(6)中間財務書類に対する注記

マレーシアの財務報告基準第134号の開示

要約中間財務書類は、当グループの2024年6月30日に終了した事業年度の監査済財務書類と併せて読まれるべきである。

 

A1 会計方針及び算定方法

当中間財務書類は未監査であり、マレーシアの財務報告基準(以下「MFRS」という)第134号「期中財務報告」及びブルサ・マレーシア・セキュリティーズ・バーハッド(以下「ブルサ・セキュリティーズ」という)のメイン・マーケットの上場規程第9条パートK第9.22項に準拠して作成されている。

本書に含まれる注記は、2024年6月30日に終了した事業年度以降の当グループの財政状態及び経営成績の変化を理解する上で重要な事象及び取引に係る説明を提供する。

当中間財務書類において当グループが採用している会計方針及び算定方法は、2024年6月30日に終了した事業年度の監査済年次財務書類において採用されたものと一致している。

2024年7月1日以降に開始する事業年度に有効なMFRSの修正は、当グループに重要な財務的影響を与えるものではない。

 

A2 事業における季節もしくは周期による変動要因

当グループの事業は、季節もしくは周期的な要因によって重要な影響を受けることはない。

 

A3 収益の内訳

 

 

2024年12月31日

に終了した

当四半期

会計期間

 

2023年12月31日

に終了した

前年四半期

会計期間

 

2024年12月31日

に終了した

6ヶ月間(累計)

 

2023年12月31日

に終了した

6ヶ月間(累計)

 

千マレーシア・

リンギット

 

千マレーシア・

リンギット

 

千マレーシア・

リンギット

 

千マレーシア・

リンギット

公益事業

 

 

 

 

 

 

 

電力販売

3,145,495

 

3,638,045

 

6,274,030

 

7,316,551

水道水販売及び下水処理

1,640,508

 

1,192,389

 

3,376,989

 

2,406,735

スチーム販売

52,688

 

72,647

 

117,758

 

147,577

通信事業

227,180

 

178,753

 

458,037

 

361,254

その他

76,711

 

38,357

 

150,073

 

80,934

 

5,142,582

 

5,120,191

 

10,376,887

 

10,313,051

セメント及び建材業界

 

 

 

 

 

 

 

セメント及び関連製品の販売

1,339,386

 

1,393,099

 

2,719,949

 

2,801,048

その他

319,043

 

4,460

 

322,708

 

8,819

 

1,658,429

 

1,397,559

 

3,042,657

 

2,809,867

建設

 

 

 

 

 

 

 

建設契約収入

215,846

 

259,504

 

456,646

 

415,602

ホテルの運営

 

 

 

 

 

 

 

ホテルルーム並びに食品及び飲料

415,007

 

412,997

 

785,244

 

770,508

その他

5,867

 

5,651

 

10,554

 

11,285

 

420,874

 

418,648

 

795,798

 

781,793

不動産

 

 

 

 

 

 

 

開発物件の販売

173,867

 

22,039

 

230,942

 

45,268

土地の販売

 

 

 

74,453

その他

4,949

 

4,527

 

9,909

 

9,870

 

178,816

 

26,566

 

240,851

 

129,591

 

 

マネージメント・サービス及びその他

 

 

 

 

 

 

運営及び保守サービス

97,017

 

38,149

 

179,979

 

74,693

ライセンス料

3,025

 

4,202

 

5,829

 

8,049

不動産管理報酬

17,189

 

23,194

 

34,515

 

41,438

食品及び飲料事業

4,930

 

4,947

 

9,863

 

9,625

その他

120,337

 

21,228

 

289,546

 

47,175

 

242,498

 

91,720

 

519,732

 

180,980

その他のソース

 

 

 

 

 

 

 

賃貸料収入

35,591

 

30,843

 

64,949

 

61,075

受取利息

163,250

 

184,033

 

333,115

 

356,851

受取配当金

1,006

 

1,000

 

2,191

 

2,294

 

199,847

 

215,876

 

400,255

 

420,220

収益合計

8,058,892

 

7,530,064

 

15,832,826

 

15,051,104

 

 

A4 例外的又は非経常的な項目

当四半期累計期間において、当グループの資産、負債、資本、当期利益又はキャッシュ・フローに影響を及ぼす例外的又は非経常的な性質を有する項目は生じなかった。

 

A5 報告額の見積りの変更

当四半期会計期間の損益に重要な影響を及ぼす見積りに対する重要な変更はなかった。

 

A6 負債証券及び株式における変動

以下を除き、負債証券及び株式の発行、消却、買戻し、再売却及び償還はなかった。

2024年12月31日に終了した当四半期会計期間及び累計期間において、当社の従業員株式オプション制度の下で付与された従業員の株式オプションの行使により、それぞれ普通株式26,457,400株及び36,798,200株が発行された。平均行使価格は0.50マレーシア・リンギットであった。

