履行義務を下記のとおりに識別して、収益を認識しています。

 ※コラボ光:NTT東日本及びNTT西日本がサービス提供事業者(コラボ光事業者)に卸提供している光アクセスサービス等。

 

総合ICT事業及び地域通信事業

IP系・パケット通信サービスの利用に応じて履行義務が充足されると判断していることから、これらの利用に応じて収益を認識しています。IP系・パケット通信サービスは一般消費者向けの場合、月次で請求しており、主にサービスを利用した月の翌月末もしくはサービスを利用した期間の1ヶ月後を支払期限としています。法人事業者向けの場合、契約により合意された時点で請求しており、主にサービスを利用した月の翌月末までにサービスの対価を回収しています。

工事料収入・契約事務手数料収入等の初期一括収入は繰延べ、最終顧客とのフレッツ光及び光コラボレーションモデルの見積平均契約期間にわたって収益として認識しています。

また、IP系・パケット通信サービスの利用に応じて進呈するポイントと引き換えに、顧客が商品購入時の支払いや通信料金への充当等が可能なポイントプログラムを提供しています。取引価格は、通信サービス及びポイントに対して、それぞれの独立販売価格の比率に基づいて配分されます。ポイントに配分された取引価格のうち、未使用部分については契約負債として「その他の流動負債」に計上し、その後のポイントの使用に従って収益として認識します。この独立販売価格の見積りには、ポイント失効の見込みやポイントの交換対象となる商品・サービスの価値等の判断を伴う仮定が含まれています。

 

総合ICT事業

一部の料金プランでは、料金プラン毎に定額料金の範囲内で利用可能な通信分(データ通信)を定めており、利用可能な通信分のうち当月未使用分を自動的に繰越すサービスを提供しています。

 これらのサービスでは、当月に使用されず、翌月以降に使用が見込まれる分の収益を繰延べ、繰越金額が使用される時点において、収益として認識しています。

 

地域通信事業

コラボ光事業者に支払った新規販売奨励金は、連結財政状態計算書の「その他の非流動資産」として繰延べ、支払時より見積平均契約期間にわたって、収益から控除しています。また、将来1年毎の契約更新時に継続利用販売奨励金として支払われる金額は、変動対価として過去の実績等に基づき見積もり、当初の契約時又は直近の契約更新時から1年間にわたって収益から控除しています。

 

④ 通信端末機器販売

 総合ICT事業において、通信端末機器を販売代理店等へ販売しています。NTTグループは、販売代理店等へ端末機器を引渡した時点で収益を認識しています。また、販売代理店等への引渡時に、通信端末機器販売に係る収益から代理店手数料及び契約者に対するインセンティブの一部を控除した額を収益として認識しています。なお、販売代理店等が契約者へ端末機器を販売する際に12ヶ月もしくは24ヶ月の分割払いを選択可能としています。分割払いが選択された場合、契約者及び販売代理店等と締結した契約に基づき、NTTグループが契約者に代わって端末機器代金を販売代理店等に支払い、この立替えた端末機器代金については、分割払いの期間にわたり、月額基本使用料及び通信料収入に合わせて契約者に請求しており、主にサービスを利用した月の翌月末を支払期限としています。端末機器の販売については、販売代理店等へ引渡した時点で収益として認識しているため、端末機器代金の立替え及び契約者からの資金回収は、NTTグループの収益に影響を与えません。

 また、総合ICT事業における端末機器の販売において、36回分割支払い契約及び利用した端末機器の返品を条件に、最大12か月分の分割支払額について支払いを不要とするプログラムを提供しています。当該プログラムの利用によって支払いを受けられなくなると見込む額を端末機器の販売時に収益から減額し、返金負債として「その他の流動負債」、「その他の非流動負債」に計上しています。返金負債の見積りについては、プログラム加入者による当該プログラムの利用率や、商品の種類ごとに過去の経験等に基づいて算出した端末取替時期等を基礎数値として将来支払いを受けられないと見込む額を算定し、翌年度以降に重大な収益の戻入れが生じないように見積りを行っており、顧客による通信端末機器の返品割合や返品時期に関する見込み等の仮定が含まれています。返金負債については、「注記3.13.その他の負債」に記載しています。また、NTTグループは、返金負債の決済時にプログラム加入者から端末機器を回収する権利を連結財政状態計算書において「その他の流動資産」、「その他の非流動資産」にそれぞれ含めて資産計上しています。当該資産は、帳簿価額から回収のための予想コスト(返品された商品の企業にとっての価値の潜在的な下落を含む)を控除した額で端末機器の販売時に測定しています。

 

 

 

⑤ システムインテグレーションサービス

総合ICT事業及び地域通信事業においてシステム開発等を、総合ICT事業及びグローバル・ソリューション事業においてシステムインテグレーションサービスを、顧客に提供しており、工事の進捗に従って顧客に成果が移転するため、工事期間にわたり収益を認識しています。原価の発生が工事の進捗度に比例すると判断しているため、収益の認識には原価比例法を用いています。契約対価は通常、引渡時に請求し、主に請求翌日から起算して30日以内にサービスの対価を回収しています。

また、損失の発生が予測される場合の損失引当は、引渡時に見込まれる全ての収益及び費用の見積りに基づいて認識しています。これにより、給付が完了するまでの様々な段階で収益及び費用の合理的見積りが可能となります。認識された損失は、契約の進捗にしたがって見直すことがあり、その原因となる事実が判明した連結会計年度において計上されます。

 

⑥ その他のサービス

総合ICT事業において、動画・音楽・電子書籍等の配信サービス、金融・決済サービス、ショッピングサービス、生活関連サービス、及びケータイ補償サービス等のサービスを提供しています。

また、不動産事業やエネルギー事業等に関するサービスを提供しています。

 NTTグループは、これらのサービスについて、引渡しが完了又はサービスが提供された時点で収益を認識しています。収益に関する政府補助金は、補助金を受領するための条件を満たすこと、かつ補助金を受領するという合理的な保証が得られた時に収益を認識しています。

 

(見積り及び見積りを伴う判断)

収益の認識に関して、上記の会計方針に記載のとおり見積りを行っています。また、契約コストから認識した資産の回収可能性について見積りを行っています。

 

 

(1)収益の分解

 

① 顧客との契約及びその他の源泉から認識した収益

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

顧客との契約から認識した収益

11,668,043

12,563,910

その他の源泉から認識した収益

488,404

572,284

合計

12,156,447

13,136,194

 

 その他の源泉から認識した収益は、IFRS第16号に基づく不動産賃貸収入やリース収入、IFRS第9号に基づく利息及び配当収益等やIFRS第4号に基づく保険料収入等です。

 

 

② 分解した収益とセグメント収益の関連

(単位:百万円)

 

主要な

サービス

前連結会計年度(2021年4月1日から2022年3月31日)

セグメント

その他

(不動産、エネルギー等)

合計

総合ICT事業

地域通信事業

グローバル・ソリューション

事業

固定音声関連サービス

149,872

766,254

916,126

移動音声関連サービス

1,102,548

1,102,548

IP系・パケット通信サービス

2,282,288

1,162,485

3,444,773

通信端末機器販売

627,179

67,522

694,701

システムインテグレーションサービス

366,823

197,987

3,415,563

27,713

4,008,086

その他のサービス

1,053,185

304,660

293

632,075

1,990,213

合計

5,581,895

2,498,908

3,415,856

659,788

12,156,447

顧客との契約から認識した収益

5,478,068

2,356,298

3,270,439

563,238

11,668,043

その他の源泉から認識した収益

103,827

142,610

145,417

96,550

488,404

 

(単位:百万円)

 

主要な

サービス

当連結会計年度(2022年4月1日から2023年3月31日)

セグメント

その他

(不動産、エネルギー等)

合計

総合ICT事業

地域通信事業

グローバル・ソリューション

事業

固定音声関連サービス

146,375

724,843

871,218

移動音声関連サービス

1,046,368

1,046,368

IP系・パケット通信サービス

2,282,415

1,161,552

3,443,967

通信端末機器販売

685,105

71,122

756,227

システムインテグレーションサービス

429,490

186,792

3,896,991

33,181

4,546,454

その他のサービス

1,188,053

337,778

946,129

2,471,960

合計

5,777,806

2,482,087

3,896,991

979,310

13,136,194

顧客との契約から認識した収益

5,594,634

2,333,543

3,750,678

885,055

12,563,910

その他の源泉から認識した収益

183,172

148,544

146,313

94,255

572,284

 

 NTTグループにおいては、総合ICT事業、地域通信事業、グローバル・ソリューション事業、その他(不動産、エネルギー等)の4区分において、固定音声関連サービス、移動音声関連サービス、IP系・パケット通信サービス、通信端末機器販売、システムインテグレーションサービス及びその他のサービスの6つのサービスを提供しています。詳細については、当注記の「会計方針」に記載しています。なお、当連結会計年度において実施されたグローバル事業再編に伴い、一部収益科目の再整理を実施しており、前連結会計年度及び当連結会計年度の当該事業再編以前の実績についても組み替えて表示しています。また、前連結会計年度及び当連結会計年度において政府の各種部門・機関等から受領したマイナポイント事業費補助金はそれぞれ8,598百万円及び65,885百万円であり、「その他のサービス」で表示しています。この政府補助金に付随する未履行の条件もしくはその他の偶発事象はありません。

 前連結会計年度より、セグメントを変更しています。詳細については、「注記2.1. セグメント情報」に記載しています。

 

(2)契約残高

 

顧客との契約から生じた債権、契約資産及び契約負債に関する情報

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

顧客との契約から生じた債権

(営業債権及びその他の債権)

2,287,089

2,522,895

契約資産(その他の流動資産)

135,830

166,660

契約負債

(その他の流動負債及びその他の非流動負債)

895,193

908,201

 

 契約資産は主に、システムインテグレーションについて報告日時点で顧客の支配する資産を創出しているがまだ請求していない作業に係る対価に対するNTTグループの権利に関連するものです。契約資産は、支払いに対する権利が無条件になった時点で債権に振り替えられます。契約負債は主に、携帯電話やフレッツ光等の利用に伴って顧客に付与するポイントの未行使分、フレッツ光やドコモ光に係る初期工事料収入、新規契約事務手数料収入の繰延収益について、顧客から受け取った前受対価に関連するものです。契約負債は、財またはサービスが顧客に移転した時点で収益に振り替えられます。

 前連結会計年度及び当連結会計年度中に認識した収益のうち期首現在の契約負債残高に含まれていたものは、それぞれ358,584百万円及び346,037百万円です。

 過去の期間に充足(又は部分的に充足)した履行義務から前連結会計年度及び当連結会計年度に認識した収益の金額に重要性はありません。

 

(3)残存履行義務に配分した取引価格

(単位:百万円)

履行義務の種類

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

予想される充足見込時期に関する説明

移動音声関連サービス及びIP系・パケット通信サービスにおける、工事料収入・契約事務手数料収入及びポイントプログラム等

391,019

384,945

概ね16年以内に充足する見込です。

システム・ソフトウェア開発等のシステムインテグレーションサービス

3,286,069

3,854,648

概ね4年以内に充足する見込です。

上記以外のもの(解約不能な賃貸契約における共益費、建設工事等)

126,451

199,354

解約不能な賃貸契約における共益費は概ね18年、建設工事は概ね18年、その他は概ね11年以内に充足する見込です。

 残存履行義務に関して、移動音声関連サービス及びIP系・パケット通信サービスにおける、工事料収入・契約事務手数料収入及びポイントプログラム等並びにシステムインテグレーションサービスについては、IFRS第15号第121項の実務上の便法を適用せず、予想期間が1年以内の契約に係る履行義務を含めています。なお、上記以外のものについては、実務上の便法を適用し、予想期間が1年以内の契約に係る履行義務を含めていません。

 

(4)顧客との契約の獲得又は履行のためのコストから認識した資産

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

契約獲得のためのコストから認識した資産

318,345

341,086

契約履行のためのコストから認識した資産

63,141

64,909

合計

381,486

405,995

 

 NTTグループは、顧客との契約獲得のための増分コスト及び履行のためのコストのうち、回収可能であると見込まれる部分について資産として認識しており、連結財政状態計算書上は「その他の非流動資産」に計上しています。契約獲得のための増分コストとは、顧客との契約を獲得するために発生したコストで、当該契約を獲得しなければ発生しなかったであろうものです。また、履行のためのコストは顧客に財又はサービスが移転する前に発生する契約を履行するためのものです。

 NTTグループにおいて資産計上されている契約獲得のための増分コストは、主に顧客を獲得するために発生した販売代理店に対する手数料等であり、契約を獲得しなければ発生しなかった増分コストです。契約履行のためのコストは、主に新規契約時に発生する受付事務に係る直接人件費等であり、顧客に提供するサービスに直接関連するコストです。当該契約獲得のための増分コスト及び契約履行のためのコストを資産計上する際には、顧客(契約者)の解約率等を加味したうえで、回収が見込まれる金額のみを資産として認識しています。また、当該資産については、関連するサービスの見積平均契約期間に亘り償却しています。

 

 また、契約コストから認識した資産については四半期ごとに回収可能性の検討を行っています。検討に当たっては、当該資産の帳簿価額が、解約率等を加味した関連するサービスが顧客に提供される契約期間に企業が受け取ると見込んでいる対価の残りの金額から、当該財又はサービスの提供に直接関連し、まだ費用として認識されていないコストを差し引いた金額を超過しているかどうか判断を行っています。これらの見積り及び仮定は、前提とした状況が変化すれば、契約コストから認識した資産に関する減損損失を損益に認識することにより、契約コストから認識した資産の金額に重要な影響を及ぼす可能性があるため、NTTグループでは、当該見積りは重要なものであると判断しています。

 契約コストから認識した資産から生じた前連結会計年度及び当連結会計年度における償却費は、それぞれ98,191百万円及び111,706百万円であり、減損損失は生じていません。

 

2.3.営業費用

 

(1)経費

 

経費に計上している主な内訳

 

 

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(2021年4月 1日から

  2022年3月31日まで)

 当連結会計年度

(2022年4月 1日から

  2023年3月31日まで)

作業委託費

1,755,342

1,952,328

端末仕入原価

681,970

678,095

物品費

834,641

830,118

代理店手数料

359,720

356,142

その他

2,207,768

2,746,599

合計

5,839,441

6,563,282

※物品費には、主に販売用物品、工事の施工に伴う材料の購入等に関するものが含まれます。

 

(2)研究開発費

 前連結会計年度及び当連結会計年度の発生時に費用に計上している研究開発費の合計は、それぞれ247,988百万円及び252,820百万円です。研究開発費の内容は、「第2 事業の状況 6.研究開発活動」、会計処理については「注記3.7.のれん及び無形資産」に記載しています。

 

2.4.法人税等

 

(会計方針)

 法人税等は当期税金及び繰延税金から構成され、企業結合から生じる税金、及びその他の包括利益又は資本に直接認識する項目から生じる税金を除き、損益として認識しています。

 

当期税金

 当期税金は税務当局に対する納付又は税務当局からの還付が予想される金額で測定し、税額の算定においては、期末日に制定又は実質的に制定されている税率及び税法を使用しています。

 

繰延税金

繰延税金資産の認識

 繰延税金資産は、将来減算一時差異、繰越欠損金及び繰越税額控除について、将来の課税所得により回収できる可能性が高い範囲内で認識しています。繰延税金資産の実現可能性については、将来減算一時差異が解消する期間及び繰越欠損金が利用可能な期間において課税所得を生み出すか否かによることとなります。この検討において、予想される将来の課税所得水準、タックスプランニング及び繰延税金負債の取崩予定時期を考慮しています。繰延税金資産の実現可能性については、主に将来の課税所得に依存しており、NTTグループは、継続的に十分な課税所得が発生するものと考えています。ただし、繰越可能期間における将来の課税所得見積額が減少した場合には、実現可能と認められる繰延税金資産の純額が減少する場合があります。また、繰延税金資産は期末日に回収可能性の見直しを実施しています。

 ただし、繰延税金資産は、企業結合以外の取引で、かつ会計上の利益にも課税所得にも影響を及ぼさない取引における資産又は負債の当初認識から生じる一時差異には認識していません。

 子会社、関連会社及び共同支配企業に対する投資に係る将来減算一時差異については、一時差異が予測可能な将来に解消する可能性が高く、かつ当該一時差異が回収できる課税所得の生じる可能性が高い場合のみ、繰延税金資産を認識しています。

 

繰延税金負債の認識

 繰延税金負債は、以下の一時差異を除き、原則として将来加算一時差異について認識しています。

・企業結合以外の取引で、かつ会計上の利益にも課税所得にも影響を及ぼさない取引における資産又は負債の当初認識から生じる一時差異

・のれんの当初認識から生じる将来加算一時差異

・子会社、関連会社及び共同支配企業に対する投資に係る将来加算一時差異のうち、一時差異の解消時期をコントロールすることができ、かつ予測可能な将来に解消しない可能性が高い一時差異

 

繰延税金資産及び負債の測定

 繰延税金資産及び負債は、期末日に制定又は実質的に制定されている税法に基づいて、当該資産が実現される又は負債が決済される時点において適用されると予測される税率を用いて測定しています。

 

繰延税金資産及び負債の表示

 繰延税金資産及び負債は、当期税金資産及び負債を相殺する法律上強制力のある権利を有し、かつ、法人税等が同一の税務当局によって同一の納税主体に課されている場合に相殺しています。

 

(見積り及び見積りを伴う判断)

 上記の会計方針に記載のとおり、繰延税金資産の回収可能性の評価を行っています。

 

 

 

(1)繰延税金資産及び繰延税金負債

 

 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳及び増減

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

繰延税金資産

 

 

確定給付負債

482,511

422,925

未払事業税

19,426

15,874

有形固定資産及び無形資産

331,568

319,831

未払人件費

125,279

126,606

繰越欠損金

95,398

111,635

ポイントプログラム引当金

5,454

10,420

持分法で会計処理されている投資

4,143

4,459

資本性金融商品

31,042

34,322

売掛金

784

160

未払固定資産税

37,601

37,381

契約負債

108,236

100,975

損失評価引当金

21,118

20,066

キャッシュ・フロー・ヘッジ

27,434

43,487

その他

126,712

146,633

合計

1,416,706

1,394,774

繰延税金負債との相殺

△446,274

△454,578

繰延税金資産の純額

970,432

940,196

 

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

繰延税金負債

 

 

資本性金融商品

106,066

65,244

有形固定資産

162,557

174,025

無形資産

65,000

74,018

持分法で会計処理されている投資

3,412

4,073

確定給付制度に係る制度資産

51,576

56,726

契約コスト

134,670

147,260

その他

60,467

76,558

合計

583,748

597,904

繰延税金資産との相殺

△446,274

△454,578

繰延税金負債の純額

137,474

143,326

 繰延税金資産及び負債の純額の増減内容

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

期首残高(繰延税金資産及び負債-純額)

912,438

832,958

損益で認識された額

△27,078

△45,468

その他の包括利益で認識された額

 

 

キャッシュ・フロー・ヘッジ

22,811

15,953

ヘッジ・コスト

△6,359

3,806

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

44,451

50,671

確定給付制度の再測定

△62,263

△54,392

持分法適用会社のその他の包括利益に対する持分

△2

△89

883,998

803,439

その他

△51,040

△6,569

期末残高(繰延税金資産及び負債-純額)

832,958

796,870

※主な影響は、為替換算差額及び企業結合によるものです。

 

 繰延税金資産を認識していない将来減算一時差異及び繰越欠損金

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

将来減算一時差異

282,797

(28,853)

381,446

(41,756)

繰越欠損金

 

 

繰越期限5年以内

61,908

(8,890)

24,939

(6,132)

繰越期限5年超20年以内

731,178

(163,974)

708,140

(158,149)

無期限

163,006

(40,928)

155,752

(38,795)

繰越欠損金合計

956,092

(213,792)

888,831

(203,076)

将来減算一時差異及び繰越欠損金合計

1,238,889

(242,645)

1,270,277

(244,832)

 

 将来減算一時差異及び繰越欠損金は一時差異等ベースの金額であり、( )内に税額ベースの金額を記載しています。

 なお、連結納税制度及びグループ通算制度の適用対象法人においては、法人税(国税)は連結納税及び通算グループの将来課税所得等に基づき回収可能性の判断を行っており、地方税は各法人の将来課税所得等に基づき回収可能性の判断を行っています。地方税について回収可能性がないと判断した場合には、将来減算一時差異及び繰越欠損金の一時差異等ベースの金額に地方税率を乗じた金額を税額ベースの金額として記載しています。

 NTTグループは、当連結会計年度より「国際的な税制改革-第2の柱モデルルール(IAS第12号の改訂)」(以下「改訂IAS第12号」という。)を適用しています。改訂IAS第12号における例外規定に基づき、経済協力開発機構が公表した第2の柱モデルルールを採用するために制定又は実質的に制定された税制により生じる法人所得税に係る繰延税金資産及び負債は認識しておりません。

