第4【経理の状況】

1.要約四半期連結財務諸表の作成方法について

 当社の要約四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府令第64号)第93条の規定により、国際会計基準(以下「IAS」という。)第34号「期中財務報告」に準拠して作成しております。

 

2.監査証明について

 当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第1四半期連結会計期間(2023年4月1日から2023年6月30日まで)及び第1四半期連結累計期間(2023年4月1日から2023年6月30日まで)に係る要約四半期連結財務諸表について、有限責任監査法人トーマツによる四半期レビューを受けております。

 

3.連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組み及びIFRSに基づいて連結財務諸表等を適正に作成することができる体制の整備について

 当社は、連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組み及びIFRSに基づいて連結財務諸表等を適正に作成することができる体制の整備を行っております。その内容は以下のとおりであります。

 

(1)会計基準等の内容を適切に把握し、又は会計基準等の変更等について的確に対応できる体制を整備するため、

公益財団法人財務会計基準機構へ加入し、同機構及び監査法人等が主催するセミナー等に参加しております。

 

(2)IFRSの適用については、国際会計基準審議会が公表するプレスリリースや基準書を随時入手し、最新の基準の把握を行っております。また、IFRSに基づく適正な連結財務諸表等を作成するために、IFRSに準拠したグループ会計方針を作成し、それらに基づいて会計処理を行っております。

 

1【要約四半期連結財務諸表】

(1)【要約四半期連結財政状態計算書】

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

移行日

(2022年4月1日)

前連結会計年度末

(2023年3月31日)

当第1四半期

連結会計期間末

(2023年6月30日)

(資産の部)

 

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び現金同等物

 

512,072

469,406

422,966

営業債権

 

358,395

270,239

280,339

棚卸資産

465,139

574,632

589,133

その他の金融資産

13

66,872

43,014

51,204

その他の流動資産

 

33,346

50,321

79,649

流動資産合計

 

1,435,824

1,407,612

1,423,291

 

 

 

 

 

非流動資産

 

 

 

 

有形固定資産

14

1,084,161

1,146,222

1,175,976

使用権資産

 

41,041

49,845

53,116

のれん

 

114,722

123,247

132,213

無形資産

14

42,030

39,375

39,475

その他の金融資産

13

43,210

39,248

40,306

繰延税金資産

 

31,704

42,952

38,254

その他の非流動資産

 

11,389

9,802

14,262

非流動資産合計

 

1,368,257

1,450,691

1,493,602

 

 

 

 

 

資産合計

 

2,804,081

2,858,303

2,916,893

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

移行日

(2022年4月1日)

前連結会計年度末

(2023年3月31日)

当第1四半期

連結会計期間末

(2023年6月30日)

(負債の部)

 

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

社債及び借入金

13

99

60,534

60,611

営業債務

 

93,842

65,597

65,039

リース負債

 

6,843

7,729

7,970

その他の金融負債

13

49,952

59,857

56,830

未払法人所得税

 

55,318

12,755

15,489

繰延収益

 

673

854

863

引当金

 

2,136

2,859

2,940

その他の流動負債

 

110,502

87,723

79,187

流動負債合計

 

319,365

297,908

288,929

 

 

 

 

 

非流動負債

 

 

 

 

社債及び借入金

 

110,979

51,464

51,618

リース負債

 

28,703

35,500

38,971

その他の金融負債

13

2,562

2,707

2,920

繰延収益

 

13,621

19,093

19,451

退職給付に係る負債

 

66,949

70,251

70,449

引当金

 

6,470

9,102

9,179

繰延税金負債

 

12,082

9,031

10,027

その他の非流動負債

 

3,361

3,305

3,477

非流動負債合計

 

244,727

200,453

206,092

負債合計

 

564,092

498,361

495,021

 

 

 

 

 

(資本の部)

 

 

 

 

資本金

 

69,444

69,444

69,444

資本剰余金

 

121,004

121,116

121,160

利益剰余金

10

2,099,426

2,246,258

2,249,127

その他の資本の構成要素

 

3,343

56,661

115,876

自己株式

53,538

133,494

133,496

親会社の所有者に帰属する持分合計

 

2,239,679

2,359,985

2,422,111

非支配持分

 

310

43

239

資本合計

 

2,239,989

2,359,942

2,421,872

 

 

 

 

 

負債及び資本合計

 

2,804,081

2,858,303

2,916,893

 

(2)【要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書】

【要約四半期連結損益計算書】
【第1四半期連結累計期間】

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

前第1四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年6月30日)

 

当第1四半期連結累計期間

(自 2023年4月1日

至 2023年6月30日)

売上収益

11

436,657

 

367,694

売上原価

 

257,508

 

223,980

売上総利益

 

179,149

 

143,714

販売費及び一般管理費

 

60,094

 

61,088

研究開発費

 

30,528

 

32,731

その他の収益

 

2,674

 

1,341

その他の費用

 

450

 

1,125

営業利益

 

90,751

 

50,111

金融収益

 

13,006

 

13,181

金融費用

 

496

 

524

税引前四半期利益

 

103,261

 

62,768

法人所得税費用

 

27,303

 

12,826

四半期利益

 

75,958

 

49,942

 

 

 

 

 

四半期利益の帰属

 

 

 

 

親会社の所有者

 

76,067

 

50,098

非支配持分

 

109

 

156

四半期利益

 

75,958

 

49,942

 

 

 

 

 

1株当たり四半期利益

12

 

 

 

基本的1株当たり四半期利益(円)

 

119.39

 

79.56

 

【要約四半期連結包括利益計算書】
【第1四半期連結累計期間】

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

前第1四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年6月30日)

 

当第1四半期連結累計期間

(自 2023年4月1日

至 2023年6月30日)

四半期利益

 

75,958

 

49,942

 

 

 

 

 

その他の包括利益(税効果考慮後)

 

 

 

 

純損益に振り替えられることのない項目

 

 

 

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

13

1,131

 

1,376

純損益に振り替えられることのない項目合計

 

1,131

 

1,376

 

 

 

 

 

純損益に振り替えられる可能性のある項目

 

 

 

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

13

0

 

7

在外営業活動体の換算差額

 

76,626

 

57,859

純損益に振り替えられる可能性のある項目合計

 

76,626

 

57,866

その他の包括利益(税効果考慮後)合計

 

75,495

 

59,242

四半期包括利益

 

151,453

 

109,184

 

 

 

 

 

四半期包括利益の帰属

 

 

 

 

親会社の所有者

 

151,504

 

109,313

非支配持分

 

51

 

129

四半期包括利益

 

151,453

 

109,184

 

(3)【要約四半期連結持分変動計算書】

前第1四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年6月30日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

注記

番号

 

親会社の所有者に帰属する持分

 

非支配

持分

 

資本合計

 

 

 

資本金

資本

剰余金

利益

剰余金

その他の

資本の

構成要素

自己株式

合計

 

 

2022年4月1日残高

 

 

 

69,444

121,004

2,099,426

3,343

53,538

2,239,679

 

310

 

2,239,989

四半期利益

 

 

 

76,067

76,067

 

109

 

75,958

その他の包括利益

 

 

 

75,437

75,437

 

58

 

75,495

四半期包括利益合計

 

 

 

76,067

75,437

151,504

 

51

 

151,453

自己株式の取得

 

 

43,556

43,556

 

 

43,556

自己株式の処分

 

 

 

 

 

配当金

 

10

 

44,788

44,788

 

66

 

44,854

株式報酬取引

 

 

 

37

37

 

 

37

その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替

 

 

 

5

5

 

 

その他

 

 

 

3

3

 

 

3

2022年6月30日残高

 

 

 

69,444

121,038

2,130,710

78,775

97,094

2,302,873

 

193

 

2,303,066

 

当第1四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年6月30日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

注記

番号

 

親会社の所有者に帰属する持分

 

非支配

持分

 

資本合計

 

 

 

資本金

資本

剰余金

利益

剰余金

その他の

資本の

構成要素

自己株式

合計

 

 

2023年4月1日残高

 

 

 

69,444

121,116

2,246,258

56,661

133,494

2,359,985

 

43

 

2,359,942

四半期利益

 

 

 

50,098

50,098

 

156

 

49,942

その他の包括利益

 

 

 

59,215

59,215

 

27

 

59,242

四半期包括利益合計

 

 

 

50,098

59,215

109,313

 

129

 

109,184

自己株式の取得

 

 

 

2

2

 

 

2

自己株式の処分

 

 

 

0

0

0

 

 

0

配当金

 

10

 

47,229

47,229

 

67

 

47,296

株式報酬取引

 

 

 

44

44

 

 

44

その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替

 

 

 

 

 

その他

 

 

 

 

 

2023年6月30日残高

 

 

 

69,444

121,160

2,249,127

115,876

133,496

2,422,111

 

239

 

2,421,872

 

(4)【要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書】

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

前第1四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年6月30日)

 

当第1四半期連結累計期間

(自 2023年4月1日

至 2023年6月30日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

 

四半期利益

 

75,958

 

49,942

減価償却費及び償却費

 

41,076

 

42,064

減損損失

 

30

金融収益及び金融費用

 

12,510

 

12,657

法人所得税費用

 

27,303

 

12,826

固定資産除売却損益(△益)

 

154

 

244

棚卸資産の増減額(△増加)

 

56,424

 

1,945

営業債権の増減額(△増加)

 

37,861

 

5,393

その他の資産の増減額(△増加)

 

31,317

 

22,957

営業債務の増減額(△減少)

 

5,212

 

1,666

その他の負債の増減額(△減少)

 

10,554

 

5,490

その他

 

13,425

 

205

小計

 

90,184

 

76,559

法人所得税の支払額

 

57,394

 

17,185

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

32,790

 

59,374

 

 

 

 

 

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

 

定期預金の純増減額(△増加)

 

9,907

 

7,989

有形固定資産の取得による支出

 

41,953

 

72,192

有形固定資産の売却による収入

 

864

 

218

無形資産の取得による支出

 

1,117

 

1,849

投資の取得による支出

 

24,598

 

3,135

投資の売却及び償還による収入

 

20,035

 

7,100

利息及び配当金の受取額

 

643

 

2,069

その他

 

