【要約四半期連結財務諸表注記】

1.報告企業

キリンホールディングス㈱(以下、当社)は、日本に所在する株式会社であります。当社の登録されている住所は、ウェブサイト(https://www.kirinholdings.com/)で開示しております。

当社及び子会社(以下、当社グループ)は、酒類、清涼飲料、医薬品の製造・販売等を行っております。

 

2.作成の基礎

(1) IFRSに準拠している旨

当社グループの要約四半期連結財務諸表は、四半期連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同93条の規定により、IAS第34号に準拠して作成しております。

要約四半期連結財務諸表は、年度の連結財務諸表で要求されるすべての情報が含まれていないため、2022年12月31日に終了した前年度の連結財務諸表と併せて利用されるべきものであります。

 

(2) 要約四半期連結財務諸表の承認

当社グループの要約四半期連結財務諸表は、2023年11月10日において当社代表取締役社長 磯崎功典及び常務執行役員 秋枝眞二郎により公表の承認がなされております。

 

(3) 会計上の判断、見積り及び仮定

当社グループの要約四半期連結財務諸表は、収益及び費用、資産及び負債の測定並びに報告日現在の偶発事象の開示等に関する経営者による会計上の判断、経営者の見積り及び仮定を含んでおります。見積り及び仮定については、実際の結果は、その性質上、これらの見積り及び仮定とは異なる結果となる可能性があります。

見積り及び仮定は経営者により継続して見直しております。これらの見積り及び仮定の見直しによる影響は、その見積り及び仮定を見直した期間及びそれ以降の期間において認識しております。

当社グループの要約四半期連結財務諸表で認識する金額に重要な影響を与える見積り及び仮定は、原則として前年度と同様であります。

 

3.重要性がある会計方針

当社グループの要約四半期連結財務諸表において適用する重要性がある会計方針は、以下を除き、前年度に係る連結財務諸表において適用した会計方針と同一であります。

 

(IAS第12号「法人所得税」の改訂)

当社グループは、第2四半期連結会計期間より、2023年5月23日に公表された「国際的な税制改革-第2の柱モデルルール(IAS第12号の改訂)」(以下、改訂IAS第12号)を適用しております。当社グループは、改訂IAS第12号に定める例外規定を適用しており、第2の柱モデルルールを導入するために制定又は実質的に制定された税法から生じる法人所得税に関連する繰延税金資産及び繰延税金負債の認識及び開示を行っておりません。

 

 

4.事業セグメント

(1) 報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっている事業セグメントを基礎に決定しており、「国内ビール・スピリッツ事業」「国内飲料事業」「オセアニア酒類事業」「医薬事業」の4つを報告セグメントとしております。
 「国内ビール・スピリッツ事業」は、キリンビール㈱を統括会社として日本におけるビール、発泡酒、新ジャンル、洋酒他酒類製品の製造・販売を行っております。
 「国内飲料事業」は、キリンビバレッジ㈱を統括会社として日本における清涼飲料の製造・販売を行っております。
 「オセアニア酒類事業」は、LION PTY LTDを統括会社としてオセアニア地域等におけるビール、洋酒等の製造・販売を行っております。
 「医薬事業」は、協和キリン㈱を統括会社として医薬品の製造・販売を行っております。
 また、セグメント情報における会計方針は、当社の要約四半期連結財務諸表における会計方針と概ね同一であります。
 セグメント間売上収益は、市場実勢価格に基づいております。

 

 

 

(2) 報告セグメントに関する情報

各報告セグメントに関連する情報を以下に記載しております。

(第3四半期連結累計期間)

前第3四半期連結累計期間(自 2022年1月1日 至 2022年9月30日)

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他
(注1)

調整額
(注2)

連結

国内ビール・スピリッツ

国内飲料

オセアニア
酒類

医薬

外部顧客からの
売上収益

502,043

182,737

178,881

283,399

310,094

1,457,154

セグメント間
売上収益

1,674

1,882

91

376

55,430

59,452

503,717

184,619

178,972

283,775

365,523

59,452

1,457,154

セグメント利益(注3)

52,971

15,342

18,133

58,281

29,559

39,131

135,155

 

 

 

 

 