NTT America, Inc.に関する情報

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

繰越欠損金 ※1

 

851,314

871,542

繰延税金資産を認識していない繰越欠損金※2,3,4

 

544,068

(133,646)

507,897

(123,278)

繰越欠損金に係る繰延税金資産

 

75,472

88,265

繰越欠損金に係る繰延税金資産を実現するために必要な将来課税所得

 

※5 307,243

※6 363,645

※1 繰越欠損金は、一部の無期限に繰り越すことのできるものを除き、2035年度末までの間、将来の課税所得と相殺することが可能です。

※2 繰延税金資産を認識していない繰越欠損金が多額となっているのは、将来獲得できると見込んでいる課税所得が繰越欠損金と比較して大きくないこと、将来計画の不確実性を考慮したこと等によるためです。将来課税所得の発生見通しに基づき、繰越欠損金に係る繰延税金資産の認識額を会計年度毎に評価しており、今後、繰延税金資産を認識していない繰越欠損金が減少する可能性があります。

※3 当連結会計年度において税額ベースの繰延税金資産を認識していない繰越欠損金が減少しているのは、主に繰延税金資産の回収可能性の見積りの変更16,406百万円によるものです。

※4 繰延税金資産を認識していない繰越欠損金は一時差異等ベースの金額であり、( )内に税額ベースの金額を記載しています。

※5 1米ドル=122.39円(2022年3月31日時点)で計算

※6 1米ドル=133.54円(2023年3月31日時点)で計算

 

子会社及び関連会社に対する投資に関する一時差異で、繰延税金負債が認識されていない金額の合計

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

将来加算一時差異

144,629

(45,500)

(-)

 

 将来加算一時差異は一時差異ベースの金額であり、( )内に税額ベースの金額を記載しています。

 

 

(2)法人税等の内訳

 

 法人税等の総額の内訳

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

損益として認識した法人税等

 

 

 当期税金費用

512,453

479,455

 繰延税金費用

 

 

  一時差異の発生及び取崩し

53,495

59,165

  過去に認識されていなかった将来減算一時差異の認識

  (認識済の将来減算一時差異の認識の中止)

1,318

3,035

  過去に認識されていなかった繰越欠損金の認識

△27,735

△16,732

   (内)NTT America, Inc.によるもの※1

△26,346

△16,406

 繰延税金費用合計

27,078

45,468

損益として認識した法人税等合計

539,531

524,923

その他の包括利益として認識した法人税等合計※2

24,614

△5,492

資本剰余金として認識した法人税等合計

1,006

11,995

 法人税等の総額

565,151

531,426

 

 

※1 前連結会計年度及び当連結会計年度において、繰延税金資産の回収可能性を見直し、繰延税金資産を追加計上したことによるものです。

※2 その他の包括利益として認識した法人税等合計に関する詳細は、「注記4.1.資本」に記載しています。

 

 NTTグループの税引前利益及び税金費用については、ほぼ全て日本国内におけるものです。前連結会計年度及び当連結会計年度において、当社及び国内子会社に対し、それぞれ税率24.22%の法人税(国税)、同約3.78%の法人住民税及び損金化可能な同約5.04%の法人事業税が課されており、法定実効税率は31.46%となっています。なお、法人住民税及び法人事業税の税率は地方自治体ごとに異なります。

 

 在外子会社については、その所在地における法人税等が課されています。

 

 NTTグループは前連結会計年度において連結納税制度を当連結会計年度においてグループ通算制度を適用した会計処理及び表示を行っていますこれらの制度の適用により毎期の税金費用について対象会社の課税所得等を通算して算定するとともに法人税に係る繰延税金資産の回収可能性についても対象会社の将来の課税所得見積額を通算した金額に基づき評価していますなお当連結会計年度末におけるグループ通算対象会社は当社及び日本国内の完全子会社129社でありNTTドコモNTT東日本NTT西日本及びNTTコミュニケーションズが含まれています

 

 法定実効税率と平均実際負担税率との差異について、原因となった主な項目の内訳

 

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

法定実効税率

31.46%

31.46%

(調整)

 

 

繰延税金資産の回収可能性の評価による影響

△0.90%

△0.70%

税額控除による影響

△1.48%

△1.30%

課税所得計算上減算されない費用による影響

0.60%

0.61%

その他

0.37%

△1.19%

平均実際負担税率

30.05%

28.88%

 

(3)その他の流動資産に含まれる未収法人税等

 (単位:百万円)

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

未収法人税等

33,851

288,623

 

 

 

2.5.1株当たり利益

 

(会計方針)

 基本的1株当たり当期利益(Earnings Per Share、以下「EPS」)は、期中平均発行済株式数(自己株式を除く)に基づいて計算しています。希薄化後EPSは、新株式発行をもたらす権利の行使や契約の履行、新株式への転換によって起こる希薄化の影響を考慮して計算しますが、当社は、各連結会計年度において希薄化効果のある有価証券を発行していないため、基本的EPSと希薄化後EPSに差異はありません。

 

 

基本的1株当たり当期利益

 

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

当社に帰属する当期利益(百万円)

1,181,083

1,213,116

基本的加重平均発行済普通株式数(株)

3,586,788,697

3,486,085,670

基本的1株当たり当期利益(円)

329.29

347.99

 

 基本的加重平均発行済普通株式数は、役員報酬BIP(Board Incentive Plan)信託が保有する当社株式を含む自己株式を控除して算出しています。

 なお、希薄化後1株当たり利益については、潜在株式が存在しないため記載していません。

 

 

3. 資産及び負債(金融商品を除く)

 

 本項目では、営業収益を獲得するために用いられる資産及び結果として生じた負債に関する項目を記載しています。なお、資金管理に関する項目は「注記4.資本及び資金調達」に記載しています。

 

3.1.企業結合及び非支配持分の取得

 

(会計方針)

 企業結合時に引き渡した対価は、NTTグループが移転した資産、及び被取得企業の旧所有者から引き受けた負債等の公正価値の合計として測定しています。取得関連費用は発生時の損益としています。

 支配獲得日において、NTTグループが被取得企業から取得した識別可能な資産及び引受けた負債は、以下を除き、支配獲得日における公正価値で測定しています。

・繰延税金資産又は繰延税金負債、及び従業員給付に係る資産又は負債は、それぞれIAS第12号「法人所得税」及びIAS第19号「従業員給付」に従って認識し、測定

・被取得企業の株式に基づく報酬契約、又は被取得企業の株式に基づく報酬契約のNTTグループの制度への置換えのために発行された負債又は資本性金融商品は、支配獲得日(取得日)にIFRS第2号「株式に基づく報酬」に従って測定

・売却目的に分類される資産又は処分グループは、IFRS第5号「売却目的で保有する非流動資産及び非継続事業」に従って測定

 のれんは、移転した対価と被取得企業の非支配持分の金額の合計が、支配獲得日における識別可能な資産及び負債の正味価額を上回る場合にその超過額として測定しています。この差額が負の金額である場合には、直ちに損益として認識しています。企業結合で生じたのれんは、支配獲得日に、企業結合から利益がもたらされる資金生成単位に配分しています。

 NTTグループは、被取得企業に対する非支配持分を個々の企業結合取引ごとに、公正価値で測定、又はNTTグループで認識した被取得企業の識別可能純資産に対する比例的持分として測定するかについて選択しています。段階的に達成する企業結合の場合、NTTグループが以前に保有していた被取得企業の持分は支配獲得日の公正価値で再測定しています。再測定により生じた差額は、損益として認識するか、その他の包括利益として認識した上で利益剰余金に振り替えています。

 また、支配獲得に際し、それ以前に保有していた被取得企業の持分の価値の変動をその他の包括利益で認識していた場合は、NTTグループがその持分を直接処分した場合と同じ方法で会計処理され、損益あるいはその他の包括利益として認識しています。

 企業結合の当初の会計処理が期末日までに完了しない場合、のれんや識別可能な資産及び負債等の項目については暫定的な金額で報告しています。その後、新たに入手した支配獲得日時点に存在していた事実と状況について、支配獲得日時点に把握していたとしたら企業結合処理の認識金額に影響を与えていたと判断される場合、支配獲得日に認識した暫定的な金額を遡及的に修正します。遡及的な修正は、支配獲得日から最長で1年以内に実施することとしています。

 

(見積り及び見積りを伴う判断)

 上記の会計方針に記載したとおり、企業結合により取得した資産及び引き受けた負債の公正価値の見積りを行っています。

 

 

<前連結会計年度>

 重要な企業結合はありません。

 

<当連結会計年度>

 重要な企業結合はありません。

 

3.2.営業債権及びその他の債権

 

 営業債権及びその他の債権は、リース債権を除き償却原価で測定される金融資産に分類しています。

 

営業債権及びその他の債権の内訳

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

受取手形及び売掛金

2,444,120

2,774,049

未収入金

1,113,137

1,314,600

リース債権

137,120

189,848

損失評価引当金

△89,418

△92,122

合計

3,604,959

4,186,375

※短期端末割賦債権が、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、それぞれ212,381百万円及び325,466百万円含まれています。

 

 報告期間後12か月を超えて回収が見込まれるリース債権についてはこれらの金額には含まれておらず、「注記3.6.リース」に記載しています。

 連結財政状態計算書では、営業債権及びその他の債権は損失評価引当金控除後の金額で表示しています。

 

3.3.棚卸資産

 

(会計方針)

 棚卸資産は、通信端末機器、材料品、仕掛品、及び貯蔵品で構成されており、取得原価と正味実現可能価額(NTTグループが通常の事業の過程における見積販売価格から、販売に要する見積費用を控除して算定した金額)のいずれか低い価額で測定しています。通信端末機器及び材料品の原価は、先入先出法により評価しています。仕掛品の原価は、主として顧客との契約に基づくソフトウェア製作及び販売用不動産の建築に関して発生した人件費及び委託費等を含む未完成の製造原価です。貯蔵品の原価は、主として総平均法又は個別法により評価しています。

 

 

棚卸資産の内訳

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

通信端末機器及び材料品

148,251

204,556

仕掛品

149,071

184,815

貯蔵品

111,040

128,038

合計

408,362

517,409

 

棚卸資産を費用として認識した金額、棚卸資産の評価減の金額及び評価減の戻入金額

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

棚卸資産を費用として認識した金額

1,238,856

1,311,599

棚卸資産の評価減の金額

4,524

5,564

棚卸資産の評価減の戻入金額

△1,631

△1,185

 

3.4.売却目的で保有する資産

 

(会計方針)

 継続的使用よりはむしろ主に売却取引を通して帳簿価額の回収を行う方がよいと判断した非流動資産、又は継続的利用を中止し処分することを決定した非流動資産(処分グループ)は、売却目的保有として分類されます。当該資産は帳簿価額又は売却費用控除後の公正価値のいずれか低い方の価額で測定されます。当該資産の減価償却は行いません。売却費用控除後の公正価値が帳簿価額を下回る場合には、当該資産の減損を認識します。その後、売却費用控除後の公正価値が上昇した場合、以前に認識された減損損失の戻入を行います。減損損失の戻入額は、当該資産について以前に認識された減損損失の額を上限としています。当該資産が売却目的で保有する要件を満たさなくなった場合、当該資産は売却目的保有として計上されなくなります。その場合、当該資産が売却目的保有として分類されていなかった場合に適用される帳簿価額と、売却目的保有としての要件を満たさなくなった日の回収可能価額のいずれか低い方の価額で、当該資産を測定します。

 

 

株式会社JTOWERへの鉄塔の譲渡

概要

NTTドコモは、2022年3月25日開催の取締役会において、株式会社JTOWER(以下「JTOWER」)と、NTTドコモが保有する通信鉄塔最大6,002基を最大1,062億円でJTOWERへ譲渡し、NTTドコモがJTOWERから借り受ける取引(以下「本取引」)に関する基本契約を締結することを決定し、2022年3月31日に基本契約を締結しました。

本契約に基づき、NTTドコモは、当連結会計年度及び翌連結会計年度において、複数回にわけてJTOWERへ鉄塔を売却予定です。

JTOWERは、通信事業者が保有する既存通信鉄塔の買い取りと、当該鉄塔への事業者誘致・シェアリング促進(カーブアウト)を重要な成長戦略の一つと位置付けており、本取引により、タワーシェアリング会社としての基盤が大きく拡大します。NTTドコモはインフラシェアリング推進による経済的な5Gネットワーク構築に取り組んでおり、本取引により、さらなる設備運用の効率化が可能となります。


会計処理及び連結財務諸表への影響
 鉄塔の譲渡に関連する資産は総合ICT事業セグメントに含まれており、譲渡未了のものは、当連結会計年度末において売却目的で保有する資産として分類しています。当該資産の種類は主に有形固定資産であり、その帳簿価額は89,688百万円となります。なお、売却目的で保有する資産は帳簿価額と処分コスト控除後の公正価値のいずれか低い方の金額で測定しています。

 

これらの処理から生じた、当社の連結損益計算書への影響は軽微です。

 

データセンター保有会社株式の売却

概要

NTTグループは、NTTデータ、NTT, Inc.及びNTT Ltd.のそれぞれが事業運営を行ってきたビジネスユーザ向け海外事業を2022年10月1日において統合し、グループ一体で事業展開していくこととしました。

NTTグループは、欧州と北米に保有するデータセンターの保有会社株式の一部を売却する予定であり、売却目的で保有する資産として区分していました。今回の統合により、NTTデータが、NTT Ltd.の当該データセンター保有会社株式を保有することとなりました。当連結会計年度において、売却候補先であるMacquarie Asset Managementとの間でクロージングに向けた条件が整わなかったため、一部は売却に至らない見通しとなりました。

データセンターの保有会社株式については売却に向けた取組みを進めていますが、当該一部のデータセンターについては、売却に至るまでには一定の期間を要するため、売却目的で保有する資産及び売却目的で保有する資産に直接関連する負債への分類を中止しています。

なお、当該分類の変更が当社の業績に及ぼす影響は軽微です。


会計処理及び連結財務諸表への影響

 当連結会計年度末において、グローバル・ソリューション事業セグメントに含まれているデータセンター保有会社株式の売却に関連する資産及び当該資産に直接関連する負債は、株式譲渡完了までの間、売却目的で保有する資産及び売却目的で保有する資産に直接関連する負債として分類しており、それぞれ45,042百万円及び16,393百万円です。当該資産及び負債は、その時点の帳簿価額で測定しています。

 

 当該主要な資産及び負債の種類は、下表のとおりです。

(単位:百万円)

勘定科目

 

 

勘定科目

 

(資産の部)

 

 

(負債の部)

 

現金及び現金同等物

1,697

 

営業債務及びその他の債務

1,883

営業債権及びその他の債権

2,519

 

長期借入債務

13,354

棚卸資産

12

 

その他

1,156

有形固定資産

40,626

 

 

 

その他

188

 

 

 

合計

45,042

 

合計

16,393

 

 上記は、連結会社間の取引消去前の金額で記載しています。連結会社間の取引は、長期借入債務13,354百万円です。

 

3.5.有形固定資産

 

(会計方針)

取得原価

 有形固定資産の測定については取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した価額で計上する原価モデルを採用しています。取得原価には、当該資産の取得に直接付随する費用、資産計上すべき借入費用が含まれています。資産に関する政府補助金は、補助金を受領するための条件を満たすこと、かつ補助金を受領するという合理的な保証が得られた時に、補助金額を控除して資産の帳簿価額を算定する方法により認識しています。

 

減価償却

 減価償却費は、償却可能価額を各構成要素の見積耐用年数にわたって、主として定額法により算定しています。

 償却可能価額は、資産の取得価額から残存価額を差し引いて算出しています。土地及び建設仮勘定は減価償却を行っていません。

 主要な有形固定資産項目ごとの見積耐用年数は、以下のとおりです。

電気通信機械設備

ディジタル交換設備(無線通信設備を含む)  8~16年

電気通信線路設備

ケーブル設備               13~36年

地中設備                 50年

建物及び構築物

鉄筋コンクリート造り建物         42~56年

機械、工具及び備品             3~26年

 

 資産の減価償却方法、耐用年数及び残存価額は各年度末に見直し、変更がある場合は、会計上の見積りの変更として将来に向かって適用しています。

 

(見積り及び見積りを伴う判断)

 上記の会計方針に記載したとおり、有形固定資産の耐用年数に関する見積りを行っています。

 

 

 

(1)増減表

 

有形固定資産の帳簿価額の増減及び取得原価、減価償却累計額及び減損損失累計額

 

帳簿価額

(単位:百万円)

 

 

電気通信

機械設備

電気通信

線路設備

建物及び

構築物

機械、工具及び備品

土地

建設仮勘定

合計

前連結会計年度期首

(2021年4月1日)

2,630,920

2,805,363

1,785,852

834,628

706,754

518,769

9,282,286

取得※1

25,630

522

6,187

60,363

2,590

1,063,522

1,158,814

企業結合による取得

2,128

47,462

2,424

7,405

59,419

売却又は処分

△32,191

△13,305

△28,204

△23,627

△3,572

△19,305

△120,204

科目振替

477,993

214,028

148,641

174,182

△8,159

△1,029,819

△23,134

減価償却※2

△448,958

△163,101

△137,377

△167,240

△916,676

減損※2

△280

△701

△17,184

△86

△248

△18,499

外貨換算調整額

306

453

18,012

24,669

3,050

9,222

55,712

売却目的で保有する資産への振替

△95,342

△23,183

△27,217

△6,779

△26,299

△178,820

その他

△478

1,537

8,683

708

23,109

△5,569

27,990

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

2,557,600

2,845,497

1,780,038

906,744

719,331

517,678

9,326,888

取得※1

31,515

234

9,253

95,112

44,396

1,106,496

1,287,006

企業結合による取得

44

332

388

764

売却又は処分

△21,583

△6,100

△10,778

△13,959

△3,820

△3,795

△60,035

科目振替

381,865

203,997

164,406

217,136

4,937

△973,078

△737

減価償却※2

△446,156

△168,266

△131,489

△176,298

△922,209

減損※2

△57

△1,281

△617

△212

△2,167

外貨換算調整額

291

658

16,542

24,516

2,545

1,542

46,094

売却目的で保有する資産への振替

△2,331

△10,403

△278

△2,960

△15,972

売却目的で保有する資産からの振替

1,668

4,450

15,445

2,661

20,077

44,301

その他

2,023

9,809

1,025

5,346

△5,033

13,170

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

2,507,166

2,876,020

1,838,663

1,059,033

774,906

661,315

9,717,103

※1 前連結会計年度及び当連結会計年度において圧縮記帳をした、国及び地方公共団体から受領した高度無線環境整備推進事業等に係る政府補助金は、それぞれ44,805百万円及び12,310百万円であり、取得の金額から控除して表示しています。なお、この政府補助金に付随する未履行の条件もしくはその他の偶発事象はありません。

※2 減価償却は、連結損益計算書の「減価償却費」に、減損は「減損損失」にそれぞれ含まれています。

 

 

取得原価

(単位:百万円)

 

 

電気通信機械設備

電気通信線路設備

建物及び構築物

機械、工具及び備品

土地

建設仮勘定

合計

前連結会計年度期首

(2021年4月1日)

10,962,442

16,658,931

5,707,173

2,481,759

710,991

518,769

37,040,065

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

10,908,428

16,813,435

5,716,825

2,642,550

723,645

517,678

37,322,561

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

11,081,055

16,962,569

5,880,467

2,897,348

779,210

661,315

38,261,964

 

減価償却累計額及び減損損失累計額

(単位:百万円)

 

 

電気通信機械設備

電気通信線路設備

建物及び構築物

機械、工具及び備品

土地

建設仮勘定

合計

前連結会計年度期首

(2021年4月1日)

8,331,522

13,853,568

3,921,321

1,647,131

4,237

27,757,779

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

8,350,828

13,967,938

3,936,787

1,735,806

4,314

27,995,673

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

8,573,889

14,086,549

4,041,804

1,838,315

4,304

28,544,861

 

(2)減損損失

 

(会計方針)

 NTTグループは、報告日ごとに、減損の兆候の有無を判断しています。減損テストにおいて、回収可能価額は、使用価値と処分コスト控除後の公正価値のいずれか高い方で算定しています。使用価値は、見積将来キャッシュ・フローを貨幣の時間価値及びその資産の固有のリスクを反映した税引前の割引率を用いて現在価値に割り引いて算定しています。

 減損の兆候がある場合には、回収可能価額の見積りを実施しています。個々の資産の回収可能価額を見積もることができない場合には、その資産の属する資金生成単位の回収可能価額を見積もっています。資金生成単位は、他の資産又は資産グループからおおむね独立したキャッシュ・インフローを生み出す最小単位の資産グループとしています。