202

 

96

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

36,017

 

75,682

 

 

 

 

 

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

 

長期借入れによる収入

 

133

 

217

自己株式の取得による支出

43,556

 

2

リース負債の返済による支出

 

2,564

 

2,374

利息の支払額

 

274

 

233

配当金の支払額

10

44,788

 

47,229

その他

 

65

 

67

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

91,114

 

49,688

 

 

 

 

 

現金及び現金同等物に係る換算差額

 

7,676

 

19,556

現金及び現金同等物の増減額(△減少)

 

86,665

 

46,440

現金及び現金同等物の期首残高

 

512,072

 

469,406

現金及び現金同等物の四半期末残高

 

425,407

 

422,966

 

 

【要約四半期連結財務諸表注記】

1.報告企業

 株式会社村田製作所(以下「当社」という。)は日本に所在する株式会社であります。当社グループの要約四半期連結財務諸表は、当社及びその子会社に対する持分により構成されております。

 当社グループは、電子部品並びにその関連製品の開発及び製造販売を主たる事業として行っております。当社グループの事業は、コンポーネント(コンデンサ、インダクタ、EMI除去フィルタなど)、デバイス・モジュール(高周波モジュール、表面波フィルタ、リチウムイオン二次電池、センサなど)及びその他(ヘルスケア機器、ソリューションビジネスなど)の3つの事業別セグメントに分類されます。

 

 

2.作成の基礎

(1)IFRSに準拠している旨及び初度適用に関する事項

 当社グループの要約四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府令第64号)第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同第93条の規定により、IAS第34号「期中財務報告」に準拠して作成しております。

 当社グループは、当連結会計年度(2023年4月1日から2024年3月31日まで)の第1四半期連結会計期間からIFRSを初めて適用しており、IFRSへの移行日は2022年4月1日であります。IFRSへの移行にあたってはIFRS第1号「国際財務報告基準の初度適用」(以下「IFRS第1号」という。)を適用しており、IFRSへの移行が当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に与える影響は、注記「16.初度適用」に記載しております。

 

(2)測定の基礎

 当社グループの要約四半期連結財務諸表は、注記「3.重要性がある会計方針」に記載のとおり、公正価値で測定されている特定の金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成しております。

 

(3)機能通貨及び表示通貨

 当社グループの要約四半期連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、百万円未満を四捨五入して表示しております。

 

 

3.重要性がある会計方針

(1)連結の基礎

① 子会社

 子会社とは、当社グループにより支配されている企業をいいます。当社グループがある企業への関与により生じる変動リターンに対するエクスポージャー又は権利を有し、かつ、当該企業に対するパワーにより当該リターンに影響を及ぼす能力を有している場合、当社グループは当該企業を支配していると判断しております。

 子会社の財務諸表は、当社グループが当該子会社に対して支配を獲得した日から支配を喪失した日まで、連結の対象に含めております。

 子会社が適用する会計方針が当社グループの適用する会計方針と異なる場合には、必要に応じて当該子会社の財務諸表に対して調整を行っております。また、当社グループ内の債権債務残高及び内部取引高、並びに当社グループ内の取引から発生した未実現損益は、要約四半期連結財務諸表の作成に際して消去しております。

 子会社の包括利益については、非支配持分が負の残高となる場合であっても、親会社の所有者と非支配持分に帰属させております。

 支配を喪失しない子会社に対する所有持分の変動は資本取引として会計処理し、支配を喪失した場合、支配の喪失から生じた利得及び損失を純損益で認識しております。

 

② 関連会社

 関連会社とは、当社グループが当該企業に対し、財務及び営業の方針に重要な影響力を有しているものの、支配をしていない企業をいいます。当社グループが他の企業の議決権の20%以上50%以下を保有する場合、当社グループは当該他の企業に対して重要な影響力を有していると推定されます。

 関連会社については、当社グループが重要な影響力を有することとなった日から重要な影響力を喪失する日まで、持分法によって会計処理しております。

 関連会社が適用する会計方針が当社グループの適用する会計方針と異なる場合には、必要に応じて当該関連会社の財務諸表に調整を加えております。

 

(2)企業結合

 企業結合は取得法を用いて会計処理しております。取得関連費用は、発生時に費用として処理しております。企業結合において取得した識別可能資産及び引き受けた負債は、原則として、取得日の公正価値で測定しております。

 企業結合で移転された対価、被取得企業の非支配持分の金額、及び当社グループが以前に保有していた被取得企業の資本持分の公正価値の合計が、取得した識別可能な資産及び引き受けた負債の正味の金額を超過する場合にはその超過額をのれんとして認識し、下回る場合には純利益として認識しております。移転された対価は、移転した資産、引き受けた負債及び発行した資本持分の公正価値の合計で算定され、条件付対価の取決めから生じた資産または負債の公正価値も含まれております。

 非支配持分は、個々の企業結合取引ごとに、公正価値または被取得企業の識別可能な純資産に対する非支配持分の比例的持分として測定しております。

 

(3)外貨換算

 当社グループでは、IAS第21号「外国為替レート変動の影響」に基づき、外貨建項目について下記の方法で換算を行っております。

① 外貨建取引の換算

 外貨建取引は、取引日の為替レートで当社グループの各社の各機能通貨に換算し記録しております。

 決算日における外貨建貨幣性項目は期末日の為替レート、公正価値で測定する外貨建非貨幣性項目は当該公正価値の算定日の為替レートにより、それぞれ機能通貨に換算しております。

 貨幣性項目の決済または換算により生じる換算差額は純損益として認識しております。

② 在外営業活動体の換算

 在外営業活動体の資産及び負債は期末日の為替レートにより、収益及び費用は、為替レートが著しく変動している場合を除き、期中の平均レートによりそれぞれ表示通貨に換算しております。当該換算により生じる換算差額は、その他の包括利益として認識しております。

 在外営業活動体を処分する場合、当該在外営業活動体に関連する換算差額の累計額は、処分時に純損益に振り替えております。

 なお、当社グループは、IFRS第1号の免除規定を採用しており、移行日現在の在外営業活動体の換算差額累計額をゼロとみなし、すべて利益剰余金へ振り替えております。

 

(4)金融商品

① 金融資産

(ⅰ)当初認識及び測定

 当社グループは、金融資産について、償却原価で測定する金融資産、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性及び資本性金融資産、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しております。この分類は、当初認識時に決定しております。

 当社グループは、金融資産に関する契約の当事者となった取引日に当該金融商品を認識しております。

 すべての金融資産は、純損益を通じて公正価値で測定する区分に分類される場合を除き、公正価値に取引コストを加算した金額で測定しております。

(a)償却原価で測定する金融資産

 以下の要件をともに満たす場合には、償却原価で測定する金融資産に分類しております。

・契約上のキャッシュ・フローを回収するために資産を保有することを目的とする事業モデルに基づいて、資産が保有されている。

・金融資産の契約条件により、元本及び元本残高に対する利息の支払のみであるキャッシュ・フローが所定の日に生じる。

(b)公正価値で測定する金融資産

 償却原価で測定する金融資産以外の金融資産は、公正価値で測定する金融資産に分類しております。

(イ)その他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性金融資産

 公正価値で測定する負債性金融資産は以下の要件をともに満たす場合に、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性金融資産に分類しております。

・契約上のキャッシュ・フローの回収と売却の両方によって目的が達成される事業モデルに基づいて、資産が保有されている。

・金融資産の契約条件により、元本及び元本残高に対する利息の支払のみであるキャッシュ・フローが所定の日に生じる。

(ロ)その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融資産

 公正価値で測定する資本性金融資産は、当初認識時に公正価値の変動を純損益ではなく、その他の包括利益で認識するという取消不能な選択を行っている場合に、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融資産に分類しております。

(ハ)純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 (イ)(ロ)以外の公正価値で測定する金融資産は、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しております。

 

(ⅱ)事後測定

 金融資産の当初認識後の測定は、その分類に応じて以下のとおり測定しております。

(a)償却原価で測定する金融資産

 償却原価で測定する金融資産については、実効金利法による償却原価で測定しております。

(b)公正価値で測定する金融資産

(イ)その他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性金融資産

 当該金融資産の公正価値の事後的な変動額は、減損利得又は減損損失及び為替差損益を除き、当該金融資産の認識の中止又は分類変更が行われるまで、その他の包括利益として認識しております。当該金融資産の認識の中止を行う際には、過去に認識したその他の包括利益を純損益に振り替えております。

(ロ)その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融資産

 当該金融資産の公正価値の事後的な変動額は、その他の包括利益として認識しております。なお、当該金融資産からの配当金については、金融収益の一部として当期の純損益として認識しております。

(ハ)純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 当該金融資産の公正価値の事後的な変動額は、純損益として認識しております。

 

(ⅲ)金融資産の認識の中止

 当社グループは、金融資産からのキャッシュ・フローに対する契約上の権利が消滅する、又は当社グループが金融資産の所有のリスクと経済価値のほとんどすべてを移転する場合において、金融資産の認識を中止しております。当社グループが、移転した当該金融資産に対する支配を継続している場合には、継続的関与を有している範囲において、資産と関連する負債を認識しております。

 

(ⅳ)金融資産の減損

 償却原価で測定する金融資産については、予想信用損失に対する貸倒引当金を認識しております。

 当社グループは、期末日ごとに各金融資産に係る信用リスクが当初認識時点から著しく増加しているかどうかを評価しており、当初認識時点から信用リスクが著しく増加していない場合には、12か月の予想信用損失を貸倒引当金として認識しております。一方で、当初認識時点から信用リスクが著しく増加している場合には、全期間の予想信用損失と等しい金額を貸倒引当金として認識しております。ただし、重大な金融要素を含んでいない営業債権及び契約資産については、信用リスクの当初認識時点からの著しい増加の有無に関わらず、常に全期間の予想信用損失と等しい金額で貸倒引当金を認識しております。

 信用リスクが著しく増加しているか否かは、債務不履行発生リスクの変動に基づいて判断しており、その判断にあたっては、内部信用格付けの格下げや、取引先の経営成績の悪化、期日経過情報等を考慮しております。

