第2 【事業の状況】

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

当行グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当行グループが判断したものであります。

 

(1) 経営理念

地域社会の繁栄に貢献し、地域とともに歩む堅実経営に徹し、たくましく着実な発展をめざす

 

(2) 長期ビジョン

お客さまとの価値共創と企業変革への挑戦を続け、人が未来を創造する地域金融グループとなる

 

長期ビジョンに込めた思い

①お客さまとの価値共創

地域のお客さまの持続的な成長や発展を全力でご支援し、ともに新しい価値を創造することで地域経済の繁栄に貢献する

 

②企業変革への挑戦

堅実経営を続けていくために時代の変化に順応できる企業文化を醸成し、絶えず変革に挑戦することができるたくましい企業に成長する

 

③人が未来を創造

紀陽の重要な経営資本である役職員一人ひとりの多様な能力や才能が最大限発揮される環境を整え、個の成長や活躍により地域の未来を創造する

 

(3) 経営の基本姿勢

①多様かつ高度な総合金融サービスのご提供

多様化するお客さまのニーズに対して、お客さまの声を受け止めるだけでなく、潜在ニーズまでをも引き出し、常にお客さまの満足を第一に、高度でかつきめ細やかな総合的な金融サービスをご提供してまいります。

 

②経営基盤の強化

当行の主要営業エリア(和歌山県・大阪府)に有する営業基盤・戦略、商品・サービス、営業チャネルを効率的かつ戦略的に活用することで、さらに多くのお客さまにお取引いただき、盤石な営業基盤を確実に拡大し一層の収益確保に努めます。

 

③地域活性化への貢献

地域のお客さまとのリレーションシップを強化し、地域金融の一層の円滑化に資するとともに、産(地域企業等)・学(大学等)・官(地公体等)とも連携し地域経済の発展に取り組むなど、地方再生や地方創生に貢献してまいります。

 

 

(2) 経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

現在、私ども地域金融機関をとりまく環境は、人口や事業所の減少など構造的な問題をはじめ、足元では、長期化するコロナ禍や資源価格の高騰など、急速に変化する経済情勢のもと、多くの課題に直面し、依然先行き不透明な情勢が続いております。また変化の激しいこの時代に、持続可能な地域社会を実現していくためには、気候変動問題やデジタライゼーションへの対応など、あらゆる課題に取り組んでいかなければなりません。

そのような状況下、当行グループでは、2021年4月から2024年3月までの3年間を計画期間とした「第6次中期経営計画」に取り組んでおります。

本計画では、「地域における圧倒的な存在感の発揮とグループ機能の最大化」を基本方針と定め、「中小企業向け貸出を起点としたビジネスモデルの追求」を主要テーマとして掲げるとともに、以下の主要戦略への取組みを通じて「どんな課題にも本気で向き合い、お客さまの期待をこえる銀行」となることをお客さまに対するコミットメントといたしております。

 

主要戦略① 中小企業分野への経営資源の集中投下

当行グループが最も力を発揮できる領域である「中小企業取引」に経営資源を集中的に投下することにより、さまざまな資金ニーズやお客さまの経営課題等に素早く的確にお応えできる営業活動を実現してまいります。

また、競争力を拡大する新たな営業体制の構築や持続可能な地域金融インフラの構築を進めることにより、地域における当行の存在感の向上を図るとともに、新型コロナウイルス感染拡大により影響を受けられているお客さまに対するサポート体制を強化してまいります。

 

主要戦略② グループ機能を活用した新たな収益機会の創出

当行グループ会社が持つ機能をお客さまに最大限に活用いただく体制を整備・強化し、グループ会社が一体となってサービス向上を図ることにより、グループ収益力を強化してまいります。

また、各グループ会社の組織体制、人員体制を強化することにより、グループガバナンスを強化してまいります。

 

主要戦略③ 戦略を実現するための人材育成と人事制度の改革

経営戦略、人事戦略、グループ戦略を融合することにより、第6次中期経営計画の早期達成と、次期中期経営計画に向けた人事制度改革及び人材資源の適正化を図ってまいります。

 

当行グループは、上記に掲げる「第6次中期経営計画」の遂行により、本業の強化を通じた「持続可能なビジネスモデル」の確立と、健全な経営基盤の確保に努めてまいります。

また、当行グループの存立基盤は地域社会であります。「良識ある企業市民」として、社会的責任と公共的使命を十分に認識し、健全な事業活動及び社会貢献活動を通じて、地域社会からの揺るぎない信頼の確保に引き続き努めてまいります。

 

(3) 目標とする経営指標

第6次中期経営計画において、以下の経営指標を目標としております。

 

目標指標

2023年3月期(実績)

2024年3月期(最終年度)

顧客向けサービス業務利益<単体>

139億円

100億円以上

本業OHR<単体>

67.6%

75%以下

親会社株主に帰属する当期純利益<連結>

39億円

125億円以上

ROE<連結>

1.7%

5%以上

 

※顧客向けサービス業務利益<単体>=貸出金平残×預貸金利回差+役務取引等利益-営業経費

※本業OHR<単体>=営業経費÷(貸出金平残×預貸金利回差+役務取引等利益)

 

 

2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】

当行グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当行グループが判断したものであります。

(1)サステナビリティ全般に関する事項

①サステナビリティ基本方針

・経営理念である「地域社会の繁栄に貢献し、地域とともに歩む」の実現に向け、あらゆる企業活動において地域経済の成長と社会課題の解決に貢献します。

・ステークホルダー(地域社会・顧客・株主・従業員等)と当行グループ双方にとって重要な課題をマテリアリティ(重要課題)として設定し、中長期的な観点から経営と一体化した取組を推進します。

 

②マテリアリティ(重要課題)の特定プロセス

(ア)巨大な社会変化の潮流(メガトレンド)の整理

(イ)メガトレンドから地域社会を取り巻く社会課題を抽出

(ウ)当行グループの重要性とステークホルダーの重要性の2軸よりマテリアリティを特定

 

③マテリアリティおよび主な取組

 マテリアリティ
(重要課題)

背景と取組方針

主な取組

1 地域経済の発展

地域経済の持続的な発展なくして、当行グループのサステナビリティ経営は成立しないものと認識しております。経営理念における「地域とともに歩む」の実現のため、お客さまとの価値共創を通じて、地域経済の発展に貢献してまいります。

・適切なリスクテイクによる地域企業に対
 するファイナンス

・多様化する地域企業の経営課題に対する
 コンサルティング機能の発揮

・資産形成や資産承継に向けた個人資産運
 用の提案

・デジタルサービスやITコンサルティン
 グによる個人・事業者・地域のDX推進

2 人的資本の最大化と
  持続性向上

人材獲得競争や人材ポートフォリオの変化による人材不足は、スキル・ノウハウの伝承が円滑に進まず、適切な金融サービスが提供できなくなるリスクがあると認識しております。価値共創を支える人的資本の最大化と持続性向上に向け、人材育成及び社内環境整備を行ってまいります。