その他の営業収益

25,424

 

 

 

 

 

その他の営業費用

32,148

 

 

 

 

 

金融収益

11,672

 

 

 

 

 

金融費用

3,915

 

 

 

 

 

持分法による投資利益

20,038

 

 

 

 

 

持分法で会計処理されている投資の売却益

48,087

 

 

 

 

 

税引前四半期利益

204,314

 

(注) 1 「その他」の区分は、国内ワイン事業、北米飲料事業、バイオケミカル事業等を含んでおります。

2 調整額は以下のとおりであります。
セグメント利益の調整額は、主にセグメント間取引消去及び各報告セグメントに配分していない費用が含まれております。当該費用は、主に純粋持株会社である当社のグループ管理費用及び機能分担子会社において発生する複数の報告セグメントに関わる管理費用であります。

3 セグメント利益は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除した金額である事業利益を使用しております。

 

 

当第3四半期連結累計期間(自 2023年1月1日 至 2023年9月30日)

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他
(注1)

調整額
(注2)

連結

国内ビール・スピリッツ

国内飲料

オセアニア
酒類

医薬

外部顧客からの
売上収益

515,672

190,887

196,736

305,772

338,803

1,547,871

セグメント間
売上収益

1,456

2,097

67

281

54,049

57,949

517,128

192,984

196,803

306,053

392,852

57,949

1,547,871

セグメント利益(注3)

60,599

14,923

16,928

58,932

26,732

36,576

141,539

 

 

 

 

 

その他の営業収益

21,863

 

 

 

 

 

その他の営業費用

51,123

 

 

 

 

 

金融収益

8,294

 

 

 

 

 

金融費用

4,527

 

 

 

 

 

持分法による投資利益

26,395

 

 

 

 

 

税引前四半期利益

142,442

 

(注) 1 「その他」の区分は、国内ワイン事業、北米飲料事業、バイオケミカル事業等を含んでおります。

2 調整額は以下のとおりであります。
セグメント利益の調整額は、主にセグメント間取引消去及び各報告セグメントに配分していない費用が含まれております。当該費用は、主に純粋持株会社である当社のグループ管理費用及び機能分担子会社において発生する複数の報告セグメントに関わる管理費用であります。

3 セグメント利益は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除した金額である事業利益を使用しております。

 

 

(第3四半期連結会計期間)

前第3四半期連結会計期間(自 2022年7月1日 至 2022年9月30日)

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他
(注1)

調整額
(注2)

連結

国内ビール・スピリッツ

国内飲料

オセアニア
酒類

医薬

外部顧客からの
売上収益

198,604

69,197

62,570

98,378

111,357

540,106

セグメント間
売上収益

568

742

60

126

19,084

20,579

199,171

69,938

62,630

98,504

130,441

20,579

540,106

セグメント利益(注3)

30,956

8,501

6,981

20,705

9,700

13,768

63,076

 

 

 

 

 

その他の営業収益

381

 

 

 

 

 

その他の営業費用

10,401

 

 

 

 

 

金融収益

2,412

 

 

 

 

 

金融費用

1,294

 

 

 

 

 

持分法による投資利益

7,569

 

 

 

 

 

持分法で会計処理されている投資の売却益

48,087

 

 

 

 

 

税引前四半期利益

109,067

 

(注) 1 「その他」の区分は、国内ワイン事業、北米飲料事業、バイオケミカル事業等を含んでおります。

2 調整額は以下のとおりであります。
セグメント利益の調整額は、主にセグメント間取引消去及び各報告セグメントに配分していない費用が含まれております。当該費用は、主に純粋持株会社である当社のグループ管理費用及び機能分担子会社において発生する複数の報告セグメントに関わる管理費用であります。

3 セグメント利益は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除した金額である事業利益を使用しております。

 

 

当第3四半期連結会計期間(自 2023年7月1日 至 2023年9月30日)

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他
(注1)

調整額
(注2)

連結

国内ビール・スピリッツ

国内飲料

オセアニア
酒類

医薬

外部顧客からの
売上収益

197,700

75,507

71,208

106,773

126,452

577,640

セグメント間
売上収益

578

705

3

71

19,196

20,553

198,278

76,212

71,211

106,844

145,648

20,553

577,640

セグメント利益(注3)

