第2【事業の状況】

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)経営方針

当社グループは、「首都圏における中小企業と個人のお客さまのための金融グループとして、総合金融サービスを通じて、地域社会の発展に貢献します。」との経営理念を実現するため、お客さまの「信頼性・満足度」、「新たなビジネスやサービスを創出する能力」、「課題解決力」の向上に努めるとともに、金融にも強い総合サービス業として、お客さまの持続的な成長と地域社会の持続的成長に貢献してまいります。

また、当社グループは、以下の3つを経営方針に掲げ、経営目標の達成に取り組んでまいります。

 

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(2)中期的な経営戦略

当社グループでは、2021年度からの新たな中期経営計画をスタートさせました。新中期経営計画では、ビジョン(目指す姿)に「お客さまの新しい価値を創造する東京発プラットフォーマーとなる」を掲げ、「経営基盤の拡充」と「ビジネス構造の改革」を進め、きらぼしプラットフォームの拡充を図ってまいります。

また、グループ力を活かしSDGsの取組みを強化することで、社会の持続的成長に貢献するとともに、当社グループの経営体力の強化と競争力向上を実現してまいります。

※きらぼしプラットフォームとは、さまざまなプレーヤーや事業者の皆さまに、当社グループの持つ新たなビジネス・サービスを創出する能力と課題解決力をご提供することで、共通価値やサービスを共に創造する場所です。

 

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また、当社グループでは、役職員全員が共通して持つべき意識・価値観・考え方として、「社会貢献、組織の発展、自己実現、自らの幸せを実現させること」を「きらぼしフィロソフィー」として策定いたしました。そしてその実践に向け「きらぼしびと」の行動指針を定め、新中期経営計画を高い水準で実現してまいります。

 

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当社グループの中核企業であるきらぼし銀行においては、システム統合が昨年完了し、合併効果を本格的に発揮できる3年間となります。関係当局の許認可等を前提に2021年度に開業予定のデジタルバンク「UI(ユーアイ)銀行」も含め、グループ会社が一体となり東京発プラットフォーマーとして金融・非金融サービスを提供し、その結果として、トップライン収益の向上及びOHRやROE等経営指標の改善を目指します。そして、安定的な収益性と強固な財務体質を堅持し、ステークホルダーの皆さまと共通価値を創造(価値共創)していくとともに、地域経済と地域社会の持続的な発展に貢献してまいります。

 

 

(3)目標とする経営指標

中期経営計画のKGI(財務目標)につきましては、以下のとおりとなっております。

 

<中期経営計画のKGI(財務目標)>

 

2021年度

2022年度

2023年度

当社

<連結>

ROE

3.2%

5.0%

5.9%

親会社株主に帰属する当期純利益

100億円

160億円

200億円

子会社連結利益貢献額

△4億円

4億円

24億円

自己資本比率

8.6%

8.3%

8.3%

きらぼし銀行

コアOHR

67.0%

59.8%

57.3%

<単体>

顧客向けサービス業務利益

124億円

205億円

234億円

 

(4)経営環境及び対処すべき課題等

当社グループは、中期経営計画において、グループ一体で総合金融サービスを提供するための態勢構築を進めるとともに、お客さまとの対話を通じた課題やニーズの把握等に基づき提案が行える「きらぼしびと」の育成に努めることで、お客さまから「ファーストコール」をいただける関係の構築に努めてまいりました。また、経営管理面では店舗・人員・システムを中心とした経営の合理化施策により経費削減を進めるとともに、将来に向けた布石としてグループ会社の整備を行ってまいりました。

しかしながら、当社グループを取り巻く経営環境は、人口減少や低金利政策の継続などの影響により、持続可能なビジネスモデルへの変革が急務になっているとともに、ESG/SDGsを踏まえた持続可能な地域社会への貢献に資する取組みの重要性が高まっております。更には、新型コロナウイルスの感染拡大により生活様式や産業構造が大きく変容しているほか、デジタライゼーションの加速に伴いお客さまが求めるサービスのあり方も多様化・高度化しつつあります。

こうした環境下、当社グループにおいては、ビジネスモデルの構造改革とグループ連携を通じた持続可能な成長モデルの構築が課題であると認識するとともに、リスク管理やコンプライアンス管理などガバナンスの強化がこれまで以上に重要になると考えております。

2021年度以降につきましては、経営環境の変化も踏まえつつ、以下の項目について取り組んでまいります。

 

《プラットフォームの構築とビジネスモデルの変革》

金融機関における競争環境が変化する中で、金融サービスに加え、ビジネスマッチング等お客さまの本業に結び付く非金融面でのサービス提供に努めてまいりましたが、法人のお客さま同士が協働できる場を創造するとともに、その先にある個人のお客さまも含めたサービスを提供できるエコシステムを構築することで、お客さまの付加価値を高めることが重要になっております。

そのため、法人のお客さまに対しビジネス機会を今まで以上に提供できるプラットフォームを構築していくとともに、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、個人のお客さまのニーズに合致した商品やサービスを体験できるビジネスモデルの構築を進めてまいります。

《デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進》

お客さまの多様な生活シーンに合ったニーズにお応えするため、オリジナルデジタルマネー「ララPay」及び「前給」サービスと連携したアプリ「ララQ」の展開や、関係当局の許認可等を前提に2021年度に開業予定のデジタルバンク「UI(ユーアイ)銀行」など、金融ビジネスのデジタル化を通じて利便性の向上、対面・非対面サービスの融合、金融・非金融サービスの融合を実現してまいります。

《SDGsへの取組み(社会的課題の解決)》

・持続可能な地域社会の形成に貢献すべく、2019年5月に、「環境保全」、「地域社会への貢献」、「お客さまとの共通価値の創造」、「職員の働き方改革と、ダイバーシティの推進」、「株主・投資家との対話」を主要テーマとする「東京きらぼしフィナンシャルグループSDGs宣言」を策定したほか、2021年2月に「TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)」提言へ賛同するなど、グループを通じたSDGs経営の実践に積極的に取り組んでおります。

・従来からのメニューによる支援(融資や事業再生・事業承継等)に加え、SDGsに掲げられるさまざまな社会的課題の解決を新たな収益事業につなげる創造的な活動に対しても、ESG投資の観点から積極的に支援を行ってまいります。また、お客さまの課題解決手段の多様化のため、外部機関との連携強化に努めてまいります。

・グループ会社との連携により、医療機関への事業承継支援、資金繰りの安定化、経営支援コンサルティング等を通じた地域医療の持続的成長及び社会的課題の解決に貢献してまいります。

《個人のお客さまへの取組み》

・高齢化が進展する中、きらぼし銀行の預金取引の大半を占めるシニア層との信頼関係を次世代につなげるため、外部機関との連携等により、金融と非金融サービスの双方でシニア層のニーズへお応えしてまいります。

・富裕層、会社オーナー層などのお客さまが抱える課題に対し、単なる「商品提案」ではなく、「お客さまのゴールを一緒に目指す提案」によるライフプランサポートを行うFD(フィデューシャリー・デューティ)営業を実践してまいります。

《法人のお客さまへの取組み》

・創業から成長期、成熟期までのあらゆるステージにおけるお客さまの多様な課題にお応えするため、これまでも進めている、ストラクチャードファイナンスやメザニンファイナンスをはじめとした、従来型の融資取引に留まらないさまざまな手法によるご支援に、グループ総合力を活用し取り組んでまいります。

・お客さまとのリレーションを深め、取引のメイン化を促進するとともに、迅速な対応を図るため、案件検討体制や審査・リスク管理態勢を強化してまいります。

・社会的な課題の一つとなっている中小企業の事業承継に対しては、グループ各社の機能を活用し、オーナーさまの意向に添った解決策の提案を行ってまいります。

《経営基盤の改革とグループ経営資源配分の最適化》

システム統合やブランチ・イン・ブランチ(店舗内店舗)方式での拠点の集約等によるコスト削減を進める一方、地域特性やお客さまのニーズに合わせた形態の拠点設置や各種業務の合理化・高度化のための前向きな投資を行っており、今後も、店舗・本部の更なる効率化による人員創出、ワークスタイルの変革、DXによる生産性の向上を進めてまいります。

《人材育成と人事制度改》

当社グループは、「きらぼしフィロソフィー」並びに「きらぼしびと」の行動指針を定義するとともに、人事制度改革に基づく希望するキャリアデザインに基づく外部派遣制度等による「自発性」の喚起、高度な専門人材を育成する「研修制度」の充実、気づきと学びの場の提供による「自己研鑽」支援などを通じて、人材育成に努めてまいります。

《グループリスク管理》

・リスク管理を経営の最重要課題の一つと捉え、適切なグループ経営管理のもと、グループ信用リスク・市場リスク等各種リスクの的確な管理に努めております。グループ事業戦略の堅確な達成を下支えするとともに、「経営ビジョン」の達成と「金融にも強い総合サービス業」への発展に資するため、リスク・アペタイト・フレームワークの考えに基づいたリスク管理の強化等、適切なリスクテイクを可能とするリスクマネジメント手法の高度化を図ってまいります。

