第二部 【提出会社の保証会社等の情報】

 

第1 【保証会社情報】

 

1 【保証の対象となっている社債】

 

名  称

発行年月日

券面総額

(百万円)

償還額

(百万円)

当連結会計
年度末現在
の未償還額

(百万円)

上場取引所

ジェイ エフ イー ホールディングス
株式会社第21回無担保社債

(JFEスチール株式会社保証付)

2014年

3月13日

10,000

10,000

ジェイ エフ イー ホールディングス
株式会社第22回無担保社債

(JFEスチール株式会社保証付)

2014年

9月19日

20,000

20,000

合  計

30,000

30,000

 

(注) 保証会社はJFEスチール㈱であります。

 

2 【継続開示会社たる保証会社に関する事項】

該当事項はありません。

 

 

3 【継続開示会社に該当しない保証会社に関する事項】

(1) 会社名、代表者の役職氏名及び本店の所在地

会社名

JFEスチール株式会社

代表者の役職氏名

代表取締役社長  北 野 嘉 久 

本店の所在の場所

東京都千代田区内幸町二丁目2番3号

 

(注) 以下、「第二部 提出会社の保証会社等の情報 第1 保証会社情報 3 継続開示会社に該当しない保証会社に関する事項」において、「当社」とは保証会社であるJFEスチール㈱を指します。

 

(2) 企業の概況

① 主要な経営指標等の推移
a.連結経営指標等

 

回次

国際財務報告基準

第16期

第17期

第18期

第19期

第20期

(当事業年度)

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上収益

(百万円)

2,830,649

2,681,350

2,255,216

3,173,475

3,881,139

セグメント利益

(百万円)

161,383

△8,783

△65,461

323,776

146,825

税引前利益又は

税引前損失(△)

(百万円)

151,646

△241,927

△71,812

311,549

136,634

親会社の所有者に

帰属する当期利益

又は親会社の所有者に

帰属する当期損失(△)

(百万円)

121,727

△211,331

△62,940

234,850

113,667

親会社の所有者に

帰属する当期包括利益

(百万円)

83,294

△273,582

14,085

289,044

130,424

親会社の所有者に

帰属する持分

(百万円)

1,452,472

1,140,971

1,147,177

1,398,230

1,495,723

資産合計

(百万円)

3,951,109

3,836,847

3,864,262

4,425,035

4,529,302

1株当たり親会社
所有者帰属持分

(円)

2,693.90

2,116.16

2,127.67

2,593.30

2,774.12

基本的1株当たり
当期利益

又は基本的1株当たり

当期損失(△)

(円)

225.77

△391.96

△116.74

435.58

210.82

希薄化後1株当たり
当期利益

(円)

親会社所有者帰属

持分比率

(%)

36.8

29.7

29.7

31.6

33.0

親会社所有者帰属

持分当期利益率

(%)

8.4

△16.3

△5.5

18.5

7.9

株価収益率

(倍)

従業員数

(人)

44,975

45,844

45,797

45,000

44,469

 

(注) 1 第16期より国際財務報告基準(以下、IFRS)に基づいて連結財務諸表を作成しております。

2 △は損失を示しております。

3 希薄化後1株当たり当期利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

4 セグメント利益は、税引前利益又は税引前損失(△)から金額に重要性のある一過性の項目を除いた利益であり、当社連結業績の代表的指標であります。

 

 

回次

日本基準

第16期

決算年月

2019年3月

売上高

(百万円)

2,808,397

営業利益

(百万円)

135,561

経常利益

(百万円)

164,658

親会社株主に帰属する当期純利益

(百万円)

123,774

包括利益

(百万円)

92,428

純資産額

(百万円)

1,597,193

総資産額

(百万円)

3,905,313

1株当たり純資産額

(円)

2,839.14

1株当たり当期純利益

(円)

229.56

潜在株式調整後

1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

39.2

自己資本利益率

(%)

8.1

株価収益率

(倍)

従業員数

(人)

44,969

 

(注) 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

 

b.保証会社の経営指標等

 

回次

第16期

第17期

第18期

第19期

第20期

(当事業年度)

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

1,973,014

1,880,253

1,557,031

2,352,909

2,895,718

営業利益又は
営業損失(△)

(百万円)

49,023

△92,363

△106,137

124,475

31,505

経常利益又は
経常損失(△)

(百万円)

73,907

△75,356

△94,209

173,922

71,338

当期純利益又は

当期純損失(△)

(百万円)

64,847

△243,208

△33,130

142,224

83,486

資本金

(百万円)

239,644

239,644

239,644

239,644

239,644

発行済株式総数

(千株)

539,170

539,170

539,170

539,170

539,170

純資産額

(百万円)

1,101,884

778,139

741,454

847,005

887,261

総資産額

(百万円)

3,031,466

2,876,117

2,875,872

3,261,304

3,319,073

1株当たり純資産額

(円)

2,043.67

1,443.22

1,375.18

1,570.94

1,645.61

1株当たり配当額
(うち1株当たり

 中間配当額)

(円)

160.34

(160.34)

67.73

(67.73)

(-)

65.34

(65.34)

65.33

(65.33)

1株当たり

当期純利益

又は1株当たり

当期純損失(△)

(円)

120.27

△451.08

△61.45

263.78

154.84

潜在株式調整後

1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

36.3

27.1

25.8

26.0

26.7

自己資本利益率

(%)

5.8

△25.9

△4.4

17.9

9.6

株価収益率

(倍)

配当性向

(%)

133.3

24.8

42.2

従業員数

(人)

15,677

15,998

16,089

15,600

15,185

 

(注) 1 △は損失を示しております。

2 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

3 1株当たり配当額は、保証会社の完全親会社であるJFEホールディングス㈱に対する配当金の総額を1株当たりに換算したものであり、各期の配当金の総額は次のとおりであります。

 

配当金の総額

(百万円)

(うち中間配当金)

(百万円)

第16期

86,455

(86,455)

第17期

36,518

(36,518)

第18期

(-)

第19期

35,230

(35,230)

第20期

35,225

(35,225)

 

4 第17期の配当性向については、当期純損失であるため記載しておりません。

  第18期の配当性向については、当期純損失であり、配当を実施していないため記載しておりません。

 

② 沿革
[前史]

1878年4月

川崎正蔵が東京築地に川崎築地造船所を創業

1896年10月

㈱川崎造船所設立

1917年5月

葺合工場設置

1939年10月

西宮工場設置

1939年12月

川崎重工業㈱に改称

1943年8月

知多工場[現・知多製造所]設置

 

 

[保証会社設立以降]

1950年8月

川崎重工業㈱の製鉄部門を分離独立し、川崎製鉄㈱設立 

1950年10月

東京・大阪・名古屋・福岡の各証券取引所に株式上場 

1951年2月

 

千葉製鉄所[現・東日本製鉄所(千葉地区)]開設(戦後わが国初の近代的銑鋼一貫製鉄所)(1953年6月 第一高炉火入れ)

1961年7月

水島製鉄所[現・西日本製鉄所(倉敷地区)]開設(1967年4月 第一高炉火入れ)

1976年8月

エンジニアリング事業部(現・JFEエンジニアリング㈱)設置

1977年4月

 

フィリピンのフィリピン・シンター・コーポレーション(現・連結子会社)で焼結鉱の生産開始

1984年7月

 

米国カリフォルニア・スチール・インダストリーズ社に経営参加(現・持分法適用関連会社)

1995年3月

 

川鉄コンテイナー㈱[現・JFEコンテイナー㈱(現・連結子会社)]、大阪証券取引所市場第二部に株式上場(2022年8月、株式交換による当社の完全子会社化に伴い上場廃止)

1995年4月

 

豊平製鋼㈱[現・JFE条鋼㈱(現・連結子会社)]、札幌証券取引所に株式上場(2011年2月、株式交換による当社の完全子会社化に伴い上場廃止)

2001年3月

 

川鉄情報システム㈱[現・JFEシステムズ㈱(現・連結子会社)]、東京証券取引所市場第二部に株式上場

2001年4月

日本鋼管㈱との経営統合について合意

2001年7月

LSI事業部を会社分割により分社し、川崎マイクロエレクトロニクス㈱設立

2001年12月

日本鋼管㈱と経営統合について基本合意書締結

2002年4月

 

日本鋼管㈱およびドイツのティッセン・クルップ・スチール社と自動車用鋼板分野で三社包括提携契約締結

2002年5月

日本鋼管㈱と経営統合契約書締結

2002年9月

 

日本鋼管㈱と共同で株式移転により完全親会社ジェイ エフ イー ホールディングス㈱[現・JFEホールディングス㈱]を設立し、上場廃止

2003年1月

日本鋼管㈱との間で鉄鋼事業およびエンジニアリング事業に係る会社分割契約書締結

2003年3月

本店所在地を神戸市中央区から東京都千代田区に変更 

 

 

 

[経営統合以降]

2003年4月

 

 

日本鋼管㈱との間で会社分割を実施。当社は鉄鋼事業を承継し、商号をJFEスチール㈱に変更(日本鋼管㈱はエンジニアリング事業を承継し、商号をJFEエンジニアリング㈱に変更)

2003年12月

 

 

中国の広州鋼鉄企業集団有限公司と溶融亜鉛鍍金鋼板を製造・販売する合弁会社広州JFE鋼板有限公司(現・持分法適用関連会社)を設立(2012年4月、合弁パートナーを広州薄板有限公司に変更)

2008年11月

 

溶融亜鉛鍍金鋼板製造販売会社JFEスチール・ガルバナイジング(タイランド)社を設立(現・連結子会社)

2009年4月

 

JFEグループの研究開発体制の再編に伴い、JFE技研㈱を当社に統合(JFE技研㈱の持つエンジニアリング関連の研究機能はJFEエンジニアリング㈱に移転) 

2009年11月

 

インドのJSWスチール社と自動車用鋼材分野をはじめとする広範囲にわたる分野での協力に関し戦略的包括提携契約締結 

2010年7月

 

インドのJSWスチール社と出資契約、技術供与契約等を締結[同年9月に資本参加(現・持分法適用関連会社)] 

2011年4月

JFEグループの都市開発事業の再編に伴い、JFE都市開発㈱を統合

2011年5月

合弁会社広州JFE鋼板有限公司の冷延鋼板製造設備稼動(現・持分法適用関連会社) 

2012年4月

 

JFE条鋼㈱・ダイワスチール㈱・東北スチール㈱・豊平製鋼㈱の4社は、JFE条鋼㈱を存続会社として合併(現・連結子会社) 

2013年4月

 

JFEスチール・ガルバナイジング(タイランド)社の溶融亜鉛鍍金鋼板製造設備稼働(現・連結子会社) 

2013年5月

 

溶融亜鉛鍍金鋼板製造販売会社JFEスチール・ガルバナイジング・インドネシア社を設立(現・連結子会社) 

2015年5月

 

アラブ首長国連邦に大径溶接鋼管を製造・販売する合弁会社アルガービア・パイプ・カンパニーを設立(現・持分法適用関連会社)

2015年9月

 

台湾プラスチックグループのベトナム一貫製鉄所プロジェクト(フォルモサ・ハティン・スチール・コーポレーション)に資本参加、技術供与契約等を締結 

2016年1月

 

JFEスチール・ガルバナイジング・インドネシア社の溶融亜鉛鍍金鋼板製造設備稼動(現・連結子会社) 

2016年4月

 

JFEメカニカル㈱・JFE電制㈱の2社は、JFEメカニカル㈱を存続会社として合併し、JFEプラントエンジ㈱に商号変更(現・連結子会社) 

2016年8月

 

メキシコに自動車用亜鉛鍍金鋼板を製造・販売する合弁会社ニューコア・JFEスチール・メキシコを設立(現・持分法適用関連会社) 

2017年4月

棒線事業を統合し、JFE条鋼㈱(現・連結子会社)の仙台製造所を移管

2017年4月

 

JFE鋼管㈱・川崎鋼管㈱の2社は、JFE鋼管㈱を存続会社として合併し、JFE溶接鋼管㈱に商号変更(現・連結子会社)

2017年12月

 

ミャンマー連邦共和国に建材向けの溶融亜鉛鍍金・カラー鋼板を製造・販売するJFE・メランティ・ミャンマー社を設立 (現・連結子会社)

2020年3月

 

国の広東韶鋼松山股份有限公司より、特殊鋼棒鋼を製造・販売する宝鋼特鋼韶関有限公司[現・宝武傑富意特殊鋼有限公司(現・持分法適用関連会社)の持分の一部を取得

2022年4月

 

JFEミネラル㈱・水島合金鉄㈱・JFEマテリアル㈱の3社は、JFEミネラル㈱を存続会社として合併(現・連結子会社)

 

 

 

 

なお、会社分割実施(2003年4月)までの日本鋼管㈱の沿革は、以下のとおりであります。

1912年6月

日本鋼管㈱設立 

1919年11月

電気製鉄㈱を合併 

1936年6月

最初の高炉火入れ(銑鋼一貫体制を確立) 

1940年10月

鶴見製鉄造船㈱を合併(鶴見製鉄所、鶴見造船所発足) 

1965年2月

福山製鉄所[現・当社西日本製鉄所(福山地区)]発足(1966年8月 第一高炉火入れ)

1968年4月

 

川崎、鶴見、水江の三製鉄所を統合(京浜製鉄所[現・当社東日本製鉄所(京浜地区)]発足)

1969年1月

津造船所発足

1971年12月

京浜製鉄所にて扇島建設着工(1976年11月 第一高炉火入れ)

1989年7月

鉄鋼事業部、総合エンジニアリング事業部、総合都市開発事業部の三事業部体制発足

1990年3月

 

タイ・コーテッド・スチール・シート社(現・連結子会社)およびタイ・コールド・ロールド・スチール・シート社(現・持分法適用関連会社)設立

2001年4月

川崎製鉄㈱と経営統合について合意

2001年12月

 

川崎製鉄㈱と経営統合について基本合意書締結
日立造船㈱と造船事業統合基本協定書締結

2002年4月

 

川崎製鉄㈱およびドイツのティッセン・クルップ・スチール社と自動車用鋼板分野で三社包括提携契約締結

2002年5月

川崎製鉄㈱と経営統合契約書締結

2002年9月

 

 

 

川崎製鉄㈱と共同で株式移転により完全親会社ジェイ エフ イー ホールディングス㈱[現・JFEホールディングス㈱]を設立し、上場廃止

日立造船㈱との共同出資会社ユニバーサル造船㈱[現・ジャパン マリンユナイテッド㈱]へ造船事業を営業譲渡

2003年1月

川崎製鉄㈱との間で会社分割契約書締結

2003年4月

川崎製鉄㈱との間で会社分割を実施、商号をJFEエンジニアリング㈱に変更

 

 

 

③ 事業の内容

当社は、完全親会社であるJFEホールディングス㈱の下で、JFEエンジニアリング㈱およびJFE商事㈱の各事業会社とその傘下グループ会社とともに、JFEグループを構成しております。

当社および当社の関係会社においては、銑鋼一貫メーカーとして各種鉄鋼製品の製造・販売を主力事業とし、鋼材加工製品、原材料等の製造・販売、ならびに運輸業および設備保全・工事等の周辺事業を行い、JFEグループの中核を担っております。なお、主な関係会社につきましては、「④ 関係会社の状況」に記載しております。 

 

〔主要製品等〕

鉄鋼製品・半製品(熱延薄鋼板、冷延薄鋼板、表面処理鋼板、厚鋼板、形鋼、H形鋼、鋼矢板、レール、継目無鋼管、鍛接鋼管、電縫鋼管、角型鋼管、電弧溶接鋼管、電磁鋼板、ステンレス鋼板、棒鋼、線材、鉄粉、スラブ)、チタン製品、鋼材加工製品、化学製品、素形材製品、各種容器類、鉱業・鉱産品、鉄鋼スラグ製品、機能素材、合金鉄、各種耐火物、築炉工事、各種運送事業・倉庫業、土木建築工事、設備管理・建設工事、電気工事、電気通信工事、火力発電、ガス、建設仮設材、不動産、保険代理業、各種サービス業、各種コンピュータシステム、材料分析・解析、環境調査、技術情報調査、知的財産支援等

 

当社および主要な関係会社の位置づけを事業系統図によって示すと、次のとおりであります。

 


(注) 1 →印は、製品・サービス等の流れを示しております。

2 *印は持分法適用関連会社等(共同支配事業含む)、その他は連結子会社であります。

3 関係会社の異動については、「④ 関係会社の状況」に記載しております。

 

 

④ 関係会社の状況
a.親会社

名称

住所

資本金
(百万円)

主要な
事業の内容

議決権の
被所有

割合
(%)

関係内容

(親会社)

 

 

 

 

 

JFEホールディングス㈱

東京都千代田区

147,143

鉄鋼事業・エンジニアリング事業・商社事業を行う子会社の経営管理等

100.0

関係内容については、「(6) 経理の状況 ①  連結財務諸表等 a 連結財務諸表 連結財務諸表注記 40. 関連当事者」に記載しております。

 

(注)  有価証券報告書を提出しております。

 

b.子会社及び関連会社

名称

住所

資本金
(百万円)

主要な
事業の内容

議決権の
所有割合
(%)

関係内容

役員の

兼任等

営業上の取引

その他

(連結子会社)

 

 

 

 

 

 

 

JFE条鋼㈱
※1

東京都港区

30,000

形鋼、鉄筋棒鋼製品の製造・販売

100.0

当社製品および原材料の一部の販売先。当社製品の一部の製造を委託。

JFEケミカル㈱

東京都台東区

6,000

化学製品の製造・販売

100.0

当社原材料の一部の販売先。同社製品の一部を購入。

JFE建材㈱

東京都港区

5,000

鉄鋼二次製品の製造・加工・販売

96.4

当社製品の販売先。

JFE鋼板㈱

東京都品川区

5,000

鉄鋼二次製品の製造・加工・販売

100.0

当社製品の販売先。同社にメッキ加工を委託。

同社と土地、建物を賃貸および賃借。

ジェコス㈱
※2

東京都中央区

4,397

建設仮設材の賃貸・販売

47.7

 (0.0)

当社製品の販売先。

JFE物流㈱

東京都千代田区

4,000

各種運送事業、倉庫業

89.2

当社製品の輸送および保管等を委託。

同社に土地、建物を賃貸。

JFEコンテイナー㈱ 

東京都千代田区

2,365

各種容器類の製造・販売

100.0

当社製品の販売先。

JFEシビル㈱

東京都台東区

2,300

土木建築工事の請負

100.0

当社製品の販売先。当社の土木建築工事等の発注先。

JFEミネラル㈱

東京都港区

2,000

鉱業・鉱産品の採掘・加工・販売、機能素材・合金鉄・鉄鋼スラグ製品の製造・販売

100.0

同社製品の一部を購入。場内作業の一部を委託。

同社に土地、建物、設備を賃貸。

JFEライフ㈱

東京都台東区

2,000

不動産業、保険代理業、各種サービス業

100.0

当社の福利厚生・給与等の業務を委託。

同社と土地、建物を賃貸および賃借。

JFEプラントエンジ㈱

東京都台東区

1,700

機械装置の製造・販売、電気工事、電気通信工事、設備管理・建設工事の請負

100.0

当社の工事等の発注先。

同社と土地、建物を賃貸および賃借。

 

 

名称

住所

資本金
(百万円)

主要な
事業の内容

議決権の
所有割合
(%)

関係内容

役員の

兼任等

営業上の取引

その他

JFEシステムズ㈱
※2

東京都港区

1,390

各種コンピュータシステムの開発・販売

67.8

(2.6)

当社のコンピュータシステムの開発・維持・運用等を委託。

同社に建物を賃貸。

JFE継手㈱

大阪府岸和田市

958

鋼管継手の製造・販売

86.6

当社製品および原材料の一部の販売先。同社製品の一部を購入。

JFE鋼材㈱

東京都中央区

488

鋼板剪断、溶断加工、鋼材販売

100.0

当社製品の販売先。同社に鋼板剪断加工を委託。

同社に土地、建物を賃貸。

JFE溶接鋼管㈱

東京都中央区

450

電縫鋼管の製造・販売

100.0

当社製品の販売先。同社に当社製品の一部の製造を委託。

同社に土地、建物、設備を賃貸。

JFE精密㈱

新潟市東区

450

素形材製品の製造・販売

100.0

JFEアドバンテック㈱

兵庫県西宮市

319

計量・計測機器の製造・販売

100.0

当社の計量、設備診断業務を委託。同社製品の一部を購入。

JFEテクノリサーチ㈱

東京都千代田区

100

材料分析・解析、環境調査、技術情報調査、知的財産支援

100.0

当社の金属材料等の分析、調査業務を委託。

同社に土地、建物を賃貸。

JFE東日本ジーエス㈱

川崎市川崎区

50

各種サービス業

100.0

(0.6)

当社の場内作業の一部を委託。

同社に土地、建物を賃貸。

JFEスチール・オーストラリア・リソーシズ・プロプライタリー・リミテッド
※1

オーストラリア
ブリスベン

百万

豪ドル

460

オーストラリアにおける炭鉱・鉄鉱石鉱山事業への投資

100.0

フィリピン・シンター・
コーポレーション

※1

フィリピン
マニラ

百万
フィリピン

ペソ

1,957

焼結鉱の製造・販売

100.0

焼結鉱の製造を委託。

PT.JFEスチール・ガルバナイジング・インドネシア

インドネシア
ブカシ

百万

米ドル

139

冷延および溶融亜鉛鍍金製品の製造・販売

100.0

(0.0)

当社製品の販売先。

同社へ事業資金を融資。

JFEスチール・ガルバナイジング(タイランド)・リミテッド

タイ
ラヨン

百万
タイ
バーツ

4,362

溶融亜鉛鍍金製品の製造・販売

100.0

当社製品の販売先。

タイ・コーテッド・スチール・シート・カンパニー・リミテッド

タイ
バンコック

百万
タイ
バーツ

2,206

電気亜鉛鍍金製品の製造・販売

81.4

当社製品の販売先。

ノバエラ・シリコン・S/A

ブラジル
ベロホリゾンテ

百万

ブラジル

レアル

150

合金鉄の製造・販売

100.0

同社製品の一部を購入。

その他 118社

 

 

 

 

 

 

 

 

 

名称

住所

資本金
(百万円)

主要な
事業の内容

議決権の
所有割合
(%)

関係内容

役員の

兼任等

営業上の取引

その他

(持分法適用関連会社等)

 

 

 

 

 

 

 

日伯ニオブ㈱

東京都千代田区

37,272

ブラジルにおけるニオブ鉱山事業への投資

25.0

瀬戸内共同火力㈱

広島県福山市

5,000

火力発電事業

50.0

同社にガスを販売し、同社から電力を購入。

品川リフラクトリーズ㈱
※2

東京都千代田区

3,300

各種耐火物の製造・販売、築炉工事の請負

34.1

同社製品の一部を購入。当社の修繕工事等の発注先。

日本鋳造㈱
※2

川崎市川崎区

2,627

鋳鋼品等の製造・販売

36.2

当社製品の販売先。同社製品の一部を購入。

日本鋳鉄管㈱
※2

埼玉県久喜市

1,855

鋳鉄管等の製造・販売

30.0

(0.1)

当社原材料の一部の販売先。

㈱エクサ

横浜市西区

1,250

各種コンピュータシステムの開発・販売

49.0

当社のコンピュータシステムの開発・維持・運用等を委託。

同社に建物を賃貸。

㈱セイケイ

栃木県佐野市

950

冷間プレス成形角型鋼管の製造・販売

27.0

当社製品の販売先。

エヌケーケーシームレス鋼管㈱

横浜市港北区

100

シームレスパイプの製造・販売

49.0

㈱JFEサンソセンター

広島県福山市

90

酸素ガス、窒素ガス、アルゴンガス等の製造・販売

40.0

同社に電力を販売し、同社から工業ガスを購入。

同社に土地、建物、設備を賃貸。

広州JFE鋼板有限公司

中国
広州

百万

人民元

3,191

冷延および溶融亜鉛鍍金製品の製造・販売

50.0

当社製品の販売先。

ニューコア・JFEスチール・メキシコ・S.DE R.L.DE C.V.

メキシコ
シラオ

百万

米ドル

361

溶融亜鉛鍍金製品の製造・販売

50.0

当社製品の販売先。

宝武傑富意特殊鋼有限公司

中国
韶関

百万

人民元

1,372

特殊鋼棒鋼の製造・販売

50.0

タイ・コールド・ロールド・スチール・シート・パブリック・カンパニー・リミテッド

タイ
バンコック

百万
タイ
バーツ

4,816

冷延鋼板の製造・販売

34.5

当社製品の販売先。

カリフォルニア・スチール・インダストリーズ・インク

米国
フォンタナ

百万

米ドル

40

鉄鋼製品の製造・販売

49.0

当社製品の販売先。

JSWスチール・リミテッド

インド
ムンバイ

千万
インド
ルピー

301

鉄鋼製品の製造・販売

15.0

(15.0)

当社製品の販売先。鋼板製造技術および操業改善に関する技術の供与先。

内蒙古オルドスEJMマンガン合金有限公司

中国
オルドス

百万

人民元

232

合金鉄の製造・販売

24.5

渤海能克鑽杆有限公司

中国
滄州

百万

人民元

129

ドリルパイプおよびドリルパイプのアクセサリーの加工・製造・販売

28.3

その他  24社

 

 

 

 

 

 

 

 

(注) 1 ※1 特定子会社に該当する会社であります。

2 ※2 有価証券報告書を提出しております。

3 議決権の所有割合の( )内の数値は、間接所有割合であり議決権比率の内数であります。

4 持分法適用関連会社等には、共同支配事業を含んでおります。

5 関係会社の異動

・当連結会計年度より、㈱セイケイを重要な持分法適用関連会社として記載しております。

・JFEミネラル㈱および前連結会計年度に記載しておりました水島合金鉄㈱、JFEマテリアル㈱の3社は、2022年4月1日にJFEミネラル㈱を存続会社として合併しております。

・JFEコンテイナー㈱は、2022年8月1日に株式交換により、当社の完全子会社となっております。

・エヌケーケーシームレス鋼管㈱は、2023年4月28日に清算結了しております。

・当社は2023年5月9日に、JFE継手㈱の発行済株式の76.6%を㈱リケンへ譲渡しております。

⑤ 従業員の状況
a.連結会社の状況

2023年3月31日現在

従業員数(人)

44,469

 

(注) 1 従業員数は就業人員数であり、連結会社以外からの出向者を含み、連結会社以外への出向者、臨時従業員を含んでおりません。

2 連結会社以外への出向者数は464名であります。

 

b.保証会社の状況

2023年3月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

15,185

39.1

16.7

7,786

 

(注) 1 従業員数は就業人員数であり、他社からの出向者を含み、他社への出向者、臨時従業員を含んでおりません。

2 他社への出向者数は1,185名であります。

3 平均年間給与は、賞与および基準外賃金を含んでおります。

 

c.労働組合の状況

当社には、JFEスチール労働組合連合会が組織されており、組合員数は2023年3月31日現在において    14,765名となっております。JFEスチール労働組合連合会は、日本基幹産業労働組合連合会に加盟しております。

なお、その他に労働組合との関係について特記すべき事項はありません。

 
d.管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

   (当社及び当社の連結子会社)

当事業年度

名称

管理職に

占める

女性労働者

の割合(%)

※1

男性労働者の

育児休業

取得率(%)

労働者の男女の

賃金の差異(%)※1

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

JFEスチール㈱

1.5

92

※3

78.3

78.8

72.1

JFE条鋼㈱

-

-

 

75.2

74.0

71.3

JFEケミカル㈱

-

-

 

75.5

75.5

59.9

JFE建材㈱

-

18

※1

71.1

69.5

91.9

JFE鋼板㈱

0.9

0

※1

68.7

68.4

-(※4)

ジェコス㈱

10.6

31

※3

59.3

57.8

69.9

JFE物流㈱

1.8

32

※2

78.5

79.6

54.8

JFEコンテイナー㈱

-

-

 

85.1

88.5

50.8

JFEシビル㈱

-

-

 

59.3

57.9

66.6

JFEミネラル㈱

6.4

13

※2

73.8

80.8

43.2

JFEライフ㈱

17.1

-

 

51.5

70.1

28.1

JFEプラントエンジ㈱

-

99

※3

77.6

79.6

61.9

JFEシステムズ㈱

6.9

89

※3

81.4

81.6

72.3

JFE継手㈱

-

16.7

※1

68.9

70.4

88.9

 

 

 

当事業年度

名称

管理職に

占める

女性労働者

の割合(%)

※1

男性労働者の

育児休業

取得率(%)

労働者の男女の

賃金の差異(%)※1

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

JFE鋼材㈱

7.4

-

 

-

-

-

JFE溶接鋼管㈱

3.3

28.6

※1

75.6

80.7

39.7

JFEアドバンテック㈱

1.0

-

 

61.3

80.1

69.4

JFEテクノリサーチ㈱

10.9

95

※3

87.3

87.1

69.7

JFE東日本ジーエス㈱

-

67.0

※1

54.8

82.9

43.7

JFEコムサービス㈱

5.9

-

 

-

-

-

JFE建材フェンス㈱

9

0

※1

-

-

-

JFE物流京浜㈱

0

-

 

69.6

67.4

83.3

㈱JFEウイング

-

-

 

71.5

78.1

55.2

J-ロジテック㈱

-

-

 

76.5

76.4

67.2

JFEウエストテクノロジー㈱

-

-

 

70.7

70.6

92.4

JFE西日本ジーエス㈱

1.8

-

 

94.7

86.7

88.9

JFE鋼板総合サービス㈱

0

-

 

-

-

-

レンタルシステム㈱

5.8

-

 

70.2

70.9

54.4

JFE瀬戸内物流㈱

-

-

 

76.6

75.6

99.4

倉敷運輸㈱

-

-

 

80.8

79.8

104.1

JFEアップル西日本㈱

0

-

 

-

-

-

 

 

(注) 1 ※1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2 ※2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

3 ※3 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものであります。

4 上表は、法令に基づき各社が公表している数値をとりまとめており、小数点の表記が異なります。なお、従業員数等の要件により、各社で公表状況が異なっており、「-」は数値を公表しておりません。

5 ※4 パート・有期労働者については該当者が存在しない区分のため「-」と表記しております。

 

 

(3) 事業の状況

① 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等
(1)会社の経営の基本方針

企業理念:JFEグループは、常に世界最高の技術をもって社会に貢献します。

行動規範:挑戦。柔軟。誠実。

 

(2)企業構造

JFEグループは鉄鋼、エンジニアリング、商社の3つの事業を中心とした企業グループです。

鉄を中核として、エネルギー技術や資源リサイクル技術など幅広い分野に領域を広げており、世界最高の技術に裏打ちされた3つの事業が生み出し続けるシナジーを、持続可能な社会の構築に向けてさらに拡大していきます。

 

(3)当社グループの競争力の源泉

鉄鋼事業を行う当社グループは、世界有数の生産規模と高い技術開発力を有する銑鋼一貫メーカーの当社を中核としており、お客様や社会の多様なニーズにお応えする鉄鋼製品をグローバルに供給しています。

当社グループの競争優位の源泉は、①お客様のニーズに基づいた最先端の「技術開発力」と、②製造現場で培われてきた「生産」の実力、および③当社と商社事業のJFE商事㈱が一体となって長年築いてきた強固なお客様との信頼関係に基づく「販売力」の3つを基礎としています。これらをベースに、お客様のニーズに沿った新たな価値を創造し、最適なソリューションを提供し続けてきました。これらの競争優位性は私たちが長年の努力により積み重ねてきた貴重な財産であり、他社が容易に真似できない持続的成長のドライバーです。

 

○新たな価値の創造を可能とする技術開発力

世界各地のお客様の高度なご要望にお応えすることで、業界をリードする技術力を蓄積してきました。幅広い分野での高機能・高品質の商品やサービスの開発と提供を通じて新たな価値を創造し、世界中の産業や社会の発展と人々の生活の進化に貢献しています。また、優れた環境保全・省資源・省エネ技術により、世界で最も低いレベルの環境負荷で鉄鋼製品を生産することができ、その技術を世界各地の環境対策に役立てるとともに、成長の機会として活用しています。

 

○高い競争力を持つ、集約された国内2大製鉄所

当社の競争力の第一の源泉は、東西2製鉄所への拠点集約により固定費が抑えられ、高効率生産が可能であることです。特に世界有数の規模を誇る西日本製鉄所は、年間2,000万トンレベルの鋼材を生産でき、コストや商品ラインナップ、技術力の観点からも高い競争力を持っています。現場では長年の努力を通じて優れた製造・商品技術や知的財産、ノウハウ等が無数に蓄積されており、これらにより培われた製造実力は、当社固有の競争力の源泉です。なお、事業環境の変化に対応した国内最適生産体制を構築し、当該競争力を維持・向上させるため、東日本製鉄所京浜地区において2023月を目途に高炉を含む上工程(製銑、製鋼)および熱延設備を休止いたします。

 

○ニーズへの対応力と安定したお客様基盤

長年のお取引による数多くのお客様との双方向のコミュニケーションにより、お客様との信頼関係を構築してきました。お客様との綿密なニーズの摺り合わせや、開発初期段階からの協働等の取り組みを通じて新たな価値を創造し、お客様の課題解決に貢献してきました。結果として、他社が容易に入り込むことができない堅固なお客様基盤を構築しております。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当社グループを取り巻く事業環境は、新型コロナウイルスの感染拡大による落ち込みからの持ち直しや中国のウィズコロナ政策への転換等により経済回復の兆しがみられるものの、エネルギー・資源価格の高騰にともなうインフレの継続や欧米各国の金融引き締めによる景気後退懸念に加えて、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化、一部地域における地政学的リスクの高まり等により、先行きの不透明な状況が今後も続くと考えられます。また、中長期的には、人口の減少により国内の鉄鋼市場は縮小に向かう一方、海外では、汎用品の価格競争激化に加え、鉄鋼製品の地産地消の流れが強まることが想定されます。更に、全世界的に気候変動に対する危機感が従来にも増して高まっており、カーボンニュートラルへの取り組みはより一層重要な経営課題となっています。

 

<当社グループの取り組み>

当社グループは、第7次中期経営計画において掲げた「量」から「質」への転換、成長戦略、DX、およびカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを着実に推進してまいります。

 

 

第7次中期経営計画

トン当たり利益

1万円/トン

セグメント利益

2,300億円

 

 

2022年度に東日本製鉄所千葉地区の缶用鋼板製造設備を休止し、西日本製鉄所福山地区に集約いたしました。更に2023年月には、東日本製鉄所京浜地区の上工程および熱延設備の休止を予定しており、構造改革の完遂による固定費の削減や、DX推進を通じた生産効率の向上等により大幅なコスト削減を実現し、スリムで強靭な事業構造へと変革いたします。加えて、鉄鉱石や原料炭等の主原料をはじめとする諸物価の更なる高騰が想定されるなか、従来から取り組んできた販売価格体系の抜本的な見直しを強化し、収益の拡大を目指してまいります。

また特に、高機能電磁鋼板については、世界的な電力需要の拡大や自動車の電動化進展等により需要が急伸することを見据え、供給体制を増強し、伸び行く需要を確実に捕捉してまいります。国内においては、西日本製鉄所倉敷地区の設備増強を進めるとともに、海外においては、インドのJSWスチール・リミテッドと方向性電磁鋼板製造販売会社の共同設立について基本合意しております。