 予想信用損失は、契約に従って企業に支払われるべきすべての契約上のキャッシュ・フローと、企業が受け取ると見込んでいるすべてのキャッシュ・フローとの差額の現在価値で認識しております。

 当社グループは、金融資産の予想信用損失を、以下のものを反映する方法で見積もっております。

・一定範囲の生じ得る結果を評価することにより算定される、偏りのない確率加重金額

・貨幣の時間価値

・過去の事象、現在の状況及び将来の経済状況の予測についての、報告日において過大なコストや労力を掛けずに利用可能な合理的で裏付け可能な情報

 著しい景気変動等の影響を受ける場合には、上記により測定された予想信用損失に、必要な調整を行うこととしております。

 当社グループは、ある金融資産の全体又は一部分を回収するという合理的な予想を有していない場合には、金融資産の帳簿価額を直接減額しております。

 

② 金融負債

(ⅰ)当初認識及び測定

 当社グループは、金融負債について、純損益を通じて公正価値で測定する金融負債と償却原価で測定する金融負債のいずれかに分類しております。この分類は、当初認識時に決定しております。

 当社グループは、発行した負債証券を、その発行日に当初認識しております。その他の金融負債は、すべて、当該金融商品の契約の当事者になる取引日に当初認識しております。

 すべての金融負債は公正価値で当初測定しておりますが、償却原価で測定する金融負債については、直接帰属する取引コストを控除した金額で測定しております。

 

(ⅱ)事後測定

 金融負債の当初認識後の測定は、その分類に応じて以下のとおり測定しております。

(a)純損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 純損益を通じて公正価値で測定する金融負債については、売買目的保有の金融負債と当初認識時に純損益を通じて公正価値で測定すると指定した金融負債を含んでおります。

 当該金融負債の公正価値の事後的な変動額は、純損益として認識しております。

(b)償却原価で測定する金融負債

 償却原価で測定する金融負債については、当初認識後実効金利法による償却原価で測定しております。

 実効金利法による償却及び認識が中止された場合の利得及び損失については、金融費用の一部として当期の純損益として認識しております。

 

(ⅲ)金融負債の認識の中止

 当社グループは、金融負債が消滅したとき、すなわち、契約中に特定された債務が免責、取消し、又は失効となったときに、金融負債の認識を中止しております。

 

③ 金融資産及び金融負債の表示

 金融資産及び金融負債は、当社グループが残高を相殺する法的権利を有し、かつ純額で決済するか又は資産の実現と負債の決済を同時に行う意図を有する場合にのみ、要約四半期連結財政状態計算書上で相殺し、純額で表示しております。

 

④ 金融商品の公正価値

 各報告日現在で活発な市場において取引されている金融商品の公正価値は、市場における公表価格又はディーラー価格を参照しております。活発な市場が存在しない金融商品の公正価値は、適切な評価技法を使用して算定しております。

 

⑤ デリバティブ及びヘッジ会計

 デリバティブは、デリバティブ契約が締結された日の公正価値で当初認識され、当初認識後は各四半期連結会計期間末日の公正価値で再測定されます。

 当社グループは、認識されている金融資産と負債及び将来の取引に関するキャッシュ・フローを確定させるため、先物為替予約を利用しております。

 なお、上記デリバティブについて、ヘッジ会計の適用となるものはありません。

 

(5)現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物は、手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3か月以内に償還期限の到来する短期投資から構成されております。

 

(6)棚卸資産

 棚卸資産は原価と正味実現可能価額のいずれか低い価額で測定しております。正味実現可能価額は、通常の事業過程における見積売価から、完成までに要する見積原価及び見積販売費用を控除した額であります。原価は、主として総平均法に基づいて算定しており、購入原価、加工費、及び現在の場所及び状態に至るまでに要したすべての費用を含んでおります。

 

(7)有形固定資産

 取得原価には、当該資産の取得に直接関連する費用、解体・除去及び原状回復費用が含まれております。当初認識後の測定については原価モデルを採用し、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した価額で表示しております。土地及び建設仮勘定以外の各資産の減価償却費は、それぞれの見積耐用年数にわたり、定額法で計上されております。

 主要な資産項目ごとの見積耐用年数は以下のとおりであります。

建物及び構築物 10~50年

機械装置・工具器具備品及び車両運搬具 4~17年

 なお、見積耐用年数、残存価額及び減価償却方法は、各年度末に見直しを行い、変更があった場合は、会計上の見積りの変更として将来に向かって適用しております。

 

(8)のれん及び無形資産

① のれん

 当社グループは、のれんを取得日時点で測定した被取得企業に対する非支配持分の認識額を含む譲渡対価の公正価値から、取得日時点における識別可能な取得資産及び引き受けた負債の正味の金額を控除した額として当初測定しております。

 のれんは、償却を行わず、毎期又は減損の兆候が存在する場合にはその都度、減損テストを実施しております。のれんの減損損失は要約四半期連結損益計算書において認識され、その後の戻入れは行っておりません。

 また、のれんは要約四半期連結財政状態計算書において、取得原価から減損損失累計額を控除した価額で表示しております。

 

② 無形資産

 個別に取得した無形資産は、当初認識時に取得原価で測定しております。企業結合で取得した無形資産は、取得日現在における公正価値で測定しております。当初認識後の測定については原価モデルを採用し、取得原価から償却累計額及び減損損失累計額を控除した価額で表示しております。

 なお、当社グループ内部で発生した研究開発費は、次の資産計上の要件のすべてを満たす開発活動に対する支出を除き、発生時に費用計上しております。

・使用又は売却に利用できるように無形資産を完成させることの技術上の実行可能性

・無形資産を完成させて、使用するか又は売却するという意図

・無形資産を使用又は売却できる能力

・無形資産が可能性の高い将来の経済的便益を創出すること

・開発を完成させて、無形資産を使用するか又は売却するために必要となる、適切な技術上、財務上及びその他の資源の利用可能性

・開発期間中の無形資産に起因する支出を信頼性をもって測定できる能力

 耐用年数を確定できる無形資産は、その見積耐用年数にわたって、定額法により償却を行っております。主要な無形資産の見積耐用年数は以下のとおりであります。

ソフトウェア 3~10年

技術 5~13年

 なお、見積耐用年数、残存価額及び償却方法は、各年度末に見直しを行い、変更があった場合は、会計上の見積りの変更として将来に向かって適用しております。

 

(9)リース

 リース契約の借手となる場合、リース開始日において使用権資産及びリース負債を認識しております。リース負債の当初測定は開始日現在で支払われていないリース料総額の現在価値で測定し、使用権資産は、リース負債の当初測定の金額に、開始日以前に支払ったリース料等、借手に発生した当初直接コスト等を調整した取得原価で測定しております。

 開始日後においては、使用権資産はリース期間にわたって定額法で減価償却を行っており、減価償却費は要約四半期連結損益計算書の売上原価、販売費及び一般管理費、研究開発費に計上しております。リース負債は、リース料を利息法に基づき支払利息とリース負債の返済額に配分し、支払利息は要約四半期連結損益計算書の金融費用に計上しております。

 ただし、リース期間が12か月以内の短期リース及び原資産が少額のリースについては、使用権資産及びリース負債を認識せず、リース料総額をリース期間にわたって、定額法又は他の規則的な基礎のいずれかにより費用として認識しております。

 

(10)非金融資産の減損

 棚卸資産及び繰延税金資産等を除く当社グループの非金融資産の帳簿価額は、各報告期間の末日ごとに資産が減損している可能性を示す兆候の有無を評価し、減損の兆候が存在する場合は、当該資産の回収可能価額を見積っております。のれん及び耐用年数を確定できない、又は未だ使用可能ではない無形資産については、減損の兆候の有無に関わらず回収可能価額を毎年同じ時期に見積っております。

 資産又は資金生成単位の回収可能価額は、使用価値と処分コスト控除後の公正価値のうちいずれか高い方の金額としております。使用価値の算定において、見積将来キャッシュ・フローは、貨幣の時間的価値及び当該資産に固有のリスクを反映した税引前割引率を用いて現在価値に割り引いております。

 減損テストにおいて個別にテストされない資産は、継続的な使用により他の資産又は資産グループのキャッシュ・インフローから概ね独立したキャッシュ・インフローを生成する最小の資金生成単位に統合しております。のれんの減損テストを行う際には、のれんが配分される資金生成単位を、のれんが関連する最小の単位を反映して減損がテストされるように統合しております。企業結合により取得したのれんは、統合のシナジーが得られると期待される資金生成単位又は資金生成単位グループに配分しております。

 当社グループの全社資産は、独立したキャッシュ・インフローを生成いたしません。全社資産に減損の兆候がある場合、全社資産が帰属する資金生成単位の回収可能価額を決定しております。

 減損損失は、資金生成単位又は資金生成単位グループの帳簿価額が見積回収可能価額を超過する場合に純損益として認識しております。資金生成単位又は資金生成単位グループに関連して認識した減損損失は、まずその単位に配分されたのれんの帳簿価額を減額するように配分し、次にその単位内のその他の資産の帳簿価額を比例的に減額しております。

 のれんに関連する減損損失は戻入れておりません。その他の資産については、過去に認識した減損損失は、毎期末日において損失の減少又は消滅を示す兆候の有無を評価しております。回収可能価額の決定に使用した見積りが変化した場合は、減損損失を戻入れております。減損損失は、減損損失を認識しなかった場合の帳簿価額から必要な減価償却費及び償却額を控除した後の帳簿価額を上限として戻入れております。

 

(11)従業員給付

 短期従業員給付については、割引計算は行わず、関連するサービスが提供された時点で費用として計上しております。

 賞与及び有給休暇費用については、それらを支払う法的もしくは推定的な債務を負っており、信頼性のある見積りが可能な場合に、それらの制度に基づいて支払われると見積られる額を負債として認識しております。

 退職後給付以外の長期従業員給付に対する債務は、従業員が過年度及び当年度において提供したサービスの対価として獲得した将来給付額を現在価値に割り引いて算定しております。

 当社グループは、従業員の退職給付制度として確定給付制度と確定拠出制度を運営しております。確定給付制度に係る資産または負債の純額は、確定給付制度債務の現在価値から、制度資産の公正価値を控除して算定しております。この計算による資産上限額は、制度からの返還または将来掛金の減額という利用可能な将来の経済的便益の現在価値を上限としております。

