【要約四半期連結財務諸表注記】

 

1.報告企業

株式会社ジェイテクト(以下「当社」という。)は、日本に所在する株式会社であります。要約四半期連結財務諸表は、当社及び連結子会社並びに関連会社(以下「当社グループ」という。)に対する持分により構成されております。

当社グループは、自動車、産機・軸受及び工作機械の各事業に係る製品の製造販売を主に行っております。

 

2.作成の基礎

(1) IFRSに準拠している旨

当社グループの要約四半期連結財務諸表は、四半期連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同第93条の規定により、IAS第34号に準拠して作成しております。

本要約四半期連結財務諸表は、連結会計年度の連結財務諸表で要求される全ての情報が含まれていないため、前連結会計年度の連結財務諸表と併せて利用されるべきものであります。

本要約四半期連結財務諸表は、2023年8月9日に取締役社長 佐藤和弘によって承認されております。

 

(2) 測定の基礎

要約四半期連結財務諸表は、公正価値で測定する金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成されております。

 

(3) 機能通貨及び表示通貨

要約四半期連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円(百万円単位、単位未満切り捨て)で表示しております。

 

(4) 重要な会計上の判断、見積り及び仮定

要約四半期連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定の設定を行っております。実際の業績はこれらの見積りとは異なる場合があります。

見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直しております。会計上の見積りの見直しによる影響は、その見積りを見直した会計期間及び将来の会計期間において認識しております。

要約四半期連結財務諸表で認識する金額に重要な影響を与える会計上の判断、見積り及び仮定は前連結会計年度に係る連結財務諸表と同一であります。

 

(5) 表示方法の変更

要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書

前第1四半期連結累計期間において「投資活動によるキャッシュ・フロー」の「その他」に含めておりました「無形資産の取得による支出」は、重要性が高まったため、当第1四半期連結累計期間より独立掲記しております。この表示方法の変更を反映させるため、前第1四半期連結累計期間の要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書の組替えを行っております。

この結果、前第1四半期連結累計期間の要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書において「投資活動によるキャッシュ・フロー」の「その他」に表示していた△343百万円は、「無形資産の取得による支出」△762百万円及び「その他」418百万円として組み替えております。

 

3.重要性がある会計方針

要約四半期連結財務諸表において適用する重要性がある会計方針は、前連結会計年度の連結財務諸表において適用した会計方針と同一であります。

なお、当第1四半期連結累計期間の法人所得税費用は、年間の見積実効税率に基づいて算定しております。

 

 

4.事業セグメント

(1) 報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役等が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社グループは、市場別の事業本部を置き、各事業本部は取り扱う製品・サービスについて国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。

したがって、当社グループは事業本部を基礎とした市場別セグメントから構成されており「自動車」、「産機・軸受」及び「工作機械」の3つを報告セグメントとしております。

なお、「自動車」は、売上収益の推移等の経済的特徴が概ね類似している事業セグメント「ステアリング」及び「駆動」の2つのセグメントを集約しております。

「自動車」はステアリング、駆動系部品等の自動車業界向け製品の製造販売をしております。

「産機・軸受」は産業機械用ベアリング等の製造販売をしております。

「工作機械」は工作機械、制御機器、工業用熱処理炉等の製造販売をしております。

 

(2) 報告セグメントに関する情報

セグメント間の内部売上収益又は振替高は市場実勢価格に基づいております。報告セグメントの利益は、事業利益ベースの金額であります。なお、事業利益は事業セグメントごとの営業活動から生じる損益であり、管理会計の区分に従って営業上の取引を集計し、本社部門費については経理部門において適切な方法で事業セグメントに配賦しております。

 

前第1四半期連結累計期間(自  2022年4月1日  至  2022年6月30日)

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額

連結

自動車

産機・軸受

工作機械

売上収益

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上収益

258,994

76,398

36,293

371,686

371,686

セグメント間の
内部売上収益又は振替高

738

4,606

5,345

10,690

10,690

259,733

81,004

41,639

382,376

10,690

371,686

セグメント利益(△損失)

2,612

3,064

1,936

2,388

243

2,632

その他の収益

 

1,297

その他の費用

 

1,055

営業利益

 

2,875

金融収益

 

7,276

金融費用

 

1,169

持分法による投資利益

 

132

税引前四半期利益

 

9,115

 

(注) セグメント利益(△損失)の調整額243百万円は、セグメント間取引消去であります。

 

 

当第1四半期連結累計期間(自  2023年4月1日  至  2023年6月30日)

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額

連結

自動車

産機・軸受

工作機械

売上収益

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上収益

313,183

89,789

42,708

445,681

445,681

セグメント間の
内部売上収益又は振替高

976

5,655

6,427

13,059

13,059

314,159

95,445

49,136

458,740

13,059

445,681

セグメント利益(△損失)

7,803

3,264

2,757

13,825

154

13,980

その他の収益

 

6,472

その他の費用

 

1,597

営業利益

 

18,854

金融収益

 

10,019

金融費用

 

3,980

持分法による投資利益

 

46

税引前四半期利益

 

24,940

 