 資産又は資金生成単位の回収可能価額が帳簿価額を下回る場合には、その帳簿価額を回収可能価額まで減額し、減損損失は損益として認識しています。

 過年度に認識した減損損失については、報告日ごとにおいて、減損損失の減少又は消滅を示す兆候の有無を判断しています。減損の戻入れの兆候がある場合には、その資産又は資金生成単位の回収可能価額の見積りを行っています。回収可能価額が、資産又は資金生成単位の帳簿価額を上回る場合には、回収可能価額と過年度に減損損失が認識されていなかった場合の償却又は減価償却控除後の帳簿価額とのいずれか低い方を上限として、減損損失の戻入れを実施しています。なお、前連結会計年度及び当連結会計年度において、減損損失の戻入れは発生していません。

 

(見積り及び見積りを伴う判断)

 上記の減損の会計方針に記載したとおり、有形固定資産の減損に関する見積りを行っています。

 

 

<前連結会計年度>

重要な減損は生じていません。

 

<当連結会計年度>

重要な減損は生じていません。

(3)担保提供資産

 

 社債及び借入金等の担保に供されている有形固定資産の金額については、「注記4.5.短期借入債務及び長期借入債務」に記載しています。

 

(4)所有権が制限された資産

 

 前連結会計年度及び当連結会計年度におけるリース負債において、貸手が使用権資産の所有権を留保しています。使用権資産に関する詳細は、「注記3.6.リース」に記載しています。

 

(5)借入コスト

 

 有形固定資産の建設に関連する借入コスト(支払利息)のうち建設期間に係る部分については、資産の取得原価に算入し、社内利用ソフトウェアの開発に伴う借入コストについても、同様に取得原価に算入しています。取得原価に算入した借入コストについては、関連資産の見積耐用年数にわたって償却しています。前連結会計年度及び当連結会計年度における借入コストの発生額は、それぞれ50,829百万円及び81,184百万円であり、そのうち980百万円及び11,327百万円を取得原価に算入しています。また、前連結会計年度及び当連結会計年度における利息の支払額は、それぞれ47,858百万円及び67,224百万円です。

 なお、その際に適用した資産化率は0.26%~7.60%です。

 

3.6.リース

 

(会計方針)

 

①借手側

(ⅰ)リース負債

 リース負債は、開始日時点で支払われていないリース料※1をNTTグループの追加借入利子率※2を用いて割り引いた現在価値で当初測定しています。リース料支払は、実効金利法に基づき算定したリース負債に係る金利の支払及びリース負債の返済として会計処理しており、連結損益計算書においては、金利の支払いを金融費用として表示し、連結キャッシュ・フロー計算書においては、金利の支払いを営業活動によるキャッシュ・フローとして、リース負債の返済を財務活動によるキャッシュ・フローとしてそれぞれ分類しています。

 ※1.リースを延長するオプションは、契約対象資産の事業遂行上の必要性、代替資産の取得の難易度やオプションの行使条件等を総合的に勘案し、行使する必要があると判断した場合にはこれを行使することとしていますが、重要性の高い賃貸借契約については、リース開始日において、当該オプションを考慮の上、合理的に確実である期間を見積り、当該期間におけるリース料をリース負債の測定に含めています。

 ※2.リースの計算利子率が容易に算定できないため、NTTグループの追加借入利子率を割引率として用いています。

 

(ⅱ)使用権資産

 使用権資産は、リース負債の当初測定額に当初直接コスト、前払リース料等を調整した取得原価で当初測定しています。当初認識後、使用権資産は、開始日から耐用年数又はリース期間に亘って定額法により減価償却します。使用権資産の見積耐用年数は、自己所有の有形固定資産と同様に決定します。さらに、使用権資産は、該当がある場合には、減損損失によって減額され、また特定のリース負債の再測定に際しても調整されます。減損の兆候の有無の判断、減損テストにおける回収可能価額の算定、使用価値の算定については、「注記3.5.有形固定資産 (2)減損損失」の会計方針と同様です。

 

 なお、使用権資産のうち、投資不動産の定義を満たすものは、連結財政状態計算書上、投資不動産として表示しています。

 

②貸手側

識別及び分類

 契約がリースであるか否か、又はその契約にリースが含まれているか否かについて、契約開始日における契約実態を基に判断しています。

 リース取引は、資産の所有に伴うリスクと経済価値のほとんど全てを借手に移転する場合、ファイナンス・リース取引に分類し、他のリース取引はオペレーティング・リース取引に分類しています。

 リース期間が資産の経済的耐用年数の大部分を占めている場合や最低リース料総額の現在価値が資産の公正価値のほとんど全てとなる場合等は、資産の所有に伴うリスクと経済価値のほとんど全てが移転していると判断しています。リース期間は、解約不能期間に加え、リース開始日において更新オプションの行使が合理的に確実な期間を合計した期間としています。

 

認識及び測定

① ファイナンス・リース取引

 正味リース投資未回収額をリース債権として認識し、受取リース料総額をリース債権元本相当部分と利息相当部分とに区分しています。受取リース料の利息相当部分への配分額は、貸手の正味リース投資未回収額に対して一定の期間利益率を反映する方法により算定しています。正味リース投資未回収額は、ファイナンス・リースにおいて貸手が受け取るべきリース料総額の未収分と無保証残存価値(リース資産の残存価値のうち、借手の保証がない、又は貸手の関係者のみが保証している部分)の合計額を当該リースの計算利子率で割り引いた額となっています。

 

② オペレーティング・リース取引

 オペレーティング・リース取引のリース期間における受取リース料総額は、当該リース期間にわたって定額法により収益として認識しています。

 

 

(見積り及び見積りを伴う判断)

 使用権資産の耐用年数に関する見積りを行っています。

 リース期間に関する見積りを行っています。

 使用権資産の減損に関する見積りを行っています。

 

 

(1)借手側

NTTグループでは、主に資産の入替に係る柔軟性の確保、資産管理に係る事務負担の軽減や資金の効率的な運用等を目的として、土地、建物(オフィス・スペース)、社宅施設、各種設備等の賃貸借契約を締結しています。

上記の契約のうち、主に土地、建物(オフィス・スペース)、各種設備の賃貸借契約には、NTTグループの事業拠点や人員の配置の柔軟性を確保すること等を目的として、借手がリースを延長するオプションが付されています。なお、リースを延長するオプションを行使して延長可能な期間及び当該延長可能期間におけるリース料は、通常、当初の契約期間及びリース料と同一又は近似しています。

リースを延長するオプション及び解約するオプションは、いずれも、その行使の可能性を毎期見直しています。この見直しによる財務上の影響は、当連結会計年度において軽微です。

なお、NTTグループにおいては、変動リース料、残価保証を含む契約又は契約しているが、まだ契約期間が開始していないリースに重要性はありません。

また、NTTグループは、電気通信機械設備や建物及び構築物等をリース会社に売却し、同時にリース契約を締結するセールアンドリースバック取引を行うことがあります。その理由は、資産の購入に係る資金の早期回収を図ると同時に、資産の保有に伴うリスクを軽減するためです。なお、前連結会計年度及び当連結会計年度において、当該取引から生じた売却損益に重要性はありません。

 

使用権資産の内訳

 

帳簿価額

(単位:百万円)

 

原資産の種類

合計

 

電気通信機械

設備

建物及び構築物

機械、工具及び

備品

土地

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

74,681

465,636

95,288

59,007

694,612

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

82,803

471,237

106,481

58,010

718,531

 

取得原価

(単位:百万円)

 

原資産の種類

合計

 

電気通信機械

設備

建物及び構築物

機械、工具及び

備品

土地

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

86,938

752,752

160,386

75,833

1,075,909

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

100,802

799,497

169,964

76,852

1,147,115

 

減価償却累計額及び減損損失累計額

(単位:百万円)

 

原資産の種類

合計

 

電気通信機械

設備

建物及び構築物

機械、工具及び

備品

土地

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

12,257

287,116

65,098

16,826

381,297

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

17,999

328,260

63,483

18,842

428,584

 

使用権資産の増減

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

使用権資産の減価償却費

 

 

電気通信機械設備を原資産とするもの

6,302

6,231

建物及び構築物を原資産とするもの

140,371

142,147

機械、工具及び備品を原資産とするもの

26,831

29,793

土地を原資産とするもの

9,330

9,261

使用権資産の減価償却費合計

182,834

187,432

使用権資産の増加額

251,607

256,173

 

連結損益計算書への影響

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

リース負債に係る支払利息

11,326

15,660

少額資産のリースに係る費用

47,192

50,896

 

キャッシュ・アウト・フローの影響

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

リースに係るキャッシュ・アウト・フロー

266,750

290,463

 連結キャッシュ・フロー計算書に記載の元本の返済の他、リース負債に係る支払利息及び少額資産のリースに係るキャッシュ・アウト・フローも含まれています。

 

リース負債の支払期限別の内訳

前連結会計年度末(2022年3月31日)

(単位:百万円)

 

1年以内

1年超5年以内

5年超

合計

リース負債

200,769

422,918

443,113

1,066,800

 

当連結会計年度末(2023年3月31日)

(単位:百万円)

 

1年以内

1年超5年以内

5年超

合計

リース負債

221,915

499,417

491,208

1,212,540

 

(2)貸手側

① ファイナンス・リース

NTTグループは、オフィス・スペース、その他の資産をファイナンス・リース及びオペレーティング・リース契約により賃貸しています。

これらのリース資産は、賃借人の通常の使用を超える使用、故意又は過失により毀損されるリスクに晒されています。これらのリスクを回避又は低減するために、NTTグループでは、賃貸借契約において、一定の敷金又は保証金の預託や残価保証を賃借人に求めたり、保険を付す等し、実際に資産が毀損された場合は、その損失にこれらを充当することとしています。

 

ファイナンス・リースに係る収益

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

販売損益

3,428

22,585

正味リース投資未回収額に対する金融収益

1,819

2,640

 

ファイナンス・リースに係るリース料債権の満期分析

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

1年内

40,334

46,090

1年超2年内

26,634

32,398

2年超3年内

13,807

14,779

3年超4年内

9,819

9,342

4年超5年内

5,344

7,541

5年超

57,873

111,824

合計

153,811

221,974

 控除:未稼得金融収益

16,691

32,126

正味リース投資未回収額(現在価値)

137,120

189,848

 

 

② オペレーティング・リース

NTTグループは、NTTグループが保有している建物及び土地等の不動産や機械等をオペレーティング・リース契約により賃貸しています。

これらの不動産や機械等は、賃借人の通常の使用を超える使用、故意又は過失により毀損されるリスクに晒されています。これらのリスクを回避又は低減するために、NTTグループでは、賃貸借契約において、一定の敷金又は保証金を預託することを賃借人に求めたり、保険を付す等し、実際に資産が毀損された場合は、その損失にこれらを充当することとしています。

 

オペレーティング・リースに係る収益

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

リース収益

388,717

445,883

 

オペレーティング・リースに係るリース料の満期分析

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

1年内

288,410

330,163

1年超2年内

164,720

201,054

2年超3年内

144,198

175,433

3年超4年内

123,011

155,768

4年超5年内

108,429

133,217

5年超

327,023

398,334

合計

1,155,791

1,393,969

 

連結財政状態計算書の「有形固定資産」及び「投資不動産」にオペレーティング・リースの対象となっている原資産を計上しています。

 

オペレーティング・リースの対象となっている原資産

 

帳簿価額

(単位:百万円)

 

電気通信

線路設備

建物及び

構築物

機械、工具

及び備品

土地

投資不動産

2021年3月31日残高

61,377

244,879

214,894

58,554

1,088,583

取得

4,790

37,180

53,044

4,287

66,543

企業結合による取得

売却又は処分

△426

△10,508

△15,783

△4,193

△4,166

リースの開始・終了による増減

2,788

39,920

56,126

6,020

17,413

科目振替

△1,006

467

△318

△26,908

減価償却

△3,373

△15,867

△38,878

△25,935

減損

△1,185

在外営業活動体の換算差額

15,131

18,593

2,714

12,598

売却目的で保有する資産への振替

△10,342

△14,032

△4,877

△13,853

その他

186

6,051

1,397

△766

△1,996

2022年3月31日残高

65,342

305,438

274,643

61,421

1,112,279

取得

5,034

35,734

116,531

43,742

51,655

企業結合による取得

売却又は処分

△377

△316

△2,754

△53

△34,809

リースの開始・終了による増減

3,592

3,544

44,896

△1,567

△2,218

科目振替

113

△17,895

減価償却

△3,816

△17,208

△46,844

△26,492

減損

在外営業活動体の換算差額

12,697

18,971

2,014

7,443

売却目的で保有する資産への振替

△2,331

△10,403

△24

売却目的で保有する資産からの振替

3,290

15,442

2,661

その他

△37

22,176

2,902

3,131

△1,229

2023年3月31日残高

69,851

363,024

413,384

111,325

1,088,734

 

取得原価

(単位:百万円)

 

電気通信

線路設備

建物及び

構築物

機械、工具

及び備品

土地

投資不動産

2022年3月31日残高

508,232

423,720

444,297

61,421

1,587,756

2023年3月31日残高

523,327

503,057

610,534

111,325

1,572,114

 

減価償却累計額及び減損損失累計額

(単位:百万円)

 

電気通信

線路設備

建物及び構築物

機械、工具及び備品

土地

投資不動産

2022年3月31日残高

442,890

118,282

169,654

475,477

2023年3月31日残高

453,476

140,033

197,150

483,380

 

3.7.のれん及び無形資産

 

(会計方針)

のれん

 NTTグループはのれんを、移転した対価と被取得企業の非支配持分の金額の合計が、支配獲得日における識別可能な資産及び負債の正味価額を上回る場合にその超過額として測定しています。

 のれんの償却は行わず、配分した資金生成単位又は資金生成単位グループに減損の兆候がある場合、及び減損の兆候の有無に関わらず各年度の一定時期に減損テストを実施しています。

また、のれんは連結財政状態計算書において、取得原価から減損損失累計額を控除した帳簿価額で計上されます。

 

無形資産

 無形資産の測定には原価モデルを採用し、取得原価から償却累計額及び減損損失累計額を控除した金額で測定しています。

 個別に取得した無形資産は、当初認識時に取得原価で測定しています。企業結合により取得した無形資産は、当初認識時にのれんとは区分して認識し、支配獲得日の公正価値で測定しています。NTTグループ内部で発生した研究開発費のうち資産計上の要件を満たす開発活動に対する支出を無形資産(自己創設無形資産)として認識し、資産計上の要件を全て満たした日から、開発完了までに発生した支出の合計額で測定するとともに、それ以外の支出は発生時に費用として認識しています。費用に計上している研究開発費は「注記2.3.営業費用」に記載しています。

 無形資産には、耐用年数を確定できるものとできないものがあります。

 耐用年数を確定できる無形資産の償却費は、見積耐用年数にわたって、定額法により算定しています。

 耐用年数を確定できる無形資産の主なものは、コンピュータ・ソフトウェアです。1年超の耐用年数を有する社内利用ソフトウェアは資産計上しており、社内利用ソフトウェアの事後の追加、変更、改良に要する費用は、当該ソフトウェアの機能が追加される場合に限り資産計上しています。ソフトウェアの保守、訓練費用は発生時に費用処理しています。資産計上したコンピュータ・ソフトウェアは、概ね5年から7年にわたり定額法で償却しています。

 資産の償却方法、耐用年数及び残存価額は各年度末に見直し、変更がある場合は、会計上の見積りの変更として将来に向かって適用しています。

 耐用年数を確定できない無形資産の主なものは、商標及び商号です。

 これらの耐用年数が確定できない無形資産及び未だ利用可能でない無形資産は、償却は行っておらず、減損の兆候がある場合、及び減損の兆候の有無に関わらず各年度の一定時期に、減損テストを実施しています。これらの減損については「注記3.5.有形固定資産 (2)減損損失」の会計方針と同様です。

 

(見積り及び見積りを伴う判断)

 上記の会計方針に記載したとおり、無形資産の耐用年数に関する見積りを行っています。

 

 

 

(1)増減表

 

のれん及び無形資産の帳簿価額の増減及び取得原価、償却累計額及び減損損失累計額

 

帳簿価額

(単位:百万円)

 

 

のれん

無形資産

 

ソフト

ウェア

施設

利用権

商標及び

商号

建物

取得権

その他

合計

前連結会計年度期首

(2021年4月1日)

1,056,187

1,436,907

38,929

9,292

1,087

279,643

1,765,858

取得

4,870

856

21,216

26,942

内部開発による増加

493,490

493,490

企業結合による取得

105,649

55

105,513

105,568

売却又は処分

△3,395

△12,777

△176

△365

△13,318

償却

△406,479

△1,718

△36,485

△444,682

減損

△228

△12,891

△3,580

△16,471

外貨換算調整額

86,836

4,353

200

643

19,818

25,014

売却目的で保有する資産への振替

△5,350

△3,993

△3,993

その他

△26,690

3,403

316

9,697

13,416

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

1,213,009

1,510,931

38,407

9,935

1,087

391,464

1,951,824

取得

12,558

753

6,264

19,575

内部開発による増加

556,653

556,653

企業結合による取得

62,621

299

16,081

16,380

売却又は処分

△34,800

△21,148

△14

△8,471

△29,633

償却

△410,383

△1,608

△42,165

△454,156

減損

△6,164

△7,408

△121

△7,529

外貨換算調整額

79,956

3,053

36

127

22,906

26,122

その他

△31,174

1,580

154

△116

42,020

43,638

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

1,283,448

1,646,135

37,728

9,946

1,087

427,978

2,122,874

(注)償却は、連結損益計算書の「減価償却費」に、減損は「減損損失」にそれぞれ含まれています。

 

取得原価

(単位:百万円)

 

 

のれん

無形資産

 

ソフト

ウェア

施設

利用権

商標及び

商号

建物

取得権

その他

合計

前連結会計年度期首

(2021年4月1日)

1,162,625

7,137,624

340,002

9,815

1,087

651,381

8,139,909

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

1,319,447

7,418,179

341,965

10,458

1,087

823,483

8,595,172

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

1,396,050

7,959,891

343,508

10,469

1,087

903,932

9,218,887

 

 

償却累計額及び減損損失累計額

(単位:百万円)

 

 

のれん

無形資産

 

ソフト

ウェア

施設

利用権

商標及び

商号

建物

取得権

その他

合計

前連結会計年度期首

(2021年4月1日)

106,438

5,700,717

301,073

523

371,738

6,374,051

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

106,438

5,907,248

303,558

523

432,019

6,643,348

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

112,602

6,313,756

305,780

523

475,954

7,096,013

 

全額を減損損失として認識したのれんについては、取得原価及び減損損失累計額から除いています。

 

ソフトウェアに関連する自己創設無形資産の帳簿価額

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

ソフトウェア

 

 

 自己創設無形資産

1,490,034

1,620,049

 

耐用年数を確定できない無形資産の帳簿価額

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

商標及び商号

9,935

9,946

建物取得権

1,087

1,087

その他

23,138

23,261

合計

34,160

34,294

 

 商標及び商号や建物取得権等契約上年限が決定されておらず、かつ少額のコストで権利価値の維持が可能であることから耐用年数を確定できない無形資産については償却を行っていません。

 商標及び商号は、企業結合により取得した耐用年数が確定できない無形資産です。

 

(2)担保提供資産

 

 社債及び借入金等の担保に供されている無形資産の金額については、「注記4.5.短期借入債務及び長期借入債務」に記載しています。

 

(3)のれん及び耐用年数を確定できない無形資産の減損テスト

 

のれんの帳簿価額のセグメント別内訳

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

総合ICT事業

34,446

25,916

グローバル・ソリューション事業

1,104,352

1,214,515

その他(不動産、エネルギー等)

74,211

43,017

合計

1,213,009

1,283,448

(注)前連結会計年度より、セグメントを変更しています。詳細については、「注記2.1.セグメント情報」に記載

しています。

 

(会計方針)

 減損の兆候の有無の判断、減損テストにおける回収可能価額の算定、使用価値の算定については、「注記3.5.有形固定資産 (2)減損損失」の会計方針と同様です。

 

① 無形資産の減損

 「注記3.5.有形固定資産 (2)減損損失」の会計方針と同様です。また、耐用年数が確定できない無形資産及び未だ利用可能でない無形資産は、償却は行っておらず、減損の兆候がある場合、及び減損の兆候の有無に関わらず各年度の一定時期に、減損テストを実施しています。

 

② のれんの減損

 のれんは、企業結合の結果、便益を享受できると期待される資金生成単位又は資金生成単位グループに配分し、その資金生成単位又は資金生成単位グループに減損の兆候がある場合、及び減損の兆候の有無に関わらず各年度の一定時期に、減損テストを実施しています。減損テストにおいて資金生成単位又は資金生成単位グループの回収可能価額が帳簿価額を下回る場合には、減損損失は資金生成単位又は資金生成単位グループに配分されたのれんの帳簿価額から減額し、次に資金生成単位又は資金生成単位グループにおけるのれん以外の資産の帳簿価額の比例割合に応じて各資産の帳簿価額から減額しています。

