当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは、いかなる経営環境においても揺るぎない経営基盤を構築するとともに、お客様満足度の高い製品・サービスの提供により、地域並びにお客様とともに成長していくことを経営の基本方針としております。
(2)経営環境
当社グループが取り扱っている製品は、主に住宅の水回りに関連した上水道・下水道の整備に用いられることから、業績は新設住宅着工戸数の動向による影響を大きく受けます。少子高齢化の進展に伴い人口が減少するなか、政府による住宅取得支援策や低金利の継続が住宅購入層の需要を一定程度下支えしている状況にはありますが、建築資材価格や人件費上昇による住宅価格の高騰、将来的な金利上昇リスクの顕在化などから、市場の縮小が懸念される状況にあるなど、当社グループを取り巻く経営環境は厳しい状況にあります。
(3)中長期的な会社の経営戦略と対処すべき課題
上記のような経営環境を踏まえ、当社グループは2024年5月14日に2024年度から2026年度までの3か年を対象とする中期経営計画「SHIFT 2026」を公表いたしました。当中期経営計画については、前中期経営計画「Look Forward 2023」からの継続課題を含め、当社の経営課題に向き合いつつ、今後確かな成長軌道を描いていくための「成長基盤の確立期」と位置付けており、その達成に向けた4つの基本方針「グループ収益力の強化/新たな企業価値の創出」「収益基盤の強化」「戦略的成長投資の実行と資本効率の向上」「サステナビリティ経営の推進」とこれらを実現するための重点戦略を掲げております。基本方針に基づいた以下の重点戦略を着実に実行することで、持続的な成長と企業価値の向上を図ってまいります。
中期経営計画「SHIFT 2026」最終年度の数値目標は、売上高260億円、営業利益25億円、経常利益27億50百万円、親会社株主に帰属する当期純利益18億円の達成としております。
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)ガバナンス
サステナビリティへの取組を進めるため、気候関連リスク、人的資本に関する事項等、サステナビリティ課題の評価と対策に責任を有するサステナビリティ委員会を設置しています。当委員会は、代表取締役社長を委員長とし、サステナビリティ活動方針の策定や各種取組の目標設定、KPIの進捗状況の確認を行っております。
各事業部に配置されるサステナビリティ推進チームの活動状況については、当委員会を通じて取締役会が報告を受け、監督する体制を採用しております。
(2)戦略
TCFD提言に基づき、気候変動関連のリスクと機会の把握を目的にシナリオ分析を行いました。シナリオ分析では、国際エネルギー機関(IEA)等の科学的根拠等に基づき1.5℃シナリオと4℃シナリオを定義し、2030年時点で事業に影響を及ぼす可能性がある気候関連のリスクと機会の重要性を評価しました。
リスク機会一覧及び物理拠点リスク等を踏まえ、影響範囲が大きい項目として、以下3つを抽出しております。
1.低炭素製品開発の技術リスク及び機会 1.5℃
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詳細 |
対応策 |
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≪想定される環境≫ ・日本の住宅メーカーや建設会社が事業を通じて環境負荷低減の取組を進めている ・建設業界は原料調達(カテゴリ1)及びカテゴリ11の割合が大きい特徴があり、管工機材は住宅メーカーや建設会社のカテゴリ1に該当 ・脱炭素の機運が高まる中、カテゴリ1削減のために低炭素の管工機材の需要が高まることが想定される
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管工機材の低炭素化の開発を検討・着手する
≪リスクの低減≫ ・低炭素の素材への切り替え ・エネルギー由来の低炭素化 (再エネの使用、エネルギー使用量の削減) |
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≪課題≫ ・低炭素化(代替素材の使用等)の技術開発が課題 ・一方で、製品の低炭素化が実現した場合、事業機会の拡大が見込める |
≪機会の獲得≫ ・上記の取組をCFP(製品ごとのライフサイクルCO2排出量)として数値化し、顧客に訴求 ・鉄製と比較し、長期間使用できるため新規生産によるCO2排出抑制できることを訴求 |
2.原油価格変動の市場リスク 4℃
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詳細 |
対応策 |
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≪想定される環境≫ ・1.5℃シナリオでは、脱炭素機運の高まりにより原油価格の下落が見込まれるが、4℃シナリオでは原油需要の高まりにより、原油価格の高騰が予測されている ・原油価格の変動により、石油由来の資材価格も変動することが想定される
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原油由来の購入資材の割合を低減する
≪リスクの低減≫ ・低炭素の素材への切り替え、配合比率の変更 ・原油由来の原材料の使用量削減 ・エネルギー由来の低炭素化 (再エネの使用、エネルギー使用量の削減) |
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≪課題≫ ・原油価格の変動による、コスト変動リスクが課題 |
3.異常気象によるサプライチェーンの寸断や事業の中断の物理的リスク 1.5℃、4℃
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詳細 |
対応策 |
