【要約四半期連結財務諸表注記】

 

1 報告企業

株式会社リコー(以下、当社)は日本に所在する企業であります。当社の要約四半期連結財務諸表は、当社及び連結子会社、並びに当社の関連会社に対する持分により構成されております。

当社グループは、デジタルサービス、デジタルプロダクツ、グラフィックコミュニケーションズ、インダストリアルソリューションズ及びその他のセグメントにおいて、開発、生産、販売・サービス等の活動を展開しております。その詳細については、注記4 事業セグメントに記載しております。

 

2 作成の基礎

当社グループの要約四半期連結財務諸表はIAS第34号に準拠して作成しており、連結会計年度の連結財務諸表で要求されている全ての情報が含まれていないため、前連結会計年度の連結財務諸表と併せて利用されるべきものであります。当社は、四半期連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件をすべて満たしているため、同第93条の規定を適用しております。

要約四半期連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、百万円未満を四捨五入して表示しております。

 

 見積り及び判断の利用

要約四半期連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定の設定をすることが義務付けられております。ただし、実際の業績はこれらの見積りとは異なる場合があります。

見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直しております。会計上の見積りの改定は、見積りが改定された会計期間及び影響を受ける将来の会計期間において認識されます。

要約四半期連結財務諸表の金額に重要な影響を与える見積り及び判断は、前連結会計年度の連結財務諸表と同様であります。

 

3 重要性がある会計方針

要約四半期連結財務諸表において適用する重要性がある会計方針は、以下の新たに適用する基準書を除き、前連結会計年度において適用した会計方針と同一であります。

 

基準書

基準名

新設・改訂の概要

IAS第12号

法人所得税

単一の取引から生じた資産及び負債に係る繰延税金の会計処理の明確化

 

上記基準書の適用が当社グループの要約四半期連結財務諸表に与える影響は軽微であります。

 

 

4 事業セグメント

当社グループにおける事業の種類別セグメントは、デジタルサービス、デジタルプロダクツ、グラフィックコミュニケーションズ、インダストリアルソリューションズ、その他で構成されております。

前第3四半期連結会計期間よりインダストリアルソリューションズのエレクトロニクス事業について、デジタルプロダクツへ事業区分変更を行いました。この変更に関して、前第1四半期連結累計期間についても遡及適用した数値で表示しております。

また、当第1四半期連結会計期間よりその他に含まれていたPFUの事業について、デジタルサービス及びデジタルプロダクツへ事業区分変更を行いました。

 

事業の種類別セグメントの主な事業内容は以下のとおりです。

セグメント

主な事業内容

デジタルサービス

複合機、プリンター、印刷機、広幅機、FAX、スキャナ、パソコン、サーバー、ネットワーク関連等機器、及び、関連する消耗品、サービス、サポート、ソフトウエア、ドキュメント関連サービス、ソリューション等の販売

デジタルプロダクツ

複合機、プリンター、印刷機、広幅機、FAX、ネットワーク関連等機器、及び、関連する消耗品等の製造・OEM、スキャナ等機器、及び、関連する消耗品、電装ユニット等の製造・販売

グラフィックコミュニケーションズ

カットシートPP(プロダクションプリンター)、連帳PP、インクジェットヘッド、作像システム、産業プリンター等機器、及び、関連する消耗品、サービス、サポート、ソフトウエア等の製造・販売

インダストリアルソリューションズ

サーマルペーパー、サーマルメディア、産業用光学部品・モジュール、精密機器部品等の製造・販売

その他

デジタルカメラ、360度カメラ、環境、ヘルスケア等

 

 

(注)事業セグメントとしてのデジタルサービスはオフィスサービス事業及びオフィスプリンティングの販売を主とした事業に限定した事業セグメントであり、当社グループが目指す「はたらく場をつなぎ、はたらく人の創造力を支えるデジタルサービスの会社」への変革、として掲げるデジタルサービスすべてを網羅しているものではありません。当社グループが「デジタルサービスの会社」として掲げる「デジタルサービス」は、事業セグメントではデジタルサービスの他、すべてのセグメントの事業内容に含まれております。

 

セグメント損益は、営業利益で表示しており、当社の経営者により経営資源の配分の決定や業績の評価の目的に使用されております。セグメント損益に含まれない項目としては、主にセグメント間取引における棚卸資産・固定資産の未実現利益の消去となります。