 のれんの減損損失は損益として認識し、その後の期間に戻入れは行いません。

 

(見積り及び見積りを伴う判断)

 無形資産及びのれんの減損に関する見積りを行っています。

 

 

重要なのれんを含む資金生成単位又は資金生成単位グループ

 

前連結会計年度末 (2022年3月31日)

資金生成単位又は資金生成単位グループの名称

NTT DATA Services

NTT Ltd. -

Services

のれんの帳簿価額(百万円)

460,524

273,535

永久成長率(%)

3.1

2.0

加重平均資本コストの割引率(%)

8.0

7.8

EBITDA倍率(倍)

12.0~13.5

回収可能価額の測定方法

処分コスト控除後の公正価値

割引キャッシュ・フロー法及び

類似企業比較法

処分コスト控除後の公正価値

割引キャッシュ・フロー法

所属セグメント

グローバル・ソリューション事業

グローバル・ソリューション事業

加重平均資本コストの割引率は税引後の数値です以下の記載も同様です

 

割引キャッシュ・フロー法では、経営者が承認した事業計画を基礎とし、将来キャッシュ・フロー(7~10年)を見積り、加重平均資本コストで割り引いて算定しています。これらの見積りには、新規受注の獲得の見込み、構造改革による収益性改善や設備投資の計画とその効果、及び世界経済やITサービス産業の成長に関する予測といった仮定が含まれます。類似企業比較法では、足元の業績に基づくEBITDAに上場している同業他社の企業価値との比率を乗じて価値を算定しています。「注記1.3.重要な会計方針 (3)公正価値」で定義されている公正価値の測定に使用される仮定(インプット)の区分はレベル3に分類しています。

これらののれんについては、当該資金生成単位又は資金生成単位グループの回収可能価額が帳簿価額を上回っています。なお、前連結会計年度にてNTT DATA Services及びNTT Ltd.- Servicesにおいて割引率がそれぞれ2.1%、0.6%上昇した場合減損損失が発生する可能性があり、それぞれ106,577百万円、117,370百万円当該資金生成単位又は資金生成単位グループの回収可能価額が帳簿価額を上回っています。

 

当連結会計年度末 (2023年3月31日)

資金生成単位又は資金生成単位グループの名称

NTT DATA Services

NTT Ltd. -

Services

のれんの帳簿価額(百万円)

558,363

322,312

永久成長率(%)

3.1

3.5

加重平均資本コストの割引率(%)

9.0

12.7

EBITDA倍率(倍)

11.0~12.0

回収可能価額の測定方法

処分コスト控除後の公正価値

割引キャッシュ・フロー法及び

類似企業比較法

処分コスト控除後の公正価値

割引キャッシュ・フロー法

所属セグメント

グローバル・ソリューション事業

グローバル・ソリューション事業

 

割引キャッシュ・フロー法では、経営者が承認した事業計画を基礎とし、将来キャッシュ・フロー(6~10年)を見積り、加重平均資本コストで割り引いて算定しています。これらの見積りには、新規受注の獲得の見込み、構造改革による収益性改善や設備投資の計画とその効果、及び世界経済やITサービス産業の成長に関する予測といった仮定が含まれます。類似企業比較法では、足元の業績に基づくEBITDAに上場している同業他社の企業価値との比率を乗じて価値を算定しています。「注記1.3.重要な会計方針 (3)公正価値」で定義されている公正価値の測定に使用される仮定(インプット)の区分はレベル3に分類しています。

当連結会計年度において割引率の計算要素である長期金利が上昇しましたが、将来キャッシュ・フロー等の見積りに含まれる上記の仮定にも同様の影響が織り込まれています。これらののれんについては、当該資金生成単位又は資金生成単位グループの回収可能価額が帳簿価額を上回っています。なお、当連結会計年度にてNTT DATA Services及びNTT Ltd.- Servicesにおいて割引率がそれぞれ0.9%、1.9%上昇した場合減損損失が発生する可能性があり、それぞれ46,686百万円、391,691百万円当該資金生成単位又は資金生成単位グループの回収可能価額が帳簿価額を上回っています。

 

のれんの減損

<前連結会計年度>

重要な減損は生じていません。

 

<当連結会計年度>

重要な減損は生じていません。

 

3.8.投資不動産

 

(会計方針)

概要

 投資不動産とは、賃貸収益又は売却益等のキャピタル・ゲイン、もしくはその両方を得ることを目的として保有する不動産です。通常の営業過程で販売するものや、商品又はサービスの製造・販売、もしくはその他の管理目的で使用する不動産は含まれていません。

 

測定

 NTTグループは投資不動産の当初認識後の測定について、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した原価モデルを採用しています。

 土地を除く投資不動産は、見積耐用年数にわたり、主として定額法により減価償却を行っており、見積耐用年数は、2~50年です。減価償却方法、耐用年数及び残存価額は期末日において見直しを行い、変更がある場合は、会計上の見積りの変更として将来に向かって適用しています。

 

(見積り及び見積りを伴う判断)

 投資不動産の耐用年数に関する見積りを行っています。

 

 

(1)増減表

 

投資不動産の帳簿価額の増減及び取得原価、減価償却累計額及び減損損失累計額

 

帳簿価額

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

期首残高

1,182,713

1,236,490

取得

87,156

65,689

売却又は処分

△5,831

△29,347

科目振替

2,948

△5,618

減価償却

△26,404

△26,936

減損

△601

△74

外貨換算調整額

12,754

8,191

売却目的で保有する資産への振替

△13,853

その他

△2,392

△5,804

期末残高

1,236,490

1,242,591

(注)減価償却は、連結損益計算書の「減価償却費」に、減損は「減損損失」にそれぞれ含まれています。

 

取得原価、減価償却累計額及び減損損失累計額

(単位:百万円)

 

 

取得原価

減価償却累計額及び減損損失累計額

前連結会計年度末(2022年3月31日)

1,725,869

489,379

当連結会計年度末(2023年3月31日)

1,738,206

495,615

 

 NTTグループは、賃貸オフィスビル等を有しています。

 投資不動産は、概ね独立したキャッシュ・インフローを生成させるものとして識別される資産グループの最小単位を基礎としてグルーピングを行っています。

(2)減損損失

 

(会計方針)

 「注記3.5.有形固定資産 (2)減損損失」の会計方針と同様です。

 

(見積り及び見積りを伴う判断)

 投資不動産の減損に関する見積りを行っています。

 

 

 前連結会計年度及び当連結会計年度において、投資不動産に係る重要な減損損失は発生していません。

 

(3)公正価値

 

投資不動産の公正価値

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

公正価値

2,598,205

2,613,247

 

 投資不動産の公正価値は、主として独立した不動産鑑定の専門家による評価額であり、割引キャッシュ・フロー法による評価額又は観察可能な類似資産の市場取引価格等に基づいています。

 投資不動産の公正価値の測定に使用されるインプットの区分(参照:注記1.3.重要な会計方針 (3)公正価値)はレベル3に分類しています。

 

(4)投資不動産からの収益及び費用

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

賃貸収益

120,571

127,962

賃貸費用

76,454

81,740

  利益

44,117

46,222

投資不動産に係る売却益(△売却損)

11,678

9,072

 

 投資不動産からの賃貸収益は連結損益計算書の「営業収益」に含まれています。

 賃貸費用は賃貸収益に対応する費用(減価償却費、保繕費、保険料、租税公課等)であり、連結損益計算書の「経費」、「減価償却費」及び「租税公課」に含まれています。

 

3.9.持分法で会計処理されている投資

 

重要性のない関連会社及び共同支配企業に対する投資の合算情報

 

重要性のない持分法で会計処理されている投資の合算情報(NTTグループの持分の合計値)

 

(1)持分法で会計処理されている投資の帳簿価額の内訳

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

関連会社への関与

共同支配企業への関与

298,695

131,111

301,321

145,248

合計

429,806

446,569

 

(2)持分法を適用している関連会社及び共同支配企業の包括利益に対する当社グループの持分(税引後)

 

① 関連会社

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

当期利益(△損失)

11,164

2,300

その他の包括利益

4,277

7,040

包括利益合計

15,441

9,340

 

② 共同支配企業

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

当期利益(△損失)

8,547

11,712

その他の包括利益

△5,114

△300

包括利益合計

3,433

11,412

 

 

3.10.営業債務及びその他の債務

 

 営業債務及びその他の債務は、償却原価で測定される金融負債に分類しています。

 

営業債務及びその他の債務の内訳

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

買掛金

985,165

1,110,536

未払金

1,218,218

1,390,252

未払費用

170,760

175,696

預り金

126,198

130,802

合計

2,500,341

2,807,286

 

 

3.11.従業員給付

 

(会計方針)

NTTグループは、主として確定拠出制度及び確定給付制度を採用しています。

 

① 確定拠出制度

 確定拠出制度への拠出は、毎期従業員の勤務に応じて費用として認識し、未払拠出額を債務として認識しています。

 

② 確定給付制度

 確定給付制度に関連して認識する負債(確定給付負債)は、期末日現在の確定給付制度債務の現在価値から、制度資産の公正価値を控除したものです。

 確定給付制度債務は、独立した年金数理人が予測単位積増方式を用いて算定しています。予測単位積増方式とは、各勤務期間に従業員から受けた勤務サービスの対価として、給付の追加的な1単位に対する権利が生じるものとみなし、最終的な債務を積み上げる方法です。確定給付制度に係る費用は、勤務費用、確定給付負債と資産の純額に係る利息額及び確定給付負債と資産の純額に係る再測定から構成されます。勤務費用及び利息額については、損益として認識し、利息額の算定には、給付支払の見積時期及び金額を反映した期末日時点の優良社債の市場利回りを参照して決定した割引率を使用しています。

 確定給付負債と資産の純額に係る再測定は数理計算上の差異及び制度資産に係る収益(利息額に含まれる金額を除く)から構成され、その他の包括利益として認識し、直ちにその累計額を「その他の資本の構成要素」から利益剰余金に振り替えています。

 

(見積り及び見積りを伴う判断)

 確定給付制度債務の測定を行っています。

 

 

(1)確定拠出年金制度

 

当社及び一部の子会社が計上した確定拠出年金制度に係る退職給付費用

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

退職給付費用

32,117

37,733

 

(2)確定給付制度

 

① 退職一時金及び規約型企業年金制度

 NTTグループの従業員は、通常、退職時において退職一時金を受給する権利を有します。支給金額は、従業員の給与資格、勤続年数等に基づき計算されます。

 また、当社及び一部の子会社は全額会社拠出の規約型企業年金制度を導入しており、退職一時金の28%相当を原資とする年金が支給されます。なお、従業員の選択により、一時金として受給することも可能になっています。

 NTTグループは、規約型企業年金制度について、2014年4月1日以降の積立分(将来分)を確定拠出年金制度へ移行しており、2014年3月31日以前の積立分については、現行の規約型企業年金制度として維持されます。

 

 

② NTT企業年金基金(旧NTT厚生年金基金)及びNTT企業年金基金特例経理(旧NTT厚生年金基金特例経理)

(i) NTT企業年金基金(旧NTT厚生年金基金)

 NTT企業年金基金は、NTTグループの会社と従業員の双方が一定の拠出金を支出し、公的年金制度である基礎年金及び厚生年金による年金支給に独自の加算部分を付加するための年金制度です。

 

(ii) NTT企業年金基金特例経理(旧NTT厚生年金基金特例経理)

 NTT企業年金基金特例経理は、1997年4月に旧NTT共済組合が厚生年金に統合されたことに伴い、旧国家公務員等共済組合法に基づく年金給付を行うことを目的として、厚生年金保険法等の一部を改正する法律等により、旧NTT共済組合を清算するために経過的に運用される年金制度です。

 NTT企業年金基金特例経理は、公的年金制度であり、複数事業主の確定給付制度に該当します。

 なお、NTTグループは、同法等の定めにより、逓信省(電気通信事業に従事)、電気通信省、電電公社及び当社に勤務し1956年7月以降に退職した者の1956年6月以前の勤務期間に係る旧国家公務員等共済組合法に基づく年金給付に要する費用に関連し、日本国政府により毎期賦課方式により決定される拠出金を、NTT企業年金基金特例経理(旧NTT厚生年金基金特例経理)に対し支出しています。

 

 上記②のNTT企業年金基金及びNTT企業年金基金特例経理は、上記①の退職一時金及び規約型企業年金制度とは別に、確定給付制度債務等を計算しています。

 

 これらの確定給付制度は、数理計算上のリスク(投資リスク、金利リスク、長寿リスク、インフレリスク)に晒されています。

 

確定給付制度における退職給付制度債務の現在価値及び制度資産の公正価値の増減額

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

確定給付制度債務の現在価値の変動

 

 

期首残高

3,581,461

3,351,522

当期勤務費用

100,602

96,420

利息費用

20,226

28,241

再測定

△171,106

△188,057

-人口統計上の仮定の変更

125

478

-財務上の仮定の変更

△131,289

△158,204

-実績修正

△39,942

△30,331

過去勤務費用

△4

給付金支払額(退職一時金及び年金)

△187,414

△219,127

その他

7,753

△1,645

期末残高

3,351,522

3,067,350

制度資産の公正価値の変動

 

 

期首残高

1,999,177

1,956,703

利息収益

12,057

17,063

利息収益を除く制度資産に係る収益

22,899

△21,423

会社による拠出額

19,313

19,867

従業員による拠出額

3,379

3,367

給付金支払額(年金)

△105,817

△99,080

その他

5,695

1,353

期末残高

1,956,703

1,877,851

確定給付負債の純額

△1,394,819

△1,189,499

 

なお、測定日は3月31日です。

 

連結財政状態計算書への計上額

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

確定給付負債

△1,561,049

△1,362,262

その他の非流動資産

166,230

172,763

確定給付負債の純額

△1,394,819

△1,189,499

 

退職給付費用への計上額の内訳

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

退職給付費用

 

 

当期勤務費用

97,223

93,053

過去勤務費用

△4

利息費用(△収益)

8,169

11,178

合 計

105,392

104,227

 

その他の包括損失(△利益)への計上額の内訳

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

その他の包括損失(△利益)

 

 

再測定

△194,005

△166,634

その他

232

80

合 計

△193,773

△166,554

 

年金数理計算の前提

 

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

予測給付債務算定上の基礎率

 

 

割引率

0.3%~0.9%

0.4%~1.3%

予定昇給率

3.2%

3.2%

期末現在65歳の年金受給者の平均余命(年)

 

 

男性

19.4年

19.4年

女性

24.2年

24.2年

 

 前連結会計年度及び当連結会計年度における確定給付制度債務の加重平均デュレーション(給付が発生するまでの期間を期間毎の同債務で加重平均したもの)はそれぞれ16.7年、15.8年です。

 

 NTTグループは、NTT企業年金基金に対して、翌連結会計年度に18,220百万円の拠出を見込んでいます。

 

 

 確定給付制度債務の感応度分析

 

 他の仮定に変更がないとして、数理計算上の仮定の1つが連結会計年度末において合理的に可能性のある範囲で変動した場合に確定給付制度債務に与える影響

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

増加

減少

増加

減少

割引率(0.5%の変動)

△199,680

220,556

△169,321

185,591

 

 この分析は、制度のもとで予測されるキャッシュ・フローの分配を網羅的に考慮したものではありませんが、示された仮定の感応度の概要を提供するものです。

 

 確定給付制度の期末制度資産の公正価値

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

 

合 計

活発な市場における公表市場

価格があるもの

活発な市場における公表市場

価格がないもの

 

現金及び現金同等物

98,648

98,648

負債性金融商品

 

 

 

日本国債・地方債

509,888

359,596

150,292

国内社債

217,103

190

216,913

外国国債

33,386

31,152

2,234

外国社債

1,741

1,236

505

資本性金融商品

 

 

 

国内証券

166,218

164,309

1,909

外国証券

80,508

80,508

証券投資信託受益証券

308,135

308,135

合同運用信託

195,695

195,695

生保一般勘定

280,760

280,760

その他

64,621

34

64,587

合 計

1,956,703

735,673

1,221,030

 

 

(単位:百万円)

 

 

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

 

合 計

活発な市場における公表市場

価格があるもの

活発な市場における公表市場

価格がないもの

 

現金及び現金同等物

63,818

63,818

負債性金融商品

 

 

 

日本国債・地方債

448,760

385,962

62,798

国内社債

269,091

269,091

外国国債

23,966

22,103

1,863

外国社債

1,875

927

948

資本性金融商品

 

 

 

国内証券

159,831

158,700

1,131

外国証券

62,595

62,595

証券投資信託受益証券

321,411

321,411

合同運用信託

184,669

184,669

生保一般勘定

261,159

261,159

その他

80,676

80,676

合 計

1,877,851

694,105

1,183,746

 

 積立方針

NTTグループによる年金積立は、制度資産の積立状態、数理計算等の様々な要因を考慮の上行われ、将来の年金給付に備えて積み立てられています。

将来にわたり財政の均衡を保つことができるようにNTT企業年金基金では5年毎、規約型企業年金制度では3年毎に事業年度末日を基準日として掛金の額の再計算を行うことが規定されていますが、年金財政を取り巻く環境に著しい変化があった場合等、必要に応じて見直しを行うこととしています。

 

 年金資産に係る運用方針

 NTTグループの年金資産に係る運用方針は、年金給付金の支払いを将来にわたり確実に行うことを目的として策定されており、健全な年金財政を維持するに必要とされる総合収益の確保を長期的な運用目標としています。この運用目標を達成するために、運用対象を選定し、その期待収益率、リスク、各運用対象間の相関等を考慮したうえで、年金資産の政策的資産構成割合を定め、これを維持するよう努めることとしています。政策的資産構成割合については、中長期的観点から策定し、毎年検証を行うとともに、運用環境等に著しい変化があった場合等においては、必要に応じて見直しの検討を行うこととしています。

 

 

 政策的資産構成割合

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

国内債券

54.1%

54.9%

国内株式

12.4%

12.6%

外国債券

2.4%

2.5%

外国株式

9.9%

10.1%

生保一般勘定

16.3%

14.8%

その他

4.9%

5.1%

合 計

100.0%

100.0%

 

 その他には、私募REIT(不動産投資信託)等のオルタナティブ資産が含まれています。なお、オルタナティブ資産は株式や債券等の伝統的な投資対象とは異なるリスク・リターン特性を有する資産です。

 

3.12.引当金

 

(会計方針)

 引当金は、過去の事象の結果として、現在の法的債務又は推定的債務を負い、債務の決済を要求される可能性が高く、かつその債務の金額について信頼性のある見積りが可能な場合に認識しています。なお、推定的債務とは確立されている過去の実務慣行や公表されている方針等によって企業が受諾することとなる責務について、これを果たすであろうという妥当な期待を外部者の側に生じさせている行動から発生する債務です。

 引当金は、貨幣の時間価値を反映した税引前の利率を用いて、期末日における債務に関するリスクと不確実性を考慮に入れた見積将来キャッシュ・フローを現在価値に割り引いて測定しています。

 NTTグループは引当金として、主に資産除去債務、ポイントプログラム引当金及びクレジット特典引当金を認識しています。

① 資産除去債務

 有形固定資産の除去に関連した法的義務を資産除去債務として認識し、同時に関連する有形固定資産の帳簿価額を増加させています。

 NTTグループは、主に電気通信設備等を設置する賃借地並びに賃借ビル等に係る原状回復義務を法的義務と考えて、資産除去債務を認識しています。

 

② ポイントプログラム引当金

 NTTグループは、携帯電話やクレジットカード等の利用に応じて進呈するポイントと引き換えに、商品購入時の支払いや通信料金への充当等が可能なポイントプログラムを提供しており、顧客に進呈したポイントのうち、契約における履行義務を生じさせないポイントについてポイントプログラム引当金を計上しています。ポイントプログラム引当金の算定においては、将来の解約等による失効部分の見積りが可能である場合には、その失効部分を反映したポイント利用率等を見積もっています。

 

③ クレジット特典引当金

 NTTグループは、クレジットカードの年間利用額に応じた特典を進呈しており、将来の特典利用による費用負担に備えるため、利用実績率に基づき翌連結会計年度以降に利用されると見込まれる金額を計上しています。

 

(見積り及び見積りを伴う判断)

 引当金の認識・測定における判断及び見積りを行っています。

 

 

 

引当金の増減

前連結会計年度末(2022年3月31日)

(単位:百万円)

 

 

資産除去債務

 

ポイント

プログラム引当金

 

クレジット特典引当金

 

その他

 

合計

当連結会計年度期首

(2021年4月1日)

33,057

 

26,846

 

13,594

 

27,954

 

101,451

繰入

5,989

 

13,848

 

20,682

 

23,662

 

64,181

企業結合

1,247

 

 

 

33

 

1,280

時の経過による増加

381

 

 

 

 

381

使用

△2,002

 

△21,646

 

△11,152

 

△8,900

 

△43,700

戻入

 

△2,365

 

 