(注) セグメント利益(△損失)の調整額154百万円は、セグメント間取引消去であります。

 

 

5.売上収益

収益の分解

当社グループは、「自動車」、「産機・軸受」、「工作機械」の3つを報告セグメントとしております。売上収益の推移等の経済的特徴が概ね類似している事業セグメント「ステアリング」、「駆動」の2つのセグメントを集約し、報告セグメント「自動車」としております。顧客との契約から生じた収益は当社グループの事業拠点の所在地に基づき地域別に分解しております。これらの分解した収益と各報告セグメントの売上収益との関連は以下のとおりであります。

なお、当社グループではリース事業に係る収益の金額をその他の源泉から生じた収益として認識しておりますが、その他の源泉から生じた収益の額に重要性はありません。

 

前第1四半期連結累計期間(自  2022年4月1日  至  2022年6月30日)

(単位:百万円)

 

 

日本

欧州

北米

アジア・

オセアニア

その他の
地域

合計

 

ステアリング

41,629

30,809

35,682

63,001

5,878

177,001

駆動

51,687

2,697

13,443

14,164

81,993

自動車

93,317

33,507

49,125

77,166

5,878

258,994

産機・軸受

29,634

10,335

21,024

13,125

2,278

76,398

 

工作機械

14,717

362

19,219

1,528

9

35,836

その他

455

0

456

工作機械

15,173

362

19,219

1,528

9

36,293

合計

138,124

44,205

89,369

91,820

8,166

371,686

 

 

当第1四半期連結累計期間(自  2023年4月1日  至  2023年6月30日)

(単位:百万円)

 

 

日本

欧州

北米

アジア・

オセアニア

その他の
地域

合計

 

ステアリング

57,038

39,562

45,937

66,079

6,513

215,132

駆動

61,908

3,746

17,875

14,519

98,051

自動車

118,947

43,309

63,813

80,599

6,513

313,183

産機・軸受

38,439

12,252

23,280

13,373

2,444

89,789

 

工作機械

14,840

430

23,943

2,897

9

42,122

その他

586

586

工作機械

15,426

430

23,943

2,897

9

42,708

合計

172,813

55,993

111,036

96,870

8,967

445,681

 

 

 

6.金融商品

(1) 公正価値ヒエラルキー

金融商品の公正価値ヒエラルキーは、レベル1からレベル3までを以下のように分類しております。

 

レベル1:活発な市場における公表価格により測定された公正価値

レベル2:レベル1以外の、観察可能な価格を直接又は間接的に使用して算出された公正価値

レベル3:観察可能な市場データに基づかないインプットを含む、評価技法から算出された公正価値

 

レベル間の振替が行われた金融商品の有無は毎期末日に判断しております。前連結会計年度及び当第1四半期連結累計期間において、レベル間の振替が行われた金融商品はありません。

 

(2) 公正価値の測定

① 現金及び現金同等物、営業債権及びその他の債権、営業債務及びその他の債務

短期間で決済されるため、公正価値と帳簿価額が近似していることから、帳簿価額によっております。

 

② 社債及び借入金

社債は、市場価格のあるものは市場価格に基づき、市場価格のないものはその将来キャッシュ・フローを新規に同様の社債発行を行った場合に想定される利率で割引いた現在価値により算定しております。短期借入金は、短期間で返済されるため、公正価値と帳簿価額が近似していることから、当該帳簿価額によっております。長期借入金は、将来キャッシュ・フローを新規に同様の借入れを行った場合に想定される利率で割引いた現在価値により算定しております。

 

③ その他の金融資産、その他の金融負債

上場株式は、前連結会計年度末及び当第1四半期連結会計期間末の市場価格によって算定しております。非上場株式及び出資金は、類似会社の市場価格に基づく評価技法、純資産に基づく評価技法等、適切な評価技法を用いて測定した価格により算定しております。なお、観察不能なインプットである非流動性ディスカウントは30%としております。これらの公正価値の測定は社内規程等に従い投資部門より独立した管理部門が実施しており、当該測定結果について適切な権限者が承認しております。債券は、活発でない市場における同一資産の市場価格に、発行元の将来の収益性の見通し等の観察不能なインプット情報を加味して算定しております。デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は、取引金融機関から提供された金利等観察可能な市場データに基づき算定しております。敷金及び保証金は、返還予定時期に基づき国債の利率で割引いた現在価値により公正価値を算定しておりますが、当該公正価値と帳簿価額が近似していることから、当該帳簿価額によっております。

 

(3) 償却原価で測定する金融商品

償却原価で測定する金融商品の帳簿価額と公正価値ヒエラルキーは以下のとおりであります。

 

前連結会計年度(2023年3月31日)

(単位:百万円)

 

帳簿価額

公正価値

レベル1

レベル2

レベル3

金融資産

 

 

 

 

債券等

240

257

金融負債

 

 

 

 

借入金

205,170

202,604

社債

50,000

49,456

 

 

 

当第1四半期連結会計期間(2023年6月30日)

(単位:百万円)

 

帳簿価額

公正価値

レベル1

レベル2

レベル3

金融資産

 

