【注記事項】
(継続企業の前提に関する事項)

当社は、2020年8月期事業年度以降、4期連続で営業損失・当期純損失を計上するに至りました。この結果、当事業年度の純資産残高が885,084千円の債務超過となっております。

 この状況において、当社グループは、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象又は状況であるとの認識の下、早期に是正する施策を以下のとおり実施しております。

 

(資金繰りについて)

 当社は、産業競争力強化法に基づく特定認証紛争解決手続(以下「事業再生ADR手続」といいます。)を利用して金融機関の合意のもとで、今後の事業再生に向けた強固な収益体質の確立と財務体質の抜本的な改善を目指しております。その手続の一環として、取引金融機関には借入金の残高維持を求める一時停止の要請をし、一方で手続期間中の当社の運転資金・事業資金を確保するために株式会社ネットプライスより500,000千円のDIPファイナンス(連結財務諸表 注記事項(重要な後発事象)に記載)を受ける取引基本約定書を締結し、当面の資金繰りを確保してまいります。

 

(自己資本の脆弱性について)

 当事業年度の純資産残高が△885,084千円となり、上場来初の債務超過となっております。このような事態を改善すべく、当社は増資等の資本政策を検討するとともに、並行して収益体質に改善させるために抜本的な事業構造の改革が必要であると判断し、事業再生ADR手続を利用して取引金融機関の合意のもとで、今後の事業再生に向けた強固な収益体質の確立と財務体質の抜本的な改善を図ってまいります。

 

(売上高減少や収益力の低下について)

 当社は、年々低下している売上高と収益力を回復させることを目的として、商品企画力の向上とブランド力強化に取り組んでまいりました。それらに加えて、株式会社ネットプライスの協力のもと、海外を中心とする新たな仕入チャンネルの確立や店舗並びにインターネットにおける販売力強化を実現するために、前述の事業再生ADR手続における事業再生計画の策定及び実行にも取り組んでまいります。

 

 上記のとおり、事業再生に向けた取り組みを行っているものの、これらの対応策は実施途上であり、現時点においては、継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められます。

 なお、財務諸表は継続企業を前提として作成しており、継続企業の前提に関する重要な不確実性の影響を、財務諸表に反映しておりません。

 

(重要な会計方針)

1.資産の評価基準及び評価方法

(1) 有価証券の評価基準及び評価方法

関係会社株式

 移動平均法による原価法を採用しております。

その他有価証券

市場価格のない株式等以外のもの

 時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)を採用しております。

市場価格のない株式等

 総平均法による原価法を採用しております。

 

(2) 棚卸資産の評価基準及び評価方法

① 商品及び製品、原材料

総平均法に基づく原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切り下げの方法により算定)を採用しております。

② 仕掛品

個別法に基づく原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切り下げの方法により算定)を採用しております。

③ 貯蔵品

最終仕入原価法に基づく原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切り下げの方法により算定)を採用しております。

 

2.固定資産の減価償却の方法

(1) 有形固定資産(リース資産を除く)

定率法を採用しております。

ただし、1998年4月1日以降に取得した建物(附属設備を除く)及び2016年4月1日以降に取得した建物附属設備については定額法を採用しております。

なお、主な耐用年数は次のとおりであります。

建物          10~39年

工具、器具及び備品   4~10年

 

(2) 無形固定資産(リース資産を除く)

定額法を採用しております。

なお、自社利用のソフトウエアについては、社内における利用可能期間(5年)、商標権については10年で償却しております。

 

(3) 長期前払費用

定額法を採用しております。

 

(4) リース資産

所有権移転ファイナンス・リース取引に係るリース資産

自己所有の固定資産に適用する減価償却方法と同一の方法を採用しております。

所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産

リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。

 

 

3.引当金の計上基準

(1) 貸倒引当金

債権の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。

 

(2) 賞与引当金

従業員の賞与の支給に備えるため、将来の支給見込額のうち当事業年度負担額を計上しております。

 