 

A7 配当金支払額

2024年12月31日に終了した四半期累計期間において、以下の配当金が支払われた。

 

(単位:千マレーシア・リンギット)

2024年6月30日に終了した事業年度に関して:

 

 

2024年11月29日に支払われた普通株式1株につき4.5センの中間配当

 

496,821

 

 

A8 セグメント情報

当グループには、以下の6つの報告セグメントがある。

(a)建設

(b)セメント及び建材業界

(c)不動産投資及び開発

(d)マネージメント・サービス及びその他

(e)ホテルの運営

(f)公益事業

 

経営陣は、資源配分に関する意思決定及び業績評価の実施を目的として、事業セグメントの営業損益を別個に監視している。

 

セグメント間価格は、交渉に基づいて決定される。

当グループの2024年12月31日に終了した四半期累計期間におけるセグメント業績は以下のとおりである。

 

(単位:千マレーシア・リンギット)

 

建設

セメント

及び建材

業界

不動産

投資及び

開発

マネージメ

ント・サー

ビス及び

その他

ホテル

公益事業

消去

合計

外部収益

456,646

3,042,932

310,204

848,548

801,082

10,373,414

15,832,826

セグメント

間収益

697,108

38,177

105,225

410,046

4,809

14,468

(1,269,833)

収益合計

1,153,754

3,081,109

415,429

1,258,594

805,891

10,387,882

(1,269,833)

15,832,826

セグメント

業績

 

 

 

 

 

 

 

 

営業利益

12,094

686,082

49,150

182,192

142,715

2,056,178

3,128,411

財務費用

 

 

 

 

 

 

 

(1,216,247)

 

 

 

 

 

 

 

 

1,912,164

関連会社及び共同支配企業に対する持分利益

 

 

 

 

 

 

 

283,093

税引前利益

 

 

 

 

 

 

 

2,195,257

財務費用

 

 

 

 

 

 

 

1,216,247

減価償却費及び償却費

 

 

 

 

 

 

 

1,259,664

EBITDA

 

 

 

 

 

 

 

4,671,168

 

 

セグメント間価格は、交渉に基づいて決定される。

当グループの2023年12月31日に終了した四半期累計期間におけるセグメント業績は以下の通りである。

 

(単位:千マレーシア・リンギット)

 

建設

セメント

及び建材

業界

不動産

投資及び

開発

マネージメ

ント・サー

ビス及び

その他

ホテル

公益事業

消去

合計

外部収益

415,602

2,810,282

198,934

531,538

785,169

10,309,579

15,051,104

セグメント

間収益

225,958

27,475

92,805

351,329

5,444

9,610

(712,621)

収益合計

641,560

2,837,757

291,739

882,867

790,613

10,319,189

(712,621)

15,051,104

セグメント

業績

 

 

 

 

 

 

 

 

営業利益

4,863

492,159

95,629

428,246

136,620

2,483,582

3,641,099

財務費用

 

 

 

 

 

 

 

(1,357,522)

 

 

 

 

 

 

 

 

2,283,577

関連会社及び共同支配企業に対する持分利益

 

 

 

 

 

 

 

206,369

税引前利益

 

 

 

 

 

 

 

2,489,946

財務費用

 

 

 

 

 

 

 

1,357,522

減価償却費及び償却費

 

 

 

 

 

 

 

985,857

EBITDA

 

 

 

 

 

 

 

4,833,325

 

 

A9 当グループの組織変更

2024年12月31日に終了した当四半期累計期間において、企業結合、子会社に対する支配の獲得又は喪失、事業再編、並びに非継続事業を含め、当グループの重要な組織変更はなかった。

 

A10 偶発債務又は偶発資産における変動

2024年6月30日に終了した直近事業年度以降、当グループの偶発債務又は偶発資産に重要な変動はなかった。

 

A11 後発事象

当四半期末から当報告日までの期間において、重要な、あるいは非経常的な性質の項目、取引又は事象はなかった。

 

A12 公正価値測定

当グループは、測定に使用されるインプットの重要性を反映する以下の公正価値ヒエラルキーを使用して公正価値を測定する。

(a) レベル1:同一の資産又は負債の活発な市場における(無調整の)相場価格

(b) レベル2:資産又は負債に関して、直接的(すなわち価格)もしくは間接的(すなわち価格から算出される金額)に観察可能な、レベル1に含まれる相場価格以外のインプット

(c) レベル3:観察可能な市場データに基づかない、資産又は負債のインプット(すなわち観察不能なインプット)

 

以下の表は、公正価値で測定される当グループの資産及び負債を示している。

 

