第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態の状況

(資産)

当第2四半期連結会計期間末における資産合計は1,951,486千円となり、前連結会計年度末に比べ52,983千円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が17,554千円増加したこと、及びUT創業者の会投資事業有限責任組合等への出資により、投資有価証券が37,371千円増加したことによるものであります。

 

(負債)

当第2四半期連結会計期間末における負債合計は472,220千円となり、前連結会計年度末に比べ53,659千円減少いたしました。これは主に、未払法人税等が34,144千円増加した一方で、未払金が18,330千円、前受金が68,739千円減少したことによるものであります。

未払法人税等の増加は、第2四半期連結累計期間は中間納付が発生しないことに加え、税金等調整前四半期純利益の計上に伴い課税所得が発生していることによるものであります。未払金の減少は、主に前連結会計年度末に計上が集中した年間利用料の支払いを第1四半期連結会計期間に行ったことによるものであります。前受金の減少は、主に前連結会計年度末に計上されていた人材紹介手数料に係る前受金を、第1四半期連結会計期間の4月に集中する対象者の入社により売上高に振替えたことによるものであります。

 

(純資産)

当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は1,479,266千円となり、前連結会計年度末に比べ106,643千円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益(純資産の増加)123,676千円を計上した一方で、利益剰余金の配当(純資産の減少)20,991千円を行ったことによる、利益剰余金の増加102,685千円によるものであります。

この結果、自己資本比率は75.8%(前連結会計年度末は72.3%)となりました。

 

(2)経営成績の状況

当社グループの事業領域であるスタートアップ・ベンチャー企業をはじめとした新産業領域(注)における人的資本を取り巻く環境では、政府が掲げる「新しい資本主義」において、スタートアップの育成及び人への投資の抜本的強化が重点戦略の中に位置づけられており、2022年6月7日に公表された「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画」において、スタートアップの育成が日本経済のダイナミズムと成長を促し、社会課題を解決する鍵であるとし、2022年11月28日には「スタートアップ育成5か年計画」が発表されております。また、人への投資と分配も重点投資の柱となり、人的資本の重要性が高まっております。さらに、2022年3月15日に提言された経団連の「スタートアップ躍進ビジョン~10X10Xを目指して~」においても、5年後までに起業数10倍、成功レベル10倍(ユニコーン企業数約100社・デカコーン企業数2社以上)が成長目標に据えられ、そのために起こすべき7つの変化の一つが「人材の流動化、優秀人材をスタートアップエコシステムへ」となっております。2022年8月には、これらのスタートアップ政策の司令塔として、「スタートアップ担当大臣」のポストが追加されるなど、少子高齢化・人口減少による経済停滞という社会課題を解決するための重点投資領域として、「人」と「スタートアップ・ベンチャー企業」が位置づけられ、今後さらに取り組みが強化されていく中で、当社グループの事業機会もより拡大していくものと考えております。

このような経営環境の中、当社グループは、「人の可能性を引き出し 才能を最適に配置することで 新産業を創出し続ける」というミッションを掲げ、新産業領域における人材の最適配置を中心として、人の持つ可能性に着目した「新産業領域における才能の最適配置を目指すプラットフォーム」を提供してまいりました。

当第2四半期連結累計期間において、キャリアサービス分野では、社会人向けサービスにおいて、求職者との面談数を増加させたことによる求人企業とのマッチング創出に成功し、売上高が前年同期比98.4%増加となった一方で、新卒学生向け厳選就活プラットフォーム「Goodfind」を含む学生向けサービスにおいては、2023年3月卒業学生の会員集客に苦戦し、2023年4月入社に係る成功報酬が減少したこと等から、前年同期比6.8%減少となりました。この結果、キャリアサービス分野の売上高は前年同期比1.3%減少となりました。メディア・SaaS分野は、若手イノベーション人材向けビジネスメディア「FastGrow」は堅調に推移したものの、1on1の仕組みをつくるSaaS型HRサービス「TeamUp」のシステム利用収入が減少したことから、売上高は前年同期比6.9%減少となりました。販売費及び一般管理費については、主にDX化、効率化に伴うシステム利用料や、既存システムの改修等に伴う業務委託料の増加により、前年同期比0.8%の増加となりました。

この結果、当第2四半期連結累計期間における当社グループの経営成績は、売上高828,472千円(前年同四半期比2.3%減)、営業利益190,120千円(前年同四半期比15.8%減)、経常利益190,252千円(前年同四半期比17.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益123,676千円(前年同四半期比15.3%減)となりました。