(3) 退職給付引当金

従業員の退職金給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務の見込額に基づき計上しております。なお、退職給付債務及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支給額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用しております。

 

4.重要な収益及び費用の計上基準

     当社の顧客との契約から生じる主要な事業における主な履行義務の内容及び当該履行義務を充足する通常の時点(収益を認識する通常の時点)は以下のとおりであります。

(1) 商品又は製品の販売

当社の顧客との契約から生じる履行義務は、主にインターネット販売事業、店舗販売事業及び卸売販売事業における衣料品等の商品又は製品の提供であり、顧客に商品又は製品を引き渡した時点でその対価としての収益を認識しております。なお、インターネット販売及び卸売販売については、国内販売であること、及び通常、出荷から商品又は製品の支配が顧客に移転される時までの時間が通常の期間であることから、商品又は製品を出荷した時点で収益を認識しております。

 

(2) 自社ポイント

商品又は製品の販売時に顧客へ付与したポイントについては、付与したポイントを顧客に対する履行義務と認識して契約負債を計上し、顧客がポイントを売上値引として利用した時点で収益を認識しております。

 

 

(重要な会計上の見積り)

 1.固定資産の減損

     ① 当事業年度の財務諸表に計上した金額
      

 

前事業年度
(2022年8月31日)

当事業年度
(2023年8月31日)

有形固定資産

286,458

千円

0

千円

無形固定資産

54,047

千円

0

千円

投資その他の資産(長期前払費用)

7,072

千円

0

千円

減損損失

9,938

千円

359,260

千円

 

 

      ② 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

        連結財務諸表「注記事項 (重要な会計上の見積り) 1.固定資産の減損 ②識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報」に記載した内容と同一であります。

 

 2.棚卸資産の評価

      ① 当事業年度の財務諸表に計上した金額

 

 

前事業年度
(2022年8月31日)

当事業年度
(2023年8月31日)

商品及び製品

609,378

千円

554,035

千円

棚卸資産評価損

15,282

千円

33,998

千円

 

 

      ② 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

     連結財務諸表「注記事項 (重要な会計上の見積り) 2.棚卸資産の評価 ②識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報」に記載した内容と同一であります。

 

(会計方針の変更)

   (時価の算定に関する会計基準の適用指針の適用)

「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 2021年6月17日。以下「時価算定会計基準適用指針」という。)を当事業年度の期首から適用し、時価算定会計基準適用指針第27-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準適用指針が定める新たな会計方針を将来にわたって適用することといたしました。なお、財務諸表に与える影響はありません。

 

(貸借対照表関係)

※1 関係会社に対する金銭債権及び金銭債務 (区分表示したものを除く)

 

 

前事業年度
(2022年8月31日)

当事業年度
(2023年8月31日)

金銭債権

517

千円

440

千円

 金銭債務

330

千円

132

千円

 

 

 

※2 当座貸越契約

当社は、運転資金の効率的な調達を行うため取引銀行5行と当座貸越契約を締結しております。事業年度末における当座貸越契約に係る借入金未実行残高は次のとおりです。

 

 

前事業年度
(2022年8月31日)

当事業年度
(2023年8月31日)

当座貸越極度額

2,160,000

千円

1,760,000

千円

借入実行残高

1,591,193

千円

1,450,000

千円

差引額

568,806

千円

310,000

千円

 

 

 

 

(損益計算書関係)

※1 関係会社との取引高

 

前事業年度
(自 2021年9月1日

 至 2022年8月31日)

当事業年度
(自 2022年9月1日

 至 2023年8月31日)

 営業取引による取引高

15,426

千円

1,617

千円

 営業取引以外の取引による取引高

5,640

千円

4,800

千円

 

 

※2 減損損失

当社は以下の資産グループについて減損損失を計上しました。

前事業年度(自 2021年9月1日 至 2022年8月31日)

場所

用途

種類

東京都他

営業店舗5店舗

       建物、工具、器具及び

       備品、長期前払費用

 

