第2 【事業の状況】

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末(2023年3月31日)現在において、当社グループが判断したものであります。

 

(1) 経営方針

当社グループは企業理念・方針を以下のように定め、その実現に努めております。

 

<共存共栄>

企業経営に必要な付加価値の高いサービスを提供していくことにより、お客さまと共に発展・成長することを目指します。

 

<地域貢献>

地域に根差した総合金融サービス企業として、地域経済の発展に貢献していきます。

 

 

(2) 経営戦略及び対処すべき課題等

当社グループは、地域に根ざし、創業以来49年の営業で培った顧客基盤を最大の強みとする総合リース会社を核とする当社グループの特性を活かし、課題を抱える企業のパートナーとして、柔軟かつ専門性の高いソリューション営業を展開しております。

昨年8月中旬をピークとする「第7波」、本年1月上旬をピークとする「第8波」が到来するなど、新型コロナウイルス感染症は感染拡大と縮小を繰り返し、社会経済活動に多大な影響を及ぼしましたが、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5月8日から季節性インフルエンザと同等の「5類感染症」へ移行されるなど、政府による新型コロナウイルス感染症の感染対策が見直され、社会経済活動の正常化に向けた動きが着実に進展しております。また、ウクライナ情勢の長期化による資源・原材料価格の高騰を背景とした国内物価の上昇に対する機動的な財政政策の効果などにより、わが国の景気は緩やかながら持ち直しの傾向を示しております。

一方で、アメリカの中堅銀行の破綻やスイス大手銀行の救済など欧米での金融不安の発生やインフレ懸念に伴う世界的な金融引締めが続く中で、海外景気の下振れが懸念されていることに加え、当面、国内物価の上昇傾向が続くことが予想されることなどから、わが国経済の先行きは、依然として不透明な状況が続いております。

このような厳しい環境の下、当社グループは、引続き、中期経営計画「共創2024 ~Challenge for the Future~」(計画期間:2021年4月~2024年3月)の各種施策を実践することにより、九州発の総合金融サービス企業として、新たな価値や豊かな未来を創造することを目指し、「事業基盤の拡充」と「企業態勢の高度化」に取組んでおります。

また、当社は、㈱西日本フィナンシャルホールディングス(以下「西日本FH」)との間で締結した資本・業務提携に関する契約に基づき、2022年10月5日に西日本FHの持分法適用会社となりました。主要地盤を同じくする両社が一層連携を深めるとともに、お客さまのニーズに対してより幅広なソリューションを提供し、地域のサステナビリティ、ひいては、両社の企業価値の向上に努めてまいります。

 

 

(3) 目標とする経営指標

中期経営計画「共創 2024 ~Challenge for the Future~」において、最終年度(2024年3月期)に目標とする経営指標及び2023年3月期の実績は次のとおりです。

 

連結

2023年3月期

実績

2024年3月期

目標

営業利益

54億円

40億円

営業資産

1,632億円

1,660億円

 

 

中期経営計画「共創 2024 ~Challenge for the Future~」の基本方針の1つである「事業基盤の拡充」の重点戦略として掲げている「環境関連分野への取組強化」、業務提携やM&Aによる「新たな事業領域への挑戦」、ファイナンス事業及び不動産事業を中心とした「コア事業の更なる深化」、「地方創造への貢献、新たなマーケットへの進出」に取組むことで、最終年度の目標値の達成を目指してまいります。

 

 

 

2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】

当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、以下のとおりであります。

なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末(2023年3月31日)現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) サステナビリティの基本方針と取組

① 基本方針

当社グループは、企業理念として掲げる「共存共栄」「地域貢献」に基づく事業活動を通じて持続可能な社会の実現に貢献すべく、地域に根ざした総合金融サービス企業として、企業経営に必要な付加価値の高いサービスを提供することで、ステークホルダー(株主さま、お取引先、地域・社会、従業員など)の皆さまと共に、新たな価値や豊かな未来を創造することを目指しています。

併せて環境関連ビジネスの強化や新たな事業領域への挑戦などによる事業基盤の拡充、業務フロー改革や人材の育成、ガバナンス態勢の強化など、企業態勢の高度化に取組み、持続的な成長の実現と企業価値の向上に注力してまいります。

 

② ガバナンス

当社では、持続可能な成長の実現と企業価値の向上に向けて、取締役会及び経営会議を中心としたガバナンス体制の下でサステナビリティに関する課題や具体的な取組みの方向性などを審議するとともに、環境課題への取組み実績をモニタリングしております。

 

③ リスク管理

当社は、持続的な成長の実現と企業価値の向上に向けた各種業務執行に伴い発生するさまざまなリスクを正しく把握し、かつ適切に管理することを目的とする「リスク管理基本規程」を制定し、管理対象とするリスクを特定したうえで、それぞれのリスクの所管部署が管理する体制を構築しております。

また、リスク管理に関する重要な事項について具体的かつ実質的な協議又は評価を行うことを目的として、リスク管理統括部署の担当役員を委員長とするリスク管理委員会を設置しております。

 