前第1四半期連結累計期間及び当第1四半期連結累計期間における事業の種類別セグメント及び地域別情報は以下のとおりです。セグメント間取引は独立企業間価格で行っております。なお、前第1四半期連結累計期間及び当第1四半期連結累計期間において、連結売上高の10%以上を占める重要な単一顧客はありません。

 

 

(1) 事業の種類別セグメント情報

 

前第1四半期連結累計期間
(自2022年4月1日
   至2022年6月30日
(百万円)

 

当第1四半期連結累計期間
(自2023年4月1日
    至2023年6月30日
(百万円)

損益情報:

 

 

 

売上高:

 

 

 

デジタルサービス

368,579

 

427,348

デジタルプロダクツ

102,916

 

116,745

グラフィックコミュニケーションズ

51,899

 

56,603

インダストリアルソリューションズ

27,429

 

23,424

その他

8,412

 

9,715

セグメント間取引

99,894

 

99,234

合計

459,341

 

534,601

セグメント損益:

 

 

 

デジタルサービス

2,930

 

8,941

デジタルプロダクツ

12,067

 

996

グラフィックコミュニケーションズ

2,450

 

2,712

インダストリアルソリューションズ

577

 

1,230

その他

3,022

 

2,508

合計

13,848

 

8,911

 

 

セグメント損益と

税引前四半期利益との

調整項目:

 

 

 

消去又は全社

4,222

 

1,260

金融収益

603

 

3,302

金融費用

1,091

 

1,793

持分法による投資損益

2,063

 

1,654

税引前四半期利益

11,201

 

13,334

 

セグメント間の売上高は、主にデジタルプロダクツからデジタルサービスに対する売上です。

 

(2) 地域別情報

顧客の所在地別売上高は以下のとおりです。

 

前第1四半期連結累計期間
(自2022年4月1日
    至2022年6月30日
(百万円)

 

当第1四半期連結累計期間
(自2023年4月1日
    至2023年6月30日
(百万円)

売上高:

 

 

 

 日本

163,764

 

191,909

 米州

132,591

 

152,562

 欧州・中東・アフリカ

121,064

 

144,604

 その他地域

41,922

 

45,526

     合計

459,341

 

534,601

 上記米州のうち米国

110,365

 

128,539

 

 

 

5 売上高

当社グループは、注記4 事業セグメントに記載のとおり、デジタルサービス、デジタルプロダクツ、グラフィックコミュニケーションズ、インダストリアルソリューションズ、その他の5つを報告セグメントとしております。また、売上高は顧客の所在地を基礎とし、地域別に分解しております。これらの分解した売上高と各報告セグメントの売上高との関係は以下のとおりです。

 

前第1四半期連結累計期間

(自2022年4月1日

 至2022年6月30日)

日本

米州

欧州・中東・

アフリカ

その他地域

合計

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

 デジタルサービス

142,861

97,730

101,544

26,444

368,579

 デジタルプロダクツ

4,984

272

2

1,893

7,151

 グラフィックコミュニケーションズ

6,578

25,116

13,138

7,067

51,899

 インダストリアルソリューションズ

7,590

8,317

5,490

5,568

26,965

 その他

1,751

1,156

890

950

4,747

合計

163,764

132,591

121,064

41,922

459,341

 

 

当第1四半期連結累計期間

(自2023年4月1日

 至2023年6月30日)

日本

米州

欧州・中東・

アフリカ

その他地域

合計

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

 デジタルサービス

165,054

110,470

122,323

29,501

427,348

 デジタルプロダクツ

10,527

6,802

2,132

1,873

21,334

 グラフィックコミュニケーションズ

6,201

27,448

14,899

8,055

56,603

 インダストリアルソリューションズ

7,773

6,602

4,207

4,521

23,103

 その他

2,354

1,240

1,043

1,576

6,213

合計

191,909

152,562

144,604

45,526

534,601

 

 

(注)1 セグメント間の内部売上高を除いた金額を表示しております。

 2 当第1四半期連結会計期間よりその他に含まれていたPFUの事業について、デジタルサービス及びデジタルプロダクツへ事業区分変更を行いました。

 3 前第3四半期連結会計期間よりインダストリアルソリューションズのエレクトロニクス事業について、デジタルプロダクツへ事業区分変更を行いました。この変更に関して、前第1四半期連結累計期間についても遡及適用した数値で表示しております。