△3,677

 

△6,042

外貨換算調整額

△34

 

 

 

1,789

 

1,755

その他

310

 

690

 

 

1,716

 

2,716

当連結会計年度末

(2022年3月31日)

38,948

 

17,373

 

23,124

 

42,577

 

122,022

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流動負債

4,611

 

16,826

 

23,124

 

31,098

 

75,659

非流動負債

34,337

 

547

 

 

11,479

 

46,363

 

38,948

 

17,373

 

23,124

 

42,577

 

122,022

 

当連結会計年度末(2023年3月31日)

(単位:百万円)

 

 

資産除去債務

 

ポイント

プログラム引当金

 

クレジット特典引当金

 

その他

 

合計

当連結会計年度期首

(2022年4月1日)

38,948

 

17,373

 

23,124

 

42,577

 

122,022

繰入

3,565

 

29,959

 

25,145

 

18,430

 

77,099

企業結合

 

 

 

△1,246

 

△1,246

時の経過による増加

698

 

 

 

 

698

使用

△6,675

 

△13,246

 

△12,492

 

△16,402

 

△48,815

戻入

 

△277

 

 

△7,404

 

△7,681

外貨換算調整額

30

 

 

 

1,021

 

1,051

その他

2,095

 

△729

 

 

△2,101

 

△735

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

38,661

 

33,080

 

35,777

 

34,875

 

142,393

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流動負債

2,847

 

32,995

 

35,777

 

28,341

 

99,960

非流動負債

35,814

 

85

 

 

6,534

 

42,433

 

38,661

 

33,080

 

35,777

 

34,875

 

142,393

 

 引当金は主に資産除去債務、ポイントプログラム引当金及びクレジット特典引当金であり、資産除去債務は資産の解体・除去費用、原状回復費用が発生した時点、ポイントプログラム引当金はポイントを使用した時点、クレジット特典引当金は特典を利用した時点で使用されると見込まれます。しかし、これらの金額や支払時期の見積りは、現在の計画に基づくものであり、今後変更される可能性があります。

 

3.13.その他の負債

 

その他の負債の内訳

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

契約負債

895,193

908,201

未払固定資産税等

120,833

120,164

未払消費税

153,211

114,353

引当金

122,022

142,393

前受金(賃貸)

28,076

27,752

返金負債

51,775

59,895

その他

136,808

129,901

合計

1,507,918

1,502,659

流動負債

1,129,851

1,143,518

非流動負債

378,067

359,141

合計

1,507,918

1,502,659

 

 

4. 資本及び資金調達

本項目ではNTTグループの資本管理及び資本構成、資金調達に関する項目について記載しています。

 

(会計方針)

① 金融資産

金融資産の認識、分類及び測定

 金融資産は、契約当事者になった日に認識し、(a)償却原価で測定する金融資産、(b)その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産及び(c)損益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しています。

 金融資産からのキャッシュ・フローに対する契約上の権利が消滅した場合、又は金融資産からのキャッシュ・フローを受け取る契約上の権利を譲渡し、当該金融資産の所有に係るリスクと経済価値のほとんど全てが移転している場合において、金融資産の認識を中止し、連結財政状態計算書から除いています。

 

(a)償却原価で測定する金融資産

 貸付金等の負債性金融商品のうち、次の条件をともに満たすものを償却原価で測定する金融資産に分類しています。

・契約上のキャッシュ・フローの回収を目的とする事業モデルの中で保有している。

 ※事業モデル:企業が金融資産からどのようにキャッシュ・フローを生み出しているのか(契約上のキャッシュ・フローの回収、金融資産の売却、又はその両方)を指す。

・契約条件に基づいて、特定の日に元本及び利息のみのキャッシュ・フローを生じさせる。

 償却原価で測定する金融資産は、当初認識時に公正価値にその取得に直接起因する取引費用を加算して測定しています。なお、提供した財又はサービスに対する対価の支払時期等を考慮すると、貨幣の時間価値に重要性がないことから、重大な金融要素を含まない営業債権については、貨幣の時間価値を調整することなく取引価格で当初測定しています。

 また、当初認識後は実効金利法に基づき算定した総額の帳簿価額から損失評価引当金を控除した償却原価で測定しています。

 

(b-1)その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産(負債性金融商品)

 社債等の負債性金融商品のうち、次の条件をともに満たすものをその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しています。

・契約上のキャッシュ・フローの回収と金融資産の売却の両方を目的とする事業モデルの中で保有している。

・契約条件に基づいて、特定の日に元本及び利息のみのキャッシュ・フローを生じさせる。

 その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産は、当初認識時に公正価値にその取得に直接起因する取引費用を加算しています。また、当初認識後は公正価値で測定し、その事後的な変動をその他の包括利益として認識しています。その他の包括利益として認識した金額は、売却等により認識を中止した場合、その累計額を損益に振り替えています。

 

(b-2)その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産(資本性金融商品)

 株式等の資本性金融商品のうち、売買目的ではないものは、当初認識時に、その公正価値の事後的な変動をその他の包括利益に表示するという選択(事後的な選択の変更は不可)を行うことが認められており、金融商品ごとに当該指定を行っています。

 その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品は、当初認識時に公正価値にその取得に直接起因する取引費用を加算して測定しています。また、当初認識後は公正価値で測定し、その事後的な変動をその他の包括利益として認識しています。「その他の資本の構成要素」に累積したその他の包括利益は、認識を中止した場合にその累積額を利益剰余金に振り替えており、損益には振り替えていません。なお、配当については損益として認識しています。

 

(c)損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 デリバティブ等の(a)(b-1)(b-2)以外の金融資産は、損益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しています。

 損益を通じて公正価値で測定する金融資産は、当初認識時に公正価値により測定し、その取得に直接起因する取引費用は、発生時に損益として認識しています。また、当初認識後は公正価値で測定し、その事後的な変動を損益として認識しています。

 

 

 

金融資産の減損

 償却原価で測定する金融資産、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産(負債性金融商品)、リース債権、契約資産及び金融保証契約並びに貸出コミットメントについて、下記に基づき、減損損失(損失評価引当金)の額を算定しています。

・期末日時点で、金融資産に係る信用リスクが当初認識以降に著しく増大していない場合には、報告日後12ヵ月以内に生じ得る債務不履行事象から生じると予想される信用損失(12ヵ月の予想信用損失)により損失評価引当金の額を算定しています。

・期末日時点で、金融資産に係る信用リスクが当初認識以降に著しく増大している場合には、当該金融商品の予想存続期間にわたる全ての生じ得る債務不履行事象から生じる予想信用損失(全期間の予想信用損失)により損失評価引当金の額を算定しています。

 ただし、リース債権、並びに重大な金融要素を含まない営業債権及び契約資産については、上記に関わらず、常に全期間の予想信用損失により損失評価引当金の額を算定しています。

 

 これらの予想信用損失の認識及び測定について下記のとおり行っています。

(i)営業債権及びその他の債権等(リース債権、契約資産を含む)に係る予想信用損失の測定

 営業債権及びその他の債権等に係る予想信用損失については、延滞期間ごとに各債権を分類し、その延滞期間ごとの債務不履行率を算出したものをベースに、期末時点の各債権の残高に対する損失評価引当金を算定しています。

 債務不履行率は、各債権の存続期間にわたる過去の信用損失の実績に基づいており、将来予測的な見積り(翌年度中の経済環境の悪化の確率を含む)による追加的な調整を加えています。

 

(ⅱ)その他の金融資産(負債証券、営業貸付金等)の債権に係る予想信用損失の測定

 金融資産の信用リスクが当初認識後に著しく増大したかについて、合理的で裏付け可能な情報を考慮して決定しています。この情報には、過去の情報、社外格付、期日経過の情報の他、将来予測的な情報も含みます。

 例えば債務者が以下の状況に該当した場合、信用リスクが当初認識後に著しく増大したと判断しています。

 

・社外格付が投資不適格とされた場合

・延滞期間が30日以上超過した場合

 債務者が以下の状況に該当した場合、債務不履行が生じたと定義しています。

・担保権を実行することなしには、グループに対する債務を払う可能性がほとんどない無いと判断される場合

・延滞期間が90日以上超過した場合

 金融商品を以下のグループに分け、予想信用損失を集合的ベースで測定しています。

・金融商品の種類

・債務者の地理的なロケーション

 以下の状況が確認された場合に、金融資産が信用減損したと判定しています。

・発行者又は債務者の重大な財政的困難

・契約違反(債務不履行又は期日経過事象等)

・借手に対する融資者が、借手の財政上の困難に関連した経済上又は契約上の理由により、そうでなければ当該融資者が考慮しないであろう譲歩を借手に与えたこと

・借手が破産又は他の財務上の再編を行う可能性が高くなったこと

・当該金融資産についての活発な市場が財政上の困難により消滅したこと

 金融資産の全体又は一部分を回収するという合理的な予想を有していない場合に、当該金融資産を直接償却しています。

 金融資産について条件変更が生じ、その変更が金融商品の認識の中止に該当しない場合、NTTグループでは当該金融資産に信用リスクが著しい増大があったかどうかを、以下の両者を比較することで判断しています。

(a) 報告日における債務不履行発生のリスク(条件変更後の契約条件に基づく)

(b) 当初認識時における債務不履行発生のリスク(当初の条件変更前の契約条件に基づく)

 

(ⅲ)貸出コミットメント及び金融保証契約に係る予想信用損失の測定

 クレジットカード事業に関する貸出コミットメントの未実行残高に係る予想信用損失は、クレジットカード債権に係るものと区別して識別することができないため、クレジットカード債権に係る損失評価引当金と一括して認識しています。また、営業貸付金に係る貸出コミットメントの未実行残高及び金融保証契約の信用リスクが当初認識後に著しく増大したかについて、上記(ⅱ)に従って決定しています。

 

 

(ⅳ)その他

 予想信用損失の算定においては、将来予測的な情報として失業率を織り込んでいます。また、当報告期間中に予想信用損失の算定における見積技法又は重要な仮定に変更はありません。

 

② 金融負債

 金融負債は、その当初認識時に、損益を通じて公正価値で測定する金融負債を除き、全てを償却原価で測定する金融負債に分類しており、それぞれ契約当事者になった日に当初認識しています。金融負債は、金融負債が消滅した時、すなわち、契約上で特定された債務が免責、取消し又は失効となった時に認識を中止し、連結財政状態計算書から除いています。

 

償却原価で測定する金融負債

 借入金や社債等の金融負債のうち、損益を通じて公正価値で測定する金融負債以外の金融負債は、償却原価で測定する金融負債に分類しています。償却原価で測定する金融負債は、当初認識時に公正価値からその発行に直接起因する取引費用を減算して測定しています。また、当初認識後は実効金利法に基づく償却原価で測定しています。

 

損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 デリバティブ等、売買目的保有の範囲に含まれ損益を通じて公正価値で測定する金融負債は、当初認識時に公正価値により測定しています。また、当初認識後も公正価値で測定し、その事後的な変動を損益として認識しています。

 

③ デリバティブ及びヘッジ会計

 

デリバティブ取引の目的

 NTTグループでは、為替変動リスク及び金利変動リスクをヘッジするためにリスク管理方針を制定し、先物為替予約取引、金利スワップ取引、通貨スワップ取引等のデリバティブ取引を行っています。NTTグループにおいては、投機目的でデリバティブ取引を行うことはありません。

 NTTグループでは、ヘッジの開始時においてヘッジ関係並びにヘッジの実施についてのリスク管理目的等の指定、文書化を行っています。当該文書にはヘッジ手段の特定、ヘッジの対象となる項目又は取引、ヘッジされるリスクの性質、及びヘッジ対象の公正価値又はキャッシュ・フローの変動を相殺するに際してのヘッジ手段の有効性の評価方法が含まれています。

 

ヘッジの有効性評価

 ヘッジ関係の開始時及び継続期間中にわたり、ヘッジ対象取引のキャッシュ・フローの変動がヘッジ手段のキャッシュ・フローの変動により相殺される経済的関係にあることを確認するために、ヘッジ対象とヘッジ手段の重要な条件が一致しているか又は密接に合致しているかどうかの定性的な評価、あるいはヘッジ対象とヘッジ手段の価値が同一のリスクにより価値変動が相殺しあう関係にあることの定量的評価を通じて、ヘッジ対象とヘッジ手段の間の経済的関係の存在を確認しています。

 また、NTTグループは、ヘッジ関係の開始時にヘッジ対象リスクの価値変動に起因するヘッジ対象の価値変動とヘッジ手段の価値変動の比率を見積もって必要なヘッジ手段の数量を決定しており、原則としてヘッジ比率は1対1になっています。

 なお、NTTグループは有効性の高いヘッジを行っているため、通常、重要な非有効部分は発生しないと想定しています。

 

認識・測定

 デリバティブは公正価値で当初認識し、その後も公正価値で測定しています。公正価値の変動は次のとおり処理しています。

 

 

 

 

 

 

キャッシュ・フロー・ヘッジ

 NTTグループは、キャッシュ・フロー・ヘッジとして主に外貨建債権・債務、外貨建確定契約及び外貨建予定取引のキャッシュ・フローを固定化するための為替予約、通貨スワップ、変動利付資産・負債に係る変動金利を固定化するための金利スワップを指定しています。

 ヘッジ手段であるデリバティブの公正価値の変動のうち、有効なヘッジと判定される部分は、その他の包括利益として認識し、累積額は「その他の資本の構成要素」に含め、ヘッジ対象に係る損益が認識された会計期間において損益に振り替えています。ただし、ヘッジ対象が非金融資産又は非金融負債を生じさせる予定取引である場合には、「その他の資本の構成要素」として認識されている金額は、非金融資産又は非金融負債の当初の帳簿価額の修正として振り替えています。また、ヘッジ手段であるデリバティブの公正価値の変動のうちヘッジ効果が有効でない部分は、損益として認識しています。

 NTTグループでは、キャッシュ・フロー・ヘッジ関係のヘッジ手段として、為替予約についてはその直物要素の公正価値の変動のみを、通貨スワップについては通貨ベーシス・スプレッドを除いた公正価値の変動のみを、それぞれ指定しています。これらのヘッジ手段として指定していない部分についての公正価値の変動額は、「ヘッジ・コスト」としてその他の包括利益に認識し、累積額は「その他の資本の構成要素」に含まれています。

 なお、前連結会計年度及び当連結会計年度において、ヘッジの非有効部分及びヘッジの有効性評価から除外した部分に関して損益として認識した金額に重要性はありません。また、ヘッジ会計の中止による影響金額及び予定取引の発生が見込まれなくなったために、キャッシュ・フロー・ヘッジの評価差額から損益に再分類した金額に重要性はありません。

 

公正価値ヘッジ

 NTTグループは、公正価値ヘッジとして主に外貨建債権・債務及び外貨建確定契約に係る公正価値の変動リスクをヘッジするための通貨スワップ、及び固定利付資産・負債に係る固定金利を変動化するための金利スワップを指定しています。

 ヘッジ手段であるデリバティブの公正価値の変動は、損益として認識しています。また、ヘッジされたリスクに対応するヘッジ対象の公正価値の変動については、ヘッジ対象の帳簿価額を修正して、損益として認識しています。

 

ヘッジ指定されていないデリバティブ

 NTTグループは、金利や外国為替相場等の変動によるリスクを軽減するため、先物為替予約、金利スワップ契約、通貨スワップ契約、通貨オプション契約及び先渡取引を締結しており、これらの中にはヘッジ会計の適用されないものが含まれています。デリバティブの公正価値の変動は、損益として認識しています。

 

 金融商品については「注記3.2.営業債権及びその他の債権」、「注記3.10.営業債務及びその他の債務」、「注記4.4.その他の金融資産」、「注記4.5.短期借入債務及び長期借入債務」、「注記4.6.その他の金融負債」、「注記4.8.金融商品」に、金融収益及び金融費用については「注記4.7.金融収益及び金融費用」に記載しています。

 

(見積り及び見積りを伴う判断)

 償却原価で測定する金融資産の償却期間及び減損に関する見積りを行っています。

 その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の公正価値測定において見積りを行っています。

 ヘッジ会計における予定取引のヘッジ対象としての適格性の判断と、デリバティブの公正価値測定を行っています。

 

 

 

4.1.資本

 

(1)発行可能株式総数、発行済株式及び自己株式

 

(会計方針)

 自己株式を取得した場合は、直接取得費用(税効果調整後)を含む支払対価を、資本の控除項目として認識しています。自己株式の購入、売却又は消却において損益は認識していません。なお、帳簿価額と売却時の対価との差額は資本剰余金として認識しています。

 

 

当社が発行する株式は全て無額面の普通株式であり、発行済株式は全額払込済みです。

 

発行可能株式総数、発行済株式数及び自己株式数の推移

(単位:株)

 

 

発行可能株式総数

発行済株式

自己株式

前連結会計年度期首(2021年4月1日)

6,192,920,900

3,900,788,940

278,776,284

取締役会決議に基づく自己株式の取得

79,358,500

単元未満株式買取請求による自己株式の取得

149,806

単元未満株式買増請求による自己株式の処分

△17,876

自己株式の消却

△278,776,284

△278,776,284

前連結会計年度末(2022年3月31日)

6,192,920,900

3,622,012,656

79,490,430

取締役会決議に基づく自己株式の取得

131,851,800

単元未満株式買取請求による自己株式の取得

192,326

単元未満株式買増請求による自己株式の処分

△10,248

当連結会計年度末(2023年3月31日)

6,192,920,900

3,622,012,656

211,524,308

 上記のほか役員報酬BIP信託が保有する当社株式1,033,466株を連結財政状態計算書上、「自己株式として処理しています

 

 当社は、1995年4月28日開催の取締役会の決議に基づき、1995年11月24日に、総額15,600百万円を資本準備金から資本金に組み入れるとともに、1995年9月30日現在の株主名簿に記載された株主に対して312,000株(株式発行総数の2%)を無償交付しました。

 

 当社は、2021年11月10日開催の取締役会において自己株式278,776,284株を2021年11月17日に消却することを決議し2021年11月17日に消却した結果資本剰余金が1,292百万円利益剰余金が730,623百万円減少しています

 

 当社は、2023年5月12日開催の取締役会において、株式分割及び株式分割に伴う定款の一部変更について決議いたしました。株式分割の概要については、「連結財務諸表注記5.5. 後発事象」に記載しています。

 

役員報酬における業績連動型株式報酬(役員報酬BIP信託)

(1)取引の概要

 NTTグループは、中期経営戦略における財務目標達成に向けた意欲を高めること、当社株保有の促進によ

り株主との利益共有を一層進めることを目的として、役員報酬BIP信託による業績連動型株式報酬制度(以

下「本制度」)を導入しています。

 本制度は、株式報酬の原資となる金銭を拠出した信託を設定し、信託が同金銭を原資として取得した当社

株式を業績目標の達成度等に応じて交付する制度です。

 

(2)本信託が保有する当社の株式

 本信託が保有する当社株式の帳簿価額及び株式数は、当連結会計年度末において、2,991百万円、1,033,466株であり、連結財政状態計算書上、「自己株式」として処理しています。

 

主な当社の取締役会による発行済普通株式を対象とする自己株式の取得の決議と取得状況

 

決議日

予定

実績

取得期間

取得株式総数の上限

(万株)

取得総額の上限

(百万円)

取得期間

取得株式

総数(株)

取得金額(百万円)

取得

状況

2021年8月6日

2021年8月10日から
2022年3月31日

10,000

250,000

2021年8月

から

2021年12月

79,358,500

250,000

終了

2022年5月12日

2022年5月13日から
2023年3月31日

11,000

400,000

2022年9月

92,925,400

360,272

終了

2022年11月8日

2022年11月9日から
2023年3月31日

4,100

150,000

2022年12月

から

2023年3月

38,926,400

150,000

終了

 

 

(2)剰余金の分配

 

 当連結会計年度末現在、当社における会社法上の剰余金の分配可能額は、1,374,679百万円です。剰余金の配当については、当該年度の財務諸表には計上されず、株主総会の承認を得た上で翌年度の財務諸表に計上しています。当連結会計年度における連結財務諸表の利益剰余金には、2023年6月22日開催の株主総会で承認された配当金が204,629百万円(1株当たり60円)含まれています。

 

①前連結会計年度及び当連結会計年度における配当金支払額

 

決議

株式の種類

配当の原資

配当金の総額

(百万円)

1株当たり配当額

(円)

基準日

効力発生日

2021年6月24日

定時株主総会

普通株式

利益剰余金

199,211

55

2021年3月31日

2021年6月25日

2021年11月10日

取締役会※1

普通株式

利益剰余金

197,752

55

2021年9月30日

2021年12月13日

2022年6月24日

定時株主総会※2

普通株式

利益剰余金

212,551

60

2022年3月31日

2022年6月27日

2022年11月8日

取締役会※3

普通株式

利益剰余金

206,974

60

2022年9月30日

2022年12月15日

1 配当金の総額には役員報酬BIP信託が保有する当社株式に対する配当金60百万円が含まれています

2 配当金の総額には役員報酬BIP信託が保有する当社株式に対する配当金65百万円が含まれています

3 配当金の総額には役員報酬BIP信託が保有する当社株式に対する配当金62百万円が含まれています

 