④ 事業を通じた環境課題への取組

ア.環境関連営業資産の目標設定

当社は、環境関連分野への取組を強化するにあたって、2024年3月末に環境関連の営業資産残高を240億円(2021年3月末比 140%)とする目標を掲げ、日本を代表する格付機関である、㈱社格付投資情報センター(R&I)から、非常に積極的な目標であるとの外部評価を得ております。

2021年9月には当該環境関連営業資産の残高目標を「サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲッツ(SPTs)」として、その達成度合いに応じて金融機関との間で金利変動などのインセンティブを設定する、サステナビリティリンクローン(SLL)による資金調達を九州の企業で初めて行いました。

イ.太陽光発電事業への取組

当社グループでは九州を中心に太陽光発電所(合計容量21.8メガワット)を運営しており、年間約10,117トン※1(一般的な家庭における排出量3,600世帯分程度※2)のCO排出量削減に貢献しております。

※1 太陽光発電協会「表示ガイドライン(2022年度)」によるCO削減効果に関する係数を用いて算出(2023年3月現在)

※2 環境省「令和3年度 家庭部門のCO排出実態統計調査(速報値)」による世帯当たりの年間CO排出量を用いて算出(2023年3月現在)

ウ.再生可能エネルギー事業者向けファイナンス機能の提供

当社グループで発電事業に取組むノウハウを活かし、お取引先の発電事業に対してリースや融資、出資による共同事業など、各種ファイナンス機能を提供することで、再生可能エネルギーの普及に貢献しております。

 

エ.3R(Reduce、Reuse、Recycle)に対する取組(循環型社会の実現への貢献)

リース取引は賃貸借であり、リース契約満了後は継続して使用する場合は再リースとなり、契約終了となる場合、物件はリース会社に返却されることになります。当社では、リース終了物件のうち再利用やリサイクルが可能な物件については、中古品取扱会社への売却や、リサイクル会社への処理委託等の適切な処分を行うことで、3Rを実践し、循環型社会の実現に貢献しております。

 


 

オ.ESGリース(補助金リース)

当社は、環境省より「ESGリース促進事業」の指定リース事業者に採択されており、同省が定める基準を満たす脱炭素機器のリースに対して、補助金が交付され、リース料が低減されます。また、当社はESG要素を考慮した優良な取組を認められた指定リース事業者の為、補助率がさらに1%上乗せされます。脱炭素機器等のリース料低減を通じ、お取引先のESGに対する取組を支援しております。

カ.LEDレンタル

当社グループの㈱ケイ・エル・アイでは、LEDのレンタル事業を行っています。LED照明は照度を落とさずに、消費電力を40~50%削減可能で、レンタルを活用することで初期投資不要で消費電力やコスト、COの削減を実現します。

キ.環境に配慮した不動産開発

当社グループで不動産事業を営む㈱ケイ・エル・アイでは、2022年10月に建物全体の断熱性能を高めることで冷暖房効率を上げ、省エネ性能を向上させた2棟の賃貸マンションを開発しました。2棟のマンションは、建築物の環境性能を示す認証の一つである「BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)認証」を取得しています。今後開発する不動産についても、環境性能を示す認証を積極的に取得する予定であるなど、環境負荷低減に寄与する取組に注力しています。

 

⑤ 自社における環境課題への取組

ア.ペーパーレス

取締役会や経営会議をはじめ、社内の会議や業務におけるPCやタブレットの使用、システムの導入により、ペーパーレス化を推進し、紙の使用量の削減に努めています。

また、2023年3月より電子契約システムを本格導入し、お取引先との契約書類等についても電子化を進めております。

イ.節電によるCO削減

本社事務所においては、全ての照明をLED照明にするほか、トイレなどでは人感センサー付き照明を設置するなど、節電への取組を推進しております。

ウ.社用車のエコカー導入推進

当社の社用車については、環境性能に優れたエコカーの導入を推進しております。

※2023年3月現在 エコカー割合 94.0%

 

 

(2) 気候変動に対する取組(TCFD※1提言に沿った気候変動関連情報の開示)

※1 金融安定理事会(FSB、Financial Stability Board)により設置された気候関連財務情報開示タスクフォース(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)

現在のところ当社グループにおいては、TCFD提言に沿った気候変動に対する「ガバナンス」「戦略」「リスク管理」「指標及び目標」といった取組について、具体的な検討を行っておりません。

当社グループでは、次期中期経営計画の策定にあたって、TCFD提言に沿った気候変動に対する「ガバナンス(サステナビリティ関連のリスク及び機会を監視し、及び管理するためのガバナンスの過程、統制及び手続)」「戦略(短期、中期及び長期にわたり連結会社の経営方針・経営戦略等に影響を与える可能性があるサステナビリティ関連のリスク及び機会に対処するための取組)」「リスク管理(サステナビリティ関連のリスク及び機会を識別し、評価し、及び管理するための過程)」「指標及び目標(サステナビリティ関連のリスク及び機会に関する連結会社の実績を長期的に評価し、管理し、及び監視するために用いられる情報)」について慎重に議論を重ね、当社グループの事業活動に照らして気候変動に対する最適な「ガバナンス」「戦略」「リスク管理」「指標及び目標」を構築し、次期中期経営計画(2024年4月開始)から具体的な取組を実施していきたいと考えております。