今後とも、現地生産化を通じた事業戦略の深化、品種構成の高度化による高付加価値品の製造拡大、更には環境負荷低減等に関する高度な製造・操業・研究ノウハウを提供するソリューションビジネスの拡大等、成長戦略を着実に推進することで、収益の拡大に努めてまいります。

カーボンニュートラル実現に向けては、2030年度におけるCO排出量を2013年度比で30%以上削減することを目標としており、既存プロセスの省エネルギー・高効率化および電気炉技術の活用等の取り組みを進めています。また、カーボンリサイクル高炉や水素製鉄(直接還元)等の超革新技術の開発にチャレンジし、2050年カーボンニュートラルの実現を目指しています。

2030年度削減目標の達成に向けて、転炉においてスクラップ使用量の拡大により大幅なCO排出量削減が可能となるプロセスを全地区に導入したことに加え、仙台製造所における電気炉の増強や千葉地区のステンレス製造プロセスにおける電気炉の導入等を決定いたしました。また、倉敷地区においては高炉の改修時期にあわせて高効率・大型電気炉の導入も検討しており、引き続き目標達成に向けて必要な設備投資を実行してまいります。なお、当連結会計年度における技術開発の進捗等を精査、検証した結果、現時点の削減目標は適切であると判断しておりますが、今後トランジション技術の開発を促進し、更なるCO削減に向けて目標の見直しを検討してまいります。

更に、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金事業の支援を受け、超革新技術の開発を複線的に進めております。千葉地区においては、カーボンリサイクル高炉の試験炉建設工事に着手しており、引き続き研究開発を推進するとともに、超革新技術の早期実装化にも取り組んでまいります。

また、社会の脱炭素化ニーズが急速に高まる中、自社のCO排出削減技術により創出した排出削減量を適用したグリーン鋼材「JGreeXTM(ジェイグリークス)」の供給を開始いたします。2023年度は20万トン程度の供給を予定しており、カーボンニュートラル社会の実現に貢献できるグリーン鋼材の価値をお客様に認めていただけるよう市場の創出に積極的に取り組んでまいります。更に、社会全体のCO排出量削減に貢献すべく、EV向けモーターや変圧器の効率性向上に資する電磁鋼板をはじめとする環境配慮型商品の開発・供給を推進してまいります。

今後とも、気候変動問題への解決に向けた取り組みを強力に推進することで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります

 

当社グループは、社会との信頼関係の基本であるコンプライアンスの徹底、環境課題、安全の確立、およびダイバーシティ&インクルージョン(多様な背景を持つ従業員の能力の最大活用)への積極的な取り組みについて、真摯な努力を継続し、更なる発展を図ってまいります。

 

 

② サステナビリティに関する考え方及び取組

当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)サステナビリティ全般に関するガバナンス

当社グループのサステナビリティを推進する観点から、社長を議長とし、副社長、監査役等で構成される「CSR会議(2023年4月より「サステナビリティ会議」に名称変更、以下「サステナビリティ会議」)」を設置しております。毎月1回程度開催する「サステナビリティ会議」のもとに「コンプライアンス委員会」、「地球環境委員会」、「リスクマネジメント委員会」等の委員会・部会を設置し、独占禁止法、公務員等に対する贈収賄を含む汚職防止に関する法令等の遵守、および人権、人事労働、安全・防災、環境、気候変動、品質、反社会的勢力への対応、情報セキュリティ等のESGリスクも含むリスクマネジメントや社会貢献等の多岐にわたる範囲を対象として、課題の設定、方針の審議、進捗の確認を行っております。

特に気候変動問題について、JFEグループは「JFEグループ企業行動指針」の中で、地球環境との共存を図るとともに、快適な暮らしやすい社会の構築に向けて主体的に行動することを定めており、環境保全活動の強化や気候変動問題への対応等の「地球環境保全」は持続可能な社会を実現する上で非常に重要な課題であると認識しております。

当社は、「サステナビリティ会議」のもとに「地球環境委員会」を設置し、気候変動問題や環境保全に関する課題や取り組みについて審議、進捗の確認を行っております。また、2020年10月に全社横断的な社長直轄プロジェクトチームを創設し、2050年のカーボンニュートラル実現に向けた超革新技術の開発、実用化に向けた取り組みを推進しております。2021年7月より順次専門組織を新設するなど、推進体制を改編し、取り組みを加速しております。

 

(2)サステナビリティ全般に関するリスク管理

当社グループは、当社およびグループ各社において制定する「内部統制体制構築の基本方針」に基づき、事業活動、コンプライアンス(独占禁止法・公務員等に対する贈収賄を含む汚職防止に関する法令等の遵守等)、企業理念や「JFEグループ企業行動指針」等の会社方針・規程の遵守、環境、気候変動、人事労働、安全・防災、セクシュアルハラスメント・パワーハラスメント等の人権侵害、品質管理、情報セキュリティ等のESGリスクも含むサステナビリティ全般に関するリスク管理について、業務執行における担当執行役員等が課題を洗い出すことに努め、必要な都度、経営会議等で審議しております。また、社長が議長を務める「サステナビリティ会議」のリスクマネジメント委員会において、国内外のグループ会社も含め横断的に事業に関わるリスクの洗い出し、対応方針の協議、検討を継続的に行っております。

特に、気候関連リスクの企業レベルでの特定・評価については、TCFDから提言されたフレームワークに従いシナリオ分析を踏まえて行っております。事業に影響を及ぼす重要な要因を選定し、より詳細な影響を分析することによって第7次中期経営計画などの事業戦略策定に活用しております。

 

(3)当社が重要であると判断したサステナビリティ項目の個別開示

a.気候変動問題解決への貢献

[ガバナンス・リスク管理]

気候変動問題に関するガバナンスについては「(1)サステナビリティ全般に関するガバナンス」に、リスク管理については「(2)サステナビリティ全般に関するリスク管理」に、それぞれ記載しております。
 

[戦略]

JFEグループは、気候変動問題への取り組みを経営の最重要課題と位置付け、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた「JFEグループ環境経営ビジョン2050」を策定し、持続的かつ安定的な成長による企業価値の向上に取り組んでおります。

当社は、低炭素鉄鋼プロセスへの転換を進める2030年までをトランジション期、超革新技術を確立・実装しカーボンニュートラルを目指す2050年までをイノベーション期と定義し、それぞれのCO排出削減目標に向けた具体的な取り組みを進めてまいります。

2030年までのトランジション期においては、カーボンニュートラル実現のための超革新技術は開発途上であるため、これらの技術に依らずCO排出量を着実に削減するために、高効率なコークス炉への更新やAI・データサイエンスを活用して既存プロセスの徹底的な省エネ・高効率化を行うとともに、鉄スクラップや高品位な直接還元鉄といった低炭素原燃料の活用や低炭素プロセスの導入など、低炭素鉄鋼プロセスへのトランジションを進めてまいります。

さらに、2050年カーボンニュートラルの実現のためには、イノベーション期への移行準備として超革新技術の研究開発を加速する必要があります。当社は、NEDOグリーンイノベーション基金事業を活用して、カーボンリサイクル高炉、直接還元技術、高効率・大型電気炉技術の研究開発を複線的に推進しており、試験設備における実証試験を実施し、早期に実機での実証、実装を進めてまいります。

また、カーボンリサイクル高炉や直接還元技術などの製鉄プロセスを含めた炭素循環型社会の構築には、大量のカーボンフリー水素・電力を供給する大規模なインフラの構築や増強が不可欠であるため、企業間連携やコンビナート連携も含めたCCUS(Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage)、カーボンフリー水素・電力の調達に関する検討を開始しております。当社は超革新技術の開発に挑戦するとともに、2050年カーボンニュートラル実現の前提となる周辺課題の解決にも積極的に取り組んでまいります。

一方で、このような低炭素化技術や超革新技術の開発には巨額の設備投資や実装費用を要し、製造コストの上昇は不可避であると考えております。この課題を解決していくためには、個社の取り組みや努力では限界があり、環境価値に見合ったコストを社会全体で担う仕組みづくりやグリーン鋼材市場を創出することが必要です。

当社は、2023年5月に、鉄鋼製造プロセスにおけるCO排出量を従来の製品より大幅に削減した鉄鋼製品「JGreeX™(ジェイグリークス)」の供給を2023年度上期より開始することを公表しました。サプライチェーン全体でのCO削減が急速に進む中、当社は、さまざまな低炭素化技術や省エネ・高効率化技術の適用拡大により、CO排出量の更なる削減を実現するとともに、「JGreeX™」の供給能力拡大により、社会全体の脱炭素化に貢献してまいります。

 

[指標及び目標]

当社は、所属する日本鉄鋼連盟にて策定された、3つのエコと革新的製鉄プロセス開発を柱とする低炭素社会実行計画を推進し、2020年度にフェーズⅠの目標を達成しました。さらに2021年度からは「カーボンニュートラル行動計画」と名称を改め、フェーズⅡ目標として2030年度のエネルギー起源CO排出量を2013年度比30%削減と定めて取組みを進めており、当社もこの計画の目標達成に向けて積極的な活動を推進しております。

日本鉄鋼連盟は、これらの取り組みに加え、2021年に「我が国の2050年カーボンニュートラルに関する日本鉄鋼業の基本方針」を発表し、日本鉄鋼業として早期のゼロカーボン・スチールの実現に向けて、果敢に挑戦することを宣言しました。

当社は、「JFEグループ環境経営ビジョン2050」において、2024年度末のCO排出量削減目標を2013年度比で18%とする新たなCO削減目標を公表しており、加えて2022年2月には、2030年度のCO排出量削減目標を2013年度比で30%以上としました。さらに、当社の国内の主要グループ会社においても当社と同レベルのCO削減目標を策定しました。国内外のグループが一丸となって気候変動問題への取り組みを事業戦略に組み込むとともに、TCFDの理念を経営戦略に反映し、CO排出量削減に向けた取り組みを体系的に推進してまいります。

なお、2022年度における技術開発の進捗等を精査、検証した結果、現時点の削減目標は適切であると判断しておりますが、今後トランジション技術の開発を促進し、さらなるCO削減に向けて目標の見直しを検討してまいります。

 

課題の分野

重要課題

指標及び目標(2022年度KPI)

気候変動問題解決への貢献

JFEグループのCO排出量削減

当社(単体)

2024年度末のCO排出量を2013年度比で18%以上削減」において省エネ/技術開発によるCO削減目標の50%の達成

2024年度末のCO排出量を2013年度比で18%以上削減」において省エネ/技術開発によるCO削減目標に対する投資計画の累計CO削減量90%の認可完了

・2050年カーボンニュートラルを見据えた2030年度のCO削減目標(30%以上)に向けたCO削減計画の策定

社会全体のCO削減への貢献

当社(単体)

環境配慮型商品・技術(※)の市場投入・実装化:

2022年度15件以上(2021~2024年度累計60件以上)

鋼材の製造時または使用段階で、省エネ、省資源、廃棄物・環境負荷物質の排出量削減、有害物質の不使用に貢献できる商品または技術

 

 

2022年度のCO排出量(Scope1~3)の実績については、親会社のJFEホールディングス㈱が2023年9月に発行予定のJFEグループサステナビリティ報告書に記載予定です。

 

b.労働安全衛生の確保、多様な人材の確保と育成(人的資本)

[戦略]

JFEグループは、社会の持続的発展と人々の安全で快適な生活のために「なくてはならない」存在としての地位を確立することを目指しております。複雑化する変化の激しい経営環境の下で、将来にわたって企業価値を向上させ続けるためには、これを支える一人ひとりの従業員の力が重要です。当社は、JFEグループとして制定した「JFEグループ人材マネジメント基本方針」や「JFEグループ健康宣言」のもと、人的資本への投資を通じて従業員の能力や活力を最大限に引き出す施策に取り組んでおります。

具体的には、「労働安全衛生の確保」および「多様な人材の確保と育成」を人的資本に関する経営上の重要課題として定め、定量的なKPIを設定して取り組みを推進しております。

 

<JFEグループ人材マネジメント基本方針>

1.人権の尊重と公平・公正な人材マネジメントの推進

すべての社員の人権を尊重するとともに、JFEグループ行動規範、企業行動指針の精神を実現する人材を育成し、公平・公正な人材マネジメントを行う。

 

2.「人を育てる企業風土」の醸成と「働きがいのある職場」の構築

双方向のコミュニケーションの充実により、風通しの良い、人を育てる企業風土を醸成し、安全で魅力に富み、働きがいのある職場環境を構築する。

 

3.ダイバーシティの推進

女性・外国人・高齢者・障がい者等を含めた多様な人材が、その能力を最大限に発揮し活躍できる環境を整える。

 

4.優秀な人材の確保および育成の着実な実施

複雑化・多様化する変化の激しい経営環境のもと、グローバル競争を勝ち抜くため、多様かつ優秀な人材を安定的に採用し、技術力・現場力の強化に必要な技術・技能の蓄積と伝承、グローバル人材の育成を着実に実施する。

 

 

<JFEグループ健康宣言>

1.企業理念の実現のためには、社員一人ひとりの安全と健康は欠くことができないという認識のもと、すべての社員がいきいきと働くことができる職場を実現していきます。

 

2.会社と健康保険組合が一体となって、社員とその家族の心と身体の健康保持・増進に向けたあらゆる取組みを進めていきます。

 

3.安全と健康を最優先する意識の醸成を図り、社員一人ひとりが自立的に活動を実践する健康文化を構築していきます。

 

 

 

労働安全衛生の確保

<労働災害の防止>

安全な作業環境を整備し労働災害を防止することは、多様な社員が安心して働くための基本的な要件と考えております。そこで、当社は「安全はすべてに優先する」という基本姿勢のもと、死亡災害件数(件)および休業災害度数率に関するKPIを定め、取り組みを推進しております。第次中期経営計画では安全対策への優先的な投資(JFEグループ全体で年間100億円規模)を実施し、類似の災害や繰り返しの災害を防止するための活動強化に加え、最新技術の活用により設備そのもので災害の発生を防止する取り組みに注力しております。例えばAIやセンサーの活用により、作業者を検知し自動で設備を止める技術の開発と適用を進めております。

これらの労働災害防止の取り組みを加速させるインセンティブとするため、2022年度より役員の業績連動報酬に安全に関する指標を導入しております。

 

<社員とその家族の健康確保>

安全で魅力に富み働きがいのある職場を実現するため、2016年にJFEグループとして「JFEグループ健康宣言」を制定し、健康保険組合や産業保健スタッフと連携して特定保健指導実施による生活習慣の改善等、従業員の健康保持・増進に取り組んでおります。また、喫煙率の低減による受動喫煙の防止など、従業員だけではなく家族の健康保持・増進にも繋がる取り組みに注力しております。

 

多様な人材の確保と育成

<ダイバーシティ&インクルージョン>

変化の激しい経営環境においては、様々な価値観や考え方が融合する中でこれまでになかった発想や解決法が生まれ、企業価値の持続的な向上に繋がると考えております。そのためJFEグループおよび当社ではダイバーシティ&インクルージョンの推進を重要な経営課題として位置付け、性別、国籍や価値観、異なるライフスタイルなど多様な背景を持つ人材が能力を発揮できる環境づくりに取り組んでおります。特に女性の活躍について、JFEホールディングス㈱の取締役会での議論を経て、2022年度より女性管理職登用・女性採用比率等についてさらなる意欲的なKPIへの見直しを行いました。当社では経営層との議論を通じた全社方針の策定と展開を図るとともに、女性管理職の候補者を拡大する「採用」、社内外ネットワーキングの充実やロールモデル提示などの「定着」、女性社員の個別育成計画作成などの「配置・育成」の観点から様々な施策を推進しております。

 

<人材育成>

従業員一人ひとりの能力向上と、海外事業の拡大に対応したグローバル人材の育成に重点を置き、研修・教育の充実を図っております。またJFEグループの経営戦略の一つであるDX戦略の推進に必要な人材の確保・育成にも注力しております。例えば当社では実際の業務や製造プロセスを熟知する社内人材を、習熟度別にリスキリングすることにより、社内データサイエンティストの養成を進めております。2022年度末時点で約550名を養成済みであり、2024年度末には600名超まで増員してまいります。

 

<働きがいのある職場の実現>

多様な人材が活き活きと能力を発揮するために、従業員が働きがいを感じられるための社内環境の整備に取り組んでおります。

当社では、多様な社員が一人ひとりの事情に応じた、柔軟な働き方を選択できるようにすることで、働きがいや充実感を得ながら仕事をし、その上で会社の生産性向上につなげていくことを目指し、「新しい働き方」の取り組みを推進しております。例えば在宅勤務制度の拡充によるテレワークの推進、コアレスフレックス制度の導入、チャット・WEB会議ツールの導入、RPAの推進、ペーパーレス化等を実施しており、これらの取り組みを通じてより付加価値の高い働き方を目指しております。またワークライフバランスの充実を図るため、年休奨励日の設定等により、休暇を取得しやすい風土を醸成しております。

当社ではエンゲージメントサーベイを年1回実施して社員意識を定期的に把握し、働きがい等に関する課題の特定や施策の検討を行っております。

 

 

[指標及び目標・実績]

課題の分野

重要課題

指標及び目標(2022年度KPI)

2022年度実績

労働安全衛生の確保

労働災害の防止

①死亡災害件数 0件

1件

②休業災害度数率 ~0.10

0.18

③重点施策

(1)本質安全化の推進強化

次ミル入口電磁ロック等推進:2022年度目標60% 2024年度100%

(2)安全衛生マネジメントシステムの再構築

ISO45001の全地区認証取得:100

(1)本質安全化の推進強化

次ミル入口電磁ロック等推進:2022年度81%

(2)安全衛生マネジメントシステムの再構築

ISO45001の全地区認証取得:2022年度100

社員とその家族の健康確保

①特定保健指導実施率 60%

 (2023年目標)

72.2%

(※2021年度実績)

②喫煙率低減(社員の健康確保と受動喫煙の防止)

1.5%/年減

0.7%/年減

多様な人材の確保と育成

ダイバーシティ&インクルージョン

①女性採用比率

総合職(事務):男女同数程度

総合職(技術):10%以上

現業職:10%以上

総合職(事務):24%

総合職(技術):6%

現業職:6%

②女性管理職登用

課長級以上を10%以上。うち管理・営業部門は20%以上(2030年目標)

課長級以上:1.7%

(うち管理・営業部門:3.1%)

③男性育児休業または育児関連休暇取得率

配偶者が出産した男性社員全員の取得を目指す

92%

人材育成

一人当たり研修時間

40時間/年以上

45.2時間/年

働きがいのある職場の実現

①年休取得率75%以上

84%

②エンゲージメントサーベイ

やりがいに関する設問の肯定割合:

75%以上

72%

 

(※)特定保健指導実施率の実績は未確定である為、2021年度の実績を記載しております。2022年度の実績については、確定次第、親会社のJFEホールディングス㈱が発行予定のJFEグループサステナビリティ報告書に記載予定です。 

 

c.コンプライアンスの徹底

[戦略]

当社グループは、幅広く国内外でビジネスを展開していく上で、お客様をはじめ、株主・地域社会などすべてのステークホルダーとの信頼関係が重要であり、「コンプライアンスの徹底」は、その信頼関係の基盤であると考えております。コンプライアンス違反に起因する不正や不祥事は、長期にわたり築き上げた信頼関係を一瞬にして損なうものであるとの認識に立ち、企業理念・行動規範に基づいた企業活動を実践するための指針としてJFEホールディングス㈱が制定している「JFEグループ企業行動指針」に基づき、企業倫理の徹底について、当社グループの役員・従業員に対する周知を図っております。また、組織を構成する全員がコンプライアンスの知識や認識を深め、コンプライアンスに則った事業活動を推進するため、eラーニングやコンプライアンスガイドブックの作成・読み合わせなどを通じて独占禁止法、下請法、公務員への贈賄等の腐敗行為の防止等に関する教育を行っております。

 

[指標及び目標]

企業理念・行動規範に基づいた企業活動を実践し、企業倫理の徹底を実現するため、JFEグループ共通の経営上の重要課題として「企業倫理の徹底と法令遵守」を掲げ、KPIを設定することで取り組みを推進しております。

 

課題の分野

重要課題

指標及び目標(2022年度KPI)

コンプライアンスの徹底

企業倫理の徹底と法令遵守

ルール遵守意識の浸透徹底に向けた研修等の着実な実施

(受講対象予定者数に対する受講率100%)

企業倫理に関する意識調査における従業員意識の向上

全社員を対象とした企業倫理意識調査を実施

 

 

2022年度のKPI実績については、親会社のJFEホールディングス㈱が2023年9月に発行予定のJFEグループサステナビリティ報告書に記載予定です。

 

d.人権尊重

[戦略]

JFEグループは、人権尊重が企業の社会的責任であるとともに経営基盤の一つであるとの認識に基づき、企業活動において一切の差別を行わないことを企業行動指針に明示し、活動してまいりました。また、取り組み姿勢をより明確に示すため2018年度にJFEホールディングス㈱がグループ各社およびその役員ならびに従業員が遵守すべき規範として制定した「JFEグループ人権基本方針」では、サプライチェーンをはじめとするすべてのステークホルダーに対しても人権の尊重・擁護への協力を求めております。

2021年度からは「ビジネスと人権に関する指導原則」に則り、人権デューディリジェンスを開始しており、その後も外部の専門家を招いた人権に関するセミナーを開催するなど継続的に活動に取り組んでおります。更に、2023月に昨今の人権に関する意識や課題の変化を踏まえ、JFEグループの人権尊重への取り組みをより一層強化するためにJFEホールディングス㈱が「JFEグループ人権基本方針」を改訂したのに合わせ、取引先へ人権尊重・擁護を含むサステナビリティ全般への取り組みの推進を要請する「JFEスチール調達ガイドライン」を改訂し、サプライチェーン全体での取り組みを強化しております。今後も、人権が尊重・擁護される社会の実現に向けた取り組みを推進してまいります。

 

[指標及び目標]

一人ひとりの人権が尊重・擁護される社会の実現に貢献することが企業の社会的責任であるとともに経営基盤の一つであるとの認識に基づき、JFEグループ共通の経営上の重要課題として、「サプライチェーンにおける人権尊重」を掲げ、KPIを設定することでその取り組みを推進しております。

 

課題の分野

重要課題

指標及び目標(2022年度KPI)

人権の尊重

サプライチェーンにおける人権尊重

人権啓発研修の受講対象予定者数に対する受講率:100%

人権デューディリジェンスの実施

 

 

2022年度のKPI実績については、親会社のJFEホールディングス㈱が2023年9月に発行予定のJFEグループサステナビリティ報告書に記載予定です。

 

 

③ 事業等のリスク

当社はJFEホールディングス㈱の完全子会社であります。(なお、親会社との取引につきましては、「(6) 経理の状況 ① 連結財務諸表等 a 連結財務諸表 連結財務諸表注記 40. 関連当事者」に記載しております。)

 

当社および当社の関係会社(以下、「当社グループ」)は、銑鋼一貫メーカーとして各種鉄鋼製品の製造・販売を主力事業とし、鋼材加工製品、原材料等の製造・販売、ならびに運輸業および設備保全・工事等の周辺事業を行っております。当社グループの事業の収益性は多様な要因により左右され、これらには、経営成績および財務状況等に影響を及ぼす可能性のある以下のようなリスクも含まれております。ただし、以下は当社グループに関するすべてのリスクを網羅したものではなく、記載されたリスク以外のリスクも存在します。それらのリスク要因のいずれも投資家の判断に影響を及ぼす可能性があります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

当社グループのリスク管理体制については、「(5)保証会社の状況 ④ コーポレート・ガバナンスの状況等 a.コーポレート・ガバナンスの概要 (c)経営体制・内部統制体制 ⅲ. 内部統制・リスク管理体制等」に記載しております。

 

(1)経済状況と販売市場環境

当社グループにおいては、各製品市場と地域市場において、競合他社との競争に直面しております。国内鋼材販売は、建築・土木、自動車、産業機械、電気機械等各需要分野に広がっており、販売形態も多岐にわたっております。また、これら国内向けに加え、44%程度(単独・金額ベース)を海外に輸出しております。主な輸出先としましては、タイ等のアセアン、韓国、中国向けとなっております。従いまして、今後の少子高齢化に伴う国内市場の縮小や、国内およびアジアをはじめとする世界経済の状況等を背景とした国内外の鋼材需給の動向が当社グループの鋼材の販売量や価格に影響を及ぼす可能性があります。とりわけ海外市場においては、中国の内需減少に伴う輸出の増加や、新興国における鉄鋼生産能力の拡大という構造的な変化により、ますます競争が激化していく可能性があります。また、海外主要国において関税引き上げやアンチダンピング・セーフガード措置等の輸入規制が課せられた場合には当社グループの輸出取引が制約を受け、業績に影響を及ぼします。一方、当社グループの輸出量が少ない米国、EU等においても、各種輸入規制が行われた結果、その市場から締め出された鋼材が当社グループの主要輸出エリアに還流することにより市場が影響を受け、結果として当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、2022年にウクライナにおいて発生したような国際的な紛争も、国内外の鋼材需給の動向の変化を通じて当社グループの鋼材の販売量や価格に影響を及ぼす可能性があります。

これに対しては、国内外の鋼材需給の変化に対応して生産数量の最適化を図るとともに、長期的な鋼材需給の動向を見据えて設備の統廃合等による最適な生産体制の構築を図ってまいります。この一環として、2023年9月を目途に当社東日本製鉄所京浜地区の上工程(製銑、製鋼)および熱延設備を休止し、国内の生産体制を高炉8基体制から7基体制へ変更し、粗鋼生産能力を約400万トン(約13%)削減することとしております。一方で、基幹製鉄所である当社西日本製鉄所への戦略的な投資を行い、コスト競争力を向上させることで、市場環境が変化しても収益を確保できる体制を整えてまいります。販売面でも新興国ミルに対して技術優位性の高い商品の販売比率の拡大を進め、収益基盤の安定化を図ってまいります。更に、海外での垂直分業体制や海外鉄鋼メーカーへの出資による鋼材の現地製造を進めることで、海外市場環境の変化に柔軟に対応するグローバル供給体制の確立を進めてまいります。

 

(2)原料・エネルギーの市場環境

鋼材の原材料として鉄鉱石、原料炭、合金鉄・非鉄金属・スクラップ等を調達しております。近年これらの原材料の価格は世界的な需給構造変化、主要原産国である豪州・ブラジルにおける自然災害や事故の発生、更には2022年にウクライナにおいて発生したような国際的な紛争等により上昇しており、それを鋼材価格に反映できなかった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、製鉄プロセスに使用する電気・天然ガス等を購入しておりますが、これらの価格も世界的な需給変化、環境規制強化や国際的な紛争等に起因して上昇しており、それを鋼材価格に反映できなかった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

更にこれら原材料・エネルギーについて、生産国における自然災害や事故の発生、国際的な紛争、サプライチェーンの混乱等により調達が困難となった場合、当社グループの生産量・販売量の減少を通じて当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

これに対しては、安価原料の使用技術を開発し、その使用比率の増加を図ることで原料調達におけるコスト削減とコスト変動の低減を図ってまいります。また、調達ソースの分散化等により、調達不安定化のリスクの低減を図ってまいります。更に、製鉄所内の発電所等のリフレッシュを計画的に進めることにより、調達エネルギーのコスト削減とコスト変動の低減を図ってまいります。

 

(3)製造設備・システムの安定操業状況

当社グループは、高炉、コークス炉、転炉、連続鋳造機、圧延機、焼鈍炉、発電所等の多数の大規模な製造設備を用いて鉄鋼製品の生産を行っております。これらの設備の中には稼働後数十年を経て更新時期を迎えたものもあります。持続的な安定生産を実現する国内製造基盤を確立するため、第5次中期経営計画以降、集中的な設備投資を計画し、老朽設備の更新を順次進めてまいりましたが、これらの設備において設備・システムトラブルが発生した場合、生産量の減少や修繕コストの増加等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

これに対しては、重要設備の更新投資を計画的に進め、製鉄所の製造実力の強靭化を図ってまいります。2019年度より高炉の操業安定化を中心に、高炉付帯設備の劣化対応やDX・AI・IoT技術の活用等による基盤整備投資を実施してきましたが、第7次中期経営計画では全プロセスへの水平展開を図っております。

 

(4)設備投資効果・事業投資効果の実現状況

当社グループは収益基盤の維持・向上、事業拡大を目指し、多額の設備投資および事業投資を行っております。

[設備投資]

当社グループは、安定生産基盤の確立に加え、生産性・コスト競争力の更なる進展のために、国内製造拠点への戦略的な投資を継続しております。東西製鉄所においては、コークス炉の更新、電磁鋼板製造ラインの増強等を行い、これらの設備の最新鋭化・能力増強を図ってまいりますが、これらの稼働が遅れた場合や鋼材需要が変化した場合、予定通りのコスト削減効果や拡販効果が発揮されず、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

これに対しては、主要工事の進捗確認を定期的に実施することで、計画的な実施を図っております。また、世界の経済状況や需要動向を常に注視し、変化が生じた場合には、当初の設備投資計画に対して、投資時期や規模等の適切な見直しを行います。

 

[事業投資]

当社グループは、国内投資に加え、海外成長機会を捉えるための事業投資も推進しております。海外各国における政情や経済情勢の変動、合弁相手先企業の状況の変化等の不測の事態により、期待する収益の獲得や投資回収が困難となる等、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

これに対しては、世界の経済状況や需要動向を常に注視し、変化が生じた場合には、当初の事業投資計画に対して、投資時期や規模等の適切な見直しを行います。また、事業投資の意思決定の過程では、個社・各地域のリスク評価を行い、そのリスクに応じたフォローを行うことで、リスクの管理を図っております。

 

(5)新製品・新技術の開発状況

当社グループは、お客様の高度なご要望にお応えすることで、グローバルで戦うことができる技術力を磨いてまいりました。当社グループの収益基盤を維持・向上していくためには、今後も社会に貢献する世界最先端の新製品・新技術の開発・新規事業の探索を行っていく必要があります。これらが計画通り実施できなかった場合や各種環境変化により計画通りの効果が発揮されなかった場合、新商品の提供機会を逸することによる販売量の減少、十分な付加価値を付与できないことによる収益性の低下、受注機会の逸失等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

これに対しては、自動車・インフラ建材・エネルギー分野を主軸とし、開発の加速化を図ってまいります。また、これまで以上にお客様のご要望を的確にとらえた開発を推進してまいります。例えば、自動車分野では、お客様との交流を深めてEVI(Early Vendor Involvement)を進化させ、先進ハイテンやその利用技術等の先端技術の提案を続けることで、鉄の価値創造に努めています。

更に、当社グループでは、技術開発の進捗状況のフォローを行い、市場環境の変化に応じた開発計画の見直しを適宜実施しております。

 

(6)品質保証

当社グループは、鉄鋼製品をはじめとした多種多様な製品・サービスをお客様に提供しています。当社グループの製品品質は品質設計・製造部門から独立した品質保証部門により確認し、また、品質保証体制は品質監査部門によりチェックを行うことで保証しておりますが、製品やサービス、品質管理体制等に問題が発生した場合には、補償金の支払いや、社会からの信用失墜により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

これに対しては、グループ会社を含めて品質管理体制を統括する組織を本社内に設置し、品質不具合の撲滅に向けた体制構築を進めております。お客様へ提供する品質データについては、自動測定・伝送化を一層拡充することで、人為的なミスや改ざんの根絶に努めております。また、鋼材の中間素材の識別管理の強化、品質保証体制の社内診断による強化等により、お客様への異常材の流出の未然防止を図っております。

 

(7)重大な労働災害

多様な事業を展開する当社グループの中には、高所作業、高温作業、重量物の運搬、ガス関連設備での作業等災害の発生率が比較的高い作業を行う職場もあります。当社グループは、高齢者や女性を含め、多様な人材が災害を被ることなく安心して働ける作業環境の整備を進めておりますが、万が一生産設備等の重大事故や重大な労働災害が発生した場合には、事業活動が制約を受け、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。

これに対して、当社グループでは重大事故・重大災害の撲滅に努めております。安全文化醸成の取り組みに先進的なデュポン社による安全に対する診断を行い、これに基づいた内部監査制度を導入しております。また、作業員が立入禁止区域に入ると警報を発して自動でラインを停止させるAI活用画像認知システムや、ガス濃度や重機との近接をリアルタイムでモニタリングして災害を未然に防ぐシステム等の導入を進めております。

 

(8)気候変動問題

当社グループは大量のCOを排出する鉄鋼製造プロセスを有しており、当社グループの気候変動問題への対応は、当社グループの事業の持続性に関わる極めて重要な経営課題と認識しております。当社グループのカーボンニュートラルに向けた取り組みが十分でなかった場合や革新的な技術開発が達成できなかった場合は、コスト競争力を失う、お客様との取引が縮小する、資金調達が困難になる等により、国際的な競争力を失い当社グループの業績等に多大な影響を及ぼす可能性があります。

これに対して当社グループは、CO排出量を2013年度比で2024年度末に約18%、また2030年度に30%以上削減すること、更に2050年にカーボンニュートラル実現を目指すことを経営目標として掲げ、達成に向けて社内の体制を整備し、迅速かつ効率的な推進を図っております。

また、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金事業として「製鉄プロセスにおける水素活用」プロジェクトに参画し、高炉における水素還元技術開発、高炉排ガスの低炭素技術開発(カーボンリサイクル高炉、CCU(Carbon Capture and Utilization))、直接水素還元技術開発、電気炉での不純物除去技術開発等の超革新技術の開発にも積極的に取り組んでおります。更に、2027~2030年頃に改修時期を迎える高炉を休止し高効率大型電気炉へプロセスを転換することを検討しているほか、電気炉での高品質鋼材製造に有効な低炭素還元鉄生産の事業化調査、CCS(Carbon Capture and Storage)の活用に向けた技術開発等、CO排出量削減に向けて複線的な取り組みを進めております。

加えて、当社はマスバランス法を適用することにより鉄鋼製造プロセスにおけるCO排出量を従来の製品より大幅に削減したグリーン鋼材「JGreeX™」の供給を2023年度上期より開始いたします。

一方、これらのカーボンニュートラルプロセスの導入には多大な技術開発費、設備投資費を要し、大幅な製造コストの上昇は不可避であると考えています。国家戦略として、「GX実現に向けた基本方針」や、脱炭素成長型経済構造への円滑な移行の推進に関する法律により、脱炭素に向けた技術開発や設備投資に対する長期的かつ継続的な政府の支援がコミットされましたが、既に補助金という形で具体的な支援措置が示されている他鉄鋼生産国と同等の支援が得られない場合、更には既に国際的に高い水準にある日本の産業用電力価格が更に上昇する場合は、他国に対して日本の鉄鋼メーカーのコスト競争力が低下し、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。カーボンニュートラル実現に向けては、低価格で大量のグリーン水素や国際的に競争力がある安価な非化石電力の調達が必要不可欠となりますが、これらが国際的に競争力のある価格で供給されない場合、環境価値が適切に鋼材価格へ反映されない場合にも当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。これらを実行していく上では、社会全体でのコスト負担のあり方の検討や環境価値を適切に評価しグリーン調達を促すような政府等による更なる支援が必要と考えております。