②基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

 

決議

株式の種類

配当の原資

配当金の総額

(百万円)

1株当たり配当額

(円)

基準日

効力発生日

2023年6月22日

定時株主総会※4

普通株式

利益剰余金

204,629

60

2023年3月31日

2023年6月23日

4 配当金の総額には役員報酬BIP信託が保有する当社株式に対する配当金62百万円が含まれています

 

(3)資本管理

 

 当社は、持続的な発展をめざすべく、利益成長に主眼を置きつつ、自己株式取得による資本効率の向上を図ります。当社が資本管理において用いる主な指標は以下になります。

・EPS(Earnings Per Share) : 基本的1株当たり当期利益

 

1株当たり当期利益については、「注記2.5.1株当たり利益」に記載しています。

 

(4)非支配持分へ付与されたプット・オプション

 

(会計方針)

 NTTグループが非支配持分の所有者に対して付与した子会社株式の売建プット・オプション(NTTグループに売却する権利)について、原則としてその償還金額の現在価値を「その他の金融負債」として当初認識するとともに、同額を資本剰余金から減額しています。また、当初認識後は実効金利法に基づく償却原価で測定するとともに、その事後的な変動額を資本剰余金として認識しています。

 

 

 NTTグループが非支配持分の所有者に対して付与した子会社株式の売建プット・オプションについて、資本剰余金から減額されている金額は、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、それぞれ15,664百万円及び24,581百万円です。

 

(5)その他の資本の構成要素の内容

 

その他の資本の構成要素の内訳及び増減

(単位:百万円)

 

 

その他の包括利益を通じて公正価値測定する金融資産の公正価値

変動額

キャッシュ・

フロー・

ヘッジ

ヘッジ・

コスト

確定給付

制度の再測定

外貨換算

調整額

合計

前連結会計年度期首

(2021年4月1日)

228,114

△8,668

△16,135

58,231

261,542

その他の包括利益

△23,515

△51,440

14,372

124,875

127,989

192,281

利益剰余金への振替額

△51,898

△124,875

△176,773

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

152,701

△60,108

△1,763

186,220

277,050

その他の包括利益

△80,423

△33,911

△8,576

104,551

75,882

57,523

利益剰余金への振替額

△19,446

△104,551

△123,997

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

52,832

△94,019

△10,339

262,102

210,576

 

非支配持分に含まれるその他の包括利益の内訳

(単位:百万円)

 

その他の包括利益を通じて公正価値測定する金融資産の公正価値

変動額

キャッシュ・

フロー・

ヘッジ

ヘッジ・

コスト

確定給付

制度の再測定

外貨換算

調整額

合計

2021年4月1日から

2022年3月31日まで

△2,136

343

62

6,324

39,213

43,806

2022年4月1日から

2023年3月31日まで

△3,998

△254

△69

7,757

52,269

55,705

 

(6)その他の包括利益

 

その他の包括利益の内訳及び関連する税効果額の金額

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

損益に振り替えられることのない項目

 

 

その他の包括利益を通じて公正価値測定する金融資産の公正価値変動額

 

 

当期発生額

△46,688

△123,864

税効果調整前

△46,688

△123,864

税効果額

21,206

40,214

税効果調整後

△25,482

△83,650

 

 

 

確定給付制度の再測定

 

 

当期発生額

193,295

167,064

税効果調整前

193,295

167,064

税効果額

△62,263

△54,392

税効果調整後

131,032

112,672

 

 

 

持分法適用会社のその他の包括利益に対する持分

 

 

当期発生額

7

△1,134

税効果調整前

7

△1,134

税効果額

△9

△1

税効果調整後

△2

△1,135

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

損益に振り替えられることのある項目

 

 

キャッシュ・フロー・ヘッジ

 

 

当期発生額

90,357

91,407

当期利益への組替調整額

△163,916

△140,609

税効果調整前

△73,559

△49,202

税効果額

22,811

15,953

税効果調整後

△50,748

△33,249

 

 

 

ヘッジ・コスト

 

 

当期発生額

△1,231

△2,812

当期利益への組替調整額

22,024

△9,639

税効果調整前

20,793

△12,451

税効果額

△6,359

3,806

税効果調整後

14,434

△8,645

 

 

 

外貨換算調整額

 

 

当期発生額

168,497

123,462

当期利益への組替調整額

△809

△4,102

税効果調整前

167,688

119,360

税効果額

税効果調整後

167,688

119,360

 

 

 

持分法適用会社のその他の包括利益に対する持分

 

 

当期発生額

4,362

8,363

当期利益への組替調整額

△5,197

△400

税効果調整前

△835

7,963

税効果額

△88

税効果調整後

△835

7,875

 

 

 

その他の包括利益合計

 

 

当期発生額

408,599

262,486

当期利益への組替調整額

△147,898

△154,750

税効果調整前

260,701

107,736

税効果額

△24,614

5,492

税効果調整後

236,087

113,228

 

 

(7)非支配持分との資本取引

 

非支配持分との取引による資本剰余金の増減額

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

NTTデータ株式の市場買付に伴う持分変動影響額

△47,440

その他

△1,754

△2,844

非支配持分との取引に伴う資本剰余金の増減額の合計

△1,754

△50,284

 

 2022年5月9日、当社の取締役会は、NTTデータとのさらなる連携強化を進めていく観点から、市場買付により普通株式6,000万株又は1,000億円を上限として、NTTデータ株式を取得することを決議し、2022年10月から2023年2月にかけて普通株式49,672,800株を100,000百万円で取得しました。その結果、NTTグループのNTTデータに対する持分比率が54.2%から57.8%に上昇し、当連結会計年度において資本剰余金が47,440百万円減少しました。この他、当連結会計年度において実施された、グローバル事業の再編における非支配持分との資本取引がNTTグループに与える財務的影響に重要性はありません。

 

(8)その他

 

 日本電信電話株式会社等に関する法律(以下、「NTT法」)によると、当社は、新株又は新株予約権付社債の発行及び剰余金の処分を含む特定の財務関連事項について総務大臣の認可を得なければなりません。NTT法の詳細は「第2 事業の状況、3.事業等のリスク」に記載しています。

4.2.現金及び現金同等物

 

(会計方針)

 現金及び現金同等物を構成する項目は以下のとおりです。

・手元現金

・随時引き出し可能な預金

・容易に換金可能であり、かつ、価格の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヵ月以内に償還期限の到来する短期投資

 

 

現金及び現金同等物は、償却原価で測定される金融資産に分類しています。

 

現金及び現金同等物の内訳

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

現預金

778,234

768,297

コマーシャルペーパー、現先

-

-

定期預金、CD、その他

56,330

25,623

合 計

834,564

793,920

 

現預金は、主に国内金融機関への預け入れが中心であり、特定の金融機関への著しい集中はありません。

 

 

 

4.3.年度末日が休日であることの連結財務諸表への影響

 

 年度末日が休日である場合、通信サービス料金等の支払期限は翌月初に後倒しになります。前連結会計年度及び当連結会計年度については、年度末日が休日ではないため、これによる連結財務諸表への影響はありません。

 

4.4.その他の金融資産

 

(見積り及び見積りを伴う判断)

 その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の公正価値測定において見積りを行っています。

 デリバティブの公正価値測定に関する見積りを行っています。

 

 

その他の金融資産の内訳

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

流動資産

 

 

損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

デリバティブ金融資産

 

 

ヘッジ会計を適用しているもの

24,374

28,738

ヘッジ会計を適用していないもの

3,833

950

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

持分証券

9,109

8,952

償却原価で測定する金融資産

 

 

負債証券

200

16

貸付金

701

657

短期投資

44,777

56,761

その他

5,567

2,601

損失評価引当金

△120

△22

小計

88,441

98,653

 

 

 

非流動資産

 

 

損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

出資金

61,889

68,258

デリバティブ金融資産

 

 

ヘッジ会計を適用しているもの

68,528

100,741

ヘッジ会計を適用していないもの

221

446

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

持分証券

915,998

744,592

償却原価で測定する金融資産

 

 

負債証券

7,897

8,582

貸付金

22,551

32,681

長期端末割賦債権

258,407

202,809

敷金保証金

65,333

66,376

その他

42,231

36,186

損失評価引当金

△16,898

△19,340

小計

1,426,157

1,241,331

合計

1,514,598

1,339,984

 

NTTグループは、上記の持分証券に対する投資を投資先との取引関係の維持、強化を目的として保有しており、これらをその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しています。

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に対する投資の主な銘柄

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

トヨタ自動車(株)

330,388

279,473

エムスリー(株)

90,274

66,680

日本電気(株)

67,072

66,420

東京センチュリー(株)

55,566

54,213

HERE International B.V.

69,281

37,167

(株)リクルートホールディングス

46,831

31,573

(株)KADOKAWA

20,893

18,284

StarHub Ltd

20,018

17,942

(株)スカパーJSATホールディングス

12,699

15,858

(株)TBSホールディングス

11,572

12,337

(株)ローソン

9,780

11,736

(株)フジ・メディア・ホールディングス

9,032

9,202

日本テレビホールディングス(株)

9,910

8,876

NTT都市開発リート投資法人

9,038

7,568

(株)HIKKY

6,543

6,543

Far EasTone Telecommunications Co., Ltd.

47,963

その他

108,247

109,672

合計

925,107

753,544

 

営業政策の見直しによる売却等により認識中止したその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に関する情報

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

認識中止時の公正価値

160,357

50,623

認識中止時の累積利得又は損失(△損失)

108,635

34,351

受取配当金

2,286

1,645

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に係る累積利得又は損失については、認識中止時にその他の資本の構成要素から利益剰余金へ振り替えています。

その他の包括利益を通じて公正価値で測定される金融資産から認識された受取配当金については、「注記4.7.金融収益及び金融費用」に記載しています。

4.5.短期借入債務及び長期借入債務

 

 短期借入債務及び長期借入債務は、償却原価で測定される金融負債に分類しています。

 

(1)短期借入債務及び長期借入債務の内訳

 

短期借入債務の内訳

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

円建借入債務

 

 

 無担保の銀行借入金

 (括弧内は加重平均利率)

187,504

(0.01%)

246,859

(0.24%)

 コマーシャルペーパー

 (括弧内は加重平均利率)

301,001

(△0.00%)

317,961

(0.06%)

外貨建借入債務

 

 

 担保付の銀行借入金

 (括弧内は加重平均利率)

 無担保の銀行借入金

 (括弧内は加重平均利率)

6,753

(5.15%)

326,137

(0.96%)

3,637

(8.07%)

406,841

(5.12%)

 コマーシャルペーパー

 (括弧内は加重平均利率)

105,346

(0.04%)

282,841

(3.70%)

短期借入債務合計

926,741

1,258,139

短期借入債務のうち、長期借入金及び社債の1年以内返済予定のものは、長期借入債務に含めて表示しています。

長期借入債務の内訳

(単位:百万円)

 

 

償還期限

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

円建借入債務

 

 

 

社債

 

 

 

 0.00% - 1.99% 固定利付社債

2023年-2032年

1,790,587

1,646,409

 0.55% 変動利付社債

2032年

100

100

担保付金融機関借入金

 

 

 

1.65%(加重平均)固定金利借入金

2029年-2039年

58,985

59,667

0.83%(加重平均)変動金利借入金

2032年-2039年

89,878

88,468

無担保金融機関借入金

 

 

 

0.43%(加重平均)固定金利借入金

2023年-2048年

2,382,361

2,924,480

0.08%(加重平均)変動金利借入金

2023年-2032年

39,204

39,047

小計

 

4,361,115

4,758,171

外貨建借入債務

 

 

 

社債

 

 

 

0.58% - 4.37% 固定利付米ドル建社債

2023年-2031年

979,120

1,068,240

0.01% - 1.30% 固定利付ユーロ建社債

2023年-2030年

533,362

568,556

担保付金融機関借入金

 

 

 

6.66%(加重平均)米ドル建変動金利借入金

2023年-2026年

22,498

30,988

その他の借入金

2023年-2027年

10,091

8,795

無担保金融機関借入金

 

 

 

1.52%(加重平均)米ドル建固定金利借入金

2023年-2027年

160,072

133,606

5.45%(加重平均)米ドル建変動金利借入金

2023年-2027年

277,976

291,259

0.89%(加重平均)ユーロ建固定金利借入金

2023年-2032年

40,042

42,424

3.25%(加重平均)ユーロ建変動金利借入金

2025年-2027年

18,847

20,088

1.83%(加重平均)英ポンド建固定金利借入金

2023年-2024年

12,067

8,278

8.96%(加重平均)インドルピー建変動金利借入金

2024年-2036年

18,100

41,233

 その他の借入金

2023年-2026年

12,038

8,234

小計

 

2,084,213

2,221,701

長期借入債務元本合計

 控除:社債発行差金

 

 

6,445,328

7,798

6,979,872

7,475

長期借入債務元本合計(社債発行差金控除後)

 

6,437,530

6,972,397

1年以内返済予定のもの(控除)

 

720,065

582,242

長期借入債務合計

 

5,717,465

6,390,155

 

 利率及び償還期限は、2023年3月31日現在のものです。

 

 2023年3月31日現在の社債には、当社による額面金額での期限前償還が可能なものがあり、また、通常、社債は市場又は社債権者からの買入消却が可能となっています。

 

 銀行とのコミットメントライン契約による未実行の融資枠

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

未実行の融資枠

318,500

318,200

 

(2)担保資産及び担保付債務

 

 担保に供している資産並びに担保付債務は以下のとおりです。

 

(当社)

担保に供している資産

 NTT法第9条の規定により、当社の総財産を当社の発行する社債の一般担保に供しています。

 

 担保に供している資産に対応する債務

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

社債

(1年以内に償還予定のものを含む)

99,995

 

(連結子会社)

 わが国の慣行として、短期及び長期の銀行借入金については、取引約定書により、銀行からの要求があれば現在及び将来の債務に対して担保及び保証の設定を行うことがあります。また、支払期限が到来した場合や当該借入金の返済が不履行となった場合には、銀行は銀行預金と銀行に対する当該債務を相殺する権利があります。

 また、各々の取引契約書において、銀行は追加的な担保差入や一定の資産に対する抵当権の設定を要求できることが定められています。

 

 担保に供している資産

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

現金及び現金同等物

6,673

9,004

その他の金融資産

114,779

112,556

営業債権及びその他の債権

53,254

52,518

有形固定資産

54,438

74,256

無形資産

3,308

4,316

投資不動産

64,900

73,955

その他の非流動資産

4,052

3,829

その他

1,384

368

合計

302,788

330,802

上記の他、連結財政状態計算書では消去されている子会社株式(前連結会計年度末13,314百万円、当連結会計年度末15,249百万円)を担保に供しています。

 担保に供している資産に対応する債務

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

営業債務及びその他の債務

4,426

4,426

その他の流動負債

2,116

2,822

短期借入金

6,753

3,637

社債

100

100

長期借入金※

181,452

187,920

合計

194,847

198,905

(注)長期借入金には1年以内に返済予定のものを含めて表示しています。

(3)財務活動から生じるキャッシュ・フローに係る負債の変動の調整表

(単位:百万円)

 

 

借入債務

リース

負債

非支配持分へ付与されたプット・オプション

財務活動から生じる負債をヘッジするために保有しているデリバティブ金融負債(△資産)

合計

前連結会計年度期首(2021年4月1日)

7,624,337

747,751

13,567

△1,324

8,384,331

資金調達や返済によるキャッシュ・フローの変動

 

 

 

 

 

短期借入債務の収支(△は支出)

△1,860,107

△1,860,107

長期借入債務の増加による収入

1,716,162

1,716,162

長期借入債務の返済による支出

△406,765

4,860

△401,905

リース負債の返済による支出

△208,232

△208,232

非支配持分からの子会社持分取得による支出

△2,370

△2,370

財務活動によるキャッシュ・フローに係る負債の変動の総額

△550,710

△208,232

△2,370

4,860

△756,452

子会社又は他の事業の支配の獲得又は喪失から生じる変動

115,116

1,826

116,942

為替レートの変動の影響

191,722

14,926

833

207,481

リース負債発生額

291,817

291,817

公正価値の変動

△84,495

△84,495

売却目的で保有する資産に直接関連する負債への振替

△19,149

△4,819

△23,968

その他の変動

2,955

1,955

3,634

8,544

前連結会計年度末(2022年3月31日)

7,364,271

845,224

15,664

△80,959

8,144,200

資金調達や返済によるキャッシュ・フローの変動

 

 

 

 

 

短期借入債務の収支(△は支出)

294,141

1,423

295,564

長期借入債務の増加による収入

1,090,877

1,090,877

長期借入債務の返済による支出

△714,575

21,148

△693,427

リース負債の返済による支出

△223,907

△223,907

非支配持分からの子会社持分取得による支出

△4,647

△4,647

財務活動によるキャッシュ・フローに係る負債の変動の総額

670,443

△223,907

△4,647

22,571

464,460

子会社又は他の事業の支配の獲得又は喪失から生じる変動

269

△266

6,114

6,117

為替レートの変動の影響

173,143

17,789

1,124

192,056

リース負債発生額

312,118

312,118

公正価値の変動

△42,534

△42,534

売却目的で保有する資産に直接関連する負債への振替

売却目的で保有する資産に直接関連する負債からの振替

4,955

4,955

その他の変動

22,410

△35,916

6,326

△7,180

当連結会計年度末(2023年3月31日)

8,230,536

919,997

24,581

△100,922

9,074,192

 

 なお、上記調整表については、財務活動から生じる負債の残高の変動のみ含めており、財務活動から生じる資本の残高の変動は含めていません。

 

4.6.その他の金融負債

 

(見積り及び見積りを伴う判断)

 デリバティブの公正価値測定に関する見積りを行っています。

 

 

その他の金融負債の内訳

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

流動負債

 

 

損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 

 

デリバティブ金融負債

 

 

ヘッジ会計を適用しているもの

185

ヘッジ会計を適用していないもの

890

1,947

条件付対価

6,902

4,882

償却原価で測定する金融負債

 

 

その他

17,680

12,094

非支配持分へ付与されたプット・オプション

4,094

11,092

小計

29,566

30,200

 

 

 

非流動負債

 

 

損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 

 

デリバティブ金融負債

 

 

ヘッジ会計を適用しているもの

11,440

24,764

ヘッジ会計を適用していないもの

573

319

条件付対価

13,202

11,953

償却原価で測定する金融負債

 

 

受入敷金保証金

97,830

96,961

その他

1,071

945

非支配持分へ付与されたプット・オプション

11,570

13,489

小計

135,686

148,431

合計

165,252

178,631

 

4.7.金融収益及び金融費用

 

(見積り及び見積りを伴う判断)

 デリバティブの公正価値測定では見積りを行っています。

 

金融収益の内訳

 

 

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(2021年4月 1日から

  2022年3月31日まで)

 当連結会計年度

(2022年4月 1日から

  2023年3月31日まで)

受取利息※1

 

 

償却原価で測定する金融資産

9,310

14,374

受取配当金

 

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する

金融資産

19,886

17,277

為替差損益※2

8,086

3,116

損益を通じて公正価値で測定する金融資産・公正

価値の純変動額

2,974

2,418

有価証券売却益

8,057

14,304

持分法適用除外に係る評価益

9,644

-

その他

5,514

2,616

合計

63,471

54,105

※1 ヘッジ指定している金利スワップ契約の評価損益は、受取利息に含めています。

※2 ヘッジ指定している為替予約及び通貨スワップ等の評価損益は、為替差損益に含めています。

 

 「損益を通じて公正価値で測定する金融資産・公正価値の純変動額」には、公正価値の変動、受取利息、受取配当及び外貨換算差損益が含まれています。

 上記の他、損益を通じて公正価値で測定する金融資産に係る受取利息が、前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ「営業収益」に150百万円及び27百万円含まれています。また、償却原価で測定する金融資産に係る受取利息が、前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ「営業収益」に36,211百万円及び40,170百万円含まれています。

 

金融費用の内訳

 

 

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(2021年4月 1日から

  2022年3月31日まで)

 当連結会計年度

(2022年4月 1日から

  2023年3月31日まで)

支払利息※1

 

 

償却原価で測定される金融負債

38,523

54,197

リース負債

11,326

15,660

損益を通じて公正価値で測定する金融資産・公正

価値の純変動額

293

343

有価証券売却損

573

3,158

その他

5,535

6,066

合計

56,250

79,424

※1 ヘッジ指定している金利スワップ契約の評価損益は、支払利息に含めています。

 

償却原価で測定する金融資産に係る減損損失が、前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ「営業費用」に23,474百万円及び22,578百万円含まれています。

 

4.8.金融商品

 