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≪想定される環境≫ 今後気温上昇が続くことが想定され、1.5℃、4℃シナリオのいずれの場合でも極端な大雨のリスクが高まる。その結果、本社拠点やサプライチェーン上で洪水リスクが高まる
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熊谷第二工場の浸水対策・本社機能のバックアップをする ・原材料調達先の分散化
<工場> ・浸水壁、堤防、土嚢や止水板などの浸水対策 ・在庫・重要設備の高所配置 ・電源のバックアップ ・生産拠点のバックアップ ・製品在庫保管場所の分散
<本社> ・本社機能のバックアップ (本社でしかできない業務がある場合)
<原料調達先> ・原材料調達先の分散化(企業、国、エリア等) |
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≪課題≫ ・熊谷第二工場(0.3~3m)、本社(2F, 0.5~3m)、が浸水した場合に備え、事業への影響を最小限に抑えることが課題 ・サプライヤーが被災した場合であっても、安定した原材料調達が課題 |
また、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針は、従業員の多様性を確保することが当社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に資するとの考え方を基本としております。
2026年度を最終年度とする3か年中期経営計画「SHIFT 2026」におきましては、サステナビリティ経営実現のためのマテリアリティの一つとして、「多様な働き方の推進」を選定し、従業員エンゲージメントの向上と、障がい者雇用率、男性育休取得率、女性管理職比率の定量目標達成を目指しております。
当社はこれまでも育児のための勤務軽減となる対象者の拡大及び多様な勤務体系の導入に取り組んでまいりましたが、2024年9月に子育てサポート企業として「くるみん認定」を受けました。また、男性の育児休業(産後パパ育休)について、社内イントラに掲示するなど周知を図っております。
障がい者の雇用につきましては、一般就業にハードルのある方も働ける農場(なないろ農園)の運営を継続するとともに、個々の能力や特性に応じて、障がいの無い方と同じ職場で働いていただく方の雇用にも積極的に取り組んでおります。
また、働きやすい雇用環境整備の一環として、現在一部の部署部門に適用しておりますフレックスタイム制度の拡大を図るべく調整を進めております。
上記に加え、当社は従業員のキャリア形成を効果的に促すため、会社における教育及び研修に加え、従業員個人の志向に合わせた自己啓発支援制度など多様な教育体制を整え、従業員一人一人の価値向上に取り組んでおります。
(3)リスク管理
サステナビリティマネジメント体制構築のため、サステナビリティ課題を検討する横断的な組織として、サステナビリティ委員会を設置しております。サステナブルな課題に関するリスクは、内部統制委員会と連携しながら、サステナビリティ委員会で識別されます。識別されたリスクは、サステナビリティ委員会及び内部統制委員会で協議され、取締役会にて協議・承認されます。
影響度が大きいと判断したリスクについてはサステナビリティ推進室及び推進チームを中心に各本部・部署と連携し、リスクの対応を行い、サステナビリティ委員会及び取締役会にて対応状況をモニタリングします。
(4)指標及び目標
上記「(2)戦略」において記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。当該指標に関して、中期経営計画「SHIFT 2026」において定めた目標及び実績は、次のとおりであります。
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指標 |
2025年3月期(目標) |
2025年3月期(実績) |
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20.0% |
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2.5% |
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65.0% |
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「SHIFT 2026」の2年目(2026年3月期)における目標は以下のとおりです。
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指標 |
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女性従業員比率 |
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障がい者雇用率 |
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有給休暇取得率 |
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※上記比率算出にあたっては、準社員・パートタイマー及び嘱託社員を含んでおります。
なお、気候変動関連リスク機会の評価指標として、温室効果ガス排出量の算定を行なっております。温室効果ガス排出量の削減目標については、2030年度に2022年度の基準排出量からScope1,2は42%、Scope3は25%の削減を設定しております。本目標は、2024年11月にSBTi (Science Based Targets initiative) からSBTの認定を取得しました。
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
①新設住宅着工戸数の動向について
当社グループが取り扱う製品群は、主に住宅の水回りに関連した上水道・下水道の整備に用いられることから、公共政策の影響を受けやすい新設住宅着工戸数の動向によって、当社グループの売上高及び営業利益に影響を及ぼす可能性があります。
