第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の分類が5類感染症へ移行したことに加え、海外からの渡航者も増加し、社会・経済活動の持ち直しの傾向が見られました。一方で、ロシア・ウクライナ情勢の長期化や為替の変動に伴う国内物価の上昇など、経済の見通しは依然として先行き不透明な状況となっております。

 このような環境の中、当社グループは「IPディベロッパー」戦略のもと、TCG(トレーディングカードゲーム)を柱とし、グローバル展開を引き続き推進してまいりました。9月には、2023年を通じて実施している国際展示会「2023 BUSHIROAD EXPO ASIA」をクアラルンプールで開催、多くのユーザーとディストリビューターに来場いただきました。年内にはバンコク・シンガポール・ソウルでも開催を予定しております。

 その結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高11,584,885千円(前年同四半期比6.1%減)、営業利益621,362千円(同28.3%減)、経常利益770,630千円(同35.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益299,940千円(同53.4%減)となりました。

 

 各セグメントの経営成績は次のとおりであります。なお、セグメント売上高につきましては、外部顧客への売上高を記載しております。

 なお、当第1四半期連結会計期間より、「スポーツ&ヘルスケア事業」としていた報告セグメントの名称を、ヘルスケア事業撤退のため「スポーツ事業」に変更しております。なお、この変更はセグメント名称の変更であり、セグメント情報に与える影響はありません。

 

1.エンターテイメント事業

①TCG(トレーディングカードゲーム)ユニット

 各TCGブランドともに堅調に推移いたしました。その中でも、TCG「ヴァイスシュヴァルツ」では、今年30周年を迎えた電撃文庫から50以上の作品を収録した商品であるブースターパック「電撃文庫」が大きくヒットいたしました。

 また、オリジナルIP創出を目的に2023年7月3日付で株式会社ブシロードクリエイティブから、事業の一部を承継して株式会社ブシロードワークスを新設分割により設立いたしました。

②デジタルコンテンツユニット

 モバイルゲームは依然として厳しい環境が続き、当第1四半期はコンソールゲームの発売がなかったことから、ユニット全体としても低調に推移いたしました。

 モバイルゲームは全体として運営費の見直しを行いながら持続的な運用を図る一方、TVアニメ「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」が大きな話題になるタイミングに合わせてモバイルゲーム「バンドリ!ガールズバンドパーティ!」内に新バンド「MyGO!!!!!」を追加するなど、メディアミックスを活かした展開を行いました。

 また、「東京ゲームショウ2023」へ出展し、今後発売予定のコンソールゲームの展示・試遊や発表会を実施するなど、ゲームブランド「ブシロードゲームズ」としての今後の展開を広くアピールいたしました。

③BI(Bushiroad International)ユニット

 BIユニットはTCGユニットとデジタルコンテンツユニットに重複して属しております。

 TCGにおいては、各TCGブランドとも堅調に推移いたしました。

 英語版TCG「ヴァイスシュヴァルツ」では、ブースターパック「hololive production Vol.2(ホロライブプロダクション Vol.2)」などを発売いたしました。

 英語版TCG「Shadowverse: Evolve」では、英語版のリリースに合わせて全世界講習会「Shadowverse: Evolve Demo Caravan」を300以上の店舗等で実施し、グローバル展開を本格化いたしました。

 デジタルコンテンツにおいては、日本国内同様に厳しい環境を受けて軟調に推移いたしました。

④ライブエンタメユニット

 「バンドリ!」関連の音楽ライブを多数開催するなど、順調に推移いたしました。特に、9月16日・17日に有明アリーナで開催したRoseliaの約1年ぶりの単独ライブ「Farbe」は大きな注目を集めました。

 パッケージについては、新バンド「MyGO!!!!!」と「Ave Mujica」のCD出荷が好調に推移しました。

⑤MD(マーチャンダイジング)ユニット

 円安や輸送費・材料費の高騰による影響は継続しているものの、Roseliaの単独ライブ「Farbe」のライブグッズの販売やMyGO!!!!!の催事を開催するなど、「バンドリ!」関連の売上を中心に堅調に推移いたしました。

 デフォルメフィギュアの新ブランド「PalVerse」は2商品を発売し、高品質なデザインがしっかりと評価され、立ち上がりとして堅調な結果となりました。

⑥アドユニット

 株式会社ブシロードムーブでは、モバイルゲーム関連の音響制作請負が減少傾向にあるものの、自社内外のイベント運営・制作など代理店事業の貢献により、堅調に推移いたしました。

 アニメ委員会への出資および声優事務所「響」に所属する声優の稼働も引き続き積極的に行い、グループ事業全体の規模拡大に貢献いたしました。

 これらの結果、エンターテイメント事業は、売上高9,899,525千円(前年同四半期比8.1%減)、セグメント利益361,795千円(同56.5%減)となりました。

 

2.スポーツ事業

 「新日本プロレス」では「G1 CLIMAX 33」等の興行を、「スターダム」では「5★STAR GP 2023」等の興行を開催いたしました。観客動員数は引き続き緩やかな回復傾向を持続しており、順調に推移いたしました。

 株式会社ブシロードウェルビーでは、新日本プロテイン×バンドリ!×ヴァイスシュヴァルツとグループ内のIPを掛け合わせて生まれたカード付プロテインバー「Roseliaプロテインバー」の販売を開始いたしました。また、フィットネスクラブ事業からの撤退により、営業損失が減少しました。

 これらの結果、スポーツ事業は、売上高1,685,360千円(前年同四半期比7.5%増)、セグメント利益259,566千円(同646.9%増)となりました。

 

財政状態は次のとおりであります。

(資産)

 当第1四半期連結会計期間末における総資産は48,023,799千円となり、前連結会計年度末に比べ1,687,953千円増加致しました。これは主に現金及び預金が1,240,592千円、投資有価証券が598,276千円増加した一方で、売掛金が711,031千円減少したことによるものです。

(負債)

 当第1四半期連結会計期間末における負債合計は25,412,982千円となり、前連結会計年度末に比べ1,476,444千円増加致しました。これは主に1年内返済予定の長期借入金が946,440千円、長期借入金が1,125,576千円増加した一方で、買掛金が213,417千円、未払法人税等が550,143千円、社債が200,000千円減少したことによるものです。

(純資産)

 当第1四半期連結会計期間末における純資産は22,610,816千円となり、前連結会計年度末に比べ211,508千円増加致しました。これは主に配当金の支払いにより利益剰余金が320,654千円減少した一方で、新株予約権(ストック・オプション)の権利行使により資本金及び資本準備金がそれぞれ7,800千円、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が299,940千円増加したことによるものです。

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループの財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。