 当社は、キャッシュ・フローを生み出す最小単位として、主として店舗及び事業単位を基準としてグルーピングを行っております。営業活動から生ずる損益が継続してマイナスである資産グループ及び使用範囲の変更により、既存の投資回収が困難になった資産グループの帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失(9,938千円)として特別損失に計上しました。

 その内訳は、建物7,359千円、工具、器具及び備品1,190千円、長期前払費用1,387千円であります。

 なお、当資産グループの回収可能価額は使用価値により算定しており、将来キャッシュ・フローに基づく使用価値がマイナスであるため、回収可能価額を零として評価しております。

 

当事業年度(自 2022年9月1日 至 2023年8月31日)

場所

用途

種類

東京都他

全社資産他

建物、工具、器具及び備品、リース資産、ソフトウェア、長期前払費用、その他

 

当社は、キャッシュ・フローを生み出す最小単位として、主として店舗及び事業単位を基準としてグルーピングを行っております。営業活動から生ずる損益が継続してマイナスである資産グループ及び使用範囲の変更により、既存の投資回収が困難になった資産グループの帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失359,260千円として特別損失に計上しました。

その内訳は、建物268,260千円、工具、器具及び備品29,088千円、リース資産7,549千円、ソフトウェア37,020千円、長期前払費用8,873千円、その他8,466千円であります。

なお、当資産グループの回収可能価額は使用価値により算定しており、将来キャッシュ・フローに基づく使用価値がマイナスであるため、回収可能価額を零として評価しております。

 

(有価証券関係)

前事業年度(2022年8月31日)

 子会社株式及び関連会社株式は、市場価格のない株式等のため、時価を記載しておりません。

 なお、市場価格のない株式等の子会社株式及び関連会社株式の貸借対照表計上額は次のとおりです。

区分

前事業年度(千円)

子会社株式

20,888

関連会社株式

12,000

32,888

 

 

当事業年度(2023年8月31日)

 子会社株式及び関連会社株式は、市場価格のない株式等のため、時価を記載しておりません。

 なお、市場価格のない株式等の子会社株式及び関連会社株式の貸借対照表計上額は次のとおりです。

区分

当事業年度(千円)

子会社株式

20,888

関連会社株式

4,150

25,039

 

 

 

(税効果会計関係)

1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

 

 

前事業年度
(2022年8月31日)

当事業年度
(2023年8月31日)

繰延税金資産

 

 

 

 

賞与引当金

2,679

千円

2,679

千円

契約負債

6,728

 

5,989

 

商品評価損

4,679

 

10,410

 

関係会社株式評価損

8,655

 

11,059

 

投資有価証券評価損

8,493

 

8,872

 

未払事業税

2,785

 

1,046

 

退職給付引当金

34,622

 

33,541

 

ソフトウエア

5,669

 

5,995

 

減損損失

21,079

 

102,346

 

資産除去債務

44,101

 

41,536

 

税務上の繰越欠損金

894,883

 

984,247

 

その他

9,779

 

9,037

 

繰延税金資産小計

1,044,157

 

1,216,763

 

税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額

△894,883

 

△984,247

 

将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額

△149,273

 

△232,515

 

評価性引当額小計

△1,044,157

 

△1,216,763

 

繰延税金資産合計

 

 

繰延税金負債

 

 

 

 

資産除去債務に対応する除去費用

△18,315

 

 

その他

△455

 

△975

 

繰延税金負債合計

△18,771

 

△975

 

繰延税金資産及び負債の純額

△18,771

 

△975

 

 

 

2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳

 前事業年度及び当事業年度は、税引前当期純損失であるため注記を省略しております。

 

(収益認識関係)

  顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報

   顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報は、「注記事項(重要な会計方針)4.重要な収益及び費用の計上基準」に記載しております。

 

(重要な後発事象)

   第5 経理の状況 連結財務諸表「注記事項(重要な後発事象)」に記載のとおりです。