27,938

9,411

9,039

22,813

9,884

12,716

66,368

 

 

 

 

 

その他の営業収益

17,673

 

 

 

 

 

その他の営業費用

8,684

 

 

 

 

 

金融収益

2,527

 

 

 

 

 

金融費用

1,684

 

 

 

 

 

持分法による投資利益

9,167

 

 

 

 

 

税引前四半期利益

85,368

 

(注) 1 「その他」の区分は、国内ワイン事業、北米飲料事業、バイオケミカル事業等を含んでおります。

2 調整額は以下のとおりであります。
セグメント利益の調整額は、主にセグメント間取引消去及び各報告セグメントに配分していない費用が含まれております。当該費用は、主に純粋持株会社である当社のグループ管理費用及び機能分担子会社において発生する複数の報告セグメントに関わる管理費用であります。

3 セグメント利益は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除した金額である事業利益を使用しております。

 

 

5.資本

(1) 配当

① 配当金支払額は、以下のとおりであります。

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当金額

基準日

効力発生日

2022年3月30日
定時株主総会(注1)

普通株式

27,104

32円50銭

2021年12月31日

2022年3月31

2022年8月8日

取締役会(注2)

普通株式

26,751

32円50銭

2022年6月30日

2022年9月5日

2023年3月30日
定時株主総会(注3)

普通株式

29,630

36円50銭

2022年12月31日

2023年3月31日

2023年8月8日

取締役会(注4)

普通株式

28,007

34円50銭

2023年6月30日

2023年9月5日

 

(注)1 配当金の総額には役員報酬BIP信託が保有する当社株式に対する配当金13百万円が含まれております。

2 配当金の総額には役員報酬BIP信託が保有する当社株式に対する配当金64百万円が含まれております。

3 配当金の総額には役員報酬BIP信託が保有する当社株式に対する配当金72百万円が含まれております。

4 配当金の総額には役員報酬BIP信託が保有する当社株式に対する配当金66百万円が含まれております。

 

② 基準日が当第3四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第3四半期連結会計期間の末日後となるものは、以下のとおりであります。

 

     該当事項はありません。

 

 

6.売上収益

 売上収益の分解とセグメント収益との関連は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結累計期間
(自 2022年1月1日
 至 2022年9月30日)

当第3四半期連結累計期間
(自 2023年1月1日
 至 2023年9月30日)

国内ビール・スピリッツ

502,043

515,672

国内飲料

182,737

190,887

オセアニア酒類

178,881

196,736

医薬

283,399

305,772

その他

 

 

 

国内ワイン

38,485

40,231

 

北米飲料

158,201

187,654

 

バイオケミカル

34,207

36,356

 

その他

79,200

74,563

 

合計

310,094

338,803

連結

1,457,154

1,547,871

 

 

7.販売費及び一般管理費

「販売費及び一般管理費」の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2022年1月1日
 至 2022年9月30日)

当第3四半期連結累計期間
(自 2023年1月1日
 至 2023年9月30日)

販売促進費・広告宣伝費

120,402

122,051

従業員給付費用

158,568

173,402

運搬費

44,399

41,186

研究開発費

51,829

59,607

減価償却費及び償却費

31,470

31,371

その他

114,835

123,657

合計

521,504

551,274

 

 

 

8.その他の営業収益

「その他の営業収益」の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結累計期間
(自 2022年1月1日
 至 2022年9月30日)

当第3四半期連結累計期間
(自 2023年1月1日
 至 2023年9月30日)

有形固定資産及び無形資産売却益

3,657

1,351

子会社株式売却益(注1)

14,822

減損損失戻入益(注2)

15,979

64

その他

5,787

5,625

合計

25,424

21,863

 

(注)1  当第3四半期連結累計期間において、子会社株式売却益14,822百万円には、残存持分を支配喪失日現在の公正価値で再評価したことによる利益7,252百万円が含まれております。