 

(3)当社グループにおける人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針

① 人材の育成に関する方針

当社は、人材を最も重要な経営資源の一つと位置づけ、お客さまに合わせた付加価値の高い「多様なソリューション」を提供する総合金融サービス企業として成長するため、社内外で行う研修を拡充し、複数のスキルを持つ人材の育成を目指しております。

 

② 社内環境整備に関する方針

当社は、現状の世代別・階層別人材構成を踏まえ、当社の持続的な成長を視野に、人材構成の最適化を図るべく、女性及び中途採用者の管理職への登用率向上、新卒採用時の男女同数採用を目標とし、年齢や性別にかかわらず、意欲を持った多様な人材が活躍できる職場環境を構築してまいります。

また、意欲を持った多様な人材が活躍できる職場環境を構築するために、子育てや介護等と仕事を両立できるよう、社員の事情に合わせた時短勤務やリモートワーク勤務についても、継続してまいります。

 

③ 指標及び目標

当社は、上記の人材育成に関する方針及び社内環境整備方針について、次の指標を用いております。

 

当該指標に関する実績

一人当たりの研修費用

女性管理職比率

育児休業取得率

2022年度 52,600円

2022年度末 11.3%

2022年度  女性 100%取得

      男性66.6%取得

 

※ 2023年3月31日時点での育児休業未取得者は、2023年4月中に育児休業を取得していることから、提出日現在の取得率は100%であります。

 

当該指標に関する今後の目標

一人当たりの研修費用

女性管理職比率

育児休業取得率

2023年度 60,000円

2026年度末 22.2%

2023年度  男女100%取得

 

 

(注)上記の指標に関する実績・今後の目標は、連結グループにおける主要な事業を営む提出会社のものを記載しており、当社から社外への出向者を含み、社外から当社への出向者を除き算出しております。

 

3 【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 

なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末(2023年3月31日)現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 景気変動によるリスクについて

 顕在化する可能性の程度や時期、経営成績等への影響

当社グループで行っているリース・割賦販売取引は、お取引先が設備投資をする際の資金調達手段の1つという役割を担っています。
  民間設備投資額とリース設備投資額とは、一時的な差異はあるものの、ほぼ相関関係にあり、今後もこの傾向は続くものと考えられます。
  当社グループの契約実行高とリース設備投資額の推移は必ずしも一致していませんが、今後、国内外の景気の低迷が長期化するなどの要因によりリース設備投資額が大幅に減少した場合は、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。

② 対応策

ロシアのウクライナ侵攻の長期化を背景とした原油や原材料価格の世界的な高騰、欧米での金融不安の発生やインフレ懸念に伴う世界的な金融引締めが続く中で、海外景気の下振れが懸念されていることに加え、当面、国内物価の上昇傾向が続くことが予想され、依然としてわが国経済の先行きは不透明な状況が続いていることから、国内外の景気動向を注視するとともに、より一層、お取引先の業況や金融市場・不動産市況の動向の把握に努め、「信用リスク」や「販売用不動産及び賃貸不動産の価格変動リスク」などへの対応を通じて、景気変動によるリスクの軽減に取組みます。

 

(2) 信用リスクについて

① 顕在化する可能性の程度や時期、経営成績等への影響

当社グループで行っているリース・割賦販売取引及び営業貸付取引につきましては、お取引先に対する中長期与信となりますので、その信用リスクの軽減及び管理が経営上重要な事項となります。

当社グループでは、次の対応策を実践することにより、信用リスクの軽減及び管理に取組んでおりますが、お取引先の経営破綻等により、リース契約が解除となった場合、リース資産処分損等が発生することがあり、また、営業貸付金につきましても、お取引先の業況悪化や担保物件の時価下落などにより貸倒引当金の積み増しを余儀なくされることがあるため、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。

② 対応策

リース・割賦販売取引の当初の取引時においては、将来の中古価値に基づいた対象物件の選別、契約期間やリース料・割賦金水準の設定、お取引先の財務状況の把握などに細心の注意を払うことにより、リスク軽減に努めております。また、取引開始後におきましても、定期的にお取引先の業況をチェックし、市場動向や財務状況の悪化などお取引先の信用状況の変化を早期に把握できるよう管理を行っております。

同様に営業貸付及び信用保証取引におきましても、資金使途、資金繰り、担保物件の時価などについて当初の貸出時に十分な審査を行うことにより、リスク軽減を図っております。また、担保不動産につきましては、その評価を外部に委託し、債務者区分に応じて定期的に評価の見直しを行うことで、評価の透明性、客観性を確保しながら、信用リスクの管理を行っております。

 

 

 