・人的資本経営の実践

・人材育成方針に基づくOJTとOff-
 JTによるスキル・ノウハウの承継

・社内環境整備によるワークエンゲージメ
 ント及びウェルビーイングの向上

・あらゆるAIツールを活用したボーダレ
 スなコミュニケーションの推進
・ダイバーシティ&インクルージョンの企
 業文化への浸透

・学びなおし(リスキリング)の浸透

3 ガバナンスとコンプ
  ライアンスの強化

社会課題が多様化する中、法令及び社会規範を遵守するだけでなく、地域金融グループとして自律的に社会的責任と公共的使命を果たしていくことが求められております。従業員一人ひとりの自律的なコンプライアンス意識の醸成を図るとともに、コーポレート・ガバナンスの充実に向けた取り組みを行ってまいります。

・コーポレート・ガバナンスの充実

・適切な情報開示によるステークホルダー
 との建設的な対話

・内部管理体制の強化と実効性の向上

・グループ役職員における行動憲章及び役
 職員行動規範の浸透

・顧客本位の業務運営及びクレジットポリ
 シーの遵守

・反社会的勢力、マネーローンダリング等
 管理体制の強化

4 気候変動への対応

気候変動への対応は、持続可能な地域社会の実現のため、優先して取り組むべき地域及び地球規模の課題であると認識しております。気候変動への対応において、地域企業としてリーダーシップを発揮してまいります。

・サステナブルファイナンスによる地域企
 業支援

・TCFD提言の枠組みを活用した気候変
 動対応

・責任ある投融資に向けた取組方針の浸透

・環境関連の各種イニシアチブとの連携

・当行グループにおける電気使用量の削減

5 オペレーショナル・
  レジリエンスの確保

高まるサイバーリスクや頻発する自然災害、激甚災害などが想定される中、当行グループには、地域金融グループとして業務の強靭性が求められております。業務の強靭性の確保に向け、グループ一体となり体制強化に取り組んでまいります。

・自然災害や激甚災害に対するBCPの強
 化

・サイバーセキュリティの強化

・業務中断から回復への体制整備及び訓練
 の実施

・リスク統制自己評価の活用によるリスク
 顕在化の防止

 

 

(2)気候変動への対応(TCFD提言への取り組み)

近年、世界中で異常気象や自然災害による被害が甚大化しており、気候変動への対応は、重要な社会課題となっております。当行は2021年11月にTCFD(気候変動財務情報開示タスクフォース)提言に賛同いたしました。気候変動がお客さまや当行に与える影響を把握し、リスクや機会に関して情報開示するとともに、脱炭素社会の実現に向けた施策に積極的に取り組んでまいります。

 

①ガバナンス

当行グループは、「気候変動への対応」をマテリアリティ(重要課題)として設定しております。サステナビリティ推進体制としては、取締役頭取を委員長とする「サステナビリティ委員会」を設置しており、持続可能な環境・社会・企業統治(ESG)の実現に向けた気候変動や脱炭素社会への対応について、協議・検討を行っております。原則として年2回開催するサステナビリティ委員会において、具体的施策の決定や各目標額の策定、取組進捗の報告等を議題として上程し、都度取締役会へも報告しております。また、各本部・営業店一体となったサステナビリティ推進体制の強化を図ることを目的に、経営企画部内に「サステナビリティ推進室」を設置しております。 

なお、2022年度においては、サステナビリティ委員会は6回開催されております。

 

②戦略

当行における気候変動に伴う「リスク(移行リスクならびに物理的リスク)」と「機会」は以下の通りであります。それぞれの「リスク」、「機会」に関して、短期(5年)、中期(10年)、長期(30年)の時間軸で定性的に分析しております。

リスク

物理的

リスク

オペレーショナルリスク

豪雨・台風、河川氾濫等の被害による当行営業拠点の毀損、事業停止、対策・復旧コストの増加

短期~長期

信用リスク

豪雨・台風、河川氾濫等の被害による取引先の資産(不動産担保等)の毀損、および取引先の操業停止に伴う財務状況悪化

短期~長期

移行

リスク

信用リスク

環境規制強化の影響を受ける取引先の財務状況悪化

中期~長期

技術転換・技術革新への対応による影響、および消費者ニーズの変化に伴う需要減少による影響を受ける取引先の資産価値毀損や財務状況悪化

中期~長期

機会

脱炭素社会へ向けたプロジェクトファイナンス推進や防災のためのインフラ投資による資金需要増加、取引先を支援するコンサルティング提供

短期~長期

 

 

 

<シナリオ分析>

今年度はTCFD提言に沿い、物理的リスクと移行リスクについて、一定のシナリオに基づき与信費用の増加額の試算を行いました。

物理的リスク

気候変動の影響により洪水等の発生が増加した場合の、当行不動産担保の毀損および当行取引先の業務停止による与信費用の増加額を算定しております。試算結果は以下の通りであります。

シナリオ

IPCC(気候変動に関する政府間パネル)のRCP8.5シナリオ

(4℃シナリオ)

対象地域

和歌山県、大阪府、奈良県、兵庫県

分析対象

事業性融資先

分析内容

事業性融資先の業務停止による売上高減少を受けた債務者区分の悪化、および不動産担保の毀損による与信費用に与える影響を算定

分析期間

2050年まで

分析結果

与信費用の増加額 最大30億円程度

 

移行リスク

各セクターを対象に定性的な分析を行った結果、移行リスクの影響が大きいセクターとしてエネルギーセクター(電力、ガス、石油小売)を選定し、分析対象としております。試算結果は以下の通りであります。

シナリオ

IEA Net Zero Emission2050シナリオ(NZE2050)(1.5℃シナリオ)

IEA Sustainable Developmentシナリオ(SDS)(2℃未満シナリオ)

分析対象

エネルギーセクター(電力、ガス、石油小売)

分析内容

シナリオに基づき、対象セクターについて「炭素税」や「電源構成の変化」等の影響を考慮した将来の業績変化を予想し、与信費用に与える影響を算定

分析期間

2050年まで

分析結果

与信費用の増加額 最大60~70億円程度

 

引き続き、シナリオ分析の高度化に努めてまいります。

 

③リスク管理

当行グループでは、気候変動リスクについて、中長期的に財務に影響を与える可能性がある「重要なリスク」と認識しております。2023年度のリスク管理方針にて、気候変動リスクの対応について明記しており、定量的な影響把握に努めるとともに、TCFD提言に基づき段階的に開示内容の充実を図ってまいります。

また、「責任ある投融資に向けた取組方針」を策定しており、環境や社会問題に真摯に向き合っている取引先に対しては、地域金融機関として適切な知見の提供や積極的な支援を行い、一方で、環境や社会に対してリスク・負の影響を与える投融資については慎重に判断し、その影響を低減・回避するよう努めてまいります。

 