  2  前第3四半期連結累計期間における減損損失戻入益には、ミャンマー酒類事業に係るのれんを除く非流動資産の減損損失戻入益15,749百万円が含まれています。ミャンマー酒類事業の譲渡プロセスの過程で、過去の期間に認識した減損損失が減少している可能性を示す兆候が識別されたことから、回収可能価額の見積りを行いました。この結果、前第3四半期連結累計期間において、上記減損損失戻入益を計上しました。
なお、回収可能価額は、処分コスト控除後の公正価値を基に測定しており、当該処分コスト控除後の公正価値は、譲渡プロセスの過程で合意した譲渡価額を基に算定しております。

 

9.その他の営業費用

「その他の営業費用」の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結累計期間
(自 2022年1月1日
 至 2022年9月30日)

当第3四半期連結累計期間
(自 2023年1月1日
 至 2023年9月30日)

減損損失

6,721

10,135

事業構造改善費用(注1)

196

2,544

ソフトウェア開発費

5,977

323

有形固定資産及び無形資産除売却損

2,332

1,267

子会社株式売却損(注2)

19,358

その他

16,922

17,497

合計

32,148

51,123

 

(注) 1 事業構造改善費用は、連結子会社における特別退職金を計上したものです。

   2 注記「11.キャッシュ・フロー」の(子会社株式の売却による支出)をご参照ください。

 

 

10.金融収益及び金融費用

「金融収益」及び「金融費用」の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結累計期間
(自 2022年1月1日
 至 2022年9月30日)

当第3四半期連結累計期間
(自 2023年1月1日
 至 2023年9月30日)

受取利息(注1)

2,300

2,010

受取配当金(注2)

214

470

為替差益(純額)

7,964

5,287

その他

1,194

527

金融収益合計

11,672

8,294

支払利息(注1)

3,377

4,160

その他

538

367

金融費用合計

3,915

4,527

 

(注)1 「受取利息」及び「支払利息」は、主に償却原価で測定される金融資産及び金融負債から発生しております。

  2 「受取配当金」はその他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品から発生しております。

 

11.キャッシュ・フロー

(現金及び現金同等物の制限)

 当社の連結子会社であるKirin Holdings Singapore Pte. Ltd.は、ミャンマー中央銀行の通達による預金引出制限の影響等により、同社が保有する一部の現金及び現金同等物の利用に一定の制限を受けております。当第3四半期連結会計期間及び当第3四半期連結累計期間の現金及び現金同等物には、同社が保有する現金及び現金同等物の内、その利用に一定の制限を受けている24,256百万円が含まれております。

 

(子会社株式の売却による支出)

  当社の連結子会社であるKirin Holdings Singapore Pte. Ltd.は、2023年1月23日に、Myanmar Brewery Limited(MBL)及びMandalay Brewery Limited(MDL)をMBL及びMDLに譲渡(MBL及びMDLによる自己株式取得)し、MBL及びMDLに対する支配を喪失しました。

 支配喪失時の資産及び負債の内訳並びに売却による支出額と売却損益の関係は以下のとおりであります。なお、売却損は「その他の営業費用」に計上しております。

 

 

(単位:百万円)

受取対価

20,478

支配喪失時の資産及び負債の内訳

 

 非流動資産

14,095

 流動資産

34,296

 非流動負債

1,823

 流動負債

6,294

子会社株式売却損

19,358

 

 

受取対価

20,478

支配喪失時に保有していた現金及び現金同等物

25,484

子会社株式の売却による支出

5,006

 

 

 

12.1株当たり四半期利益

(第3四半期連結累計期間)

(1) 基本的1株当たり四半期利益の算定上の基礎

基本的1株当たり四半期利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。 

 

① 親会社の普通株主に帰属する四半期利益(基本的)

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結累計期間
(自 2022年1月1日
 至 2022年9月30日)

当第3四半期連結累計期間
(自 2023年1月1日
 至 2023年9月30日)

親会社の所有者に帰属する
四半期利益

129,059

83,913

親会社の普通株主に帰属しない金額

親会社の普通株主に帰属する
四半期利益

129,059

83,913

 

 

② 加重平均普通株式数(基本的)

(単位:千株)

 

前第3四半期連結累計期間
(自 2022年1月1日
 至 2022年9月30日)

当第3四半期連結累計期間
(自 2023年1月1日
 至 2023年9月30日)