・利便性と安全性の高いサービスの提供するため、価値創造とリスクマネジメントの両面からサイバーセキュリティ対応の強化に取り組んでまいります。

・新型コロナウイルス感染拡大の長期化により、企業収益及び資金繰りが一層厳しさを増すことが予想されます。当社グループとしては、確りと資金供給機能を果たしつつ、お取引先とのリレーションを強化し事業支援を図ってまいります。また、経営課題を抱えているお取引先に対しては、営業店と本部が一体となった早期の経営改善支援を行ってまいります。

《コンプライアンス》

コンプライアンスを経営の最重要課題の一つと捉え、コンプライアンス重視の企業風土の醸成を進めることで、業務の健全性と適切性の確保に努めております。

株主の皆さまに信認され、お客さまや社会から信頼される地域金融グループとして、社会的使命を柱とした企業倫理の構築に努めると共に徹底したグループベースでのコンプライアンス管理態勢を構築し、リスクオーナーシップの確立など企業倫理が徹底・浸透できる態勢の整備を更に進めてまいります。

《コーポレート・ガバナンス》

コーポレート・ガバナンスを経営の最重要課題の一つと捉え、社外役員・外部有識者の知見も活用したうえでグループ経営管理態勢や監督機能の強化を進めるとともに、業務運営に際し透明・公正かつ迅速・果断な意思決定を行うためコーポレート・ガバナンス機能の充実を図り、持続的な企業価値の向上に努めてまいります

《新型コロナウイルス感染症への対応》

当社グループでは、「地元企業等の資金繰りを安定させる」という社会的使命を果たすことが金融グループの存在意義であると強く認識し、きらぼし銀行において、緊急融資制度の創設や医療法人等向けのファンドの組成等さまざまな金融サービスを通じて、中小企業の皆さまの資金繰りや業況の変化に対して迅速且つ適切に対応できる支援体制を構築してまいりました。中小企業経営のホームドクターの役割を担う地域銀行として、引き続き、適切に金融及びコンサルティング機能を発揮してまいります。

また、職員の対応といたしましては、在宅勤務やモバイルワークの実践等により同一拠点内の同時感染リスクを軽減し、グループ職員の健康に最大限配慮した上で、業務を継続できる態勢を維持しております。

 

 

2【事業等のリスク】

事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。これらのリスクは、それぞれが独立するものではなく、ある事象の発生により複数のリスクが増大する可能性があります。また、すべてのリスクを網羅したものではなく、現時点で予見できない又は重要と見なされていないリスクの影響を将来的に受ける可能性があります。

当社グループは、こうしたリスクの発生可能性を認識したうえで、管理体制の強化に取り組み、発生の回避及び発生した場合の適切かつ迅速な対応に努めてまいります。リスク管理につきましては、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等」にも関連した記載がありますのでご参照ください。

なお、以下の記載における将来に関する事項については、本有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。

 

1.新型コロナウイルス感染症拡大に伴うリスク

新型コロナウイルスの感染拡大により経済活動が制約され、当社グループの営業基盤である東京圏においても企業経営に大きな影響を及ぼしています。今後、新型コロナウイルスの感染拡大が長期化し、取引先企業の経営状況の悪化による不良債権の増加や貸倒引当金の積み増し等が発生した場合には、当社グループの業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

また、当社グループの役職員への感染リスクが増加し、業務継続態勢の維持が困難となる場合、当社グループの業務運営等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

2.財務に関するリスク

(1)信用リスク

①不良債権に関するリスク

当社グループは、貸出金に対する審査態勢の強化及び小口分散化された貸出ポートフォリオの構築、貸出先に対する事業性評価に基づく金融支援・本業支援の実践、自己査定の適切な運用を通じて貸出資産の健全化に努めております。また、予兆管理の強化の一環として、貸出先の業況変化を早期に把握し適切な対応を行うための体制を整備するとともに、リレーションの強化やモニタリングを通じた事業支援にも注力しております。このほか、本部と営業店が一体となり、業績不振企業に対する経営改善支援など不良債権の発生防止にも取り組んでおります。しかしながら、国内外の景気動向、不動産価格や金利、株価等金融経済環境の変動、取引先企業の経営状況の変動等の予測不能な不確実性により不良債権が増加する可能性があります。

 

②貸倒引当金に関するリスク

当社グループは、自己査定等に基づき、将来の損失額を見積り、貸倒引当金を計上しております。しかしながら、経済情勢や貸出先の経営状況の悪化、担保価値の下落、自己査定及び償却引当に関する基準の変更、その他の予測不能な不確実性により貸倒引当金の積み増しが必要となり与信関係費用が増加する可能性があります。

 

③貸出先への対応に関するリスク

当社グループは、貸出先に債務不履行等が生じた場合においても、回収の実効性その他の観点から、法的な権利をすべて行使しない場合があります。また、こうした先に対して追加貸出、債権放棄等による支援を行う場合があり、こうした支援により、短期的には当社グループの不良債権や与信関係費用が増加する可能性があります。

 

④担保・保証に関するリスク

担保や保証による回収見込額は、現在の景気動向や不動産市況等を前提として算定しております。今後、不動産価格等の下落による担保価値の減少や保証人の信用状態の悪化等の予測不能な不確実性により、与信関係費用が増加する可能性があります。

また、不動産市場における価格の下落や流動性の欠如、有価証券価格の下落等の要因により、担保権を設定した不動産や有価証券の換金、または貸出先が保有するこれらの資産に対して強制執行することが困難となる可能性があります。

 

⑤他の金融機関の動向に関するリスク

当社グループは、業況が低迷している企業等であっても改善が見込まれる場合には、貸出条件の変更や追加のご融資にも応じておりますが、他の金融機関が急速な貸出金の回収や取組方針等の変更を行った場合には、短期的に与信関係費用や不良債権が増加する可能性があります。

 

(2)市場リスク

①有価証券の価格下落リスク

当社グループは、市場性のある株式や債券等の有価証券を保有しております。これらの有価証券の価格下落により、評価損や売却損が発生する場合があり、当社グループの業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。特に価格変動性の高い商品としては株式や投資信託を保有しており、経済情勢や有価証券市場の需給環境の悪化により、短期的にも相場の急変時には損失が拡大するリスクがあります。当社グループでは自己資本の範囲内でこれらのリスクに見合う資本を割り当てているほか、損失限度額を設定することで相場の急変時にも損失額を一定の範囲に抑えるように運営を行っております。

 

②金利変動リスク

当社グループでは、金利などの市場動向を注視し、機動的に市場リスク対応を実施するため、リスク管理委員会において金利変動リスクの管理を行っています。しかしながら、資金運用と資金調達に金利または期間のミスマッチが存在しているなかで金利変動が発生した場合には、資金収益が減少し、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。国内の金利環境は日本銀行の政策により急激な金利上昇は発生しにくいものと認識しておりますが、将来的な政策の見直しや経済情勢の変化により中長期的には大きな金利変動が発生する可能性があります。当社グループでは金利変動の影響を受けやすい長期の債券のほか、円貨と比較して金利変動の高い通貨の外貨建て債券を保有しておりますが、自己資本の範囲内でリスクに見合う資本を割り当てているほか、損失限度額を設定することで、リスク量や損失額を一定の範囲に抑えるように運営を行っております。

 

③デリバティブ取引

当社グループは、国内の取引先企業・金融機関との間でデリバティブ取引を行っております。デリバティブ取引は、市場金利・為替相場等の変動によってもたらされる市場リスク及び取引先の契約不履行によってもたらされる信用リスクを有しているため、想定を超える市場金利・為替相場等の変動や取引先の契約不履行により、当社グループの業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。国内外の経済情勢等により、市場金利・為替相場等の変動が起きる可能性は比較的高いものと思われますが、必要に応じてリスクのヘッジ取引を行うなどの対応を行っております。取引先の契約不履行のリスクも顕在化のリスクは低くはないものの、小口分散が図られているため、当社グループの業績に与える影響は限定的なものと認識しております。

 

④為替リスク

当社グループは、資産及び負債の一部を外貨建てで保有しております。外貨建ての資産と負債が通貨ごとに同額ではなく互いに相殺されない場合には、その資産と負債の差額について為替相場の変動により円貨換算額が変動し、評価損や実現損が発生する可能性があります。世界各国の経済情勢や景気変動で、短期的にも為替相場は大きく変動する可能性は高いと認識しております。これらのリスクを完全に回避することはできませんが、為替ポジションの限度額、損失限度額を設定し、リスク量、損失額を一定の範囲に抑えるように運営を行っており、必要に応じて為替リスクのヘッジをするなどの対応を図っております。

 

(3)流動性リスク

当社グループは、資金繰りの適切な管理に努めておりますが、経済環境の変化や金融市場全般または当社グループの信用状況等が悪化した場合には、資金調達コストが上昇し業績に悪影響を及ぼすことがある他、資金調達が困難になれば財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、資金の流出に備えた十分な流動性資産を保有するよう流動性リスク管理の枠組みを定め運営を行っており、短期的にはリスクが顕在化する可能性は低いものと認識しておりますが、中長期的には調達環境の変化によりリスクが顕在化する可能性があります。

