【要約四半期連結財務諸表注記】

1  報告企業

武田薬品工業株式会社(以下、「当社」)は、日本に所在する上場企業であります。当社および当社の子会社(以下、「当社グループ」)は、自らの企業理念に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品企業です。当社グループは、幅広い医薬品のポートフォリオを有し、研究、開発、製造、およびグローバルでの販売を主要な事業としております。当社グループの主要な医薬品には、当社の主要なビジネスエリアである消化器系疾患、希少疾患、血漿分画製剤(免疫疾患)、オンコロジー(がん)、ニューロサイエンス(神経精神疾患)の医薬品が含まれております。

 

2  作成の基礎

(1) 準拠する会計基準

当社グループの要約四半期連結財務諸表は、IAS第34号に準拠して作成しております。本要約四半期連結財務諸表は、年度の連結財務諸表で要求されるすべての情報を含んでいないため、2023年3月31日に終了した前年度の連結財務諸表と併せて利用されるべきものであります。

 

(2) 財務諸表の承認

本要約四半期連結財務諸表は、2023年10月30日に代表取締役社長CEO クリストフ ウェバーおよび取締役CFO コンスタンティン サルウコスによって承認されております。

 

(3) 機能通貨および表示通貨

当社グループの要約四半期連結財務諸表は当社の機能通貨である日本円で表示されており、特に記載のない限り、百万円未満を四捨五入して表示しております。四捨五入された数値を含む表の合計は必ずしも各項目の合算値と一致しない場合があります。

 

(4) 会計上の判断、見積りおよび仮定

要約四半期連結財務諸表の作成にあたり、経営者は会計方針の適用ならびに資産、負債、収益および費用の金額、ならびに偶発資産および偶発負債の開示に影響を及ぼす判断、見積りおよび仮定の設定を行うことが要求されております。実際の業績はこれらの見積りとは異なる場合があります。

見積りおよびその基礎となる仮定は、継続的に見直されます。会計上の見積りの変更による影響は、その見積りを変更した会計期間および影響を受ける将来の会計期間に認識されます。

本要約四半期連結財務諸表における会計方針を適用する過程で行われた判断および見積り、ならびに会計上の見積りおよび仮定は、前年度と同様であります。

また、当第2四半期末日および本報告書の提出日までにおいて、のれんの減損の兆候は存在しないと判断しております。

 

3  重要性がある会計方針

本要約四半期連結財務諸表において適用する重要性がある会計方針は、前年度に係る連結財務諸表において適用した会計方針と同一であります。

なお、当第2四半期累計の法人所得税費用は、見積年次実効税率を基に算定しております。

 

 

4  事業セグメントおよび売上収益

当社グループは、医薬品の研究開発、製造、販売およびライセンス供与に従事しており、単一の事業セグメントから構成されております。これは、資源配分、業績評価、および将来予測において最高経営意思決定者であるCEOの財務情報に対する視点と整合しております。

 

(1) 収益の分解

当社グループの顧客との契約から生じる売上収益の内訳は、以下のとおりであります。

 

財またはサービスの種類別の売上収益

(第2四半期累計)

 

 

(単位:百万円)

 

前第2四半期累計

(自2022年4月1日

2022年9月30日)

当第2四半期累計

(自2023年4月1日

2023年9月30日)

医薬品販売

1,914,400

2,060,682

ライセンス供与による収益・役務収益

60,371

41,026

合計

1,974,771

2,101,707

 

 

(第2四半期)

 

 

(単位:百万円)

 

前第2四半期

(自2022年7月1日

2022年9月30日)

当第2四半期

(自2023年7月1日

2023年9月30日)

医薬品販売

975,506

1,026,882

ライセンス供与による収益・役務収益

26,801

16,208

合計

1,002,307

1,043,089

 

 

ビジネスエリア別および製品別の売上収益

(第2四半期累計)

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

前第2四半期累計

(自2022年4月1日

2022年9月30日)

当第2四半期累計

(自2023年4月1日

2023年9月30日)

消化器系疾患

 

 

 

ENTYVIO(注)1

346,616

391,709

 

GATTEX/レベスティブ

48,434

58,890

 

タケキャブ/VOCINTI(注)2

54,695

58,779

 

DEXILANT

37,990

23,165

 