 当社グループは、確定給付制度債務の現在価値及び関連する当期勤務費用並びに過去勤務費用を、予測単位積増方式を用いて算定しております。

 割引率は、将来の毎年度の給付支払見込日までの期間を基に割引期間を設定し、割引期間に対応した期末日時点の優良社債の市場利回りに基づき算定しております。確定給付制度に係る負債又は資産は、確定給付制度債務の現在価値から制度資産の公正価値を控除して算定しております。

 確定給付負債または資産の純額の再測定は、発生した期においてその他の包括利益として一括認識し、直ちにその他の資本の構成要素から利益剰余金に振り替えております。

 過去勤務費用は、発生した期の純損益として処理しております。

 確定拠出型の退職給付に係る費用は、拠出した時点で費用として認識しております。

 

(12)株式に基づく報酬

 当社は、持分決済型の株式に基づく報酬として、取締役(監査等委員である取締役及び社外取締役を除く)及び執行役員を対象とする譲渡制限付株式報酬制度を導入しております。

 受領したサービスの対価は、当社株式の付与日における公正価値で測定し、付与日から権利確定期間にわたって費用として認識し、対応する金額を資本の増加として認識しております。

 

(13)引当金

 引当金は、過去の事象の結果として、当社グループが、現在の法的又は推定的債務を有しており、当該債務を決済するために経済的資源の流出が生じる可能性が高く、当該債務の金額について信頼性のある見積りができる場合に認識しております。貨幣の時間的価値が重要な場合には、見積将来キャッシュ・フローを貨幣の時間的価値及び当該負債に特有のリスクを反映した税引前の利率を用いて現在価値に割り引いております。時の経過に伴う割引額の割戻しは金融費用として認識しております。

 

(14)収益認識

 当社グループでは、IFRS第9号「金融商品」に基づく利息及び配当収益等を除く顧客との契約について、IFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」に定められた以下のステップを適用することにより、収益を認識しております。

ステップ1:顧客との契約を識別する

ステップ2:契約における履行義務を識別する

ステップ3:取引価格を算定する

ステップ4:取引価格を契約における履行義務に配分する

ステップ5:企業が履行義務の充足時に(又は充足するにつれて)収益を認識する

 当社グループは、当社グループの事業別セグメント(コンポーネント、デバイス・モジュール及びその他)を構成する電子部品並びにその関連製品の販売を行っております。製品販売については、製品の引渡時点において顧客が当該製品に対する支配を獲得することから、履行義務が充足されると判断しており、当該製品の引渡時点で収益を認識しております。また、収益は、顧客との契約において約束された対価から、値引き、リベート及び返品などを控除した金額で測定しております。

 

(15)金融収益及び金融費用

 金融収益は、主として受取利息、受取配当金、為替差益及び純損益を通じて公正価値で測定する金融資産の公正価値の変動等から構成されております。

 受取利息は、実効金利法により発生時に認識しております。受取配当金は、配当を受け取る権利が確定した時点で認識しております。

 金融費用は、主として支払利息、為替差損、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産の公正価値の変動等から構成されております。

 支払利息は、実効金利法により発生時に認識しております。

 

(16)政府補助金

 政府補助金は、補助金交付のための付帯条件を満たし、かつ補助金を受領するという合理的な保証が得られたときに、公正価値で認識しております。

 資産に関する政府補助金は、繰延収益として認識し、関連資産の見積耐用年数にわたり規則的に純損益として認識しております。

 費用に関する政府補助金は、補助金で補償することを意図している費用が発生した期間において純損益に認識しております。

 

(17)法人所得税

 法人所得税費用は、当期税金と繰延税金から構成されております。これらは、その他の包括利益又は資本に直接認識される項目から生じる場合、及び企業結合から生じる場合を除き、純損益として認識しております。

 当期税金は、税務当局に対する納付又は税務当局からの還付が予想される金額で測定しております。税額の算定に使用する税率及び税法は、期末日時点において施行または実質的に施行されているものであります。

 繰延税金は、期末日における資産及び負債の税務基準額と会計上の帳簿価額との差額である一時差異、繰越欠損金及び繰越税額控除に対して認識しております。

 なお、以下の一時差異に対しては、繰延税金資産及び負債を計上しておりません。

・のれんの当初認識から生じる一時差異

・企業結合取引を除く、会計上の利益にも税務上の課税所得(欠損金)にも影響を与えない取引によって発生する資産又は負債の当初認識により生じる一時差異

・子会社、関連会社に対する投資及び共同支配の取決めに対する持分に係る将来減算一時差異に関しては、予測可能な将来に当該一時差異が解消しない可能性が高い場合、又は当該一時差異の使用対象となる課税所得が稼得される可能性が低い場合

・子会社、関連会社に対する投資及び共同支配の取決めに対する持分に係る将来加算一時差異に関しては、一時差異の解消の時点をコントロールすることができ、予測可能な期間内に当該一時差異が解消しない可能性が高い場合

 繰延税金負債は原則としてすべての将来加算一時差異について認識され、繰延税金資産は将来減算一時差異を使用できるだけの課税所得が稼得される可能性が高い範囲内で、すべての将来減算一時差異について認識しております。

 繰延税金資産の帳簿価額は毎期見直され、繰延税金資産の全額又は一部が使用できるだけの十分な課税所得が稼得されない可能性が高い部分については、帳簿価額を減額しております。未認識の繰延税金資産は毎期見直され、将来の課税所得により繰延税金資産が回収される可能性が高くなった範囲内で認識しております。

 繰延税金資産及び負債は、期末日時点において施行または実質的に施行されている税率及び税法に基づいて、資産が実現する期間又は負債が決済される期間に適用されると予想される税率及び税法によって測定しております。

 繰延税金資産及び負債は、当期税金資産と当期税金負債を相殺する法律上の強制力のある権利を有しており、かつ同一の税務当局によって同一の納税主体に課されている場合又は別々の納税主体であるものの当期税金負債と当期税金資産とを純額で決済するか、あるいは資産の実現と負債の決済を同時に行うことを意図している場合に相殺しております。

 法人所得税の不確実な税務ポジションについて、税法上の解釈に基づき税務ポジションが発生する可能性が高い場合には、合理的な見積額を資産または負債として認識しております。

 なお、要約四半期連結損益計算書の法人所得税費用は、年間の見積実効税率に基づいて算定しております。

 また当社グループは、2023年5月に公表された「国際的な税制改革―第2の柱モデルルール」(IAS第12号「法人所得税」の改訂)の一時的な例外規定を適用しております。

 

(18)1株当たり利益

 基本的1株当たり四半期利益は、親会社の普通株主に帰属する四半期損益を、その期間の自己株式を調整した発行済普通株式の加重平均株式数で除して計算しております。なお、希薄化後1株当たり四半期利益は、希薄化効果を有するすべての潜在株式の影響を調整して算定しております。

 

(19)自己株式

 自己株式は取得原価で評価され、資本から控除しております。当社の自己株式の購入、売却又は消却において利得又は損失は認識しておりません。なお、帳簿価額と売却時の対価との差額は資本として認識しております。

 

 

4.重要な会計上の見積り及び判断

 IFRSに準拠した要約四半期連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の金額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定を行うことが要求されております。実際の業績は、これらの見積りとは異なる場合があります。

 見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直されます。会計上の見積りの見直しによる影響は、見積りを見直した会計期間及びそれ以降の将来の会計期間において認識されます。

 経営者が行った要約四半期連結財務諸表の金額に重要な影響を与える判断及び見積りは以下のとおりであります。

・金融商品の公正価値(注記「3.重要性がある会計方針 (4)金融商品」及び「13.金融商品の公正価値」)

・棚卸資産の評価(注記「3.重要性がある会計方針 (6)棚卸資産」)

・非金融資産の減損(注記「3.重要性がある会計方針 (10)非金融資産の減損」及び「8.非金融資産の減損」)

・確定給付制度債務の測定(注記「3.重要性がある会計方針 (11)従業員給付」)

・引当金の測定(注記「3.重要性がある会計方針 (13)引当金」)

・繰延税金資産の回収可能性(注記「3.重要性がある会計方針 (17)法人所得税」)

 

 

5.未適用の新たな基準書及び解釈指針

 要約四半期連結財務諸表の承認日までに公表されている基準書及び解釈指針の新設又は改訂のうち、当社グループに重要な影響を及ぼすものはありません。

 

 

6.セグメント情報

事業別セグメント情報

 当社グループは、電子部品並びにその関連製品の開発及び製造販売を主たる事業として行っております。

 当社グループの事業別セグメントは、当社グループの事業戦略に即した区分であり、「コンポーネント」、「デバイス・モジュール」及び「その他」の3つに分類されます。

(第1四半期連結累計期間)

(単位:百万円)

 

 

 

前第1四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年6月30日)

当第1四半期連結累計期間

(自 2023年4月1日

至 2023年6月30日)

金額

百分比

金額

百分比

コンポーネント

売上収益

 

 

 

(1)外部顧客に対する売上収益

249,025

 

208,342

 

 

(2)セグメント間の内部売上収益

2,930

 

2,146

 

 

251,955

100.0

210,488

100.0

 

営業利益(△損失)

88,055

34.9

52,499

24.9

デバイス・モジュール

売上収益

 

 

 

 

(1)外部顧客に対する売上収益

184,485

 

156,843

 

 

(2)セグメント間の内部売上収益

2

 

4

 

 

184,487

100.0

156,847

100.0

 

営業利益(△損失)

2,449

1.3

199

△0.1

その他

売上収益

 

 

 

 

(1)外部顧客に対する売上収益

3,147

 

2,509

 

 

(2)セグメント間の内部売上収益

17,041

 

12,729

 

 

20,188

100.0

15,238

100.0

 

営業利益(△損失)

247

1.2

2,189

△14.4

消去又は全社

売上収益

 

 

 

 

(1)外部顧客に対する売上収益

 

 

 

(2)セグメント間の内部売上収益

19,973

 

14,879

 

 

19,973

14,879

 

営業利益(△損失)

連結

売上収益

 

 

 

 

