第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

また、第14期有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間のわが国経済は、雇用・所得環境が改善する下で、緩やかな回復が続いております。先行きについては、世界的な金融引締め等が続く中、物価上昇、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要があります。

食品業界においては、新型コロナウイルス感染症の制約が緩和され、外食需要がインバウンド需要の増加等も受け回復傾向にあります。一方で、世界的な原材料価格やエネルギー価格等の高止まりにより、食品をはじめ様々な商品の値上げが継続し、消費者の購買行動に影響を与えております。

このような環境下、当社グループは「新たな成長のタネづくり」、「基盤活用による物量の拡大」、「国内酪農生産基盤の強化・支援」に向けた取り組みを事業戦略の3つの柱とする「雪印メグミルクグループ 中期経営計画2025」をスタートいたしました。

その初年度となる2023年度は、すべてのバリューチェーンにおける生産性の向上とコスト構造の見直し、および適切な価格形成による「コストアップへの対応」、環境変化に対応した「トップラインの維持・拡大」、ならびにアジアを中心とした海外やECビジネス等の「新たな成長のタネづくりとその取組みのスタート」を重要取組事項と位置付け、積極的な取り組みを進めてまいりました。

 

以上の結果、当第1四半期連結累計期間の連結経営成績につきましては、売上高は150,185百万円(前年同期比6.3%増)、営業利益は5,259百万円(前年同期比32.1%増)、経常利益は5,887百万円(前年同期比26.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3,588百万円(前年同期比167.0%増)となりました。

 

セグメントごとの当第1四半期連結累計期間の業績は次のとおりです。なお、セグメントごとの売上高につきましては、外部顧客に対する金額を記載しております。

 

① 乳製品

当セグメントには、乳製品(チーズ、バター、粉乳等)、油脂、ニュートリション事業(機能性食品、粉ミルク等)等の製造・販売が含まれております。

売上高は61,645百万円(前年同期比5.9%増)、営業利益は2,895百万円(前年同期比2.3%増)となりました。

(売上高の状況)

バターは、価格改定の影響もあり、物量は前年を下回りましたが、金額では前年を上回りました。

油脂は、市場の伸長に加え、販売拡大に積極的に取り組んだことから前年を上回りました。

チーズは、「粉チーズ」や「ベビーチーズ」などのプロセスチーズが好調に推移した結果、チーズ全体で前年を上回りました。

機能性食品は、新型コロナウイルス感染症の制約が緩和され、人流回復により定期購入型通販ビジネスが伸び悩みましたが、粉ミルク等は堅調に推移し、ニュートリション事業全体では微増となりました。

(営業利益の状況)

価格改定による販売単価のアップにより増益となりました。

 

 

② 飲料・デザート類

当セグメントには、飲料(牛乳類、果汁飲料等)、ヨーグルト、デザートの製造・販売が含まれております。

売上高は64,646百万円(前年同期比7.1%増)、営業利益は1,128百万円(前年同期比126.8%増)となりました。

(売上高の状況)

飲料は、機能性表示食品の「MBPドリンク」、大容量タイプの「毎日骨太MBP」、「すっきりCa鉄」、「雪印コーヒー」等が堅調に推移しました。その結果、飲料全体では前年を上回りました。

ヨーグルトは、「牧場の朝ヨーグルト」や「ナチュレ恵megumi」等のファミリーユース商品を中心に、4月の価格改定後も底堅く推移しました。「ガセリ菌ヨーグルト」群は市場で脂肪対策訴求商品の増加等もある中、前年並みで推移し、ヨーグルト全体では前年を上回りました。

デザートは、主力の「CREAM SWEETS」シリーズ等が販売好調で、前年を上回りました。

(営業利益の状況)

価格改定による販売単価のアップにより増益となりました。

 

③ 飼料・種苗

当セグメントには、牛用飼料、牧草・飼料作物種子、野菜種子の製造・販売、造園事業が含まれております。

売上高は14,166百万円(前年同期比2.3%増)、営業利益は534百万円(前年同期比26.5%増)となりました。

(売上高の状況)

配合飼料販売価格の上昇などにより当セグメント全体で前年を上回りました。

(営業利益の状況)

粗利益の増加に加え、経費の減少などにより増益となりました。

 

④ その他

当セグメントには、共同配送センター事業、不動産賃貸事業等が含まれております。

売上高は9,726百万円(前年同期比8.8%増)、営業利益は670百万円(前年同期比225.7%増)となりました。

 

当第1四半期連結会計期間の財政状態は以下のとおりです。

                                     (単位:百万円)

区分

2023年

3月期末

2024年

3月期

第1四半期

増減金額

主な増減理由

資 産

410,130

420,420

10,290

投資有価証券+8,918

受取手形、売掛金及び契約資産+2,390

商品及び製品+2,098

現金及び預金△3,687

負 債

194,230

198,634

4,404

繰延税金負債+3,224

支払手形及び買掛金+2,106

賞与引当金△2,068

純資産

215,899

221,785

5,886

その他有価証券評価差額金+6,181

利益剰余金△472

 

 

 

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当第1四半期連結累計期間における活動毎のキャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。

(単位:百万円)

区分

2023年

3月期

第1四半期

2024年

3月期

第1四半期

増減金額

主な増減理由

営業活動による

キャッシュ・フロー

2,186

5,222

3,035

税金等調整前四半期純利益+3,514 

売上債権の増減額+808

法人税等の支払額+440

未収入金の増減額+365

仕入債務の増減額△3,095

投資活動による

キャッシュ・フロー

△5,176

△4,428

747

投資有価証券の取得による支出+487

有形及び無形固定資産の取得による支出+239

財務活動による

キャッシュ・フロー

△4,073

△4,498

△425

短期借入金の純増減額△430

現金及び現金同等物の

四半期末残高

13,423

16,651

3,227

 

 

 

(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は1,418百万円です。

(セグメントごとの内訳は、乳製品624百万円、飲料・デザート類546百万円、飼料・種苗248百万円です。)

なお、当第1四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。