なお、タクソノミーや炭素国境調整といった政策・制度においては、世界的な保護主義を招く懸念があり、脱炭素への円滑な移行を阻害する恐れがあります。また、グリーン鋼材に関して、国際機関や民間機関を含めて、世界各地で様々な基準や閾値、定義やCO定量方法の基準が乱立している状況においては、国際的に取引されている鋼材貿易に混乱を引き起こす懸念があります。したがって、鉄鋼業におけるCO排出量の測定手法やデータ収集に関しては国際的に共通の枠組みが必要であり、この点に関しては、2023年4月に開催されたG7(先進7か国)気候・エネルギー・環境大臣会合において、日本政府の提案に基づき、取り組みを進めることで合意がなされています。引き続き、政府や関係機関とともに、主要鉄鋼生産国との間で共通の手法を定めるための議論を深め、排出削減努力を適切に評価し正当な対価をいただける仕組み作りが進むよう、また環境規制が適切な制度として制定されるよう、関係機関に働きかけてまいります。

 

(9)大規模な自然災害、新型インフルエンザ等感染症の急速な感染、戦争、内乱、暴動、テロ活動等

大規模な地震・台風等の自然災害、新型インフルエンザ等感染症の急速な感染、戦争、内乱、暴動、テロ活動等は、当社グループの事業活動に支障をきたし、業績等に影響を及ぼす可能性があります。例えば、新型コロナウイルス感染症のような感染症の大流行により、世界的な移動制限や都市部のロックダウン等が行われ、当社グループの事業活動に支障をきたすとともに、需要産業の生産水準が大幅に低下することにより販売数量が減少し、当社グループの業績等に大きな影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループが事業活動を行っている地域において国際的な紛争等が発生した場合においても、需要産業の生産水準が大幅に低下することにより販売数量が減少し、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。更に、大型台風により設備や建屋の損壊や製鉄所の浸水が生じた場合には、生産量の減少等により当社グループの業績等に影響する可能性があります。あるいは、当社グループの原料の調達先で港湾施設の機能停止により一定期間の生産・出荷停止が生じた場合には、生産量の減少等により当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。

近年激甚化する国内の台風や豪雨に対しては、製鉄所内の排水設備の増強等を実施しております。また、原料の主要な調達先である海外での大規模気象災害に対しては、代替調達先の確保、調達ソースの分散、設備能力の増強を図ってまいります。なお、非常事態に対するBCPを策定しており、例えば大規模地震では、津波に対する避難場所の設置や、通信規制・停電等の状況下での全社指揮命令機能の維持、データのバックアップ等の対策を実施しております。また、新たな感染症のリスクに対しては、全従業員の健康と安全を第一に考え、安心して働けるよう、衛生管理の徹底や時差出勤・在宅勤務等の柔軟な事業運営や、インフラ構築等の環境整備を進めるとともに対策検討チームを発足させ、迅速な対応をとる体制を構築しております。

 

(10)他素材との競合

当社グループはCOの排出抑制効果の大きいエコプロダクトや環境配慮型技術を販売しております。自動車車体に適用されるハイテンは、アルミニウムや炭素繊維等の他素材と比べコスト優位性を有し、また軽量化にも貢献するため、他素材への置換は限定的と考えますが、他素材の大幅なコストダウンが実現した場合には鋼材需要が減少し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。これに対しては、継続的なコストダウンや性能向上に努め、他素材への置換を抑止するとともに、樹脂等の軽量素材を組み合わせたマルチマテリアル構造なども提案し、鉄と他の素材とを組合せた部材の開発を行い、素材としての持ち味をより引き出し、鉄の需要のすそ野を広げるとともに、軽量化へ貢献してまいります。

 

(11)情報セキュリティ

当社グループは、事業を展開する上で、顧客および取引先の機密情報や個人情報、また、当社グループの機密情報や個人情報を有しております。これらの情報は、外部流出や改ざん等が無いように、グループ全体で徹底した管理を実行しております。過失や盗難、外部からの攻撃等によりこれらの情報が流出もしくは改ざんされた場合、技術優位性の喪失、損害賠償の発生、社会的な信用失墜等により、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。

これに対して当社グループでは、情報管理の諸規定を制定することで、サイバー攻撃やシステムの不正利用による情報漏洩やシステム障害を防止する対策を実施しております。また、情報セキュリティを中心にITに関する重要課題を審議する「JFEグループ情報セキュリティ委員会」を設置し、そこで決定した方針に基づき、情報セキュリティ施策の立案と実施推進を図るJFEグループ横断組織である「JFE-SIRT」にてグループ全体の情報セキュリティ管理レベルの向上を推進しております。

 

(12)カントリーリスク

当社グループは、成長する海外での需要を捕捉するため、現地の鋼材生産・加工ラインへの投資や現地鉄鋼会社との資本提携、積極的な海外事業展開を推進しております。事業実施地域における政治・経済情勢の変化、テロ・その他の動乱、法改定、大規模自然災害等の不測の事態が発生した場合、生産量の減少、資本提携先とのシナジー効果の減少、法令改定に起因した費用の発生、物流費の増大、連結財政状態計算書に計上したのれんの減損等により、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。

これに対しては、事業投融資の審査の過程で各国のリスクに応じた事業のリスク評価を行うことで慎重な投資判断を行うとともに、不測の事態が発生した場合の影響を軽減するために、監視体制の強化、現地での調達ソースの分散化等を図っております。

 

(13)為替レートの変動

当社グループの業績は、為替レートの変動の影響を受けます。外貨建て取引による外貨の受け取り(製品輸出額等)と外貨の支払い(原材料輸入額等)で相殺されない部分がある場合、為替レートの変動は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。これに対しては、為替予約等を利用したヘッジ取引を適宜実施しております。

円安が進行した場合、円換算の原材料コストの上昇等を通じて当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。これに対しては、製品販売価格への反映を図ってまいります。

また、円高が進行した場合、自動車等の需要産業の輸出競争力低下による国内鋼材需要が減少すること、および当社グループの製品の海外市況における競争力が低下することにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。これらに対しては、主に(1)、(5)に記した対応による国内鋼材シェアの確保、および海外での垂直分業体制や海外鉄鋼メーカーへの出資による鋼材の現地製造を進めることで、海外市場環境の変化に柔軟に対応するグローバル供給体制の確立を進めてまいります。

 

(14)固定資産の価値下落

当社グループは、大規模な鉄鋼製品製造設備等、多くの固定資産を保有しております。当社グループが保有している固定資産について、収益性の低下等に伴い投資額の回収が見込めなくなった場合は、その資産の減損損失の計上を行うことにより、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

これに対しては、主に上記の(1)~(5)、(8)、(10)に記した対応により資産価値の維持向上に努めてまいります。

 

(15)人材確保・育成および職場環境の整備

当社グループでは、国内の生産年齢人口の減少に伴い、労働力や有能な人材を確保するための各種施策の強化、人材育成による個々の能力向上、省力化による労働生産性向上に取り組んでおりますが、当社グループおよび当社グループのサプライチェーンを構築する企業において、労働力の確保や人材育成が十分でなかった場合、安定的な生産体制や競争力が損なわれることにより当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。

これに対しては、ダイバーシティ&インクルージョンを重要な経営課題として位置付け、採用ソースを拡大して多様な人材の確保・活用を図るとともに、多様な人材や意見を尊重する企業風土を醸成し、定着率や生産性の向上に努めてまいります。更に、職場環境の改善や各種制度の充実、IT・ロボット技術の活用による省力化・効率化についても推進して労働力不足に対応してまいります。

また、適切な労務管理が行われなかった場合、人材の流出や当社グループの信用の著しい低下につながり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。これに対しては、適正な労働時間管理や人権啓発研修の実施、ハラスメント相談窓口の開設等を実施することで未然防止を図ってまいります。

 

(16)知的財産の保護

当社グループは、事業活動に必要な個々の技術や商標の使用権利を保護する目的で、日本および海外諸国において多数の知的財産権を保有しております。当社グループにおいて事業を遂行する際には、当社外で保有されている知的財産権の調査を行い、その侵害を回避する対策をとっておりますが、万一、第三者より当社グループによる知的財産権の侵害を主張された場合、損害賠償金やロイヤリティの支払い、事業差し止め等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、第三者により当社グループの知的財産権が無効化される場合には、対象となる事業の競争力の低下等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。更に、第三者により当社グループの知的財産権が侵害される場合や、社内外の情報保持者により知的財産情報が漏洩する場合には、技術・ブランド価値の低下や損害金の回収不履行等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

これに対しては、当社グループは海外を含めて当社外の知的財産権の調査・監視体制を強化することで、その侵害の未然防止を図っております。また、海外地域を重点的に重要技術の権利化を進めるとともに第三者による模倣技術・模倣品の監視体制を強化し、当社グループの知的財産権の侵害の抑止を図っております。更に、情報管理に対する社内教育の拡充、退職者等の守秘義務の管理強化を図っております。

 

(17)金融市場の変動および資金調達環境の変化

当社グループは、大規模な設備を有しており、その設備の維持更新に多額の資本を必要とするため、財務健全性の維持が重要です。近年、減価償却費を上回る設備投資を行ってきたことから、有利子負債は高水準で推移しております。また、当社グループは、グループ金融業務を実施する親会社からの借入により資金を調達しております。そのため金融市場の不安定化や金利上昇、また格付機関による親会社信用格付の引下げがあった場合等には、資金調達の制約を受け当社グループの資金調達コストが増加する可能性があります。

これらに対しては、Debt/EBITDA倍率やD/Eレシオの財務管理指標を用いた親会社の財務管理の方針に沿って、収益やキャッシュ・フローの改善を進めております。足元では、有利子負債を削減するため、棚卸資産圧縮等によるCCC(Cash Conversion Cycle)の改善、保有株式の縮減等の資産圧縮および設備投資・投融資の優先順位見直し等を行い、財務健全性の維持に取り組んでおります。

 

(18)保有株式等の価値変動

当社グループが保有している株式等の価値が変動した場合は、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、上場株式について、その株式保有の意義が認められる場合を除き、保有しないことを原則としており、上場会社株式の売却を進めております。

 

(19)信用リスク

当社グループが保有する売上債権について、取引先の倒産により貸倒損失が発生した場合、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。このため、徹底した与信管理を行っております。

 

(20)法令・公的規制

当社グループは、日本国内および事業展開する各国において、環境、労働・安全衛生、通商・貿易・為替、知的財産、租税、独占禁止法等の経済法規、建設業法等の事業関連法規、その他関連する様々な法令・公的規制の適用を受けております。これら法令・公的規制が厳格化された場合、(1)、(8)等で述べた影響の他にも、当社グループの事業活動が制約を受けることや対策費用が発生すること等により当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループは、内部統制体制の充実を図りこれら法令・公的規制の遵守に努めておりますが、これら規制等を遵守していないと判断された場合、行政処分を課される等により当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。

これに対しては、法令の制定・改廃の検討段階での意見提出を行う等により、法令の適切な制定・改廃に向けた活動を継続してまいります。また、法令の制定・改廃が生じた場合には、当該法令に関する主管部署が業務への影響度を評価し、社内の関係部署に周知する体制を整えております。また、法令テーマ別にコンプライアンス研修を行い、定期的に従業員への周知・徹底を図っております。

 

(21)サプライチェーンにおける人権の尊重

当社グループは世界各国から原材料や資機材を調達しておりますが、これらのサプライチェーンにおいて人権問題が発生した場合、調達や生産への影響に加え、当社グループの信用の毀損につながり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

これに対しては、当社の親会社でありますJFEホールディングス㈱が、人権尊重に関するグループ全体の考え方を示す方針として2018年に「JFEグループ人権基本方針」を定めており、当社においても「購買基本方針」「原料購買基本方針」を制定し、人権尊重・法令遵守・環境保全に配慮した購買を行ってまいりました。そのような中で、サプライチェーンから人権侵害を排除する人権デューディリジェンスの実施を義務付ける法制化の動きが欧州等で進んでおり、2022年9月には日本政府が「責任あるサプライチェーン等における人権尊重のためのガイドライン」を公表しております。それを踏まえ、当社においても既存の購買基本方針を見直し2023年3月に「調達ガイドライン」として新たに制定いたしました。引き続き、JFEホールディングス㈱と連携しながら、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」に則った人権デューディリジェンスを進め、今後、当社グループにおける人権リスクの特定、是正に向けた取り組みの検討および実行等のプロセスを継続してまいります。

 

(22)退職給付債務

当社グループの従業員退職給付費用および債務は、割引率等数理計算上で設定される前提条件に基づいて算出されております。金利の変動、制度資産の公正価値の変動、および退職金制度の変更等があった場合、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

(23)持分法適用関連会社の業績悪化

当社グループは、多数の持分法適用関連会社を有しております。持分法適用関連会社の損失は、当社グループの持分比率に応じて、連結財務諸表に計上されます。また、当社グループは、持分法適用関連会社の回収可能価額が取得原価または帳簿価額を下回る場合、当該持分法適用関連会社の株式について減損損失を計上しなければならない可能性もあります。なお、当社グループは、一部の持分法適用関連会社の金銭債務に対して債務保証を行っておりますが、将来、これら債務保証の履行を求められる状況が発生した場合には、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。これらに対しては、主に(4)、(12)に記した対応により、リスクの低減に努めております。

 

なお、現時点では予期できない上記以外の事象の発生により、当社グループの事業活動および業績等が影響を受ける可能性があります。

 

 

④ 経営者による財政状態及び経営成績の分析
a.経営成績等の状況の概要
(a) 財政状態及び経営成績の状況

当連結会計年度における当社グループの経営成績等の状況の概要は、「b.経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 (b) 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 ⓐ 当連結会計年度の経営成績の分析」に記載しております。

 

(b) 生産、受注及び販売の実績
ⓐ 生産実績

当連結会計年度における生産実績は、以下のとおりであります。

セグメントの名称

粗鋼生産量(千トン)

前期比(%)

鉄鋼事業

25,475

△6.6

(うち当社)

(24,095)

(△6.9)

 

ⓑ 受注実績

当社および連結子会社等(共同支配事業を含む)の受注実績は特定顧客からの反復循環的な受注が中心であり、かつ「ⓐ 生産実績」および「ⓒ 販売実績」に記載している内容が事業の状況を的確に反映しているため記載を省略しております。

ⓒ 販売実績

当連結会計年度における販売実績は、以下のとおりであります。

セグメントの名称

金額(百万円)

前期比(%)

鉄鋼事業

3,881,139

+22.3

 

(注) 主な相手先別の販売実績および総販売実績に対する割合は、以下のとおりであります。

相手先

前連結会計年度

当連結会計年度

金額(百万円)

割合(%)

金額(百万円)

割合(%)

JFE商事㈱

1,008,519

31.8

1,239,364

31.9

伊藤忠丸紅鉄鋼㈱

386,781

12.2

496,261

12.8

 

 

b.経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、特に記載のあるものを除き、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

(a) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表はIFRSに準拠して作成しております。

重要な会計方針については「(6) 経理の状況 ① 連結財務諸表等 a 連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要な会計方針」、重要な見積りについては「(6) 経理の状況 ① 連結財務諸表等 a 連結財務諸表 連結財務諸表注記 4.重要な会計上の判断、見積りおよび仮定」に記載しております。

 

(b) 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
ⓐ 当連結会計年度の経営成績の分析

 当連結会計年度の国内および海外経済は、総じて新型コロナウイルス感染症の影響による落ち込みからの回復の動きが続いたものの、ウクライナ情勢の長期化や中国における経済活動の抑制、世界的なインフレ懸念の高まりや円安の進行もあり、物価上昇や供給面での制約等の影響が生じました。

 鉄鋼業界におきましては、需要の持ち直し基調が続いたものの、世界経済の先行き不透明感や資機材費の高騰等を背景とした需要の先送りが見られ、国内外の需要環境は総じて弱い動きとなりました。
 このような環境のもと、当社グループは、第7次中期経営計画の2年目として、構造改革、DXおよび販売価格の抜本的な見直し等の推進による「量」から「質」への転換等に取り組んでまいりました。 
 生産につきましては、資機材費高騰や半導体等部品供給の制約等の影響もあり、国内外の鋼材需要および特に下期の鋼材市況が軟調に推移するなか、価格重視の姿勢を堅持した結果、当連結会計年度の連結粗鋼生産量は2,548万トンと前連結会計年度と比べ6.6%減少しました。

 販売につきましては、販売数量は減少したものの、販売価格改善の取り組みや円安による為替影響等により、連結売上収益は3兆8,811億円と、前連結会計年度に比べ7,077億円(22.3%)の増収となりました。

一方、セグメント利益につきましては、販売価格の改善や継続的なコスト削減に取り組んだものの、原料価格高騰や為替影響に加え、棚卸資産評価差等の一過性の減益要因により1,468億円となり、前連結会計年度に比べ1,769億円の大幅な減益となりました。

また、税引前利益は1,366億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は1,136億円となりました。

ⓑ 当連結会計年度の財政状態の分析

当連結会計年度末の資産合計については、棚卸資産の増加等により、前連結会計年度末に比べ1,043億円増加し、4兆5,293億円となりました。

負債合計については、その他の金融負債の増加等により、前連結会計年度末に比べ183億円増加し、2兆9,766億円となりました。

また、資本合計については、利益剰余金の増加等により、前連結会計年度末に比べ859億円増加し、1兆5,526億円となりました。

ⓒ 目標とする指標の達成状況

当社グループは、2021年5月に公表した第7次中期経営計画(2021~2024年度)において、以下の収益目標を掲げています。

2022年度は主原料や諸物価の価格転嫁による販売価格改善や、高付加価値品比率を上昇させる取り組みとともに、構造改革や高炉改修等を着実に実施することで、収益基盤の強化を進めてまいりましたが、為替影響や棚卸資産評価差等の要因により、セグメント利益が前連結会計年度に比べ減益となりました。

2023年度におけるセグメント利益は、構造改革完遂によるコスト削減の実現等もあり、2,000億円と当連結会計年度に比べ増益を見込んでおります。引き続き、第7次中期経営計画の目標達成に向けて取り組んでまいります。

 

■第7次中期経営計画

 

目標(2024年度)

実績(2021年度)

実績(2022年度)

トン当たり利益

1万円/トン

1万4千円/トン

7千円/トン

セグメント利益

2,300億円

3,237億円

1,468億円

 

(注)トン当たり利益:(連結セグメント利益÷単体出荷数量)

 

なお、当連結会計年度の分析につきましては、「ⓐ 当連結会計年度の経営成績の分析」に記載しております。

 

(注)上記の記載には、親会社のJFEホールディングス㈱が行った2023年5月8日の決算発表時点の将来に関する前提・見通し・計画に基づく予測や目標が含まれております。

 

 

⑤ 経営上の重要な契約等

a.経営上の重要な契約等(技術に関わる契約を除く)

契約会社名

相手方の名称

契約内容

契約締結日/契約期間

JFEスチール㈱

(当社)

キンドリルジャパン㈱

当社、キンドリルジャパン㈱の包括的提携と、㈱エクサの事業運営に関する合弁協定ならびに当社からキンドリルジャパン㈱への業務委託契約

2011年4月1日から

2026年3月31日まで

倉敷市、中国電力㈱ 他

岡山県倉敷市における資源循環型廃棄物処理施設整備運営事業(PFI事業)

2002年3月15日から

2025年3月31日まで

ニューコア・コーポレーション(米国)

米国における鉄鋼事業会社カリフォルニア・スチール・インダストリーズ・インクに関する合弁協定

2022年2月2日

伊藤忠丸紅鉄鋼㈱、サハビリヤ・スチール・インダストリーズ・パブリック・リミテッド(タイ)他

タイにおける電気亜鉛鍍金鋼板の製造販売会社タイ・コーテッド・スチール・シート・カンパニー・リミテッドに関する合弁協定

1999年6月11日

(2001年7月17日改訂)

伊藤忠丸紅鉄鋼㈱、サハビリヤ・スチール・インダストリーズ・パブリック・リミテッド(タイ)他

タイにおける冷延鋼板の製造販売会社タイ・コールド・ロールド・スチール・シート・パブリック・カンパニー・リミテッドに関する合弁協定

2001年7月12日

(2013年2月1日改訂)

伊藤忠丸紅鉄鋼㈱、サハビリヤ・スチール・インダストリーズ・パブリック・リミテッド(タイ)

タイでの鉄鋼事業における協力関係強化に関する提携合意書

2012年10月31日

広州薄板有限公司(中国)

中国における冷延鋼板および溶融亜鉛鍍金鋼板の製造販売会社広州JFE鋼板有限公司に関する合弁協定

2003年10月29日

(2012年4月11日改訂)

東国製鋼㈱(韓国)※1

東国製鋼㈱への追加出資ならびに厚鋼板に係る業務協力に関する基本合意

2006年9月25日

伊藤忠商事㈱、㈱神戸製鋼所

ブラジルの鉄鉱石生産・販売会社CSNミネラソン社への投資に係わる会社(ジャポン・ブラジル・ミネーリオ・ジ・フェーフォ・パルチシパソインス・LTDA.)に関する合弁協定

2019年11月29日

(2020年2月21日改訂)

JSWスチール・リミテッド(インド)

当社とJSWスチール・リミテッドの戦略的包括提携に基づく資本参加に関する契約

2010年7月27日

日本製鉄㈱、双日㈱、独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構

ブラジルのニオブ生産・販売会社CBMM社への投資に係わる会社(日伯ニオブ㈱)に関する合弁協定

2011年3月4日

伊藤忠丸紅鉄鋼㈱、

ゼネラル・ホールディング・コーポレーションPJSC(アラブ首長国連邦)

アラブ首長国連邦における大径溶接鋼管の製造販売事業に関する合弁協定

2014年9月1日

台湾プラスチックグループ(台湾)、中国鋼鉄股份有限公司(台湾)他

ベトナムにおける一貫製鉄所プロジェクトに関する運営等を定める当事者間の株主間協定

2015年9月8日

台湾プラスチックグループ(台湾)

ベトナムにおける一貫製鉄所プロジェクトへの資本参加および技術支援・供与に関する包括提携契約

2015年9月8日

ニューコア・コーポレーション(米国)他

メキシコにおける溶融亜鉛鍍金鋼板の製造販売事業に関する合弁協定

2016年6月8日

広東中南鋼鉄股份有限公司(中国)※2

中国における特殊鋼棒鋼事業に関する合弁協定

2019年11月28日

アタールホールディングA.S.(トルコ)

トルコにおける鉄鉱石採掘およびペレット製造事業に係るアタール・マデンティリック社に関する合弁協定

2020年7月13日

 

 

契約会社名

相手方の名称

契約内容

契約締結日/契約期間

JFEスチール㈱

(当社)

伊藤忠丸紅鉄鋼㈱、阪和興業㈱、メランティスチール・プライベート・リミテッド(シンガポール)、JFE商事㈱ 他

ミャンマーにおける建材向け溶融亜鉛鍍金鋼板およびカラー鋼板の製造・販売事業に関する合弁協定

2017年10月26日

(2019年12月17日改訂)

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構

「製鉄プロセスにおける水素活用」に関する技術開発の業務委託契約

2022年1月1日から

2027年3月31日まで

JFEコンテイナー㈱

(連結子会社)

JFEコンテイナー㈱との株式交換に関わる契約※3

2022年5月6日

㈱ニトリ

京浜地区扇町エリアの土地に関する不動産売買契約

2023年3月31日

JFEケミカル㈱

(連結子会社)

山東傑富意振興化工有限公司(中国)、山東濰焦控股集団有限公司(中国)

中国タール蒸留事業第2拠点新設に関する合弁協定

2013年6月13日

JFEスチール・オ

ーストラリア(BY)

プロプライタリー・

リミテッド

(オーストラリア)

(連結子会社)

Qコール・バイヤウェンホールディングス・プロプライタリー・リミテッド(オーストラリア)、バイヤウェン・コール・プロプライタリー・リミテッド

(オーストラリア)

オーストラリアにおけるバイヤウェン炭鉱の権益保有会社バイヤウェン・コール・プロプライタリー・リミテッドに関する合弁協定

2009年10月8日

 

 

(注)1 ※1 東国製鋼㈱のグループ再編に伴い、2023年6月1日付で契約相手方が東国ホールディングス㈱となりました。

   2 ※2 2022年10月21日付で契約相手方の名称が「広東韶鋼松山股份有限公司」から「広東中南鋼鉄股份有限公司」に変更されております。

3 ※3 当社および当社の完全親会社であるJFEホールディングス㈱と、当社の連結子会社であるJFEコンテイナー㈱は、2022年5月6日開催のそれぞれの取締役会において、効力発生日を同年8月1日として、当社を株式交換完全親会社、JFEコンテイナー㈱を株式交換完全子会社とする株式交換(以下「本株式交換」)を行うことを決議し、当社とJFEコンテイナー㈱との間で株式交換契約を締結いたしました。

 

  本株式交換の目的

JFEコンテイナー㈱が当社の完全子会社となることで、当社との一体経営を通じ、これまで以上に中長期的視野に立った機動的かつ迅速な意思決定を行い、両社の経営資源を最大限活用した経営課題への対応・成長戦略を推進し、両社の企業価値ひいてはJFEグループ全体の企業価値向上を図ることを主たる目的としております。

 

  本株式交換の方式および本株式交換に係る割当ての内容

JFEコンテイナー㈱の株主(当社を除く)には、本株式交換の対価として、当社の完全親会社であるJFEホールディングス㈱の普通株式が割り当てられました。本株式交換に係る割当ての内容は以下のとおりであります。

 

JFEホールディングス㈱

(株式交換完全親会社である

当社の完全親会社)

JFEコンテイナー㈱

(株式交換完全子会社)

本株式交換に係る割当比率

3.90

本株式交換により交付した株式数

JFEホールディングス㈱の普通株式:

5,127,997 株

 

(注)JFEコンテイナー㈱の普通株式1株に対して、JFEホールディングス㈱の普通株式 3.90 株を割当交付いたしました。

 

   本株式交換に係る割当ての内容の根拠等

当社およびJFEコンテイナー㈱は、本株式交換における株式交換比率(以下「本株式交換比率」)の算定にあたって、その公正性・妥当性を確保するため、それぞれ別個に、両社から独立した第三者算定機関に本株式交換比率の算定を依頼することとし、当社はみずほ証券㈱を、JFEコンテイナー㈱はSMBC日興証券㈱を、それぞれの第三者算定機関に選任いたしました。

みずほ証券㈱は、JFEホールディングス㈱およびJFEコンテイナー㈱については、両社が金融商品取引所に上場しており、市場株価が存在することから、市場株価基準法を採用して算定を行うとともに、JFEコンテイナー㈱については、比較可能な上場類似企業が複数存在し、類似企業比較による株式価値の類推が可能であることから類似企業比較法を、加えて、将来の事業活動の状況を評価に反映するためディスカウンテッド・キャッシュ・フロー法(以下「DCF法」)を採用して算定を行いました。

一方、SMBC日興証券㈱は、JFEホールディングス㈱およびJFEコンテイナー㈱については、両社が金融商品取引所に上場しており、市場株価が存在することから、市場株価法を採用して算定を行うとともに、JFEコンテイナー㈱については、将来の事業活動の状況を評価に反映するためDCF法を採用して算定を行いました。

当社は、第三者算定機関であるみずほ証券㈱から2022年5月2日付で受領した株式価値に関する算定書、リーガル・アドバイザーであるTMI総合法律事務所からの助言、JFEコンテイナー㈱に対して実施したデュー・ディリジェンスの結果等を踏まえて慎重に交渉・協議を重ねた結果、本株式交換比率は妥当であり、JFEホールディングス㈱の株主にとって不利益なものではないとの判断に至ったため、本株式交換比率により本株式交換を行うことが妥当であると判断いたしました。

他方、JFEコンテイナー㈱は、第三者算定機関であるSMBC日興証券㈱から2022年5月2日付で受領した株式価値に関する算定書、リーガル・アドバイザーであるアンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業からの助言、JFEホールディングス㈱に対して実施したデュー・ディリジェンスの結果、当社およびJFEホールディングス㈱との間で利害関係を有しない独立した委員から構成される特別委員会からの指示、助言等を踏まえて、当社との間で複数回に亘り本株式交換比率を含む本株式交換の条件に係る交渉・協議を行うとともに、本株式交換比率により本株式交換を行うことについて慎重に交渉・協議を重ねた結果、本株式交換比率は妥当であり、JFEコンテイナー㈱の少数株主にとって不利益なものではないとの判断に至ったため、本株式交換比率により本株式交換を行うことが妥当であると判断いたしました。

このように、当社およびJFEコンテイナー㈱は、本株式交換比率はJFEホールディングス㈱およびJFEコンテイナー㈱のそれぞれの株主にとって妥当であり、それぞれの株主の利益を損ねるものではないとの判断に至ったため、本株式交換比率により本株式交換を行うことを決定いたしました。

 

  株式交換完全親会社となる会社の概要

名称

JFEスチール㈱

所在地

東京都千代田区内幸町二丁目2番3号

代表者の役職・氏名

代表取締役社長 北野 嘉久

事業内容

鉄鋼製品の製造・販売

資本金

239,644 百万円

(2022年3月31日現在)

 

 

  本株式交換の対価となる株式の発行会社の概要

名称

JFEホールディングス㈱

所在地

東京都千代田区内幸町二丁目2番3号

代表者の役職・氏名

代表取締役社長 柿木 厚司

事業内容

鉄鋼事業・エンジニアリング事業・商社事業を行う子会社の経営管理等

資本金

147,143 百万円

(2022年3月31日現在)

 

 

 

b.技術に関わる契約
(a) 技術導入契約

契約会社名

相手方の名称

契約内容

契約期間

JFEスチール㈱
(当社)

東洋製罐㈱
東洋鋼鈑㈱

タルク缶胴用ポリエステルフィルム積層鋼板に関する技術

2008年1月4日から対象特許の満了日まで

㈱神戸製鋼所

ダストの還元処理方法に関する技術

2007年9月6日から関連設備の操業が恒久的に停止するまで

 

 

(b) 技術供与契約

契約会社名

相手方の名称

契約内容

契約期間

JFEスチール㈱
(当社)

広州JFE鋼板有限公司(中国)

連続酸洗圧延設備および連続焼鈍設備を含む冷延工場の建設・操業・保全に関する技術

2008年6月1日から
終了に合意するまで

JSWスチール・リミテッド(インド)

自動車用鋼板の製造技術 その2

2012年7月12日から
2032年7月11日まで

JSWスチール・リミテッド(インド)

無方向性電磁鋼板の製造技術

2012年11月22日から
2032年11月21日まで

福建福欣特殊鋼有限公司(中国)

ステンレス鋼板の製造技術

2012年11月9日から
解約事由に該当するまで

福建福欣特殊鋼有限公司(中国)

ステンレス鋼板の製造技術 その2

2015年3月19日から
対象特許の満了日まで

フォルモサ・ハティン・スチール・コーポレーション(ベトナム)

鋼板製造技術

2015年9月8日から

解約事由に該当するまで

アルガービア・パイプ・カンパニー(アラブ首長国連邦)

大径溶接鋼管製造技術

2015年9月28日から
解約事由に該当するまで

ニューコア・JFEスチール・メキシコ・S.DE R.L.DE C.V.(メキシコ)

自動車用鋼板の製造技術

2016年10月31日から
解約事由に該当するまで

上海宝武杰富意清潔鉄粉有限公司(中国)

偏析防止プレミックス鉄粉の製造技術

2017年4月5日から
対象特許の満了日まで

宝武傑富意特殊鋼有限公司(中国)

特殊鋼棒鋼の製造技術

2020年3月26日から
解約事由に該当するまで

 JFEミネラル㈱(連結子会社)※1

ケート・リッジ・アロイズ(プロプライタリー)・リミテッド(南ア共和国)

中低炭素フェロマンガン製造技術

1998年6月28日から
解約事由に該当するまで

 

(注)※1 水島合金鉄㈱は、2022年4月1日にJFEミネラル㈱を存続会社として、JFEミネラル㈱およびJFEマテリアル㈱と合併いたしました。当該合併に伴い、契約会社名が水島合金鉄㈱からJFEミネラル㈱に変更されております。

 

(c) その他の技術契約

契約会社名

相手方の名称

契約内容

契約期間

JFEスチール㈱
(当社)

ティッセン・クルップ・スチール・ヨーロッパ,AG(ドイツ)

自動車用鋼板分野における包括的技術提携

2002年4月8日から
2027年4月7日まで※1

 

(注)※1 契約上の規定により、契約期間が延長されております。(延長前の契約期間:2002年4月8日から2022年4月7日まで)

 

 

 

⑥ 研究開発活動

当社グループ(当社および連結子会社)は、社会の持続的な発展と人々の安全で快適な生活のために、「カーボンニュートラル」達成に向けたイノベーションの推進、および「デジタル」による製造基盤強化と新たな成長戦略の実行に向け、CO削減に大きく貢献する超革新プロセス技術の検討、お客様や社会のニーズを先取りした新商品・利用技術の開発を強力に推進しております。

以下、当連結会計年度の主な研究成果を挙げます。

 

<プロセス分野>

 当社は日本製鉄㈱、㈱神戸製鋼所、一般財団法人金属系材料研究開発センターの3社とコンソーシアムを結成し、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から公募された「グリーンイノベーション基金事業/製鉄プロセスにおける水素活用プロジェクト」を共同で受託し、2050年のカーボンニュートラルに向けた取り組みを推進しています。当社は、カーボンリサイクル高炉をはじめとした本プロジェクトに関する実証試験を行うための各種設備を当社東日本製鉄所(千葉地区)に建設することを決定しました。開発設備を同一地区へ集中して建設し、効率的な開発を推進することで、コンソーシアムメンバーと共同で超革新技術の開発を加速させてまいります。

 また、当社は公益財団法人地球環境産業技術研究機構と共同で研究開発を推進している「COを用いたメタノール合成における最適システム開発」、ならびに国立大学法人愛媛大学と共同で研究開発を推進している「製鋼スラグの高速多量炭酸化による革新的CO固定技術の研究開発」を実施しております。今回、これらの研究開発にあたり、製鉄プロセスにおける高炉ガス等の可燃性ガスやスラグをはじめとする副産物の有効利用に関する各種試験設備の建設を決定しました。具体的には、当社西日本製鉄所(福山地区)および東日本製鉄所(千葉地区)にて試験設備を建設し、研究開発を加速させていきます。本研究開発では、これらの副産物の有効利用等を通じて、CO排出の大幅な削減を目指します。

 

<製品分野>

 当社およびドイツ最大の鉄鋼メーカーであるティッセン・クルップ・スチール・ヨーロッパ,AG社は、このたび冷間加工用に新たな980~1180MPa級高張力鋼板(以下、ハイテン)を共同で開発しました。当製品は、従来の汎用ハイテンと比較し、より高い降伏強度と高い延性、特に優れた局部延性を有しています。これらの特性により、自動車骨格(ホワイトボディー)の更なる軽量化と、衝突安全性能の向上に寄与するとともに、熱間プレス工法を用いず従来の冷間加工(プレス成形・ロールフォーミング)で難成形部品を製造することが可能となるため、生産性の向上と製造コスト低減にも貢献します。