(1)外部顧客に対する売上収益

436,657

 

367,694

 

 

(2)セグメント間の内部売上収益

 

 

 

436,657

100.0

367,694

100.0

 

営業利益(△損失)

90,751

20.8

50,111

13.6

(注)1.各区分に属する主な製品又は事業

(1)コンポーネント   ・・・コンデンサ、インダクタ、EMI除去フィルタなど

(2)デバイス・モジュール・・・高周波モジュール、表面波フィルタ、リチウムイオン二次電池、センサなど

(3)その他       ・・・機器製作、ヘルスケア機器、ソリューションビジネスなど

2.セグメント間の内部取引は、市場の実勢価格に基づいております。

 

7.棚卸資産

 棚卸資産の内訳は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

移行日

(2022年4月1日)

前連結会計年度末

(2023年3月31日)

当第1四半期

連結会計期間末

(2023年6月30日)

商品及び製品

199,530

245,590

249,534

仕掛品

167,142

191,052

195,304

原材料及び貯蔵品

98,467

137,990

144,295

合計

465,139

574,632

589,133

 

 

8.非金融資産の減損

 前第1四半期連結累計期間において、減損損失は計上しておりません。

 当第1四半期連結累計期間において、「デバイス・モジュール」セグメントにおける収益性が低下していると判断された設備等について、30百万円を減損損失として要約四半期連結損益計算書の「その他の費用」に計上しております。なお、回収可能価額は使用価値により測定しており、その価値をゼロとしております。

 

 

9.資本及びその他の資本項目

自己株式の取得

前第1四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年6月30日)

 当社は、2022年4月28日開催の取締役会決議に基づき、自己株式の取得を行いました。この取得により、前第1四半期連結累計期間において自己株式が5,337,400株増加しております。

 

当第1四半期連結累計期間(自 2023年4月1日 至 2023年6月30日)

 重要な取引はありません。

 

 

10.配当金

 前第1四半期連結累計期間及び当第1四半期連結累計期間の配当金の支払額は、次のとおりであります。

 

前第1四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年6月30日)

決議

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり配当額

(円)

基準日

効力発生日

2022年6月29日

定時株主総会

普通株式

44,788

70

2022年3月31日

2022年6月30日

 

当第1四半期連結累計期間(自 2023年4月1日 至 2023年6月30日)

決議

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり配当額

(円)

基準日

効力発生日

2023年6月29日

定時株主総会

普通株式

47,229

75

2023年3月31日

2023年6月30日

 

 

11.売上収益

収益の分解

 当社グループは、当社グループの事業別セグメントを構成する電子部品並びにその関連製品の販売を行っております。事業別セグメントは、当社グループの事業戦略に即して区分されており、「コンポーネント」、「デバイス・モジュール」及び「その他」の3つの事業別セグメントに分類しております。当社グループは、顧客との契約から生じる収益を顧客との契約に基づき、コンポーネント事業をコンデンサ、インダクタ・EMIフィルタに、デバイス・モジュール事業を高周波・通信、エナジー・パワー、機能デバイスに区分して分解しております。

 これらの分解した収益とセグメント売上収益との関連は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前第1四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年6月30日)

当第1四半期連結累計期間

(自 2023年4月1日

至 2023年6月30日)

 

コンデンサ

202,143

169,470

 

インダクタ・EMIフィルタ

46,882

38,872

 

コンポーネント

249,025

208,342

 

高周波・通信

108,396

87,922

 

エナジー・パワー

51,276

48,015

 

機能デバイス

24,813

20,906

 

デバイス・モジュール

184,485

156,843

 

その他

3,147

2,509

 

436,657

367,694

 

 

12.1株当たり利益

 当社は取締役(監査等委員である取締役及び社外取締役を除く)及び執行役員を対象とする譲渡制限付株式報酬制度を導入しております。当制度に基づく株式のうち、権利が確定していない株式を参加型資本性金融商品として普通株式と区分しております。なお、普通株式と参加型資本性金融商品は親会社の所有者に帰属する四半期利益に対して同等の権利を有しております。

 基本的1株当たり四半期利益の算定上の基礎は以下のとおりであります。

 なお、希薄化後1株当たり四半期利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

 

(第1四半期連結累計期間)

項目

前第1四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年6月30日)

当第1四半期連結累計期間

(自 2023年4月1日

至 2023年6月30日)

親会社の所有者に帰属する四半期利益(百万円)

76,067

50,098

参加型資本性金融商品に帰属する四半期利益

(百万円)

1

1

普通株主に帰属する四半期利益(百万円)

76,066

50,097

流通株式の加重平均株式数(株)

637,151,344

629,730,835

参加型資本性金融商品の加重平均株式数(株)

8,760

9,185

普通株式の加重平均株式数(株)

637,142,584

629,721,650

基本的1株当たり四半期利益(円)

119.39

79.56

 

 

13.金融商品の公正価値

 当社グループは公正価値で測定する金融商品について、測定に用いたインプットの観察可能性に応じて算定した公正価値を以下3つのレベルに分類しております。

 

レベル1:活発な市場における同一の資産又は負債の市場価格

レベル2:レベル1以外の、観察可能な価格を直接又は間接的に使用して算出された公正価値

レベル3:観察不能なインプットを含む評価技法から算出された公正価値

 

(1)償却原価で測定する金融商品

 各決算日における償却原価で測定する金融商品の帳簿価額と公正価値は以下のとおりであります。

 なお、帳簿価額と公正価値が極めて近似している金融商品については、以下の表に含めておりません。

(単位:百万円)

 

 

移行日

(2022年4月1日)

前連結会計年度末

(2023年3月31日)

当第1四半期

連結会計期間末

(2023年6月30日)

 

帳簿価額

公正価値

帳簿価額

公正価値

帳簿価額

公正価値

償却原価で測定する金融負債

 

 

 

 

 

 

社債及び長期借入金

(1年以内返済予定分を含む)

111,078

110,961

111,998

111,890

112,229

112,134

合計

111,078

110,961

111,998

111,890

112,229

112,134

 社債の公正価値は、市場価格又は取引先金融機関等から提示された価格に基づき算定しており、レベル2に分類しております。

 長期借入金(1年以内返済予定分を含む)の公正価値は、将来キャッシュ・フローを新規に同様の契約を実行した場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しており、レベル2に分類しております。

 

(2)公正価値で測定する金融商品

 公正価値で測定する金融商品の公正価値ヒエラルキーは以下のとおりであります。

移行日(2022年4月1日)

(単位:百万円)

 

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

資産:

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

デリバティブ資産

70

70

債券

18,963

18,963

株式及び出資金等

8,854

8,854

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

債券

10,418

10,418

株式

19,733

807

20,540

合計

19,733

29,451

9,661

58,845

負債:

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 

 

 

 

デリバティブ負債

9,706

9,706

合計

9,706

9,706

 

前連結会計年度末(2023年3月31日)

(単位:百万円)

 

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

資産:

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

デリバティブ資産

803

803

債券

5,943

5,943

株式及び出資金等

8,658

8,658

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

債券

7,999

7,999

株式

19,597

851

20,448

合計

19,597

14,745

9,509

43,851

負債:

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 

 

 

 

デリバティブ負債

1,264

1,264

合計

1,264

1,264

 

 

当第1四半期連結会計期間末(2023年6月30日)

(単位:百万円)

 

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

資産:

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

デリバティブ資産

153

153

債券

2,939

2,939

株式及び出資金等

9,245

9,245

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

債券

6,903

6,903

株式

21,469

929

22,398

合計

21,469

9,995

10,174

41,638

負債:

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 

 

 

 

デリバティブ負債

4,907

4,907

合計

4,907

4,907

 

 公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、振替を生じさせた事象又は状況の変化が生じた日に認識しております。前連結会計年度及び当第1四半期連結累計期間において、公正価値レベル1とレベル2の間の重要な振替は行われておりません。

 

① レベル2及び3に分類される金融商品の公正価値測定に関する情報

 レベル2に分類された債券及びデリバティブ資産、デリバティブ負債は取引先金融機関から提示された価格等に基づき評価しております。

 レベル3に分類された株式及び出資金等は投資先の直近の入手可能な将来の収益性の見通しや純資産価額等の情報を総合的に考慮した適切な技法により評価しております。

 レベル3に分類した金融商品について観察可能でないインプットを合理的に考え得る代替的な仮定に変更した場合に重要な公正価値の増減は見込まれません。

 

② レベル3に分類された金融商品の期首残高から期末残高への調整表

 レベル3に分類される公正価値測定について、期首残高から期末残高への調整表は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前第1四半期連結累計期間

(自2022年4月1日

至2022年6月30日)

当第1四半期連結累計期間

(自2023年4月1日

至2023年6月30日)

期首残高

9,661

9,509

購入

597

134

利得又は損失

 

 

純損益

348

369

その他の包括利益

376

215

売却又は決済

△166

△53

期末残高

10,816

10,174

 純損益に認識した利得又は損失は、要約四半期連結損益計算書の「金融収益」又は「金融費用」に含めております。その他の包括利益に認識した利得又は損失のうち税効果考慮後の金額は、要約四半期連結包括利益計算書の「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産」及び「在外営業活動体の換算差額」に含めております。

 

 

14.コミットメント

 決算日以降の支出に関するコミットメントは以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

移行日

(2022年4月1日)

前連結会計年度

(2023年3月31日)

当第1四半期

連結会計期間末

(2023年6月30日)

有形固定資産の取得

104,918

136,726

125,052

無形資産の取得

487

393

375

合計

105,405

137,119

125,427

 

 

15.後発事象

 該当事項はありません。

 

16.初度適用

 当社グループは、当第1四半期連結会計期間(2023年4月1日から2023年6月30日まで)よりIFRSに準拠した要約四半期連結財務諸表を開示しております。米国会計基準に準拠して作成された直近の連結財務諸表は2023年3月31日に終了する連結会計年度に関するものであり、IFRSへの移行日は2022年4月1日であります。

 

(1)IFRS第1号の免除規定

 IFRSでは、IFRSを初めて適用する会社(以下「初度適用企業」という。)に対して、原則として、IFRSで要求される基準を遡及して適用することを求めております。ただし、IFRS第1号では、