(単位:千マレーシア・リンギット)

 

レベル1

 

レベル2

 

レベル3

 

合計

2024年12月31日現在

 

 

 

 

 

 

 

資産

 

 

 

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

 

 

 

 -インカム/エクイティ

  ファンド

 

1,920,257

 

 

1,920,257

 -株式投資

15,577

 

82,653

 

 

98,230

 -負債性金融商品

 

 

250,000

 

250,000

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

15,180

 

49

 

156,381

 

171,610

ヘッジ目的で使用されるデリバティブ

 

55,150

 

 

55,150

30,757

 

2,058,109

 

406,381

 

2,495,247

負債

 

 

 

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 

 

 

 

 

 

 

 -為替先渡契約

 

562

 

 

562

ヘッジ目的で使用されるデリバティブ

 

95,560

 

 

95,560

 

96,122

 

 

96,122

 

 

ブルサ・セキュリティーズのメイン・マーケットの上場規程付録9BパートAに基づく開示

 

B1 経営成績

 

(単位:千マレーシア・リンギット)

 

2024年

12月31日

に終了した

四半期

会計期間

2023年

12月31日

に終了した

四半期

会計期間

増減率

(%)

+/-

2024年

12月31日

に終了した

四半期

累計期間

2023年

12月31日

に終了した

四半期

累計期間

増減率

(%)

+/-

収益

 

 

 

 

 

 

建設

215,846

259,504

-17%

456,646

415,602

10%

セメント及び建材業界

1,658,530

1,397,761

19%

3,042,932

2,810,282

8%

不動産投資及び開発

214,258

59,461

260%

310,204

198,934

56%

マネージメント・サービス及び
その他

404,352

272,899

48%

848,548

531,538

60%

ホテル

425,910

421,983

1%

801,082

785,169

2%

公益事業

5,139,996

5,118,456

0%

10,373,414

10,309,579

1%

 

8,058,892

7,530,064

 

15,832,826

15,051,104

 

税引前利益/(損失)

 

 

 

 

 

 

建設

5,144

3,770

36%

12,094

4,863

149%

セメント及び建材業界

349,797

231,348

51%

593,310

394,397

50%

不動産投資及び開発

(6,310)

(9,523)

34%

4,708

46,079

-90%

マネージメント・サービス及び
その他

129,365

71,961

80%

(57,520)

88,810

-165%

ホテル

86,647

78,875

10%

132,596

125,735

5%

公益事業

731,417

899,230

-19%

1,510,069

1,830,062

-17%

 

1,296,060

1,275,661

 

2,195,257

2,489,946

 

 

 

当四半期会計期間において、当グループの収益は前年同四半期会計期間に計上された7,530.1百万マレーシア・リンギットに対し、8,058.9百万マレーシア・リンギットであった。当グループの税引前利益は1,296.1百万マレーシア・リンギットであり、前年同四半期会計期間に計上された1,275.7百万マレーシア・リンギットと比較して20.4百万マレーシア・リンギット、すなわち1.6%の増加であった。

2024年12月31日に終了した6ヶ月間において、当グループの収益は前年同期間に計上された15,051.1百万マレーシア・リンギットに対し、15,832.8百万マレーシア・リンギットであった。当グループの税引前利益は2,195.3百万マレーシア・リンギットであり、前年同期間に計上された2,489.9百万マレーシア・リンギットと比較して294.7百万マレーシア・リンギット、すなわち11.8%減少した。

2023年12月31日に終了した前年同四半期会計期間及び四半期累計期間と比較した、2024年12月31日に終了した当四半期会計期間及び四半期累計期間の各事業セグメントの業績は、以下の分析に記載されている。

 

建設

当四半期会計期間において、収益の減少は第三者建設プロジェクト向け工事の減少によるものであり、税引前利益の増加は主にマージンの改善によるものであった。

2024年12月31日に終了した当四半期累計期間における収益及び税引前利益の増加は、主に建設工事が増加したことによるものであった。

 

セメント及び建材業界

2024年12月31日に終了した当四半期会計期間及び6ヶ月間における収益及び税引前利益の大幅な増加は、主に2024年10月1日に買収が完了したNSLリミテッドの損益を連結会計により計上したことによるものであった。その他の増加要因には、土地の取得による一度のみの利得、効率性の向上、製造コストの低減、及び借入コストの減少が含まれる。当グループのコスト削減及び効率化への取組みは、強力なリーダーシップとイノベーションに支えられ、良い結果をもたらした。すべての事業ユニットが好調な業績に貢献し、特に生コンクリート事業は、建設業界向けに価値の高いカスタマイズ製品を提供することで優れた成果をもたらした。

 