(3) 市場金利変動リスクについて

① 顕在化する可能性の程度や時期、経営成績等への影響

リース・割賦販売取引は、お取引先が導入を希望する機械・設備を当社グループが代わって購入のうえ、契約期間を通じてお取引先に賃貸又は割賦販売し、その対価として毎月一定のリース料又は割賦金を受け取る取引であります。このリース料又は割賦金は固定金額であり、契約後に市場金利の変動が直ちにリース料等へ反映される契約内容ではありません。また、賃貸不動産につきましてもマンション・オフィスビル等であり、今後の市場金利の変動が直ちに賃貸料へ反映される契約内容ではありません。
 一方、営業資産取得にかかる資金調達は、金融機関からの借入が主体であり、そのうち変動金利の借入については、市場金利変動の影響を受けます。
 従いまして、今後市場金利が上昇した場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。

② 対応策

当社グループでは、欧米でのインフレ懸念に伴う金利上昇など市場金利の動向を常時注視するとともに、ALM(資産・負債の総合管理)手法を用いることで資産と借入の金利形態や期間のモニタリングを行い、市場金利変動リスクを管理しております。

 

(4) 販売用不動産及び賃貸不動産の価格変動リスクについて

① 顕在化する可能性の程度や時期、経営成績等への影響

当社グループでは、将来の売却益獲得を目的として販売用不動産14,467百万円を保有しております。また、長期安定収入の確保を目的に賃貸不動産25,806百万円を保有しております。
 販売用不動産につきましては、国内景気の低迷などの要因により、売却時における不動産相場水準が低下した場合には売却損が発生し、また、今後不動産時価が下落した場合には評価損が発生する恐れがあります。

同様に、賃貸不動産につきましても、今後の不動産時価の動向や稼働率の変化により減損損失が発生する恐れがあり、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。

② 対応策

今後の国内経済の動向を注視するとともに、不動産市況や稼働率を適宜に把握し、販売用不動産の売却損や賃貸不動産の減損損失の発生を回避すべく、保有資産の入れ替えを促進するなどにより、不動産の価格変動リスクの軽減に取組んでおります。

 

(5) 諸制度の変更リスクについて

① 顕在化する可能性の程度や時期、経営成績等への影響

当社グループでは、現行の法律・税務・会計等の制度や基準に基づき、リース取引等の各種事業を行っております。将来、現行の制度や基準が変更された場合には、新たなコストが発生し、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。

② 対応策

現行の制度や基準の変更に際しては、適宜、弁護士や専門家の助言を受けることによって、新たなコストの発生をできる限り抑制するなど、諸制度の変更リスクの軽減に取組んでおります。

 

 

(6) 法的規制に関するリスクについて

① 顕在化する可能性の程度や時期、経営成績等への影響

当社グループでは、事業を行うに際して会社法、金融商品取引法、貸金業法、宅地建物取引業法、独占禁止法、個人情報保護法等の法令等の適用及び規制当局の監督を受けております。
 当社グループでは、これらの法令等を遵守し、許認可更新等に支障が出ないよう、役職員に対するコンプライアンスの徹底を行っておりますが、役職員が法令等に違反した場合には、罰則、業務停止処分、登録・届出資格抹消、信用の低下等により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。

 

② 対応策

当社グループが事業を行うにあたって必要な「貸金業者登録」や「宅地建物取引業者免許」などの許認可については、更新手続きを怠らないよう、その有効期限を厳正に管理しております。

また、毎年コンプライアンスプログラムを策定し、その進捗状況をコンプライアンス委員会で把握してコンプライアンス体制の整備に努めるとともに、定期的な勉強会の開催などを通じて、当社グループの全役職員のコンプライアンス意識の向上に取組んでおります。

 

(7) 為替変動リスクについて

① 顕在化する可能性の程度や時期、経営成績等への影響

当社グループは、外貨建資産(外貨預金)を保有しております。世界経済の低迷などを要因として、急激に為替相場が変動した場合は、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。

② 対応策

ロシアのウクライナ侵攻を背景とした原油や原材料価格の世界的な高騰、欧米でのインフレ懸念に伴う金利上昇などを要因とする為替相場を注視するとともに、為替相場の変動による影響を最小限に留めるため、外貨建資産の圧縮や先物予約の活用などにより、為替変動リスクの軽減に取組んでおります。

 

(8) 感染症によるリスクについて

 顕在化する可能性の程度や時期、経営成績等への影響

感染症によるリスクは、2020年1月以降の新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大という形で顕在化しています。当連結会計年度におきましても、2022年8月中旬をピークとする「第7波」、2023年1月上旬をピークとする「第8波」が到来するなど、新型コロナウイルス感染症は感染拡大と縮小を繰り返し、社会経済活動に多大な影響を及ぼしましたが、ワクチン接種など新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に向けた政府による各種施策の進展を背景に、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが2023年5月8日から季節性インフルエンザと同等の「5類感染症」へ移行されるなど、新型コロナウイルス感染症の感染対策が見直され、社会経済活動の正常化に向けた動きが着実に進展しております。