(見積り及び見積りを伴う判断)

 償却原価で測定する金融資産の償却期間及び減損に関する見積りを行っています。

 

 

(1)財務上のリスク管理

 

 NTTグループは、経営活動を行う過程において、財務上のリスク(信用リスク・流動性リスク・市場リスク)に晒されており、当該リスクを回避又は低減するために、一定の方針に基づきリスク管理を行っています。また、NTTグループでは、主要な財務上のリスク管理の状況について、NTTグループの経営陣に報告しています。

 

① 信用リスク管理

 NTTグループの営業活動から生ずる債権は、顧客の信用リスクに晒されています。また、主に、余資運用のため保有している債券等及び政策的な目的のため保有している株式等は、発行体の信用リスクに晒されています。さらに、NTTグループが為替変動リスク及び金利変動リスクをヘッジする目的で行っているデリバティブ取引については、これら取引の相手方である金融機関の信用リスクに晒されています。

 NTTグループは、与信管理規程等に基づき、営業債権について、取引先の信用リスクを適切に管理すべく、与信限度額又は取引条件を定めることを原則としているほか、信用リスクの高い取引先については債権残高のモニタリングを行っています。あわせて、特定の信用エクスポージャーに対し、担保又は信用補完を有しています。また、余資運用・デリバティブ取引について、信用リスクの発生を未然に防止すべく、グループ財務規程等に基づき、一定の格付基準を満たす債券等での運用、あるいは高い格付を有する金融機関との取引を基本としており、その状況をモニタリングしています。NTTグループは、単独の相手先又はその相手先が所属するグループについて、過度に集中した信用リスクのエクスポージャーを有していません。

 

NTTグループにおける信用リスクの最大エクスポージャー

(i)営業債権及びその他の債権等(リース債権、契約資産を含む)

 営業債権及びその他の債権等に係る信用リスクに対するエクスポージャーと損失評価引当金

前連結会計年度末(2022年3月31日)

(単位:百万円)

 

延滞期間

総額での帳簿価額

損失評価引当金

信用減損の有無

30日以内

3,700,408

(18,318)

30日超90日以内

146,893

(7,737)

90日超

196,278

(67,353)

合計

4,043,579

(93,408)

 

(注)上表には、顧客との契約から生じたもの以外の債権である未収入金、端末割賦債権の総額での帳簿

価額が合計で1,520,531百万円含まれています。

 

当連結会計年度末(2023年3月31日)

(単位:百万円)

 

延滞期間

総額での帳簿価額

損失評価引当金

信用減損の有無

30日以内

4,237,603

(22,809)

30日超90日以内

109,876

(6,336)

90日超

221,622

(67,932)

合計

4,569,101

(97,077)

 

(注)上表には、顧客との契約から生じたもの以外の債権である未収入金、端末割賦債権の総額での帳簿価額が合計で1,650,999百万円含まれています。

 

 

(ⅱ)その他の金融資産(負債証券等)

 償却原価で測定するその他の金融資産(負債証券等)に係る信用リスクに対するエクスポージャー

前連結会計年度末(2022年3月31日)

(単位:百万円)

 

外部格付

償却原価法

12ヵ月の

予想信用損失と同額で計上されるもの

全期間の

予想信用損失と同額で計上されるもの

外部格付あり

15,164

(-)

(-)

外部格付なし

129,762

(785)

12,243

(12,243)

合計

144,926

(785)

12,243

(12,243)

 

当連結会計年度末(2023年3月31日)

(単位:百万円)

 

外部格付

償却原価法

12ヵ月の

予想信用損失と同額で計上されるもの

全期間の

予想信用損失と同額で計上されるもの

外部格付あり

5,447

(-)

(-)

外部格付なし

148,135

(722)

14,203

(13,944)

合計

153,582

(722)

14,203

(13,944)

 上表のうち、外部格付を取得しているものは、投資適格相当の格付を取得しています。外部格付を取得していないものについて、債務者の財務内容、信用調査機関の情報等に基づき、投資適格相当であることを検証しており、延滞が発生しているものはありません。

 上表の金額は総額での帳簿価額であり、( )内に損失評価引当金の金額を記載しています。

 

 

(ⅲ)その他の金融資産(営業貸付金)

 NTTグループでは、延滞期間の情報だけでなく、入手可能な外部格付等の情報を勘案の上、実質的判断に基づき下記信用エクスポージャーの区分を決定しています。

 

 営業貸付金に係る信用リスクに対するエクスポージャー

前連結会計年度末(2022年3月31日)

(単位:百万円)

 

区分

12ヵ月の

予想信用損失

と同額で計上

されるもの

全期間の予想信用損失と同額で

計上されるもの

購入又は組成

した信用減損

金融資産に

係るもの

合計

信用減損金融

資産でない

資産に係るもの

信用減損金融

資産に係るもの

営業貸付金

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

30日以内

4,775

(-)

(-)

(-)

(-)

4,775

(-)

30日超90日以内

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

90日超

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

合計

4,775

(-)

(-)

(-)

(-)

4,775

(-)

 

当連結会計年度末(2023年3月31日)

(単位:百万円)

 

区分

12ヵ月の

予想信用損失

と同額で計上

されるもの

全期間の予想信用損失と同額で

計上されるもの

購入又は組成

した信用減損

金融資産に

係るもの

合計

信用減損金融

資産でない

資産に係るもの

信用減損金融

資産に係るもの

営業貸付金

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

30日以内

4,735

(-)

(-)

(-)

(-)

4,735

(-)

30日超90日以内

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

90日超

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

合計

4,735

(-)

(-)

(-)

(-)

4,735

(-)

 上記の金額は総額での帳簿価額であり、( )内に損失評価引当金の金額を記載しています。

売却目的で保有する資産に含まれる営業貸付金に係る信用リスクに対するエクスポージャー

前連結会計年度末(2022年3月31日)

(単位:百万円)

 

区分

12ヵ月の

予想信用損失

と同額で計上

されるもの

全期間の予想信用損失と同額で

計上されるもの

購入又は組成

した信用減損

金融資産に

係るもの

合計

信用減損金融

資産でない

資産に係るもの

信用減損金融

資産に係るもの

営業貸付金

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

30日以内

19,563

(-)

(-)

(-)

(-)

19,563

(-)

30日超90日以内

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

90日超

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

合計

19,563

(-)

(-)

(-)

(-)

19,563

(-)

 上記の金額は総額での帳簿価額であり、( )内に損失評価引当金の金額を記載しています。

 

(ⅳ)貸出コミットメント及び金融保証契約

 NTTグループは、クレジットカード事業に付帯するキャッシング業務や一定の限度額まで資金を貸付けることを約する貸付契約を行っています。前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、それぞれ当該業務における貸出コミットメントに係る貸出未実行残高の信用リスクエクスポージャーは336,982百万円及び327,337百万円(内、クレジットカード事業に係るものは336,982百万円及び321,717百万円)です。

 また、NTTグループは第三者への債権に対する金融保証業務を行っています。前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、それぞれ当該金融保証契約の信用リスクエクスポージャーは14,272百万円及び10,759百万円(内、共同支配企業に係る金額は、14,272百万円及び10,759百万円)です。これらの貸出コミットメント及び金融保証契約が行使される可能性のある最も早い期間は1年以内です。

 なお、当該貸出コミットメントと金融保証契約のエクスポージャーについては、12ヶ月の予想信用損失と同額で計上するものに該当し、履行可能性を勘案のうえ損失評価引当金の要引当額は僅少です。

 

 

損失評価引当金の期中における増減額

 

前連結会計年度末(2022年3月31日)

(単位:百万円)

 

区分

12ヵ月の

予想信用損失

と同額で計上

されるもの

全期間の予想信用損失と同額で計上されるもの

購入又は組成

した信用減損

金融資産

合計

信用減損金融

資産でない

資産

信用減損金融

資産

営業債権、契約資産又はリース資産

2021年4月1日

958

11,785

86,896

99,639

当期増加額

15

458

67,334

67,807

当期減少額

△188

△60,822

△61,010

当連結会計年度末

(2022年3月31日)

785

12,243

93,408

106,436

※ 顧客との契約から生じたもの以外の債権である未収入金、端末割賦債権の損失評価引当金が含まれています。

 

当連結会計年度末(2023年3月31日)

(単位:百万円)

 

区分

12ヵ月の

予想信用損失

と同額で計上

されるもの

全期間の予想信用損失と同額で計上されるもの

購入又は組成

した信用減損

金融資産

合計

信用減損金融

資産でない

資産

信用減損金融

資産

営業債権、契約資産又はリース資産

2022年4月1日

785

12,243

93,408

106,436

当期増加額

22

1,701

72,503

74,226

当期減少額

△85

△68,834

△68,919

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

722

13,944

97,077

111,743

※ 顧客との契約から生じたもの以外の債権である未収入金、端末割賦債権の損失評価引当金が含まれています。

 

 

金融資産の種類ごとの主な形態別担保

 以下は主に12ヶ月の予想信用損失と同額で損失評価引当金が計上される金融資産に対応するものとなっています。

 

 

前連結会計年度末(2022年3月31日)

(単位:百万円)

 

区分

帳簿価額

保有している担保の主な形態

その他の金融資産

 

 

営業貸付金

4,777

航空機

売却目的で保有する資産

 

 

その他の金融資産

 

 

営業貸付金

19,100

不動産

 

 

当連結会計年度末(2023年3月31日)

(単位:百万円)

 

区分

帳簿価額

保有している担保の主な形態

その他の金融資産

 

 

営業貸付金

4,733

航空機

 

② 流動性リスク管理

 流動性リスクとは、主にNTTグループが現金又はその他の金融資産により決済する金融負債に関連する債務を履行する際に、困難に直面するリスクのことです。NTTグループでは、事業活動に必要な資金は自ら生み出すことを基本方針とし、事業を推進しています。また、生み出した資金については、グループ内ファイナンスにより効率的な資金活用を行っています。その上で、NTTグループは、事業活動を支える資金調達に際して、低コストでかつ安定的に資金が確保できることを目標として取り組んでいます。

 前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、NTTグループの現預金及び現金同等物はそれぞれ834,564百万円及び793,920百万円となっています。現金同等物とは、負債の返済や投資等に利用される予定の一時的な余剰金のことで、運転資金として使用されます。したがって、現金同等物の残高は、その時点の資金調達や運転資金の状況に応じて毎年度変化します。

 

 金融負債(リースに係る債務を除く)の支払期限別の内訳

 

前連結会計年度末(2022年3月31日)

(単位:百万円)

 

 

1年以内

1年超5年以内

5年超

合計

短期借入債務

926,741

926,741

営業債務及びその他の債務

2,500,341

2,500,341

長期借入債務

758,830

2,979,837

2,916,488

6,655,155

その他の金融負債

31,953

83,756

49,543

165,252

 デリバティブ

890

1,834

10,179

12,903

 デリバティブ以外

31,063

81,922

39,364

152,349

 

 

当連結会計年度末(2023年3月31日)

(単位:百万円)

 

 

1年以内

1年超5年以内

5年超

合計

短期借入債務

1,258,139

1,258,139

営業債務及びその他の債務

2,807,286

2,807,286

長期借入債務

647,411

3,976,583

2,638,395

7,262,389

その他の金融負債

32,973

97,257

48,401

178,631

 デリバティブ

2,132

10,243

14,840

27,215

 デリバティブ以外

30,841

87,014

33,561

151,416

 

  短期借入債務のうち1年内返済長期借入金及び1年内償還社債は、長期借入債務に含めて表示しています。

 公正価値ヘッジ会計による公正価値への調整は含まれていません。

 リースに係る債務の支払期限別の内訳については、「注記3.6.リース」に記載しています。

③ 市場リスク管理

 市場リスクとは、外国為替相場、金利、株価等、市場価格の変動に関するリスクであり、NTTグループの収益又はその保有する金融商品の価値に影響を及ぼすものです。市場リスク管理の目的は、リターンを最大限にすると同時に、市場リスクエクスポージャーを許容範囲のパラメーター内で管理することにより、コントロールすることです。

 

為替と金利変動リスク管理

 

 NTTグループは、外国為替相場及び金利の変動から発生しうる、債務及び資産の損失に係わるエクスポージャーを限定するため、先物為替予約、金利スワップ契約、通貨スワップ契約、金利オプション契約といった、デリバティブを随時利用しています。NTTグループは売買目的でデリバティブ取引を行うことはありません。デリバティブ取引は内部規則に従い行われ、NTTグループの関連部署にて管理されています。

 

(i)為替変動リスクの管理

 NTTグループは、グローバルに企業活動を行っており、各社の機能通貨以外の通貨による取引、ファイナンス、投資に伴う為替変動リスクに晒されていますが、主として外貨建長期借入債務に関する外国為替相場の変動リスクをヘッジするため、先物為替予約、通貨スワップ契約及び通貨オプション契約を締結しています。その場合の契約では、原債務と同じ満期が設定されます。NTTグループは、これらの取引が為替変動による影響を有効に相殺していると判断しています。これらのヘッジの関係性において非有効性が生じる主な発生原因としては、通貨ベーシス・スプレッド、為替予約の直先差額、カウンター・パーティーの信用リスク等があります。通貨ベーシス・スプレッド及び為替予約の直先差額については、ヘッジ手段の指定から除外しています。ヘッジ対象となる主な通貨は、米ドル、ユーロです。

 

(a)為替リスクのエクスポージャー

 主な為替リスクのエクスポージャー(純額)

 

通貨

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

米ドル(千米ドル)

506,089

210,295

ユーロ(千ユーロ)

363,057

390,886

 デリバティブにより為替リスクがヘッジされている金額は除いています。

 

(b)為替変動リスクの感応度分析

 日本円が1円円安になると仮定した場合の税引前利益の増加額の概算

(単位:百万円)

 

通貨

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

米ドル

440

169

ユーロ

363

391

 日本円が1円円高になると仮定した場合の税引前利益の減少額も同額です。

 

 日本円が1円円安になると仮定した場合の資本の増加額の概算

(単位:百万円)

 

通貨

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

米ドル

347

144

ユーロ

249

268

 日本円が1円円高になると仮定した場合の資本の減少額も同額です。

 外貨為替換算額は除いています。

 

(ii)金利リスク管理

 NTTグループは、事業活動を進める上で、運転資金及び設備投資等に必要となる資金を調達することに伴い発生する利息を支払っています。通常それらの借入債務については、将来キャッシュ・フローを固定化する方針をとっており、NTTグループは主として固定金利での借入を行っています。変動金利での借入を行っている場合は、利息は市場金利の変動の影響を受けることから、利息の将来キャッシュ・フローが変動するリスクに晒されています。このため、NTTグループは、変動金利の長期借入について、金利の上昇による利息支払額の増加を抑えるために、利息の受取額を変動金利、利息の支払額を固定金利としてその差額を授受する金利スワップ契約、金利通貨スワップ契約を金融機関と締結しています。なお、これらの商品については、信用力の高い金融機関と契約を行っています。

 その結果、市場金利の変動がNTTグループに与える影響は低く、金利リスクはNTTグループにとって重要ではありません。

 

 

公正価値ヘッジ

該当はありません。

 

 

キャッシュ・フロー・ヘッジ

 

 主なヘッジ手段の想定元本及び平均価格

前連結会計年度末(2022年3月31日)

区分

内容

想定元本及び平均価格

1年以内

1年超

5年以内

5年超

合計

キャッシュ・フロー・ヘッジ

変動金利を固定化する金利スワップ※1

想定元本(百万円)

37,245

84,895

122,140

中国人民元の為替予約・予定取引

想定元本(百万人民元)

715

618

1,333

平均価格(円/人民元)

15.41

15.69

米ドルの為替予約・予定取引

想定元本(百万米ドル)

7

22

9

38

平均価格(円/米ドル)

112.44

108.57

101.84

ユーロの為替予約・予定取引

想定元本(百万ユーロ)

300

300

平均価格(円/ユーロ)

131.30

米ドルの通貨スワップ・借入※2

想定元本(百万米ドル)

1,500

5,072

2,780

9,352

平均価格(円/米ドル)

106.10

108.06

107.92

ユーロの通貨スワップ・借入

想定元本(百万ユーロ)

1,650

1,850

3,500

平均価格(円/ユーロ)

128.63

128.56

※1 金利スワップの主な金利条件は、変動受取金利が全銀協日本円TIBOR(3ヶ月物及び6ヶ月物)に対して、固定支払金利が0.5%~1.9%となっています。

※2 通貨スワップの主な金利条件は、米ドル固定受取金利が0.4%~2.1%に対して、円固定支払金利が△0.6%~0.5%となっています。

 

当連結会計年度末(2023年3月31日)

区分

内容

想定元本及び平均価格

1年以内

1年超

5年以内

5年超

合計

キャッシュ・フロー・ヘッジ

変動金利を固定化する金利スワップ※1

想定元本(百万円)

10,000

29,088

90,320

129,408

中国人民元の為替予約・予定取引

想定元本(百万人民元)

769

109

878

平均価格(円/人民元)

16.87

16.69

米ドルの為替予約・予定取引

想定元本(百万米ドル)

14

24

5

43

平均価格(円/米ドル)

121.13

110.85

101.06

ユーロの為替予約・予定取引

想定元本(百万ユーロ)

103

103

平均価格(円/ユーロ)

143.76

米ドルの通貨スワップ・借入※2

想定元本(百万米ドル)

1,270

5,581

2,500

9,351

平均価格(円/米ドル)

107.93

117.08

106.10

ユーロの通貨スワップ・借入

想定元本(百万ユーロ)

1,650

1,850

3,500

平均価格(円/ユーロ)

128.63

128.56

※1 金利スワップの主な金利条件は、変動受取金利が全銀協日本円TIBOR(3ヶ月物及び6ヶ月物)に対して、固定支払金利が0.5%~1.9%となっています。

※2 通貨スワップの主な金利条件は、米ドル固定受取金利が0.6%~4.4%に対して、円固定支払金利が△0.6%~0.8%となっています。

 

 

ヘッジ手段として指定されたもの

前連結会計年度末(2022年3月31日)

(単位:百万円)

 

想定元本

帳簿価額

連結財政

状態計算書

の表示科目

その他の

包括利益に

認識した

報告期間の

ヘッジ損益※1

キャッシュ・

フロー・ヘッジ

剰余金から

損益に組替

調整額として

振り替えた金額※1

組替調整額の

連結損益計算書

の主な表示科目

 

資産

負債

金利スワップ

122,140

2,314

※2

1,964

842

※3

為替予約

64,219

4,240

※2

4,119

△2,112

※3

通貨スワップ

1,457,225

88,662

9,126

※2

83,043

△140,622

※3

※1 税効果調整前の金額です。

※2 「その他の金融資産(流動)」、「その他の金融資産(非流動)」、「その他の金融負債(流動)」、「その他の金融負債(非流動)」

※3 「金融収益」又は「金融費用」

 

当連結会計年度末(2023年3月31日)

(単位:百万円)

 

想定元本

帳簿価額

連結財政

状態計算書

の表示科目

その他の

包括利益に

認識した

報告期間の

ヘッジ損益※1

キャッシュ・

フロー・ヘッジ

剰余金から

損益に組替

調整額として

振り替えた金額※1

組替調整額の

連結損益計算書

の主な表示科目

 

資産

負債

金利スワップ

129,408

1,924

379

※2

3,225

656

※3

為替予約

34,417

2,398

193

※2

4,249

△4,738

※3

通貨スワップ

1,505,810

125,158

24,377

※2

81,121

△146,166

※3

※1 税効果調整前の金額です。

※2 「その他の金融資産(流動)」、「その他の金融資産(非流動)」、「その他の金融負債(流動)」、「その他の金融負債(非流動)」

※3 「金融収益」又は「金融費用」

 

キャッシュ・フロー・ヘッジ剰余金及びヘッジ・コストについて、連結財政状態計算書上、その他の資本の構成要素に計上された金額の増減の内訳

前連結会計年度末(2022年3月31日)

(単位:百万円)

 

 

 

キャッシュ・フロー・ヘッジ剰余金

ヘッジ・コスト

 

金利スワップ

為替予約

通貨スワップ

為替予約

通貨スワップ

期首残高

△1,901

308

△7,075

47

△16,182

当期発生額

1,668

1,972

58,621

243

△1,200

当期利益への組替修正額

610

△1,290

△113,021

△176

15,505

期末残高

377

990

△61,475

114

△1,877

 

当連結会計年度末(2023年3月31日)

(単位:百万円)

 

 

 

キャッシュ・フロー・ヘッジ剰余金

ヘッジ・コスト

 

金利スワップ

為替予約

通貨スワップ

為替予約

通貨スワップ

期首残高

377

990

△61,475

114

△1,877

当期発生額

2,875

2,893

57,785

358

△2,310

当期利益への組替修正額

554

△2,970

△95,048

△317

△6,307

期末残高

3,806

913

△98,738

155

△10,494

 

