第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

また、第14期有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間のわが国経済は、雇用・所得環境が改善する状況下で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続いております。先行きについては、世界的な金融引締め等が続く中、物価上昇、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要があります。

食品業界においては、外食需要がインバウンド需要の増加等も受けて、回復傾向にあります。一方で、世界的な原材料価格やエネルギー価格等のコスト上昇が、食品をはじめ様々な商品価格の高止まりの原因となり、消費者の購買行動に影響を与えております。

このような環境下、当社グループは「新たな成長のタネづくり」、「基盤活用による物量の拡大」、「国内酪農生産基盤の強化・支援」に向けた取り組みを事業戦略の3つの柱とする「雪印メグミルクグループ 中期経営計画2025」をスタートいたしました。

その初年度となる2023年度は、すべてのバリューチェーンにおける生産性の向上とコスト構造の見直し、および適切な価格形成による「コストアップへの対応」、環境変化に対応した「トップラインの維持・拡大」、ならびにアジアを中心とした海外やECビジネス等の「新たな成長のタネづくりとその取組みのスタート」を重要取組事項と位置付け積極的な取り組みを進めてまいりました。

 

以上の結果、当第2四半期連結累計期間の連結経営成績につきましては、売上高は305,669百万円(前年同期比5.7%増)、営業利益は11,242百万円(前年同期比53.0%増)、経常利益は12,240百万円(前年同期比77.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は7,698百万円(前年同期比234.5%増)となりました。

 

乳製品セグメント、飲料・デザート類セグメントともに適切な価格改定により売上高は前年を上回りました。また、昨年来実施している価格改定が浸透したことに加え、マーケティング活動の強化等により、増益となりました。

 

セグメントごとの当第2四半期連結累計期間の業績は次のとおりです。なお、セグメントごとの売上高につきましては、外部顧客に対する金額を記載しております。

 

① 乳製品

当セグメントには、乳製品(チーズ、バター、粉乳等)、油脂、ニュートリション事業(機能性食品、粉ミルク等)等の製造・販売が含まれております。

売上高は126,531百万円(前年同期比5.3%増)、営業利益は5,099百万円(前年同期比3.1%増)となりました。

(売上高の状況)

バターは、価格改定の影響や、市場を上回る需要を獲得できたことにより、前年を上回りました。

油脂は、市場の伸長に加え、販売拡大に積極的に取り組んだことから前年を上回りました。

チーズは、「ベビーチーズ」や「スライスチーズ」等のプロセスチーズが好調に推移した結果、チーズ全体で前年を上回りました。

機能性食品は、新型コロナウイルス感染症の制約緩和による人流回復のため、定期購入型通販ビジネスの伸び率が落ち着いたものの、前年を上回りました。粉ミルク等は価格改定の影響などにより前年を下回りました。その結果、ニュートリション事業全体では前年並となりました。

 

(営業利益の状況)

各種コストアップに対応した価格改定により、増益となりました。

 

② 飲料・デザート類

当セグメントには、飲料(牛乳類、果汁飲料等)、ヨーグルト、デザートの製造・販売が含まれております。

売上高は132,059百万円(前年同期比7.9%増)、営業利益は3,691百万円(前年同期比406.2%増)となりました。

(売上高の状況)

飲料は、機能性表示食品の「MBPドリンク」、大容量タイプの「毎日骨太MBP」、「すっきりCa鉄」、「雪印コーヒー」等が好調に推移しました。その結果、飲料全体では前年を上回りました。

ヨーグルトは、市場において機能性ヨーグルトの需要が落ち着いたため、「ガセリ菌ヨーグルト」群が前年をやや下回りました。一方で「牧場の朝ヨーグルト」や「ナチュレ恵megumi」等のファミリーユース商品が好調に推移し、その結果ヨーグルト全体では前年を上回りました。

デザートは、主力の「CREAM SWEETS」シリーズや、「アジア茶房」シリーズ等が好調に推移し、前年を上回りました。

(営業利益の状況)

各種コストアップに対応した価格改定により、増益となりました。

 

③ 飼料・種苗

当セグメントには、牛用飼料、牧草・飼料作物種子、野菜種子の製造・販売、造園事業が含まれております。

売上高は27,072百万円(前年同期比1.6%減)、営業利益は761百万円(前年同期比8.1%減)となりました。

(売上高の状況)

配合飼料の販売単価は上昇した一方、生乳生産抑制による乳牛用の飼料需要の減少などで販売物量が減少したこと等から、当セグメント全体で前年を下回りました。

(営業利益の状況)

売上減少に伴う粗利益の減少等により減益となりました。

 

④ その他

当セグメントには、共同配送センター事業、不動産賃貸事業等が含まれております。

売上高は20,006百万円(前年同期比5.4%増)、営業利益は1,656百万円(前年同期比98.3%増)となりました。

 

当第2四半期連結会計期間の財政状態は以下のとおりです。

                                     (単位:百万円)

区分

2023年

3月期末

2024年

3月期

第2四半期

増減金額

主な増減理由

資 産

410,130

425,884

15,754

受取手形、売掛金及び契約資産+14,274

投資有価証券+7,437

現金及び預金△7,906

負 債

194,230

200,820

6,589

支払手形及び買掛金+7,394

未払法人税等+2,089

短期借入金△3,751

純資産

215,899

225,064

9,164

その他有価証券評価差額金+4,903

利益剰余金+3,637

 

 

 

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における活動毎のキャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。

(単位:百万円)

区分

2023年

3月期

第2四半期

2024年

3月期

第2四半期

増減金額

主な増減理由

営業活動による

キャッシュ・フロー

9,189

10,846

1,656

税金等調整前四半期純利益+7,533
売上債権の増減額△6,050

投資活動による

キャッシュ・フロー

△11,013

△8,967

2,046

投資有価証券の取得による支出+1,090

有形及び無形固定資産の取得による支出+925

財務活動による

キャッシュ・フロー

△4,590

△9,955

△5,364

長期借入金の返済による支出△5,026

現金及び現金同等物の

四半期末残高

14,162

12,431

△1,730

 

 

 

(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は2,477百万円です。

(セグメントごとの内訳は、乳製品1,079百万円、飲料・デザート類922百万円、飼料・種苗475百万円です。)

なお、当第2四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。