 

(4)決済リスク

当社グループは、多くの金融機関と取引を行っております。取引にあたっては一定の基準を設定しており、リスク顕在化の可能性は低いものと認識しておりますが、金融システム不安が発生した場合や大規模なシステム障害が発生した場合には、金融市場における流動性が低下する等、資金決済が困難となる可能性があります。

 

(5)退職給付債務に関するリスク

当社グループは、割引率や年金資産の期待運用収益率等について、一定の条件の下で、従業員退職給付債務及び退職給付費用を算出しておりますが、予測不能な不確実性が含まれております。年金資産の時価下落や運用利回りの低下、退職給付債務を計算する前提となる割引率等、算出の前提条件に変更があった場合は、退職給付費用が増加し、中長期的にわたり当社グループの業績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(6)繰延税金資産に関するリスク

繰延税金資産は、現時点におけるわが国の会計基準に基づき、一定の条件の下で、将来実現すると見込まれる税金負担額の軽減効果として貸借対照表に計上することが認められております。当社グループは、現時点で想定されるさまざまな予測・仮定を元に将来の課税所得を合理的に見積り繰延税金資産を計上しておりますが、予測不能な不確実性が含まれているため、実際の課税所得が見積額と異なり一部または全部の回収が困難であると判断した場合や、算出基準が変更された場合には、繰延税金資産が減額され、当社グループの業績や財政状態に悪影響を及ぼし、自己資本比率の低下を招く可能性があります。

 

(7)固定資産減損に係るリスク

当社グループが保有する固定資産については、「固定資産の減損に係る会計基準」(企業会計審議会)を適用しております。保有する固定資産は、市場価格の著しい下落、使用範囲または方法の変更、収益性の低下等不確実性が含まれており、前提条件等の予測不能な変化などにより固定資産の減損損失を計上することになる場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(8)自己資本比率に関するリスク

当社グループは、連結自己資本比率を「銀行法第52条の25の規定に基づき、銀行持株会社が銀行持株会社及びその子会社の保有する資産等に照らしそれらの自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準」(2006年金融庁告示第20号)に定められた国内基準(現時点で4%)以上、また、当社の銀行子会社は、連結自己資本比率及び単体自己資本比率を「銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実が適当であるかどうかを判断するための基準」(2006年金融庁告示第19号)に定められた国内基準(現時点では4%)以上に維持することが求められておりますが、当社グループの自己資本比率がこの最低所要基準を下回った場合には、監督当局から業務の全部若しくは一部の停止など行政処分を受ける可能性があります。

当社グループの自己資本比率に影響を及ぼす主な要因として、以下のものがあります。

・債務者の信用力悪化及び不良債権処理の増加に伴う与信関係費用の大幅増加

・景気動向や金利変動に伴う保有有価証券の大幅下落

・繰延税金資産について将来の課税所得の見積額と実際の課税所得との相違等に伴う繰延税金資産の大幅減額

・自己資本比率基準や算定方法の変更

・本項記載のその他の不利益な展開

なお、当社グループは、今後とも収益力の強化と安定化を進めることにより更に自己資本の拡充を図ってまいります。

 

(9)持株会社のリスク

当社は銀行持株会社であり、その収入の大部分を当社が直接保有している銀行子会社から受領する配当金及び経営管理料に依存しております。リスクの顕在化は低いものと認識しておりますが、一定の条件下では、さまざまな規制上の制限等により、当社の銀行子会社が当社に支払うことができる配当の金額が制限される可能性があります。また、銀行子会社が十分な利益を計上することができず、当社に対して配当等を支払えない状況が生じた場合には、当社株主に対し配当を支払えなくなる可能性があります。

 

(10)格付低下によるリスク

当社グループは、外部格付機関より格付を取得しておりますが、格付が引き下げられた場合、当社グループの資金・資本調達に影響を及ぼす可能性があります。

 

3.業務等に関するリスク

(1)システムリスク

当社グループは、銀行業務を正確かつ迅速に処理するとともに、お客さまに多様なサービスを提供するため、基幹系システムをはじめとしたさまざまなコンピュータシステムを使用しております。業務上使用しているシステムについては安定的な稼働を維持するためのメンテナンス等障害発生防止に万全を期しております。しかしながら、これらのシステムについて、事故やシステムの新規開発・更新等によるシステムダウンまたは誤作動等の障害が発生した場合、障害や被害の規模によっては当社グループの業務運営や業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(2)サイバー攻撃に関するリスク

マルウェアの感染やフィッシングサイトなど年々高度化・巧妙化するサイバー攻撃によるリスクが高まっております。当社グループでは、リスク管理部にサイバーセキュリティ担当を配置するとともに、サイバーリスクをシステムリスクの一つと捉え、リスク評価を実施するほか、コンティンジェンシープランの策定等、サイバーリスク管理態勢の整備を進めております。しかしながら、サイバー攻撃によるサービスの停止や情報漏洩、データの改ざん等が発生した場合、当社グループの業務運営や業績、財務状況に悪影響を与える可能性があります。

 

(3)情報漏洩に関するリスク

当社グループは、内部規程及び情報管理態勢の整備や、社内教育による情報管理の重要性の周知徹底、またシステム上のセキュリティ対策等により、顧客情報や社内機密情報等重要情報の漏洩に関するリスクの顕在化防止に努めております。しかしながら、役職員や外部委託先人員の人為的ミス、システム障害の発生、災害等の不測の事態等により重要な情報が外部へ漏洩した場合、損害賠償請求や行政処分を受ける可能性があり、これにより中長期にわたり当社グループの業務運営や業績、財務状況等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(4)法令違反等に関するリスク

当社グループは、コンプライアンスを経営の最重要課題の一つととらえ態勢の整備やホットライン(内部通報制度)の周知、役職員に対するコンプライアンス意識向上に努めております。直ちにリスクが顕在化する可能性は低いものと思われますが、法令等に違反するような事態が生じた場合には、罰則や行政処分等を受け、当社グループの業務運営や業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(5)訴訟リスク

当社グループは、法令等遵守の徹底を図るとともに、各種業務の適法性確保のためリーガルチェックを徹底することにより、訴訟の顕在化を防止しております。今後の業務運営の過程で訴訟を提起され、補償等を余儀なくされた場合、当社グループの業務運営や業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(6)マネー・ローンダリング及びテロ資金供与防止に係るリスク

当社グループは、マネー・ローンダリング等の防止を経営の最重要課題の一つと捉え、不断の検証と高度化に努めるとともに、公共の信頼を維持すべく実効性のある管理態勢を確立することを基本方針としております。リスク管理部がグループベースでAML/CFT管理を行い、、外部有識者の知見も活用のうえ対策の強化に努めております。しかしながら、不正送金等を未然に防止することができなかった場合は、当社グループの信用や業績等に影響を及ぼす可能性があります。

 

(7)期待した統合効果を発揮できないリスク

当社グループは、東京都及び神奈川県北東部を中心とした160以上の店舗網や、きらぼし銀行の強み・ノウハウの活用、従来からの地方公共団体や地域の商工会議所等の経済団体との連携に加え、産学連携や異業種も含めた更なる連携強化等を通じて高度な金融サービスの提供に努め、お客さま満足度や競争力を向上させるとともに経営の効率化及びグループ総合力の強化を図っております。

しかしながら、当初期待した統合効果を中長期にわたり十分に発揮できないことにより、結果として当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

統合効果の進展を妨げる主な要因として以下のものが考えられますが、これらに限定されるものではありません。

・当社グループ内における業務面での協調体制の強化や経営資源の相互活用が奏功せず、シナジー効果を十分に発揮できない場合

・経営インフラの整備・システム統合・グループ再編等により、想定外の追加費用が発生する場合

 

(8)事業戦略に関するリスク

当社グループは、2021年度からの新たな中期経営計画をスタートさせましたが、計画に掲げた戦略や施策が実行できない、あるいは当初想定した成果の実現に至らないなどにより、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(9)業務範囲拡大によるリスク

当社グループは、法令等に則ったうえで、伝統的な銀行業務以外の新規業務にも業務範囲を拡大しております。グループ会社間の連携により、顧客基盤の拡大やソリューション提供力の強化等による連結収益の拡大に取り組むとともに、経費削減等を通じた効率性の向上に努めています。しかしながら、新規業務を取扱うことにより、当社グループは新たなリスクにさらされることになり、中長期にわたり業績や財務状況に悪影響を与える可能性があります。当社グループは新規業務に関するリスクについては全く経験がないか、または、限定的な経験しかない場合があります。

 

(10)主要な業務の前提に関するリスク

当社の子会社であるきらぼし銀行は、監督官庁の許認可を受け、銀行業を営んでおります。銀行業の免許には、有効期間その他の期限は法令等で定められておりませんが、銀行法第26条、第27条及び第28条に規定された要件に該当した場合には、業務の停止または免許の取消し等を命ぜられることがあります。現時点において、きらぼし銀行はこれらの事由に該当する事実はないものと認識しておりますが、将来、何らかの事由により前述の業務の停止や免許の取消し等の要件に該当した場合には、銀行子会社の主要な事業活動に支障をきたすとともに、中長期にわたり当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(11)事務リスク