不動産投資及び開発

当四半期会計期間における収益の増加は主に、セランゴールで進行中のプロジェクトからの収益計上の増加に加え、ワイ・ティー・エル・プロパティー・ホールディングス(UK)リミテッドが請け負った開発プロジェクトからの売上が増加したことによるものであった。税引前損失の減少は、主に上記の収益の増加によるものであるが、完全子会社において計上した投資不動産に係る公正価値評価損失により一部相殺された。

前年同6ヶ月間における税引前利益には、土地の処分による59.1百万マレーシア・リンギットの一度のみの利得が含まれていた。この一度のみの土地売却に起因する収益は74.5百万マレーシア・リンギットであった。当該一度のみの売却を除いた場合、このセグメントは124.5百万マレーシア・リンギットの収益及び13.0百万マレーシア・リンギットの税引前損失を計上することになる。

2024年12月31日に終了した6ヶ月間において、不動産セグメントは310.2百万マレーシア・リンギットの収益及び4.7百万マレーシア・リンギットの税引前利益を計上し、これに対して前年同期間における収益(調整後)は124.5百万マレーシア・リンギット、税引前損失は13.0百万マレーシア・リンギットであった。収益及び税引前利益の大幅な増加は主に収益計上の増加によるものであり、上記の投資不動産に係る公正価値評価損失により一部相殺された。

 

マネージメント・サービス及びその他

2024年12月31日に終了した当四半期会計期間及び6ヶ月間の収益は、主にランヒル・ユーティリティーズ・バーハッドが計上したコンサルティング・サービス報酬により増加した。税引前利益の増加は、主にワイ・ティー・エル・パワー・インターナショナル・バーハッドからヨルダンのプロジェクト事業体に提供した株主ローンより生じる未実現為替差益(非資金項目)によるものであった。

 

ホテル

2024年12月31日に終了した当四半期会計期間及び6ヶ月間における収益及び税引前利益は、比較対象期間と同水準であり、これは当グループが事業を行っているすべての管轄区域における市場需要が堅調であったため、経営陣が安定した業績を維持できたことを反映している。

 

公益事業

公共事業セグメントは、前年同四半期会計期間において5,118.5百万マレーシア・リンギットの収益及び899.2百万マレーシア・リンギットの税引前利益を計上したのに対して、当四半期会計期間において5,140.0百万マレーシア・リンギットの収益及び731.4百万マレーシア・リンギットの税引前利益を計上し、収益は0.4%増加し、税引前利益は18.7%減少した。公益事業セグメント内の部門の業績は以下の通りである。

・電力発電部門については、収益及び税引前利益は3,750.8百万マレーシア・リンギット及び1,033.6 百万マレーシア・リンギットからそれぞれ3,279.1百万マレーシア・リンギット及び729.8百万マレーシア・リンギットに減少し、前年同四半期会計期間と比較して、それぞれ12.6%及び29.4%減少した。収益及び税引前利益の減少は、主にプール価格及び小売価格の下落に加え、シンガポール・ドルに対してマレーシア・リンギットが上昇したことが影響している。

・水道及び下水部門については、前年同四半期会計期間と比較して、収益が1,192.4百万マレーシア・リンギットから1,639.8百万マレーシア・リンギットに37.5%増加し、税引前損失69.5百万マレーシア・リンギットから税引前利益60.4百万マレーシア・リンギットへと改善した。収益の増加は主に、英国の規制当局により値上げが許可されたことに加え、ランヒル・ユーティリティーズ・バーハッドからの収益が貢献している。税引前利益の改善は主に英国の規制当局による値上げの許可によるものであり、一方で指数連動債へのインフレ圧力は引き続き弱まっている。

・電気通信部門については、前年同四半期会計期間の収益が180.8百万マレーシア・リンギット、税引前損失が66.1百万マレーシア・リンギットであったのに対し、当四半期会計期間の収益は229.2百万マレーシア・リンギット、税引前損失は59.4百万マレーシア・リンギットであった。収益の増加及び税引前損失の減少は主に計上されたプロジェクト収益の増加によるものであった。

 

2024年12月31日に終了した6ヶ月間において、このセグメントは10,373.4百万マレーシア・リンギットの収益及び1,510.1百万マレーシア・リンギットの税引前利益をそれぞれ計上し、前年同累計期間と比較してそれぞれ0.6%増加し、17.5%減少した。

当四半期会計期間における各部門の業績に関する上記の説明は、2024年12月31日に終了した6ヶ月間における業績と同様である。

 

B2 直前の四半期会計期間との比較

 

(単位:千マレーシア・リンギット)

 

 

2024年12月31日

に終了した

当四半期会計期間

 

2024年9月30日

に終了した

前四半期会計期間

 

増減率

(%)

+/-

収益

 