 また、疲労損傷への耐久性を高めた薄物耐疲労鋼(商品名:『AFD®』鋼 以下、AFD鋼)を開発しました。長期間にわたって使用される鋼構造物は、老朽化に伴うメンテナンスコストや更新コストの低減が求められています。特に橋梁は薄肉部材が多いことから、自動車等の交通荷重により疲労き裂が発生する場合があり、点検や補修までの期間において、き裂が進展するリスクがありました。AFD鋼を開発したことで、これまで疲労き裂が問題となり易かった部材への適用が可能となるため、鋼構造物の耐久性向上を実現することができます。橋梁・船舶・建設機械・産業機械等の鋼構造物のさらなる耐久性、安全性、経済性の向上に寄与する高機能・高品質な鋼材の開発・供給を通じて、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

 更に、当社、日本製鉄㈱、五洋建設㈱、東亜建設工業㈱、および日本海工㈱の5社は、軟弱な海底地盤の表層改良を可能とする「カルシア改質土のバッチ式原位置混合工法」の共同開発を進めてまいりました。カルシア改質土は、軟弱な浚渫土に製鋼スラグを原料としたカルシア改質材を混合することにより、物理的・化学的性状を改質した材料です。今回開発した「バッチ式原位置混合工法」は、既存の海上地盤改良工法であるサンドコンパクションパイル工法の専用船に取り付けた密閉式バケットを用いて、バケット内で粘土とカルシア改質材を混合し、その場(原位置)において海底地盤の表層3m程度をカルシア改質土に改良する工法です。本工法の開発により、カルシア改質土の用途拡大が考えられます。2022年7月より約2ヶ月に亘り国土交通省中国地方整備局と広島県の協力のもと、広島港出島地区の実海域において実証試験を実施しました。今後は、本工法の公的評価の取得と実用化を進め、カルシア改質土の普及拡大を推進してまいります。

 更に、国立大学法人東北大学、学校法人日本大学、西松建設㈱、共和コンクリート工業㈱と共同で、通常のコンクリートと比べて製造時のCO排出量を約75%削減可能なアルカリ活性材料コンクリートを素材とした、意匠性を有する複雑な形状のプレキャストコンクリート製品の試験製造に成功しました。当社を中心とする研究チームは、高炉スラグ微粉末や高炉スラグ細骨材の活用、および特殊な混和剤の適用などによって、流動性を安定的に確保しつつ、耐凍害性を大幅に向上させた独自のアルカリ活性材料コンクリートを開発し、実用化に向けた研究を進めてまいりました。本試験製造の成功により、さまざまな形状のプレキャストコンクリート製品への展開が進むことで、コンクリート分野でのCO排出量を大幅に削減することが可能となります。試作したプレキャストコンクリート製品は、今後、比較的過酷な寒冷環境において試験し、実用化に向け、耐久性の検証を進めていきます。

 

<表彰>

 当社が開発してまいりました商品、技術は社外からも高く評価されております。例えば、「電気機器の省エネに貢献する省資源型Si傾斜磁性材料」の成果が認められ、令和4年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞(開発部門)を受賞しました。当社の同賞受賞は5年連続となります。また、横浜市との「公民連携による豊かな海づくり」の活動が評価され、令和3年度「土木学会環境賞」、および「第5回エコプロアワード 国土交通大臣賞」を受賞しました。

 また、当社が開発した「自走式精密検査ロボット」が、一般財団法人機械振興協会から第57回機械振興賞 機械振興協会会長賞を受賞しました。当社の機械振興賞の受賞は5年連続12回目となります。

 更に、「製鉄所における燃料・電力運用ガイダンスシステムの開発」の成果が認められ、一般社団法人日本エネルギー学会から2022年度日本エネルギー学会・学会賞(技術部門)を受賞しました

 

当連結会計年度における連結ベースの研究開発費は、39,577百万円であります。

 

 

(4) 設備の状況

① 設備投資等の概要

当社および連結子会社等(共同支配事業を含む)の設備投資は、高級鋼の生産能力増強、老朽更新、合理化等に加えて、設備の新鋭化、GX(グリーントランスフォーメーション)投資、DX(デジタルトランスフォーメーション)投資に重点をおいて実施しております。当連結会計年度における設備投資総額は、2,774億円であります。なお、上記金額に含まれる共同支配事業の設備投資金額は、当社グループの持分に相当する金額であります。

 

② 主要な設備の状況

当社および連結子会社等(共同支配事業を含む)における主要な設備は次のとおりであります。

a.保証会社

2023年3月31日現在

事業所名

(所在地)

設備の

主な内容

帳簿価額(百万円)

従業

員数

(人)

建物及び

構築物

機械装置

及び運搬具

土地

(面積千㎡)

その他有形固定資産

無形

固定資産

合計

東日本製鉄所(千葉地区)

(千葉市中央区)

鉄鋼製品

製造設備

38,828

121,538

61,000

(8,216)

7,478

7,512

236,357

2,331

東日本製鉄所(京浜地区)

(川崎市川崎区)

鉄鋼製品

製造設備

30,596

44,175

100,567

(7,133)

3,332

2,711

181,384

1,887

西日本製鉄所(倉敷地区)

(岡山県倉敷市)

鉄鋼製品

製造設備

69,591

275,976

36,277

(11,469)

10,476

28,982

421,304

3,818

西日本製鉄所(福山地区)

(広島県福山市)

鉄鋼製品

製造設備

64,068

234,148

78,046

(14,479)

13,888

25,828

415,981

3,982

知多製造所

(愛知県半田市)

鉄鋼製品

製造設備

5,398

17,048

6,631

(1,851)

825

1,803

31,708

625

仙台製造所

(仙台市宮城野区)

鉄鋼製品

製造設備

8,342

16,962

24,853

(980)

929

3,829

54,916

418

本社

(東京都千代田区)他

その他の

設備

1,632

101

24,048

(400)

17,440

21,941

65,163

2,124

218,458

709,951

331,424

(44,532)

54,372

92,609

1,406,816

15,185

 

(注) 1 帳簿価額は、日本基準に基づく金額を記載しております。

2 帳簿価額のうち「その他有形固定資産」は、工具、器具及び備品、リース資産および建設仮勘定の合計額であります。

3 本社他には、本社、支社・営業所・海外事務所を含んでおります。

4 東日本製鉄所(千葉地区)・(京浜地区)、西日本製鉄所(倉敷地区)・(福山地区)、知多製造所、仙台製造所の帳簿価額にはスチール研究所を含んでおります。スチール研究所の従業員については、本社他に含んでおります。

 

 

b.国内子会社等(共同支配事業を含む)

2023年3月31日現在

会社名

主要な

事業所名

(所在地)

設備の

主な内容

帳簿価額(百万円)

従業

員数

(人)

建物及び

構築物

機械装置

及び
運搬具

土地
(面積千㎡)

その他
有形

固定資産

無形

固定資産

合計

JFE条鋼㈱

鹿島製造所

(茨城県神栖市)他

鉄鋼製品

製造設備

14,360

19,682

49,198

(1,400)

4,041

917

88,201

895

JFE物流㈱

西日本事業所

(岡山県倉敷市他)他

倉庫等

9,357

9,577

23,157

(564)

1,796

2,511

46,400

1,400

JFE

ミネラル㈱

水島合金鉄事業部

(岡山県倉敷市)他

合金鉄

製造設備

8,809

22,272

8,147

(2,151)

2,137

433

41,801

1,236

瀬戸内共同火力㈱

福山共同発電所

(広島県福山市)他

火力発電設備

4,144

14,855

6

(0)

474

42

19,523

ジェコス㈱

東京工場

(千葉県白井市)他

建設仮設材製作加工

設備等

2,727

1,606

12,384

(435)

252

700

17,672

752

JFE

ケミカル㈱

西日本製造所

(岡山県笠岡市他)他

石炭

化学製品

製造設備

7,791

4,509

4,024

(876)

801

497

17,625

582

JFE建材㈱

熊谷工場

(埼玉県熊谷市)他

金属製品

製造設備

1,340

3,016

11,306

(489)

259

370

16,292

733

JFE鋼材㈱

東京事業所

(千葉県市川市)他

金属製品

製造設備

1,671

1,021

7,153

(161)

61

345

10,253

245

 

(注) 1 帳簿価額は、日本基準に基づく金額を記載しております。

2 瀬戸内共同火力㈱は共同支配事業であります。同社の帳簿価額のうち、当社グループの持分に相当する金額を記載しております。なお、同社の従業員数は、連結会社の従業員数には含めていないため、記載しておりません。

3 帳簿価額のうち「その他有形固定資産」は、工具、器具及び備品、リース資産および建設仮勘定の合計額であります。

4 JFEミネラル㈱、JFEマテリアル㈱および前連結会計年度に記載しておりました水島合金鉄㈱の3社は、2022年4月1日にJFEミネラル㈱を存続会社として合併しております。

 

c.在外子会社

2023年3月31日現在

会社名

主要な

事業所名

(所在地)

設備の

主な内容

帳簿価額(百万円)

従業

員数

(人)

建物及び

構築物

機械装置

及び
運搬具

土地
(面積千㎡)

その他

無形

資産

合計

JFEスチール・ガルバナイジング(タイランド)・リミテッド

―(タイ・ラヨン)

鉄鋼製品
製造設備

3,272

12,796

827

(174)

404

336

17,635

286

フィリピン・シンター・コーポレーション

焼結工場(フィリピン・ヴィラネバ)

焼結鉱

製造設備

715

12,948

-

(-)

1,471

7

15,141

211

PT.JFEスチール・ガルバナイジング・インドネシア

―(インドネシア・ブカシ)

鉄鋼製品
製造設備

3,522

7,830

 

2,735

(170)

 

284

123

14,495

283

 

(注) 1 帳簿価額は、IFRSに基づく金額を記載しております。

   2 フィリピン・シンター・コーポレーションの焼結工場の土地は賃借しております。

3 帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品、使用権資産および建設仮勘定の合計額であります。

 

 

③ 設備の新設、除却等の計画

当社および連結子会社等(共同支配事業を含む)の当連結会計年度後1年間の設備投資計画(新設・改修・拡充)は3,259億円(支出予定額)であり、自己資金および借入金等により充当する予定であります。主要な設備投資は以下のとおりであります。

 

会社名

事業所名

工事名

工期

投資額

(億円)

JFEスチール㈱
(当社)

 西日本製鉄所

 (福山地区)

第6コークス炉A団
建設工事

2022年5月~2025年12月

480

JFEスチール㈱
(当社)

西日本製鉄所

(倉敷地区)

電磁鋼板製造設備増強工事

2021年4月~2024年7月

460

JFEスチール㈱
(当社)

全事業所

製鉄所システム
リフレッシュ(第2期)

2017年8月~2024年3月

240

JFEスチール㈱
(当社)

西日本製鉄所
(倉敷地区) 

製鉄所システム
リフレッシュ(倉敷)

2021年5月~2024年12月

160

JFEスチール㈱
(当社)

西日本製鉄所
(倉敷地区) 

洋上風力向け大単重厚板
製造能力増強工事

2021年4月~2023年11月

130

JFEスチール㈱
(当社)

西日本製鉄所

(倉敷地区)

高炉送風機電動化更新

2022年6月~2026年6月

110

 

上記以外については少額の補強工事、小口の設備投資案件等となっております。

 

(5) 保証会社の状況

① 株式等の状況
a.株式の総数等
(a) 株式の総数

 

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

2,100,000,000

2,100,000,000

 

 

(b) 発行済株式

 

種類

事業年度末現在
発行数(株)
(2023年3月31日)

提出日現在
発行数(株)
(2023年6月27日)

上場金融商品取引所
名又は登録認可金融
商品取引業協会名

内容

普通株式

539,170,000

539,170,000

当社は単元株制度を採用していないため、単元株式数はありません。

539,170,000

539,170,000

 

(注) 株式の譲渡制限につき定款に下記の定めがあります。

「当会社の株式の譲渡による取得は、取締役会の承認を要する。」

 

 

b.新株予約権等の状況
(a) ストックオプション制度の内容

該当事項はありません。

 

(b) ライツプランの内容

該当事項はありません。

 

(c) その他の新株予約権等の状況

該当事項はありません。

 

c.行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等

該当事項はありません。

 

d.発行済株式総数、資本金等の推移

 

年月日

発行済株式
総数増減数
(千株)

発行済株式
総数残高
(千株)

資本金増減額
(百万円)

資本金残高
(百万円)

資本準備金
増減額
(百万円)

資本準備金
残高
(百万円)

2004年2月1日(注)

12,900

539,170

239,644

17,302

390,021

 

(注) 株式交換による増加であります。

 

 

e.所有者別状況

 

2023年3月31日現在

区分

株式の状況

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数
(人)

1

1

所有株式数
(千株)

539,170

539,170

所有株式数
の割合(%)

100.00

100.00

 

 

f.大株主の状況

 

 

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(千株)

発行済株式
(自己株式を
除く。)の
総数に対する
所有株式数
の割合(%)

JFEホールディングス㈱

東京都千代田区内幸町二丁目2番3号

539,170

100.00

539,170

100.00

 

 

g.議決権の状況
(a) 発行済株式

 

 

 

2023年3月31日現在

区分

株式数(株)

議決権の数(個)

内容

無議決権株式

議決権制限株式(自己株式等)

議決権制限株式(その他)

完全議決権株式(自己株式等)

完全議決権株式(その他)

普通株式

539,170,000

539,170,000

発行済株式総数

539,170,000

総株主の議決権

539,170,000

 

 

(b) 自己株式等

該当事項はありません。

 

② 自己株式の取得等の状況

株式の種類等

該当事項はありません。

 

 

a.株主総会決議による取得の状況

該当事項はありません。

 

b.取締役会決議による取得の状況

該当事項はありません。

 

c.株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容

該当事項はありません。

 

d.取得自己株式の処理状況及び保有状況

該当事項はありません。

 

③ 配当政策

当社の利益配当は、配当の回数についての基本的な方針は定めておりませんが、経営基盤強化のための内部留保との調和を図りつつ、業績動向を勘案し、完全親会社であるJFEホールディングス㈱と協議の上、適宜実施してまいります。

また、会社法第454条第5項に規定する中間配当を行うことができる旨を定款に定めており、中間配当の決定機関は取締役会、中間配当を除く剰余金の配当の決定機関は株主総会であります。

なお、当事業年度の剰余金の配当は以下のとおりであり、上記の方針に基づき実施しております。

 

取締役会決議日 2023年2月22日 配当金の総額 35,225百万円 1株当たり配当額 65円33銭

 

 

 

④ コーポレート・ガバナンスの状況等
a.コーポレート・ガバナンスの概要
(a) コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方

当社および当社グループは、JFEグループとしての一元的なガバナンスの下、経営の透明性・健全性および効率性を高め、競争力強化と収益力の拡大による企業価値の向上を実現するため、コーポレート・ガバナンスの充実を図っております。

 

(b) 経営体制および内部統制体制の関係図 (提出日現在)

 


 

(c) 経営体制・内部統制体制

ⅰ.会社の機関

当社は監査役制度を採用しております。報告書提出日現在における当社の取締役は6名、監査役は3名であります。当社の事業に精通した取締役が取締役会(議長:社長)を構成することにより、業務執行に対する適切な監督機能を発揮するとともに経営効率の維持・向上に努めており、監査役が経営を監視し、その健全性強化に努めております。なお、2022年度の取締役会においては、第7次中期経営計画において掲げた成長戦略やカーボンニュートラル実現に向けた取り組み等の議論を実施いたしました。

取締役会および監査役の構成は「(5)保証会社の状況 ④ コーポレート・ガバナンスの状況等 b.役員の状況」に記載しております。なお、2022年度は取締役会を21回開催しました(取締役である福島裕法が21回のうち20回出席。その他取締役および監査役は21回のうち21回出席)。

また、当社では、経営意思決定と業務執行の分離による権限・責任の明確化、および執行の迅速化を実現するため、執行役員制を採用しております。

 

ⅱ.重要事項の決定

当社および当社グループの重要事項につきましては、社内規程により明確な決定手続きを定めております。また、JFEグループとしての経営に関わる重要事項につきましては、JFEホールディングス㈱におきまして、最終的に審議・決定を行う体制としております。

具体的には、当社では、自社および傘下グループ会社の重要事項につき、経営会議等での審議、取締役会での決定を行っております。JFEホールディングス㈱では、自社、事業会社およびグループ会社の重要事項につき、グループ経営戦略会議等での審議、取締役会での決定を行っております。当社では、経営会議を1~2回程度/月開催、取締役会を1~2回/月開催しております。JFEホールディングス㈱では、グループ経営戦略会議を2~4回/四半期開催、経営会議を1~2回程度/月開催、取締役会を1~2回/月開催しております。

当社における経営会議(議長:社長/事務局:経営企画部)は、取締役全員と主要な執行役員で構成され、監査役が出席しております。

当社におきましては、品種ごとの戦略策定と収益管理の一元化による最適な品種・事業運営を狙いとして、センター・セクター・事業部制を採用しております。また、JFEグループ共通の技術開発、ITの課題につきましては、グループ横断会議体を設けて審議しております。

 

ⅲ.内部統制・リスク管理体制等

リスク管理体制を含む当社の内部統制に関する体制につきましては、下記「内部統制体制構築の基本方針」(※)に従って、取締役会規則、経営会議規程、サステナビリティ会議規程、コンプライアンス委員会規程、各種会議規程、組織・業務規程、および文書管理規程を制定すること、ならびに企業倫理ホットラインを設置すること等により整備されております。

    ※会議体名称が「CSR会議」から「サステナビリティ会議」へと変更されたため、2023年4月11日付

    で、「内部統制体制構築の基本方針」においても、会議体名称の記載の変更を行っております。

 

(内部統制体制構築の基本方針)

1. 当社の企業理念、行動規範および企業行動指針ならびに定款、取締役会規則などをはじめとする、業務遂行にかかわるすべての規範、規程、規則、指針、運用細則など(以下「諸規程・規則」)は包括的一体として、当社の内部統制体制を構成するものである。したがい、当取締役会として、諸規程・規則が遵守されるよう図るとともに、企業活動にかかわる法令変更あるいは社会環境の変化にしたがい、さらに業務執行の効率性の観点において、当社の体制および諸規程・規則について適宜の見直し、修正がおこなわれることにより、上記法令の目的・趣旨が実現されるよう努めるものとする。

 

2. 会社法第362条4項6号および会社法施行規則第100条1項各号に掲げる体制

(1)取締役および使用人の職務執行が法令および定款に適合することを確保するための体制

(ア)当社および当社グループ会社の経営にかかわる重要事項は、関連規程にしたがい、経営会議の方針審議を経て、取締役会または経営会議で決定する。なお、重要な投資案件については、関連規程に則り、所定の事業投融資審査または設備投資審査を経たのち経営会議に付議する。

(イ)業務執行は、代表取締役社長のもと執行役員により、各部門の組織権限・業務規程に則り、おこなわれる。

 

 

(ウ)代表取締役社長のもとサステナビリティ会議を置き、同会議を構成するものとして、必要な委員会、部会を設置する。各部会単位で、それぞれの業務執行の有効性・効率性の確保および倫理法令遵守の観点から、適宜、ルールやリスク対応方針などを検討、整備する。さらに、法令部会において、法令の制定、変更などをフォローし、諸規程・規則への反映を検討する。

(エ)内部監査部門が、業務執行の有効性・効率性および倫理法令遵守状況について監査する。

(2)取締役の職務執行が効率的におこなわれることを確保するための体制

取締役会などの会議体における実質的、効率的審議を図ることのほか、サステナビリティ会議部会において業務執行の有効性・効率性の観点からの検討、ルール見直しを継続的におこなう。さらに、内部監査部門が、倫理法令遵守状況に加え、業務執行の有効性・効率性について監査する。

(3)取締役の職務執行にかかわる情報の保存および管理に関する体制

取締役会規則、経営会議規程、文書等保存管理規程、秘密情報管理規程、情報セキュリティ管理規程その他情報の保存、管理にかかわる規程または規定が包括的に、本体制を構成する。

(4)損失の危険の管理に関する規程その他の体制

経営にかかわるリスクについては、当社各部門の業務執行において、担当執行役員等がリスク管理上の課題を洗い出すことに努め、個別の重要なリスク課題については、必要なつど、経営会議等で審議する。また、サステナビリティ会議のリスクマネジメント委員会において、社内横断的に当社事業にかかわるリスク洗出し、対応方針の協議、検討を継続的におこなうものとする。

災害、事故などにかかわるリスクについては、全社防災規程などにもとづく対応を原則とする。大規模地震、これに準ずる大規模災害および事故、ならびにパンデミック等にかかわるリスクについては、事業継続計画を必要に応じて発動し、これにもとづく対応を原則とする。事業継続計画の策定および重要事項の見直しについては、サステナビリティ会議のリスクマネジメント委員会において審議・決定する。

(5)当社ならびにその親会社および子会社から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制

(ア)当社はJFEホールディングス株式会社の完全子会社であり、親会社が保持するJFEグループとしての、倫理法令遵守、リスク管理、財務報告・情報開示などの体制のなかに、当社および当社傘下グループ会社それぞれの体制が組み込まれることにより、企業集団としての体制が構築されている。

(イ)当社は、グループ経営に関する一定の重要事項ならびに当社傘下のグループ会社の一定の重要事項(損失の危険の管理に関する事項を含む)について、親会社の機関決定までの手順を義務づけ、取締役会規則等により決定手続等を定め、審議・決定し、または報告を受ける。

(ウ)当社は、サステナビリティ会議のリスクマネジメント委員会において、自社および傘下のグループ会社のリスク管理に関する基本方針および重要事項の審議・決定を行い、グループのリスク管理について確認・評価するとともに、施策の実施状況を監督する。

(エ)当社は、親会社が設置するグループ・コンプライアンス委員会のもと、コンプライアンス委員会を設置し、自社および傘下のグループ会社の倫理法令遵守に関する基本方針および重要事項の審議・決定を行い、施策の実施状況を監督するとともに、親会社のグループ・コンプライアンス委員会と連携し、倫理法令遵守の経営を推進する。当社傘下のグループ会社は、会社の規模、事業の性質、機関の設計、その他会社の個性および性質を踏まえ、必要な倫理法令遵守体制を整備する。また、当社は、企業倫理ホットラインについて、JFEグループ全体の倫理法令遵守に関する重要な情報が現場から経営トップに直接伝わる制度として、当社の使用人のほか当社傘下のグループ会社の使用人等も利用者として整備し、適切に運用する。

(オ)当社の内部監査部門は、親会社の内部監査部門と連携し、自社および当社傘下のグループ会社の業務の有効性・効率性ならびに法令および定款の遵守状況について監査する。

(カ)当社および当社傘下のグループ会社は、財務報告の信頼性を確保するために必要な体制、適時適切な情報開示のために必要な体制を整備する。

 

3. 会社法施行規則第100条3項各号に掲げる体制

(1)監査役の職務を補助する使用人に関する事項

監査役の職務を補助する使用人を監査役事務局に置く。

 

 

(2)監査役の職務を補助する使用人の取締役からの独立性に関する事項

当該使用人の人事については、監査役と協議する。

(3)監査役の職務を補助する使用人に対する指示の実行性の確保に関する事項

当該使用人は、監査役の指揮命令下で監査役監査に関する業務を行う。

(4)監査役への報告に関する体制

(ア)監査役は、取締役会、経営会議およびその他の重要な会議に出席し、報告をうける。

(イ)取締役、執行役員および使用人は、必要に応じまたは監査役の要請に応じ、監査役に対して職務の執行状況(当社および当社傘下のグループ会社に関する重要事項を含む。)を報告する。

    当社傘下のグループ会社の取締役、執行役員および使用人は、必要に応じまたは監査役の要請に応じ、監査役に対して職務の執行状況を報告する。

(ウ)当社は、企業倫理ホットラインについて、監査役に対して直接通報または相談を行うことができる制度として整備する。また、企業倫理ホットライン担当部署が受けた通報または相談された法令違反行為等については、監査役に対して、その都度内容を報告する。

(5)監査役に報告をした者が当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを受けないことを確保するための体制

当社は、企業倫理ホットラインについて、監査役に法令違反行為等を通報または相談した者および通報または相談された法令違反行為等を監査役に報告した者が不利な取扱いを受けないことを規程に定め適切に運用する。

(6)監査役の職務の執行について生ずる費用の前払または償還の手続その他の当該職務の執行について生ずる費用

 または債務の処理に係る方針に関する事項

当社は、監査役の職務執行に必要な費用について請求があった場合、特に不合理なものでなければ前払い又は償還に応じる。

(7)その他監査役の監査が実効的におこなわれることを確保するための体制

(ア)監査役は、監査役監査規程等を定め、組織的かつ実効的な監査体制を構築する。

(イ)取締役、執行役員および使用人は、監査役の監査に必要な重要書類の閲覧、実地調査、取締役等との意見交換、子会社調査、子会社監査役との連携等の監査役の活動が円滑におこなわれるよう、監査環境の整備に協力する。

(ウ)監査役は、会計監査人、内部監査部門の監査結果(当社および当社傘下のグループ会社に関する事項に関する重要事項を含む。)について適宜報告をうけ、それぞれと緊密な連携を図る。

 

 

(d) コンプライアンス体制

当社および当社グループは、幅広く国内外でビジネスを展開していく上で、お客様をはじめ、株主・地域社会などすべてのステークホルダーとの信頼関係が重要であり、「コンプライアンスの徹底」は、その信頼関係の基盤であるとの認識に基づき、事業活動の基本として位置付けています。

JFEグループでは、2005年10月、JFEホールディングス㈱に「JFEグループCSR会議(現JFEグループサステナビリティ会議)」(議長:JFEホールディングス社長、1回/3ヶ月程度の開催)を設置し、同会議を構成する「グループコンプライアンス委員会」において、コンプライアンスに関わるグループの基本方針や重要事項の審議、実践状況の監督を行っています。当社においても、2005年4月にCSR室を設置したことに続き、2005年7月に「CSR会議(現サステナビリティ会議)」(議長:社長)を設置しました。「サステナビリティ会議」の中に、コンプライアンス、地球環境、リスクマネジメントの3委員会、安全・防災、顧客満足、社会貢献等7部会を設け、対象分野ごとに積極的に活動を展開し、当社および当社グループにおいてサステナビリティを推進するとともに、コンプライアンスに関し、基本方針や重要施策の審議、決定を目的として「コンプライアンス委員会」を設置し(委員長:社長、1回/3ヶ月程度の開催)、コンプライアンスに則った事業活動を推進・監督する体制を整備しています。

また、コンプライアンスに関わる重要情報が現場から経営トップに直接伝わる制度(企業倫理ホットライン)を導入しています。

なお、当社は、コンプライアンス面を含めた環境に対する取り組みを強化するため、2005年2月から本社および製鉄所・製造所それぞれに、製造部門から独立した環境管理組織を設置するとともに、内部監査部門による環境監査の体制も整備しました。また、品質保証に関する不正の発生を防止するため、本社および製鉄所・製造所それぞれに品質設計・製造部門から独立した品質保証管理組織を有しています。グループ会社に関しては、当社が環境および品質保証に関する監査を計画的に実施しています。

 

(e) 取締役(業務執行取締役等であるものを除く)および監査役との責任限定契約の内容の概要

 当社は、取締役(業務執行取締役等であるものを除く)1名および監査役3名と会社法第427条第1項の規定により、同法第423条第1項の賠償責任を限定する契約を締結しております。なお、当該契約に基づく賠償責任の限度額は法令が規定する額であります。

 

(f) 補償契約の内容の概要

 当社は、「b.役員の状況(a)役員一覧」に記載のすべての取締役および監査役との間で、会社法第 430条の2第1項に規定する補償契約を締結しており、同項第1号の費用および同項第2号の損失を法令の 定める範囲内において当社が補償することとしております。

ただし、各役員がその職務を行うにつき悪意または重大な過失があった場合や、当社が各役員に対してその責任を追及する場合(当該役員の勝訴が確定した場合を除く)にはその争訟費用の補償を行わないこと等を定めることにより、役員の職務の執行の適正性が損なわれないように措置を講じています。

 

(g) 取締役の定数及び取締役選任の決議要件

当社は、定款において取締役12名以内を置くこととしており、取締役の選任については議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席することを要し、累積投票によらないこととしております。

 

(h) 株主総会決議事項を取締役会で決議することができることと定めた事項

当社は、株主への機動的な利益還元を行うため、取締役会の決議によって、毎年12月31日を基準日として会社法第454条第5項の規定による剰余金の配当をすることができる旨、定款に定めております。

 

(i) 株主総会の特別決議要件

当社は、株主総会の円滑な運営を目的として、会社法第309条第2項の規定によるものとされる株主総会の決議は、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもってこれを行う旨、定款に定めております。

 

 

b.役員の状況

(a) 役員一覧

男性9名 女性―名 (役員のうち女性の比率―%)

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有

株式数

代表取締役

社長

北 野 嘉 久

1958年2月20日生

1982年4月

2004年4月

2006年4月

2009年4月

2011年4月

2014年4月

2018年4月

2019年4月

2019年6月

川崎製鉄株式会社入社

当社経営企画部企画室主任部員

当社西日本製鉄所(福山地区)製鋼部長

当社東日本製鉄所工程部長

当社常務執行役員

当社専務執行役員

当社代表取締役

当社代表取締役社長(現任)

JFEホールディングス株式会社代表取締役(現任)

(注)1

(重要な兼職の状況)

JFEホールディングス株式会社代表取締役

代表取締役

小 川 博 之

1960年10月27日生

1985年4月

2007年4月

2011年4月

2013年4月

2014年4月

2017年4月

2019年4月

川崎製鉄株式会社入社

当社東日本製鉄所(千葉地区)熱延部長

当社東日本製鉄所工程部長

当社薄板セクター部長

当社常務執行役員

当社専務執行役員

当社代表取締役(現任)

(注)1

代表取締役

福 島 裕 法

19611215日生

1984年4月

2008年4月

2010年4月

2013年4月

2015年4月

2018年4月

2020年4月

日本鋼管株式会社入社

当社西日本製鉄所(福山地区)製鋼部製鋼技術室長

当社西日本製鉄所(福山地区)製鋼部長

当社西日本製鉄所企画部長

当社常務執行役員

当社専務執行役員

当社代表取締役(現任)

(注)1

代表取締役

広 瀬 政 之

196311月19日生

1986年4月

2010年4月

2012年4月

2016年4月

2017年4月

2021年4月

2023年4月

川崎製鉄株式会社入社

当社総務部広報室長

当社缶用鋼板営業部長

当社関連企業部長

当社常務執行役員

当社専務執行役員

当社代表取締役(現任)

(注)2

代表取締役

祖 母 井 紀 史

1965年3月4日生

1987年4月

2011年4月

2013年4月

2016年4月

2017年4月

2018年4月

2022年4月

2023年4月

川崎製鉄株式会社入社

当社営業総括部営業総括室長

当社薄板営業部長

当社厚板営業部長

当社関連企業部長

当社常務執行役員

当社専務執行役員

当社代表取締役(現任)

(注)2

 

 

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有

株式数

取締役

寺 畑 雅 史

1959年10月31日生

1982年4月

2006年4月

2008年4月

2010年7月

2012年4月

 

2015年4月

 

2018年4月

 

2019年4月

 

2019年6月

川崎製鉄株式会社入社

JFEホールディングス株式会社総務部総務室長

同社総務部長

当社組織人事部長

JFEホールディングス株式会社常務執行役員

当社常務執行役員

JFEホールディングス株式会社専務執行役員

当社専務執行役員

JFEホールディングス株式会社専務執行役員退任

当社代表取締役

JFEホールディングス株式会社執行役員副社長(現任)

当社取締役(現任)

JFEホールディングス株式会社代表取締役(現任)

(注)1

(重要な兼職の状況)

JFEホールディングス株式会社代表取締役副社長

公益財団法人JFE21世紀財団専務理事

監査役

(常勤)

西 馬 孝 文

1959年11月3日生

1982年4月

2006年4月

2007年4月

2010年4月

2012年4月

2015年4月

2019年4月

2023年4月

 

川崎製鉄株式会社入社

当社労政人事部企画室長

当社労政人事部長

当社名古屋支社長

当社常務執行役員

当社専務執行役員

当社代表取締役

当社代表取締役退任

当社監査役(常勤)(現任)

(注)3

監査役

(常勤)

佐 竹 義 宏

1962年9月13日生

1987年4月

2009年4月

2010年4月

2013年4月

2014年4月

2016年4月

2019年4月

川崎製鉄株式会社入社

当社東日本製鉄所工程部千葉工程室長

当社東日本製鉄所(千葉地区)ステンレス部長

当社東日本製鉄所工程部長

当社ステンレスセクター部長

当社品質保証部長

当社監査役(常勤)(現任)

(注)4

監査役

原   伸 哉

1961年12月11日生

1984年4月

2008年4月

2009年4月

2011年4月

2012年4月

 

2015年4月

2016年4月

2017年6月

日本鋼管株式会社入社

当社西日本製鉄所企画部経理室長

当社経営企画部企画室長

当社経理部長

JFEホールディングス株式会社経理部長

当社経理部長

当社関連企業部長

当社監査役(常勤)

JFEホールディングス株式会社監査役(常勤)(現任)

当社監査役(現任)

(注)5

(重要な兼職の状況)

JFEホールディングス株式会社監査役(常勤)

 

(注) 1 2023年6月8日開催の定時株主総会から1年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結の時までであります。

2 2023年4月1日の選任後、1年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結の時までであります。

3 2023年4月1日の選任後、4年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結の時までであります。

4 2019年4月1日の選任後、4年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結の時までであります。

5  2020年6月3日開催の定時株主総会から4年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結の時までであります。

 

 

(執行役員の状況)

当社では、経営意思決定と業務執行の分離による権限・責任の明確化および決定・執行の迅速化を実現するため、執行役員制度を導入しております。提出日現在の執行役員の状況は以下のとおりであります。

役職名

氏名

担当

社長

北 野 嘉 久

CEO(最高経営責任者)

執行役員副社長

小 川 博 之

海外事業推進センター、スラグ事業推進センター、スチール研究所、IT改革推進、サイバーセキュリティ統括、製鉄所業務プロセス改革、データサイエンスプロジェクト、知的財産、品質保証統括

執行役員副社長

福 島 裕 法

東日本製鉄所、西日本製鉄所、知多製造所、経営企画、設備計画、設備投資戦略、高炉改修計画、カーボンリサイクル開発、新還元プロセス開発、新溶解プロセス開発、GXインフラ開発、環境防災・リサイクル、技術企画、製銑技術、コークス技術、製鋼技術、熱延技術、設備技術、エネルギー技術統括、安全健康担当