 4 売上高にはIFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」に従い会計処理している売上のほかに、IFRS第16号
「リース」に従い会計処理している製品のリース収益等が、前第1四半期連結累計期間及び当第1四半期連
結累計期間において、それぞれ 41,098百万円及び 51,334百万円、主にデジタルサービスに含まれております。

 

 

 

6 企業結合

前第1四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年6月30日

 重要な企業結合は発生しておりません。

 

当第1四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年6月30日

PFH Technology Group Unlimited Company

(1) 企業結合の概要

① 被取得企業の名称及び事業の内容

被取得企業の名称:PFH Technology Group Unlimited Company(以下、PFH)

事業の内容    :ITインフラストラクチャ、クラウド、マネージドワークプレイスサービス等

 

② 株式の取得の理由

 当社の100%連結子会社であるRICOH EUROPE HOLDINGS PLCは、デジタルサービスの拡大に向けて、アイルランドにおけるITインフラストラクチャ、クラウド、マネージドワークプレイスサービス等の大手プロバイダーであるPFHの全ての株式を取得し、同社を連結子会社としました。本株式取得により、大手多国籍企業が集中しているアイルランドの事業拠点を強化し、お客様のDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現することで、当社が事業ポートフォリオマネジメントにおいて成長加速領域と位置づけるオフィスサービス事業を拡大させます。

 

③ 企業結合日

  2023年6月1日

 

④ 取得した議決権比率

  100%

 

(2) 取得対価及びその内訳

 

(百万円)

現金

13,123

条件付対価

4,275

合計

17,398

 

(注) 条件付対価は、PFHの業績目標の達成状況に応じて合意された条件に基づいて算定され、28.75百万ユーロを支払う可能性があるものと認識しております。

 

(3) 取得関連費用

企業結合に係る取得関連費用として 188百万円が要約四半期連結損益計算書の「販売費及び一般管理費」に計上されております。

 

 

(4) 取得資産及び引受負債の公正価値、のれん

 

 

(百万円)

支払対価の公正価値

17,398

現金及び現金同等物

2,499

営業債権及びその他の債権

4,117

棚卸資産

3,870

その他の資産

1,667

営業債務及びその他の債務

△1,540

その他の負債

△9,465

純資産

1,148

のれん

16,250

合計

17,398

 

 

のれんは、主に超過収益力及び既存事業とのシナジー効果を反映しております。この取得は取得法を適用して会計処理し、取得価額は取得資産及び引受負債の見積公正価値に基づいて配分しておりますが、当第1四半期連結会計期間末においては、取得価額の取得した資産及び負債への配分が確定しておりません。そのため、今後無形資産及びのれん等の金額が変更される可能性があります。取得日以降の営業成績は要約四半期連結財務諸表に含まれております。

 

(5) 当社グループの業績に与える影響

当企業結合に係る取得日以降の損益情報及び当企業結合が期首に実施されたと仮定した場合の損益情報は、要約四半期連結損益計算書に与える影響額に重要性が乏しいため、記載を省略しております。

 

なお、上記以外の企業結合については個別にも全体としても重要性がないため、記載を省略しております。

 

 

7 現金及び現金同等物

現金及び現金同等物の内訳は以下のとおりです。

 

 

前第1四半期

連結会計期間末

2022年6月30日
(百万円)

 

当第1四半期

連結会計期間末

2023年6月30日
(百万円)

   現金及び預金

 

252,269

 

192,702

   預入期間が3ヶ月超の定期預金

 

△88

 

△238

要約四半期連結財政状態計算書における現金及び現金同等物

 

252,181

 

192,464

 銀行当座借越

 

△8,760

 

△12,011

要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書における現金及び現金同等物

 

243,421

 

180,453

 

 

 

8 社債

前第1四半期連結累計期間及び当第1四半期連結累計期間において、社債の発行及び償還はありません。

 

 

9 資本金及びその他の資本項目

 前第1四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年6月30日

 当社は、2022年5月10日開催の取締役会決議に基づき自己株式を取得しております。前第1四半期連結累計期間に取得した自己株式は、以下のとおりです。

 