PANTOLOC/CONTROLOC(注)3

22,206

22,882

 

アロフィセル

1,135

1,527

 

その他

35,314

39,915

 

消化器系疾患合計

546,391

596,867

希少疾患

 

 

 

 希少血液疾患

 

 

 

アドベイト

62,368

62,704

 

アディノベイト/ADYNOVI

34,397

33,484

 

ファイバ

21,295

19,809

 

ボンベンディ

5,899

7,434

 

RECOMBINATE

6,175

5,992

 

その他

25,584

23,299

 

希少血液疾患合計

155,718

152,721

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

前第2四半期累計

(自2022年4月1日

2022年9月30日)

当第2四半期累計

(自2023年4月1日

2023年9月30日)

 希少遺伝子疾患およびその他

 

 

 

タクザイロ

72,827

87,092

 

エラプレース

42,414

45,671

 

リプレガル

34,308

36,205

 

ビプリブ

23,339

24,330

 

LIVTENCITY

4,228

8,325

 

その他

29,392

26,626

 

希少遺伝子疾患およびその他合計

206,508

228,250

 

希少疾患合計

362,226

380,971

血漿分画製剤(免疫疾患)

 

 

 

免疫グロブリン製剤

245,055

309,158

 

アルブミン製剤

51,765

58,947

 

その他

17,157

20,274

 

血漿分画製剤(免疫疾患)合計

313,977

388,379

オンコロジー

 

 

 

アドセトリス

41,715

54,271

 

リュープリン/ENANTONE

53,657

48,778

 

ニンラーロ

48,819

46,343

 

アイクルシグ

23,216

27,011

 

アルンブリグ

9,710

13,712

 

EXKIVITY

1,439

3,467

 

ベルケイド

20,829

2,907

 

その他

25,906

28,674

 

オンコロジー合計

225,291

225,163

ニューロサイエンス(神経精神疾患)

 

 

 

VYVANSE/ELVANSE(注)4

211,235

226,269

 

トリンテリックス

49,798

50,968

 

その他

41,281

53,464

 

ニューロサイエンス(神経精神疾患)合計

302,314

330,701

その他

 

 

 

 

アジルバ(注)2

37,185

23,681

 

ホスレノール

7,526

8,138

 

その他

179,860

147,809

 

その他合計

224,572

179,628

売上収益合計

1,974,771

2,101,707

 

(注)1 国内製品名:エンタイビオ

   2 配合剤、パック製剤を含む

   3 一般名:pantoprazole

   4 国内製品名:ビバンセ

 

 

(第2四半期)

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

前第2四半期

(自2022年7月1日

2022年9月30日)

当第2四半期

(自2023年7月1日

2023年9月30日)

消化器系疾患

 

 

 

ENTYVIO(注)1

178,349

199,721

 

GATTEX/レベスティブ

26,518

31,800

 

タケキャブ/VOCINTI(注)2

27,057

28,947

 

DEXILANT

15,660

11,127

 

PANTOLOC/CONTROLOC(注)3

10,869

11,723

 

アロフィセル

517

661

 

その他

17,038

19,344

 

消化器系疾患合計

276,009

303,323

希少疾患

 

 

 

 希少血液疾患

 

 

 

アドベイト

30,262

28,876

 

アディノベイト/ADYNOVI

16,886

16,117

 

ファイバ

10,761

7,957

 

ボンベンディ

2,978

3,678

 

RECOMBINATE

2,954

2,963

 

その他

12,746

11,755

 

希少血液疾患合計

76,587

71,346

 希少遺伝子疾患およびその他

 

 

 

タクザイロ

38,778

45,763

 

エラプレース

20,220

22,822

 

リプレガル

16,708

18,226

 

ビプリブ

11,474

12,447

 

LIVTENCITY

2,014

4,264

 

その他

14,806

13,459

 

希少遺伝子疾患およびその他合計

103,999

116,980

 

希少疾患合計

180,586

188,326

血漿分画製剤(免疫疾患)

 

 

 

免疫グロブリン製剤

133,233

163,574

 

アルブミン製剤

29,774

28,160

 

その他

9,108

10,131

 

血漿分画製剤(免疫疾患)合計

172,115

201,865

オンコロジー

 

 

 

アドセトリス

21,751

27,151

 