8,058,892

 

7,773,934

 

4%

税引前利益

 

1,296,060

 

899,197

 

44%

税引後利益

 

1,018,797

 

650,024

 

57%

 

 

前四半期会計期間と比較して収益が増加したのは、主にセメント及び建材業界セグメント、不動産投資及び開発セグメント及びホテル・セグメントが影響している。

税引前利益の増加は、セメント及び建材業界セグメントに属するNSLリミテッドの損益を連結会計により計上したこと、並びにマネージメント・サービス及びその他セグメントとホテル・セグメントにおいて未実現為替差益(前四半期会計期間においては未実現為替差損)を計上したことが主な要因であった。

 

B3 2024年6月30日に終了した前事業年度の監査報告書

2024年6月30日に終了した事業年度の財務書類についての監査報告書には、いかなる限定も付されていない。

 

B4 業績の見込み

建設

当グループは、厳しい競争環境において課題に直面しているものの、データセンターの建設を含め、国内事業活動における進行中の建設工事が順調に進んでいることを維持しながら、受注を増加させるための措置を積極的に講じている。

 

セメント及び建材業界

国内のセメント需要は、土木工事に加え、住宅、インフラ、物流施設、データセンター及び工場などの主要セクターにおける継続的なニーズによって牽引され、今後も安定的に続くことが予想される。来たるジョホール・シンガポール経済特別区(SEZ)についても新たな成長の牽引役となることが予想される。また、マレーシアの若年人口と急速な都市化に牽引された住宅及びインフラに対する継続的なニーズも、セメント需要を引き続き支えていく。当グループは、ランカウイの工場による輸出の機会を活用することも目指しており、その恩恵を十分に享受できる体制にある。

インフレ圧力や地政学的不確実性によって、より広範な景気変動が続く可能性はあるが、当グループは、事業、物流及び流通の効率化追及に引き続き注力する。

 

不動産投資及び開発

当グループは、2025年度予算において発表された積極的な施策により、市場心理の緩やかな改善と需要の増加を見込んでいる。これらの施策には、初めて住宅を購入する人を支援するために住宅信用保証制度を100億マレーシア・リンギットに拡大することが含まれる。

当グループは、引き続き販売・マーケティング戦略を見直し、認知度強化、販売の勢いの加速、及びプロジェクト立ち上げに取り組んでいく。

当グループは、2025年6月30日に終了する事業年度においても全体として満足のいく業績を達成できるものと確信している。

 

ホテル、マネージメント・サービス及びその他

ホスピタリティ業界は、当グループが事業を行っている管轄区域において、比較的良好で堅調な見通しを維持すると予想される。

ホテル・セグメントは、長期的な事業見通しを維持し、株主に持続可能な価値を提供するために、事業ポートフォリオを積極的に管理し、必要な対策を実施できるよう継続的に措置を講じている。

 

公益事業

電力発電

2024年10月、ワイ・ティー・エル・パワーセラヤ・プライベート・リミテッド(以下「YTLパワーセラヤ」という)は、プラウ・セラヤ・パワーステーション(PSPS)における水素燃料対応600MWのコンバインドサイクル・ガスタービン(以下「CCGT」という)の建設を開始した。YTLパワーセラヤのCCGT発電プラントは、水素混焼率30%以上(体積比)の対応を予定しており、将来的には運用上、水素100%に対応できるよう改良可能な能力も備えたものになる。水素ガスの燃焼は温室効果ガスを発生させないため、この発電プラントは排出量の削減に寄与するため、これにより環境的に持続可能な慣行への当組織の関与が明確に示される。

発電は不可欠なサービスであるため、電力需要は安定的に推移することが予想される。このセグメントは、顧客サービス、業務効率、及び中核事業の範囲を超えて複数の公益事業の総合的な供給への多角化追求を引き続き重視する予定である。

当グループは、500MWのグリーン・データ・センター・パークへの電力供給に併用するため、クライ・ヤング・エステートの大部分を、最大500MWの発電能力を有する大規模な太陽光発電施設として開発していく。これは、今後、より持続可能で再生可能なエネルギー・ソリューションへの投資を推進する当グループのシフトに沿ったものである。

 

水道及び下水部門

2024年12月、規制当局は、2025年から2030年を対象としたウェセックス・ウォーターの事業計画に対する最終評価を公表した。規制当局は、5年間の総支出引当額を236億マレーシア・リンギット(42億ポンド)に設定し、現行の料金改定期間において認められた146億マレーシア・リンギット(26億ポンド)を大幅に上回った。

指定事業以外では、ウェセックス・ウォーターは、より広い英国グループ内でのオーガニック・グロースのための低リスクの機会を探求し続けている。

 