④指標と目標

(ア)CO排出量(Scope1・Scope2)削減目標

当行グループでは、「2030年度に2013年度比70%以上削減、2050年度にカーボンニュートラル」をめざすこととしております。2022年度における当行グループでのCO排出量の削減実績は2013年度比65.0%となっております。

なお、2022年2月より、「本店」「向芝オフィス」「研修センタービル」において、再生可能エネルギー由来の電力を導入しております。

 

(イ)Scope3

銀行業にとって重要であるカテゴリ15「投資(株式投資、債券投資、プロジェクトファイナンスなどの運用)」における排出について、エネルギーセクターへの融資を計測対象として算出いたしました。

(t-CO

 

2022年度

カテゴリー15(エネルギーセクター)

423,240※

 

 

その他カテゴリを含め、Scope3の開示強化に向けて情報収集、分析の強化に努めてまいります。

※環境省「金融機関向けポートフォリオ・カーボン分析を起点とした脱炭素化実践ガイダンス」に基づき、GHG排出量データが取得可能な先に対しては、ボトムアップ分析を、GHG排出量データが取得できない先に対しては、トップダウン分析を実施し算出。

 

(ウ)サステナブルファイナンス実行目標

サステナブルファイナンス(SDGs関連投融資やサステナビリティ・リンク・ローン等)の実行目標として7,000億円としております。(2022年4月~2030年3月)

2022年度の実行実績は、1,338億円となっております。引き続き、環境課題の解決や地域の持続的発展に寄与するファイナンスを強化してまいります。

 

(エ)炭素関連資産の与信割合

2021年のTCFD改訂を踏まえた4セクター(エネルギー、運輸、素材・建築物、農業・食料・林産物)の2023年3月末時点の炭素関連資産の与信割合は、30.3%となっております。

※日銀業種分類をベースに上記4セクターに該当する業種を選定し集計。

 

(3)人的資本の最大化と持続性向上

①人材育成方針

多様な学びの機会を提供し、挑戦と成長を後押しする環境を整備することで、従業員一人ひとりの自律的な思考・行動を促し、求める人材像に向けた人材育成をめざす。

項目

主な施策

指標

 

2020年度
実績

2021年度
実績

2022年度
実績

2023年度
計画

学びの
機会の
提供

・行内研修及び動画コンテン
 ツの充実

・外部研修への派遣拡充

・自己啓発コンテンツの活用

・研修センタービルの自習室
 解放

・ポイント制度による学びの
 見える化

行内研修年間受講時間
(従業員1人あたり平均)

6.3時間

8.0時間

13.0時間

13時間
以上

KIYO Learning

年間動画視聴時間※

(従業員1人あたり平均)

3.0時間

3.5時間以上

外部研修派遣者数

44人

55人

69人

80人
以上

挑戦と
成長を
後押し
する
環境整備

・キャリアチャレンジ制度

・キャリア教育の拡充

・未経験業務に関する学びの
 機会

・公的資格取得の奨励

・タレントマネジメントシス
 テムの活用

・1on1ミーティングの実施

キャリアチャレンジ制度

(本部トレーニー)

利用者数

34人

107人

204人

250人

以上

ITパスポート取得者数

57人

372人

700人

以上

 

※ 「KIYO Learning」とは、2022年4月に導入した動画配信機能等を備えた行員向け教育システム

 

②社内環境整備方針

従業員の心身の健康の保持・増進に向けた取り組みを推進するとともに、多様な価値観や働き方を受容する組織風土を醸成することで、従業員の働きがいの向上を図り、従業員一人ひとりが最大限に能力を発揮できる環境を整備する。

なお、従業員エンゲージメントの現状把握を目的として、全従業員を対象にエンゲージメント組織サーベイ(Wevox)を開始しました。<2022年度総合スコア:68.7>

従業員エンゲージメントの状態を継続的に分析することで課題を明確化し、人的資本の最大化に向けた社内体制整備を進め、当行が掲げる長期ビジョンの実現を目指してまいります。

項目

主な施策

指標

 

2020年度
実績

2021年度
実績

2022年度
実績

2023年度
計画

従業員の
心身の健康の
保持・増進

・健康管理体制の充実

・多様な休暇制度

・メンタルヘルス研修
 の実施

人間ドック受診率

89.5%

87.0%

90.7%

90%以上

年間休暇取得日数※1

(従業員1人あたり平均)

15.7日

15.7日

15.9日

16日以上

多様な価値観や働き方を
受容する組織風土醸成

・多様な働き方の推進

・中途採用の強化

・女性のキャリア形成
 支援

育児・介護短時間勤務者数

82人

87人

102人

100人以上

中途採用者数

4人

12人

21人

30人以上

 うちキャリア採用

2人

7人

17人

 

 うちウェルカムバック制度

2人

5人

4人

 

女性役席者数※2

151人

153人

168人

175人以上

従業員の
働きがいの
向上

・従業員エンゲージメ
 ントの現状把握

・行内兼業の導入

・従業員持株会への加
 入促進

・人事考課ミーティン
 グの導入

行内兼業者数

20人以上

従業員持株会加入率

95.8%

95.3%

95.5%

前年度水準を維持

 

※1 産休・育休・欠勤等は含んでおりません。

※2 チーフ含む

 

3 【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。

なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当行及び当行グループ(以下、総称して当行)が判断したものであります。

当行の財政状況、経営成績等に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクとして、以下に記載したリスクのうち(1)信用リスク及び(2)市場リスクがあげられます。

当行は、信用リスク・市場リスクについて、統計的手法を用いて、一定の期間に被る最大損失額をリスク量として計測し、これらのリスクを統合的に把握し、経営体力(自己資本)と対比することで適切なリスクをとりつつ、収益機会を捕捉する経営戦略に資するよう努めております。また、想定されるリスクシナリオについて、ストレステストを実施し、経営計画の実行性や資本の十分性等について確認を行っております。

 

(1) 信用リスク

①地域への依存

当行の主要営業基盤は、和歌山県及び大阪府南部地域であり、貸出金・預金ともに中小企業、個人及び地方公共団体を中心に同地域での比率が高くなっております。

主要営業基盤とする地域の経済動向により、貸出金額、預金量及び与信関係費用等が変動し、当行の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

②不良債権の状況

地域経済や地価の動向、融資先企業の経営状況などにより、不良債権残高の増加や不良債権の劣化がありますと、与信関係費用が増加する可能性があります。

また、当行では不良債権残高の圧縮に向け、不良債権の実質処理を促進するための処置や対応を進めておりますが、実質処理に際するコスト等が発生することがあり、このため与信関係費用が増加する場合があります。

 

③貸倒引当金の状況

当行では、貸出先の貸倒実績等に基づいて予想損失率を見積もり、貸出先の状況や担保による保全状況等に応じて貸倒引当金を計上しております。しかしながら、経済状況の変化や大口取引先の倒産等により、実際に発生する貸倒が見積りを上回り、貸倒引当金を上回る損失が発生する場合があります。また、担保価値の下落や予期しない事象により、貸倒引当金の積み増しが必要となる可能性もあります。