カーボンニュートラル推進プロジェクトリーダー

執行役員副社長

広 瀬 政 之

総務、法務、関連企業、経理、監査、労政人事、組織人事、人権啓発、第1原料、第2原料、資材、京浜臨海開発統括

執行役員副社長

祖 母 井 紀 史

建材センター、鋼管センター、棒線事業部、大阪支社、営業総括、物流総括、各セクター部、鋼材営業統括

専務執行役員

三 宅 亮 一

鋼管センター副センター長、知多製造所長

専務執行役員

須 田   守

東日本製鉄所長、東日本製鉄所千葉地区所長

専務執行役員

大 河 内  巌

知的財産、品質保証担当

専務執行役員

古 米 孝 行

東日本製鉄所京浜地区所長

専務執行役員

新 田   哲

IT改革推進、サイバーセキュリティ統括、データサイエンスプロジェクト担当

専務執行役員

大 門 博 史

第1原料、第2原料、資材担当

カーボンニュートラル推進プロジェクトメンバー

専務執行役員

錦 織 正 規

西日本製鉄所長、西日本製鉄所福山地区所長

専務執行役員

上 田 洋 輔

総務、労政人事、組織人事担当

専務執行役員

岩 山 眞 士

京浜臨海開発担当

専務執行役員

花 澤 和 浩

スチール研究所長

カーボンニュートラル推進プロジェクトメンバー

専務執行役員

丸 山   隆

スラグ事業推進センター長

専務執行役員

井 原 正 規

厚板セクター長、大阪支社長、厚板営業、厚板・形鋼輸出担当

専務執行役員

加 藤 彰 浩

経営企画担当

カーボンニュートラル推進プロジェクトサブリーダー

常務執行役員

安 藤 武 彦

法務、人権啓発担当

常務執行役員

松 尾 久 光

関連企業、経理、監査担当

常務執行役員

永 井   肇

薄板セクター副セクター長、東日本製鉄所千葉地区副所長

常務執行役員

朝 比 奈  健

高炉改修計画、カーボンリサイクル開発、新還元プロセス開発、新溶解プロセス開発、GXインフラ開発、環境防災・リサイクル、技術企画、製銑技術、コークス技術、製鋼技術、熱延技術、エネルギー技術担当

カーボンニュートラル推進プロジェクトメンバー

常務執行役員

髙 橋   学

自動車鋼板セクター長、自動車鋼材営業担当

常務執行役員

高 岡 隆 司

厚板セクター副セクター長、東日本製鉄所京浜地区副所長

常務執行役員

堀 澤 輝 雄

西日本製鉄所倉敷地区所長

常務執行役員

長 谷 和 邦

スチール研究所副所長

常務執行役員

山 本 宏 之

設備計画、設備投資戦略、設備技術担当

カーボンニュートラル推進プロジェクトメンバー

常務執行役員

赤 木   功

電磁鋼板セクター長、鉄粉セクター長、鉄粉商品、電機鋼材営業担当

常務執行役員

赤 木 純 一

棒線事業部長、営業総括、物流総括担当

カーボンニュートラル推進プロジェクトメンバー

常務執行役員

吉 野 恭 司

特命事項(カーボンニュートラル推進関連、エネルギー関連等)

カーボンニュートラル推進プロジェクトメンバー

常務執行役員

田 中 秀 栄

棒線事業部副事業部長、棒線事業部仙台製造所長

常務執行役員

島 田 文 男

ステンレスセクター長、鋼管センター長、ステンレス・特殊鋼営業担当

常務執行役員

渡 辺 隆 志

西日本製鉄所福山地区副所長

常務執行役員

西 圭 一 郎

製鉄所業務プロセス改革担当

常務執行役員

菊 池 直 樹

スチール研究所副所長

 

 

役職名

氏名

担当

常務執行役員

原   守 良

薄板セクター長、薄板・缶用鋼板営業、薄板輸出担当

常務執行役員

寺 畠 知 道

電磁鋼板セクター副セクター長、西日本製鉄所倉敷地区副所長

常務執行役員

松 林 一 磨

建材センター長

常務執行役員

岩 野 利 哉

海外事業推進センター長

39名

 

 

 

(b) 社外役員の状況

当連結会計年度末および提出日現在、社外取締役および社外監査役はおりません。

JFEホールディングス㈱を中心としたグループとしての一元的なガバナンスの下、経営監視機能が十分に機能しているため、現状の体制としております。

 

 

c.監査の状況
(a)監査役監査の状況

当社は監査役制度を採用しており、2023年3月末日現在における当社の監査役は3名であります。各監査役は取締役会、経営会議およびCSR会議(2023年4月より「サステナビリティ会議」に名称変更)その他の重要会議に出席するほか、取締役および執行役員等から業務報告を聴取し、グループ会社から事業の報告を受ける等により、取締役の職務の執行を監査しております。また、会計監査人から適宜報告を受けるほか、会計監査人の品質管理体制について説明を受けその妥当性を確認しております。内部監査部門とも適宜会合を持ち、内部監査の実施状況や監査結果の報告等を聴取するとともに、意見交換を行っています。当社およびグループ会社の監査役は相互に情報交換を行い、連携を図るとともに、JFEホールディングス㈱の監査役が当社監査役を兼務することにより、JFEホールディングス㈱との連携を図っております。会議、報告聴取・意見交換についてはオンラインツール等も活用しながら実施しております。監査役の職務を補助する使用人については、監査役事務局に専従者を置き、当該使用人の人事については監査役と協議することとしております。

なお、監査役原伸哉氏は、当社の経理部長およびJFEホールディングス㈱の経理部長を担当していた経験があり、財務および会計に関する相当程度の知見を有するものであります。

当事業年度において監査役が協議した主な検討事項は、監査方針および監査計画、内部統制体制の整備・運用状況、会計監査人の監査の方法および結果の相当性、会計監査人の選任および解任ならびに不再任に関する事項、会計監査人に対する報酬等の同意、監査報告書の作成等であります。

 

 (b)内部監査の状況

   (提出日現在)

内部監査については、監査部(8名)が、グループ会社も含め、業務運営に対する監査を定例的に実施するとともに、社長特命による監査を実施しております。また、JFEホールディングス㈱およびグループ会社の内部監査組織との情報交換等を通じてグループ全体の内部監査体制の充実を図っております。監査計画および監査結果について、取締役会での報告は行っておりませんが、取締役および監査役並びに製鉄所長、総務、法務、監査部門等を担当する執行役員が出席するサステナビリティ会議等に報告しております。

監査部、監査役および会計監査人は、監査計画、監査結果の報告等の定期的な打合せを含め、必要に応じ随時情報交換を行い相互の連携を図っております。

 

 (c)会計監査の状況
ⅰ.監査法人の名称
 EY新日本有限責任監査法人

 

ⅱ.継続監査期間

 1951年以降

 

 

ⅲ.業務を執行した公認会計士

業務を執行した公認会計士の氏名

所属する監査法人

指定有限責任社員 業務執行社員

中村 裕輔

EY新日本有限責任監査法人

指定有限責任社員 業務執行社員

吉田 哲也

EY新日本有限責任監査法人

指定有限責任社員 業務執行社員

脇本 恵一

EY新日本有限責任監査法人

指定有限責任社員 業務執行社員

藤尾 太

EY新日本有限責任監査法人

 

(注) 1 継続監査年数については、いずれも7年以内であるため、記載を省略しております。

   2 監査業務に係る補助者の構成は、監査法人の選定基準に基づき決定されております。具体的には公認会計士およびその他の補助者等を主たる構成員とし、システム専門家等も加えて構成されております。

 

ⅳ.監査法人の選定方針と理由

監査法人を選定するにあたっては、下記の項目について問題がないことを確認する方針としております。
 (ⅰ)会計監査人の解任事由の有無(※)
 (ⅱ)会計監査人の監査の方法と結果の相当性
 (ⅲ)会計監査人の品質管理体制
 (ⅳ)監査報酬の水準
    ※会計監査人の解任または不再任の決定の方針

当社では、会計監査人が会社法第340条第1項各号に定める項目に該当すると認められる場合には監査役が検討のうえ、監査役全員の同意によって会計監査人を解任いたします。また、上記に準ずる場合、その他必要があると監査役が判断した場合は、会計監査人の解任または不再任を株主総会の目的といたします。

上記方針に基づきEY新日本有限責任監査法人に対して評価を行った結果、当該法人は当社の会計監査人として職責を果たしていると判断したことから、当該法人を当社第21期事業年度に係る会計監査人として再任することといたしました。
 

 ⅴ.監査役による監査法人の評価

当社の監査役は、EY新日本有限責任監査法人に対して評価を行っております。監査役は、会計監査人の職務遂行状況、監査体制、監査報酬水準等が適切であるかについて、会計監査人からの報告聴取、監査への立会いおよび経営執行部門との意見交換等を通じて確認を行いました。その結果、監査の方法と結果は相当であること、監査の品質管理体制、監査報酬の水準に関して問題のないことから、EY新日本有限責任監査法人は当社の会計監査人として職責を果たしていると評価いたしました。
  

(d)監査報酬の内容等

ⅰ 監査公認会計士等に対する報酬の内容

 

区 分

前連結会計年度

当連結会計年度

監査証明業務に
基づく報酬(千円)

非監査業務に
基づく報酬(千円)

監査証明業務に
基づく報酬(千円)

非監査業務に
基づく報酬(千円)

保証会社

91,661

90,731

連結子会社

262,888

255,889

354,549

346,620

 

 

 

ⅱ 当社および当社の連結子会社が、アーンスト・アンド・ヤング・ネットワークに属する監査法人(EY新日本有限責任監査法人を除く)に支払うべき報酬の額

 

区 分

前連結会計年度

当連結会計年度

監査証明業務に
基づく報酬(千円)

非監査業務に
基づく報酬(千円)

監査証明業務に
基づく報酬(千円)

非監査業務に
基づく報酬(千円)

保証会社

632

149

659

連結子会社

38,210

71,208

33,311

57,538

38,210

71,841

33,461

58,198

 

 

  (非監査業務の内容)

(前連結会計年度)

移転価格税制に係る文書化業務等であります。

(当連結会計年度)

移転価格税制に係る文書化業務等であります。

 

ⅲ 監査報酬の決定方針

  会社の規模・特性、監査日数等を勘案した上で、監査法人と協議の上、監査報酬を決定しております。

 

ⅳ 監査役が会計監査人の報酬等に同意した理由

       監査役は、前期の監査実績の相当性、当期の監査計画の内容および報酬額の妥当性等を検討した結果、会計監査人の報酬等に同意いたしました。

 

 

d.役員の報酬等
 取締役・監査役報酬等の内容(単独)

区 分

報酬等の総額(千円)

取締役

538,209

(うち、社外取締役)

(-)

監査役

78,326

 

(注) 報酬等の総額には、当事業年度に係る取締役賞与金総額87,700千円および取締役に対する株式報酬の総額69,784千円が含まれております。

 

 

e.株式の保有状況

当社株式は非上場であり、該当事項はありません。

 

 

(6) 経理の状況

1.連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について

(1) 当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号。以下、連結財務諸表規則)第93条の規定により、国際財務報告基準(以下、IFRS)に準拠して作成しております。

 

(2) 当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号。以下、財務諸表等規則)に基づいて作成しております。

また、当社は、特例財務諸表提出会社に該当し、財務諸表等規則第127条の規定により財務諸表を作成しております。

 

2.監査証明について

当社の連結財務諸表および財務諸表は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査を受けておりません。ただし、当事業年度の財務諸表の作成の基礎とした会社法計算書類等について、EY新日本有限責任監査法人による会社法の規定に基づく監査を受けております。

 

3.連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みについて

当社は、連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みを行っております。具体的には、会計基準等の内容およびその変更等を適切に把握し、的確に対応できる体制を整備するため、公益財団法人財務会計基準機構へ加入し、同法人の行う講習会等に参加しております。

 

4.IFRSに基づいて連結財務諸表等を適正に作成することができる体制の整備について

当社は、IFRSに基づく適正な連結財務諸表を作成するために、国際会計基準審議会が公表するプレスリリースや基準書を随時入手し、最新の基準の把握および影響の分析を行っております。また、IFRSに準拠したグループ会計方針を作成し、これに基づいて会計処理を行っております。さらに、公益財団法人財務会計基準機構や監査法人等の行う講習会等への参加により、社内における専門知識の蓄積に努めております。

 

 

① 連結財務諸表等
a 連結財務諸表
(a) 連結財政状態計算書

(単位:百万円)

 

注記

前連結会計年度
(2022年3月31日)

 

当連結会計年度
(2023年3月31日)

資産

 

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び現金同等物

198,733

 

179,799

営業債権及びその他の債権

8,39

562,746

 

559,628

契約資産

28

25,212

 

28,623

棚卸資産

990,168

 

1,073,985

未収法人所得税

 

123

 

10,019

その他の金融資産

10,39

49,408

 

51,073

その他の流動資産

11

76,273

 

59,266

小計

 

1,902,665

 

1,962,396

売却目的で保有する資産

12

 

12,216

流動資産合計

 

1,902,665

 

1,974,613

 

 

 

 

 

非流動資産

 

 

 

 

有形固定資産

13,22

1,695,603

 

1,718,476

のれん

14

897

 

2,137

無形資産

14

92,096

 

101,860

使用権資産

15,22

70,232

 

67,354

投資不動産

16

56,834

 

53,436

持分法で会計処理されている投資

19

405,191

 

415,484

退職給付に係る資産

25

18,882

 

17,988

繰延税金資産

20

37,484

 

55,370

その他の金融資産

10,39

134,567

 

111,498

その他の非流動資産

11

10,578

 

11,082

非流動資産合計

 

2,522,369

 

2,554,689

 

 

 

 

 

資産合計

 

4,425,035

 

4,529,302

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

前連結会計年度
(2022年3月31日)

 

当連結会計年度
(2023年3月31日)

負債及び資本

 

 

 

 

負債

 

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

営業債務及びその他の債務

21,22,39

535,735

 

549,399

借入金及びリース負債

22,39

661,088

 

471,049

契約負債

28

12,106

 

8,844

未払法人所得税等

 

16,543

 

22,270

引当金

24

3,841

 

3,804

その他の金融負債

23,39

129,725

 

166,102

その他の流動負債

11

215,852

 

208,028

小計

 

1,574,893

 

1,429,499

売却目的で保有する資産

に直接関連する負債

12

 

8,567

流動負債合計

 

1,574,893

 

1,438,067

 

 

 

 

 

非流動負債

 

 

 

 

借入金及びリース負債

22,39

1,220,491

 

1,381,400

退職給付に係る負債

25

87,584

 

86,166

引当金

24

14,635

 

13,374

繰延税金負債

20

10,495

 

3,046

その他の金融負債

23,39

43,002

 

40,330

その他の非流動負債

11

7,198

 

14,228

非流動負債合計

 

1,383,408

 

1,538,546

 

 

 

 

 

負債合計

 

2,958,302

 

2,976,613

 

 

 

 

 

資本

 

 

 

 

資本金

26

239,644

 

239,644

資本剰余金

26

386,311

 

391,362

利益剰余金

26

709,846

 

799,858

その他の資本の構成要素

 

62,427

 

64,858

親会社の所有者に帰属する持分合計

 

1,398,230

 

1,495,723

非支配持分

 

68,502

 

56,965

資本合計

 

1,466,733

 

1,552,688

 

 

 

 

 

負債及び資本合計

 

4,425,035

 

4,529,302

 

 

 

 

 

 

 

 

(b) 連結損益計算書

(単位:百万円)

 

注記

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

 

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

 

 

 

 

 

売上収益

28

3,173,475

 

3,881,139

売上原価

13,14,30

△2,709,953

 

△3,492,096

売上総利益

 

463,521

 

389,043

 

 

 

 

 

販売費及び一般管理費

13,14,29,
30,31

△231,056

 

△251,000

持分法による投資利益

19

95,995

 

25,521

その他の収益

32

32,300

 

31,773

その他の費用

33

△26,075

 

△36,983

事業利益

 

334,686

 

158,354

 

 

 

 

 

土地売却益

 

 

4,105

減損損失

17

△7,308

 

△3,443

関係会社整理損失

12,34

△4,918

 

△6,273

構造改革費用

35

 

△4,578

営業利益

 

322,459

 

148,163

 

 

 

 

 

金融収益

36

633

 

1,939

金融費用

36

△11,543

 

△13,468

税引前利益

 

311,549

 

136,634

 

 

 

 

 

法人所得税費用

20

△75,709

 

△19,219

当期利益

 

235,840

 

117,415

 

 

 

 

 

当期利益の帰属

 

 

 

 

親会社の所有者

 

234,850

 

113,667

非支配持分

 

990

 

3,747

当期利益

 

235,840

 

117,415

 

 

 

 

 

1株当たり当期利益

 

 

 

 

基本的1株当たり当期利益(円)

38

435.58

 

210.82

希薄化後1株当たり当期利益(円)

38

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当社連結業績の代表的指標であるセグメント利益は、以下のとおりであります。

事業利益

 

334,686

 

158,354

金融収益

 

633

 

1,939

金融費用

 

△11,543

 

△13,468

セグメント利益

 

323,776

 

146,825

 

 

 

(c) 連結包括利益計算書

(単位:百万円)

 

注記

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

 

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

 

 

 

 

 

当期利益

 

235,840

 

117,415

 

 

 

 

 

その他の包括利益

 

 

 

 

純損益に振り替えられることのない項目

 

 

 

 

確定給付制度の再測定

25,37

8,004

 

5,475

その他の包括利益を通じて公正価値で測定するものとして指定した資本性金融商品の公正価値の純変動額

37,39

7,440

 

△11,311

持分法によるその他の包括利益

19,37

△4,291

 

2,525

純損益に振り替えられることのない項目合計

 

11,153

 

△3,310

純損益に振り替えられる可能性のある項目

 

 

 

 

在外営業活動体の外貨換算差額

37

7,471

 

6,723

キャッシュ・フロー・ヘッジの有効部分

37

3,613

 

△47

持分法によるその他の包括利益

19,37

33,040

 

13,899

純損益に振り替えられる可能性のある項目合計

 

44,124

 

20,575

その他の包括利益合計

 

55,278

 

17,265

 

 

 

 

 

当期包括利益

 

291,119

 

134,680

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当期包括利益の帰属

 

 

 

 

親会社の所有者

 

289,044

 

130,424

非支配持分

 

2,074

 

4,255

当期包括利益

 

291,119

 

134,680

 

 

 

(d) 連結持分変動計算書

(単位:百万円)

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

 

資本金

 

資本剰余金

 

利益剰余金

 

その他の資本の構成要素

 

 

 

 

確定給付制度の再測定

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定するものとして指定した資本性金融商品の公正価値の純変動額

 

在外営業活動体の外貨換算差額

2021年4月1日 残高

 

239,644

 

386,755

 

495,152

 

 

51,547

 

△26,880

当期利益

 

 

 

234,850

 

 

 

その他の包括利益

 

 

 

 

7,687

 

3,510

 

38,727

当期包括利益

 

 

 

234,850

 

7,687

 

3,510

 

38,727

配当金

27

 

 

△35,230

 

 

 

支配継続子会社に対する

持分変動

 

 

△444

 

 

 

 

その他の資本の構成要素から
利益剰余金への振替

 

 

 

15,073

 

△7,687

 

△7,386

 

非金融資産への振替

39

 

 

 

 

 

その他

 

 

 

 

 

 

所有者との取引額合計

 

 

△444

 

△20,156

 

△7,687

 

△7,386

 

2022年3月31日 残高

 

239,644

 

386,311

 

709,846

 

 

47,671

 

11,847

 

 

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

 

非支配
持分

 

資本合計

 

その他の資本の構成要素

 

合計

 

 

 

キャッシュ・フロー・ヘッジの有効部分

 

合計

 

 

 

2021年4月1日 残高

 

957

 

25,624

 

1,147,177

 

67,924

 

1,215,102

当期利益

 

 

 

234,850

 

990

 

235,840

その他の包括利益

 

4,268

 

54,193

 

54,193

 

1,084

 

55,278

当期包括利益

 

4,268

 

54,193

 

289,044

 

2,074

 

291,119

配当金

27

 

 

△35,230

 

△1,551

 

△36,781

支配継続子会社に対する

持分変動

 

 

 

△444

 

36

 

△407

その他の資本の構成要素から
利益剰余金への振替

 

 

△15,073

 

 

 

非金融資産への振替

39

△2,317

 

△2,317

 

△2,317

 

 

△2,317

その他

 

 

 

 

17

 

17

所有者との取引額合計

 

△2,317

 

△17,391

 

△37,991

 

△1,497

 

△39,488

2022年3月31日 残高

 

2,908

 

62,427

 

1,398,230

 

68,502

 

1,466,733

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

 

資本金

 

資本剰余金

 

利益剰余金

 

その他の資本の構成要素

 

 

 

 

確定給付制度の再測定

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定するものとして指定した資本性金融商品の公正価値の純変動額

 

在外営業活動体の外貨換算差額

2022年4月1日 残高

 

239,644

 

386,311

 

709,846

 

 

47,671

 

11,847

当期利益

 

 

 

113,667

 

 

 

その他の包括利益

 

 

 

 

5,680

 

△9,229

 

20,363

当期包括利益

 

 

 

113,667

 

5,680

 

△9,229

 

20,363

配当金

27

 

 

△35,225

 

 

 

連結範囲の変動

 

 

 

 

 

 

支配継続子会社に対する

持分変動

 

 

5,050

 

 

 

 

その他の資本の構成要素から
利益剰余金への振替

 

 

 

11,568

 

△5,680

 

△5,887

 

非金融資産への振替

39

 

 

 

 

 

その他

 

 

 

 

 

 

所有者との取引額合計

 

 

5,050

 

△23,656

 

△5,680

 

△5,887

 

2023年3月31日 残高

 

239,644

 

391,362

 

799,858

 

 

32,554

 

32,210

 

 

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

 

非支配
持分

 

資本合計

 

その他の資本の構成要素

 

合計

 

 

 

キャッシュ・フロー・ヘッジの有効部分

 

合計

 

 

 

2022年4月1日 残高

 

2,908

 

62,427

 

1,398,230

 

68,502

 

1,466,733

当期利益

 

 

 

113,667

 

3,747

 

117,415

その他の包括利益

 

△57

 

16,757

 

16,757

 

507

 

17,265

当期包括利益

 

△57

 

16,757

 

130,424

 

4,255

 

134,680

配当金

27

 

 

△35,225

 

△1,842

 

△37,067

連結範囲の変動

 

 

 

 

31

 

31

支配継続子会社に対する

持分変動

 

 

 

5,050

 

△13,892

 

△8,842

その他の資本の構成要素から
利益剰余金への振替

 

 

△11,568

 

 

 

非金融資産への振替

39

△2,758

 

△2,758

 

△2,758

 

 

△2,758

その他

 

 

 

 

△88

 

△88

所有者との取引額合計

 

△2,758

 

△14,326

 

△32,932

 

△15,792

 

△48,724

2023年3月31日 残高

 

93

 

64,858

 

1,495,723

 

56,965

 

1,552,688

 

 

 

連結財務諸表注記

1.報告企業

JFEスチール株式会社(以下、当社)は日本の会社法に基づいて設立された株式会社であり、日本に所在する企業であります。

当社の連結財務諸表は、2023年3月31日を期末日とし、当社およびその子会社(以下、当社グループ)ならびに当社の関連会社および共同支配の取決めに対する持分により構成されております。

当社グループの事業内容については、「6.セグメント情報」に記載しております。

 

 

2.作成の基礎

(1) IFRSに準拠している旨

当連結財務諸表は、連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、連結財務諸表規則第93条の規定により、IFRSに準拠して作成しております。

当社グループの2023年3月31日に終了する年度の連結財務諸表は、2023年6月19日に取締役会によって承認されております。

 

(2) 測定の基礎

当社グループの連結財務諸表は、「3.重要な会計方針」に記載している金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成しております。

 

(3) 機能通貨および表示通貨

当社グループの連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、百万円未満の端数を切り捨てて表示しております。

 

 

3.重要な会計方針

(1) 連結の基礎
① 子会社

子会社とは、当社により支配されている企業であります。当社グループが投資先への関与により生じる変動リターンに対するエクスポージャーまたは権利を有し、かつ、投資先に対するパワーを通じてリターンに影響を及ぼす能力を有している場合に、その投資先を支配していると判断しております。

子会社の財務諸表は、支配獲得日から支配喪失日までの期間が当社グループの連結財務諸表に含まれております。

支配の喪失を伴わない子会社に対する持分変動があった場合には、資本取引として会計処理しております。一方、支配の喪失を伴う子会社に対する持分変動があった場合には、子会社の資産および負債、子会社に関連する非支配持分および資本のその他の構成要素の認識を中止し、支配の喪失から生じた利得または損失は、純損益として認識しております。

なお、決算日が異なる子会社の財務諸表は、連結決算日現在で実施した仮決算に基づく財務諸表を使用しております。

 

② 関連会社および共同支配の取決め

関連会社とは、当社グループが議決権の20%以上50%以下を所有し、投資先の財務および営業の方針決定に重要な影響力を行使し得ない反証が存在しない会社、もしくは20%未満の保有でも重要な影響力を行使し得る企業であります。関連会社に対する投資勘定については、持分法による会計処理を適用しております。

共同支配の取決めとは、関連する活動に係る意思決定について支配を共有している当事者の全会一致の合意を必要とする取決めであり、共同支配を有する当事者が当該取決めに関連する資産に対する権利および負債に対する義務を実質的に有している場合は共同支配事業、共同支配の取決めが別個の事業体を通じて組成され、共同支配を有する当事者が当該取決めに関連する純資産に対する権利を有している場合は共同支配企業としております。共同支配事業は持分に応じて資産、負債、収益および費用を認識する会計処理、共同支配企業は持分法による会計処理を適用しております。

なお、決算日が異なる関連会社および共同支配企業の財務諸表は、連結決算日現在で実施した仮決算に基づく財務諸表を使用しております。

また、JSWスチール・リミテッドの財務諸表は、同社の現地の法制度上、当社が入手可能となる時期に制約があるため、12月31日を報告期間の末日とする仮決算に基づく財務諸表を使用しております。同社の仮決算日と連結決算日との間に生じた公表された重要な取引または事象については、必要な調整を行っております。

 

③ 連結上消去される取引

当社グループ内の債権債務残高、取引高および当社グループ内の取引によって発生した未実現損益は、連結財務諸表の作成にあたり消去しております。

 

(2) 企業結合

企業結合については、取得法によって会計処理しております。

企業結合により取得した識別可能な資産、引き受けた負債、被取得企業の非支配持分およびのれんは、取得日(被取得企業に対する支配を獲得した日)に認識しております。取得した識別可能な資産および引き受けた負債は、原則として公正価値で測定しております。

企業結合で移転された対価(条件付対価を含む)の公正価値、被取得企業の非支配持分の金額および取得企業が以前に保有していた被取得企業の資本持分の公正価値の合計金額が、被取得企業の識別可能な資産および引き受けた負債の正味価額(通常、公正価値)を上回る場合は、その超過額をのれんとして認識しております。反対に下回る場合には、取得日において純損益として認識しております。

発生した取得費用は、発生時に費用として認識しております。

当社は、非支配持分を公正価値で測定するか、または識別可能な純資産の公正価値の比例持分で測定するかを個々の取引ごとに選択しております。

 

(3) 外貨換算
① 外貨建取引の換算

外貨建取引は、取引日における為替レートまたはそれに近似するレートを用いて各社の機能通貨に換算しております。報告期間の期末日における外貨建貨幣性項目は、報告期間の期末日の為替レートにて機能通貨に換算しており、公正価値で測定される外貨建非貨幣性項目は、当該公正価値の算定日における為替レートにて機能通貨に換算しております。この結果生じる為替換算差額は、純損益として認識しております。ただし、非貨幣性項目の評価差額をその他の包括利益として認識する場合は、当該為替部分はその他の包括利益として認識しております。

 

② 在外営業活動体の換算

在外営業活動体の資産および負債は、報告期間の期末日の為替レートで換算しております。また、在外営業活動体の収益および費用は、為替レートが著しく変動している場合を除き、報告期間の期中平均為替レートで換算しております。換算により生じる為替換算差額はその他の包括利益として認識し、累計額はその他の資本の構成要素に含めております。

在外営業活動体を処分する場合、当該在外営業活動体に関連する為替換算差額の累計額は、処分時に純損益として認識しております。

 

(4) 金融商品
① 金融資産
a.  当初認識および測定

金融資産は、その当初認識時に償却原価で測定する金融資産または公正価値で測定する金融資産に分類しております。当社グループでは、金融資産に関する契約の当事者となった取引日に当該金融資産を認識しております。

以下の条件がともに満たされる金融資産を償却原価で測定する金融資産に分類しております。

・契約上のキャッシュ・フローを回収するために資産を保有することを目的とする事業モデルの中で資産が保有されている

・金融資産の契約条件により、元本および元本残高に対する利息の支払のみであるキャッシュ・フローが特定の日に生じる

償却原価で測定する金融資産以外の金融資産は、公正価値で測定する金融資産に分類しております。

公正価値で測定する資本性金融資産については、純損益を通じて公正価値で測定しなければならない売買目的で保有される資本性金融資産を除き、個々の金融資産ごとに、純損益を通じて公正価値で測定するか、その他の包括利益を通じて公正価値で測定するかを当初認識時に指定し、当該指定を継続的に適用しております。

金融資産は、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産を除き、当初認識時に公正価値にその取得に直接起因する取引費用を加算して測定しております。純損益を通じて公正価値で測定する金融資産は、当初認識時に公正価値で測定し、その取引に直接起因する取引費用は純損益として認識しております。

 

b.  事後測定

(a)  償却原価で測定する金融資産

当初認識後は実効金利法に基づく償却原価で測定しております。

(b)  純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

当初認識後は公正価値で測定し、その事後的な変動を純損益として認識しております。

(c)  その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融資産

当初認識後は公正価値で測定し、その事後的な変動をその他の包括利益として認識しております。

その他の包括利益として認識した金額は、認識を中止した場合または公正価値が著しく下落した場合(回復する見込があると認められる場合は除く)にその累計額を利益剰余金に振り替えており、純損益には振り替えておりません。なお、当該金融資産からの配当金については純損益として認識しております。

 

c.  認識の中止

金融資産は、金融資産からのキャッシュ・フローに対する契約上の権利が消滅した場合、または金融資産のキャッシュ・フローを受け取る契約上の権利を譲渡し、当該金融資産の所有に係るリスクと経済価値のほとんどすべてが移転している場合において、認識を中止しております。

 

d.  減損

償却原価により測定する金融資産については、予想信用損失に対する貸倒引当金を認識しております。

貸倒引当金は、契約に基づいて当社グループが受け取るべき契約上のキャッシュ・フローと当社グループが受け取ると見込んでいるキャッシュ・フローとの差額の現在価値であります。

当社グループは、期末日ごとに各金融資産に係る信用リスクが当初認識時点から著しく増加しているかを判断しており、信用リスクが当初認識以降に著しく増大していない場合には、期末日後12ヶ月以内に生じ得る債務不履行事象から生じる予想信用損失(12ヶ月の予想信用損失)により貸倒引当金の額を測定しております。一方、金融資産にかかる信用リスクが期末日時点にて当初認識以降に著しく増大している場合には、当該金融資産の予想存続期間にわたるすべての生じ得る債務不履行事象から生じる予想信用損失(全期間の予想信用損失)により貸倒引当金の額を測定しております。ただし、重大な金融要素を含んでいない営業債権、契約資産およびリース債権については、上記に関わらず、常に全期間の予想信用損失により貸倒引当金の額を測定しております。

債務者の破産等による法的整理の手続き開始や債務者の財政状態の著しい悪化等の事実が発生している場合は、当該債権は信用減損が発生していると判定しております。会社更生法の規定による債権の切り捨て等により、将来回収できないことが明らかとなった債権については、当該債権の帳簿価額を直接減額しております。

金融資産に係る貸倒引当金の繰入額は、純損益として認識しております。貸倒引当金を減額する事象が発生した場合は、貸倒引当金の戻入額を純損益として認識しております。

金融資産に係る貸倒引当金は、以下のものを反映する方法で見積っております。

・一定範囲の生じ得る結果を評価することにより算定される、偏りのない確率加重金額

・貨幣の時間価値

・報告日時点で過大なコストまたは労力なしに利用可能である、過去の事象、現在の状況、ならびに将来の経済状況の予測についての合理的で裏付け可能な情報

 

② 金融負債
a.  当初認識および測定

金融負債は、その当初認識時に償却原価で測定する金融負債または純損益を通じて公正価値で測定する金融負債に分類しております。当社グループでは、発行した負債証券を、その発行日に当初認識しており、それ以外の金融負債については、当該金融商品の契約の当事者になる取引日に当初認識しております。

償却原価で測定する金融負債は、当初認識時に公正価値からその発行に直接起因する取引費用を減算して測定しておりますが、純損益を通じて公正価値で測定する金融負債は、当初認識時に公正価値により測定しております。

 

b.  事後測定

(a)  償却原価で測定する金融負債

当初認識後は実効金利法に基づく償却原価で測定しております。

(b)  純損益を通じて公正価値で測定する金融負債

当初認識後は公正価値で測定し、その事後的な変動を純損益として認識しております。

 

c.  認識の中止

金融負債は、金融負債が消滅した時、すなわち、契約中に特定された債務が免責、取消しまたは失効となった時に認識を中止しております。

 

③  デリバティブおよびヘッジ会計

当社グループでは、為替変動リスク等をヘッジするために、先物為替予約取引等のデリバティブ取引を行っております。

当社グループでは、ヘッジの開始時においてヘッジ関係ならびにヘッジの実施についてのリスク管理目的および戦略の公式な指定、文書化を行っております。当該文書にはヘッジ手段の特定、ヘッジの対象となる項目または取引、ヘッジされるリスクの性質およびヘッジされたリスクに起因するヘッジ対象の公正価値またはキャッシュ・フローの変動に対するエクスポージャーを相殺するに際してのヘッジ手段の有効性の評価方法が含まれております。また、当社グループでは、ヘッジ関係の開始時および継続的に、ヘッジ関係がヘッジ有効性の要求を満たしているかどうかを評価しております。

デリバティブは公正価値で当初認識しております。また、当初認識後は公正価値で測定し、その事後的な変動は次のとおり処理しております。

a.  公正価値ヘッジ

ヘッジ手段であるデリバティブの公正価値の変動は、純損益またはその他の包括利益に認識しております。また、ヘッジされたリスクに対応するヘッジ対象の公正価値の変動については、ヘッジ対象の帳簿価額を修正して、純損益またはその他の包括利益として認識しております。

 

b.  キャッシュ・フロー・ヘッジ

ヘッジ手段であるデリバティブの公正価値の変動のうち、有効なヘッジと判定される部分は、その他の包括利益として認識し、累計額は、その他の資本の構成要素に含めております。また、ヘッジ効果が有効でない部分は、純損益として認識しております。その他の資本の構成要素に累積された金額は、ヘッジ対象である取引が純損益に影響を与える会計期間においてその他の資本の構成要素から純損益に振り替えております。ただし、予定取引のヘッジがその後において非金融資産または非金融負債の認識を生じさせるものである場合には、その他の資本の構成要素に累積された金額は、当該非金融資産または非金融負債の当初の帳簿価額の修正として処理しております。

ヘッジ手段が失効、売却、終結または行使された場合、またはデリバティブがヘッジ会計の要件を満たさなくなった場合には、ヘッジ会計を将来に向けて中止しております。予定取引の発生がもはや見込まれない場合には、その他の資本の構成要素に累積された金額は、即時にその他の資本の構成要素から純損益に振り替えております。

 

c.  ヘッジ指定されていないデリバティブ

デリバティブの公正価値の変動は、純損益として認識しております。

 

④  金融資産と金融負債の相殺

金融資産と金融負債は、認識した金額を相殺する法的に強制力のある権利を有しており、かつ、純額で決済する、または資産の実現と負債の決済を同時に実行する意図を有している場合に、相殺して純額で表示しております。

 

(5) 現金及び現金同等物

現金および現金同等物は、手許現金、随時引き出し可能な預金および容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資から構成されております。

 