IFRSで要求される基準の一部について強制的に例外規定を適用しなければならないものと任意に免除規定を適用するものを定めております。これらの規定の適用に基づく影響は、IFRS移行日において利益剰余金、またはその他の資本の構成要素で調整しております。

 当社グループが米国会計基準からIFRSへ移行するにあたり、採用した免除規定は以下のとおりであります。

 

・企業結合

 初度適用企業は、IFRS移行日前に行われた企業結合に対して、IFRS第3号「企業結合」(以下「IFRS第3号」という。)を遡及適用しないことを選択することが認められております。当社グループは、当該免除規定を適用し、移行日前に行われた企業結合に対して、IFRS第3号を遡及適用しないことを選択しております。この結果、移行日前の企業結合から生じたのれんの額については、米国会計基準に基づく移行日時点での帳簿価額によっております。

 なお、のれんについては、減損の兆候の有無に関わらず、移行日時点で減損テストを実施しております。

 

・在外営業活動体の換算差額累計額

 IFRS第1号では、IFRS移行日現在の在外営業活動体の換算差額累計額をゼロとみなすことを選択することが認められております。当社グループは、在外営業活動体の換算差額累計額を移行日現在でゼロとみなすことを選択しております。

 

・以前に認識した金融商品の指定

 IFRS第1号では、IFRS第9号「金融商品」(以下「IFRS第9号」という。)における分類について、当初認識時点で存在する事実及び状況ではなく、移行日時点の事実及び状況に基づき判断することが認められております。また、移行日時点に存在する事実及び状況に基づき資本性金融資産をその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産として指定することが認められております。

 当社グループは、IFRS第9号における分類について、移行日時点で存在する事実及び状況に基づき判断を行っており、一部の資本性金融資産についてその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産として指定しております。

 

・金融商品の当初認識時の公正価値の測定

 IFRS第9号の金融資産及び負債の当初認識時における公正価値測定及び利得又は損失の認識に関する規定について、当社グループは将来に向かって適用することを選択しております。

 

(2)IFRS第1号の強制的な例外規定

 IFRS第1号では、「見積り」、「金融資産及び金融負債の認識の中止」、「ヘッジ会計」、「非支配持分」及び「金融商品の分類及び測定」等について、IFRSの遡及適用を禁止しております。当社グループはこれらの項目について移行日より将来に向かって適用しております。

 

(3)調整表

 IFRSの初度適用において開示が求められる調整表は以下のとおりであります。

 なお、調整表の「表示組替」には利益剰余金及び包括利益に影響を及ぼさない項目を、「認識及び測定の差異」には利益剰余金及び包括利益に影響を及ぼす項目を含めて表示しております。

 

2022年4月1日(IFRS移行日)現在の資本に対する調整

(単位:百万円)

 

米国会計基準表示科目

米国会計

基準

表示組替

認識及び

測定の差異

IFRS

注記

IFRS表示科目

(資産の部)

 

 

 

 

 

(資産の部)

流動資産

 

 

 

 

 

流動資産

現金及び預金

370,388

 

 

 

 

 

短期投資

174,074

 

 

 

 

 

小計

544,462

△32,390

512,072

現金及び現金同等物

有価証券

23,979

△23,979

 

 

 

 

 

 

66,872

66,872

その他の金融資産

受取手形

0

 

 

 

 

 

売掛金

360,517

 

 

 

 

 

貸倒引当金

△2,207

 

 

 

 

 

小計

358,310

△117

202

358,395

 

営業債権

棚卸資産

464,723

416

465,139

 

棚卸資産

前払費用及び

その他の流動資産

43,732

△10,386

33,346

 

その他の流動資産

流動資産合計

1,435,206

618

1,435,824

 

流動資産合計

 

 

 

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

非流動資産

土地

81,213

 

 

 

 

 

建物及び構築物

789,142

 

 

 

 

 

機械装置、工具器具備品及び車両運搬具

1,530,121

 

 

 

 

 

建設仮勘定

89,723

 

 

 

 

 

減価償却累計額

△1,405,460

 

 

 

 

 

小計

1,084,739

△4,386

3,808

1,084,161

 

有形固定資産

オペレーティングリース使用権資産

31,863

9,498

△320

41,041

使用権資産

有形固定資産合計

1,116,602

 

 

 

 

 

投資及びその他の資産

 

 

 

 

 

 

投資

34,618

8,412

180

43,210

その他の金融資産

無形資産

47,141

△5,111

42,030

無形資産

のれん

118,014

△3,292

114,722

のれん

繰延税金資産

26,562

5,142

31,704

 

繰延税金資産

その他の固定資産

31,028

△8,413

△11,226

11,389

その他の非流動資産

投資及びその他の資産合計

257,363

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1,368,257

 

非流動資産合計

資産合計

2,809,171

△5,090

2,804,081

 

資産合計

 

 

(単位:百万円)

 

米国会計基準表示科目

米国会計

基準

表示組替

認識及び

測定の差異

IFRS

注記

IFRS表示科目

(負債の部)

 

 

 

 

 

(負債の部)

流動負債

 

 

 

 

 

流動負債

 

 

99

99

 

社債及び借入金

買掛金

93,842

93,842

 

営業債務

未払給与及び賞与

63,997

△63,997

 

 

 

未払税金

59,228

△3,910

55,318

 

未払法人所得税

未払費用及び

その他の流動負債

97,816

△47,864

49,952

その他の金融負債

 

 

673

673

繰延収益

 

 

2,136

2,136

引当金

 

 

104,206

6,296

110,502

A,D

その他の流動負債

オペレーティングリース負債(流動)

6,375

493

△25

6,843

リース負債

流動負債合計

321,258

△8,837

6,944

319,365

 

流動負債合計

 

 

 

 

 

 

 

固定負債

 

 

 

 

 

非流動負債

社債

109,901

 

 

 

 

 

長期債務

1,078

 

 

 

 

 

小計

110,979

110,979

 

社債及び借入金

退職給付引当金

64,566

3,710

△1,327

66,949

退職給付に係る負債

繰延税金負債

13,233

△1,151

12,082

 

繰延税金負債

オペレーティングリース負債(固定)

25,627

3,076

28,703

 

リース負債

その他の固定負債

9,596

△7,034

2,562

その他の金融負債

 

 

397

13,224

13,621

繰延収益

 

 

6,470

6,470

引当金

 

 

2,218

1,143

3,361

 

その他の非流動負債

固定負債合計

224,001

8,837

11,889

244,727

 

非流動負債合計

負債合計

545,259

18,833

564,092

 

負債合計

 

 

 

 

 

 

 

(資本の部)

 

 

 

 

 

(資本の部)

株主資本

 

 

 

 

 

 

資本金

69,444

69,444

 

資本金

資本剰余金

121,004

121,004

 

資本剰余金

利益剰余金

2,024,368

75,058

2,099,426

利益剰余金

有価証券未実現損益

△43

 

 

 

 

 

年金負債調整勘定

△1,963

 

 

 

 

 

為替換算調整勘定

104,324

 

 

 

 

 

その他の包括利益

(△損失)累計額合計

102,318

△102,318

 

 

 

 

 

 

102,318

△98,975

3,343

C,F

その他の資本の構成要素

自己株式(取得原価)

△53,538

△53,538

 

自己株式

株主資本合計

2,263,596

△23,917

2,239,679

 

親会社の所有者に帰属する持分合計

非支配持分

316

△6

310

 

非支配持分

資本合計

2,263,912

△23,923

2,239,989

 

資本合計

負債資本合計

2,809,171

△5,090

2,804,081

 

負債及び資本合計

 

2022年6月30日(前第1四半期連結会計期間末)現在の資本に対する調整

(単位:百万円)

 

米国会計基準表示科目

米国会計

基準

表示組替

認識及び

測定の差異

IFRS

注記

IFRS表示科目

(資産の部)

 

 

 

 

 

(資産の部)

流動資産

 

 

 

 

 

流動資産

現金及び預金

348,908

 

 

 

 

 

短期投資

100,436

 

 

 

 

 

小計

449,344

△23,937

425,407

現金及び現金同等物

有価証券

28,060

△28,060

 

 

 

 

 

 

61,900

61,900

その他の金融資産

受取手形

2

 

 

 

 

 

売掛金

346,781

 

 

 

 

 

貸倒引当金

△2,704

 

 

 

 

 

小計

344,079

△385

△57

343,637

 

営業債権

棚卸資産

540,551

△1,155

539,396

 

棚卸資産

前払費用及び

その他の流動資産

80,695

△9,518

△4,515

66,662

 

その他の流動資産

流動資産合計

1,442,729

△5,727

1,437,002

 

流動資産合計

 

 

 

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

非流動資産

土地

81,716

 

 

 

 

 

建物及び構築物

816,312

 

 

 

 

 

機械装置、工具器具備品及び車両運搬具

1,567,291

 

 

 

 

 

建設仮勘定

89,823

 

 

 

 

 

減価償却累計額

△1,448,980

 

 

 

 

 

小計

1,106,162

△5,098

3,770

1,104,834

 

有形固定資産

オペレーティングリース使用権資産

34,336

10,454

△397

44,393

使用権資産

有形固定資産合計

1,140,498

 

 

 

 

 

投資及びその他の資産

 

 

 

 

 

 

投資

34,154

8,457

235

42,846

その他の金融資産

無形資産

50,262

△5,356

44,906

無形資産

のれん

128,782

△3,676

125,106

のれん

繰延税金資産

21,798

3,701

25,499

 

繰延税金資産

その他の固定資産

32,016

△8,457

△11,605

11,954

その他の非流動資産

投資及びその他の資産合計

267,012

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1,399,538

 

非流動資産合計

資産合計

2,850,239

△13,699

2,836,540

 

資産合計

 

 

(単位:百万円)

 

米国会計基準表示科目

米国会計

基準

表示組替

認識及び

測定の差異

IFRS

注記

IFRS表示科目

(負債の部)

 

 

 

 

 

(負債の部)

流動負債

 

 

 

 

 

流動負債

短期借入金

1

210

211

 

社債及び借入金

買掛金

101,936

101,936

 

営業債務

未払給与及び賞与

45,760

△45,760

 