(1)取得対象株式の種類            当社普通株式

(2)取得した株式の総数            10,968,200 

(3)取得価額の総額                11,811,048,200 

(4)取得期間                      2022年5月11日~2022年6月30日

(5)取得方法                      東京証券取引所における市場買付

 

(ご参考)

2022年5月10日開催の当社取締役会における決議内容

(1)取得対象株式の種類            当社普通株式

(2)取得し得る株式の総数          48,000,000 株(上限)

                                   (発行済株式総数(自己株式を除く)に対する比率 7.5%)

(3)株式の取得価額の総額          300 億円(上限)

(4)取得期間                      2022年5月11日~2022年9月30日

(5)取得方法                      東京証券取引所における市場買付

 

 当第1四半期連結累計期間(自 2023年4月1日 至 2023年6月30日

 重要な取引はありません。

 

 

10 配当金

前第1四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年6月30日

(1) 配当金支払額

(決議)

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

配当の原資

2022年6月24日

定時株主総会

普通株式

8,286

13.0

2022年3月31日

2022年6月27日

利益剰余金

 

(注) 配当金の総額には、当社が設定する役員向け株式交付信託及び執行役員等向け株式交付信託が保有する当社株式に対する配当金5百万円が含まれております。

 

(2) 基準日が前第1四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が前第1四半期連結会計期間の末日後となるもの

該当事項はありません。

 

当第1四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年6月30日

(1) 配当金支払額

(決議)

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

配当の原資

2023年6月23日

定時株主総会

普通株式

10,361

17.0

2023年3月31日

2023年6月26日

利益剰余金

 

(注) 配当金の総額には、当社が設定する役員向け株式交付信託及び執行役員等向け株式交付信託が保有する当社株式に対する配当金6百万円が含まれております。

 

(2) 基準日が当第1四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第1四半期連結会計期間の末日後となるもの

該当事項はありません。

 

 

11 金融商品

(1) 金融商品の公正価値

 金融商品の帳簿価額と公正価値は、以下のとおりです。

 

 

前連結会計年度

2023年3月31日)

(百万円)

 

当第1四半期連結会計期間末

2023年6月30日)

(百万円)

 

 

帳簿価額

公正価値

 

帳簿価額

公正価値

<資産>

 

 

 

 

 

 

リース債権

 

228,862

232,006

 

250,765

254,342

デリバティブ資産

 

202

202

 

523

523

株式及び出資持分

 

18,972

18,972

 

19,309

19,309

社債

 

387

387

 

363

363

合計

 

248,423

251,567

 

270,960

274,537

 

 

 

 

 

 

 

<負債>

 

 

 

 

 

 

デリバティブ負債

 

362

362

 

2,386

2,386

条件付対価

 

7,245

7,245

 

9,879

9,879

非支配持分に係る売建

プット・オプション負債

 

22,541

22,541

 

22,565

22,565

社債及び借入金

 

205,110

199,713

 

177,451

172,206

合計

 

235,258

229,861

 

212,281

207,036

 

 

(注)1 現金及び現金同等物、定期預金、営業債務及びその他の債務

これらの勘定は短期間で決済されるので、帳簿価額と公正価値が近似しております。そのため、上記の表中には含めておりません。

2 営業債権及びその他の債権

営業債権及びその他の債権のうち、短期間で決済される債権については、帳簿価額と公正価値が近似しているため上記の表中には含めておりません。なお、重要性の乏しい債権については上記の表中に含めておりません。

3 リース債権

リース債権については、一定の期間ごとに区分した債権ごとに、債権額を満期までの期間及び信用リスクを加味した利率により割り引いた現在価値に基づいて算定しております。観察不能なインプットを含む評価技法に基づき公正価値を算定しているため、レベル3に分類しております。

4 デリバティブ

デリバティブには、為替予約等が含まれており、金融機関より入手した見積価格や利用可能な情報に基づく適切な評価方法により公正価値を算定しているため、レベル2に分類しております。

5 株式及び出資持分、社債

株式及び出資持分、社債には、市場性のある株式及び社債、非上場の株式及び出資持分が含まれております。市場性のある株式及び社債は、活発な市場における同一資産の市場価格で公正価値を算定しており、観察可能であるためレベル1に分類しております。非上場の株式及び出資持分は、類似企業の市場価格等の観察可能な指標と観察不能な指標を用いた評価技法に基づき公正価値を算定しているため、レベル3に分類しております。