 

④その他

当行の貸出先のなかには、当行以外の銀行をメインとしている企業があります。メイン行の融資方針が転換された場合に当該企業のキャッシュ・フローや支払能力に問題が生じる場合があり、当行にも悪影響が及ぶ可能性があります。

 

(2) 市場リスク

①債券への投資による金利リスク及び信用リスク

当行は、国内債券・外国債券を保有しております。投資対象は国内外の国債をはじめとする信用リスクが小さい銘柄が中心です。

これらの債券の価格は国内外の市場金利や投資先の信用状況の影響を受けます。当行では、リスクの限定やヘッジ取引などを通じてリスクコントロールに努めておりますが、予期しない金利上昇や投資先の信用状況の悪化により、価格変動等に伴う損失を被る可能性があります。 

 

②資産・負債全体の金利リスク

当行は、金融資産と金融負債の金利更改期が異なることにより発生する期間損益の変化について管理しておりますが、予期しない金利変動が起こった場合、当行の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

③株価等変動リスク

当行は、国内株式、投資信託等を保有しております。これらは、お取引先との関係強化などを総合的に判断するなかで保有している株式、あるいは投資を目的とした株式、投資信託等ですが、今後の株価等の動向によっては当行の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

④為替リスク

当行は、外貨建て資産を保有しております。これらの資産に関しては、同一通貨での資金調達やオフバランス取引などにより為替リスクを回避しておりますが、予期せぬ事象によりヘッジの有効性が損なわれた場合などには、損失を被る可能性があります。

 

(3) 流動性リスク

①資金繰りリスク

当行は、資金の運用と調達の期間のミスマッチや予期せぬ資金の流出により、必要な資金確保が困難になる、又は通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることにより損失を被る可能性があります。

 

②市場流動性リスク

当行は、金融市場の混乱等により市場において取引ができなくなったり、通常よりも著しく不利な条件での取引を余儀なくされることにより損失を被る可能性があります。

 

(4)オペレーショナル・リスク

①事務リスク

役職員が正確な事務を怠る、あるいは事故・不正等を起こすことにより、業務運営や業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

②システムリスク

コンピュータシステムの停止、誤作動や不正使用、または外部からのサイバー攻撃等により、業務運営や業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

③法務リスク

法令解釈の相違や法令手続きの不備などによる法律関係の不確実性のほか、将来の法令諸規制の変更等により、業務運営や業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

④有形資産リスク

災害、犯罪、その他の事象の発生により、有形資産の毀損及び損害を被る可能性があります。

 

⑤人的リスク

人事労務上の不公正や不公平(報酬・手当・解雇等)、差別的行為(セクシャルハラスメント等)のほか安全衛生管理上の問題など訴訟が発生した場合、業務運営や業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(5) 自然災害等のリスク

①自然災害のリスク

当行が営業を行う地域は、東南海・南海地震や南海トラフ巨大地震等の発生が危惧されている地域です。大規模な震災やその他の自然災害等が発生した場合、業務運営や業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 

 

②新型コロナウイルス感染症の拡大に伴うリスク

新型コロナウイルス感染症の拡大により、正常な業務遂行に支障が生じることや、景気悪化に伴い貸出先に対する追加の与信費用発生、さらに保有する有価証券の価格が下落するなどの可能性があります。

 

(6) 競争の激化

当行が主として注力している中小企業・個人マーケットは、大手金融機関を含め他の金融機関との競争が激化しております。

こうしたなかで、地域金融グループとして、総合的な金融サービスをご提供するための新商品や新サービスの導入、地域のお客さまとの接点を重視したきめ細かい対応などにより優位性を保つことを目指しておりますが、これが奏功しない場合には当行の収益性の低下などを招く可能性があります。

 

(7) 情報漏えいリスク

当行は、お客さまの個人情報をはじめとした重要情報を多く保有しております。これらの重要な情報が外部に漏えいした場合、当行の信用が低下・失墜するとともに、業務運営や業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(8) 外部委託に関するリスク

当行業務の外部委託先において、委託業務の遂行に支障が生じた場合や、重要情報の漏えい及び紛失等により、業務運営や業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(9) コンプライアンスリスク

当行では、コンプライアンスを経営の最重要課題のひとつとして、規程の制定や諸施策の実施等を通じたコンプライアンス態勢の整備に取組んでおります。

しかしながら、法令違反行為等により、当行の業務運営や業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(10)レピュテーショナルリスク

当行では、地域金融グループとしての公共性と社会的責任に鑑み、公正かつ適切な情報公開を積極的に行い、経営の透明性の向上を図ってまいります。しかしながら、当行や金融業界等に対する憶測や市場関係者の噂等、その内容の正確性に関わらず風説や風評がきっかけとなり、当行の株価や当行の業務運営、業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(11)自己資本比率

当行は、「銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準」(2006年金融庁告示第19号)に定められた国内基準以上に連結自己資本比率及び単体自己資本比率を維持しなければなりません。

当行は、当連結会計年度末時点では、これらの各基準を大きく上回っておりますが、万一、基準を満たさなくなった場合には監督当局から指導や命令を受けることとなります。なお、当行の各自己資本比率は、主に以下の要因により低下する可能性があります。

・財務会計上の最終赤字が発生する。

・営業地域での資金需要増加に対応して貸出金残高が増加する。

・収益性向上のため市場運用での信用リスクのリスクテイクを行う。

・自己資本比率の基準及び算定方法が変更される。

・その他、自己資本が減少する、もしくはリスク・アセットが大幅に増加する。

 

(12)格付低下に係るリスク

当行は、格付機関から格付を取得しております。格付機関が格付を引き下げた場合、当行の資金調達コストの上昇や市場からの資金調達が困難になるなど、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

 

(13)会計制度関連

①会計基準の変更

新たな会計基準の導入や会計基準の変更が行われた場合、当行の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

②繰延税金資産

繰延税金資産の計算は、将来の課税所得を含めた様々な予測等に基づいており、実際の結果が予測等とは異なる場合があります。

当行が、将来の課税所得の予測等に基づいて繰延税金資産の一部または全部の回収ができないと判断した場合、当行は繰延税金資産を減額し、その結果、当行の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

③退職給付債務

年金資産の運用利回りが低下した場合、退職給付債務の算出の前提となる割引率等の計算基礎に変更があった場合及び退職給付制度を変更した場合等には、退職給付費用や退職給付債務が増加し、当行の業績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

④固定資産の減損会計

当行が所有する営業拠点等の固定資産については、経済環境や不動産価格の変動等による収益性の低下又は価額の下落が発生した場合、当行の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(14)金融政策の変更

マイナス金利政策を含む金融政策の変更により、上記のリスク等に影響を与え、当行の業績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(15)規制等の変更

当行では、現時点の法律・規則等にしたがって業務を遂行しております。将来において、これらの変更が発生した場合、当行の業務遂行や業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(16)マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に係るリスク