リュープリン/ENANTONE

25,664

24,175

 

ニンラーロ

25,071

25,311

 

アイクルシグ

11,961

14,415

 

アルンブリグ

5,167

7,088

 

EXKIVITY

737

1,335

 

ベルケイド

4,348

1,090

 

その他

13,110

14,139

 

オンコロジー合計

107,809

114,704

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

前第2四半期

(自2022年7月1日

2022年9月30日)

当第2四半期

(自2023年7月1日

2023年9月30日)

ニューロサイエンス(神経精神疾患)

 

 

 

VYVANSE/ELVANSE(注)4

111,263

103,099

 

トリンテリックス

28,364

26,649

 

その他

20,270

23,904

 

ニューロサイエンス(神経精神疾患)合計

159,897

153,652

その他

 

 

 

 

アジルバ(注)2

17,629

5,008

 

ホスレノール

3,325

3,975

 

その他

84,937

72,236

 

その他合計

105,891

81,219

売上収益合計

1,002,307

1,043,089

 

 

(注)1 国内製品名:エンタイビオ

   2 配合剤、パック製剤を含む

   3 一般名:pantoprazole

   4 国内製品名:ビバンセ

 

(2) 地域別情報
当社グループの顧客との契約から生じる売上収益の地域別内訳は、以下のとおりであります。

(第2四半期累計)

(単位:百万円)

 

前第2四半期累計

(自2022年4月1日

2022年9月30日)

当第2四半期累計

(自2023年4月1日

2023年9月30日)

日本

261,353

228,528

米国

1,032,526

1,104,762

欧州およびカナダ

408,964

459,968

アジア(日本を除く)

105,718

123,276

中南米

83,258

92,069

ロシア/CIS

37,817

31,090

その他

45,135

62,014

合計

1,974,771

2,101,707

 

(注)「その他」には、中東・オセアニア・アフリカが含まれております。売上収益は顧客の所在地を基礎とし、国または地域に分類しております。

 

(第2四半期)

(単位:百万円)

 

前第2四半期

(自2022年7月1日

2022年9月30日)

当第2四半期

(自2023年7月1日

2023年9月30日)

日本

120,818

103,705

米国

531,468

550,372

欧州およびカナダ

203,391

235,631

アジア(日本を除く)

59,622

62,448

中南米

42,973

48,352

ロシア/CIS

20,451

13,727

その他

23,583

28,855

合計

1,002,307

1,043,089

 

(注)「その他」には、中東・オセアニア・アフリカが含まれております。売上収益は顧客の所在地を基礎とし、国または地域に分類しております。

 

 

5  製品に係る無形資産償却費及び減損損失

当第2四半期累計の製品に係る無形資産減損損失115,750百万円には、主にクローン病に伴う複雑痔瘻治療剤「アロフィセル」の臨床第3相 ADMIRE-CD Ⅱ試験のトップライン結果を踏まえて計上した73,979百万円の減損損失、および非小細胞肺がん治療剤「EXKIVITY」の販売や開発活動を全世界で自主的に中止する決定を行ったことに伴う28,477百万円の減損損失が含まれております。

 

6  その他の営業費用

前第2四半期累計および当第2四半期累計のその他の営業費用は、それぞれ83,359百万円および110,240百万円となりました。

 

その他の営業費用には、従業員の削減や事業拠点または機能の統合をはじめとする事業構造再編費用が含まれております。前第2四半期累計および当第2四半期累計における事業構造再編費用の計上額は、それぞれ24,584百万円および38,500百万円であります。

 

また、前第2四半期累計および当第2四半期累計のその他の営業費用には、承認前在庫に係る評価損がそれぞれ17,975百万円および11,747百万円含まれております。さらにその他の営業費用には、特定の訴訟にかかる訴訟引当金の繰入額、寄付金、特定の資産にかかる減損損失が含まれております。

 