2023年5月5日に世界保健機関(WHO)が、新型コロナウイルス感染症に関する「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」(PHEIC)の宣言の終了を発表し、世界的な新型コロナウイルス感染症のパンデミックは終焉に向けた動きが強まる一方、WHOは「新型コロナウイルス感染症は依然として大きな脅威」であると警告しております。新型コロナウイルス感染症に限らず、新型インフルエンザなどの感染症の大流行によって、当社グループの役職員の感染者が増加し、当社グループの業務継続に支障をきたした場合にも、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。

 

② 対応策

感染症によるリスクは、「景気変動によるリスク」や「信用リスク」「販売用不動産及び賃貸不動産の価格変動リスク」など多岐にわたってリスクが顕在化することが予想されます。感染症によるリスクへの対応は、顕在化が予想されるそれぞれのリスクに応じた対応策を実践することによって、経営成績等に与える影響を抑制してまいります。

また、当社グループの役職員の各種感染症への感染防止を徹底してまいります。

 

 

(9) その他のリスクについて

① 顕在化する可能性の程度や時期、経営成績等への影響

災害や事故などの緊急時や社会インフラの毀損など不測の事態が発生した場合のリスク、不適切な事務処理が行われることによる事務リスク、使用しているコンピュータシステムのダウンもしくは誤作動などのシステムリスクなどの発生により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。

② 対応策

当社グループでは、「危機管理マニュアル」「事務リスク管理規程」「システムリスク管理規程」など顕在化が想定されるそれぞれのリスクについて、管理規程やマニュアルを策定し、リスクの軽減及び管理に取組んでおります。

 

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績等の概要

① 財政状態及び経営成績の状況

当連結会計年度におきましても、昨年8月中旬をピークとする「第7波」、本年1月上旬をピークとする「第8波」が到来するなど、新型コロナウイルス感染症は感染拡大と縮小を繰り返し、社会経済活動に多大な影響を及ぼしましたが、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5月8日から季節性インフルエンザと同等の「5類感染症」へ移行されるなど、政府による新型コロナウイルス感染症の感染対策が見直され、社会経済活動の正常化に向けた動きが着実に進展しております。また、ウクライナ情勢の長期化による資源・原材料価格の高騰を背景とした国内物価の上昇に対する機動的な財政政策の効果などにより、わが国の景気は緩やかながら持ち直しの傾向を示しております。

一方で、アメリカの中堅銀行の破綻やスイス大手銀行の救済など欧米での金融不安の発生やインフレ懸念に伴う世界的な金融引締めが続く中で、海外景気の下振れが懸念されていることに加え、当面、国内物価の上昇傾向が続くことが予想されることなどから、わが国経済の先行きは、依然として不透明な状況が続いております。

このような厳しい環境の下、当社グループは、引続き、中期経営計画「共創2024 ~Challenge for the Future~」(計画期間:2021年4月~2024年3月)の各種施策を実践することにより、九州発の総合金融サービス企業として、新たな価値や豊かな未来を創造することを目指し、「事業基盤の拡充」と「企業態勢の高度化」に取組んでおります。

 

この結果、当連結会計年度の業績につきましては、各セグメントとも概ね好調に推移いたしました。さらに営業資産の入替えに伴う賃貸資産(航空機)及び大口の販売用不動産の売却などにより、売上高は36,807百万円(前期比24.5%増)、営業利益は5,477百万円(前期比68.5%増)、経常利益は5,422百万円(前期比64.4%増)となりました。また、公開買付けへの応募に伴う㈱シノケングループの株式売却益を特別利益に計上したことなどにより、親会社株主に帰属する当期純利益は5,862百万円(前期比175.5%増)となりました。中期経営計画において環境関連分野への取組を強化する方針を掲げ、同分野のリース・割賦資産及び販売用不動産の取得に取組んだ結果、営業資産残高は6,975百万円増加し163,256百万円(前期末比4.5%増)となりました。

 

当連結会計年度の財政状態につきましては次のとおりであります。
 資産合計は、前連結会計年度末に比べ6,096百万円増加175,514百万円(前期末比3.6%増)となりました。これは主に、リース債権及びリース投資資産の増加2,073百万円、割賦債権の増加2,252百万円、販売用不動産の増加4,977百万円、賃貸資産の減少2,857百万円、投資有価証券の減少1,172百万円などであります。

負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,674百万円増加137,624百万円(前期末比1.2%増)となりました。これは主に、未払法人税等の増加1,980百万円、社債の増加1,800百万円、借入金の減少2,454百万円などであります。

純資産合計は、前連結会計年度末に比べ4,422百万円増加37,889百万円(前期末比13.2%増)となりました。これは主に利益剰余金の増加5,351百万円などであります。

 

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

 

リース・割賦

売上高は前連結会計年度に比べ5,149百万円増加22,433百万円(前期比29.8%増)となり、営業利益は前連結会計年度に比べ2,232百万円増加3,364百万円(前期比197.2%増)となりました。

 

ファイナンス

売上高は前連結会計年度に比べ45百万円減少1,621百万円(前期比2.7%減)となりましたが、営業利益は前連結会計年度に比べ13百万円増加940百万円(前期比1.4%増)となりました。

 