当行はマネー・ローンダリング及びテロ資金供与等防止のための体制整備を重要な課題と位置づけ、リスクベース・アプローチに基づく適切な管理体制の構築に努めております。しかしながら、不正な取引を未然に防止することができなかった場合等には、不測の損失の発生や信用失墜等により、当行の業務運営や業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(17)気候変動に係るリスク

気候変動に伴う以下の事象が当行の業務運営や業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

・豪雨・台風、河川氾濫等の被害による当行営業拠点の毀損。

・豪雨・台風、河川氾濫等の被害による取引先の資産(不動産担保等)の毀損、および取引先の操業停止に伴う財務状況悪化。

・環境規制強化の影響を受ける取引先の財務状況悪化。

・技術転換・技術革新への対応による影響、および消費者ニーズの変化に伴う需要減少による影響を受ける取引先の資産価値毀損や財務状況悪化。

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当行グループ(当行及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況

当連結会計年度のわが国の経済は、足下では物価上昇や海外経済の減速による下振れが懸念されるものの、全体的に緩やかに持ち直しました。

企業部門では、好調な収益と経済活動の正常化を背景に、設備投資は回復基調となりました。輸出は、部品供給規制の緩和により秋頃までは欧米向けに増加基調となりましたが、海外経済の減速の影響により足下では減少しました。また、個人消費は、旅行や外食などのサービス関連を中心に持ち直しました。

金融面では、各国中央銀行が金融引き締めに舵を切ったことで海外金利は上昇しました。日本銀行は引き続き金融緩和維持を表明しましたが、長期金利はYCC(イールドカーブコントロール)で上限とする0.5%水準で推移しました。為替市場では、円相場は一時1ドル150円を超える円安となりました。

このような状況下、当行グループは、目指す銀行像「銀行をこえる銀行へ(お客さまの期待や地域の壁をこえ、銀行という枠をこえることを目指します。)」の基本方針のもと、お客さまの利便性向上に努めるとともに、より充実した金融商品、金融サービスの提供に注力し、業績の向上と経営体質の強化に取り組んでまいりました。

財政状態は、貸出金残高が、中小企業向け貸出を中心に前連結会計年度末比1,831億円増加3兆5,931億円となりました。預金等残高(譲渡性預金を含む。)は、前連結会計年度末比171億円増加4兆5,922億円となりました。有価証券残高は、前連結会計年度末比2,644億円減少7,178億円となりました。

経営成績は、連結経常収益が、貸出金利息や有価証券利息配当金が増加したこと等から、前連結会計年度比28億53百万円増加844億49百万円となりました。連結経常費用は、経費削減への継続的な取組みなどにより営業経費が減少したものの、国債等債券売却損が増加したこと等により、前連結会計年度比220億62百万円増加793億76百万円となりました。以上の結果等により、連結経常利益は、前連結会計年度比192億9百万円減少50億72百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比115億36百万円減少39億24百万円となりました。

セグメントの業績は、当行グループの中心である銀行業セグメントが、上記の要因等により、経常収益が前連結会計年度比22億53百万円増加742億68百万円、経常費用が前連結会計年度比217億22百万円増加し713億93百万円、経常利益が前連結会計年度比194億69百万円減少28億74百万円となりました。また、その他セグメントは、経常収益が前連結会計年度比6億25百万円増加122億26百万円、経常費用が前連結会計年度比3億51百万円増加し100億23百万円、経常利益が前連結会計年度比2億74百万円増加22億2百万円となりました。

連結自己資本比率(国内基準)は、自己資本の額が前連結会計年度末比3億円減少し、リスク・アセット等の額が前連結会計年度末比3,447億円減少した結果、前連結会計年度末比2.21ポイント上昇し13.03%となりました。

 

②キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況は、営業活動によるキャッシュ・フローが、貸出金が増加したこと、借用金や債券貸借取引受入担保金が減少したこと等から、前連結会計年度比6,578億21百万円減少△5,822億93百万円となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の売却による収入が減少したものの、有価証券の取得による支出が減少したこと等から、前連結会計年度比1,272億86百万円増加2,146億43百万円となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払い額が増加したこと等から、前連結会計年度比10億38百万円減少△56億11百万円となりました。以上の結果等により、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比3,732億48百万円減少1兆18億55百万円となりました。

 

③生産、受注及び販売の実績

「生産、受注及び販売の実績」は、銀行業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。

 

(参考)

(1) 国内業務部門・国際業務部門別収支

当連結会計年度の資金運用収支は、資金運用収益が前連結会計年度比18億96百万円増加475億86百万円となり、また、資金調達費用が前連結会計年度比37億63百万円増加43億76百万円となったため、前連結会計年度比18億67百万円減少432億9百万円となりました。うち国内業務部門は、423億98百万円となりました。役務取引等収支は、前連結会計年度比75百万円増加115億1百万円となりました。うち国内業務部門は、114億78百万円となりました。その他業務収支は、前連結会計年度比231億62百万円減少△243億41百万円となりました。うち国内業務部門は、△19億59百万円となりました。

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合 計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

資金運用収支

前連結会計年度

41,988

3,087

45,076

当連結会計年度

42,398

811

43,209

うち資金運用収益

前連結会計年度

42,059

3,632

1

45,690

当連結会計年度

42,417

5,168

△0

47,586

うち資金調達費用

前連結会計年度

71

544

1

613

当連結会計年度

18

4,357

△0

4,376

役務取引等収支

前連結会計年度

11,385

40

11,426

当連結会計年度

11,478

23

11,501

うち役務取引等収益

前連結会計年度

16,455

95

16,551

当連結会計年度

16,669

92

16,762

うち役務取引等費用

前連結会計年度

5,070

54

5,124

当連結会計年度

5,190

69

5,260

その他業務収支

前連結会計年度

1,321

△2,501

△1,179

当連結会計年度

△1,959

△22,381

△24,341

うちその他業務収益

前連結会計年度

8,977

1,780

10,758

当連結会計年度

8,318

2,745

11,064

うちその他業務費用

前連結会計年度

7,655

4,282

11,937

当連結会計年度

10,278

25,127

35,405

 

(注) 1 国内業務部門は円建取引、国際業務部門は外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。

2 当連結会計年度の資金調達費用は金銭の信託運用見合費用0百万円を控除して表示しております。

3 資金運用収益及び資金調達費用の合計欄の上段の計数は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。

 

 

(2) 国内業務部門・国際業務部門別資金運用/調達の状況

当連結会計年度の資金運用勘定の合計の平均残高は、貸出金の平均残高が増加したこと等から、前連結会計年度比1,388億円増加4兆4,389億円となり、利回りは、前連結会計年度比+0.02ポイントの1.04%となりました。うち国内業務部門の平均残高は4兆2,590億円、利回りは0.96%となりました。