6 社債及び借入金

社債及び借入金のうち、12ヶ月以内に償還及び返済される部分については、帳簿価額と公正価値が近似しているため上記の表中には含めておりません。

社債及び借入金については、契約ごとの将来キャッシュ・フローから、類似の満期日の借入金に対して適用される期末借入金利を用いて割り引いた現在価値に基づいて算定しております。観察可能な市場データを利用して公正価値を算定しているため、レベル2に分類しております。

 

7 条件付対価

条件付対価については、被取得企業の将来の業績や支払額等を考慮して公正価値を算定しているため、レベル3に分類しております。

8 非支配持分に係る売建プット・オプション負債

非支配持分に係る売建プット・オプション負債の公正価値として記載している金額は、将来キャッシュ・フローを行使時点までの期間及び期末日時点の信用リスクを加味した利率で割り引く方法により算定しております。観察可能な市場データを利用して公正価値として記載している金額を算定しているため、レベル2に分類しております。

9 各金融資産及び金融負債の事後測定方法

IFRS第9号「金融商品」に基づく各金融資産及び金融負債の測定方法は、以下のとおりです。

償却原価で測定:営業債権、社債(負債)及び借入金、非支配持分に係る売建プット・オプション負債

純損益を通じて公正価値で測定:デリバティブ資産、株式及び出資持分、デリバティブ負債、条件付対価

その他の包括利益を通じて公正価値で測定:株式及び出資持分、社債(資産)

 

(2) 要約四半期連結財政状態計算書において認識された公正価値の測定

以下は金融商品を当初認識した後、公正価値で測定された金融商品の分析であります。分析に使用する公正価値ヒエラルキーは、以下のように定義付けられております。

なお、公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、振替を生じさせた事象又は状況の変化が生じた日に認識しております。

レベル1・・・

活発な市場における公表価格により測定された公正価値

レベル2・・・

レベル1以外の、観察可能なインプットを直接又は間接的に使用して算出された公正価値

レベル3・・・

観察不能なインプットを含む評価技法から算出された公正価値

 

 

 

 公正価値により測定された金融商品

前連結会計年度

2023年3月31日

レベル1
(百万円)

レベル2
(百万円)

レベル3
(百万円)

合計
(百万円)

<資産>

 

 

 

 

純損益を通じて

公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

 デリバティブ資産

202

202

 株式及び出資持分

1,517

1,517

その他の包括利益を通じて

公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

 株式及び出資持分

14,422

3,033

17,455

 社債

387

387

合計

14,809

202

4,550

19,561

 

 

 

 

 

<負債>

 

 

 

 

純損益を通じて

公正価値で測定する金融負債 

 

 

 

 

 デリバティブ負債

362

362

 条件付対価

7,245

7,245

合計

362

7,245

7,607

 

 

当第1四半期連結会計期間末

2023年6月30日

レベル1
(百万円)

レベル2
(百万円)

レベル3
(百万円)

合計
(百万円)

<資産>

 

 

 

 

純損益を通じて

公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

 デリバティブ資産

523

523

 株式及び出資持分

1,534

1,534

その他の包括利益を通じて

公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

 株式及び出資持分

14,706

3,069

17,775

 社債

363

363

合計

15,069

523

4,603

20,195

 

 

 

 

 

<負債>

 

 

 

 

純損益を通じて

公正価値で測定する金融負債 

 

 

 

 

 デリバティブ負債

2,386

2,386

 条件付対価

9,879

9,879

合計

2,386

9,879

12,265

 

 

(注)1 デリバティブ

デリバティブには、為替予約等が含まれており、金融機関より入手した見積価格や利用可能な情報に基づく適切な評価方法により公正価値を算定しているため、レベル2に分類しております。

2 株式及び出資持分、社債

株式及び出資持分、社債には、市場性のある株式及び社債、非上場の株式及び出資持分が含まれております。市場性のある株式及び社債は、活発な市場における同一資産の市場価格で公正価値を算定しており、観察可能であるためレベル1に分類しております。非上場の株式及び出資持分は、類似企業の市場価格等の観察可能な指標と観察不能な指標を用いた評価技法に基づき公正価値を算定しているため、レベル3に分類しております。

