第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。 

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、景気の緩やかな回復が続くことが期待されますが、世界的な金融引締めに伴う影響や中国経済の先行き懸念など、海外景気の下振れがわが国の景気を下押しするリスクとなっております。また、物価上昇、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要がある状況となっております。

当社グループの属するクラウド・インターネットインフラ市場は、デジタルトランスフォーメーションが進むなか、すべての企業で第3のプラットフォーム(クラウド、モビリティ、ビッグデータ、ソーシャル技術)の利用が加速し、企業ITインフラのクラウドへの移行の本格化が予想されており、当社グループの属する市場は、国産パブリッククラウドへの期待も高まっているなかで、今後も拡大が継続すると見込んでおります。

こうした状況のもと、当社グループはシステムインテグレーションから開発、インターネットインフラサービスの提供、保守、運用、お客様サポート等をグループ内においてワンストップで提供することで、お客様の「やりたいこと」の実現を支援することを目指しております。現在の48万を超える顧客と新たな顧客にとってのカスタマーサクセスの実現に注力することで、今後も高い市場成長が見込まれるクラウドサービスの拡大に注力しております。

売上高につきましては、クラウドサービスの売上が順調に増加したこと等により、10,343,168千円(前年同期比3.5%増)となりました。

営業利益につきましては、売上高の増加がありましたが、中長期の成長に向けた人材投資やマーケティング強化にかかる費用の増加、原油価格高騰による電力費や円安の影響によるドメイン取得費の増加等により、249,492千円(前年同期比42.8%減)となりました。
 経常利益につきましては、営業利益の減少などにより、172,680千円(前年同期比54.3%減)となりました。
 親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、投資有価証券売却益の計上がありましたが、経常利益の減少などにより、175,138千円(前年同期比29.1%減)となりました。

 

サービスカテゴリー別の売上状況は以下のとおりです。

① クラウドサービス

さくらのクラウド、さくらのVPSの売上が順調に推移したこと等から、クラウドサービスの売上高は6,248,620千円(前年同期比7.9%増)となりました。

② 物理基盤サービス

他サービスへの移行や解約等により、物理基盤サービスの売上高は1,787,851千円(前年同期比3.1%減)となりました。

③ その他サービス

グループ会社売上の減少等により、その他サービスの売上高は2,306,696千円(前年同期比2.0%減)となりました。

 

 

当第2四半期連結会計期間末における資産・負債及び純資産の状況とそれらの要因は次のとおりです。

① 資産

当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ992,790千円増加し27,248,899千円(前連結会計年度末比3.8%増)となりました。主な要因は、サービス機材調達による有形固定資産の増加、投資先が上場したことに伴い時価評価の対象となったことによる投資有価証券の増加等によるものです。

② 負債

当第2四半期連結会計期間末の負債の合計は、前連結会計年度末に比べ589,428千円増加し18,359,399千円(前連結会計年度末比3.3%増)となりました。主な要因は、サービス機材に係るリース債務の増加等によるものです。

③ 純資産

当第2四半期連結会計期間末の純資産の合計は、前連結会計年度末に比べ403,361千円増加し8,889,500千円(前連結会計年度末比4.8%増)となりました。主な要因は、その他有価証券評価差額金の増加、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上に伴う利益剰余金の増加等によるものです。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べ326,808千円減少し4,483,819千円(前連結会計年度末比6.8%減)となりました。

各キャッシュ・フローの状況と主な要因は、次のとおりです。

 

① 営業活動によるキャッシュ・フロー

当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期と比べ収入が158,412千円増加し1,377,093千円(前年同期比13.0%増)となりました。主な要因は買掛金支払による支出の減少等によるものです。

② 投資活動によるキャッシュ・フロー

当第2四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同期と比べ支出が573,166千円増加し△775,520千円(前年同期比283.2%増)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出の増加等によるものです。

③ 財務活動によるキャッシュ・フロー

当第2四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同期と比べ支出が847,186千円減少し△927,780千円(前年同期比47.7%減)となりました。主な要因は、短期借入金返済の減少等によるものです。

 

(資本の財源及び資金の流動性について)

当社グループにおける資金の配分につきまして、適正な手元資金として月商の約2ケ月分程度を目安とし、緊急の資金需要や当社を取り巻く様々な環境変化に伴うリスク等については借入等の資金調達枠を確保いたします。

当社グループの資金需要は主にサービス提供にかかる設備投資資金です。当社グループが属するクラウド・インターネットインフラ市場は今後も拡大が見込まれており、当社が事業運営において重視するカスタマーサクセスの実現にはサーバなどの機材に関する継続的な投資が不可欠なものであると認識しております。株主還元につきましては、当社グループは成長フェーズにあると考えており、持続的成長と収益力確保のため原資を確保しつつ、株主様への一定の利益還元を両立させたいと考えております。

資金調達につきましては、賞与・納税等の短期運転資金は自己資金及び借入を基本とし、設備投資資金や長期運転資金は自己資金、借入及びリースを基本とすることで、事業運営上必要な資金の安定的な確保に努めており、設備効率の向上によるキャッシュ・フローのさらなる創出と、財務の安全性を確保しながらの成長投資を見極めてまいります。

なお、当第2四半期連結会計期間末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は10,291,646千円、資金の残高は4,483,819千円となっております。

 

 

(3) 研究開発活動

当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は72,192千円であります。

なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(4) 生産、受注及び販売の状況

① 生産実績

記載すべき事項はありません。

 

② 受注実績

記載すべき事項はありません。

 

③ 販売実績

当第2四半期連結累計期間の販売実績をサービスカテゴリー別に示すと、次のとおりであります。

サービスカテゴリー

販売高(千円)

前年同期比(%)

クラウドサービス

6,248,620

+7.9

物理基盤サービス

1,787,851

△3.1

その他サービス

2,306,696

△2.0

合計

10,343,168

+3.5

 

(注) 当第2四半期連結累計期間における販売実績の著しい変動の要因は、「(1)財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。

 

(5) 主要な設備

当第2四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設計画は次のとおりであります。

会社名

事業所名
(所在地)

設備の内容

投資予定額

資金調達方法

着手年月

完了予定
年月

総額
(百万円)

既支払額
(百万円)

提出
会社

石狩データセンター

(北海道石狩市)

GPU機材、ネットワーク機器、ストレージ機器等

3,200

借入等

2023年
6月

2024年
1月

7,850

 2023年
 8月

 2024年
 6月
(予定)

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。