電気通信事業

無制限5Gと4Gデータを現在提供している当グループのYES #FirstTo5G及びInfiniteデータプラン、並びにInfiniteプラス・デバイス・プランにより、ユーザーは第5世代のワイヤレス・モバイル・テクノロジーを体験することができ、より高速なデータ速度、超低遅延、より信頼性の高いカバレッジ、大規模なネットワーク容量、より均一なユーザー・エクスペリエンスを提供している。ワイ・ティー・エル・コミュニケーションズは、デジタル・ナショナル・バーハード(以下「DNB」という)の5Gネットワークの展開と並行して、5Gサービスを国内の他の地域に拡大する予定である。

このセグメントは、手頃な価格のデータプランを提供し続け、革新的な5Gサービスを提供することにより、パートナーシップとコラボレーションによって強化された加入者基盤の拡大を目指している。

 

投資持株会社の活動

当グループは、現在、ワイ・ティー・エル・グリーン・データ・センター・パークをジョホール州のクライ・ヤング・エステート内に開発中である。これは、オンサイトの再生可能太陽エネルギーを動力源に併用するマレーシア初のデータセンター・キャンパスとなる。現在までに、同データセンター・パークの第1フェーズは稼働しており、第2フェーズ以降の建設が進行中である。同キャンパスは、高いエネルギー効率を達成するために、設計及び運用に革新的かつ持続可能なソリューションを取り込む予定である。同キャンパスは、同地域におけるハイパースケーラー及びコロケーションサービスの顧客からの、環境に優しく費用効率の高いデータセンター・ソリューションに対する需要の高まりに応えることが期待されている。

当グループはシー・リミテッドとコンソーシアムを組み、2022年4月にバンク・ネガラ・マレーシアからデジタル銀行の認可を取得した。この新たなベンチャーは、当グループとシー・リミテッドとの複数の相乗効果を活用することになり、マレーシアのデジタル変革の普及にさらに貢献するとともに、零細企業や中小企業(MSME)に加え、国民(特に十分なサービスを受けていない国民及び銀行口座を持たない国民)に、金融サービスへのアクセスを拡大することが可能になる。

財務省(MoF)は、Rytバンクとして営業するワイ・ティー・エル・デジタル・バンク・バーハッドに対するデジタル銀行免許の発行を承認した。同行は2024年12月20日に営業を開始する。

Rytバンクは、株主であるワイ・ティー・エル・デジタル・キャピタル・センドリアン・バーハッド及びシー・リミテッドの支援を受ける。同行は、人工知能の力を活用して比類のない顧客体験を提供することで、顧客の財務目標達成を支援するとともに、有意義で包括的な金融サービスの提供を目指す。

 

当グループは、当グループの事業が本質的に不可欠なものであるため、当グループの事業セグメントの業績が堅調に推移していくものと予想しており、関連するリスクとすべての事業セグメントに係る影響を引き続き注視していく。

 

B5 利益予測

当グループは、当四半期会計期間において、利益予測又は利益保証を公表していない。

 

B6 当期利益

 

(単位:千マレーシア・リンギット)

 

 

2024年12月31日

に終了した

当四半期会計期間

 

2024年12月31日

に終了した

当四半期累計期間

当期利益に影響する費用/(収益):

 

 

 

 

投資不動産の公正価値の調整額

 

22,594

 

22,628

無形資産の減損に対する引当金

 

 

5,407

棚卸資産の評価減に対する引当金

 

4,543

 

4,953

債権の減損に対する引当金-戻入後

 

14,676

 

34,426

契約コストの償却

 

732

 

1,414

繰延収益の償却

 

(4,736)

 

(9,575)

交付金及び拠出金の償却

 

(615)

 

(1,242)

無形資産の償却

 

21,618

 

39,771

サービス委譲契約に係る資産の償却

 

104,242

 

212,165

貸倒損失

 

1,077

 

5,293

有形固定資産の減価償却費

 

437,659

 

898,154

使用権資産の減価償却費

 

61,723

 

118,977

受取配当金

 

(1,442)

 

(2,637)

金融資産の公正価値の変動

 

2,056

 

1,456

デリバティブの公正価値に係る利得

 

4,399

 

(1,950)

為替差(益)/損

 

(151,886)

 

129,071

支払利息

 

615,086

 

1,216,247

受取利息

 

(47,112)

 

(98,539)

投資有価証券売却益純額

 

(590)

 

(1,828)

有形固定資産処分益純額

 

(8,700)

 

(14,241)

有形固定資産評価損

 

4,348

 

15,850

 

 

B7 法人税等

法人税等の内訳は、以下の通りである。

 

(単位:千マレーシア・リンギット)

 

 

2024年12月31日

に終了した

当四半期会計期間

 