不動産

売上高は前連結会計年度に比べ2,045百万円増加11,216百万円(前期比22.3%増)となり、営業利益は前連結会計年度に比べ0百万円増加1,487百万円(前期比0.0%増)となりました。

 

フィービジネス

売上高は前連結会計年度に比べ39百万円増加438百万円(前期比9.9%増)となり、営業利益は前連結会計年度に比べ12百万円増加158百万円(前期比8.6%増)となりました。

 

環境ソリューション

売上高は前連結会計年度に比べ63百万円増加1,064百万円(前期比6.3%増)となり、営業利益は前連結会計年度に比べ5百万円増加94百万円(前期比6.2%増)となりました。

 

 

② キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ1,148百万円増加6,095百万円となりました。

 

営業活動によるキャッシュ・フローは1,299百万円の資金流出(前連結会計年度は19,882百万円の資金流出)となりました。主な増加要因は、減価償却費1,242百万円、賃貸資産の売却による収入3,710百万円などによるものであり、主な減少要因は、販売用不動産の増加3,740百万円、割賦債権の増加2,452百万円などによるものであります。

 

投資活動によるキャッシュ・フローは3,618百万円の資金流入(前連結会計年度は81百万円の資金流出)となりました。主な増加要因は、投資有価証券の売却及び償還による収入3,908百万円などによるものであり、主な減少要因は、投資有価証券の取得による支出121百万円、無形固定資産の取得による支出112百万円などによるものであります。

 

財務活動によるキャッシュ・フローは1,157百万円の資金流出(前連結会計年度は20,188百万円の資金流入)となりました。主な増加要因は、社債の発行による収入2,000百万円などによるものであり、主な減少要因は、長期・短期借入金の純増減額(支出)2,454百万円、配当金の支払額509百万円、リース債務の返済による支出176百万円、社債の償還による支出200百万円などによるものであります。

 

 

③ 営業取引の状況

a.契約実行高

当連結会計年度における契約実行実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。

 

セグメントの名称

契約実行高(百万円)

前年同期比(%)

リース・割賦

 

 

情報・事務用機器

2,274

△8.5

産業・土木・建設機械

3,636

37.5

その他

12,142

△12.3

ファイナンス・リース計

18,053

△4.9

オペレーティング・リース

7

△99.9

リース計

18,060

△27.1

割賦販売

12,188

5.4

リース・割賦計

30,249

△16.8

ファイナンス

17,895

△5.9

不動産

 

 

オペレーティング・リース

802

△31.7

その他

12,053

48.2

不動産計

12,856

38.1

環境ソリューション

246

△56.1

合計

61,247

△6.1

 

(注) 1  ファイナンス・リースについては、当連結会計年度に取得した賃貸用資産の取得金額、割賦販売については、実行時の割賦債権(物件購入金額)を表示しております。

2  オペレーティング・リースについては、賃貸物件の取得価額を記載しております。なお、再リース取引の実行高は含んでおりません。

 

 

b.営業資産残高

営業資産残高をセグメントごとに示すと次のとおりであります。

セグメントの名称

前連結会計年度末

2022年3月31日

当連結会計年度末

2023年3月31日

期末残高

(百万円)

構成比

(%)

期末残高

(百万円)

構成比

(%)

リース・割賦

ファイナンス・リース

53,213

34.0

55,327

33.9

オペレーティング・リース

7,625

4.9

5,506

3.4

リース計

60,838

38.9

60,834

37.3

割賦販売

20,520

13.1

22,773

13.9

リース・割賦計

81,359

52.0

83,607

51.2

ファイナンス

32,453

20.8

32,900

20.2

不動産

オペレーティング・リース

26,545

17.0

25,806

15.8

その他

11,247

7.2

16,562

10.1

不動産計

37,792

24.2

42,369

25.9

環境ソリューション

4,675

3.0

4,378

2.7

合計

156,280

100.0

163,256

100.0

 

 

 

 

c.営業実績

連結会計年度における営業実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。

  前連結会計年度

 

セグメントの名称

売上高
(百万円)

売上原価
(百万円)

差引利益
(百万円)

資金原価
(百万円)

売上総利益
(百万円)

リース・割賦

 

 

 

 

 

  ファイナンス・リース

15,696

  オペレーティング・リース

1,073

  割賦販売

513

    リース・割賦計

17,283

14,931

2,352

261

2,090

ファイナンス

1,667

39

1,627

100

1,527

不動産

9,171

7,221

1,949

158

1,790

フィービジネス

399

8

390

390

環境ソリューション

1,000

724

276

85

190

その他

34

56

△22

△22

合計

29,555

22,981

6,573

605

5,967

 

 

  当連結会計年度

 

セグメントの名称

売上高
(百万円)

売上原価
(百万円)

差引利益
(百万円)

資金原価
(百万円)

売上総利益
(百万円)

リース・割賦

 

 

 

 

 

  ファイナンス・リース

16,371

  オペレーティング・リース

5,461

  割賦販売

600

    リース・割賦計

22,433

17,713

4,720

298

4,421

ファイナンス

1,621

21

1,599

100

1,498

不動産

11,216

9,148

2,068

176

1,891

フィービジネス

438

4

434

434

環境ソリューション

1,064

764

299

87

211

その他

32

33

△0

△0

合計

36,807

27,685

9,121

663

8,457

 