また、資金調達勘定の合計の平均残高は、借用金の平均残高が減少したこと等から、前連結会計年度比712億円減少5兆8,670億円となり、利回りは、前連結会計年度比+0.06ポイントの0.07%となりました。うち国内業務部門の平均残高は5兆6,856億円、利回りは0.00%となりました。

 

① 国内業務部門

 

種類

期別

平均残高

利息

利回り

金額(百万円)

金額(百万円)

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

(77,727)

4,109,840

(1)

40,324

0.98

当連結会計年度

(93,468)

4,259,002

(△0)

41,118

0.96

うち貸出金

前連結会計年度

3,346,220

33,964

1.01

当連結会計年度

3,496,408

34,379

0.98

うち商品有価証券

前連結会計年度

56

0

0.70

当連結会計年度

39

0

0.61

うち有価証券

前連結会計年度

685,277

6,333

0.92

当連結会計年度

664,430

6,697

1.00

うちコールローン及び
買入手形

前連結会計年度

当連結会計年度

うち買現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

うち債券貸借取引
支払保証金

前連結会計年度

当連結会計年度

うち預け金

前連結会計年度

182

0

0.10

当連結会計年度

220

0

0.09

資金調達勘定

前連結会計年度

5,742,224

71

0.00

当連結会計年度

5,685,659

18

0.00

うち預金

前連結会計年度

4,492,915

120

0.00

当連結会計年度

4,564,669

91

0.00

うち譲渡性預金

前連結会計年度

53,367

1

0.00

当連結会計年度

57,203

1

0.00

うちコールマネー及び
売渡手形

前連結会計年度

423,626

△52

△0.01

当連結会計年度

350,589

△78

△0.02

うち売現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

うち債券貸借取引
受入担保金

前連結会計年度

3,470

0

0.00

当連結会計年度

36,795

3

0.00

うちコマーシャル・
ペーパー

前連結会計年度

当連結会計年度

うち借用金

前連結会計年度

773,053

0

0.00

当連結会計年度

685,850

0

0.00

 

(注) 1 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しております。

2 国内業務部門は円建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。

3 資金運用勘定は無利息預け金及び付利対象である日本銀行への預け金の平均残高(前連結会計年度1,763,348百万円、当連結会計年度1,561,032百万円)及び当座預け金利息(前連結会計年度1,734百万円、当連結会計年度1,298百万円)を控除して表示しております。

4 ( )内は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(内書き)であります。

 

② 国際業務部門

 

種類

期別

平均残高

利息

利回り

金額(百万円)

金額(百万円)

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

268,036

3,632

1.35

当連結会計年度

273,416

5,168

1.89

うち貸出金

前連結会計年度

15,121

182

1.20

当連結会計年度

14,646

495

3.38

うち商品有価証券

前連結会計年度

当連結会計年度

うち有価証券

前連結会計年度

250,169

3,437

1.37

当連結会計年度

255,487

4,632

1.81

うちコールローン及び
買入手形

前連結会計年度

当連結会計年度

199

6

3.30

うち買現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

うち債券貸借取引
支払保証金

前連結会計年度

当連結会計年度

うち預け金

前連結会計年度

当連結会計年度

資金調達勘定

前連結会計年度

(77,727)

273,795

(1)

544

0.19

当連結会計年度

(93,468)

274,849

(△0)

4,357

1.58

うち預金

前連結会計年度

10,644

10

0.10

当連結会計年度

6,016

15

0.26

うち譲渡性預金

前連結会計年度

当連結会計年度

うちコールマネー及び
売渡手形

前連結会計年度

当連結会計年度

うち売現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

3,005

116

3.87

うち債券貸借取引
受入担保金

前連結会計年度

185,214

398

0.21

当連結会計年度

172,180

3,869

2.24

うちコマーシャル・
ペーパー

前連結会計年度

当連結会計年度

うち借用金

前連結会計年度

当連結会計年度

 

(注) 1 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しております。

2 国際業務部門は外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。

3 資金運用勘定は無利息預け金及び付利対象である日本銀行への預け金の平均残高(前連結会計年度23百万円、当連結会計年度14百万円)を控除して表示しております。

4 ( )内は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(内書き)であります。

 

 

③ 合計

 

種類

期別

平均残高

利息

利回り

金額(百万円)

金額(百万円)

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

4,300,149

43,955

1.02

当連結会計年度

4,438,949

46,287

1.04

うち貸出金

前連結会計年度

3,361,341

34,147

1.01

当連結会計年度

3,511,055

34,875

0.99

うち商品有価証券

前連結会計年度

56

0

0.70

当連結会計年度

39

0

0.61

うち有価証券

前連結会計年度

935,447

9,770

1.04

当連結会計年度

919,918

11,329

1.23

うちコールローン及び
買入手形

前連結会計年度

当連結会計年度

199

6

3.30

うち買現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

うち債券貸借取引
支払保証金

前連結会計年度

当連結会計年度

うち預け金

前連結会計年度

182

0

0.10

当連結会計年度

220

0

0.09

資金調達勘定

前連結会計年度

5,938,293

613

0.01

当連結会計年度

5,867,040

4,376

0.07

うち預金

前連結会計年度

4,503,560

131

0.00

当連結会計年度

4,570,685

107

0.00

うち譲渡性預金

前連結会計年度

53,367

1

0.00

当連結会計年度

57,203

1

0.00

うちコールマネー及び
売渡手形

前連結会計年度

423,626

△52

△0.01

当連結会計年度

350,589

△78

△0.02

うち売現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

3,005

116

3.87

うち債券貸借取引
受入担保金

前連結会計年度

188,684

399

0.21

当連結会計年度

208,976

3,873

1.85

うちコマーシャル・
ペーパー

前連結会計年度

当連結会計年度

うち借用金

前連結会計年度

773,053

0

0.00

当連結会計年度

685,850

0

0.00

 

(注) 1 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しております。

2 資金運用勘定は無利息預け金及び付利対象である日本銀行への預け金の平均残高(前連結会計年度1,763,372百万円、当連結会計年度1,561,046百万円)及び当座預け金利息(前連結会計年度1,734百万円、当連結会計年度1,298百万円)を控除して表示しております。

3 国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息は、相殺して記載しております。

 

 

(3) 国内業務部門・国際業務部門別役務取引の状況

当連結会計年度の役務取引等収益は、前連結会計年度比2億11百万円増加167億62百万円となりました。うち国内業務部門は、166億69百万円となりました。また、役務取引等費用は、前連結会計年度比1億36百万円増加52億60百万円となりました。うち国内業務部門は、51億90百万円となりました。

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合 計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