②原材料市況の動向について
当社グループでは、原材料価格高騰などによる原価の上昇を販売価格へ十分に転嫁できない場合、当社グループの営業利益に影響を及ぼす可能性があります。
③競合について
当社グループが取り扱っている製品の一部は規格の定められた汎用品であり、品質面での差別化が難しく、競合他社との販売価格競争が激しくなる傾向があります。販売価格に値下げ圧力が生じた場合は、当社グループの売上高及び営業利益に影響を及ぼす可能性があります。
④大規模災害による影響について
当社グループの生産拠点である工場で大規模災害が発生した場合は、製品の生産に支障が生じ、当社グループの売上高及び営業利益に影響を及ぼす可能性があります。
⑤パンデミックの発生や地政学リスクの影響について
感染症等の感染拡大や海外情勢の悪化などにより、住宅工事の停滞や新設住宅着工戸数の減少等が生じた場合は、当社グループの売上高及び営業利益に影響を及ぼす可能性があります。
⑥人材の確保について
人口の減少に伴う労働力不足により、人材の確保が困難になった場合は、技術・知識の承継に必要な人材が確保できないなど、生産性の低下、採用コストの増加が生じる可能性があり、当社グループの営業利益に影響を及ぼす可能性があります。
⑦サステナブルな社会の実現に向けた対応について
SDGs、脱炭素化社会への意識の高まりに伴い、これらへの対応に遅れが生じた場合には、当社グループの社会的評価が低下する可能性があり、ビジネス機会が減少することが想定され、当社グループの売上高及び営業利益に影響を及ぼす可能性があります。
⑧法的規制について
当社グループで取り扱っている硬質塩化ビニル管、給排水用の継手及び器具類は「水道法」「下水道法」、水処理システム等の工事については「建設業法」の規制を受けており、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づく住宅性能表示制度では、住宅の水回り関連の製品が性能評価の対象となっております。
これらの関連法令が強化されることにより、新たな技術や生産設備の導入が必要となることがあり、一方、規制が緩和されるような場合は、市場への新規参入が容易になり競争が高まることが考えられますので、これら法的規制の動向により、当社グループの売上高及び営業利益に影響を及ぼす可能性があります。
1 経営成績等の状況の概要
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の高まりによって、緩やかながら回復基調で推移いたしました。一方、円安を主因とした物価上昇に伴い実質賃金のマイナスが継続している状況にくわえ、国内外の金融政策や為替変動、米国の通商政策の動向が及ぼす影響などについても注視する必要があり、国内経済の先行きは、依然として不透明な状況にあります。
当社グループが関連する上水道・下水道業界及び住宅機器関連業界につきましては、政府による住宅取得支援策や低金利の継続が住宅購入層の需要を一定程度下支えしている状況にはありますが、住宅価格の高騰や日銀による金融政策転換に伴う政策金利のさらなる上昇懸念などから、住宅購入層の意欲の減退が顕著となっており、当社業績への影響が大きい戸建て住宅の新設住宅着工戸数は、引き続き減少して推移するなど、厳しい経営環境にあります。
こうした経営環境等を踏まえ、当社グループは2024年5月14日に2024年度から2026年度までの3か年を対象とした中期経営計画「SHIFT 2026」を公表いたしました。当中期経営計画については、Look Forward 2023からの継続課題を含め、当社の経営課題に向き合いつつ、今後確かな成長軌道を描いていくための「成長基盤の確立期」と位置付けており、その達成に向けた4つの基本方針「グループ収益力の強化/新たな企業価値の創出」「収益基盤の強化」「戦略的成長投資の実行と資本効率の向上」「サステナビリティ経営の推進」とこれらを実現するための重点戦略を掲げており、基本方針に基づいた重点戦略を着実に実行することで、持続的な成長と企業価値の向上を図ってまいります。
当連結会計年度における業績につきましては、戸建て住宅の新設着工戸数が前年割れする厳しい状況のなか、価格改定の実施や「SHIFT 2026」で掲げた各施策の実行により、グループ収益力の強化に努めたことにくわえ、政策保有株式の売却に伴う特別利益の発生などから、前期を上回る結果となりました。
この結果、売上高は241億66百万円(前期比1.0%増)、営業利益21億64百万円(同22.1%増)、経常利益25億7百万円(同21.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益17億14百万円(同25.9%増)となりました。
各セグメントの業績は、次のとおりであります。
①管工機材
管工機材セグメントにつきましては、重点販売製品として位置付けているビル設備分野、エクステリア分野、災害分野の各製品の拡販と主力製品群の売上確保に引き続き努めてまいりました。重点販売製品については、主要都市を中心とした大規模な総合展示場への出展などを通して、新たな需要の掘り起こしに注力したこともあり堅調に推移した他、主力製品群においても、原材料価格高騰による影響を軽減すべく実施した価格改定の効果や利益率の高い製品群の販売を戦略的に実行したことによって、業績は前期を上回る結果となりました。
以上により、売上高は217億56百万円(前期比0.5%増)、セグメント利益19億82百万円(同13.8%増)となりました。
②水・環境エンジニアリング
水・環境エンジニアリングセグメントにつきましては、お客様の「業務の効率化」と「環境保護」を目的とした多様な水処理システムの提案・施工を行うとともに、給排水衛生設備や農業用灌漑排水のポンププラントをはじめとした各種工事に至るまで、幅広い分野の施工を行ってまいりました。
民需・官需の工事案件とも、年間を通して安定した案件形成を行うことができたことにくわえ、同セグメント内での人材・技術交流を推進したことによって、技術者の確保と効率的な受注が実現したことなどから、業績は前期を上回る結果となりました。