7  法人所得税費用

Shire社は、2018年11月28日に、アイルランド歳入庁から398百万ユーロの課税に関する通知を受領しました。本通知は、2014年にShire社がAbbVie, Inc.からの買収の申し出の取下げに関する違約金として受領した1,635百万米ドルの税務上の取り扱いに関係するものです。Shire社は2019年1月に当社によって買収されています。当社グループは、本件に関して税務不服審査委員会に異議申し立てを行い、2020年末に税務不服審査委員会においてヒアリングが行われました。2021年7月30日、当社グループは本件に関して税務不服審査委員会よりアイルランド歳入庁の見解を支持する裁定を受領したことを受けて、本件に関する税金費用を引当計上しました。その後、2023年10月17日、当社グループはアイルランド歳入庁と本違約金の受領に関するすべての債務の完全かつ最終的な解決として、利息を含み罰金を含まない金額である130百万ユーロを以って本税務評価について和解する契約を締結しました。これにより、当社グループは未払法人所得税のうち130百万ユーロの和解金を超える部分を振り戻し、税金費用63,547百万円を減額しました。

 

実際税負担率は、前第2四半期累計24.2%に対して当第2四半期累計では△6.1%となりました。この減少は主に、当第2四半期累計に認識した上記税金費用の減額によるものです。この減少は、繰延税金資産の評価減による税金費用の増加と一部相殺されております。

 

 

8  1株当たり利益

当社の普通株主に帰属する基本的1株当たり四半期利益および希薄化後1株当たり四半期利益の算定基礎は以下のとおりであります。

 

(第2四半期累計)

 

 

前第2四半期累計

(自2022年4月1日

  至2022年9月30日)

当第2四半期累計

(自2023年4月1日

  至2023年9月30日)

親会社の普通株主に帰属する四半期利益

 

 

  親会社の所有者に帰属する四半期利益 (百万円)

166,756

41,365

  1株当たり四半期利益の算定に使用する四半期利益
  (百万円)

166,756

41,365

 

 

 

普通株式の加重平均株式数(千株)

1,549,479

1,560,613

希薄化効果の影響(千株)

10,723

12,706

希薄化効果の影響調整後(千株)

1,560,202

1,573,319

 

 

 

1株当たり四半期利益

 

 

  基本的1株当たり四半期利益(円)

107.62

26.51

  希薄化後1株当たり四半期利益(円)

106.88

26.29

 

 

(第2四半期) 

 

 

前第2四半期

(自2022年7月1日

  至2022年9月30日)

当第2四半期

(自2023年7月1日

  至2023年9月30日)

親会社の普通株主に帰属する四半期利益

 

 

  親会社の所有者に帰属する四半期利益(△損失)

 (百万円)

61,742

△48,030

  1株当たり四半期利益の算定に使用する四半期利益(△損失)

  (百万円)

61,742

△48,030

 

 

 

普通株式の加重平均株式数(千株)

1,552,407

1,565,296

希薄化効果の影響(千株)

11,326

希薄化効果の影響調整後(千株)

1,563,733

1,565,296

 

 

 

1株当たり四半期利益

 

 

  基本的1株当たり四半期利益(△損失)(円)

39.77

△30.68

  希薄化後1株当たり四半期利益(△損失)(円)

39.48

△30.68

 

 

 

9  社債及び借入金

(1) 社債

当第2四半期累計において、当社グループは、下記の社債を償還いたしました。

銘柄

発行時期

償還日

発行通貨ベース

の元本額

償還区分

米ドル建無担保普通社債

2016年9月

2023年9月23日

1,000百万米ドル

満期償還

 

 

(2) 借入金

当第2四半期累計において、当社グループは、下記の借入を行いました。

名称

借入時期

返済期日

発行通貨ベース

の元本額

シンジケートローン

2023年4月

2030年4月

100,000百万円

 

 

当第2四半期累計において、当社グループは、下記の借入を返済いたしました。

名称

借入時期

返済日

発行通貨ベースの元本額

 返済区分

シンジケートローン

2016年4月

2023年4月26日

100,000百万円

満期返済

 

 

10  資本及びその他の資本項目

(1) 自己株式の処分

前第2四半期累計において、当社は、国外の当社グループ従業員に対する長期インセンティブ報酬制度に基づき、自己株式8,091千株を処分しました。自己株式処分により、当社の自己株式は27,599百万円減少しました。

当第2四半期累計において、当社は、国外の当社グループ従業員に対する長期インセンティブ報酬制度に基づき、自己株式13,958千株を処分しました。自己株式処分により、当社の自己株式は47,614百万円減少しました。

なお、当該自己株式は、当社米国預託証券(American Depositary Share)に転換の上、従業員に交付されています。

 