加重平均普通株式数

825,333

809,847

 

 

(2) 希薄化後1株当たり四半期利益の算定上の基礎

希薄化後1株当たり四半期利益は、親会社の普通株主に帰属する四半期利益及びすべての希薄化潜在的普通株式の影響を調整した加重平均普通株式数に基づき、以下のように算定しております。

 

① 親会社の普通株主に帰属する四半期利益(希薄化後)

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結累計期間
(自 2022年1月1日
 至 2022年9月30日)

当第3四半期連結累計期間
(自 2023年1月1日
 至 2023年9月30日)

親会社の普通株主に帰属する
四半期利益

129,059

83,913

子会社及び関連会社が発行する

潜在株式に係る調整額

△13

△15

希薄化後普通株主に帰属する
四半期利益

129,046

83,898

 

 

② 加重平均普通株式数(希薄化後)

(単位:千株)

 

前第3四半期連結累計期間
(自 2022年1月1日
 至 2022年9月30日)

当第3四半期連結累計期間
(自 2023年1月1日
 至 2023年9月30日)

加重平均普通株式数(基本的)

825,333

809,847

希薄化効果の影響

加重平均普通株式数(希薄化後)

825,333

809,847

 

 

 

(第3四半期連結会計期間)

(1) 基本的1株当たり四半期利益の算定上の基礎

基本的1株当たり四半期利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。 

 

① 親会社の普通株主に帰属する四半期利益(基本的)

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結会計期間
(自 2022年7月1日
 至 2022年9月30日)

当第3四半期連結会計期間
(自 2023年7月1日
 至 2023年9月30日)

親会社の所有者に帰属する
四半期利益

73,709

51,922

親会社の普通株主に帰属しない金額

親会社の普通株主に帰属する
四半期利益

73,709

51,922

 

 

② 加重平均普通株式数(基本的)

(単位:千株)

 

前第3四半期連結会計期間
(自 2022年7月1日
 至 2022年9月30日)

当第3四半期連結会計期間
(自 2023年7月1日
 至 2023年9月30日)

加重平均普通株式数

814,325

809,878

 

 

(2) 希薄化後1株当たり四半期利益の算定上の基礎

希薄化後1株当たり四半期利益は、親会社の普通株主に帰属する四半期利益及びすべての希薄化潜在的普通株式の影響を調整した加重平均普通株式数に基づき、以下のように算定しております。

 

① 親会社の普通株主に帰属する四半期利益(希薄化後)

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結会計期間
(自 2022年7月1日
 至 2022年9月30日)

当第3四半期連結会計期間
(自 2023年7月1日
 至 2023年9月30日)

親会社の普通株主に帰属する
四半期利益

73,709

51,922

子会社及び関連会社が発行する潜在株式に係る調整額

△4

△8

希薄化後普通株主に帰属する
四半期利益

73,704

51,914

 

 

② 加重平均普通株式数(希薄化後)

(単位:千株)

 

前第3四半期連結会計期間
(自 2022年7月1日
 至 2022年9月30日)

当第3四半期連結会計期間
(自 2023年7月1日
 至 2023年9月30日)

加重平均普通株式数(基本的)

814,325

809,878

希薄化効果の影響

加重平均普通株式数(希薄化後)

814,325

809,878

 

 

 

13.売却目的で保有する資産

 当社は、当第3四半期連結会計期間末において、持分法適用会社であるThorne HealthTech, Inc.の株式をL Cattertonに譲渡する可能性が非常に高くなったことに伴い、持分法で会計処理されている投資10,780百万円を売却目的で保有する資産へ分類しております。なお、2023年10月16日、当該株式の譲渡が完了しました。

 

14.金融商品

(金融商品の公正価値)

金融商品の公正価値ヒエラルキーは、レベル1からレベル3までを以下のように分類しております。

レベル1:

活発な市場における公表価格により測定された公正価値

レベル2:

レベル1以外の、観察可能な価格を直接又は間接的に使用して算出された公正価値

レベル3:

観察可能な市場データに基づかないインプットを含む、評価技法から算出された公正価値

 

    公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、報告期間の末日時点で発生したものとして認識しております。

 