当社グループは、預貸金業務や為替業務をはじめ、国債や投資信託、生損保等の販売等、さまざまな業務を行っております。こうした業務において、内部規程及び体制の整備等の定期的な点検、本部の事務指導等によって、適正な事務の遂行に努めております。しかしながら、役職員が過失の有無を問わず不適切な事務処理を行った場合には、当社グループの業績や財務状況に悪影響を与える可能性があります。これらの事象が発生する頻度、可能性は比較的高いものと認識しておりますが、発生頻度を押さえ、また発生した場合の影響を最小限に止めるべく態勢の見直しを継続して行っております。

 

(12)外部委託に関するリスク

当社グループではさまざまな業務の外部委託を行っており、外部委託先の適格性や委託業務内容等について十分に検討を行うなど、委託先の管理に努めております。しかしながら、委託先において受託業務の遂行に支障が生じた場合、あるいは情報漏洩・紛失・不正などがあった場合には、当社グループに間接的・直接的に影響が及ぶ可能性があり、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(13)人材確保・育成に関するリスク

当社グループは多様な人材こそが競争力の源泉であると認識し、その育成・確保を行っております。その一環として、組織風土の変革や価値創造を推進する人材の育成・強化に取り組んでいます。しかしながら、当社グループに対する社会的イメージが低下した場合、優秀な人材の確保・育成等が重要な課題となります。事業活動に必要な高い専門性を持った人材の確保等を十分に行うことができなかった場合、競争優位性のある組織能力が実現せず、将来の業務運営が困難となり、中長期的にわたり当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

4.金融環境等に関するリスク

(1)法令・各種規制の改正に関するリスク

当社グループが業務を行ううえで適用される法律及び規則、政策、実務慣行、会計制度、税制等が変更された場合には、法規制や法改正への対応には新たな対応コストが発生することに加え、事業活動が制限を受けることも想定され、当社グループの業務運営や業績等に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、適宜外部の専門家等を活用しながら法務部門がサポートすることで法を遵守するとともに、法改正等に関する動向を経営層へ発信・周知することにより、法改正等への対応を推進・強化しております。

 

(2)地域経済の動向に影響を受けるリスク

当社グループは、東京都及び神奈川県北東部を主要営業エリアとし、地域の中小企業と個人のお客さまを中心に金融サービスを提供し、地域経済の持続的な成長に努めております。当社グループの主な営業エリアである東京圏の中小企業の景況は、新型コロナウイルス感染症の他、さまざまな環境変化により事業活動の停滞や個人消費の低迷等、先行きは極めて不透明な状態が続くと想定されます。依然として予断を許さない状況にあり、中長期的にわたり地域経済が悪化した場合は業容の拡大が図れないなど地域経済の動向が当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。

 

(3)競争リスク

当社グループは、東京都及び神奈川県北東部を主要営業エリアとし、成長性の高いマーケットにおいてメガバンクや他の地域金融機関等複数の金融機関等が営業を展開しております。今後、フィンテックの進展等による異業種の新規参入など更なる競争激化も予想され、こうした事業環境の変化により、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(4)普通株式の希薄化リスク

当社は、2016年4月1日付で、第二種優先株式400億円を発行しております。第二種優先株主は、2021年4月1日から2031年3月31日までの間、当社に対し普通株式の交付と引換えに第二種優先株式を取得することを請求することができます。また、当社は、取得請求期間の末日までに当社に取得されていない第二種優先株式がある場合、そのすべてを取得請求期間の末日の翌日に取得し、それと引換えに第二種優先株主に対し普通株式を交付いたします。

また、2016年6月24日付で、第三者割当により第1回第一種優先株式150億円を発行しております。第1回第一種優先株主は、2023年6月1日から2031年3月31日までの間、当社に対し普通株式と引換えに第1回第一種優先株式を取得することを請求することができます。当社は、取得請求期間の末日までに当社に取得されていない第1回第一種優先株式がある場合、そのすべてを取得請求期間の末日の翌日に取得し、それと引換えに第1回第一種優先株主に対し普通株式を交付いたします。

こうした場合、普通株式の株式数が増加し、1株当たりの価値が低下する場合があります。

 

(5)気候変動リスク

環境問題に対する取組みは近年ますます重要となっており、気候変動問題などの環境・社会課題の顕在化に伴い、持続可能な社会の構築を目指し企業におけるSDGsへの取組みへの期待が一層高まっています。当社グループでは、環境への負荷低減のため、温室効果ガス排出量削減や水資源の効率的利用、フィンテックを活用した金融取引による省資源・省エネルギー化、業務の効率化及び生産性向上による環境負荷軽減、「企業の森・きらぼしの森」等を通じて森林管理に取り組み生物多様性を含めた環境保全・保護に向けた社会貢献などさまざまな活動に取り組むほか、2021年2月にはTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言に賛同するなど、より適切に対応できる体制整備に努めております。しかしながら、環境関連の規制強化やステークホルダーからの評価、消費者意識の高まりなどにより企業の環境問題への取組み姿勢によっては、レピュテーション低下につながり、地域社会との関係悪化や投資対象からの除外等当社グループに大きな影響を及ぼす可能性があります。

 

(6)自然災害の発生や感染症拡大等に伴う業務継続に関するリスク

当社グループでは、自然災害・感染症等対応規程及び体制の整備等により業務継続に向けた対応力の強化に努めております。また、安否確認システムの導入や施設・システム等が継続して安定的に使用できるように建物・設備等の機能を整備するとともに、経年状況の把握と適切な維持管理、防災訓練などの対策を講じ、各種災害・事故・感染症等に備えています。しかしながら、地震、大雨、洪水などの自然災害・異常気象や、インフルエンザや新型コロナウイルス等の感染症の世界的な大流行、停電等の社会インフラ障害、大規模事故、犯罪等の不測の事態が発生した場合、中長期にわたり当社グループの業務運営や業務継続に影響を及ぼす可能性があります。特に感染症等の影響が拡大した場合、子会社であるきらぼし銀行頭取を本部長とする緊急対策本部を設置し、感染予防として、店舗内等の密閉・密集・密接(三密)防止に向けた対策や営業時間の変更、働き方の多様化・柔軟化、出勤態勢の見直し等により同一拠点における業務従事者の同時感染リスクを軽減する対応等に努めてまいります。しかしながら、職員や家族等の感染者の増加等により全店の開店が困難な事態が生じた場合、その都度、必要な対応を図るものの、業務運営や業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(7)レピュテーショナルリスク

当社グループは、経営管理の徹底を図るとともに、適時適切な情報開示による広報・IR活動等の積極的な取組みを通じて、お客さま満足度や利便性の向上、事実と異なる風説・風評の流布の発生防止に努めております。しかしながら、マスコミ報道やインターネット等を通じ、当社グループや金融業界等に対する事実と異なった風説や風評が拡散した場合には、短期的には当社グループのイメージや株価、業務運営、業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 

1.経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

(財政状態)

① 資産

当連結会計年度におきまして、資産は前年同期比4,208億円増加し5兆9,219億円となりました。なお、主な資産の状況は次のとおりであります。

○ 貸出金

貸出金につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、厳しい経営環境に晒されている地域のお客さまに対応するため、緊急融資制度等の創設や「融資相談窓口」の設置など継続してお客さまに対するサポートを迅速かつ適切に対応できる態勢を構築し、本業支援を推進した結果、中小企業向け貸出を中心に前年同期比1,656億円増加し3兆9,265億円となりました。

○ 有価証券

有価証券につきましては、リスク分散や安定収益確保を目指し、運用の多様化と分散投資に努めた結果、残高は前年同期比713億円増加し1兆194億円となりました。

② 負債

当連結会計年度におきまして、負債は前年同期比4,043億円増加し5兆6,110億円となりました。なお、主な負債の状況は次のとおりであります。

○ 預金

預金につきましては、中小企業等の手元資金の増加を主因に増加し、残高は前年同期比3,412億円増加の

4兆9,724億円となりました。

③ 純資産

純資産につきましては、親会社株主に帰属する当期純利益の計上のほか、その他有価証券評価差額金の増加等により前年同期比164億円増加し3,108億円となりました。

 

(経営成績)

当連結会計年度の連結経常収益は、前連結会計年度比6億円減少933億円となりました。一方、連結経常費用は、前連結会計年度比65億円減少851億円となり、その結果、連結経常利益は、新型コロナウイルス関連融資等の伸長による貸出金利息の増加や株式等関係損益の増加、与信関係費用の減少等により、前連結会計年度比58億円増加82億円となりました。しかしながら、親会社株主に帰属する当期純利益は、前年度特別利益に計上した新宿オフィスの譲渡益がなくなったことや法人税等が増加したことにより、前連結会計年度比34億円減少41億円となりました。

 

当連結会計年度のセグメントごとの経営成績は、以下のとおりとなりました。

 