役務取引等収益

前連結会計年度

16,455

95

16,551

当連結会計年度

16,669

92

16,762

うち預金・貸出業務

前連結会計年度

5,850

5,850

当連結会計年度

5,972

5,972

うち為替業務

前連結会計年度

2,490

94

2,585

当連結会計年度

2,270

91

2,361

うち証券関連業務

前連結会計年度

52

52

当連結会計年度

39

39

うち代理業務

前連結会計年度

163

163

当連結会計年度

165

165

うち保護預り・
貸金庫業務

前連結会計年度

155

155

当連結会計年度

150

150

うち保証業務

前連結会計年度

869

0

870

当連結会計年度

786

1

787

うち投資信託・
保険販売業務

前連結会計年度

3,429

3,429

当連結会計年度

3,450

3,450

役務取引等費用

前連結会計年度

5,070

54

5,124

当連結会計年度

5,190

69

5,260

うち為替業務

前連結会計年度

342

45

388

当連結会計年度

220

60

281

 

(注) 国内業務部門は円建取引、国際業務部門は外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。

 

 

(4) 国内業務部門・国際業務部門別預金残高の状況

○ 預金の種類別残高(末残)

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合 計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

預金合計

前連結会計年度

4,513,208

7,445

4,520,653

当連結会計年度

4,523,286

6,032

4,529,319

うち流動性預金

前連結会計年度

2,935,175

2,935,175

当連結会計年度

3,016,851

3,016,851

うち定期性預金

前連結会計年度

1,432,683

1,432,683

当連結会計年度

1,387,792

1,387,792

うちその他

前連結会計年度

145,348

7,445

152,794

当連結会計年度

118,642

6,032

124,675

譲渡性預金

前連結会計年度

54,391

54,391

当連結会計年度

62,923

62,923

総合計

前連結会計年度

4,567,599

7,445

4,575,045

当連結会計年度

4,586,209

6,032

4,592,242

 

(注) 1 流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金

2 定期性預金=定期預金

3 国内業務部門は円建取引、国際業務部門は外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。

 

 

(5) 国内貸出金残高の状況

① 業種別貸出状況(末残・構成比)

 

業種別

前連結会計年度

当連結会計年度

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内
(除く特別国際金融取引勘定分)

3,409,994

100.00

3,593,177

100.00

製造業

407,018

11.94

459,104

12.78

農業,林業

1,702

0.05

1,916

0.05

漁業

763

0.02

592

0.02

鉱業,採石業,砂利採取業

3,282

0.10

3,323

0.09

建設業

141,349

4.15

141,871

3.95

電気・ガス・熱供給・水道業

65,902

1.93

72,213

2.01

情報通信業

19,606

0.57

21,230

0.59

運輸業,郵便業

98,761

2.90

100,163

2.79

卸売業,小売業

348,911

10.23

356,630

9.92

金融業,保険業

97,285

2.85

101,822

2.83

不動産業,物品賃貸業

536,483

15.73

601,926

16.75

各種サービス業

291,421

8.55

295,352

8.22

地方公共団体

414,796

12.16

409,824

11.41

その他

982,713

28.82

1,027,208

28.59

特別国際金融取引勘定分

政府等

金融機関

その他

合 計

3,409,994

3,593,177

 

 

② 外国政府等向け債権残高(国別)

該当事項はありません。

 

(6) 国内業務部門・国際業務部門別有価証券の状況

○ 有価証券残高(末残)

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合 計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

国債

前連結会計年度

173,845

173,845

当連結会計年度

122,508

122,508

地方債

前連結会計年度

193,872

193,872

当連結会計年度

160,032

160,032

短期社債

前連結会計年度

当連結会計年度

社債

前連結会計年度

165,872

165,872

当連結会計年度

154,969

154,969

株式

前連結会計年度

42,324

908

43,232

当連結会計年度

29,592

671

30,264

その他の証券

前連結会計年度

135,486

269,919

405,406

当連結会計年度

134,541

115,511

250,053

合 計

前連結会計年度

711,401

270,828

982,230

当連結会計年度

601,644

116,183

717,828

 

(注) 1 国内業務部門は円建取引、国際業務部門は外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。

2 「その他の証券」には、外国債券及び外国株式を含んでおります。

 

 

(自己資本比率の状況)

 

(参考)

自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。

なお、当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては基礎的内部格付手法を採用しております。また、オペレーショナル・リスク相当額の算出においては、バーゼルⅢ最終化の早期適用を行ったため、2022年3月31日については粗利益配分手法、2023年3月31日からは標準的計測手法を採用しております。

 

連結自己資本比率(国内基準)

(単位:億円、%)

 

2022年3月31日

2023年3月31日

1.連結自己資本比率(2/3)

10.82

13.03

2.連結における自己資本の額

2,175

2,171

3.リスク・アセット等の額

20,104

16,656

4.連結総所要自己資本額

804

666

 

 

単体自己資本比率(国内基準)

(単位:億円、%)

 

2022年3月31日

2023年3月31日

1.自己資本比率(2/3)

10.15

12.26

2.単体における自己資本の額

2,044

2,028

3.リスク・アセット等の額

20,140

16,529

4.単体総所要自己資本額

805

661

 

 

 

(資産の査定)

 

(参考)

資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、当行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。

 

1 破産更生債権及びこれらに準ずる債権

破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。

 

2 危険債権

危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。

 

3 要管理債権

要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。

 

4 正常債権

正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。

 

資産の査定の額

 

債権の区分

2022年3月31日

2023年3月31日

金額(百万円)

金額(百万円)

破産更生債権及びこれらに準ずる債権

15,093

14,702

危険債権

52,448

55,290

要管理債権

11,506

12,540

正常債権

3,392,084

3,570,424

 

 

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当行グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

①財政状態

・主要勘定

貸出金残高は、事業性貸出・消費者ローンを中心に増加したこと等により、前連結会計年度末比1,831億円増加3兆5,931億円(うち中小企業等貸出金(※)残高は2兆7,176億円)となりました。

特に、事業性貸出金については、当行の全営業エリアにおいて、各地域の特性に応じ、高度な提案活動や幅広い本業支援活動をスピード感をもって展開してきたこと等により、順調に増加しております。

預金等残高(譲渡性預金を含む。)は、和歌山県内の個人預金を中心に増加したこと等により、前連結会計年度末比171億円増加4兆5,922億円となりました。

有価証券残高は、外貨建外債及び国内円貨債券が減少したこと等により、前連結会計年度末比2,644億円減少7,178億円となりました。

※ 中小企業等貸出金とは、資本金3億円(ただし、卸売業は1億円、小売業、飲食業、物品賃貸業等は5千万円)以下の会社または常用する従業員が300人(ただし、卸売業、物品賃貸業等は100人、小売業、飲食業は50人)以下の会社及び個人への貸出金をいいます。

 

 

前連結会計年度末
(百万円)(A)

当連結会計年度末
(百万円)(B)

増減(百万円)
(B)-(A)

貸出金

3,409,994

3,593,177

183,182

預金・譲渡性預金合計

4,575,045

4,592,242

17,197

うち個人預金

3,119,490

3,158,380

38,889

有価証券

982,230

717,828

△264,401

 

 

・キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが、貸出金が増加したこと、借用金や債券貸借取引受入担保金が減少したこと等から、前連結会計年度比6,578億21百万円減少△5,822億93百万円となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の売却による収入が減少したものの、有価証券の取得による支出が減少したこと等から、前連結会計年度比1,272億86百万円増加2,146億43百万円となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払い額が増加したこと等から、前連結会計年度比10億38百万円減少△56億11百万円となりました。以上の結果等により、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比3,732億48百万円減少1兆18億55百万円となりました。

なお、重要な資本的支出の予定はございません。当面の設備投資及び株主還元等は自己資金で対応する予定であります。

 

 

前連結会計年度
(百万円)(A)

当連結会計年度
(百万円)(B)

増減(百万円)
(B)-(A)

営業活動によるキャッシュ・フロー

75,528

△582,293

△657,821

投資活動によるキャッシュ・フロー

87,357

214,643

127,286

財務活動によるキャッシュ・フロー

△4,573

△5,611

△1,038

現金及び現金同等物の期末残高

1,375,103

1,001,855

△373,248

 

 

 

②経営成績

当連結会計年度の経営成績は以下のとおりとなりました。

資金利益は、貸出金残高の増加が利回りの低下をカバーし、貸出金利息が増加したものの、債券貸借取引支払利息が増加したこと等から、前連結会計年度比18億67百万円減少432億9百万円となりました。

役務取引等利益は、お客さまへの本業支援を通じた収益機会の拡大を図る中、事業性関連収益が増加したこと等から、前連結会計年度比75百万円増加115億1百万円となりました。

その他業務利益は、国債等債券損益が減少したこと等から、前連結会計年度比231億62百万円減少△243億41百万円となりました。

以上により、連結粗利益は前連結会計年度比249億52百万円減少303億70百万円となりました。

営業経費は、経費削減への継続的な取組み等から、前連結会計年度比7億4百万円減少312億95百万円となりました。また、与信コスト総額は、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響を考慮し前期に実施した予防的な引当の効果による追加引当の抑制や、大口債権の回収による取立益があったこと等から、前連結会計年度比44億47百万円減少53百万円となりました。さらに、株式等関係損益は、株式等売却損が減少したこと等から、前連結会計年度比8億10百万円増加55億23百万円となりました。

以上の結果等により、経常利益は前連結会計年度比192億9百万円減少50億72百万円となりました。

特別損益は、減損損失の増加等から、前連結会計年度比12百万円減少△2億3百万円となり、また、法人税、住民税及び事業税は、前連結会計年度比68億88百万円減少7億20百万円となりました。

以上の結果等により、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比115億36百万円減少39億24百万円となりました。

 

 

前連結会計年度
(百万円)(A)

当連結会計年度
(百万円)(B)

増減(百万円)
(B)-(A)

連結粗利益  (注)1

55,322

30,370

△24,952

資金利益

45,076

43,209

△1,867

役務取引等利益

11,426

11,501

75

その他業務利益

△1,179

△24,341

△23,162

営業経費(△)

31,999

31,295

△704

一般貸倒引当金繰入額(△)     ①

1,980

△303

△2,283

不良債権処理額(△)        ②

3,806

2,317

△1,489

うち貸出金償却(△)

1,873

930

△943

うち個別貸倒引当金繰入額(△)

1,684

1,126

△558

償却債権取立益

1,285

1,909

624

株式等関係損益

4,713

5,523

810

その他

746

578

△168

経常利益

24,281

5,072

△19,209

特別損益

△191

△203

△12

税金等調整前当期純利益

24,090

4,868

△19,222

法人税、住民税及び事業税(△)

7,608

720

△6,888

法人税等調整額(△)

919

146

△773

法人税等合計(△)

8,527

866

△7,661

当期純利益

15,562

4,001

△11,561

非支配株主に帰属する当期純利益(△)

102

77

△25

親会社株主に帰属する当期純利益

15,460

3,924

△11,536

 

 

 

 

与信費用(△) ①+②

5,787

2,014

△3,773

与信コスト総額(△)  (注)2

4,500

53

△4,447

 

(注) 1 連結粗利益=資金利益(資金運用収益-資金調達費用)+役務取引等利益(役務取引等収益

-役務取引等費用)+その他業務利益(その他業務収益-その他業務費用)

2 与信コスト総額は、与信費用に償却債権取立益などの与信関連損益を加味して算出しております。

 

 

③連結自己資本比率(国内基準)

連結自己資本比率(国内基準)は、自己資本の額が前連結会計年度末比3億円減少し、リスク・アセット等の額が前連結会計年度末比3,447億円減少した結果、前連結会計年度末比+2.21ポイントの13.03%となりました。

 

(単位:億円、%)

 

前連結会計年度末
(A)

当連結会計年度末
(B)

増減
(B)-(A)

1.連結自己資本比率(2/3)

10.82

13.03

2.21

2.連結における自己資本の額

2,175

2,171

△3

3.リスク・アセット等の額

20,104

16,656

△3,447

 

 

④セグメント情報

当行グループにおいては、「銀行業」を報告セグメントとしております。

銀行業セグメントは、既述の要因等により、経常収益が前連結会計年度比22億53百万円増加742億68百万円、経常費用が前連結会計年度比217億22百万円増加し713億93百万円、経常利益が前連結会計年度比194億69百万円減少28億74百万円となりました。

また、その他セグメントは、経常収益が前連結会計年度比6億25百万円増加122億26百万円、経常費用が前連結会計年度比3億51百万円増加し100億23百万円、経常利益が前連結会計年度比2億74百万円増加22億2百万円となりました。

 

⑤経営計画の達成状況及び今後の対応

当行グループは、2021年4月から2024年3月までの3年間を計画期間とした「第6次中期経営計画」に取り組んでおります。

 

第6次中期経営計画における目標指標及び実績

 

目標指標

2023年3月期(実績)

2024年3月期(最終年度)

顧客向けサービス業務利益<単体>

139億円

100億円以上

本業OHR<単体>

67.6%

75%以下

親会社株主に帰属する当期純利益<連結>

39億円

125億円以上

ROE<連結>

1.7%

5%以上

 

※顧客向けサービス業務利益<単体>=貸出金平残×預貸金利回差+役務取引等利益-営業経費

※本業OHR<単体>=営業経費÷(貸出金平残×預貸金利回差+役務取引等利益)

 

当行では、引き続き、お客さまの信頼に基づく「存在感の向上」と「高い収益基盤の確立」を目指し、お客さまにコミットしております「どんな課題にも本気で向き合い、お客さまの期待をこえる」銀行を目指してまいりたいと考えております。

第6次中計の達成が当行の長期ビジョンの達成に向けた第一歩となり、ひいては地域活性化およびサステナブル社会の実現に貢献するため、グループ会社を含めた総合金融サービスの一層の高度化を図るべく、紀陽フィナンシャルグループ全役職員が一丸となって取り組んでまいります。

 

⑥重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当行グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

 

 

5 【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

6 【研究開発活動】

該当事項はありません。