(1) 償却原価で測定される金融商品

 償却原価で測定される金融商品の帳簿価額と公正価値ヒエラルキーは、以下のとおりであります。

 前年度(2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

帳簿価額

公正価値

レベル1

レベル2

レベル3

合計

長期借入金(注1)

243,237

241,251

241,251

社債(注2)

259,377

255,643

255,643

 

 

当第3四半期連結会計期間末(2023年9月30日)

(単位:百万円)

 

帳簿価額

公正価値

レベル1

レベル2

レベル3

合計

長期借入金(注1)

337,707

335,603

335,603

社債(注2)

229,516

226,033

226,033

 

1年内返済及び償還予定の残高を含んでおります。

償却原価で測定される短期金融資産、短期金融負債については、公正価値は帳簿価額と近似しております。

(注)1 長期借入金の公正価値については、元利金の合計額を、新規に同様の借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しております。

2 社債の公正価値については、元利金の合計額を当該社債の残存期間及び信用リスクを加味した利率で割り引いた現在価値により算定しております。

 

 

(2) 公正価値で測定される金融商品

 公正価値で測定される金融商品の公正価値ヒエラルキーは、以下のとおりであります。

 前年度(2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

公正価値

レベル1

レベル2

レベル3(注)

合計

資産:

 

 

 

 

 デリバティブ資産

1,511

1,511

 株式

32,864

23,071

55,935

 その他

192

2,851

3,043

合計

32,864

1,703

25,922

60,489

負債:

 

 

 

 

 デリバティブ負債

3,327

3,327

 その他

11,511

11,511

合計

3,327

11,511

14,838

 

 

当第3四半期連結会計期間末(2023年9月30日)

(単位:百万円)

 

公正価値

レベル1

レベル2

レベル3(注)

合計

資産:

 

 

 

 

 デリバティブ資産

2,447

2,447

 株式

33,939

27,407

61,345

 その他

74

1,991

2,065

合計

33,939

2,521

29,397

65,857

負債:

 

 

 

 

 デリバティブ負債

2,022

2,022

 その他

12,500

12,500

合計

2,022

12,500

14,522

 

   レベル1、2及び3の間の振替はありません。

(注) レベル3の金融商品に係る公正価値の測定は、関連する社内規程に従い実施しております。公正価値の測定に際しては、対象となる金融商品の性質、特徴及びリスクをもっとも適切に反映できる評価技法及びインプットを用いております。

また、経常的に公正価値で測定されるレベル3に分類される株式の公正価値の測定に関する重要な観察可能でないインプットは、営業利益倍率及び非流動性ディスカウントであります。公正価値は営業利益倍率の上昇(低下)により増加(減少)し、非流動性ディスカウントの上昇(低下)により減少(増加)します。

レベル3に分類される株式について、観察可能でないインプットを合理的に考え得る代替的な仮定に変更した場合の公正価値の増減は重要ではありません。

 

 

15.企業結合

(1) 企業結合の概要

当社は、2023年8月10日付で、豪州子会社であるKirin Holdings Australia Pty Ltd及びKirin Health Science Australia Pty Ltdを通じて、Blackmores Limitedの議決権100%を取得し、同社に対する支配を獲得しました。

 

①被取得企業の名称、事業内容

被取得企業の名称

Blackmores Limited

事業内容

サプリメント等の栄養補助食品の製造・販売

 

 

②企業結合の主な理由

本件株式取得により、当社ヘルスサイエンス事業の商品ラインアップやケイパビリティの充実、展開地域の拡大を図ります。さらに、Blackmoresが販売網を有するアジア・パシフィックの数億人の顧客へのアクセス、同社が把握している消費者ニーズ、国ごとに異なる規制への同社の深い理解等を活用することで、課題解決提案力をさらに高めていきます。これらを通じて、BtoB及びBtoC領域でヘルスサイエンス事業を進化させ、同事業の継続的な成長、ひいては、より多くの健康に関する社会課題を解決してまいります。

 

③取得日

2023年8月10日

 

④取得企業が被取得企業の支配を獲得した方法

現金を対価とする株式の取得

 

⑤取得した持分比率

100%

 

⑥取得対象子会社に関する子会社取得の対価の額

161,407百万円

 