〔銀行業〕

経常収益は前連結会計年度比16億円減少の828億円、セグメント利益(経常利益)は前連結会計年度41億円増加98億円となりました。

〔リース業〕

経常収益は前連結会計年度比4億円減少の114億円、セグメント利益(経常利益)は前連結会計年度比2億円増加の2億円となりました。

〔その他〕

報告セグメントに含まれない「その他」の経常収益は前連結会計年度比29億円減少の78億円、セグメント利益(経常利益)は前連結会計年度36億円減少22億円となりました。

 

(キャッシュ・フローの状況)

当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、預金及び借用金の純増による収入等を主因に2,325億円の収入となり、投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の売却及び償還による収入が発生する一方、有価証券の取得による支出等により153億円の支出となりました。また、財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いによる支出等により20億円の支出となりました。この結果、現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末比2,152億円増加7,534億円となりました。

 

(1)国内・海外別収支

当社グループは国内を中心に業務を行っており、当連結会計年度の資金運用収支は国内が600億円となり、内部取引による相殺消去後の合計で574億円となりました。

信託報酬は、前連結会計年度比でほぼ横這いの1億円となりました。

役務取引等収支は、国内が127億円となり、内部取引による相殺消去後の合計で116億円となりました。

その他業務収支は、国内が49億円となり、内部取引による相殺消去後の合計で28億円となりました。

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

資金運用収支

前連結会計年度

59,717

0

5,109

54,608

当連結会計年度

60,021

1

2,523

57,499

うち資金運用収益

前連結会計年度

62,244

0

5,255

56,989

当連結会計年度

61,418

1

2,668

58,751

うち資金調達費用

前連結会計年度

2,526

145

2,381

当連結会計年度

1,397

145

1,252

信託報酬

前連結会計年度

156

156

当連結会計年度

150

150

役務取引等収支

前連結会計年度

14,870

56

1,091

13,835

当連結会計年度

12,792

82

1,209

11,666

うち役務取引等収益

前連結会計年度

18,738

56

1,913

16,880

当連結会計年度

16,797

82

1,940

14,940

うち役務取引等費用

前連結会計年度

3,867

822

3,045

当連結会計年度

4,004

731

3,273

その他業務収支

前連結会計年度

6,987

△0

1,845

5,141

当連結会計年度

4,945

△1

2,063

2,881

うちその他業務収益

前連結会計年度

9,176

△0

2,413

6,762

当連結会計年度

6,464

△1

2,370

4,093

うちその他業務費用

前連結会計年度

2,189

567

1,621

当連結会計年度

1,518

307

1,211

(注)1.「国内」は当社及び海外に営業拠点を有しない連結子会社の取引であり、「海外」は海外に営業拠点を有する連結子会社の取引であります。

2.相殺消去額は、親子会社間の内部取引の相殺消去額等を記載しております。

 

(2)国内・海外別資金運用/調達の状況

当連結会計年度の資金運用勘定におきましては、平均残高は5兆3,690億円、資金運用収益(利息)は587億円、利回りは1.09%となりました。運用の大半は国内で行っており、国内の平均残高は5兆6,024億円、資金運用収益(利息)は614億円、利回りは1.09%となりました。

また、当連結会計年度の資金調達勘定におきましては、平均残高は5兆3,831億円、資金調達費用(利息)は12億円、利回りは0.02%となりました。調達は国内のみであり、平均残高は5兆4,159億円、資金調達費用(利息)は13億円、利回りは0.02%となりました。

① 国内

種類

期別

平均残高

利息

利回り

金額(百万円)

金額(百万円)

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

5,359,583

62,244

1.16

当連結会計年度

5,602,436

61,418

1.09

うち貸出金

前連結会計年度

3,696,976

43,854

1.18

当連結会計年度

3,908,788

46,421

1.18

うち商品有価証券

前連結会計年度

1,011

4

0.42

当連結会計年度

974

4

0.42

うち有価証券

前連結会計年度

1,248,131

17,143

1.37

当連結会計年度

1,140,635

14,047

1.23

うちコールローン及び買入手形

前連結会計年度

4,780

38

0.79

当連結会計年度

31,128

4

0.01

うち預け金

前連結会計年度

317,436

300

0.09

当連結会計年度

411,999

384

0.09

資金調達勘定

前連結会計年度

5,147,463

2,526

0.04

当連結会計年度

5,415,932

1,397

0.02

うち預金

前連結会計年度

4,579,152

1,096

0.02

当連結会計年度

4,931,189

735

0.01

うち譲渡性預金

前連結会計年度

16,633

2

0.01

当連結会計年度

9,772

1

0.01

うちコールマネー及び売渡手形

前連結会計年度

151,845

606

0.39

当連結会計年度

52,535

87

0.16

うち債券貸借取引受入担保金

前連結会計年度

349,417

584

0.16

当連結会計年度

220,835

172

0.07

うち借用金

前連結会計年度

46,415

122

0.26

当連結会計年度

195,316

275

0.14

(注)1.平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、国内(連結)子会社及び海外に営業拠点を有しない海外(連結)子会社については、半年毎の残高に基づく平均残高を利用しております。

2.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高を控除して表示しております。

3.「国内」は当社及び海外に営業拠点を有しない(連結)子会社の取引であります。

 

② 海外

種類

期別

平均残高

利息

利回り

金額(百万円)

金額(百万円)

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

72

0

0.66

当連結会計年度

80

1

1.82

うち貸出金

前連結会計年度

当連結会計年度

うち商品有価証券

前連結会計年度

当連結会計年度

うち有価証券

前連結会計年度

当連結会計年度

うちコールローン及び買入手形

前連結会計年度

当連結会計年度

うち預け金

前連結会計年度

72

0

0.66

当連結会計年度

80

1

1.82

資金調達勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

うち預金

前連結会計年度

当連結会計年度

うち譲渡性預金

前連結会計年度

当連結会計年度

うちコールマネー及び売渡手形

前連結会計年度

当連結会計年度

うち債券貸借取引受入担保金

前連結会計年度

当連結会計年度

うち借用金

前連結会計年度

当連結会計年度

(注)1.平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、海外に営業拠点を有する海外(連結)子会社については、半年毎の残高に基づく平均残高を利用しております。

2.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高を控除して表示しております。

3.「海外」は海外に営業拠点を有する(連結)子会社の取引であります。

 

③ 合計

種類

期別

平均残高(百万円)

利息(百万円)

利回り

(%)

小計

相殺消去額(△)

合計

小計

相殺消去

額(△)

合計

資金運用勘定

前連結会計年度

5,359,655

222,598

5,137,056

62,245

5,255

56,989

1.10

当連結会計年度

5,602,516

233,484

5,369,032

61,420

2,668

58,751

1.09

うち貸出金

前連結会計年度

3,696,976

6,196

3,690,780

43,854

46

43,808

1.18

当連結会計年度

3,908,788

10,696

3,898,092

46,421

37

46,384

1.18

うち商品有価証券

前連結会計年度

1,011

1,011

4

4

0.42

当連結会計年度

974

974

4

4

0.42

うち有価証券

前連結会計年度

1,248,131

197,248

1,050,882

17,143

5,207

11,936

1.13

当連結会計年度

1,140,635

199,624

941,010

14,047

2,630

11,417

1.21

うちコールローン及び買入手形

前連結会計年度

4,780

4,780

38

38

0.79

当連結会計年度

31,128

31,128

4

4

0.01

うち預け金

前連結会計年度

317,508

17,999

299,509

301

2

299

0.09

当連結会計年度

412,079

22,128

389,951

385

1

384

0.09

資金調達勘定

前連結会計年度

5,147,463

24,196

5,123,267

2,526

145

2,381

0.04

当連結会計年度

5,415,932

32,824

5,383,108

1,397

145

1,252

0.02

うち預金

前連結会計年度

4,579,152

14,589

4,564,562

1,096

1

1,094

0.02

当連結会計年度

4,931,189

18,718

4,912,471

735

0

734

0.01

うち譲渡性預金

前連結会計年度

16,633

3,410

13,223

2

0

1

0.01

当連結会計年度

9,772

3,410

6,362

1

0

1

0.02

うちコールマネー及び売渡手形

前連結会計年度

151,845

151,845

606

606

0.39

当連結会計年度

52,535

52,535

87

87

0.16

うち債券貸借取引受入担保金

前連結会計年度

349,417

349,417

584

584

0.16

当連結会計年度

220,835

220,835

172

172

0.07

うち借用金

前連結会計年度

46,415

6,196

40,219

122

46

76

0.18

当連結会計年度

195,316

10,696

184,620

275

37

237

0.12

(注)1.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高を控除して表示しております。

2.平均残高の相殺消去額は、親子会社間の債権・債務の相殺消去額を記載しております。なお、有価証券については、投資と資本の相殺消去額も含めて記載しております。

3.利息の相殺消去額は、親子会社間の内部取引の相殺消去額を記載しております。

 

(3)国内・海外別役務取引の状況

当社グループは国内を中心に役務の提供を行っており、当連結会計年度の役務取引等収益は、国内が167億円となり、内部取引による相殺消去後の合計で149億円となりました。