 

(注)「新産業領域」とは、スタートアップ・ベンチャー企業における新規事業やイノベーションへの取り組みのみならず、大企業におけるビジネスモデル革新やイノベーション探索等のトランスフォーメーション及び中堅・中小企業における事業承継型の経営革新を含む領域として当社で定義しております。

 

なお、当社グループは新産業領域における人材創出事業の単一の報告セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しておりますが、売上高については、キャリアサービス分野及びメディア・SaaS分野を事業部門として区分し、さらに、キャリアサービス分野は、学生向けサービス及び社会人向けサービスに細分化して分析しております。

 

 

事業部門

前第2四半期連結累計期間

(自 2022年3月1日

  至 2022年8月31日)

当第2四半期連結累計期間

(自 2023年3月1日

  至 2023年8月31日)

金額(千円)

前年同期比(%)

金額(千円)

前年同期比(%)

キャリアサービス分野

697,468

102.3

688,666

98.7

 

学生向けサービス

660,890

107.4

616,085

93.2

 

社会人向けサービス

36,578

54.9

72,580

198.4

メディア・SaaS分野

150,089

153.9

139,805

93.1

合計

847,558

108.7

828,472

97.7

 

 

また、2023年5月31日に提出した有価証券報告書の「第2 事業の状況 2 事業等のリスク (2)事業内容に関するリスク ⑦業績の季節的変動について」に記載のとおり、当社グループの売上高構成比が最も大きく、主要事業である「Goodfind」においては、顧客企業の新卒学生向けの採用活動が活発に行われる時期に売上が集中いたします。さらに、新卒学生に係る人材紹介手数料については、入社日基準により売上高を認識しているため、新卒学生の多くが入社する4月に売上高が集中いたします。この結果、第1四半期に売上高及び営業利益が集中する傾向にあります。

各四半期連結会計期間の推移は次のとおりであります。

 

前連結会計年度(自 2022年3月1日 至 2023年2月28日)                 (単位:千円)

 

第1四半期

連結会計期間

第2四半期

連結会計期間

第3四半期

連結会計期間

第4四半期

連結会計期間

通期

売上高

548,531

299,026

295,344

328,687

1,471,590

営業利益又は

営業損失(△)

230,876

△5,211

△25,816

8,814

208,662

 

当連結会計年度(自 2023年3月1日 至 2024年2月29日)                 (単位:千円)

 

第1四半期

連結会計期間

第2四半期

連結会計期間

第3四半期

連結会計期間

第4四半期

連結会計期間

通期

売上高

481,721

346,750

営業利益

149,478

40,642

 

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は1,674,317千円となり、前連結会計年度末に比べ17,554千円増加いたしました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は78,255千円(前年同期は83,183千円の使用)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益の計上190,252千円、売上債権の増加額8,592千円、未払金の減少額12,896千円、前受金の減少額68,739千円、法人税等の支払額32,350千円によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は42,934千円(前年同期は45,403千円の使用)となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出37,500千円を計上したことによるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は17,766千円(前年同期は8,112千円の使用)となりました。これは主に、配当金の支払額20,018千円を計上したことによるものであります。

 

(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定について重要な変更はありません。

 

(5)経営方針・経営戦略等

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(6)経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。

 

(7)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(8)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

(9)経営成績に重要な影響を与える要因

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。

 

(10)資本の財源及び資金の流動性についての分析

 当社グループの資金需要として主なものは、人件費、人材獲得のための採用費、業務委託費、新規顧客企業獲得や求職者獲得のための広告宣伝費であります。これらの必要資金については、営業活動により獲得した自己資金を充当することを基本方針としながら、今後の資金需要や金利動向等を勘案し、必要に応じて金融機関からの借入やエクイティファイナンス等による資金調達を検討する予定であります。なお、これらの資金調達方法の優先順位は、資金需要や資金使途等に合わせて最適な方法を検討・選択する予定であります。

 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は1,674,317千円であり、資金需要に対して必要な資金は確保されております。なお、当社は取引銀行1行と当座貸越契約を締結しており、当第2四半期連結会計期間末における当座貸越極度額及び借入未実行残高は100,000千円あります。金融・資本市場の流動性が低下した状況下においては、当該当座貸越極度額を使用することによって流動性を確保いたします。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。