(6) 棚卸資産

棚卸資産は取得原価と正味実現可能価額のいずれか低い価額により測定しており、原価は、原材料費、直接労務費、その他の直接費および関連する製造間接費の適切な配賦額から構成されております。正味実現可能価額は、予想売価から、販売に要する見積費用を控除して算定しております。原価は、主として総平均法に基づき算定しております。

 

(7) 有形固定資産

当社グループは、有形固定資産の認識後の測定において原価モデルを採用し、取得価額から減価償却累計額および減損損失累計額を控除した価額で表示しております。

土地および建設仮勘定以外の有形固定資産については、主として定額法で減価償却を行っております。

主要な資産項目ごとの見積耐用年数は、以下のとおりであります。

 ・建物及び構築物      2-75年

 ・機械装置及び運搬具   2-24年

有形固定資産の見積耐用年数、減価償却方法および残存価額は、各連結会計年度末において見直しを行っております。

 

(8) のれん及び無形資産
① のれん

のれんは償却は行わず、毎期または減損の兆候が存在する場合にはその都度、減損テストを実施しております。のれんの減損損失は連結損益計算書において認識され、その後の戻入れは行っておりません。

また、のれんは取得価額から減損損失累計額を控除した帳簿価額で表示しております。

 

② 無形資産

個別に取得した無形資産は、当初認識時に取得原価で測定しております。企業結合で取得した無形資産は、取得日現在における公正価値で測定しております。

当社グループは、無形資産の認識後の測定において原価モデルを採用し、取得価額から償却累計額および減損損失累計額を控除した価額で表示しております。

耐用年数を確定できる無形資産は、見積耐用年数にわたって定額法で償却しております。無形資産は、主に自社利用目的のソフトウェアであり、見積耐用年数は2年から10年としております。

 

 

(9) リース

当社グループは、契約の開始時に、当該契約がリースまたはリースを含んだものであるのかどうかを判定しております。契約が特定された資産の使用を支配する権利を一定期間にわたり対価と交換に移転する場合には、当該契約はリースであるかまたはリースを含んでおります。

 

① 借手としてのリース

リースの開始日において、使用権資産およびリース負債を認識しております。使用権資産は開始日においてリース負債の当初測定額に当初直接コスト等を調整し、リース契約に基づき要求される原状回復義務等のコストを加えた額で当初の測定を行っております。開始日後においては、原価モデルを適用して、取得原価から減価償却累計額および減損損失累計額を控除して測定しております。使用権資産は、当社グループがリース期間の終了時にリース資産の所有権を取得することが合理的に確実である場合を除き、開始日から耐用年数またはリース期間の終了時のいずれか早い時まで、定額法により減価償却しております。リース期間については、リースの解約不能期間に加えて、行使することが合理的に確実である場合におけるリースの延長オプションの対象期間と、行使しないことが合理的に確実である場合におけるリースの解約オプションの対象期間を含む期間として決定しております。

リース負債は、開始日において同日現在で支払われていないリース料を借手の追加借入利子率で割り引いた現在価値で測定しております。開始日後においては、リース負債に係る金利や、支払われたリース料を反映するようにリース負債の帳簿価額を増減しております。リースの条件変更が行われた場合には、リース負債を再測定しております。また、リースの条件変更のうち独立したリースとして会計処理されず、かつリースの範囲を減少させるものについては、使用権資産の帳簿価額をリースの部分的または全面的な解約を反映するように減額し、リースの部分的または全面的な解約に係る利得または損失を純損益に認識しております。それ以外のリースの条件変更については、使用権資産に対して対応する修正を行っております。

ただし、短期リースおよび少額資産のリースについては、認識の免除を適用し、使用権資産およびリース負債を認識せず、リース料をリース期間にわたり定額法により費用認識しております。

 

② 貸手としてのリース

契約の形式ではなく取引の実質に応じてファイナンス・リースまたはオペレーティング・リースに分類しております。ファイナンス・リースに基づいて保有している資産は、正味リース投資未回収額に等しい金額で債権として表示しております。

サブリースを分類する際は、中間の貸手は、ヘッドリースから生じる使用権資産を参照して分類しております。

オペレーティング・リースにおいては、対象となる資産を連結財政状態計算書に計上しており、受取リース料はリース期間にわたり定額法により収益として認識しております。

 

(10) 投資不動産

投資不動産は、賃貸収益もしくはキャピタル・ゲインまたはその両方を目的として保有する不動産であります。

当社グループは、投資不動産の認識後の測定において原価モデルを採用し、取得価額から減価償却累計額および減損損失累計額を控除した価額で表示しております。

土地以外の投資不動産は見積耐用年数にわたって主として定額法で減価償却を行っております。主要な投資不動産の見積耐用年数は26年であります。

投資不動産の見積耐用年数、減価償却方法および残存価額は、各連結会計年度末において見直しを行っております。

 

(11) 非金融資産の減損

有形固定資産および無形資産等について、各報告期間の期末日現在で減損している可能性を示す兆候がある場合、資金生成単位で回収可能価額を処分費用控除後の公正価値と使用価値のいずれか高い金額で評価し、資産の帳簿価額が回収可能価額を上回る場合、回収可能価額まで減損しております。

のれん、耐用年数の確定できない無形資産および未だ使用可能ではない無形資産については毎期、さらに減損の兆候がある場合には都度、減損テストを実施しております。

過年度にのれん以外の資産について認識した減損損失については、報告期間の期末日において、認識した減損損失がもはや存在しない、または減少している可能性を示す兆候があるか否かを判定しております。このような兆候が存在する場合には、回収可能価額の見積りを行い、当該回収可能価額が資産またはその資産の属する資金生成単位の帳簿価額を上回る場合には、減損損失を認識しなかった場合の減価償却控除後の帳簿価額を上限として、帳簿価額を回収可能価額まで増額し、減損損失の戻入れを認識しております。のれんについて認識した減損損失は、以後の期間において戻入れておりません。

 

(12) 退職後給付
① 確定給付制度

確定給付制度は、確定拠出制度以外の退職給付制度であります。確定給付制度債務は、制度ごとに区別して、従業員が過年度および当年度において提供したサービスの対価として獲得した将来給付額を見積り、当該金額を現在価値に割引くことによって算定しております。制度資産の公正価値は当該算定結果から差し引いております。割引率は、当社グループの確定給付制度債務と概ね同じ満期日を有するもので、かつ、支払見込給付と同じ通貨建の優良社債の市場利回りを参照して決定しております。

退職給付制度が改訂された場合、従業員による過去の勤務に関連する給付金の変動部分は、当該費用を即時に純損益として認識しております。

当社グループは、確定給付負債(資産)の純額の再測定による増減をその他の包括利益で認識し、直ちに利益剰余金に振り替えております。

 

② 確定拠出制度

確定拠出制度に係る費用は、従業員がサービスを提供した期間に費用として認識しております。

 

(13) 株式に基づく報酬

当社は、当社の業務執行取締役および執行役員(所得税法上の国内非居住者を除く)の報酬の一部について、株式給付信託による現金決済型の株式報酬制度を導入しております。

現金決済型の株式報酬については、支払額の公正価値を負債として認識し、無条件に報酬を受ける権利が確定するまでの期間にわたり、当該負債の公正価値の変動を純損益として認識しております。

 

(14) 引当金

引当金は、過去の事象の結果として現在の債務(法的債務または推定的債務)を有しており、当該債務を決済するために経済的便益を有する資源の流出が生じる可能性が高く、当該債務の金額について信頼性のある見積りが可能である場合に認識しております。

貨幣の時間的価値の影響に重要性がある場合、当該負債に特有のリスクを反映させた割引率を用いて割引いた金額で引当金を測定しております。

 

(15) 収益

当社グループは、IFRS第9号「金融商品」に基づく利息および配当収益等を除き、以下の5ステップアプローチに基づき、顧客への財やサービスの移転との交換により、その権利を得ると見込む対価を反映した金額で収益を認識しております。

ステップ1:顧客との契約を識別する

ステップ2:契約における履行義務を識別する

ステップ3:取引価格を算定する

ステップ4:取引価格を契約における別個の履行義務へ配分する

ステップ5:履行義務を充足した時点で(または充足するに応じて)収益を認識する

 

鉄鋼製品等の販売については、主として製品を出荷した時点で、顧客に製品の所有に伴う重大なリスクおよび経済価値が移転し、支払を受ける権利が確定するため、その時点で収益を認識しております。取引の対価は、履行義務を充足してから主として1年以内に受領しており、重大な金融要素は含んでおりません。

 

(16) 事業利益およびセグメント利益

事業利益は、税引前利益から金融損益および金額に重要性のある一過性の項目を除いた利益であります。

セグメント利益は、税引前利益から金額に重要性のある一過性の項目を除いた利益であり、当社連結業績の代表的指標であります。

 

(17) 金融収益および金融費用

金融収益は、主として受取利息から構成されており、金融費用は、主として支払利息から構成されております。受取利息は、実効金利法により発生時に収益として認識しております。支払利息は、実効金利法により発生時に費用として認識しております。

 

(18) 受取配当金

受取配当金は、配当を受け取る権利が確定した時点で純損益として認識しております。

当社グループが保有する株式および出資金のうち、営業取引の円滑な推進を目的として保有するものに係る受取配当金は、その他の収益に含めて表示しております。

 

(19) 法人所得税

法人所得税費用は、当期税金費用と繰延税金費用から構成されております。これらは、その他の包括利益または資本で直接認識する項目から生じる場合、および企業結合から生じる場合を除き、純損益として認識しております。

当期税金費用は、税務当局から還付もしくは税務当局に対する納付が予想される金額で測定され、税額の算定に使用する税率または税法は、報告期間の期末日までに制定もしくは実質的に制定されているものであります。

繰延税金資産および繰延税金負債は、資産および負債の帳簿価額と税務基準額との差異である一時差異、税務上の繰越欠損金および繰越税額控除について認識しており、期末日までに制定または実質的に制定されている税率および税法に基づいて、当該資産が実現する、または負債が決済される期の税率を見積り、算定しております。

繰延税金負債は、以下を除く将来加算一時差異に対して認識しております。

・のれんの当初認識から生じる一時差異

・企業結合でなく、かつ取引時に会計上の利益にも課税所得にも影響を与えない取引における資産または負債の当初認識から生じる一時差異

・子会社、関連会社に対する投資および共同支配の取決めに対する持分に関連する将来加算一時差異について、一時差異の解消時期をコントロールすることが可能であり、かつ当該一時差異が予測可能な将来に解消しない可能性が高い場合

 

繰延税金資産は、企業結合でなく、かつ取引時に会計上の利益にも課税所得にも影響を与えない取引における資産または負債の当初認識から生じる場合を除き、将来減算一時差異等を利用できる課税所得が生じる可能性が高い範囲内で、将来減算一時差異、繰越欠損金および未使用の税額控除について認識しております。

子会社、関連会社に対する投資および共同支配の取決めに対する持分に関連する将来減算一時差異については、一時差異が予測可能な将来に解消する可能性が高く、かつ当該一時差異が使用できる課税所得の生じる可能性が高い場合のみ、繰延税金資産を認識しております。

繰延税金資産と繰延税金負債は、未収法人所得税と未払法人所得税を相殺する法律上強制力のある権利を有する場合、かつ以下のいずれかの要件を満たす場合のみ相殺しております。

・繰延税金資産と繰延税金負債とが、同一の税務当局によって、同一の納税主体に対して課された法人所得税に関するものである場合

・繰延税金資産と繰延税金負債とが、同一の税務当局によって、別々の納税主体に対して課された法人所得税に関するものであり、その納税主体が未収法人所得税と未払法人所得税を純額により決済すること、または資産の実現と負債の決済を同時に行うことを意図している場合

 

なお、当社および一部の国内連結子会社は、当連結会計年度より、連結納税制度からグループ通算制度へ移行しております。

 

また、当社グループは、当連結会計年度より「国際的な税制改革-第2の柱モデルルール」(IAS第12号「法人所得税」の改訂)を適用しております。本改訂は、OECDによるBEPSの第2の柱GloBE(グローバル・ミニマム課税)ルールを導入するために制定または実質的に制定された税法から生じる法人所得税にIAS第12号が適用されることを明確化しましたが、企業に対し、グローバル・ミニマム課税ルールから生じる法人所得税に関する繰延税金資産および負債を認識・開示しないことを要求する一時的な例外措置を定めております。当社グループは、当該例外措置を適用し、グローバル・ミニマム課税ルールから生じる法人所得税に関する繰延税金資産および負債について認識・開示を行っておりません。

 

(20) 資本

  資本金および資本剰余金

株主からの払込資本は、資本金または資本剰余金として認識しております。

 

(21) 1株当たり利益

基本的1株当たり当期利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益を、当連結会計年度中の発行済普通株式の加重平均株式数で除して計算しております。

希薄化後1株当たり当期利益は、希薄化効果を有する全ての潜在株式の影響を調整することにより計算しております。

 

(22) 売却目的で保有する非流動資産

継続的使用ではなく、主に売却取引により回収される非流動資産又は処分グループは、売却目的保有に分類しております。売却目的保有に分類するためには、売却の可能性が非常に高く、現状で直ちに売却が可能なことを条件としており、当社グループの経営者が当該資産の売却計画の実行を確約し、1年以内で売却が完了する予定である場合に限られております。
 売却目的保有に分類した後は、帳簿価額または売却コスト控除後の公正価値のいずれか低い金額で測定しており、減価償却または償却を行っておりません。

 

4.重要な会計上の判断、見積りおよび仮定

当社グループは、連結財務諸表を作成するために、会計方針の適用ならびに資産、負債、収益および費用の金額に影響を及ぼす判断、会計上の見積りおよび仮定を用いております。見積りおよび仮定は、過去の実績や状況に応じ合理的だと考えられる様々な要因に基づく経営者の最善の判断に基づいております。しかしながら実際の結果は、その性質上、見積りおよび仮定と異なることがあります。

見積りおよびその基礎となる仮定は継続して見直されております。これらの見積りの見直しによる影響は、当該見積りを見直した期間および将来の期間において認識しております。

 

連結財務諸表に重要な影響を与える会計方針を適用する過程で行った判断は、主に以下のとおりであります。

・子会社、関連会社および共同支配の取決めの範囲(注記「3. 重要な会計方針」)

・収益認識(注記「3. 重要な会計方針」)

・リース(注記「3. 重要な会計方針」)

 

連結財務諸表に重要な影響を与える可能性のある会計上の見積りおよび仮定に関する情報は、以下のとおりであります。

・棚卸資産の評価(注記「3. 重要な会計方針」および注記「9. 棚卸資産」)

棚卸資産は、取得原価で測定しておりますが、報告期間末における正味実現可能価額が取得原価より下落している場合には、当該正味実現可能価額で測定し、取得原価との差額を原則として売上原価に認識しております。また、営業循環過程から外れて滞留する棚卸資産については、将来の需要や市場動向を反映して正味実現可能価額等を算定しております。市場環境が予測より悪化して正味実現可能価額が著しく下落した場合には、損失が発生する可能性があります。

 

・非金融資産の減損(注記「3. 重要な会計方針」および注記「17. 非金融資産の減損」)

当社グループは、有形固定資産、のれんおよび無形資産について、注記「3. 重要な会計方針」に従って、減損テストを実施しております。減損テストにおける回収可能価額の算定において、将来のキャッシュ・フロー、割引率等について仮定を設定しております。これらの仮定については、経営者の最善の見積りと判断により決定しておりますが、将来の不確実な経済条件の変動等の結果によって影響を受ける可能性があり、見直しが必要となった場合、連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。

 

・繰延税金資産の回収可能性(注記「3. 重要な会計方針」および注記「20. 法人所得税」)

繰延税金資産は、将来減算一時差異等を使用できる課税所得が生じる可能性が高い範囲内で認識しております。課税所得が生じる可能性の判断においては、事業計画に基づき課税所得の発生時期および金額を見積っております。このような見積りは、経営者による最善の見積りにより行っておりますが、将来の不確実な経済条件の変動等の結果によって実際の結果と異なる可能性があります。

 

・引当金の会計処理と評価(注記「3. 重要な会計方針」および注記「24. 引当金」)

引当金は、将来において債務の決済に要すると見込まれる支出の期末日における最善の見積りに基づいて測定しております。将来において債務の決済に要すると見込まれる支出額は、将来の起こりうる結果を総合的に勘案して算定しております。これら引当金の測定において使用される仮定は、将来の不確実な経済条件の変動等の結果によって影響を受ける可能性があり、将来にわたり、引当金の測定額に重要な修正を生じさせるリスクを有しております。

 

・確定給付制度債務の測定(注記「3. 重要な会計方針」および注記「25. 退職後給付」)

確定給付企業年金制度については、確定給付制度債務と制度資産の公正価値の純額を負債または資産として認識しております。確定給付制度債務は、数理計算上の仮定に基づいて算定しており、数理計算上の仮定には、割引率、退職率、死亡率、昇給率等の見積りが含まれております。これらの仮定は、金利変動の市場動向等、入手可能なあらゆる情報を総合的に判断して決定しております。これら数理計算上の仮定は将来の不確実な経済環境あるいは社会情勢の変動等によって影響を受ける可能性があり、将来にわたり、確定給付制度債務の測定額に重要な修正を生じさせるリスクを有しております。

 

・金融商品に関する事項(注記「3. 重要な会計方針」および注記「39. 金融商品」)

当社グループは、特定の金融商品の公正価値を評価する際に、重要な観察可能でないインプットを使用して測定しております。観察可能でないインプットは、将来の不確実な経済条件の変動等の結果によって影響を受ける可能性があり、見直しが必要となった場合、連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。

 

・偶発事象(注記「42. 偶発債務」)

偶発事象は、期末日における全ての利用可能な証拠を勘案し、その発生可能性および金額的影響を考慮した上で、将来の事業に重要な影響を及ぼしうる項目を開示しております。

 

 

5.未適用の新基準書

連結財務諸表の承認日までに新設または改訂が行われた新基準書および新解釈指針のうち、当社グループが早期適用していないもので、重要な影響を及ぼすものはありません。

 

 

6.セグメント情報

(1) 報告セグメントの概要

当社および連結子会社等(共同支配事業を含む)は鉄鋼製品、鋼材加工製品、原材料等の製造・販売、ならびにそれらに関連する運輸業および設備保全・工事等を事業内容としており事業区分が単一セグメントのため、記載しておりません。

 

(2) 製品およびサービスの区分ごとの外部顧客からの売上収益

単一の製品・サービスの区分の外部顧客への売上収益が連結損益計算書の売上収益の90%を超えているため、記載を省略しております。

 

(3) 外部顧客への売上収益の地域別情報

「28.売上収益」に記載しております。

 

(4) 非流動資産(金融資産、退職給付に係る資産および繰延税金資産を除く)の地域別情報

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

日本

1,837,088

1,863,500

その他

89,154

90,847

合計

1,926,243

1,954,347

 

(注) 非流動資産は当社グループ各社の所在地を基礎としております。

 

(5) 主要な顧客に関する情報

外部顧客への売上収益のうち、連結損益計算書の売上収益の10%以上を占める相手先は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度 

 (自 2021年4月1日

  至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

   至 2023年3月31日)

JFE商事㈱およびそのグループ会社

1,228,272

1,499,074

伊藤忠丸紅鉄鋼㈱およびそのグループ会社

425,895

541,550

 

 

 

7.現金及び現金同等物

現金及び現金同等物の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

現金および預入期間が3ヶ月以内の銀行預金

44,097

37,313

譲渡性預金

2,100

450

預け金

152,536

142,035

合計

198,733

179,799

 

現金及び現金同等物は、償却原価で測定する金融資産に分類しております。

 

 

8.営業債権及びその他の債権

営業債権及びその他の債権の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

受取手形及び売掛金

531,867

519,799

その他

31,269

40,173

貸倒引当金

△390

△344

合計

562,746

559,628

 

連結財政状態計算書では、貸倒引当金控除後の金額で表示しております。

営業債権及びその他の債権は、償却原価で測定する金融資産に分類しております。

 

 

9.棚卸資産

棚卸資産の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

商品及び製品

462,641

489,293

仕掛品

26,483

29,155

原材料及び貯蔵品

501,043

555,536

合計

990,168

1,073,985

 

 

前連結会計年度および当連結会計年度において、費用として認識され、売上原価に含まれている棚卸資産の金額は、それぞれ2,508,010百万円、3,265,750百万円であります。

 

 

 

10.その他の金融資産

(1) その他の金融資産の内訳

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

償却原価で測定する金融資産

 

 

預け金

33,910

45,240

その他

14,958

16,198

貸倒引当金

△145

△245

小計

48,722

61,192

損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

デリバティブ資産

14,163

3,214

その他

2,432

2,635

小計

16,595

5,850

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する

資本性金融資産

 

 

株式

113,505

89,857

出資金

5,152

5,671

小計

118,658

95,528

合計

183,976

162,572

流動資産

49,408

51,073

非流動資産

134,567

111,498

合計

183,976

162,572

 

連結財政状態計算書では、貸倒引当金控除後の金額で表示しております。

 

 

(2) その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融資産

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融資産の主な銘柄および公正価値は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

銘柄

前連結会計年度

(2022年3月31日)

フォルモサ・ハティン(ケイマン)・リミテッド

20,991

東国製鋼㈱

14,144

Cia.ニポ・ブラジレイラ・デ・ペロティザソン

10,201

東海旅客鉄道㈱

8,806

いすゞ自動車㈱

6,876

 

 

(単位:百万円)

銘柄

当連結会計年度

(2023年3月31日)

フォルモサ・ハティン(ケイマン)・リミテッド

19,300

東国製鋼㈱

10,427

Cia.ニポ・ブラジレイラ・デ・ペロティザソン

10,361

東海旅客鉄道㈱

4,360

清和綜合建物㈱

3,867

 

 

株式および出資金は主にグループの事業の維持および成長を目的として保有しているため、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融資産に指定しております。

 

保有資産の効率化および有効活用を図るため、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融資産の売却(認識の中止)を行っております。

売却時の公正価値およびその他の包括利益として認識されていた累積損益は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

 公正価値

29,719

18,730

 その他の包括利益として認識されていた累積損益

7,400

7,901

 

 

 

 

11.その他の資産および負債

その他の流動資産、その他の非流動資産、その他の流動負債およびその他の非流動負債の内訳は、以下のとおりであります。

(1) その他の流動資産およびその他の非流動資産

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

建設仮設材

20,358

21,097

その他

66,493

49,251

合計

86,852

70,349

流動資産

76,273

59,266

非流動資産

10,578

11,082

合計

86,852

70,349

 

 

(2) その他の流動負債およびその他の非流動負債

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

未払費用

143,318

150,153

その他

79,733

72,102

合計

223,051

222,256

流動負債

215,852

208,028

非流動負債

7,198

14,228

合計

223,051

222,256

 

 

 

12.売却目的で保有する資産

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

売却目的で保有する資産

12,216

売却目的で保有する資産

に直接関連する負債

8,567

 

 

 売却目的で保有する資産には、主に営業債権及びその他の債権4,474百万円、棚卸資産4,873百万円および退職給付に係る資産1,972百万円が含まれております。また、売却目的で保有する資産に直接関連する負債には、主に営業債務及びその他の債務2,449百万円、借入金及びリース負債(非流動)2,830百万円、引当金(非流動)887百万円および繰延税金負債911百万円が含まれております。
 売却目的で保有する資産および売却目的で保有する資産に直接関連する負債に分類した資産および負債の内容は、以下のとおりであります。

 

 当社および当社の完全親会社であるJFEホールディングス㈱は、2022年10月28日、2022年11月4日開催のそれぞれの取締役会において、当社の連結子会社であるJFE継手㈱の発行済株式の76.6%を、㈱リケンに譲渡することを決議し、当社と㈱リケンは2022年11月4日付で株式譲渡契約を締結しました。この契約締結に基づき、報告セグメント上、鉄鋼事業に含まれているJFE継手㈱関連の資産及び直接関連する負債は、株式譲渡完了までの間、売却目的で保有する資産及び売却目的で保有する資産に直接関連する負債として認識しております。
 また、組替え時に帳簿価額と売却コスト控除後の公正価値のいずれか低い方で測定しており、売却コスト控除後の公正価値での組替えを実施しております。それに伴い帳簿価額と売却コスト控除後の公正価値の差額を関係会社整理損失6,273百万円として認識しております。当該公正価値は、㈱リケンとの株式譲渡契約における譲渡価額に基づいて決定しており、公正価値ヒエラルキーはレベル3に分類しております。
 なお、株式の譲渡は2023年5月9日に完了しております。

 

①株式譲渡の目的

 JFE継手㈱は1935年の創業以来、配管システムの専業メーカーおよびJFEグループの一員として、ユビワ印ブランドとして知られる高品質な継手製造、プレハブ配管加工等を手掛けてまいりました。しかし、国内の配管システム市場は、国内人口の減少に伴い長期的には縮小が見込まれ、JFE継手㈱が持続的成長を実現するためには、新商品・新規需要分野の開発・開拓、最適生産体制の再構築等、抜本的施策が喫緊の課題です。

 ㈱リケンは、配管機器の他、ピストンリングをはじめとした自動車・産業機械部品を製造しており、中期経営計画「PLAN2022」において非内燃機関事業の拡大を基本方針として掲げ、親和性の高い事業領域におけるポートフォリオの拡充に取り組んでいます。なかでも配管事業については、ライフラインを支える重要製品であることから中長期に相応の需要を見込んでおり、今後も新商品開発等によって潜在的に大きな成長可能性があることから、配管事業をリケングループの柱として強化拡大を志向しております。

 今回の株式譲渡を通じて、JFE継手㈱が、リケングループのリソースを活用することにより、配管機器製品および高機能鋳造製品の一層の競争力強化および新商品開発等による戦略的な事業展開が可能となり、幅広いシナジー効果と持続的な成長を実現できるものと判断いたしました。

 

②株式譲渡契約の相手先の概要

名称:㈱リケン

事業内容:自動車部品及びその他産業用部品の製造・販売等

本店所在地:東京都千代田区三番町8-1

代表者:前川泰則

連結売上高(2022年3月期):78,372百万円

資本金:8,573百万円

従業員数(連結)(2022年3月末):4,332人

 

③株式譲渡の日程

株式譲渡契約締結日:2022年11月4日

株式譲渡実行日:2023年5月9日

 

13.有形固定資産

有形固定資産の帳簿価額の期中増減は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)

(単位:百万円)

 

建物及び
構築物

機械装置
及び運搬具

工具、器具
及び備品

土地

建設仮勘定

その他

合計

期首残高

303,630

825,421

42,094

341,459

106,448

6,657

1,625,711

取得

41,403

245,094

14,643

997

△41,798

2,755

263,095

売却または処分

△572

△1,702

△132

△1,834

△1,949

△5

△6,196

減価償却費

△24,741

△143,177

△15,000

△20

△1,897

△184,837

減損損失

△2,573

△951

△50

△718

△2,278

△6,572

在外営業活動体の

外貨換算差額等

△223

4,170

551

43

301

△438

4,404

期末残高

316,922

928,854

42,104

339,927

60,723

7,071

1,695,603

 

 

当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

(単位:百万円)

 

建物及び
構築物

機械装置
及び運搬具

工具、器具
及び備品

土地

建設仮勘定

その他

合計

期首残高

316,922

928,854

42,104

339,927

60,723

7,071

1,695,603

取得

25,586

179,118

16,801

97

5,252

2,539

229,395

企業結合による取得

27

57

1

108

195

売却または処分

△1,068

△2,118

△91

△4,385

△962

△28

△8,655

減価償却費

△25,338

△155,929

△15,881

△15

△1,871

△199,036

減損損失

△620

△1,145

△8

△320

△1,253

△3,348

売却目的で保有する資産への振替

△489

△712

△183

△2,699

△167

△4,251

在外営業活動体の

外貨換算差額等

277

5,635

621

2,811

△935

164

8,574

期末残高

315,296

953,759

43,364

335,523

62,657

7,874

1,718,476

 

(注) 1 有形固定資産の減価償却費は、連結損益計算書の「売上原価」および「販売費及び一般管理費」に含まれております。

2 建設仮勘定の取得には、新規取得による増加額のほか、各有形固定資産科目への振り替え額を含めた純額で表示しております。

 

有形固定資産の取得原価、減価償却累計額および減損損失累計額ならびに帳簿価額は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

建物及び
構築物

機械装置
及び運搬具

工具、器具
及び備品

土地

建設仮勘定

その他

合計

前連結会計年度
(2022年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

取得原価

1,811,374

6,278,250

183,148

363,663

65,829

19,788

8,722,055

減価償却累計額
および減損損失
累計額

△1,494,452

△5,349,395

△141,044

△23,736

△5,106

△12,716

△7,026,451

帳簿価額

316,922

928,854

42,104

339,927

60,723

7,071

1,695,603

当連結会計年度
(2023年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

取得原価

1,840,558

6,382,247

184,805

360,892

65,538

22,331

8,856,374

減価償却累計額
および減損損失
累計額

△1,525,261

△5,428,488

△141,440

△25,369

△2,881

△14,456

△7,137,897

帳簿価額

315,296

953,759

43,364

335,523

62,657

7,874

1,718,476

 

 

 

14.のれんおよび無形資産

(1) 増減表

のれんおよび無形資産の帳簿価額の期中増減は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)

(単位:百万円)

 

のれん

ソフトウェア

その他

合計

期首残高

897

79,982

1,845

82,725

取得

30,768

456

31,225

売却または処分

△142

△86

△229

償却費

△20,511

△205

△20,717

減損損失

△47

△688

△735

在外営業活動体の

外貨換算差額等

△0

184

540

724

期末残高

897

90,234

1,861

92,993

 

 

当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

(単位:百万円)

 

のれん

ソフトウェア

その他

合計

期首残高

897

90,234

1,861

92,993

取得

32

31,604

260

31,897

企業結合による取得

1,214

1

0

1,216

売却または処分

△203

△10

△213

償却費

△22,275

△228

△22,504

減損損失

△94

△94

売却目的で保有する資産への振替

△0

△98

△3

△102

在外営業活動体の

外貨換算差額等

△6

594

217

805

期末残高

2,137

99,763

2,097

103,997

 

(注)無形資産の償却費は、連結損益計算書の「売上原価」および「販売費及び一般管理費」に含まれております。

 

のれんおよび無形資産の取得原価、償却累計額および減損損失累計額ならびに帳簿価額は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

のれん

ソフトウェア

その他

合計

前連結会計年度
(2022年3月31日)

 

 

 

 

取得原価

899

401,076

8,124

410,100

償却累計額および
減損損失累計額

△2

△310,841

△6,262

△317,107

帳簿価額

897

90,234

1,861

92,993

当連結会計年度
(2023年3月31日)

 

 

 

 

取得原価

2,139

430,748

8,702

441,591

償却累計額および
減損損失累計額

△2

△330,985

△6,605

△337,593

帳簿価額

2,137

99,763

2,097

103,997

 

 

(2) 研究開発費

前連結会計年度および当連結会計年度における「売上原価」および「販売費及び一般管理費」に計上された研究開発費は、それぞれ35,779百万円、39,577百万円であります。

 

 

15.リース取引

(1) 借手のリース取引

当社グループは、借手として、機械装置、船舶、建物等を賃借しております。リース契約には更新オプションを含むものがありますが、エスカレーション条項を含む重要なリース契約はありません。また、リース契約によって課された重要な制限(追加借入および追加リースに関する制限等)はありません。

 

① リースに係る損益に関する開示

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
  至 2022年3月31日)

 当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

使用権資産の減価償却費

 

 

 建物及び構築物

6,528

6,333

 機械装置及び運搬具

9,977

9,275

 工具、器具及び備品

896

872

 土地

852

944

 その他

796

821

合計

19,052

18,247

 リース負債に係る金利費用

237

218

 短期リースに係る費用

3,003

3,331

 少額資産のリースに係る費用

320

259

 使用権資産のサブリースによる収益

1,383

1,313

 

 

② 使用権資産の帳簿価額の内訳に関する開示

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

 建物及び構築物

21,584

18,027

 機械装置及び運搬具

39,097

40,430

 工具、器具及び備品

1,825

1,415

 土地

5,659

5,232

 その他

2,065

2,248

合計

70,232

67,354

 

前連結会計年度および当連結会計年度における使用権資産の増加額は、それぞれ10,394百万円、15,984百万円であります。

 

(2) 貸手のリース取引

当社グループは、貸手として、建物等を賃貸しており、リスク管理戦略として敷金を受け入れております。

 

① オペレーティング・リースによる収益

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
  至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

リース収益

10,850

9,599

 

 

 

② 解約不能オペレーティング・リース料の満期分析

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

1年以内

1,408

1,684

1年超2年以内

1,408

1,561

2年超3年以内

1,342

1,305

3年超4年以内

1,144

1,052

4年超5年以内

891

969

5年超

997

847

合計

7,193

7,422

 

 

③ ファイナンス・リースによる収益

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
  至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

正味リース投資未回収額に対する金融収益

302

291

 

 

④ リース料債権の満期分析

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

1年以内

3,572

3,489

1年超2年以内

2,918

2,761

2年超3年以内

1,373

1,268

3年超4年以内

779

688

4年超5年以内

408

530

5年超

4,501

4,178

合計

13,555

12,917

  未獲得金融収益

2,711

2,426

 正味リース投資未回収額

10,843

10,491

 

 

 

16.投資不動産

(1) 増減表

投資不動産の帳簿価額の増減は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

期首残高

57,257

56,834

取得

253

190

有形固定資産からの振替

270

363

有形固定資産への振替

△64

△2,411

減価償却

△879

△788

売却または処分

△3

△751

期末残高

56,834

53,436

取得原価 (期首残高)

115,925

116,275

減価償却累計額および減損損失累計額
(期首残高)

△58,667

△59,441

取得原価 (期末残高)

116,275

102,765

減価償却累計額および減損損失累計額
(期末残高)

△59,441

△49,328

 

 

(2) 公正価値

投資不動産の帳簿価額および公正価値は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

帳簿価額

公正価値

帳簿価額

公正価値

投資不動産

56,834

131,750

53,436

118,929

 

投資不動産の公正価値は、主として独立した不動産鑑定士による不動産鑑定評価等に基づいております。

投資不動産の公正価値ヒエラルキーは、観測可能でないインプットを含むことからレベル3に分類しております。

なお、公正価値ヒエラルキーについては、「39.金融商品」に記載しております。

 

(3) 投資不動産からの収益および費用

投資不動産からの賃貸料収入および直接営業費の金額は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

賃貸料収入

10,850

9,599

賃貸料収入を生み出した投資不動産から生じた
直接営業費

2,891

2,531

賃貸料収入を生み出さなかった投資不動産から
生じた直接営業費

23

25

 

 

 

17.非金融資産の減損

当社グループは、減損の兆候を判定するにあたって、原則として、遊休資産、賃貸資産、各種プロジェクト資産および事業用資産に分類し、それぞれにおいて独立したキャッシュ・フローを生成する最小単位にグルーピングを実施しております。

 

前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)

主として事業環境の悪化した事業用資産(ミャンマー)について、帳簿価額を回収可能価額まで減額したこと等により、当該減少額を連結損益計算書の減損損失(7,308百万円)に計上いたしました。その内訳は、建物及び構築物2,573百万円、建設仮勘定等4,734百万円であります。なお、当該資産の回収可能価額は、主として正味売却価額により測定しております。正味売却価額は、主として観測可能でないインプットを含む評価技法(コストアプローチ)から測定しており、公正価値ヒエラルキーはレベル3に分類しております。