役務取引等費用は、国内が40億円となり、内部取引による相殺消去後の合計で32億円となりました。

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

役務取引等収益

前連結会計年度

18,738

56

1,913

16,880

当連結会計年度

16,797

82

1,940

14,940

うち預金・貸出業務

前連結会計年度

1,806

1,806

当連結会計年度

749

749

うち為替業務

前連結会計年度

3,769

0

3,769

当連結会計年度

3,469

0

3,468

うち証券関連業務

前連結会計年度

3,256

3,256

当連結会計年度

2,077

88

1,988

うち代理業務

前連結会計年度

2,093

2,093

当連結会計年度

2,142

2,142

うち保護預り・貸金庫業務

前連結会計年度

367

367

当連結会計年度

327

327

うち保証業務

前連結会計年度

2,016

788

1,227

当連結会計年度

1,716

686

1,029

役務取引等費用

前連結会計年度

3,867

822

3,045

当連結会計年度

4,004

731

3,273

うち為替業務

前連結会計年度

901

901

当連結会計年度

787

787

(注)1.「国内」は当社及び海外に営業拠点を有しない連結子会社の取引であり、「海外」は海外に営業拠点を有する(連結)子会社の取引であります。

2.相殺消去額は、親子会社間の内部取引の相殺消去額等を記載しております。

 

(4)国内・海外別預金残高の状況

○ 預金の種類別残高(末残)

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

預金合計

前連結会計年度

4,649,594

18,406

4,631,187

当連結会計年度

4,990,468

17,994

4,972,473

うち流動性預金

前連結会計年度

2,757,766

10,876

2,746,889

当連結会計年度

3,239,979

9,764

3,230,214

うち定期性預金

前連結会計年度

1,825,130

7,529

1,817,600

当連結会計年度

1,680,401

8,229

1,672,171

うちその他

前連結会計年度

66,697

66,697

当連結会計年度

70,087

70,087

譲渡性預金

前連結会計年度

10,710

3,410

7,300

当連結会計年度

12,910

3,410

9,500

 総合計

前連結会計年度

4,660,304

21,816

4,638,487

当連結会計年度

5,003,378

21,404

4,981,973

(注)1.「国内」は当社及び海外に営業拠点を有しない連結子会社の取引であり、「海外」は海外に営業拠点を有する連結子会社の取引であります。

2.預金の区分は、次のとおりであります。

a.流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金

b.定期性預金=定期預金+定期積金

3.相殺消去額は、親子会社間の内部取引の相殺消去額等を記載しております。

 

(5)国内・海外別貸出金残高の状況

① 業種別貸出状況(末残・構成比)

業種別

前連結会計年度

当連結会計年度

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内業務部門

(除く特別国際金融取引勘定分)

3,760,834

100.00

3,926,518

100.00

製造業

329,490

8.76

346,675

8.82

農業,林業

1,035

0.02

1,088

0.02

漁業

254

0.00

184

0.00

鉱業,採石業,砂利採取業

1,315

0.03

1,449

0.03

建設業

196,024

5.21

222,209

5.65

電気・ガス・熱供給・水道業

11,852

0.31

13,269

0.33

情報通信業

83,429

2.21

102,551

2.61

運輸業,郵便業

89,673

2.38

85,055

2.16

卸売業,小売業

442,217

11.75

492,386

12.54

金融業,保険業

183,526

4.87

151,116

3.84

不動産業

1,018,194

27.07

1,064,749

27.11

不動産取引業   (注)2

415,787

11.05

383,424

9.76

不動産賃貸業等  (注)2

602,405

16.01

681,325

17.35

物品賃貸業

82,140

2.18

80,463

2.04

学術研究,専門・技術サービス業

63,984

1.70

76,776

1.95

宿泊業

16,012

0.42

18,233

0.46

飲食業

41,364

1.09

60,048

1.52

生活関連サービス業,娯楽業

51,310

1.36

63,713

1.62

教育,学習支援業

25,783

0.68

30,804

0.78

医療・福祉

118,528

3.15

147,758

3.76

その他サービス

89,698

2.38

108,832

2.77

地方公共団体

142,327

3.78

117,430

2.99

その他

772,657

20.54

741,718

18.88

海外及び特別国際金融取引勘定分

政府系

金融機関

その他

 合計

3,760,834

――

3,926,518

――

(注)1.「国内」は当社及び海外に営業拠点を有しない連結子会社の取引であり、「海外」は海外に営業拠点を有する連結子会社の取引であります。

2.不動産取引業とは不動産取引の免許を有する業者による不動産業であり、不動産賃貸業等とは主にアパート経営等を営む個人経営者による賃貸業等であります。

3.業種別貸出金については、2020年5月のシステム統合に伴い、計上基準を変更したことから2020年3月末の計数を変更しております。

 

② 外国政府等向け債権残高(国別)

該当事項はありません。

 

(6)国内・海外別有価証券の状況

○ 有価証券残高(末残)

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

国債

前連結会計年度

253,887

253,887

当連結会計年度

207,415

207,415

地方債

前連結会計年度

53,989

53,989

当連結会計年度

65,334

65,334

社債

前連結会計年度

370,044

370,044

当連結会計年度

315,589

315,589

株式

前連結会計年度

224,865

199,048

25,817

当連結会計年度

240,108

199,640

40,467

その他の証券

前連結会計年度

244,353

50

244,303

当連結会計年度

390,657

50

390,607

合計

前連結会計年度

1,147,140

199,098

948,042

当連結会計年度

1,219,106

199,690

1,019,415

(注)1.「国内」は当社及び海外に営業拠点を有しない連結子会社の取引であり、「海外」は海外に営業拠点を有する(連結)子会社の取引であります。

2.相殺消去額には、資本連結等に伴い相殺消去した金額を記載しております。

3.「その他の証券」には、外国債券及び外国株式を含んでおります。

 

(自己資本比率の状況)

(参考)

自己資本比率は、銀行法第52条の25の規定に基づき、銀行持株会社が銀行持株会社及びその子会社の保有する資産等に照らしそれらの自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第20号。以下「告示」という。)に定められた算式に基づき、連結ベースについて算出しております。

なお、当社は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出においては基礎的手法を、それぞれ採用しております。

 

連結自己資本比率(国内基準)

 

(単位:億円、%)

 

2021年3月31日

1.連結自己資本比率(2/3)

8.73

2.連結における自己資本の額

2,852

3.リスク・アセットの額

32,638

4.連結総所要自己資本額

1,305

 

(資産の査定)

(参考)

資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、株式会社きらぼし銀行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について、債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。

 

1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権

破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。

 

2.危険債権

危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。

 

3.要管理債権

要管理債権とは、3ヵ月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。

 

4.正常債権

正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。

 

株式会社きらぼし銀行(単体)の資産の査定の額

債権の区分

2020年3月31日

2021年3月31日

金額(億円)

金額(億円)

破産更生債権及びこれらに準ずる債権

204

195

危険債権

631

875

要管理債権

60

68

正常債権

37,586

38,982

 

 

「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況

連結子会社のうち、「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は、株式会社きらぼし銀行1社であります。

 

 ①信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表)

資産

科目

前連結会計年度

(2020年3月31日)

当連結会計年度

(2021年3月31日)

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

貸出金

2,476

5.56

2,770

6.67

金銭債権

26,718

60.02

13,979

33.68

有形固定資産

14,480

32.53

23,527

56.69

その他債権

0

0.00

0

0.00

現金預け金

833

1.87

1,219

2.93

合計

44,510

100.00

41,496

100.00

 

負債

科目

前連結会計年度

(2020年3月31日)

当連結会計年度

(2021年3月31日)

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

特定金銭信託

2,535

5.69

2,877

6.93

金銭債権の信託

26,870

60.36

14,124

34.03

包括信託

15,104

33.93

24,494

59.02

合計

44,510

100.00

41,496

100.00

 

 ②貸出金残高の状況(業種別貸出状況)

 

業種別

前連結会計年度

(2020年3月31日)

当連結会計年度

(2021年3月31日)

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

製造業

農業、林業

漁業

鉱業、採石業、砂利採取業

建設業

電気・ガス・熱供給・水道業

情報通信業

運輸業、郵便業

卸売業、小売業

金融業、保険業

不動産業

300

10.83

不動産取引業   (注)

不動産賃貸業等  (注)

300

10.83

物品賃貸業

学術研究、専門・技術サービス業

宿泊業

飲食業

生活関連サービス業、娯楽業

教育、学習支援業

医療・福祉

その他サービス

2,476

100.00

2,470

89.16

地方公共団体

その他

 合計

2,476

──

2,770

──

(注) 不動産取引業とは不動産取引の免許を有する業者による不動産業であり、不動産賃貸業等とは主にアパート経営等を営む個人経営者による賃貸業等であります。

 

③元本補てん契約のある信託の運用/受入状況

該当事項はありません。

 

2.経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。

 

当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの感染拡大により、二度にわたる緊急事態宣言が発令され、生活様式が変容するとともに、経済活動も大きな影響を受けました。