(注) 主な販売先については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (セグメント情報等)

 関連情報 3 主要な顧客ごとの情報」に記載のとおりであります。

 

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末(2023年3月31日)現在において当社グループが判断したものであります。

 

① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

a.事業全体の状況

 売上高

リース・割賦事業を含め各セグメントとも概ね好調に推移したことに加えて、営業資産の入替えに伴う賃貸資産(航空機)及び大口の販売用不動産の売却などにより、売上高は前連結会計年度に比べ7,251百万円増加36,807百万円(前期比24.5%増)となりました。

 

 売上総利益、営業利益、経常利益

売上総利益は、航空機売却益の計上により前連結会計年度に比べ2,489百万円増加し8,457百万円(前期比41.7%増)となりました。販売費及び一般管理費は、賃上げの実施による人件費の増加及び営業経費の増加などにより、前連結会計年度に比べ262百万円増加2,979百万円(前期比9.7%増)となりました。この結果、営業利益は前連結会計年度に比べ2,226百万円増加5,477百万円(前期比68.5%増)となりました。

経常利益は、受取配当金の減少や株主優待関連費用などにより、営業外費用が増加しましたが、営業増益の影響により前連結会計年度に比べ2,123百万円増加5,422百万円(前期比64.4%増)となりました。

 

 親会社株主に帰属する当期純利益

特別利益の増加などにより、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べ3,734百万円増加5,862百万円(前期比175.5%増)となりました。

 

b.セグメント情報に記載された区分ごとの状況

 リース・割賦

商業用設備などを中心に新規取扱高が好調に推移したことに加え、営業資産の入替えに伴う賃貸資産(航空機)の売却により、売上高は22,433百万円(前期比29.8%増)、営業利益は3,364百万円(前期比197.2%増)となりました。なお、営業資産残高は83,607百万円(前期末比2.8%増)となりました。

 

 ファイナンス

売上高は1,621百万円(前期比2.7%減)となりましたが、与信関連費用の減少により、営業利益は940百万円(前期比1.4%増)となりました。なお、営業資産残高は、32,900百万円(前期末比1.4%増)となりました。

 

 不動産

保有資産の入替えに伴う、大口の不動産販売収入を計上したことなどにより、売上高は11,216百万円(前期比22.3%増)、営業利益は1,487百万円(前期比0.0%増)となりました。お、販売用不動産の取得などにより営業資産残高は42,369百万円(前期末比12.1%増)となりました。

 

 フィービジネス

新車の納期遅れが長引く中で、中古車の案件取組に注力したことにより自動車関連の手数料収入が増収となり、また保険代理店収入も増収となったことから、売上高は438百万円(前期比9.9%増)、管理費用の増加により営業利益は158百万円(前期比8.6%増)となりました。

 

 

 環境ソリューション

前期に取得した太陽光発電所の収益貢献により、売上高は1,064百万円(前期比6.3%増)、営業利益は94百万円(前期比6.2%増)となりました。なお、営業資産残高は4,378百万円(前期末比6.3%減)となりました。

 

c.目標とする経営指標の達成状況等

経営目標の達成状況を判断するための客観的指標と2023年3月期の実績につきましては、次のとおりであります。

中期経営計画で目標とする経営指標の2023年3月期の実績

連結

2023年3月期

実績

2024年3月期

目標

進捗率

営業利益

54億円

40億円

136.9%

営業資産

1,632億円

1,660億円

 98.3%

 

中期経営計画「共創 2024 ~Challenge for the Future~」(計画期間:2021年4月~2024年3月)の最終年度の目標値の達成を目指し、本計画の基本方針の1つである「事業基盤の拡充」の重点戦略として掲げている「環境関連分野への取組強化」、業務提携やM&Aによる「新たな事業領域への挑戦」、ファイナンス事業及び不動産事業を中心とした「コア事業の更なる深化」、「地方創造への貢献、新たなマーケットへの進出」に積極的に取組み、初年度に引き続き順調な実績を計上しております。

 

d.経営成績に重要な影響を与える要因について

当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、景気動向、市場金利動向、不動産市況など様々なリスク要因があることを認識しております。そのため、当社グループは常に経営リスクの動向を注視しつつ、内部管理体制を充実させ、リスク管理体制の強化に努めてまいります。

 

② 資本の財源及び資金の流動性についての分析

当社グループにおける資金需要は、リース・割賦物件及び不動産の購入に係る設備資金やファイナンス事業に係る貸付金が主なものであり、資金調達は金融機関からの借入及び自己資金を基本としております。

借入金残高は、前連結会計年度末に比べ2,454百万円減少し114,424百万円(前期末比2.1%減)となりました。また、有利子負債全体では前連結会計年度末に比べ1,032百万円減少し119,964百万円(前期末比0.9%減)となりました。

当社グループは、引き続き資金調達の安定性確保と多様化並びに調達コストの削減に努めてまいります。

なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ1,148百万円増加6,095百万円となりました。当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