(2) 取得した資産及び受け入れた負債

  (単位:百万円)

項目

金額

流動資産

34,195

非流動資産

107,419

資産合計

141,615

流動負債

12,973

非流動負債

31,951

負債合計

44,924

純資産

96,690

 

当第3四半期連結会計期間末において、企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の金額等については、企業結合日における識別可能資産及び負債の特定を精査中であり、取得価額の配分が完了していないため、暫定的な会計処理を行っております。

 

(3) 取得により生じたのれん

  (単位:百万円)

項目

金額

取得の対価

161,407

当社グループが取得した識別可能な純資産の公正価値

95,622

取得により生じたのれん

65,784

 

当第3四半期連結会計期間末において、発生したのれんの金額については、企業結合日における識別可能資産及び負債の特定を精査中であり、取得価額の配分が完了していないため、暫定的な会計処理を行っております。また、のれんは、今後の事業展開によって期待される将来の超過収益力から発生したものであります。

 

(4) 取得の対価と子会社株式の取得による支出額の関係

  (単位:百万円)

項目

金額

取得の対価

161,407

現金及び現金同等物で構成される取得の対価

161,407

被取得企業が保有していた現金及び現金同等物

4,818

子会社株式の取得による支出

156,589

 

 

  (5) 取得関連費用

取得関連費用として、その他の営業費用に2,902百万円計上しております。

 

(6) 当社グループに与える影響

取得日以降に、Blackmores Limitedから生じた売上収益は15,988百万円、四半期利益は1,151百万円であります。また、当該企業結合が期首に行われたと仮定した場合の当第3四半期連結累計期間の売上収益及び四半期利益はそれぞれ1,577,526百万円及び108,842百万円(プロフォーマ情報)であります。

なお、当該プロフォーマ情報は四半期レビューを受けておりません。

 

16.後発事象

(当社社債の発行)

当社は2023年10月26日に国内普通社債を下記の条件で発行しました。その概要は次のとおりであります。

 

銘柄

キリンホールディングス株式会社第22回無担保社債(社債間限定同順位特約付)

(ソーシャルボンド)

発行年月日

2023年10月26日

振替社債の総額

40,000百万円

発行価格

額面100円につき金100円

利率

年0.673%

年限

5年

償還の方法および期限

 ①償還金額:額面100円につき金100円

 ②本社債の元金は、2028年10月26日にその総額を償還する。

 ③本社債の買入消却は、払込期日の翌日以降いつでもこれを行うことができる。

資金使途

Blackmores Limitedの株式取得に関するリファイナンスに充当。

担保および保証の有無

本社債には担保および保証は付されておらず、また特に留保されている資産はない。

財務上の特約

担保提供制限条項が付されている。

 

 

銘柄

キリンホールディングス株式会社第23回無担保社債(社債間限定同順位特約付)

(ソーシャルボンド)

発行年月日

2023年10月26日

振替社債の総額

20,000百万円

発行価格

額面100円につき金100円

利率

年0.996%

年限

7年

償還の方法および期限

 ①償還金額:額面100円につき金100円

 ②本社債の元金は、2030年10月25日にその総額を償還する。

 ③本社債の買入消却は、払込期日の翌日以降いつでもこれを行うことができる。

資金使途

Blackmores Limitedの株式取得に関するリファイナンスに充当。

担保および保証の有無

本社債には担保および保証は付されておらず、また特に留保されている資産はない。

財務上の特約

担保提供制限条項が付されている。

 

 

 

 

銘柄

キリンホールディングス株式会社第24回無担保社債(社債間限定同順位特約付)

発行年月日

2023年10月26日

振替社債の総額

33,000百万円

発行価格

額面100円につき金100円

利率

年1.318%

年限

10年

償還の方法および期限

 ①償還金額:額面100円につき金100円

 ②本社債の元金は、2033年10月26日にその総額を償還する。

 ③本社債の買入消却は、払込期日の翌日以降いつでもこれを行うことができる。

資金使途

2023年12月6日に償還期日が到来する第11回無担保社債の償還資金および2023年12月末までに償還期日が到来するコマーシャル・ペーパーの償還資金に充当。

担保および保証の有無

本社債には担保および保証は付されておらず、また特に留保されている資産はない。

財務上の特約

担保提供制限条項が付されている。

 