(2) 配当

 

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
 配当額(円)

基準日

効力発生日

前第2四半期累計
 (自2022年4月1日 

  至2022年9月30日

2022年度第1四半期

140,365

90.00

2022年3月31日

2022年6月30日

当第2四半期累計
 (自2023年4月1日 

  至2023年9月30日

2023年度第1四半期

140,475

90.00

2023年3月31日

2023年6月29日

 

 

なお、配当の効力発生日が当第2四半期の末日後となるものは以下のとおりであります。

 

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
 配当額(円)

基準日

効力発生日

2023年度第3四半期

148,037

94.00

2023年9月30日

2023年12月1日

 

 

 

11  金融商品

(1) 公正価値の測定方法

公正価値で測定されるデリバティブおよび非デリバティブ金融商品は、公正価値測定を行う際のインプットの重要性を反映した、以下の3段階の公正価値ヒエラルキーに分類しております。レベル1は活発に取引される市場での同一の資産又は負債の取引相場価格などの観察可能なインプットとして定義されます。レベル2は、レベル1に含まれる相場価格以外のインプットのうち、資産又は負債について直接的又は間接的に観察可能なものとして定義されます。レベル3は資産又は負債に関する観察可能でないインプットであります。

(単位:百万円)

2023年9月30日

レベル1

レベル2

レベル3

合計

資産:

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定される金融資産

 

 

 

 

  デリバティブ

8,338

7,321

15,659

 転換社債への投資

10,785

10,785

 負債性金融商品への投資

1,113

1,113

 条件付対価契約に関する金融資産

25,039

25,039

ヘッジ会計を適用している

デリバティブ

64,683

64,683

その他の包括利益を通じて公正価値で測定される金融資産

 

 

 

 

 売上債権及びその他の債権

84,152

84,152

 資本性金融商品

91,317

95,969

187,286

合計

91,317

157,173

140,227

388,717

負債:

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定される金融負債

 

 

 

 

 デリバティブ

6,709

7,321

14,030

  条件付対価契約に関する金融負債

8,481

8,481

ヘッジ会計を適用している
デリバティブ

39,939

39,939

合計

46,648

15,802

62,450

 

 

(2) 評価技法

レベル2に分類されるデリバティブの公正価値は、財務管理システムの評価モデル、またはブラック・ショールズ・モデルを用いて測定しております。これらの評価技法への重要なインプットは観察可能な市場情報に基づいております。

 

レベル3に分類されるデリバティブには、バーチャル電力販売契約に基づく再生可能エネルギーの固定価格と市場変動価格との差額から生じるキャッシュ・フローの決済に関連して認識したデリバティブおよび当該キャッシュ・フローの変動を相殺するために行った契約により認識したデリバティブが含まれております。レベル3に分類されるデリバティブの公正価値は、割引キャッシュ・フロー法を用いて算定しており、主な仮定として再生可能エネルギーの予想価格および再生可能エネルギー発電設備の予想発電量が考慮されております。

 

転換社債への投資の公正価値は、割引キャッシュ・フロー法、オプション・プライシング・モデル等の評価技法を用いて算定しております。

 

 

当社グループが売却する権利を有する顧客に対する売上債権及びその他の債権の公正価値は、請求額に基づいて測定しております。

 

資本性金融商品および負債性金融商品は売買目的保有ではありません。資本性金融商品または負債性金融商品が活発な市場で取引されている場合、公正価値は期末日の市場価格に基づいております。資本性金融商品または負債性金融商品が活発な市場で取引されていない場合、公正価値は各期末日現在の入手可能な情報および類似企業に基づき、修正簿価純資産法またはEBITDA倍率法を用いて算定しております。レベル3に分類された資本性金融商品または負債性金融商品の公正価値算定に用いた観察可能でない主なインプットは、EBITDA倍率法におけるEBITDA倍率であり、5.0倍から20.1倍の範囲に分布しております。

 