 当期利益への組替修正額の主な内容は、ヘッジ対象に係る損益が認識された会計期間におけるその他の資本の構成要素から損益への振替です。

 

株価変動リスク管理

 NTTグループは、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、取引先や関連会社を中心にそれぞれ約793,751百万円、約652,346百万円(全て公正価値ベース)の市場性のある株式を保有しており、株価変動のリスクを負っています。NTTグループは、リスク管理戦略に基づき、出資先ごとの公正価値や未実現損益について定期的にモニタリングを行うことにより、株価変動リスクを管理しています。

 

 前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、株価指数が10%上昇又は下落すると仮定した場合、資本合計の増加又は減少額はそれぞれ約76,777百万円、約67,215百万円です。

 

 

(2)認識の中止をした金融資産に対する継続的関与

 

クレジット未収債権

NTTグループは、2024年3月31日までの間、クレジット未収債権(営業債権及びその他の債権)からのキャッシュ・フローを受け取る権利を第三者へ譲渡する契約を締結しており、当連結会計年度においては2022年6月29日、2022年9月29日、2022年12月27日及び2023年3月30日に譲渡しています。

譲渡対象のクレジット未収債権は、貸倒リスクに応じて、優先部分、中間(メザニン)部分、劣後部分に区分しています。中間(メザニン)部分は、譲渡先の第三者に対して現金預託を行っており、NTTグループが信用リスクを負担しています。

上記のとおり、中間(メザニン)部分について信用リスクを負担していますが、劣後部分で貸倒リスクを吸収できる可能性が極めて高いため、NTTグループが負担している信用リスクについては、僅少です。

また、譲渡した債権に係る回収実績について適宜把握することで、貸倒リスクを適切にモニタリングしています。

なお、現金預託部分の第三者に対する請求権を連結財政状態計算書上、「営業債権及びその他の債権」に計上しています。

 

NTTグループは、前連結会計年度及び当連結会計年度において、譲渡資産に係るリスクと経済価値のほとんど全てを第三者に移転したことから譲渡資産の認識の中止を行っています。前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、譲渡した資産のうちのNTTグループが保有している中間(メザニン)部分の金額はそれぞれ47,859百万円、58,920百万円であり 、それらの公正価値は、帳簿価額と同等です。

また、これらに係る損失の最大エクスポージャー額は、上記の金額と同等です。

 

前連結会計年度及び当連結会計年度に実施した譲渡取引により認識した損失に重要性はありません。

また、これらの期間における最大の譲渡取引は、それぞれ2022年3月30日、2022年12月27日に実施されました。認識を中止したクレジット未収債権の金額は、それぞれ483,420百万円、643,370百万円であり、受領した譲渡対価は、それぞれ435,074百万円、579,026百万円です。

 

前連結会計年度及び当連結会計年度において発生した信用損失の負担はありません。

 

 

携帯端末等割賦債権

NTTグループは、前連結会計年度及び当連結会計年度において、携帯端末等割賦債権に関する金融資産を2021年9月17日、2022年3月30日及び2023年3月30日に第三者へ譲渡する契約を締結しています。

譲渡対象の携帯端末等割賦債権は、貸倒リスクに応じて、優先部分、中間(メザニン)部分、劣後部分に区分しています。中間(メザニン)部分は、NTTグループが保有しており、信用リスクを負担しています。

上記のとおり、中間(メザニン)部分について信用リスクを負担していますが、劣後部分で貸倒リスクを吸収できる可能性が極めて高いため、NTTグループが負担している信用リスクについては、僅少です。

また、譲渡した債権に係る回収実績について適宜把握することで、貸倒リスクを適切にモニタリングしています。

なお、NTTグループが保有している中間(メザニン)部分を連結財政状態計算書上、「営業債権及びその他の債権」及び「その他の金融資産」に計上しています。

 

NTTグループは、前連結会計年度及び当連結会計年度において、譲渡資産に係るリスクと経済価値のほとんど全てを第三者に移転したことから譲渡資産の認識の中止を行っています。前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、譲渡した資産のうちの現金預託部分の金額はそれぞれ34,889百万円、51,945百万円であり、それらの公正価値は、帳簿価額と同等です。

また、これらに係る損失の最大エクスポージャー額は、上記の金額と同等です。

 

前連結会計年度及び当連結会計年度に実施した譲渡取引により認識した損失に重要性はありません。

また、これらの期間における最大の譲渡取引は、それぞれ2021年9月17日、2023年3月30日に実施されました。

認識を中止した携帯端末等割賦債権の金額は、それぞれ247,721百万円、169,413百万円であり、受領した譲渡対価は、それぞれ220,458百万円、150,377百万円です。

 

前連結会計年度及び当連結会計年度において発生した信用損失の負担はありません。

(3)金融商品の公正価値

 

(見積り及び見積りを伴う判断)

 その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の公正価値

 デリバティブの公正価値測定

 

 

① 公正価値で測定されない金融商品の公正価値

公正価値で測定されない金融商品の帳簿価額及び見積公正価値

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

 

帳簿価額

公正価値

帳簿価額

公正価値

長期借入債務(1年以内返済又は償還予定の残高を含む)

6,437,530

6,325,007

6,972,397

6,742,667

 

 上記の項目は「注記1.3.重要な会計方針 (3)公正価値」で定義されている公正価値の測定に使用される仮定(インプット)の区分はレベル2に分類しています。

 上記の項目を除き、帳簿価額は概ね公正価値に相当しているため、表中には含めていません。また、「長期借入債務」(1年以内返済又は償還予定の残高を含む)の公正価値は、帳簿価額と公正価値がほぼ同額であるとみなされる変動金利債務を除き、NTTグループにおける同種の負債の新規借入利回りを使用した割引率で将来キャッシュ・フローを割り引く方法により、測定されています。

 

② 公正価値の測定

公正価値で測定している資産及び負債

 前連結会計年度末(2022年3月31日)

(単位:百万円)

 

区分

公正価値

レベル1

レベル2

レベル3

合計

金融資産:

 

 

 

 

損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

出資金

8,314

53,575

61,889

デリバティブ金融資産

 

 

 

 

ヘッジ会計を適用しているもの

92,902

92,902

ヘッジ会計を適用していないもの

4,054

4,054

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

持分証券

793,751

131,356

925,107

合計

793,751

105,270

184,931

1,083,952

金融負債:

 

 

 

 

損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 

 

 

 

デリバティブ金融負債

 

 

 

 

ヘッジ会計を適用しているもの

11,440

11,440

ヘッジ会計を適用していないもの

1,463

1,463

合計

12,903

12,903

前連結会計年度において、重要なレベル間の振替はありません。

 

 当連結会計年度末(2023年3月31日)

(単位:百万円)

 

区分

公正価値

レベル1

レベル2

レベル3

合計

金融資産:

 

 

 

 

損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

出資金

11,604

56,654

68,258

デリバティブ金融資産

 

 

 

 

ヘッジ会計を適用しているもの

129,480

129,480

ヘッジ会計を適用していないもの

1,394

1,394

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

持分証券

652,346

101,198

753,544

合計

652,346

142,478

157,852

952,676

金融負債:

 

 

 

 

損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 

 

 

 

デリバティブ金融負債

 

 

 

 

ヘッジ会計を適用しているもの

24,949

24,949

ヘッジ会計を適用していないもの

2,265

2,265

合計

27,214

27,214

当連結会計年度において、重要なレベル間の振替はありません。

 

経常的に公正価値で測定されるレベル3の資産及び負債の調整表

 

前連結会計年度末(2022年3月31日)

(単位:百万円)

区分

期首残高

利得/(損失)

購入等による増加

売却等による減少

その他の

増減

期末残高

期末で保有する資産に関連する報告期間中の利得/(損失)

当期利益

その他の包括利益

当期利益

金融資産:

 

 

 

 

 

 

 

 

出資金

44,650

6,828

8,042

△1,157

△4,788

53,575

6,552

持分証券

60,762

16,882

82,453

△16,043

△12,698

131,357

1.「購入等による増加」及び「売却等による減少」には新規連結、連結除外による増減、及び他勘定からの(への)振替による増減が含まれています。

2.「当期利益」に含まれる利得又は損失は、連結損益計算書の「金融収益」又は「金融費用」に含まれています。

 

当連結会計年度末(2023年3月31日)

(単位:百万円)

区分

期首残高

利得/(損失)

購入等による増加

売却等による減少

その他の

増減

期末残高

期末で保有する資産に関連する報告期間中の利得/(損失)

当期利益

その他の包括利益

当期利益

金融資産:

 

 

 

 

 

 

 

 

出資金

53,575

1,865

6,573

△9,760

4,401

56,654

1,860

持分証券

131,357

△31,789

7,389

△3,110

△2,649

101,198

1.「購入等による増加」及び「売却等による減少」には新規連結、連結除外による増減、及び他勘定からの(への)振替による増減が含まれています。

2.「当期利益」に含まれる利得又は損失は、連結損益計算書の「金融収益」又は「金融費用」に含まれています。

 

金融商品に関する公正価値の評価技法

 連結財政状態計算書上、公正価値で測定される金融商品のうち、レベル2及びレベル3に分類される金融商品の公正価値測定に用いられる評価技法は以下のとおりです。

(i)負債証券

 負債証券は社債等であり、その公正価値は、金融機関等の独自の価格決定モデルに基づき、信用格付けや割引率等の市場で観察可能な基礎条件を用いて測定しています。

(ⅱ)貸付金

 貸付金の公正価値は、主に同様の新規取引を行った場合に想定される利率で元利金の合計を割り引いて測定しています。

(ⅲ)デリバティブ

 デリバティブは、主に為替予約、通貨スワップ契約及び金利スワップ契約で構成されています。為替予約の公正価値は、為替レート等の市場で観察可能な基礎条件に基づいて測定しています。通貨スワップ契約及び金利スワップ契約の公正価値は、ロンドン銀行間貸出金利(LIBOR)やスワップレート、為替レート等の市場で観察可能な基礎条件を使用し、将来のキャッシュ・フローを現在価値に割引くことによって測定しています。

(ⅳ)持分証券及び出資金

 持分証券及び出資金の公正価値は、インプットの合理的な見積りを含め投資先の状況に適合する評価モデルを適切なプロセスを経て選択しています。その結果、これらの公正価値の測定に際しては、主に修正純資産法により測定しています。

5. その他の事項

 

5.1.重要な子会社

 

(見積り及び見積りを伴う判断)

 連結範囲の決定における投資先を支配しているか否かの判断を行っています。

 

 

(1)子会社

 当社グループの主要な子会社について「第一部 企業情報、第1 企業の概況、4 関係会社の状況」に記載のとおりです。

 

(2)ストラクチャード・エンティティ

 

非連結のストラクチャード・エンティティの規模、NTTグループの当該エンティティに対する投資の帳簿価額、及びNTTグループの潜在的な最大損失エクスポージャー

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

非連結のストラクチャード・エンティティの総資産(合算値)

176,553

179,380

NTTグループの最大損失エクスポージャー

47,602

47,260

NTTグループが認識した投資の帳簿価額

38,074

36,253

追加投資のコミットメント契約

9,528

11,007

 

非連結のストラクチャード・エンティティに関する補足事項

・連結財政状態計算書上、NTTグループが認識する投資は、「持分法で会計処理されている投資」又は「その他の金融資産(非流動)」に含めて表示しています。NTTグループが非連結のストラクチャード・エンティティに対して認識している負債はありません。

・当該ストラクチャード・エンティティへの関与から生じる潜在的な最大損失エクスポージャーは、NTTグループの投資の帳簿価額及び追加投資に係るコミットメントの合計額に限定されます。

・NTTグループの最大損失エクスポージャーは生じうる最大の損失額を示すものであり、ストラクチャード・エンティティに関与することにより見込まれる損失の金額を意味するものではありません。

・NTTグループが契約上の義務なしに、上記の非連結のストラクチャード・エンティティに対して財務的支援又はその他の重要な支援を提供したことはなく、提供する意図もありません。

 

 

(3)NTTグループにとって重要な非支配持分がある子会社の要約連結財務情報等

 

NTTグループにとって重要な非支配持分がある子会社の要約連結財務情報

 

株式会社NTTデータ

一般的情報

 

 

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

非支配持分が保有する所有者持分の割合(%)

45.78

42.24

子会社グループの非支配持分の累積額

(百万円)

581,805

613,480

 

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

子会社グループの非支配持分に配分された損益

65,456

66,585

 

 

要約連結財務情報

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

流動資産

1,247,041

2,248,950

非流動資産

1,837,472

3,909,244

流動負債

987,797

1,804,303

非流動負債

768,449

1,957,526

資本

1,328,267

2,396,365

 

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

売上高

2,551,906

3,490,182

当期利益

150,102

166,871

当期包括利益

236,409

196,224

         当連結会計年度において、NTTデータから非支配持分に支払われた配当金は、10,472百万円(前連結会計年度

     は11,877百万円)です。

 

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

営業活動によるキャッシュ・フロー(純額)

310,404

350,568

投資活動によるキャッシュ・フロー(純額)

△196,487

△322,281

財務活動によるキャッシュ・フロー(純額)

△166,513

135,659

現金及び現金同等物に係る換算差額

12,479

4,473

現金及び現金同等物の増減額(△は減少額)

△52,596

163,946

 

5.2.関連当事者

 

(1)日本国政府との関係及び取引

 

 日本国政府は、現在当社の発行済株式の33.33%を保有しています。政府は株主として当社の株主総会での議決権を有していることから、最大株主として、理論的には株主総会等における決定に対し多大な影響力を行使する権限を有しています。しかしながら、政府は1997年の国会答弁において、基本的に当社の経営に積極的に関与する形での株主権の行使はしないことを表明しており、事実、過去において政府は当社の経営に直接関与するためにそのような権限を行使したことはありません。

 当社グループと政府の各種部門・機関等との取引は、個別の顧客として、独立企業間取引価格を基礎として行っています。なお、前連結会計年度及び当連結会計年度に受領した高度無線環境推進事業等に係る政府補助金の概要については「注記3.5.有形固定資産」に、マイナポイント事業費補助金の概要については、「注記2.2.営業収益」にそれぞれ記載しており、その他に個別に重要な取引はありません。

 

 

(2)関連当事者との取引

 

 NTTグループは、関連会社及び共同支配企業と多様な取引を行っており、そのうち重要な取引は、端末設備や資材の購入及び各種業務の受委託です。関連会社及び共同支配企業との取引は、独立企業間取引価格を基礎として行っています。

 

関連会社及び共同支配企業に対する債権・債務残高

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

債権残高

 

 

関連会社

5,177

7,027

共同支配企業

46,794

52,598

合計

51,971

59,625

債務残高

 

 

関連会社

9,135

24,619

共同支配企業

202,381

280,308

合計

211,516

304,927

 

関連会社及び共同支配企業との取引額

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

営業収益

 

 

関連会社

33,283

37,351

共同支配企業

71,579

99,383

合計

104,862

136,734

営業費用

 

 

関連会社

50,929

48,884

共同支配企業

10,057

12,315

合計

60,986

61,199

 

 

(3)主要な経営幹部に対する報酬

 

主要な経営幹部に対する報酬

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2021年4月 1日から

2022年3月31日まで)

当連結会計年度

(2022年4月 1日から

2023年3月31日まで)

 

 

 

月額報酬

279

296

役員賞与

130

154

株式に基づく報酬

37

81

合計

446

531

 

 

5.3.購入コミットメント

 

 前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、有形固定資産、無形資産、投資不動産及び棚卸資産の購入等に関するコミットメントは、151,855百万円及び628,370百万円です。主として、固定資産の購入に関する未履行の契約によるものです。

 

 

 

5.4.偶発債務

 

 2023年3月31日現在、保証債務等に関する偶発債務は1,384,858百万円です。

 2023年3月31日現在、NTTグループにおいては、財政状態や経営成績に重要な影響をもたらすような未解決の訴訟、係争及び損害賠償は存在していません。

 

共同支配企業への関与に関連して負っている偶発債務については、「注記4.8.金融商品」に記載しています。

 

 

5.5.後発事象

 

再生可能エネルギー発電事業者グリーンパワーインベストメント社等の買収について

 NTTアノードエナジー株式会社(以下、「NTTアノードエナジー」)と株式会社JERAは、米国の再生可能エネルギー事業者Pattern Energy Group LP(以下、「Pattern Energy」)が保有する株式会社グリーンパワーインベストメント(以下、「GPI」)をはじめとする国内再生可能エネルギー事業を共同で取得することとし、2023年5月18日、Pattern Energyとの間で株式売買契約を締結しました。今後、必要な手続きを経て、2023年内に株式等の取得を完了する見込みであり、GPIはNTTアノードエナジーの子会社となる予定です。

 

株式会社インターネットイニシアティブ普通株式の一部売却について

 当社は株式会社インターネットイニシアティブ普通株式の一部(28,153,000株)について、2023年5月18日から2023年5月22日にかけて772億円で売却を実施し、所有株式数は40,380,000株から12,227,000株に減少しました。本売却の結果、翌連結会計年度において552億円の金融収益を計上する予定です。本売却実施後のNTTコミュニケーションズ所有分をあわせたNTTグループの所有株式数は20,387,000株(総株主の議決権の数に対する割合は11.53%)となり、重要な影響力を失うことから持分法の適用を中止する予定です。また、残存持分の公正価値評価に伴い、翌連結会計年度において439億円の金融収益を計上する予定です。

 

株式分割について

 当社は、2023年5月12日開催の取締役会において、株式分割及び株式分割に伴う定款の一部変更について決議いたしました。なお、本決議は定款の一部変更についての総務大臣の認可を受けることを条件として効力を生じます。

 

1.分割の目的

 2024年から新しいNISA制度が導入されることも踏まえ、株式分割を行い、投資単位当たりの金額を引き下げることにより、より投資しやすい環境を整え、当社グループの持続的な成長に共感していただける投資家層を幅広い世代において拡大することを目的としております。

 なお、今回の株式分割を行うことにより、東京証券取引所が明示している望ましい投資単位の水準(5万円以上50万円未満)を外れることになりますが、単元未満株主が増加している現状等を踏まえ、投資環境を整えることで、議決権を有する株主として当社株式を保有していただきたいと考えております。今後の投資単位の水準については、新しいNISA制度導入後の株式市場の動向や株主構成の変化等を総合的に勘案しながら、引き続き検討してまいります。

 

2.分割の概要

(1) 分割の方法

 2023年6月30日を基準日として、同日付の株主の所有する当社普通株式を、1株につき25株の割合をもって分割いたします。

 

(2) 分割により増加する株式数

 株式分割前の発行済株式総数             3,622,012,656株

 今回の分割により増加する発行済株式総数      86,928,303,744株

 株式分割後の発行済株式総数            90,550,316,400株

 株式分割後の発行可能株式総数          154,823,022,500株

 

(3) 分割の日程

 基準日公告日      2023年6月15日

 基準日         2023年6月30日

 効力発生日       2023年7月1日(実質的には7月3日)

 

 

 

 

 

 

 

3.1株当たり情報に及ぼす影響

 当該株式分割が前連結会計年度の期首に行われたと仮定した場合の前連結会計年度及び当連結会計年度におけ

る1株当たり情報は、以下のとおりです。

 

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

期中平均発行済株式数(自己株式を除く)(株)

89,669,717,425

87,152,141,750

基本的1株当たり当社に帰属する当期利益(円)

13.17

13.92

1株当たり年間配当金(円)

4.60

4.80

 

 

前連結会計年度末

(2022年3月31日)

当連結会計年度末

(2023年3月31日)

期末発行済株式数(自己株式を除く) (株)

88,535,811,650

85,236,372,050

1株当たり株主資本 (円)

93.55

100.44

 

4.定款の一部変更

(1) 変更の理由

 上記の株式分割に伴い、会社法第184条第2項の規定に基づき、2023年7月1日を効力発生日として、当社定款の一部を変更いたします。

 

(2) 定款変更の内容

 変更の内容は以下のとおりです。

(下線は変更部分)

株式分割前の定款

変更案

(発行可能株式総数)

第6条 本会社の発行可能株式総数は、
61億9,292万900株とする。

(発行可能株式総数)

第6条 本会社の発行可能株式総数は、
    1,548億2,302万
    2,500株とする。

 

 

(2)【その他】

当連結会計年度における四半期情報等

(累計期間)

第1四半期

第2四半期

第3四半期

当連結会計年度

営業収益     (百万円)

3,068,871

6,286,177

9,572,594

13,136,194

税引前四半期(当期)利益

(百万円)

525,537

1,019,452

1,529,910

1,817,679

当社に帰属する四半期(当期)利益       (百万円)

368,570

696,607

1,032,527

1,213,116

基本的1株当たり当社に帰属する四半期(当期)利益

(円)

104.07

197.04

294.50

347.99

 

(会計期間)

第1四半期

第2四半期

第3四半期

第4四半期

基本的1株当たり当社に帰属する四半期利益    (円)

104.07

92.95

97.43

52.73