 

(子会社株式の取得に係る契約の締結)

 当社の連結子会社である協和キリンは、2023年10月5日開催の取締役会において、英国のバイオ医薬品企業Orchard Therapeutics plc(NASDAQ:ORTX、本社:英国ロンドン、CEO:Bobby Gaspar、以下「Orchard社」)の発行済株式の100%を取得(以下、「本件株式取得」)し、子会社化するための手続きを開始することを決定しました。

 本件株式取得に当たっては、英国に所在する企業の株式を100%取得する方法の一つである英国会社法に基づくScheme of Arrangement(以下、「SOA」)の手続きにより、Orchard社の全株主の保有する株式を現金にて取得する予定であり、協和キリン及びOrchard社の取締役会における決議を経て協和キリンとOrchard社との間で本件株式取得に関する合意内容を定めるTransaction Agreementを締結しました。

 

(1)株式取得の目的及び理由

 本件株式取得は、協和キリンが2030年に向けたビジョンの実現に向けたマテリアリティ(重要経営課題)として選定している「革新的な医薬品の創出」のための重要なステップとなります。Orchard社が開発した遺伝子治療のアプローチは、患者さん自身の造血幹細胞の遺伝子を改変し投与することを特徴としており、一度の投与で遺伝性疾患の根本的な原因を治す可能性があります。Orchard社は、造血幹細胞遺伝子治療(hematopoietic stem cell gene therapy、以下「HSC-GT」)のリーディング・プロバイダーとして、すでに欧州でライソゾーム病の適応を有するHSC-GTの製品を上市、また米国でも承認審査中であり、本領域において着実に実績を積んでいる会社です。協和キリンは 自社のバイオ医薬品に対する強みとOrchard社が持つ細胞遺伝子治療研究に関する強みを掛け合わせることで、将来のアンメットメディカルニーズを満たす医薬品の開発及びLife-changingな価値の創出を目指します。

 

(2)本件の概要

 本件株式取得については、英国会社法に基づくSOAにより実施され、本件株式取得提案に対するOrchard社の株主総会における承認(投票議決権ベースで75%以上かつ出席投票株主の頭数の過半数による承認)、英国裁判所の承認等の条件を満たすことにより、反対又は決議に参加しなかった株主が保有する株式も含めた100%の株式を協和キリンが取得することができます。

株式取得する相手会社の名称

Orchard Therapeutics plc

取得予定日

2024年第1四半期

取得予定株式総数

(2023年10月3日現在)

22,727,150株(発行済株式の100%)

取得価額

1ADS当たり16.00米ドル、約387.4百万米ドル

(約573億円)

 

(注)1  1米ドル=148円で計算しております。

  2  取得予定株式総数は普通株式を全てADSに変換した前提です。取得価額は全発行済普通株式、ADS、オプション、Restricted Stock Unit等その他証券に関する支払いを行うために要する金額です。また、FDAによるOTL-200の米国販売承認が得られた場合には、株主は追加で1ADS当たり1.00米ドル受領する権利を持ちます。条件が達成された場合には追加で1.00米ドルを支払い、取得価額は1ADS当たり17.00米ドル、約477.6百万米ドル(約707億円)となります。

 

(3)Orchard社の概要

名称

Orchard Therapeutics plc

所在地

245 Hammersmith Road, 3rd Floor London W6 8PW United Kingdom

代表者の役職・氏名

Chief Executive Officer

Bobby Gaspar

事業内容

造血幹細胞遺伝子治療(HSC-GT)の開発・商業化

資本金

29,456千米ドル(2023年6月30日現在)

設立年

2015年

 

 

 

 

2 【その他】

2023年8月8日開催の取締役会において、当期中間配当に関し、次のとおり決議いたしました。

(イ)中間配当による配当金の総額………………………28,007百万円

(ロ)1株当たりの金額……………………………………34円50銭

(ハ)支払請求の効力発生日及び支払開始日……………2023年9月5日

 

(注) 2023年6月30日現在の株主名簿に記載又は記録された株主に対し、支払いを行います。