条件付対価契約に関する金融資産および金融負債は、売却時または企業結合における取得日時点の公正価値で測定しております。条件付対価契約が金融資産または金融負債の定義を満たす場合は、その後の各期末日において公正価値で再測定しております。公正価値はシナリオ・ベース・メソッドや割引後のキャッシュ・フロー等を基礎として算定しており、主な仮定として、各業績指標の達成可能性、将来収益予測および割引率が考慮されております。なお、条件付対価契約に関する金融資産は主に「XIIDRA」の売却に伴い認識した金融資産であります。条件付対価契約に関する金融負債の詳細は、「(5) 条件付対価契約に関する金融負債」に記載しております

 

(3) 公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替

当社グループは、報告期間に発生した公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替を報告期間の末日において生じたものとして認識しております。当第2四半期累計において、レベル3からレベル1への振替がありました。当該振替は、以前取引所に上場しておらず、観察可能である活発な市場で取引がなかった企業の株式が取引所に上場したことによるものです。同社の株式は現在活発な市場において取引されており、活発な市場における取引相場価格を有しているため、公正価値の測定額を公正価値ヒエラルキーのレベル3からレベル1に振替えております。上記以外に、当第2四半期累計において公正価値ヒエラルキーのレベル間の重要な振替はありません。

 

(4) レベル3の金融資産の公正価値

当社グループは、主に研究協力企業への出資を目的として、資本性金融商品への投資を行っております。レベル3の金融資産の公正価値の期首残高から期末残高への調整は以下のとおりであります。レベル3の金融負債である条件付対価契約に関する金融負債については、「(5) 条件付対価契約に関する金融負債」に記載しております。レベル3の金融資産に関して、公正価値に影響を与える重要な仮定が変動した場合における、公正価値の重要な変動はありません。

 

 

(単位:百万円)

 

条件付対価契約に

関する金融資産

資本性金融商品

期首残高

23,806

83,236

金融収益または金融費用として計上された公正価値の変動

△1,360

その他の包括利益を通じて公正価値で測定される金融資産の 

公正価値の変動および在外営業活動体の換算差額にかかる変動

2,594

14,093

購入

363

売却

△1

レベル1への振替

△5,008

転換社債の転換による取得

3,286

期末残高

25,039

95,969

 

 

 

(5) 条件付対価契約に関する金融負債

条件付対価契約に関する金融負債は、当社グループが買収した被買収企業における既存の条件付対価契約を含む、開発マイルストンおよび販売マイルストンの達成等の将来の事象を条件とする企業結合における条件付対価またはライセンス契約に基づき認識した金融負債であります。各期末日において、条件付対価契約に関する金融負債の公正価値は、リスク調整後の将来のキャッシュ・フローを適切な割引率を用いて割り引いた金額に基づいて再測定しております。

当四半期末の残高は主に過去の買収から生じた既存の条件付対価契約に関するものであります。

条件付対価契約に関する金融負債の公正価値は、公正価値測定の前提となる特定の仮定が変動することにより増減します。当該仮定には、マイルストンの達成可能性が含まれます。

 

条件付対価契約に関する金融負債の公正価値のヒエラルキーのレベルはレベル3であります。条件付対価契約に関する金融負債の期首残高から期末残高への調整は以下のとおりであります。条件付対価契約に関する金融負債に関して、公正価値に影響を与える重要な仮定が変動した場合における、公正価値の重要な変動はありません。

 

 

(単位:百万円)

 

当第2四半期累計

(自2023年4月1日
  至2023年9月30日)

期首残高

8,139

期中公正価値変動額

△121

為替換算差額

463

期末残高

8,481

 

 

(6) 公正価値で測定されない金融商品

要約四半期連結財政状態計算書上において公正価値で測定されない金融商品の帳簿価額と公正価値は以下のとおりであります。短期間で決済され、帳簿価額が公正価値の合理的な近似値となっている場合、金融商品の公正価値情報は下の表から除外しております。

 

(単位:百万円)

 

当第2四半期

2023年9月30日

帳簿価額

公正価値

社債

3,781,851

3,306,007

長期借入金

747,026

741,196

 

 

長期金融負債は帳簿価額で認識しております。社債の公正価値は、評価技法への重要なインプットが観察可能な市場情報に基づいている時価情報によっており、長期借入金の公正価値は、一定の期間ごとに区分した債務ごとに、信用リスクを加味した利率により、その将来キャッシュ・フローを割り引いた現在価値によっております。社債および長期借入金の公正価値のヒエラルキーはレベル2であります。

 

12  後発事象

該当事項はありません。