 

 

未払税金

23,412

△1,668

21,744

 

未払法人所得税

未払費用及び

その他の流動負債

116,457

△55,413

61,044

その他の金融負債

 

 

686

686

繰延収益

 

 

2,846

2,846

引当金

 

 

88,121

135

88,256

その他の流動負債

オペレーティングリース負債(流動)

7,207

697

△60

7,844

リース負債

流動負債合計

294,773

△9,299

△907

284,567

 

流動負債合計

 

 

 

 

 

 

 

固定負債

 

 

 

 

 

非流動負債

社債

109,913

 

 

 

 

 

長期債務

1,099

 

 

 

 

 

小計

111,012

111,012

 

社債及び借入金

退職給付引当金

64,739

4,007

△1,355

67,391

退職給付に係る負債

繰延税金負債

15,157

△1,461

13,696

 

繰延税金負債

オペレーティングリース負債(固定)

27,192

3,057

30,249

 

リース負債

その他の固定負債

9,809

△7,148

2,661

その他の金融負債

 

 

404

13,351

13,755

繰延収益

 

 

6,675

6,675

引当金

 

 

2,304

1,164

3,468

 

その他の非流動負債

固定負債合計

227,909

9,299

11,699

248,907

 

非流動負債合計

負債合計

522,682

10,792

533,474

 

負債合計

 

 

 

 

 

 

 

(資本の部)

 

 

 

 

 

(資本の部)

株主資本

 

 

 

 

 

 

資本金

69,444

69,444

 

資本金

資本剰余金

121,038

121,038

 

資本剰余金

利益剰余金

2,054,781

75,929

2,130,710

利益剰余金

有価証券未実現損益

△69

 

 

 

 

 

年金負債調整勘定

△2,054

 

 

 

 

 

為替換算調整勘定

181,299

 

 

 

 

 

その他の包括利益

(△損失)累計額合計

179,176

△179,176

 

 

 

 

 

 

179,176

△100,401

78,775

C,F

その他の資本の構成要素

自己株式(取得原価)

△97,094

△97,094

 

自己株式

株主資本合計

2,327,345

△24,472

2,302,873

 

親会社の所有者に帰属する持分合計

非支配持分

212

△19

193

 

非支配持分

資本合計

2,327,557

△24,491

2,303,066

 

資本合計

負債資本合計

2,850,239

△13,699

2,836,540

 

負債及び資本合計

 

2023年3月31日(前連結会計年度末)現在の資本に対する調整

 

(単位:百万円)

 

米国会計基準表示科目

米国会計

基準

表示組替

認識及び

測定の差異

IFRS

注記

IFRS表示科目

(資産の部)

 

 

 

 

 

(資産の部)

流動資産

 

 

 

 

 

流動資産

現金及び預金

318,557

 

 

 

 

 

短期投資

162,456

 

 

 

 

 

小計

481,013

△11,607

469,406

現金及び現金同等物

有価証券

12,240

△12,240

 

 

 

 

 

 

43,014

43,014

その他の金融資産

売掛金

272,894

 

 

 

 

 

貸倒引当金

△2,276

 

 

 

 

 

小計

270,618

△261

△118

270,239

 

営業債権

棚卸資産

575,026

△394

574,632

 

棚卸資産

前払費用及び

その他の流動資産

69,193

△18,906

34

50,321

 

その他の流動資産

流動資産合計

1,408,090

△478

1,407,612

 

流動資産合計

 

 

 

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

非流動資産

土地

85,649

 

 

 

 

 

建物及び構築物

846,923

 

 

 

 

 

機械装置、工具器具備品及び車両運搬具

1,609,043

 

 

 

 

 

建設仮勘定

135,966

 

 

 

 

 

減価償却累計額

△1,529,644

 

 

 

 

 

小計

1,147,937

△5,181

3,466

1,146,222

 

有形固定資産

オペレーティングリース使用権資産

40,261

10,193

△609

49,845

使用権資産

有形固定資産合計

1,188,198

 

 

 

 

 

投資及びその他の資産

 

 

 

 

 

 

投資

30,365

8,440

443

39,248

その他の金融資産

無形資産

44,387

△5,012

39,375

無形資産

のれん

126,839

△3,592

123,247

のれん

繰延税金資産

31,885

11,067

42,952

 

繰延税金資産

その他の固定資産

42,999

△8,440

△24,757

9,802

その他の非流動資産

投資及びその他の資産合計

276,475

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1,450,691

 

非流動資産合計

資産合計

2,872,763

△14,460

2,858,303

 

資産合計

 

 

(単位:百万円)

 

米国会計基準表示科目

米国会計

基準

表示組替

認識及び

測定の差異

IFRS

注記

IFRS表示科目

(負債の部)

 

 

 

 

 

(負債の部)

流動負債

 

 

 

 

 

流動負債

 

 

60,534

60,534

 

社債及び借入金

買掛金

65,597

65,597

 

営業債務

1年以内償還社債

59,981

△59,981

 

 

 

 

未払給与及び賞与

54,984

△54,984

 

 

 

未払税金

14,184

△1,429

12,755

 

未払法人所得税

未払費用及び

その他の流動負債

101,922

△42,065

59,857

その他の金融負債

 

 

854

854

繰延収益

 

 

2,859

2,859

引当金

 

 

81,583

6,140

87,723

A,D

その他の流動負債

オペレーティングリース負債(流動)

6,929

668

132

7,729

リース負債

流動負債合計

303,597

△12,815

7,126

297,908

 

流動負債合計

 

 

 

 

 

 

 

固定負債

 

 

 

 

 

非流動負債

社債

49,968

 

 

 

 

 

長期債務

1,496

 

 

 

 

 

小計

51,464

51,464

 

社債及び借入金

退職給付引当金

63,261

4,727

2,263

70,251

退職給付に係る負債

繰延税金負債

10,601

△1,570

9,031

 

繰延税金負債

オペレーティングリース負債(固定)

32,626

2,874

35,500

 

リース負債

その他の固定負債

8,738

△6,031

2,707

その他の金融負債

 

 

355

18,738

19,093

繰延収益

 

 

9,102

9,102

引当金

 

 

1,788

1,517

3,305

 

その他の非流動負債

固定負債合計

166,690

12,815

20,948

200,453

 

非流動負債合計

負債合計

470,287

28,074

498,361

 

負債合計

 

 

 

 

 

 

 

(資本の部)

 

 

 

 

 

(資本の部)

株主資本

 

 

 

 

 

 

資本金

69,444

69,444

 

資本金

資本剰余金

121,116

121,116

 

資本剰余金

利益剰余金

2,186,040

60,218

2,246,258

利益剰余金

有価証券未実現損益

△49

 

 

 

 

 

年金負債調整勘定

2,267

 

 

 

 

 

為替換算調整勘定

157,187

 

 

 

 

 

その他の包括利益

(△損失)累計額合計

159,405

△159,405

 

 

 

 

 

 

159,405

△102,744

56,661

C,F

その他の資本の構成要素

自己株式(取得原価)

△133,494

△133,494

 

自己株式

株主資本合計

2,402,511

△42,526

2,359,985

 

親会社の所有者に帰属する持分合計

非支配持分

△35

△8

△43

 

非支配持分

資本合計

2,402,476

△42,534

2,359,942

 

資本合計

負債資本合計

2,872,763

△14,460

2,858,303

 

負債及び資本合計

 

 

前第1四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年6月30日)に係る損益及び包括利益に対する調整

(単位:百万円)

 

米国会計基準表示科目

米国会計

基準

表示組替

認識及び

測定の差異

IFRS

注記

IFRS表示科目

売上高

436,657

436,657

 

売上収益

 

 

 

 

 

 

 

営業費用

 

 

 

 

 

 

売上原価

△256,492

△602

△414

△257,508

売上原価

 

 

 

 

179,149

 

売上総利益

販売費及び一般管理費

△60,878

△990

1,774

△60,094

販売費及び一般管理費

研究開発費

△30,674

146

△30,528

研究開発費

 

 

2,816

△142

2,674

A,E

その他の収益

 

 

△450

△450

その他の費用

営業利益

88,613

774

1,364

90,751

 

営業利益

 

 

 

 

 

 

 

その他の収益(△費用)

 

 

 

 

 

 

受取利息及び配当金

648

13,109

△751

13,006

金融収益

支払利息

△172

△1,768

1,444

△496

金融費用

為替差損益

12,000

△12,000

 

 

 

 

その他(純額)

115

△115

 

 

 

税引前四半期純利益

101,204

2,057

103,261

 

税引前四半期利益

 

 

 

 

 

 

 

法人税等

 

 

 

 

 

 

法人税、住民税及び事業税

△22,695

 

 

 

 

 

法人税等調整額

△3,403

 

 

 

 

 

小計

△26,098

△1,205

△27,303

 

法人所得税費用

四半期純利益

75,106

852

75,958

 

四半期利益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

四半期利益の帰属

非支配持分帰属損益

△95

△14

△109

 

非支配持分

当社株主に帰属する四半期純利益

75,201

866

76,067

 

親会社の所有者

 

 

(単位:百万円)

 

米国会計基準表示科目

米国会計

基準

表示組替

認識及び

測定の差異

IFRS

注記

IFRS表示科目

四半期純利益

75,106

852

75,958

 

四半期利益

その他の包括利益(△損失)(税効果調整後)

 

 

 

 

 

その他の包括利益(税効果考慮後)

 

 

 

 

 

 

純損益に振り替えられることのない項目

有価証券未実現損益

△26

26

 

 

 

 

 

 

△1,131

△1,131

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

年金負債調整額

△91

91

確定給付制度の再測定

 

 

 

 

 

 

純損益に振り替えられる可能性のある項目

 

 

△26

26

0

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

為替換算調整額

77,032

△406

76,626

 

在外営業活動体の換算差額

その他の包括利益

(△損失)計

76,915

△1,420

75,495

 

その他の包括利益(税効果考慮後)合計

四半期包括利益

152,021

△568

151,453

 

四半期包括利益

 

 

 

 

 

 

四半期包括利益の帰属

非支配持分帰属四半期包括利益(△損失)

△38

△13

△51

 