2024年12月31日

に終了した

当四半期累計期間

当期に関する

 

 

 

 

 -法人所得税

 

245,838

 

487,880

 -繰延税金

 

31,425

 

38,556

 

 

277,263

 

526,436

 

 

当グループの実効税率がマレーシアの法定所得税率より高いのは、主に税務上損金算入できない特定の費用によるもので、当グループが事業を行っている特定の管轄区域における低い税率が適用される所得により、一部相殺された。

 

B8 当グループにおける計画

公表されているが完了していない計画

本報告書日現在、以下を除き、当社が公表しているが完了していない計画はなかった。

a)  2024年7月23日、当社は、当社の子会社であるワイ・ティー・エル・セメント・バーハッド(以下「YTLセメント」という)が、NSLリミテッド(以下「NSL」という)の普通株式303,484,453株(NSLの約81.24%の株式持分に相当)を現金対価総額227,613,339.75シンガポール・ドル(792,322,036マレーシア・リンギットに相当)で取得する株式売買契約(以下「本買収案」という)を98ホールディングス・プライベート・リミテッドと締結したことを発表した。本買収案は2024年10月1日に完了し、これにより、「シンガポール買収及び合併規約」及び「2001年シンガポール証券先物法」に従い、無条件の現金による強制的買付けが開始された(以下「MO」という)。MOは2024年11月8日に終了し、YTLセメント及びその関係者はNSLの約91.02%の株式持分を保有している。

 1967年シンガポール会社法第215(3)条の要求事項により、MOに応じなかったNSLの残りの株式保有者は、通知発送日から3ヶ月以内に当該通知に基づき、YTLセメントに当該株式の取得を要求する権利を行使することができる(以下「S215(3)条の権利」という)。当該S215(3)条の権利は2025年3月5日に失効する。

 

b)  2025年1月23日、当社及び当社の子会社であるワイ・ティー・エル・パワー・インターナショナル・バーハッドは、後日決定及び発表される権利確定日において保有する既存の普通株式5株につき新株予約権1個の割合で、それぞれ最大2,266,940,078個及び1,674,034,461個の新株予約権の無償割当を実施する提案を発表した。本提案は、必要な承認が得られることを待っている。

 

B9 当グループの借入金及び負債証券

2024年12月31日現在、当グループの借入金及び負債証券は以下の通りである。

 

(単位:千マレーシア・リンギット)

 

 

担保付

 

無担保

 

合計

流動

 

 

 

 

 

 

銀行引受手形及びトレード・ファシリティ

 

 

34,527

 

34,527

当座借越

 

5,609

 

74,277

 

79,886

ハイヤー・パーチェス・クレディター

 

1,546

 

 

1,546

リボルビング信用枠

 

107,500

 

3,924,854

 

4,032,354

ターム・ローン

 

63,290

 

2,370,446

 

2,433,736

社債

 

108,936

 

100,000

 

208,936

 

 

286,881

 

6,504,104

 

6,790,985

非流動

 

 

 

 

 

 

無担保転換社債

 

 

7,059

 

7,059

ハイヤー・パーチェス・クレディター

 

3,986

 

 

3,986

リボルビング信用枠

 

 

2,823,862

 

2,823,862

ターム・ローン

 

3,972,041

 

4,177,975

 

8,150,016

社債

 

704,622

 

30,042,667

 

30,747,289

 

 

4,680,649

 

37,051,563

 

41,732,212

 

 

 

 

 

 

 

借入金合計

 

4,967,530

 

43,555,667

 

48,523,197

 

 

上記に含まれている外貨建借入金は以下の通りである。

 

 

 

外貨

 

マレーシア・リンギット

換算額

 

 

(単位:千)

 

(単位:千)

米ドル

 

467,833

 

2,091,214

シンガポール・ドル

 

945,608

 

3,107,268

英ポンド

 

3,450,542

 

19,359,266

日本円

 

19,686,119

 

562,472

タイ・バーツ

 

1,819,349

 

237,445

オーストラリア・ドル

 

496,349

 

1,378,460

ユーロ

 

1,354

 

6,300

 

 

 

 

26,742,425

 

 

当社によって保証されている子会社による借入金275.6百万マレーシア・リンギット、220.0百万米ドル、44.7百万シンガポール・ドル、83.4百万英ポンド、90億円及び0.5百万ユーロ(合計2,132.9百万マレーシア・リンギット換算額)を除いて、子会社の借入金はすべて当社に対する償還請求権はない。

 

B10 デリバティブ金融商品、金融負債の公正価値の変動

(a)デリバティブ金融商品

2024年12月31日現在、当グループにおける未決済のデリバティブは以下の通りである。

 

(単位:千マレーシア・リンギット)

デリバティブの種類

 