 

 

 

債券等

240

257

金融負債

 

 

 

 

借入金

233,758

231,194

社債

50,000

49,675

 

 

 

(4) 経常的に公正価値で測定する金融資産及び金融負債の公正価値

経常的に公正価値で測定する金融資産及び金融負債の帳簿価額と公正価値ヒエラルキーは以下のとおりであります。

 

前連結会計年度(2023年3月31日)

(単位:百万円)

 

帳簿価額

公正価値

レベル1

レベル2

レベル3

デリバティブ資産

2,308

2,308

株式等

 

 

 

 

株式

133,622

59,650

73,971

その他の持分証券

1,201

1,201

合計

137,132

59,650

2,308

75,173

デリバティブ負債

1,827

1,827

合計

1,827

1,827

 

 

当第1四半期連結会計期間(2023年6月30日)

(単位:百万円)

 

帳簿価額

公正価値

レベル1

レベル2

レベル3

デリバティブ資産

4,017

4,017

株式等

 

 

 

 

株式

150,041

75,397

74,643

その他の持分証券

1,413

1,413

合計

155,472

75,397

4,017

76,057

デリバティブ負債

6,047

6,047

合計

6,047

6,047

 

 

各報告期間における、レベル3に分類された金融商品の増減は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前第1四半期連結累計期間
(自 2022年4月1日
 至 2022年6月30日)

当第1四半期連結累計期間
(自 2023年4月1日
 至 2023年6月30日)

期首残高

67,772

75,173

その他の包括利益に含まれている利得及び損失

6,414

556

購入

200

327

売却

四半期末残高

74,387

76,057

 

その他の包括利益に含まれている利得及び損失は、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものであり、要約四半期連結包括利益計算書上、「FVTOCIに指定した資本性金融商品への投資による損益」に含めております。

 

 

7.配当金

配当金の支払額は以下のとおりであります。

 

前第1四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年6月30日)

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり配当額
(円)

基準日

効力発生日

2022年4月28日
取締役会

普通株式

3,430

10

2022年3月31日

2022年5月24日

 

 

当第1四半期連結累計期間(自 2023年4月1日 至 2023年6月30日)

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり配当額
(円)

基準日

効力発生日

2023年4月27日
取締役会

普通株式

6,517

19

2023年3月31日

2023年5月24日

 

 

8.1株当たり四半期利益

親会社の所有者に帰属する基本的1株当たり四半期利益及び希薄化後1株当たり四半期利益の算定上の基礎は以下のとおりであります。

 

 

前第1四半期連結累計期間
(自 2022年4月1日
 至 2022年6月30日)

当第1四半期連結累計期間
(自 2023年4月1日
 至 2023年6月30日)

基本的1株当たり四半期利益算定上の基礎

 

 

親会社の所有者に帰属する四半期利益(百万円)

3,132

14,983

親会社の普通株主に帰属しない四半期利益(百万円)

基本的1株当たり四半期利益の計算に使用する
四半期利益(百万円)

3,132

14,983

期中平均普通株式数(千株)

342,964

342,975

基本的1株当たり四半期利益(円)

9.13

43.69

希薄化後1株当たり四半期利益算定上の基礎

 

 

基本的1株当たり四半期利益の計算に使用する
四半期利益(百万円)

3,132

14,983

四半期利益調整額(百万円)

希薄化後1株当たり四半期利益の計算に使用する
四半期利益(百万円)

3,132

14,983

期中平均普通株式数(千株)

342,964

342,975

譲渡制限付株式報酬制度による普通株式増加数(千株)

150

150

希薄化後期中平均普通株式数(千株)

343,114

343,125

希薄化後1株当たり四半期利益(円)

9.13

43.67

 

 

 

9.関連当事者

関連当事者との取引

関連当事者との取引は市場価格・総原価を勘案して、毎期価格交渉の上、行われております。

関連当事者との取引は以下のとおりであります。

 

前第1四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年6月30日)

(単位:百万円)

種類

会社等の名称

取引内容

取引金額

重要な影響を有する企業

トヨタ自動車㈱グループ

自動車、産機・軸受、工作機械の各事業に係る製品の販売

134,476

 

 

当第1四半期連結累計期間(自 2023年4月1日 至 2023年6月30日)

(単位:百万円)

種類

会社等の名称

取引内容

取引金額

重要な影響を有する企業

トヨタ自動車㈱グループ

自動車、産機・軸受、工作機械の各事業に係る製品の販売

173,802

無形資産の購入

18,600

 

 

10.減損損失の計上及び戻入

重要性が乏しいため、記載を省略しております。

 

11.社債及び株式の発行、買戻し及び償還

該当事項はありません。

 

12.企業結合

該当事項はありません。

 

13.後発事象

該当事項はありません。

 

2 【その他】

(1) 配当決議

2023年4月27日開催の取締役会において、第123期の期末配当を決議しました。

期末配当金総額

6,517百万円

1株当たりの配当額

19円

 

 

(2) 重要な訴訟事件等

当第1四半期連結会計期間において、新たに発生した重要な訴訟事件等はありません。