非支配持分

当社株主に帰属する四半期包括利益

152,059

△555

151,504

 

親会社の所有者

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)に係る損益及び包括利益に対する調整

(単位:百万円)

 

米国会計基準表示科目

米国会計

基準

表示組替

認識及び

測定の差異

IFRS

注記

IFRS表示科目

売上高

1,686,796

1,686,796

 

売上収益

 

 

 

 

 

 

 

営業費用

 

 

 

 

 

 

売上原価

△1,010,948

△914

△1,400

△1,013,262

売上原価

 

 

 

 

673,534

 

売上総利益

販売費及び一般管理費

△253,722

△412

△1,703

△255,837

販売費及び一般管理費

研究開発費

△124,239

△421

△124,660

研究開発費

 

 

15,282

△5,819

9,463

A,E

その他の収益

 

 

△3,649

△620

△4,269

その他の費用

営業利益

297,887

10,307

△9,963

298,231

 

営業利益

 

 

 

 

 

 

 

その他の収益(△費用)

 

 

 

 

 

 

受取利息及び配当金

6,512

2,481

△1,205

7,788

金融収益

支払利息

△335

△1,957

△1,044

△3,336

金融費用

為替差損益

992

△992

 

 

 

 

その他(純額)

9,839

△9,839

 

 

 

税引前当期純利益

314,895

△12,212

302,683

 

税引前利益

 

 

 

 

 

 

 

法人税等

 

 

 

 

 

 

法人税、住民税及び事業税

△71,932

 

 

 

 

 

法人税等調整額

10,432

 

 

 

 

 

小計

△61,500

2,465

△59,035

 

法人所得税費用

当期純利益

253,395

△9,747

243,648

 

当期利益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当期利益の帰属

非支配持分帰属損益

△295

△3

△298

 

非支配持分

当社株主に帰属する当期純利益

253,690

△9,744

243,946

 

親会社の所有者

 

 

(単位:百万円)

 

米国会計基準表示科目

米国会計

基準

表示組替

認識及び

測定の差異

IFRS

注記

IFRS表示科目

当期純利益

253,395

△9,747

243,648

 

当期利益

その他の包括利益(△損失)(税効果調整後)

 

 

 

 

 

その他の包括利益(税効果考慮後)

 

 

 

 

 

 

純損益に振り替えられることのない項目

有価証券未実現損益

△6

6

 

 

 

 

 

 

△10

△10

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

年金負債調整額

4,230

△9,313

△5,083

確定給付制度の再測定

 

 

 

 

 

 

純損益に振り替えられる可能性のある項目

 

 

△6

14

8

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

為替換算調整額

52,873

445

53,318

 

在外営業活動体の換算差額

その他の包括利益

(△損失)計

57,097

△8,864

48,233

 

その他の包括利益(税効果考慮後)合計

包括利益

310,492

△18,611

291,881

 

当期包括利益

 

 

 

 

 

 

当期包括利益の帰属

非支配持分帰属包括利益(△損失)

△285

△2

△287

 

非支配持分

当社株主に帰属する包括利益

310,777

△18,609

292,168

 

親会社の所有者

 

 

 

 

 

 

 

 

資本及び包括利益に関する注記

 

A.表示組替

 次の項目については、上記の調整表において表示組替を行った主な項目であり、資本及び包括利益への影響はありません。

①取得日から3か月を超えて満期日が到来する定期預金について、米国会計基準において「短期投資」に含めておりましたが、IFRSでは「その他の金融資産」に含めて表示しております。

②IFRSの表示規定に基づき、「その他の金融資産」、「その他の金融負債」及び「引当金」を別掲しております。

③IFRSの表示規定に基づき、米国会計基準において区分掲記していた「未払給与及び賞与」について、「その他の流動負債」に含めて表示しております。

④IFRSの借手のリースの取り扱いに基づき、すべての重要な借手のリースについて使用権資産及びリース負債を認識し、「使用権資産」及び「リース負債」として表示しております。また、借地権の残高を「無形資産」から「使用権資産」へ組み替えております。

⑤IFRSの表示規定に基づき、「その他の収益」、「その他の費用」、「金融収益」及び「金融費用」を別掲しております。また、米国会計基準において「その他(純額)」として営業外損益に含めていた項目の一部を、これらの別掲した科目へ組み替えております。

 

B.のれん

 米国会計基準では、のれんの減損テストについて、のれんを含む報告単位の公正価値とのれんを含むその帳簿価額を比較します。報告単位の帳簿価額が公正価値を上回る場合、その報告単位に配分されたのれんの帳簿価額を限度とし、当該差額をのれんの減損損失として認識しております。

 一方で、IFRSでは、のれんを含む資金生成単位又は資金生成単位グループの帳簿価額がその回収可能価額を超過する場合に、その超過額は減損損失として認識されます。のれんを含む資金生成単位又は資金生成単位グループで発生した減損損失については、最初にのれんを減損し、残額がある場合にはその単位内のその他の資産に対して減損損失が認識されます。

 移行日において、各資金生成単位又は資金生成単位グループについて減損テストを実施した結果、回収可能価額がのれんを含む帳簿価額を下回ったことから、IFRS移行日において「のれん」の減損損失を認識しております。

 

C.退職後給付

 米国会計基準では、確定給付年金制度及び退職一時金制度から生じる過去勤務費用及び数理計算上の差異の発生額のうち、当期の退職給付費用の構成要素として認識されなかった部分を、税効果控除後の金額でその他の包括利益累計額として認識しております。その他の包括利益累計額に認識された金額は、将来の一定期間にわたり退職給付費用の構成要素として純損益として認識しております。

 IFRSでは、過去勤務費用は発生時に純損益として認識しております。また、確定給付負債または資産の純額の再測定は、発生した期においてその他の包括利益として一括認識し、直ちにその他の資本の構成要素から利益剰余金に振り替えております。確定給付年金制度が積立超過となる場合には制度からの返還または将来掛金の減額という利用可能な将来の経済的便益の現在価値が資産上限額となります。

 

D.賦課金

 米国会計基準では、賦課金に該当する固定資産税について、納付時点で認識しております。IFRSでは、当該賦課金について、「その他の流動負債」に計上し、債務発生事象が生じた時点で純損益として認識しております。

 

E.政府補助金

 資産に関する政府補助金について、米国会計基準では一括して収益認識しておりましたが、IFRSでは、「繰延収益」に計上し、関連資産の見積耐用年数にわたり規則的に純損益として認識しております。

 

F.在外営業活動体の換算差額

 IFRS第1号では、IFRS移行日現在の在外営業活動体の換算差額累計額をゼロとみなすことを選択することが認められております。当社は、当該免除規定を適用し、IFRS移行日における在外営業活動体の換算差額累計額の全額を利益剰余金に振り替えております。

 

G.利益剰余金に対する調整

 米国会計基準からIFRSへの調整による利益剰余金への影響(税効果調整後)は次のとおりです。

(単位:百万円)

 

 

移行日

(2022年4月1日)

前第1四半期

連結会計期間末

(2022年6月30日)

前連結会計年度末

(2023年3月31日)

のれん

△3,292

△3,292

△3,292

退職後給付

△9,613

△9,954

△17,049

賦課金

△4,297

△2,077

△4,217

政府補助金

△9,690

△10,876

△13,876

在外営業活動体の換算差額

104,324

104,324

104,324

その他

△2,374

△2,196

△5,672

合計

75,058

75,929

60,218

 

前第1四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年6月30日)及び前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)の連結キャッシュ・フロー計算書に対する調整

 

 米国会計基準に基づいて開示されている連結キャッシュ・フロー計算書と、IFRSに基づいて開示されている連結キャッシュ・フロー計算書に重要な差異はありません。

 

 

17.要約四半期連結財務諸表の承認

 本要約四半期連結財務諸表は、2023年8月8日に代表取締役社長 中島規巨及び取締役常務執行役員コーポレート本部本部長 南出雅範によって承認されております。

 

18.追加情報

 当社は、2023年5月23日開催の取締役会において、株式分割及び株式分割に伴う定款の一部変更について決議

いたしました。

 

(1)株式分割の目的

 株式を分割することにより、当社株式の投資単位当たりの金額を引き下げ、投資家層の拡大と市場流動性の向上を図ることを目的とするものであります。

 

(2)株式分割の概要

①分割の方法

 2023年9月30日(土曜日)(同日は株主名簿管理人の休業日につき、実質は2023年9月29日(金曜日))を基準日として、同日最終の株主名簿に記載又は記録された株主の所有する普通株式を1株につき3株の割合をもって分割いたします。

 

②分割により増加する株式数

 株式分割前の発行済株式総数     675,814,281株

 今回の分割により増加する株式数  1,351,628,562株

 株式分割後の発行済株式総数    2,027,442,843株

 株式分割後の発行可能株式総数   5,229,000,000株

 

③分割の日程

 基準日公告日(予定)    2023年9月14日(木曜日)

 基準日          2023年9月30日(土曜日)

 効力発生日        2023年10月1日(日曜日)

 

④1株当たり情報に及ぼす影響

 当該株式分割が前連結会計年度の期首に行われたと仮定した場合の1株当たり情報は、以下のとおりであります。

 なお、希薄化後1株当たり四半期利益については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため記載しておりません。

 

前第1四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年6月30日)

当第1四半期連結累計期間

(自 2023年4月1日

至 2023年6月30日)

基本的1株当たり四半期利益

39.80円

26.52円

 

(3)株式分割に伴う定款の一部変更

①定款変更の理由

 今回の株式分割に伴い、会社法第184条第2項の規定に基づき、2023年10月1日をもって、当社定款第6条の発行可能株式総数を分割比率に合わせて変更いたします。

 

②定款変更の内容

 変更の内容は以下のとおりであります。

(下線は変更箇所を示しております。)

現行定款

変更後

(発行可能株式総数)

第6条

当会社の発行可能株式総数は、17億4,300万株とする。

(発行可能株式総数)

第6条

当会社の発行可能株式総数は、52億2,900万株とする。

 

③定款変更の日程

 取締役会決議日  2023年5月23日(火曜日)

 効力発生日    2023年10月1日(日曜日)

2【その他】

 該当事項はありません。