3 条件付対価

条件付対価については、被取得企業の将来の業績や支払額等を考慮して公正価値を算定しているため、レベル3に分類しております。

 

 レベル3に分類された金融資産の期首から四半期末までの変動は、以下のとおりです。

 

前第1四半期連結累計期間
(自2022年4月1日
 至2022年6月30日)

(百万円)

 

当第1四半期連結累計期間
(自2023年4月1日
 至2023年6月30日)

(百万円)

期首残高

3,011

 

4,550

利得及び損失合計

 

 

 

  純損益(注1)

 

9

  その他の包括利益(注2)

 

12

購入

250

 

8

売却

△83

 

その他

11

 

24

四半期末残高

3,189

 

4,603

 

 

 (注)1 純損益

純損益に含まれている利得及び損失は、報告期間期末時点に保有する純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものであります。要約四半期連結損益計算書の「金融収益」及び「金融費用」に含まれております。

        2 その他の包括利益

その他の包括利益に含まれている利得及び損失は、報告期間期末時点に保有するその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものであります。要約四半期連結包括利益計算書の「その他の包括利益を通じて測定する金融資産の公正価値の純変動」に含まれております。

 

 レベル3に分類された金融負債の期首から四半期末までの変動は、以下のとおりです。

 

 

 

当第1四半期連結累計期間
(自2023年4月1日
 至2023年6月30日)

(百万円)

期首残高

 

 

7,245

企業結合等による増加

 

 

4,275

決済

 

 

△1,656

その他

 

 

15

四半期末残高

 

 

9,879

 

 

12 1株当たり利益

基本的1株当たり四半期利益及び希薄化後1株当たり四半期利益は以下のとおりです。

 

(1)基本的1株当たり四半期利益

 

前第1四半期連結累計期間

(自2022年4月1日

  至2022年6月30日)

 

当第1四半期連結累計期間

(自2023年4月1日

  至2023年6月30日)

親会社の所有者に帰属する四半期利益

7,591

百万円

 

8,795

百万円

期中平均普通株式数

633,526

千株

 

609,081

千株

基本的1株当たり四半期利益

11.98

 

14.44

 

 

(2)希薄化後1株当たり四半期利益

 

前第1四半期連結累計期間

(自2022年4月1日

  至2022年6月30日)

 

当第1四半期連結累計期間

(自2023年4月1日

  至2023年6月30日)

親会社の所有者に帰属する四半期利益

7,591

百万円

 

8,795

百万円

 四半期利益調整額

百万円

 

百万円

希薄化後1株当たり四半期利益の計算に使用する四半期利益

7,591

百万円

 

8,795

百万円

期中平均普通株式数(注)

633,526

千株

 

609,081

千株

希薄化性潜在的普通株式の影響

 

 

 

 

 

 株式報酬

128

千株

 

219

千株

希薄化後期中平均普通株式数

633,654

千株

 

609,301

千株

希薄化後1株当たり四半期利益

11.98

 

14.43

 

 

(注)役員向け株式交付信託及び執行役員向け株式交付信託が所有する当社株式を自己株式として処理していることから、基本的1株当たり四半期利益及び希薄化後1株当たり四半期利益の算定においては、当該信託が所有する当社株式を期中平均普通株式数から控除して算出しております。

 

 

13 資本的支出契約及び偶発事象

前連結会計年度末及び当第1四半期連結会計期間末現在における、決算日以降の有形固定資産及びその他の資産の取得に係る既契約額は、それぞれ 13,222百万円及び 16,630百万円です。

また、前連結会計年度末及び当第1四半期連結会計期間末現在において、金額的重要性のある債務保証はありません。

当第1四半期連結会計期間末現在、特許等に係る一般的な係争はありますが、当該係争から生ずる最終的債務が仮に発生した場合においても、財政状態及び経営成績に重要な影響を与えるものではありません。

 

 

14 後発事象

該当事項はありません。

 

 

15 要約四半期連結財務諸表の承認

2023年8月10日に、要約四半期連結財務諸表は当社代表取締役社長執行役員 大山晃及び取締役コーポレート専務執行役員 川口俊によって承認されております。