契約上の名目元本

 

公正価値

燃料油スワップ

 

 

 

 

 -1年未満

 

1,798,585

 

(64,606)

 -1年から3年

 

343,243

 

(17,962)

 -3年超

 

4,696

 

(260)

為替先渡取引

 

 

 

 

 -1年未満

 

1,627,222

 

34,487

 -1年から3年

 

465,432

 

7,201

 -3年超

 

8,217

 

168

 

 

当グループは、将来の様々な日に発生することが予想される、蓋然性の高い燃料の購入予定取引をヘッジする目的で燃料スワップを締結した。燃料スワップは、これらの取引の予想発生時期に合わせた満期日を設定している。

当グループは、将来の様々な日に発生することが予想される、蓋然性の高い外貨建予定取引をヘッジする目的で為替先渡取引を締結した。為替先渡取引は、これらの取引の予想発生時期に合わせた満期日を設定している。

すべてのデリバティブ金融商品は、当グループの信用リスクのエクスポージャーを制限する目的で信用力のある相手先との間で実行される。

 

(b)金融負債の公正価値の変動

2024年12月31日に終了した当四半期会計期間及び四半期累計期間における金融負債の公正価値の変動による(損失)/利得は以下の通りである。

 

(単位:千マレーシア・リンギット)

金融負債の種類

公正価値測定の

基準

(損失)/利得の理由

公正価値の変動による(損失)/利得

2024年12月31日

に終了した

当四半期会計期間

2024年12月31日

に終了した

当四半期累計期間

為替先渡取引

契約レートと先渡相場レートとの為替レート差

契約レートと先渡相場レートとの為替レート差が当グループに対し(不利)/有利に変動した。

(4,384)

1,968

 

 

合計

(4,384)

1,968

 

 

B11 重要な訴訟

本報告書日現在、直近の年次財政状態計算書日以降において重要な訴訟はなかった。

 

B12 配当金

当四半期会計期間において、宣言された配当金はない。

 

B13 1株当たり利益

(i) 基本的1株当たり利益

当グル-プの基本的1株当たり利益は、以下の通りに親会社の所有者に帰属する当四半期会計期間及び当四半期累計期間の純利益を当四半期会計期間及び当四半期累計期間の期中加重平均発行済普通株式数で除して計算されている。

 



 

2024年12月31日に終了した

当四半期

会計期間

 

2023年12月31日に終了した

前年同四半期

会計期間

 

2024年12月31日に終了した

6ヶ月間

(累計)

 

2023年12月31日に終了した

6ヶ月間

(累計)

親会社の所有者に帰属する利益(千マレ-シア・リンギット)

580,008

 

589,215

 

913,721

 

1,110,941

加重平均普通株式数(千株)

11,029,169

 

10,964,288

 

11,025,662

 

10,964,188

基本的1株当たり利益(セン)

5.26

 

5.37

 

8.29

 

10.13

 

 

(ⅱ) 希薄化後1株当たり利益

当グル-プの希薄化後1株当たり利益は、以下の通りに親会社の所有者に帰属する当四半期会計期間及び当四半期累計期間の純利益を当四半期会計期間及び当四半期累計期間の期中加重平均発行済普通株式数で除して計算されている。

 

 

2024年12月31日に終了した

当四半期

会計期間

 

2023年12月31日に終了した

前年同四半期

会計期間

 

2024年12月31日に終了した

6ヶ月間

(累計)

 

2023年12月31日に終了した

6ヶ月間

(累計)

親会社の所有者に帰属する利益(千マレ-シア・リンギット)

580,008

 

589,215

 

913,721

 

1,110,941

調整後加重平均普通株式数
-希薄化後(千株)

 

 

 

 

 

 

 

加重平均普通株式数-基本的

11,029,169

 

10,964,288

 

11,025,662

 

10,964,188

未行使の従業員株式オプション制度の影響

182,027

 

214,029

 

191,377

 

205,130

 

11,211,196

 

11,178,317

 

11,217,039

 

11,169,318

希薄化後1株当たり利益(セン)

5.17

 

5.27

 

8.15

 

9.95

 

 

未行使のESOS(従業員株式オプション制度)がすべて行使された場合に受け取る見込みの現金合計は、117.8百万マレ-シア・リンギットである。よって、プロフォ-マ・ベ-スの純資産は117.8百万マレ-シア・リンギット増加し、1株当たり純資産は0.01マレ-シア・リンギットの減少となる。希薄化後1株当たり利益、純資産及び1株当たり純資産の計算において、現金受取額に関して計上された利益はない。

 

 

 

 

 

 

 

 

取締役会の命により

ホ-・セイ・ケン

秘書役

 

クアラルンプ-ル

日付:2025年2月20日