 

当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

主として遊休資産について、帳簿価額を回収可能価額まで減額したこと等により、当該減少額を連結損益計算書の減損損失(3,443百万円)に計上いたしました。その内訳は、建設仮勘定1,253百万円、機械装置及び運搬具等2,190百万円であります。なお、当該資産の回収可能価額は、主として処分見込価額としております。

 

 

18.子会社

主要な子会社

当連結会計年度末の主要な子会社の状況は、「(2) 企業の概況 ④ 関係会社の状況」に記載のとおりであります。

 

 

 

19.持分法で会計処理されている投資

(1) 重要性のある関連会社

  該当事項はありません。

 

(2) 重要性のない関連会社および共同支配企業

重要性のない関連会社および共同支配企業に対する投資の帳簿価額は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

関連会社

244,931

256,095

共同支配企業

160,260

159,388

 

 

重要性のない関連会社および共同支配企業に関する財務情報は、以下のとおりであります。なお、これらの金額は、当社グループの持分に相当する金額であります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

関連会社

 

 

当期利益

61,541

23,883

その他の包括利益

△3,631

2,511

当期包括利益

57,909

26,395

共同支配企業

 

 

当期利益

34,454

1,637

その他の包括利益

△4

3

当期包括利益

34,449

1,640

 

 

 

 

20.法人所得税

(1) 繰延税金資産および繰延税金負債

繰延税金資産および繰延税金負債の発生の主な原因別内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

繰延税金資産

 

 

減損損失

30,815

28,679

退職給付に係る負債

22,216

21,169

未払賞与

12,061

10,850

未払費用

7,065

7,356

減価償却超過額

2,250

3,113

その他

15,542

26,183

繰延税金資産合計

89,951

97,353

繰延税金負債

 

 

関係会社留保利益

30,340

19,917

その他の包括利益を通じて公正価値で測定するものとして指定した資本性金融商品の公正価値の純変動額

16,239

11,756

その他

16,381

13,355

繰延税金負債合計

62,962

45,029

繰延税金資産の純額

26,989

52,324

 

 

繰延税金資産または繰延税金負債の純額の変動の内容は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

期首残高

56,441

26,989

繰延税金費用

△26,258

24,604

その他の包括利益の各項目に関する繰延税金

 

 

キャッシュ・フロー・ヘッジの有効部分

△1,692

△401

その他の包括利益を通じて公正価値で測定するものとして指定した資本性金融商品の公正価値の純変動額

△491

1,081

確定給付制度の再測定

△2,749

△2,152

その他

1,738

2,203

期末残高

26,989

52,324

 

 

連結財政状態計算書上で繰延税金資産が認識されていない、将来減算一時差異および税務上の繰越欠損金の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

将来減算一時差異

299,631

290,834

税務上の繰越欠損金

299,099

244,042

 

 

なお、前連結会計年度および当連結会計年度において、上記の将来減算一時差異に対応する未認識の繰延税金資産は、それぞれ91,313百万円、88,691百万円であり、税務上の繰越欠損金に対応する未認識の繰延税金資産は、それぞれ16,644百万円、12,741百万円であります。

 

連結財政状態計算書上で繰延税金資産が認識されていない、税務上の繰越欠損金の失効期限別内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

1年目

47

41

2年目~5年目

76,047

34,238

5年超

223,003

209,762

失効期限の定めなし

合計

299,099

244,042

 

 

前連結会計年度および当連結会計年度において繰延税金負債を認識していない子会社等に対する投資に係る将来加算一時差異の合計額は、それぞれ18,799百万円、15,459百万円であります。

これらは当社グループが一時差異を解消する時期をコントロールでき、かつ予測可能な期間内に当該一時差異が解消しない可能性が高いことから、繰延税金負債を認識しておりません。

 

前連結会計年度および当連結会計年度の繰延税金資産のうち、当期または前期に損失が生じており、繰延税金資産の回収可能性が将来の課税所得の有無に依存している納税主体に帰属しているものは、それぞれ77,302百万円および2,000百万円であります。

当社グループは繰延税金資産の回収可能性の評価において、予定される繰延税金負債の取崩、予測される将来課税所得およびタックスプランニングを考慮しております。

 

(2) 法人所得税費用

法人所得税費用の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

当期税金費用

49,451

43,824

繰延税金費用

26,258

△24,604

合計

75,709

19,219

 

 

(3) 実効税率の調整

法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異について、原因となった主な項目の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:%)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

法定実効税率

30.0

30.0

(調整)

 

 

交際費等永久に損金に算入されない項目

0.2

0.7

受取配当金等永久に益金に算入されない項目

△0.1

△0.2

評価性引当額の増減

0.4

△4.8

持分法による投資損益

△9.2

△5.6

その他

3.0

△6.1

税効果会計適用後の法人税等の負担率

24.3

14.1

 

 

 

21.営業債務及びその他の債務

営業債務及びその他の債務の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

支払手形及び買掛金

482,343

490,317

未払金

53,392

59,081

合計

535,735

549,399

 

営業債務及びその他の債務は、償却原価で測定する金融負債に分類しております。

 

 

22.借入金及びリース負債

(1) 借入金及びリース負債の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度(2022年3月31日)

当連結会計年度(2023年3月31日)

短期借入金(注)

290,993

277,964

1年内返済長期借入金(注)

342,281

165,554

長期借入金(注)

1,159,847

1,323,955

リース負債

88,457

84,974

合計

1,881,579

1,852,449

流動負債

661,088

471,049

非流動負債

1,220,491

1,381,400

合計

1,881,579

1,852,449

 

借入金及びリース負債は、償却原価で測定する金融負債に分類しております。

借入金に関し、当社グループの財務活動に重大な影響を及ぼす財務制限条項は付されておりません。

 

(注)当期末残高に対する加重平均利率および返済期限は、以下のとおりであります。

 

平均利率(%)

返済期限

短期借入金

0.54

1年内返済長期借入金

0.60

長期借入金

0.73

2024年4月26日~2036年3月10日

 

 

 

 

(2) 担保に供している資産および対応する債務

担保に供している資産

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

有形固定資産

9,048

8,156

使用権資産

110

149

合計

9,158

8,306

 

 

(注)有形固定資産のうち、工場財団抵当等に供しているもの

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

有形固定資産

8,252

7,518

 

 

 

上記に対応する債務

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

営業債務及びその他の債務

357

95

借入金及びリース負債(流動)

559

559

借入金及びリース負債(非流動)

4,455

3,895

合計

5,372

4,550

 

 

(注)上記債務のうち、工場財団抵当等に係るもの

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

借入金及びリース負債(流動)

559

559

借入金及びリース負債(非流動)

4,455

3,895

合計

5,014

4,455

 

 

 

 

23.その他の金融負債

その他の金融負債の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

償却原価で測定する金融負債

 

 

預り金

124,208
 

146,583

その他

47,183

58,426

小計

171,391

205,009

損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 

 

デリバティブ負債

1,335

1,424

合計

172,727

206,433

流動負債

129,725

166,102

非流動負債

43,002

40,330

合計

172,727

206,433

 

 

 

24.引当金

引当金の内訳および増減は、以下のとおりであります。

当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

(単位:百万円)

 

棚卸資産処分

損失引当金

その他の引当金

合計

期首残高

6,189

12,288

18,477

期中増加額

1,662

3,612

5,274

割引計算の期間利息費用

2

2

目的使用による減少

△541

△3,540

△4,082

戻入による減少

△2,485

△2,485

在外営業活動体の外貨換算差額等

△8

△8

期末残高

7,310

9,868

17,178

流動負債

3,804

3,804

非流動負債

7,310

6,063

13,374

合計

7,310

9,868

17,178

 

 

棚卸資産処分損失引当金

将来、処分時に損失の発生が見込まれる一部の副産物について、当該損失発生に備えるため、翌連結会計年度以降の損失見込み額を計上しております。

これらの費用は主に1年以上経過した後に支払われることが見込まれております。

 

 

25.退職後給付

当社グループは、主として、退職一時金制度、確定給付年金制度および確定拠出年金制度を採用しております。退職一時金制度および確定給付年金制度は、一般的な投資リスク、金利リスク、インフレリスク等に晒されていますが、重要性はないものと判断しております。

確定給付年金制度は、当社グループと法的に分離された企業基金により運用されております。企業基金および年金運用受託機関は、制度加入者の利益を最優先にして行動することが法令により求められており、所定の方針に基づき制度資産の運用を行う責任を負っております。

 

(1) 確定給付制度債務および制度資産の調整表

確定給付制度債務および制度資産と連結財政状態計算書に計上された退職給付に係る負債および資産との関係は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

積立型の確定給付制度債務

123,544

115,544

制度資産

△105,141

△96,695

小計

18,403

18,848

非積立型の確定給付制度債務

50,299

49,329

合計

68,702

68,178

連結財政状態計算書上の金額

 

 

退職給付に係る負債

87,584

86,166

退職給付に係る資産

△18,882

△17,988

連結財政状態計算書に計上された負債と資産の純額

68,702

68,178

 

 

(2) 確定給付制度債務の調整表

確定給付制度債務の増減は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

期首残高

191,021

173,844

当期勤務費用

10,942

10,544

利息費用

1,123

1,230

再測定による増減

 

 

数理計算上の差異-人口統計上の仮定の変更

106

△242

数理計算上の差異-財務上の仮定の変更

△2,189

△7,247

実績による修正

△2,617

△2,111

過去勤務費用

△14,090

△61

給付の支払額

△10,542

△10,719

在外営業活動体の外貨換算差額等

89

△363

期末残高

173,844

164,873

 

 

確定給付制度債務の加重平均デュレーションは、以下のとおりであります。

(単位:年)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

加重平均デュレーション

12.8

12.7

 

 

(3) 制度資産の調整表

制度資産の増減は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

期首残高

103,867

105,141

利息収益

600

826

再測定による増減

 

 

制度資産に係る収益(利息収益を除く)

6,253

△1,804

事業主からの拠出額

2,046

2,090

給付の支払額

△7,661

△7,792

企業結合及び処分の影響額

△1,972

在外営業活動体の外貨換算差額等

34

206

期末残高

105,141

96,695

 

なお、当社グループは2024年3月期に1,926百万円の掛金を拠出する予定であります。

 

(4) 制度資産の主な内訳

制度資産合計に対する主な分類ごとの内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

活発な市場
における
公表市場価格が
あるもの

活発な市場
における
公表市場価格が
ないもの

合計

活発な市場
における
公表市場価格が
あるもの

活発な市場
における
公表市場価格が
ないもの

合計

資本性金融商品

 

 

 

 

 

 

国内株式

38,542

307

38,850

29,613

198

29,811

海外株式

4,851

938

5,790

4,876

553

5,429

負債性金融商品

 

 

 

 

 

 

国内債券

13,689

3,178

16,867

10,672

3,386

14,058

海外債券

1,132

1,184

2,316

719

1,201

1,920

現金及び預金

8,613

8,613

13,492

13,492

生保一般勘定

30,748

30,748

30,058

30,058

その他

1,954

1,954

1,922

1,922

合計

66,829

38,311

105,141

59,374

37,321

96,695

 

 

当社グループの制度資産の運用方針は、社内規程に従い、将来にわたる確定給付制度債務の支払いを確実に行うために、中長期的に安定的な収益を確保することを目的としております。具体的には、毎年度定める許容リスクの範囲内で目標収益率および投資資産別の資産構成割合を設定し、その割合を維持することにより運用を行います。

 

 

(5) 数理計算上の仮定に関する事項

数理計算上の仮定の主要なものは、以下のとおりであります。

(単位:%)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

割引率

主として0.8%

主として1.3%

予想昇給率

主として0.9~3.0%

主として0.9~3.0%

 

(注) 割引率の変化が各年度における確定給付制度債務に与える感応度は、以下のとおりであります。これらの感応度のそれぞれは、その他の変数が一定との前提を置いておりますが、実際には独立して変化するとは限りません。マイナスは確定給付制度債務の減少を、プラスは確定給付制度債務の増加を表しております。

なお、昇給率については重要な変動を見込んでおりません。

 

(単位:百万円)

 

基礎率の変化

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

割引率

0.5%の上昇

△9,179

△8,538

0.5%の低下

9,885

9,070

 

 

(6) 確定拠出型年金制度

      確定拠出型年金制度への拠出額は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

確定拠出型年金制度への拠出額

26,561

26,686

 

   なお、上記には、本邦の厚生年金保険法に基づく厚生年金保険への拠出額を含めております。

 

 

26.資本およびその他の資本項目

(1) 資本金

① 授権株式数

前連結会計年度期首、前連結会計年度および当連結会計年度における授権株式数は、普通株式2,100,000千株であります。

 

② 全額払込済みの発行済株式

発行済株式数の増減は、以下のとおりであります。

 

 

発行済普通株式数(千株)

前連結会計年度期首(2021年4月1日)

539,170

増減

前連結会計年度(2022年3月31日)

539,170

増減

当連結会計年度(2023年3月31日)

539,170

 

(注)1 当社の発行する株式は、すべて無額面の普通株式であります。

   2 株式の譲渡制限につき、定款に下記の定めがあります。

     「当会社の株式の譲渡による取得は、取締役会の承認を要する。」

 

(2) 資本剰余金および利益剰余金

日本における会社法では、株式の発行に対しての払込または給付した額の2分の1以上を資本金に組み入れ、残りは資本剰余金に含まれる資本準備金に組み入れることが規定されております。また、剰余金の配当として支出する金額の10分の1を、資本準備金および利益剰余金に含まれる利益準備金の合計額が資本金の4分の1に達するまで、資本準備金または利益準備金として積み立てることが規定されております。

 

 

27.配当金

(1) 配当金支払額

前連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)

 

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり配当額(円)

基準日

効力発生日

2022年2月22日
取締役会

普通株式

35,230

65.34

2021年12月31日

2022年3月10日

 

 

当連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

 

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり配当額(円)

基準日

効力発生日

2023年2月22日
取締役会

普通株式

35,225

65.33

2022年12月31日

2023年3月10日

 

 

(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

該当事項はありません。

 

 

 

28.売上収益

(1) 売上収益の分解

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

地域別

 

 

日本

1,946,166

2,404,246

その他

1,227,308

1,476,892

合計

3,173,475

3,881,139

財またはサービスの
移転時期

 

 

一時点

2,972,437

3,650,405

一定の期間

201,038

230,734

合計

3,173,475

3,881,139

 

 

(2) 契約残高

(単位:百万円)

 

前連結会計年度期首

(2021年4月1日)

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

顧客との契約から生じた債権

470,608

531,867

519,799

契約資産

17,484

25,212

28,623

契約負債

10,034

12,106

8,844

 

前連結会計年度および当連結会計年度において、期首における契約資産のうち債権に認識された金額は、それぞれ8,126百万円、17,130百万円であります。

前連結会計年度および当連結会計年度において、期首における契約負債のうち売上収益に認識した金額は、それぞれ9,809百万円、11,852百万円であります。

また、過去の期間に充足または部分的に充足した履行義務について、売上収益に認識した金額は、前連結会計年度および当連結会計年度において、それぞれ741百万円、1,694百万円であります。

 

(3) 残存履行義務

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

期末日において未充足または部分的に未充足の
履行義務に配分した取引価格

107,691

132,817

収益認識が見込まれる時期

 

 

1年以内

75,837

84,625

1年超

31,853

48,192

 

 

 

 

29.販売費及び一般管理費

販売費及び一般管理費の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

従業員給付費用

72,057

78,719

製品発送関係費

80,003

82,556

貸倒引当金繰入額

17

△3

その他

78,978

89,728

合計

231,056

251,000

 

 

 

30.従業員給付費用

従業員給付費用は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

従業員給付費用

352,922

370,081

 

従業員給付費用には、給与、賞与、法定福利費および退職後給付に係る費用等を含めており、「売上原価」および「販売費及び一般管理費」に計上しております。

 

 

31.株式報酬

当社は、業務執行取締役(社外取締役を除く)および執行役員(所得税法上の国内非居住者を除く)(以下、取締役等)の報酬の一部について、当社の完全親会社であるJFEホールディングス㈱と同一の株式給付信託による株式報酬制度を導入しております。

本制度は、JFEホールディングス㈱が拠出する金銭を原資としてJFEホールディングス株式(以下、親会社株式)が信託を通じて取得され、取締役等に対して、当社が定める役員株式給付規程に従って、親会社株式および親会社株式を時価で換算した金額相当の金銭(以下、親会社株式等)が信託を通じて給付される報酬制度であります。

なお、取締役等が親会社株式等の給付を受ける時期は、原則として取締役等の退任時となります。

本制度に基づく報酬は、次に定める期間(以下、職務執行期間)に1ヶ月以上在任していた取締役等に対してその職務執行期間に対する対価として支給します。

・当社業務執行取締役および執行役員:当年4月1日から翌年3月31日まで

当社は取締役等に対し、各職務執行期間に対して業績連動部分および在任期間部分に相当するポイントを算定しこれを付与します。

各職務執行期間に対して付与されたポイント数は、退任時まで累積され、累積されたポイント数を「1ポイント=1株」として給付する親会社株式等を算定します。

本制度は、現金決済型の株式報酬制度として会計処理しております。

 

本制度に関して、連結損益計算書の「販売費及び一般管理費」に計上した費用の金額は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

 (自 2021年4月1日

  至 2022年3月31日)

当連結会計年度

 (自 2022年4月1日

  至 2023年3月31日)

現金決済型

169

103

 

 

 

本制度から生じた負債の帳簿価額は、以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

その他の非流動負債

220

305

 

 

 

32.その他の収益

その他の収益の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

受取配当金

 

 

 その他の包括利益を通じて公正価値で測定する

 資本性金融資産

2,683

3,815

為替差益

8,429

11,405

受取賃貸料

6,060

5,610

その他

15,126

10,942

合計

32,300

31,773

 

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融資産に関する受取配当金の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

期中に認識を中止した金融資産

542

363

決算日現在で保有している金融資産

2,141

3,452

 

 

 

33.その他の費用

その他の費用の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

固定資産除却損

15,405

15,867

棚卸資産処分損

8,427

その他

10,670

12,687

合計

26,075

36,983

 

 

 

34.関係会社整理損失

前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)

 持分法適用関連会社であるエヌケーケーシームレス鋼管㈱の事業撤退に伴う損失等であり、主として同社の撤退に係る持分法による投資損失であります。

 

当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

 「12.売却目的で保有する資産」に記載しております。

 

 

35.構造改革費用

当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)
  当社東日本製鉄所京浜地区の上工程および熱延設備の休止に伴う費用であり、協力会社に対する補償費用等であ

ります。

 

 

36.金融収益および金融費用

(1) 金融収益

金融収益の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

受取利息

 

 

償却原価で測定する金融資産

571

1,939

その他

62

合計

633

1,939

 

 

(2) 金融費用

金融費用の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

支払利息

 

 

償却原価で測定する金融負債

11,308

12,661

その他

2

2

その他

232

804

合計

11,543

13,468

 

 

 

 

 

37.その他の包括利益

その他の包括利益に含まれている、各項目別の当期発生額および損益への組替調整額ならびに税効果の影響は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

確定給付制度の再測定

 

 

当期発生額

10,754

7,628

税効果調整前

10,754

7,628

税効果額

△2,749

△2,152

確定給付制度の再測定

8,004

5,475

その他の包括利益を通じて公正価値で測定するものとして指定した資本性金融商品の公正価値の純変動額

 

 

当期発生額

7,931

△12,392

税効果調整前

7,931

△12,392

税効果額

△491

1,081

その他の包括利益を通じて公正価値で測定するものとして指定した資本性金融商品の公正価値の純変動額

7,440

△11,311

在外営業活動体の外貨換算差額

 

 

当期発生額

7,479

6,723

組替調整額

△8

税効果調整前

7,471

6,723

税効果額

在外営業活動体の外貨換算差額

7,471

6,723

キャッシュ・フロー・ヘッジの有効部分

 

 

当期発生額

6,962

999

組替調整額

△1,656

△645

税効果調整前

5,305

353

税効果額

△1,692

△401

キャッシュ・フロー・ヘッジの有効部分

3,613

△47

持分法によるその他の包括利益

 

 

当期発生額

28,661

16,424

組替調整額

87

持分法によるその他の包括利益

28,748

16,424

その他の包括利益 合計

55,278

17,265

 

 

 

38.1株当たり当期利益

 基本的1株当たり当期利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

 

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

親会社の所有者に帰属する当期利益(百万円)

234,850

113,667

親会社の普通株主に帰属しない金額(百万円)

基本的1株当たり当期利益の計算に使用する
当期利益(百万円)

234,850

113,667

普通株式の加重平均株式数(千株)

539,170

539,170

基本的1株当たり当期利益(円)

435.58

210.82

 

(注) 希薄化後1株当たり当期利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

 

 

 

39.金融商品

(1) 資本管理

当社グループは、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現するため、資本効率を高めるとともに、財務の健全性を確保することを資本管理の基本方針としております。

当社グループが資本管理として用いる主な指標は、以下のとおりであります。

 

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

ROE(※1)

18.5%

7.9%

D/Eレシオ(※2)

134.6%

123.9%

 

(注) 1 ※1 ROEは、「親会社の所有者に帰属する当期利益」を「親会社の所有者に帰属する持分」で除して計算しております。

   2 ※2 D/Eレシオは、「借入金及びリース負債」を「親会社の所有者に帰属する持分」で除して計算しております。

 

  これらの指標については、適宜モニタリングを行っております。

  なお、当社グループが適用を受ける重要な資本規制はありません。

 

(2) 財務リスク管理の基本方針

当社グループは、経営活動を行う過程において、財務上のリスク(信用リスク・流動性リスク・為替リスク・金利リスク・市場価格の変動リスク)に晒されており、当該財務上のリスクを軽減するために、一定の方針に基づきリスク管理を行っております。当社グループの利用するデリバティブ取引は、後述するリスクを回避または軽減するために利用しており、投機的な取引は行わない方針であります。

 

(3) 信用リスク

① 信用リスク管理

当社グループが保有する営業債権は、顧客の信用リスクに晒されておりますが、当該リスクに関しては、当社グループの各社は取引先の財務状況を定期的に把握する等の管理を行っております。

なお、当社グループでは特定の相手先に対する過度に集中した信用リスクはありません。

 

② 信用リスクに対する最大エクスポージャー

貸出コミットメントの未実行額および保証債務を除き、当社グループの信用リスクに対する最大エクスポージャーは、連結財政状態計算書に表示している金融資産の減損後の帳簿価額であります。

貸出コミットメントおよび金融保証契約に係る信用リスクの最大エクスポージャーは、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

貸出コミットメント

4,194

4,161

金融保証契約

67,771

58,682

 

 

 

③ 貸倒引当金の増減

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

12ヶ月の予想損失に

等しい金額で測定した

貸倒引当金

全期間の予想損失

営業債権、契約資産

およびリース債権に

係る貸倒引当金

信用減損金融資産に

係る貸倒引当金

期首残高

46

269

424

期中増加額

28

96

85

期中減少額(目的使用)

△7

△12

期中減少額(戻入)

△45

△85

△162

その他

0

△131

29

期末残高

29

142

363

 

 

(単位:百万円)

 

 当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

12ヶ月の予想損失に

等しい金額で測定した

貸倒引当金

全期間の予想損失

営業債権、契約資産

およびリース債権に

係る貸倒引当金

信用減損金融資産に

係る貸倒引当金

期首残高

29

142

363

期中増加額

23

105

66

期中減少額(目的使用)

△9

△6

期中減少額(戻入)

△29

△103

△112

その他

△0

0

118

期末残高

23

136

429

 

(注) 営業債権、契約資産およびリース債権に係る貸倒引当金(全期間予想信用損失)における期中増加額および期中減少額(戻入)は、主として販売および回収により営業債権およびその他の債権が増加および減少したことによるものであります。

 

④ 貸倒引当金に関する金融資産等の帳簿価額(貸倒引当金控除前)

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

12ヶ月の予想損失に等しい金額で測定している金融資産

24,954

35,936

営業債権、契約資産およびリース債権

567,694

558,728

信用減損している金融資産

375

440

 

 

 

⑤ 信用リスクの分析

12ヶ月の予想損失に等しい金額で測定している金融資産の信用リスク格付けは、概ね同一であります。

営業債権、契約資産およびリース債権の期日経過情報は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

期日未経過

565,999

557,024

期日経過30日以内

910

654

期日経過30日超90日以内

655

754

期日経過90日超

129

294

合計

567,694

558,728

 

 

(4) 流動性リスク

① 流動性リスク管理

流動性リスクとは、当社グループの営業債務や借入金等について、資金調達環境の悪化等により支払期日にその支払を実行できなくなるリスクであります。

当社グループは、資金調達については、主として当社の完全親会社であるJFEホールディングス㈱から実施しております。JFEホールディングス㈱は、資金の安定性とコストを勘案しながら、銀行借入やコマーシャル・ペーパーおよび社債発行等を中心に必要な資金を調達しておりますが、流動性リスクを考慮し、返済期日を集中させないように管理しております。また、JFEホールディングス㈱は、国内のグループ資金を集中的かつ効率的に管理することにより、流動性リスクの低減に努めております。

なお、JFEホールディングス㈱は、複数の金融機関との間でコミットメントライン(当連結会計年度末500,000百万円)を設定することにより、十分な流動性の確保も行っております。

 

② 金融負債(デリバティブ金融商品を含む)の期日別情報

前連結会計年度(2022年3月31日)

(単位:百万円)

 

帳簿価額

契約上のキャッシュ・フロー

1年以内

1年超
2年以内

2年超
3年以内

3年超
4年以内

4年超
5年以内

5年超

非デリバティブ

金融負債

 

 

 

 

 

 

 

 

営業債務及び

その他の債務

535,735

535,735

535,735

借入金

1,793,122

1,829,767

643,535

171,476

162,372

120,305

266,027

466,050

割賦未払金

37,397

37,903

4,283

16,580

2,658

12,650

580

1,151

リース負債

88,457

89,470

28,013

22,395

14,033

9,258

5,386

10,383

小計

2,454,713

2,492,877

1,211,567

210,452

179,063

142,215

271,994

477,584

デリバティブ負債

1,335

1,335

1,335

合計

2,456,048

2,494,213

1,212,902

210,452

179,063

142,215

271,994

477,584

 

 

 

当連結会計年度(2023年3月31日)

(単位:百万円)

 

帳簿価額

契約上のキャッシュ・フロー

1年以内

1年超
2年以内

2年超
3年以内

3年超
4年以内

4年超
5年以内

5年超

非デリバティブ

金融負債

 

 

 

 

 

 

 

 

営業債務及び

その他の債務

549,399

549,399

549,399

借入金

1,767,475

1,821,817

454,914

215,121

163,550

274,968

196,086

517,175

割賦未払金

48,216

48,958

18,398

4,465

19,559

2,362

3,598

573

リース負債

84,974

86,290

27,740

21,620

13,624

6,737

4,958

11,608

 小計

2,450,065

2,506,465

1,050,453

241,207

196,735

284,068

204,643

529,357

デリバティブ負債

1,424

1,424

1,424

合計

2,451,490

2,507,889

1,051,878

241,207

196,735

284,068

204,643

529,357

 

 

(5) 為替リスク

① 為替リスク管理

当社グループが保有する外貨建て金融商品は為替の変動リスクに晒されております。外貨建て取引による外貨の受け取り(製品輸出額等)と外貨の支払い(原材料輸入額等)で相殺されない部分については、為替予約等を利用したヘッジ取引を適宜実施しております。

 

② 為替感応度分析

当社グループが各年度末において保有する金融商品において、他のすべての変数が一定であると仮定した上で、日本円が外国通貨に対して1%増価した場合の税引前利益に与える影響は、以下のとおりであります。

なお、機能通貨建ての金融商品および在外営業活動体の資産および負債を表示通貨に換算する際の影響は含んでおりません。

(単位:百万円)

 

通貨

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

税引前利益への影響額

米ドル

△349

△553

 

 

(6) 金利リスク

① 金利リスク管理

当社グループの保有する変動金利の借入金は、金利の変動リスクに晒されております。

 

② 金利感応度分析

当社グループが各年度末において保有する変動金利の借入金において、他のすべての変数が一定であると仮定した上で、金利が1%上昇した場合の税引前利益に与える影響は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

税引前利益への影響額

△8,613

△9,139

 

 

(7) 株価変動リスク

① 株価変動リスク管理

当社グループの保有する資本性金融商品(株式)は、市場価格の変動リスクに晒されております。株式は、主に業務上の関係を有する企業の株式であり、定期的に公正価値を把握しております。

 

 

② 株価変動感応度分析

当社グループが各年度末において保有する活発な市場のある資本性金融資産(株式)において、期末日の公表価格が一律1%下落した場合のその他の包括利益(税引前)に与える影響は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

その他の包括利益(税引前)への影響額

△559

△352

 

 

(8) 金融商品の帳簿価額および公正価値

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

帳簿価額

公正価値

帳簿価額

公正価値

長期借入金

1,159,847

1,158,779

1,323,955

1,319,063

 

 

長期借入金以外の償却原価で測定する金融資産および金融負債の公正価値は、帳簿価額と近似しているため含めておりません。

経常的に公正価値で測定する金融商品についても、公正価値と帳簿価額が一致することから含めておりません。

長期借入金の公正価値については、元利金の合計額を同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値によって算定しております。

長期借入金の公正価値ヒエラルキーはレベル2に分類しております。

 

(9) 金融商品の公正価値ヒエラルキー

当初認識後に経常的に公正価値で測定する金融商品は、測定に使用したインプットの観察可能性および重要性に応じて、公正価値ヒエラルキーを以下の3つのレベルに分類しております。

レベル1: 同一の資産または負債の活発な市場における市場価格により測定した公正価値

レベル2: レベル1以外の直接または間接的に観察可能なインプットを使用して測定した公正価値

レベル3: 重要な観察可能でないインプットを使用して測定した公正価値

公正価値の測定に複数のインプットを使用している場合には、その公正価値の測定の全体において重要な最も低いレベルのインプットに基づいて公正価値のレベルを決定しております。

公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、期末日ごとに判断しております。

なお、前連結会計年度および当連結会計年度において、レベル1とレベル2の間における振替はありません。

 

 

前連結会計年度(2022年3月31日)

(単位:百万円)

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

金融資産

 

 

 

 

損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

デリバティブ資産

14,163

14,163

その他

2,432

2,432

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融資産

 

 

 

 

株式

55,941

57,563

113,505

出資金

5,152

5,152

合計

55,941

16,595

62,716

135,253

金融負債

 

 

 

 

損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 

 

 

 

デリバティブ負債

1,335

1,335

合計

1,335

1,335

 

 

当連結会計年度(2023年3月31日)

(単位:百万円)

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

金融資産

 

 

 

 

損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

デリバティブ資産

3,214

3,214

その他

2,635

2,635

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融資産

 

 

 

 

株式

35,213

54,643

89,857

出資金

5,671

5,671

合計

35,213

5,850

60,315

101,379

金融負債

 

 

 

 

損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 

 

 

 

デリバティブ負債

1,424

1,424

合計

1,424

1,424

 

 

 

・株式および出資金

上場株式は、公正価値は市場価格に基づいて算定しているため、レベル1に分類しております。

非上場株式および出資金は、類似業種比較法等、適切な評価技法を用いて公正価値を算定しており、1つ以上の重要なインプットが観察可能な市場データに基づかないことからレベル3に分類しております。なお、重要な観察不能なインプットは、主として非流動性ディスカウントであり、公正価値は、非流動性ディスカウントが上昇した場合、減少することとなります。使用した非流動性ディスカウントは30%であります。

 

・デリバティブ資産およびデリバティブ負債

為替予約等の公正価値は、取引先金融機関等から提示された価格に基づいて算定しているため、レベル2に分類しております。

 

レベル3に分類した金融商品については、当社グループで定めた公正価値測定の評価方針および手続に従い、当該株式等を直接保有するグループ各社において算定しております。また、公正価値の測定結果については適切な責任者が承認しております。

 

各年度におけるレベル3に分類された経常的に公正価値で測定する金融商品の増減は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

期首残高

55,821

62,716

その他の包括利益(注)

6,912

△2,336

取得

88

101

売却

△99

△159

その他

△6

△6

期末残高

62,716

60,315

 

(注) 連結包括利益計算書の「その他の包括利益を通じて公正価値で測定するものとして指定した資本性金融商品の公正価値の純変動額」に含まれております。

 

 

(10) デリバティブ取引およびヘッジ活動

当社グループの利用するデリバティブ取引は、将来の為替等の市場価格変動のリスクを有しておりますが、輸出入取引等の実需に伴う取引に対応させてデリバティブ取引を行っていることから、これらのリスクは機会利益の逸失の範囲内に限定されております。当社グループは、デリバティブ取引の取引先を、信用力の高い金融機関等に限定していることから、取引相手先の倒産等により契約不履行に陥るリスクはほとんどないものと判断しております。また、当社はデリバティブ取引に係る社内規程を定め、これに基づき取引を実施しております。取引の実行にあたっては、上記方針に則り、担当執行役員の決裁により取引を実行しております。取引残高や時価、評価損益については、取締役会またはCEOに定期的に報告することとしております。また、連結子会社においても、デリバティブ取引の実施にあたっては、社内規程に則り執行管理を行っております。

なお、ヘッジ関係についてリスク管理目的が変更された場合は、ヘッジ会計の適用を中止しております。

 

① 公正価値ヘッジ

当社グループは、その他の金融資産の公正価値の変動リスクをヘッジするためにオプション契約を利用し、これを公正価値ヘッジに指定しております。

また、ヘッジの非有効部分およびヘッジの有効性評価から除外した部分に関して純損益として認識した金額は、前連結会計年度および当連結会計年度においてそれぞれ重要性はありません。

 

② キャッシュ・フロー・ヘッジ

当社グループは、外貨建取引に係る為替変動に伴うキャッシュ・フロー変動リスク等をヘッジするために為替予約取引等を利用し、これをキャッシュ・フロー・ヘッジに指定しております。

また、ヘッジの非有効部分およびヘッジの有効性評価から除外した部分に関して純損益として認識した金額は、前連結会計年度および当連結会計年度においてそれぞれ重要性はありません。

 

③ ヘッジ会計を適用しているヘッジ手段に係る公正価値

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

資産

負債

資産

負債

公正価値ヘッジ

 

 

 

 

オプション契約

7,139

小計

7,139

キャッシュ・フロー・ヘッジ

 

 

 

 

為替予約取引

3,605

956

1,424

商品先物取引

3,418

1,335

2,258

小計

7,023

1,335

3,214

1,424

合計

14,163

1,335

3,214

1,424

 

 

連結財政状態計算書上において、ヘッジ手段に係る資産の公正価値は「その他の金融資産(流動資産)」および「その他の金融資産(非流動資産)」に含まれており、ヘッジ手段に係る負債の公正価値は「その他の金融負債(流動負債)」および「その他の金融負債(非流動負債)」に含まれております。

 

 

④ ヘッジ会計を適用しているヘッジ手段の想定元本および平均価格

ヘッジ会計を適用しているヘッジ手段に係る想定元本

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

1年以内

1年超

1年以内

1年超

公正価値ヘッジ

 

 

 

 

オプション契約

27,265

キャッシュ・フロー・ヘッジ

 

 

 

 

為替予約取引

151,635

176,857

商品先物取引

41,441

22,291

 

 