特にインバウンド需要の喪失や、不要不急の外出自粛、飲食業等への営業の時短要請などにより、飲食業や宿泊業等は大きな打撃を受けることとなりました。一方、リモートワーク、デジタル化の伸展などを背景とした半導体・電子部品等の生産拡大や、海外需要の回復に伴う設備投資の持ち直しの動きも見られました。また、個人消費は、雇用環境の悪化による消費控えが懸念されるものの、巣篭もり需要の拡大により、宅配業や家電販売等、堅調に推移している分野も見られております。

しかしながら、新型コロナウイルス感染症の再拡大が懸念されており、経済活動の正常化には、更に時間を要する可能性が高まっております。

こうした環境下、当社グループでは、2020年度を最終年度とする中期経営計画「スタートアップ☆きらぼし」(以下「前中期経営計画」といいます。)に基づき、グループ力の強化と経営の効率化に努める中で、「金融にも強い総合サービス業」を目指してまいりました。

 

(1)前中期経営計画の達成状況

前中期経営計画に掲げたKPI(重要業績評価指標)である「ファーストコール先数」におきましては、件数面で計画を大幅に上回りました。また、財務目標であるKGIにつきましては、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う営業活動の抑制の影響もありましたが、きらぼし銀行のコア業務純益とOHRにおいては計画を上回る実績となりました。一方、連結当期純利益につきましては、グループ企業の開業、新規事業展開等に伴う初期コスト発生の影響もあり、計画を下回る実績となりました。

なお、KPI、KGIの達成に向け、コンサルティング機能の拡充やグループ体制の整備を進めるとともに、人材育成や業務改革に取り組むことで、東京圏のお客さまの多様なステージ、さまざまなライフサイクルにおけるニーズにお応えしてきたほか、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた円滑な資金供給にも努めました。

 

①コンサルティング機能の拡充

・グループ全体でより質の高いコンサルティングサービスの提供が図れる体制を構築するため、2020年10月には、コンサルティング業務を当社子会社の株式会社きらぼしコンサルティングに集約・一本化いたしました。

・アジア地域への海外進出サポートの強化にも取り組んでおり、2020年9月には、きらぼし銀行取引先である現地法人の資金調達に際し、同行が信用保証状を発行し業務提携先である韓国の新韓金融グループからの融資を実現いたしました。

・外部機関との連携につきましても、より一層強化しており、東京都港区と2020年7月に「港区の観光情報の提供等に関する協定」を、2021年3月には「港区の中小企業支援に関する連携協定」を締結いたしました。

・産学連携に関しましては、従来からの連携に加え、きらぼしテック株式会社が進める、「前給」サービスを活用したスマートフォン向けアプリ「ララQ」プロジェクトにおいて、2020年6月に連携協定を締結した日本大学芸術学部との共創によりネーミングやロゴを製作しました。また、2021年3月には中央大学と「包括連携に関する基本協定」を締結し、今後、人的・知的資源の交流と活用を図り、同大学における寄附講座の実施等の取組みを進めてまいります。

・起業家の事業成長支援としましては、「創業といえば『きらぼし』」の実現に向け、株式会社日本政策投資銀行との共催による女性起業家支援オンラインセミナーを2020年11月に開催したほか、スタートアップ企業や創業者・起業家のサポートを目的に、2020年4月、本店1階に「コワーキングスペース」を開設しました。また、2020年8月には株式会社KVPと創業支援強化に向けた協業に関する覚書を締結し、スタートアップ企業への経営支援を行う「KVPシード・イノベーションファンド2号投資事業有限責任組合」へ出資を行いました。

・東京都との「東京における産業振興に関する包括連携協定」に基づく取組みの一環として、東京都が実施するスタートアップ企業の成長支援事業「東京都スタートアップ実証実験促進事業」に参画したほか、東京都が後援する「東京ベンチャー企業選手権大会2020」等への協賛を行いました。

 

②グループ経営体制の整備

・きらぼしキャピタル株式会社では、2020年11月にはエンゲージメント投資を前提としたエクイティ投資を行う「きらぼしキャピタル東京Sparkle投資事業有限責任組合」を設立しました。また、外部会社と連携して、2020年8月には主に資本性ローンや優先株式出資等のメザニンファイナンスを行う「A&KCメザニン・ファイナンス1号投資事業有限責任組合」を設立、2021年3月には医療法人等向けの専用ファンドである「A&KCメディカル1号投資事業有限責任組合」を設立しました。

・2020年8月に開業したきらぼしライフデザイン証券株式会社では、主力取扱商品を投資信託とファンドラップとし、長期分散投資をベースとして、少子高齢化の進展や年金に対する不安など今後一層多様化するお客さまの資金運用ニーズにお応えしております。

・経営資源の有効活用を目的にグループ会社を再編し、2021年4月にきらぼしビジネスオフィスサービス株式会社を設立いたしました。同社は、グループ各社の決算事務や給与計算のほか、業務の標準化・効率化に資するバックオフィス業務を担うとともに、給与計算サービスの受託を通じ、お客さまへのサービス向上に努めてまいります。

 

③人材育成・SDGs

・当社グループは、お客さまから信頼され、お客さまの立場に立って“考動”でき、その結果として成功を体験できる人材(きらぼしびと)の育成、及びダイバーシティの推進に努めました。2020年度からは、より実践を意識した研修プログラムに改定し、自己理解、相互理解、内省、共感等を通じて自己成長を促す、自ら進んで変革に挑戦する人材育成プロジェクトを継続して進めるほか、行政機関、経済団体、海外の銀行や関連グループ会社等、国内外のさまざまな外部機関への派遣も行っております。

・2020年10月に「SDGs推進チーム」を設置し、女性活躍の推進や障がい・国籍を問わない人材の活用などをはじめとしたダイバーシティ推進に向けた取組みなど、SDGs達成につながるさまざまな施策に取り組んでおります。

・意欲ある職員の増加・職員のモチベーション向上による組織全体の活性化に向けた取組みの一つとして、「ワーク・ライフ・バランス」の実現に取り組んでまいりました。

・モバイルワークの導入や、テレワーク(在宅勤務)・フレックスタイム制の試行等の柔軟な働き方を推進しております。

 

④業務改革

店舗・人員・システムを中心とした経営の合理化施策により経費削減を進めるとともに、将来に向けた態勢整備を図ってまいりました。

・2020年5月6日に、子会社3行の合併後も存続していた2つの基幹系システムを統合いたしました。この過程において、商品・サービスの変更やATM等オンラインサービスを一時休止するなど、お客さまにはご不便をおかけしましたが、皆さまのご理解とご協力を賜りシステム統合が無事完了し、きらぼし銀行のすべての店舗で共通したサービスをご利用いただけるようになりました。今後は、利便性の高い商品・サービスをより迅速にご提供し、皆さまのニーズに幅広くお応えしてまいります。

・きらぼし銀行においては、職員がお客さまや地域との「対話」を通じて課題解決に取り組む時間を創出するため「業務改革を通じた仕事価値改革プロジェクト(プロジェクトZERO)」を実施し、店頭・営業の事務効率化や帳票類の簡素化のほか、店頭営業体制の見直しや新設事務センターへのオペレーションの集約の試行等、次世代営業店事務への移行に取り組んでおります。

・営業拠点につきましては、合併による統合効果を最大限発揮すべくブランチ・イン・ブランチ(店舗内店舗)方式により集約を進める一方、地域特性やお客さまのニーズに合わせた形態の店舗として、各種相談業務を中心とした「下北沢オフィス」(2020年11月開設)と「葛西オフィス」(同年12月開設)を開設いたしました。

 

<前中期経営計画の目標計数>

 

目標とする項目

2020年度の

目標計数

2020年度

実績

達成率

当社グループ

親会社株主に帰属する当期純利益

60億円

41億円

69.3%

きらぼし銀行

コア業務純益

125億円

167億円

134.1%

OHR

80%以下

75.7%

ファーストコール先数(年間)※

7,000先

17,738先

253.4%

※ファーストコール先数(本業支援の提案を行った先数及びライフプランの支援にかかる提案を行った先数)

 

 

(2)新型コロナウイルス感染症拡大下における金融仲介機能の強化

今般の新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、人とモノの動きが停滞し、国内景気の回復が見えない中、企業経営に関する環境は厳しさを増しております。当社グループでは、緊急融資制度等の創設や「融資相談窓口」の設置など、継続してお客さまに対するサポートを迅速かつ適切に対応できる態勢を構築してまいりました。先が見通せない状況だからこそ、「地元企業の資金繰りを安定させる」という社会的使命を発揮すべく、これまで以上にお客さまの課題解決に努め、当社グループに求められる役割を果たしてまいります。

 

(当社グループの業績)

[連結粗利益]

当社グループの当連結会計年度の連結粗利益については、資金利益が前連結会計年度比28億円増加しましたが、役務取引等利益が同比21億円減少したことや、その他業務利益が同比22億円減少したことから、同比15億円減少し、721億円となりました。

 

○ 資金利益については、同比28億円増加し、574億円となりました。その主な要因については、新型コロナ関連融資の伸長や本業支援等による貸出金残高(平残)の増加等により貸出金利息・利子補給金が同比22億円増加したことなどによります。