 

③ 重要な会計上の見積り

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。

連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積りのうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

 

(3) 特定金融会社等の開示に関する内閣府令に基づく営業貸付金の状況

「特定金融会社等の開示に関する内閣府令」(1999年5月19日 大蔵省令第57号)に基づく、当社における営業貸付金の状況は次のとおりであります。

 

a.貸付金の種別残高内訳

2023年3月31日現在

貸付種別

件数(件)

構成割合(%)

残高(百万円)

構成割合(%)

平均約定金利(%)

消費者向

 

 

 

 

 

無担保(住宅向を除く)

有担保(住宅向を除く)

住宅向

事業者向

 

 

 

 

 

159

100.00

43,555

100.00

3.15

合計

159

100.00

43,555

100.00

3.15

 

 

b.資金調達内訳

2023年3月31日現在

借入先等

残高(百万円)

平均調達金利(%)

金融機関等からの借入

 

107,033

0.52

その他

 

2,396

1.26

 

社債・CP

2,000

1.19

合計

109,430

0.53

自己資本

 

36,979

 

資本金・出資額

2,933

 

 

c.業種別貸付金残高内訳

2023年3月31日現在

業種別

先数(件)

構成割合(%)

残高(百万円)

構成割合(%)

製造業

建設業

3

4.76

981

2.25

電気・ガス・熱供給・水道業

4

6.35

5,323

12.22

運輸・通信業

1

1.59

86

0.20

卸売・小売業、飲食店

2

3.17

195

0.45

金融・保険業

2

3.17

1,908

4.38

不動産業

34

53.98

29,909

68.68

サービス業

17

26.98

5,150

11.82

個人

その他

合計

63

100.00

43,555

100.00

 

 

 

d.担保別貸付金残高内訳

2023年3月31日現在

受入担保の種類

残高(百万円)

構成割合(%)

有価証券

 

6,077

13.96

 

うち株式

債権

 

1,155

2.65

 

うち預金

商品

 

不動産

 

32,592

74.83

財団

 

その他

 

3,709

8.52

43,536

99.96

保証

 

無担保

 

19

0.04

合計

43,555

100.00

 

 

e.期間別貸付金残高内訳

2023年3月31日現在

期間別

件数(件)

構成割合(%)

残高(百万円)

構成割合(%)

1年以下

29

18.24

2,797

6.42

1年超  5年以下

84

52.83

27,503

63.15

5年超  10年以下

25

15.72

6,191

14.22

10年超  15年以下

11

6.92

4,054

9.31

15年超  20年以下

7

4.40

1,864

4.28

20年超  25年以下

2

1.26

1,116

2.56

25年超

1

0.63

26

0.06

合計

159

100.00

43,555

100.00

一件当たり平均期間

 

 

            4.79年

 

(注)  期間は、約定期間によっております。なお、残存期間別貸付金残高内訳は以下のとおりであります。

 

2023年3月31日現在

 

期間別

残高(百万円)

構成割合(%)

 

1年以下

14,158

32.51

 

1年超  5年以下

24,218

55.60

 

5年超  10年以下

5,147

11.82

 

10年超 

30

0.07

 

合計

43,555

100.00

 

 

 

5 【経営上の重要な契約等】

① 当社と㈱西日本フィナンシャルホールディングスとの資本・業務提携契約の締結
 当社は、2022年5月12日付で、㈱西日本フィナンシャルホールディングス(以下「西日本FH」)との間で資本・業務提携契約を締結いたしました。当該資本・業務提携契約に基づき、西日本FHは、当社の複数の既存株主が保有する当社の普通株式を同年10月5日付で譲り受け、既存の保有株式と合わせて議決権所有割合が約30%となりました。これにより、西日本FHは当社の筆頭株主となるとともに、当社は西日本FHの持分法適用会社となりました。

 

② 当社と㈱ケイ・エル・アイとの間での吸収分割
 当社と西日本FHとの資本・業務提携契約の締結に伴い、当社が西日本FHの持分法適用会社となるにあたり、銀行法上、銀行持株会社が議決権の15%を超えて出資する会社が営むことができない事業を当社から切り離す必要があることから、2022年5月12日付で、当社を吸収分割会社、当社の連結子会社である㈱ケイ・エル・アイを吸収分割承継会社とする吸収分割契約を締結いたしました。同年10月1日を効力発生日として、当社の不動産事業等の一部事業を㈱ケイ・エル・アイに承継させる吸収分割を行いました。

 

③ ㈱ケイ・エル・アイによるキューディーアセット㈱の吸収合併
 ㈱ケイ・エル・アイは、当社グループ会社間での事業再編及び業務の効率化等を目的として、2022年5月12日付で、同社と同じく当社の連結子会社であるキューディーアセット㈱との間で吸収合併契約を締結いたしました。同年10月1日を効力発生日として、㈱ケイ・エル・アイを吸収合併存続会社、キューディーアセット㈱を吸収合併消滅会社とする吸収合併を行いました。

 

6 【研究開発活動】

  該当事項はありません。