為替予約取引の主な通貨の平均予約レートは、以下のとおりであります。

 

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

キャッシュ・フロー・ヘッジ

 

 

為替予約取引

 

 

米ドル

119.53円

133.67円

 

 

⑤ 公正価値ヘッジのヘッジ対象の帳簿価額および公正価値ヘッジ調整の累計額

前連結会計年度(2022年3月31日)

(単位:百万円)

 

連結財政状態計算書上
の表示科目

帳簿価額

うち、公正価値ヘッジ調整の

累計額

資産

負債

資産

負債

オプション契約

その他の金融資産

20,991

△6,273

 

 

当連結会計年度(2023年3月31日)

該当事項はありません。

 

⑥ キャッシュ・フロー・ヘッジのヘッジ手段のその他の資本の構成要素および損益

前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)

(単位:百万円)

 

為替予約取引

商品先物取引

合計

期首残高

644

1,319

1,964

その他の包括利益で認識されたヘッジ損益の金額

5,109

△336

4,772

当期利益への組替調整額(注)

△1,159

△1,159

非金融資産の取得価額への組替額

△3,495

1,178

△2,317

期末残高

1,097

2,162

3,260

 

 

当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

(単位:百万円)

 

為替予約取引

商品先物取引

合計

期首残高

1,097

2,162

3,260

その他の包括利益で認識されたヘッジ損益の金額

1,387

△982

404

当期利益への組替調整額(注)

△451

△451

非金融資産の取得価額への組替額

△2,286

△472

△2,758

期末残高

△252

707

454

 

(注)前連結会計年度の組替調整額の連結損益計算書上の主な表示科目は、「その他の収益」であります。
当連結会計年度の組替調整額の連結損益計算書上の主な表示科目は、「その他の収益」であります。

 

(11) 金融資産の譲渡

前連結会計年度および当連結会計年度における金融資産の認識の中止の要件を満たさずに譲渡した営業債権については、それぞれ678百万円、768百万円を「営業債権及びその他の債権」に含めて表示しており、譲渡により入金した金額678百万円、768百万円をそれぞれ「借入金及びリース負債」に含めて表示しております。

これらの営業債権及びその他の債権は、手形の振出人や債務者が支払不履行となった場合に、当社グループに支払義務が遡求されることから、当社グループが譲渡資産の所有に係るリスクと経済価値のほとんどすべてを保持していると判定されたものであります。

 

 

40.関連当事者

(1)関連当事者との取引

前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)

(単位:百万円)

種類

名称

関連当事者との関係

取引の内容

取引金額

未決済残高

親会社

JFEホールディングス㈱

経営管理・資金の借入等

 

役員の兼任

短期資金の借入

(注)1、2

518,713

583,734

長期資金の借入

(注)1

119,900

1,113,316

利息の支払(注)1

8,882

債務保証(注)3

30,000

同一の親会社を持つ会社

JFE商事㈱

当社製品等の販売ならびに原材料等の購入

 

役員の転籍等

鉄鋼製品等の販売

(注)4、5

909,381

199,785

原材料等の購入

(注)4、5

193,501

41,187

 

 

 

当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

(単位:百万円)

種類

名称

関連当事者との関係

取引の内容

取引金額

未決済残高

親会社

JFEホールディングス㈱

経営管理・資金の借入等

 

役員の兼任

短期資金の借入

(注)1、2

598,372

395,471

長期資金の借入

(注)1

329,300

1,283,145

利息の支払(注)1

9,212

債務保証(注)3

30,000

同一の親会社を持つ会社

JFE商事㈱

当社製品等の販売ならびに原材料等の購入

 

役員の転籍等

鉄鋼製品等の販売

(注)4、5

1,122,600

210,805

原材料等の購入

(注)4、5

283,453

46,140

 

取引条件および取引条件の決定方針等

(注)

1 借入利率は市場金利を勘案して合理的に決定しております。なお、担保は提供しておりません。

 

2 取引金額欄には当連結会計年度中における平均借入残高を記載しております。

 

3 親会社の発行する社債に対して債務保証を行っております。なお、保証料は受領しておりません。

 

4 市場価格等に基づき、交渉の上、取引条件を決定しております。

 

5 取引金額には消費税等を含んでおらず、未決済残高には消費税等を含んでおります。

 

 

(2) 主要な経営幹部に対する報酬

当社の主要な経営幹部に対する報酬は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

当連結会計年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

報酬および賞与

621

553

株式報酬

71

52

合計

692

606

 

 

 

 

41.コミットメント

決算日以降の資産の取得に係るコミットメントは、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

有形固定資産の取得

152,288

170,847

 

 

 

42.偶発債務

(1) 債務保証等

子会社以外の会社の社債、金融機関借入金等について行っている保証は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

親会社

30,000

30,000

共同支配企業

19,106

18,112

関連会社

337

368

その他

8,196

1,150

合計

57,640

49,631

 

 

上記の他、関連会社に関し将来発生の可能性がある債務について行っている保証は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

関連会社に対する保証限度額

10,130

9,050

 

 

(2) 訴訟等

該当事項はありません。

 

 

43.後発事象

該当事項はありません。

 

 

(追加情報)

 当社および当社の完全親会社であるJFEホールディングス㈱は、2023年2月22日、2023年3月7日開催のそれぞれの取締役会において、当社が保有する固定資産を譲渡することを決議し、2023年3月31日付で譲渡契約を締結しております。

 

①譲渡の理由

 譲渡資産は旧工場建屋を倉庫として利用しておりましたが、当社東日本製鉄所京浜地区の土地利用転換の一環として、また今後の土地利用転換の推進に向けた投資資金の確保を目的として、譲渡することといたしました。

 

②譲渡資産の内容

資産の内容及び所在地

面積

譲渡益

現況

土地

神奈川県川崎市川崎区扇町

土地207,913㎡

450億円程度

倉庫

 

※1 譲渡価額、帳簿価額については、譲渡先との取り決めにより非開示としておりますが、市場価格を反映した適正な価格の譲渡であります。

※2 譲渡益は、譲渡価額から帳簿価額と譲渡に係る費用等の見積り額を控除した概算額であります。

 

 ③譲渡先の概要

 名称:㈱ニトリ 

 事業内容:家具・インテリア用品(ホームファニシング商品)の企画・販売等

 本社所在地:北海道札幌市北区新琴似七条一丁目2番39号

 代表者:武田 政則 

 資本金:1,000百万円

 なお、当社と当該会社との間には、記載すべき資本関係、人的関係、取引関係および関連当事者関係はありません。

 

 ④譲渡の日程

 譲渡契約締結日:2023年3月31日

 譲渡実行日:2024年12月下旬(予定)

 

 

② 財務諸表等
a 財務諸表
(a) 貸借対照表

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

 

7,302

 

6,645

売掛金

※1

346,957

※1

316,890

商品及び製品

 

365,180

 

386,478

仕掛品

 

6,368

 

7,672

原材料及び貯蔵品

 

451,892

 

479,337

前渡金

※1

58,287

※1

30,614

前払費用

※1

1,217

※1

1,124

その他

※1

50,311

※1

65,822

貸倒引当金

 

△8

 

△2

流動資産合計

 

1,287,510

 

1,294,584

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

建物

 

122,930

 

122,741

構築物

 

93,789

 

95,716

機械及び装置

 

681,500

 

708,514

船舶

 

0

 

10

車両運搬具

 

1,562

 

1,427

工具、器具及び備品

 

5,613

 

5,451

土地

 

310,401

 

331,424

リース資産

 

24

 

14

建設仮勘定

 

47,595

 

48,906

有形固定資産合計

 

1,263,418

 

1,314,207

無形固定資産

 

 

 

 

特許権

 

73

 

36

借地権

 

89

 

89

商標権

 

251

 

218

ソフトウエア

 

79,120

 

88,986

その他

 

2,948

 

3,277

無形固定資産合計

 

82,482

 

92,609

投資その他の資産

 

 

 

 

投資有価証券

 

71,290

 

59,042

関係会社株式

 

431,606

 

427,403

関係会社出資金

 

61,341

 

51,950

長期貸付金

 

5

 

4

関係会社長期貸付金

 

8,405

 

9,638

繰延税金資産

 

42,175

 

54,585

その他

※1

20,361

※1

23,247

貸倒引当金

 

△7,294

 

△8,199

投資その他の資産合計

 

627,892

 

617,671

固定資産合計

 

1,973,793

 

2,024,488

資産合計

 

3,261,304

 

3,319,073

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

※1

256,302

※1

230,913

短期借入金

※1

583,734

※1

395,471

リース債務

※1

11

※1

9

未払金

※1

88,807

※1

103,488

未払費用

※1

117,896

※1

127,624

未払法人税等

 

6,331

 

1,434

前受金

※1

354

※1

115

預り金

※1

133,772

※1

171,210

前受収益

※1

2,535

※1

2,346

その他

 

2,759

 

2,137

流動負債合計

 

1,192,505

 

1,034,752

固定負債

 

 

 

 

関係会社長期借入金

 

1,113,316

 

1,283,145

リース債務

※1

16

※1

6

退職給付引当金

 

55,509

 

57,050

取締役・執行役員株式給付引当金

 

311

 

443

特別修繕引当金

 

8,635

 

8,635

債務保証損失引当金

 

1,587

 

1,937

PCB処理引当金

 

1,232

 

349

資産除去債務

 

1,796

 

1,761

その他

※1

39,386

※1

43,730

固定負債合計

 

1,221,793

 

1,397,059

負債合計

 

2,414,298

 

2,431,812

純資産の部

 

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

 

239,644

 

239,644

資本剰余金

 

 

 

 

資本準備金

 

390,021

 

390,021

その他資本剰余金

 

3,781

 

3,781

資本剰余金合計

 

393,802

 

393,802

利益剰余金

 

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

特別償却準備金

 

5,507

 

固定資産圧縮積立金

 

3,517

 

3,517

特定災害防止準備金

 

127

 

127

繰越利益剰余金

 

188,579

 

242,348

利益剰余金合計

 

197,732

 

245,993

株主資本合計

 

831,179

 

879,441

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

評価・換算差額等

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

 

11,504

 

7,797

繰延ヘッジ損益

 

4,321

 

22

評価・換算差額等合計

 

15,825

 

7,820

純資産合計

 

847,005

 

887,261

負債純資産合計

 

3,261,304

 

3,319,073

 

 

 

(b) 損益計算書

(単位:百万円)

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1

2,352,909

※1

2,895,718

売上原価

※1

2,109,896

※1

2,736,758

売上総利益

 

243,012

 

158,960

販売費及び一般管理費

※2

118,536

※2

127,454

営業利益

 

124,475

 

31,505

営業外収益

 

 

 

 

受取利息及び配当金

 

48,578

 

50,330

その他

 

32,725

 

33,121

営業外収益合計

※1

81,304

※1

83,451

営業外費用

 

 

 

 

支払利息

 

9,079

 

9,901

その他

 

22,778

 

33,717

営業外費用合計

※1

31,857

※1

43,618

経常利益

 

173,922

 

71,338

特別利益

 

 

 

 

投資有価証券売却益

 

10,374

 

9,506

抱合せ株式消滅差益

 

 

9,527

負ののれん発生益

 

 

5,360

特別利益合計

 

10,374

 

24,395

特別損失

 

 

 

 

関係会社株式評価損

 

 

10,046

関係会社関連損失

 

7,267

 

構造改革費用

 

 

5,255

特別損失合計

 

7,267

 

15,301

税引前当期純利益

 

177,029

 

80,431

法人税、住民税及び事業税

 

22,205

 

5,867

法人税等調整額

 

12,599

 

△8,921

法人税等合計

 

34,804

 

△3,054

当期純利益

 

142,224

 

83,486

 

 

 

製造原価明細書

 

 

 

前事業年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

当事業年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

区分

注記
番号

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

Ⅰ 材料費

 

1,832,749

72.3

2,358,194

74.3

Ⅱ 労務費

 

115,452

4.6

123,328

3.9

Ⅲ 経費

※1

585,447

23.1

691,343

21.8

当期総製造費用

 

2,533,649

100.0

3,172,866

100.0

期首仕掛品・半製品
棚卸高

 

146,334

 

258,491

 

合計

 

2,679,984

 

3,431,358

 

他勘定振替高

※2

257,309

 

413,506

 

期末仕掛品・半製品
棚卸高

 

258,491

 

286,265

 

当期製品製造原価

 

2,164,183

 

2,731,586

 

 

(注)1 ※1 経費のうち、主なものは次のとおりであります。

 

         前事業年度

        当事業年度

減価償却費

132,449百万円

142,638百万円

外注費

237,160百万円

259,760百万円

 

 

2 製造原価に算入した引当金繰入額は次のとおりであります。

 

         前事業年度

        当事業年度

退職給付引当金繰入額

1,779百万円

824百万円

 

 

3 ※2 販売費及び一般管理費への振替、他会社への支給、自家使用等であります。

4 原価計算の方法は、主として標準原価による組別工程別総合原価計算の方法をとっており、期末において原価差額を調整して実際原価に修正しております。

 

 

(c) 株主資本等変動計算書

前事業年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)

(単位:百万円)

 

株主資本

資本金

資本剰余金

利益剰余金

資本
準備金

その他
資本
剰余金

資本
剰余金
合計

その他利益剰余金

利益
剰余金
合計

特別償却準備金

固定資産圧縮
積立金

特定
災害防止準備金

繰越利益

剰余金

当期首残高

239,644

390,021

3,781

393,802

6,687

3,517

127

80,404

90,737

当期変動額

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特別償却準備金の取崩

△1,180

1,180

固定資産圧縮積立金の積立

0

△0

特定災害防止準備金の積立

0

△0

剰余金の配当

△35,230

△35,230

当期純利益
 

142,224

142,224

株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)

当期変動額合計

△1,180

0

0

108,174

106,994

当期末残高

239,644

390,021

3,781

393,802

5,507

3,517

127

188,579

197,732

 

 

 

株主資本

評価・換算差額等

純資産合計

株主資本合計

その他有価証券
評価差額金

繰延ヘッジ損益

評価・換算
差額等合計

当期首残高

724,185

14,923

2,346

17,269

741,454

当期変動額

 

 

 

 

 

特別償却準備金の取崩

固定資産圧縮積立金の積立

特定災害防止準備金の積立

剰余金の配当

△35,230

△35,230

当期純利益

142,224

142,224

株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)

△3,418

1,974

△1,443

△1,443

当期変動額合計

106,994

△3,418

1,974

△1,443

105,550

当期末残高

831,179

11,504

4,321

15,825

847,005

 

 

 

当事業年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

(単位:百万円)

 

株主資本

資本金

資本剰余金

利益剰余金

資本
準備金

その他
資本
剰余金

資本
剰余金
合計

その他利益剰余金

利益
剰余金
合計

特別償却準備金

固定資産圧縮
積立金

特定
災害防止準備金

繰越利益

剰余金

当期首残高

239,644

390,021

3,781

393,802

5,507

3,517

127

188,579

197,732

当期変動額

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特別償却準備金の取崩

△5,507

5,507

剰余金の配当

△35,225

△35,225

当期純利益

83,486

83,486

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

当期変動額合計

△5,507

53,769

48,261

当期末残高

239,644

390,021

3,781

393,802

3,517

127

242,348

245,993

 

 

 

株主資本

評価・換算差額等

純資産合計

株主資本合計

その他有価証券
評価差額金

繰延ヘッジ損益

評価・換算
差額等合計

当期首残高

831,179

11,504

4,321

15,825

847,005

当期変動額

 

 

 

 

 

特別償却準備金の取崩

剰余金の配当

△35,225

△35,225

当期純利益

83,486

83,486

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

△3,706

△4,298

△8,005

△8,005

当期変動額合計

48,261

△3,706

△4,298

△8,005

40,255

当期末残高

879,441

7,797

22

7,820

887,261

 

 

 

注記事項

(重要な会計方針)

1 有価証券の評価基準及び評価方法

(1) 関係会社株式・出資金

移動平均法による原価法によっております。

(2) その他有価証券

① 市場価格のない株式等以外のもの

    時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)によっております。

② 市場価格のない株式等

    移動平均法による原価法によっております。

 

2 棚卸資産の評価基準及び評価方法

総平均法による原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方法)によっております。

 

3 固定資産の減価償却の方法

(1) 有形固定資産(リース資産を除く)

定額法によっております。

(2) 無形固定資産(リース資産を除く)

定額法によっております。

なお、自社利用のソフトウェアについては、社内における利用可能期間(5年)に基づく定額法によっております。

(3) リース資産

所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産

リース期間を耐用年数とし、残存価額を零(リース契約に残価保証の取決めがある場合は、当該残価保証額)とする定額法によっております。

 

4 外貨建の資産及び負債の本邦通貨への換算基準

外貨建金銭債権債務は、決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理しております。

 

5 引当金の計上基準

(1) 貸倒引当金

債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。

(2) 退職給付引当金

従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務および年金資産の見込額に基づき計上しております。

① 退職給付見込額の期間帰属方法

退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度末までの期間に帰属させる方法については、給付算定式基準によっております。

② 数理計算上の差異および過去勤務費用の費用処理方法

過去勤務費用は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数による定額法により、費用処理しております。

数理計算上の差異は、各事業年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数による定額法により按分した額をそれぞれ発生の翌事業年度から費用処理することとしております。

 

(3) 取締役・執行役員株式給付引当金

 取締役・執行役員株式給付引当金は、役員株式給付規程に基づき、業務執行取締役および執行役員(所得税法上の国内非居住者を除く)に割り当てられたポイントに応じた給付見込み額を計上しております。

(4) 特別修繕引当金

熱風炉の改修に要する費用に備えるため、改修費用見積額を計上しております。

(5) 債務保証損失引当金

  債務保証等に係る損失に備え、被保証先の財政状況等に基づいて、損失負担見込額を計上しております。

(6) PCB処理引当金

「ポリ塩化ビフェニル(PCB)廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法」により処理することが義務付けられているPCB廃棄物の処理に係る費用の支出に備えるため、その処理費用見積額を計上しております。

 

6 収益及び費用の計上基準

「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)第3項に記載されている項目を除き、以下の5ステップアプローチに基づき、顧客への財やサービスの移転との交換により、その権利を得ると見込む対価を反映した金額で収益を認識しております。

ステップ1:顧客との契約を識別する

ステップ2:契約における履行義務を識別する

ステップ3:取引価格を算定する

ステップ4:契約における履行義務に取引価格を配分する

ステップ5:履行義務を充足した時に(または充足するにつれて)収益を認識する

 

鉄鋼製品等の販売については、主として製品を出荷した時点で、顧客に製品の所有に伴う重大なリスクおよび経済価値が移転し、支払を受ける権利が確定するため、その時点で収益を認識しております。取引の対価は、履行義務を充足してから主として1年以内に受領しており、重大な金融要素は含んでおりません。

 

7 ヘッジ会計の方法

(1) ヘッジ会計の方法

繰延ヘッジ処理を採用しております。

なお、為替予約等について振当処理の要件を満たしている場合は振当処理を、金利スワップについて特例処理の要件を満たしている場合は特例処理を採用しております。

(2) ヘッジ手段とヘッジ対象

為替予約…外貨建取引および予定取引

商品先渡・先物…原材料

(3) ヘッジ方針

当社における社内管理規程に基づき、為替変動リスクおよび商品価格変動リスクをヘッジしております。これらすべてのデリバティブ取引は、実需に基づくものに限定しており、投機を目的に単独で利用することはありません。

 

8 退職給付に係る会計処理

退職給付に係る未認識数理計算上の差異および未認識過去勤務費用の会計処理の方法は、連結財務諸表におけるこれらの会計処理の方法と異なっております。

 

9 グループ通算制度の適用

グループ通算制度を適用しております。

 

 

(追加情報)

当社は、当事業年度から、連結納税制度からグループ通算制度へ移行しております。これに伴い、法人税及び地方法人税並びに税効果会計の会計処理及び開示については、「グループ通算制度を適用する場合の会計処理及び開示に関する取扱い」(実務対応報告第42号 2021年8月12日)に従っております。なお、グループ通算制度の適用に伴い、前事業年度の貸借対照表において表示していた「未払法人住民税等」は、「未払法人税等」に変更しております。

 

 

(重要な会計上の見積り)

 会計上の見積りにより当事業年度の財務諸表にその額を計上した項目であって、翌事業年度の財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性があるものは、次のとおりであります。

 

1 棚卸資産の評価

連結財務諸表注記「4.重要な会計上の判断、見積りおよび仮定」に記載のとおりであります。なお、当事業年度にて計上した棚卸資産の金額は、貸借対照表に記載のとおりであります。

 

2 有形固定資産および無形固定資産の減損

当社は、有形固定資産および無形固定資産のうち事業年度末現在で減損している可能性を示す兆候がある資産または資産グループについて、当該資産または資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し減損損失を計上しております。減損損失の認識および測定にあたり、将来のキャッシュ・フロー、割引率等について仮定を設定しております。これらの仮定については、経営者の最善の見積りと判断により決定しておりますが、将来の不確実な経済条件の変動等の結果によって影響を受ける可能性があり、見直しが必要となった場合、財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。なお、当事業年度にて計上した有形固定資産および無形固定資産の金額は、貸借対照表に記載のとおりであります。

 

3 繰延税金資産の回収可能性

繰延税金資産は、将来の事業計画に基づいて課税所得の発生時期および金額を見積り、回収可能性があると判断した将来減算一時差異等について計上しております。このような見積りは、経営者による最善の見積りにより行っておりますが、将来の不確実な経済条件の変動等の結果によって実際の結果と異なる可能性があります。なお、当事業年度にて計上した繰延税金資産の金額は、注記「税効果会計関係」に記載のとおりであります。

 

4 引当金および資産除去債務の会計処理と評価

引当金および資産除去債務は、将来において見込まれる費用または損失の事業年度末日における最善の見積りに基づいて測定しております。将来において見込まれる費用または損失の金額は、将来の起こりうる結果を総合的に勘案して算定しております。これら引当金の測定において使用される仮定は、将来の不確実な経済条件の変動等の結果によって影響を受ける可能性があり、将来にわたり、引当金の測定額に重要な修正を生じさせるリスクを有しております。退職給付引当金については、「5.退職給付引当金の会計処理と評価」に記載しております。なお、当事業年度にて計上した引当金および資産除去債務の金額は、貸借対照表に記載のとおりであります。

 

5 退職給付引当金の会計処理と評価

退職給付引当金は、従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務および年金資産の見込額に基づき計上しております。退職給付債務は、数理計算上の仮定に基づいて算定しており、数理計算上の仮定には、割引率、退職率、死亡率、昇給率等の見積りが含まれております。これらの仮定は、金利変動の市場動向等、入手可能なあらゆる情報を総合的に判断して決定しております。これら数理計算上の仮定は将来の不確実な経済環境あるいは社会情勢の変動等によって影響を受ける可能性があり、将来にわたり、退職給付債務の測定額に重要な修正を生じさせるリスクを有しております。なお、当事業年度にて計上した退職給付引当金の金額は、貸借対照表に記載のとおりであります。

 

6 市場価格のない株式等の評価

市場価格のない株式等については、発行会社の財政状態の悪化等により実質価値が著しく低下した場合、回復可能性があると認められる場合を除き、相当の減額を行い、評価差額を当期の損失として処理しております。将来の市況悪化や投資先の業績不振等の変化があった場合には、翌事業年度以降の評価額に影響を受ける可能性があります。なお、当事業年度にて計上した市場価格のない株式等の金額は、451,863百万円であります。

 

7 偶発事象

偶発事象は、期末日における全ての利用可能な証拠を勘案し、その発生可能性および金額的影響を考慮した上で、将来の事業に重要な影響を及ぼしうる項目を考慮しております。保証債務等については、注記「貸借対照表関係」に記載のとおりであります。
 

 

 

(貸借対照表関係)

1 ※1 関係会社に対する資産および負債(区分掲記したものを除く)

 

 

前事業年度
(2022年3月31日)

当事業年度
(2023年3月31日)

短期金銭債権

35,619

百万円

42,523

百万円

長期金銭債権

126

百万円

127

百万円

短期金銭債務

753,505

百万円

572,998

百万円

長期金銭債務

300

百万円

301

百万円

 

 

2 保証債務等

下記会社の社債、金融機関借入金等について保証を行っております。

 

 

前事業年度
(2022年3月31日)

当事業年度
(2023年3月31日)

PT.JFEスチール・ガルバナイジング・インドネシア

29,344

百万円

32,310

百万円

JFEホールディングス㈱

30,000

百万円

30,000

百万円

ニューコア・JFEスチール・メキシコ・S.DE R.L.DE C.V.

11,933

百万円

13,019

百万円

JFEスチール・ガルバナイジング
(タイランド)・リミテッド

6,196

百万円

10,206

百万円

フィリピン・シンタ―・コーポレー
ション

9,313

百万円

9,360

百万円

その他

37,138

百万円

20,632

百万円

合計

123,925

百万円

115,528

百万円

 

 

上記の他、水島エコワークス㈱に関し将来発生の可能性がある債務について保証を行っております。

 

 

前事業年度
(2022年3月31日)

当事業年度
(2023年3月31日)

保証限度額

3,915

百万円

3,915

百万円

 

 

3 固定資産の圧縮記帳額

取得価額から控除した国庫補助金等による圧縮記帳額は以下のとおりであります。

 

 

前事業年度
(2022年3月31日)

当事業年度
(2023年3月31日)

圧縮記帳額

4,513

百万円

1,086

百万円

 

 

(損益計算書関係)

1 ※1 関係会社との取引高は以下のとおりであります。

 

 

前事業年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

当事業年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

関係会社への売上高

295,525

百万円

305,397

百万円

関係会社からの仕入高

550,249

百万円

640,462

百万円

関係会社との営業取引以外の取引高

184,640

百万円

189,713

百万円

 

 

2 ※2 販売費及び一般管理費のうち、販売費に属する費用の割合は概ね5割であります。

販売費及び一般管理費の主要な費目および金額は以下のとおりであります。

 

 

前事業年度
(自 2021年4月1日
 至 2022年3月31日)

当事業年度
(自 2022年4月1日
 至 2023年3月31日)

製品発送関係費

58,141

百万円

59,866

百万円

給料諸手当

18,217

百万円

19,707

百万円

退職給付引当金繰入額

272

百万円

428

百万円

減価償却費

5,761

百万円

6,471

百万円

 

 

 

(有価証券関係)

子会社株式及び関連会社株式

前事業年度(2022年3月31日)

 

区分

貸借対照表計上額
(百万円)

時価
(百万円)

差額
(百万円)

子会社株式

13,663

47,372

33,709

関連会社株式

5,769

16,201

10,432

合計

19,433

63,573

44,140

 

 

(注) 市場価格のない子会社株式及び関連会社株式の貸借対照表計上額

(単位:百万円)

区分

前事業年度
(2022年3月31日)

子会社株式

354,180

関連会社株式

57,992

 

 これらについては、「子会社株式及び関連会社株式」には含めておりません。

 

当事業年度(2023年3月31日)

 

区分

貸借対照表計上額
(百万円)

時価
(百万円)

差額
(百万円)

子会社株式

8,543

41,059

32,516

関連会社株式

5,769

18,990

13,221

合計

14,313

60,049

45,736

 

 

(注) 市場価格のない子会社株式及び関連会社株式の貸借対照表計上額

(単位:百万円)

区分

当事業年度
(2023年3月31日)

子会社株式

356,484

関連会社株式

56,605

 

 これらについては、「子会社株式及び関連会社株式」には含めておりません。

 

(税効果会計関係)

1 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

繰延税金資産

 

 

減損損失

73,854

69,144

退職給付引当金

16,926

17,395

関係会社株式評価損

12,409

15,174

税務上の繰越欠損金

16,445

14,777

その他

32,069

38,221

繰延税金資産小計

151,704

154,714

 

 

 

税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額

△16,445

△12,542

将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額

△80,565

△80,701

評価性引当額小計

△97,010

△93,243

繰延税金資産合計

54,694

61,470

 

 

 

繰延税金負債

 

 

その他有価証券評価差額金

△5,368

△3,766

固定資産圧縮積立金

△1,543

△1,543

その他

△5,607

△1,575

繰延税金負債合計

△12,518

△6,884

繰延税金資産(負債)の純額

42,175

54,585

 

 

2 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間の差異の原因となった主な項目別の内訳

 

 

前事業年度
(2022年3月31日)

当事業年度
(2023年3月31日)

法定実効税率

30.0

30.0

(調整)

 

 

 

 

交際費等永久に損金に算入されない項目

0.2

 

0.6

 

受取配当金等永久に益金に算入されない項目

△7.9

 

△23.0

 

評価性引当額の増減

△2.3

 

△4.7

 

その他

△0.4

 

△6.7

 

税効果会計適用後の法人税等の負担率

19.7

 

△3.8

 

 

 

 

 

 

(重要な後発事象)

 当社および当社の完全親会社であるJFEホールディングス㈱は、2023年5月11日、2023年5月22日開催のそれぞれの取締役会において、JSWスチール・リミテッド(以下、JSW社)と方向性電磁鋼板製造販売の合弁会社を設立することを決議しております。

 合弁会社は、JSW社のビジャヤナガール製鉄所が所在するインド・カルナタカ州ベラリー地区に設立する予定であります。素材となる熱延原板を同社のビジャヤナガール製鉄所にて製造し、インド国内初となる方向性電磁鋼板の一貫製造体制を構築いたします。当社が長年培ってきたエネルギー効率に優れた高級方向性電磁鋼板を現地で製造することで、伸び行くインドの方向性電磁鋼板マーケットに対応してまいります。

 今後、本契約の締結を進め、関係当局の認可が得られ次第、合弁会社を設立し、設備の建設に着手してまいります。

 

<合弁会社の概要>
 所在地:インド・カルナタカ州ベラリー地区

 製造品種:方向性電磁鋼板

 出資比率:当社:50%、JSW社:50%

 稼働時期(予定):2027年度フル生産
 

 

(追加情報)

 当社および当社の完全親会社であるJFEホールディングス㈱は、2023年2月22日、2023年3月7日開催のそれぞれの取締役会において、当社が保有する固定資産を譲渡することを決議し、2023年3月31日付で譲渡契約を締結しております。

 

①譲渡の理由

 譲渡資産は旧工場建屋を倉庫として利用しておりましたが、当社東日本製鉄所京浜地区の土地利用転換の一環として、また今後の土地利用転換の推進に向けた投資資金の確保を目的として、譲渡することといたしました。

 

②譲渡資産の内容

資産の内容及び所在地

面積

譲渡益

現況

土地

神奈川県川崎市川崎区扇町

土地207,913㎡

450億円程度

倉庫

 

※1 譲渡価額、帳簿価額については、譲渡先との取り決めにより非開示としておりますが、市場価格を反映した適正な価格の譲渡であります。

※2 譲渡益は、譲渡価額から帳簿価額と譲渡に係る費用等の見積り額を控除した概算額であります。

 

 ③譲渡先の概要

 名称:㈱ニトリ 

 事業内容:家具・インテリア用品(ホームファニシング商品)の企画・販売等

 本社所在地:北海道札幌市北区新琴似七条一丁目2番39号

 代表者:武田 政則 

 資本金:1,000百万円

 なお、当社と当該会社との間には、記載すべき資本関係、人的関係、取引関係および関連当事者関係はありません。

 

 ④譲渡の日程

 譲渡契約締結日:2023年3月31日

 譲渡実行日:2024年12月下旬(予定)

 

 

(d) 附属明細表

有価証券明細表

株式

銘柄

株式数(株)

貸借対照表計上額

(百万円)

投資有価証券

その他有価証券

フォルモサ・ハティン
(ケイマン)・リミテッド

222,283,635

30,044

 

 

東海旅客鉄道㈱

275,800

4,360

 

 

㈱みずほフィナンシャルグループ

1,505,831

2,827

 

 

住友不動産㈱

795,000

2,370

 

 

統一實業股份有限公司

27,081,764

2,289

 

 

㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ

1,993,590

1,690

 

 

㈱淀川製鋼所

587,377

1,595

 

 

マルイチ・サン・スチール・ジョイント・ストック・カンパニー

16,640,000

1,595

 

 

東京窯業㈱

3,692,329

1,218

 

 

関西国際空港土地保有㈱

22,960

1,148

 

 

その他(128銘柄)

19,818,003,727

9,897

20,092,882,013

59,037

 

 

その他

種類及び銘柄

投資口数等

貸借対照表計上額
(百万円)

投資有価証券

その他有価証券

出資証券(2銘柄)

90

4

 

 

 

有形固定資産等明細表

(単位:百万円)

区分

資産の種類

当期首残高

当期増加額

当期減少額

当期償却額

当期末残高

減価償却

累計額

有形固

建物

122,930

9,678

342

9,525

122,741

726,761

定資産

構築物

93,789

10,395

80

8,388

95,716

513,605

 

 

 

 

(7)

 

 

 

 

機械及び装置

681,500

141,807

1,855

112,938

708,514

4,533,087

 

 

 

 

(695)

 

 

 

 

船舶

0

10

0

0

10

13

 

車両運搬具

1,562

257

13

378

1,427

13,040

 

工具、器具及び備品

5,613

1,553

14

1,702

5,451

58,702

 

 

 

 

(5)

 

 

 

 

土地

310,401

24,720

3,697

331,424

 

リース資産

24

10

14

36

 

建設仮勘定

47,595

174,475

173,164

48,906

 

 

 

 

(1,128)

 

 

 

 

有形固定資産計

1,263,418

362,900

179,167

132,944

1,314,207

5,845,247

 

 

 

 

(1,836)

 

 

 

無形固

特許権

73

36

36

348

定資産

借地権

89

89

 

商標権

251

32

218

109

 

ソフトウェア

79,120

28,292

204

18,220

88,986

286,284

 

 

 

 

(189)

 

 

 

 

その他

2,948

495

0

166

3,277

5,464

 

無形固定資産計

82,482

28,788

204

18,456

92,609

292,206

 

 

 

 

(189)

 

 

 

 

(注) 1 当期減少額のうち( )内は内書きで、減損損失の計上額であります。

 

2 有形固定資産の当期増加額には、JFE条鋼㈱からの吸収分割に伴う増加が、24,624百万円含まれています。

 

3 「機械及び装置」の当期増加額

東日本製鉄所(千葉地区)

62,333百万円

東日本製鉄所(京浜地区)

4,905

西日本製鉄所(倉敷地区)

46,990

西日本製鉄所(福山地区)

21,047

その他

6,530

141,807

 

 

4 「建設仮勘定」の当期増加額

東日本製鉄所(千葉地区)

74,092百万円

東日本製鉄所(京浜地区)

7,315

西日本製鉄所(倉敷地区)

52,099

西日本製鉄所(福山地区)

33,365

その他

7,603

174,475

 

 

 

引当金明細表

(単位:百万円)

区分

当期首残高

当期増加額

当期減少額

当期末残高

貸倒引当金

7,302

905

6

8,201

取締役・執行役員株式給付引当金

311

163

31

443

特別修繕引当金

8,635

8,635

債務保証損失引当金

1,587

350

1,937

PCB処理引当金

1,232

883

349

 

 

b 主な資産及び負債の内容

連結財務諸表を作成しているため、記載を省略しております。

 

c その他

該当事項はありません。

 

 

第2 【保証会社以外の会社の情報】

 

該当事項はありません。

 

第3 【指数等の情報】

 

該当事項はありません。