○ 役務取引等利益については、同比21億円減少し、116億円となりました。その主な要因は、緊急事態宣言下において外訪活動を自粛したこと等により金融商品販売に関する収益が大きく減少したことによります。

○ その他業務利益については、同比22億円減少し、28億円となりました。その主な要因としては、前連結会計年度に新型コロナウイルスの影響による追加的引当金への充当を踏まえた国債の売却を行ったことによります。

 

[経常利益]

経常利益については、前連結会計年度比58億円増加し、82億円となりました。その主な要因については、上記のとおり資金利益が同比28億円増加したことに加え、与信費用において、飲食業や宿泊業等の業況を踏まえた引当を行う一方で、新型コロナウイルス感染拡大による影響を債務者区分に反映したことにより前連結会計年度に計上した追加的引当金を戻入し同比34億円減少したことによります。

 

[親会社株主に帰属する当期純利益]

親会社株主に帰属する当期純利益については、前連結会計年度比34億円減少し、41億円となりました。その主な要因については、上記のとおり経常利益は増加したものの、前連結会計年度に新宿オフィスビルの売却益を計上していたことにより特別損益が同比60億円減少したことや、同ビルの売却により繰越欠損金の解消が進んだことなどから繰延税金資産が減少し、法人税等費用が同比33億円増加したことによります。

 

 

2020年度(計画)

2020年度(実績)

計画比

経常利益(連結)

57億円

82億円

+25億円

親会社株主に帰属する

当期純利益(連結)

40億円

41億円

+1億円

 

 

損益の概要(東京きらぼしフィナンシャルグループ〔連結〕)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

2020年度

(2021年3月期)

 

2019年度

(2020年3月期)

前期比

連結経常収益

1

93,352

△679

94,031

連結粗利益

2

72,197

△1,545

73,742

(除く国債等債券損益(5勘定尻))

3

(70,953)

(2,141)

(68,812)

 

資金利益

4

57,499

2,891

54,608

信託報酬

5

150

△6

156

役務取引等利益

6

11,666

△2,169

13,835

その他業務利益

7

2,881

△2,260

5,141

経費(除く臨時処理分)

8

55,111

884

54,227

与信関係費用

9

8,462

△3,403

11,865

 

貸出金償却

10

27

△139

166

個別貸倒引当金繰入額

11

7,704

417

7,287

その他与信関係費用

12

731

△3,680

4,411

株式等関係損益

13

4,201

6,044

△1,843

持分法による投資損益

14

24

7

17

その他

15

△4,625

△1,149

△3,476

経常利益

16

8,224

5,877

2,347

特別損益

17

△124

△6,033

5,909

税金等調整前当期純利益

18

8,099

△157

8,256

法人税等合計

19

3,938

3,341

597

 

法人税、住民税及び事業税

20

1,551

△2,310

3,861

法人税等調整額

21

2,387

5,651

△3,264

当期純利益

22

4,161

△3,498

7,659

非支配株主に帰属する当期純利益

23

△2

2

親会社株主に帰属する当期純利益

24

4,161

△3,496

7,657

 

《きらぼし銀行の業績》

[業務粗利益]

当事業年度の業務粗利益については、資金利益が前事業年度比22億円増加しましたが、役務取引等利益が同比22億円の減少や、その他業務利益が同比32億円減少したことから、同比33億円減少し、707億円となりました。

 

[経常利益]

経常利益については、前事業年度比40億円増加し、88億円となりました。その主な要因については、新型コロナウイルスの影響による外訪活動の自粛から役務取引等利益が同比22億円減少、また、前事業年度に追加的引当金の充当を踏まえた国債の売却益を計上したことにより国債等債券損益が同比47億円減少した一方で、政策等株式の売却等により株式等関係損益が同比54億円増加したことや、追加的引当金の戻入により与信費用が同比29億円減少したことによるものです。

 

[当期純利益]

当期純利益については、前事業年度比38億円減少し、48億円となりました。その主な要因については、上記のとおり経常利益は増加したものの、前事業年度に新宿オフィスビルの売却益を計上していたことにより特別損益が同比46億円減少したことや、同ビルの売却により繰越欠損金の解消が進んだことなどから繰延税金資産が減少し、法人税等費用が同比32億円増加したことによります。

 

損益の概要(きらぼし銀行)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

2020年度

(2021年3月期)

 

2019年度

(2020年3月期)

 

 

 

 

 

前期比

経常収益

 

1

82,134

△1,603

83,737

業務粗利益

 

2

70,713

△3,301

74,014

(除く国債等債券損益(5勘定尻))

〔コア業務粗利益〕

3

(69,221)

(1,430)

(67,791)

 

国内業務粗利益

 

4

67,001

△3,239

70,240

 

(除く国債等債券損益(5勘定尻))

 

5

(65,767)

(1,202)

(64,565)

 

 

資金利益

 

6

56,691

2,549

54,142

 

 

信託報酬

 

7

150

△6

156

 

 

役務取引等利益

 

8

8,487

△2,291

10,778

 

 

その他業務利益

 

9

1,671

△3,492

5,163

 

国際業務粗利益

 

10

3,711

△62

3,773

 

(除く国債等債券損益(5勘定尻))

 

11

(3,454)

(229)

(3,225)

 

 

資金利益

 

12

2,087

△253

2,340

 

 

役務取引等利益

 

13

198

△8

206

 

 

その他業務利益

 

14

1,425

199

1,226

経費(除く臨時処理分)

 

15

52,447

207

52,240

 

人件費

 

16

25,065

△1,062

26,127

 

物件費

 

17

22,931

1,226

21,705

 

税金

 

18

4,450

43

4,407

業務純益(一般貸倒引当金繰入前)

〔実質業務純益〕

19

18,265

△3,509

21,774

(除く国債等債券損益(5勘定尻))

〔コア業務純益〕

20

(16,774)

(1,224)

(15,550)

(コア業務純益(除く投資信託解約損益))

21

(16,774)

(1,234)

(15,540)

一般貸倒引当金繰入額

22

293

△3,572

3,865

業務純益

 

23

17,972

64

17,908

(うち国債等債券損益(5勘定尻))

24

(1,491)

(△4,732)

(6,223)

臨時損益

 

25

△9,138

4,014

△13,152

 

不良債権処理額

26

8,136

590

7,546

 

 

貸出金償却

 

27

20

△139

159

 

 

個別貸倒引当金繰入額

 

28

7,626

689

6,937

 

 

債権売却損

 

29

2

△2

 

 

偶発損失引当金繰入額

 

30

134

131

3

 

 

信用保証協会責任共有制度負担金

31

351

△74

425

 

 

その他不良債権処理額

 

32

3

△20

23

 

貸倒引当金戻入益

33

 

償却債権取立益

 

34

51

△32

83

 

株式等関係損益

 

35

4,398

5,418

△1,020

 

 

株式等売却益

 

36

4,521

3,096

1,425

 

 

株式等売却損

 

37

122

△1,261

1,383

 

 

株式等償却

 

38

△1,062

1,062

 

その他臨時損益

 

39

△5,451

△782

△4,669

経常利益

 

40

8,833

4,077

4,756

特別損益

 

41

△119

△4,630

4,511

税引前当期純利益

 

42

8,713

△555

9,268

法人税等合計

 

43

3,876

3,281

595

 

法人税、住民税及び事業税

 

44

1,069

△2,041

3,110

 

法人税等調整額

 

45

2,806

5,320

△2,514

当期純利益

 

46

4,837

△3,835

8,672

 

 

 

 

 

 

 

 

与信関係費用

①+②-③

47

8,430

△2,981

11,411

 

 

 

〔連結〕

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

経常収益

 

48

82,884

△7,710

90,594

経常利益

 

49

9,709

3,938

5,771

親会社株主に帰属する当期純利益

 

50

5,379

△4,277

9,656

 

 

(重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定)

連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載の通りであります。

 

(資本の財源及び資金の流動性)

次連結会計年度において計画している重要な設備の新設及び資金調達方法は、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画 (1)新設、改修」に記載のとおりであります。

また、当社グループは、銀行業務を中心にリース業務や証券業業務、コンサルティングサービスなどの事業を行っており、現在及び将来の事業活動のために適切な水準の流動性を維持することが重要だと認識しており、その管理の枠組みを定め運営を行っております。銀行法・保険業法などの各種法令及び金融庁、その他関係規制当局の定める各種規制を遵守することに加え、これらに準拠した社内規程を策定・運用しながら、支払能力を確保し、資金の流出に備えた十分な流動性資産(現預金等)を保有するように努めております。また、お客さまからの預金を主な源泉とし、営業エリア内の中小企業向けの融資を中心とした貸出と主に市場性のある有価証券投資を行う中で、資金の流出に備え円滑な決済等に必要な水準の流動性を確保しております。

このほか、株主還元は配当を基本とし、適正な内部留保による財務の健全性の確保に努めるとともに、株主の皆さまに対する利益還元を経営の重要施策の一つと位置付け、継続的かつ安定的な配当を実施しております。

 

生産、受注及び販売の実績

「生産、受注及び販売の実績」は、銀行持株会社としての業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。

 

4【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

5【研究開発活動】

該当事項はありません。