以上により、売上高は14億74百万円(前期比18.0%増)、セグメント利益1億64百万円(同576.5%増)となりました。
③各種プラスチック成形
各種プラスチック成形セグメントにつきましては、収益性を重視した経営の推進を図るため、不採算案件からの撤退や省力化、自動化による固定費削減に努めてまいりました。また、これらの取組と並行して新たな収益源を創出するため、自社ブランド製品の販売・新規事業への挑戦を果敢に行ってまいりました。その結果、売上面では前期を下回ったものの利益面では改善いたしました。
以上により、売上高は11億5百万円(前期比8.3%減)、セグメント利益31百万円(同24.3%増)となりました。
(2)財政状態の状況
当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末に比べ5億48百万円増加し、499億1百万円となりました。これは主として、投資有価証券として保有している株式の株価上昇により3億65百万円増加したこと等によるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ5億44百万円減少し、83億88百万円となりました。これは主として、下請法対応による支払サイト短縮化の影響等で仕入債務が2億29百万円減少したこと等によるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ10億92百万円増加し、415億13百万円となりました。これは主として、投資有価証券の株価上昇に伴うその他有価証券評価差額金の増加1億45百万円や親会社株主に帰属する当期純利益等による利益剰余金の増加8億92百万円等によるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は118億5百万円となり、前連結会計年度末と比べ5億64百万円の増加となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、18億74百万円の収入となりました(前連結会計年度は26億15百万円の収入)。これは主に、税金等調整前当期純利益26億19百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、4億59百万円の支出となりました(前連結会計年度は7億61百万円の支出)。これは主に、有形固定資産の取得による支出8億6百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、8億50百万円の支出となりました(前連結会計年度は8億12百万円の支出)。これは主に、配当金の支払額8億20百万円等によるものであります。
2 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
(1)重要な会計方針及び重要な会計上の見積り並びに当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。
重要な会計方針及び連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り並びに当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)及び(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
(2)当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
「1 経営成績等の状況の概要 (1)経営成績の状況」に記載しております。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
①キャッシュ・フローの状況
「1 経営成績等の状況の概要 (3)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
②契約債務
2025年3月31日現在の契約債務の概要は以下のとおりであります。
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年度別要支払額(百万円) |
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契約債務 |
合計 |
1年以内 |
1年超3年以内 |
3年超5年以内 |
5年超 |
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短期借入金 |
330 |
330 |
- |
- |
- |
③資金需要
当社グループの資金需要の主なものは、製品製造のための原材料等の購入費、製造経費の他、販売費及び一般管理費等の運転資金需要であります。
中期経営計画「SHIFT 2026」においては、財務の健全性を維持しながら成長投資に優先的に資金を投下することで、収益力の強化・資本効率の向上を図ることとしており、戦略・成長投資、金型・機械設備の維持更新及び株主還元に配分してまいります。
3 生産、受注及び販売の実績
(1)生産実績
イ 生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
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セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) |
前年同期比(%) |
|
管工機材 (百万円) |
21,627 |
99.8 |
|
水・環境エンジニアリング(百万円) |
1,065 |
129.1 |
|
各種プラスチック成形(百万円) |
1,141 |
95.2 |
|
合計 (百万円) |
23,834 |
100.6 |
(注)金額は販売価格により記載しております。
ロ 商品仕入実績
当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) |
前年同期比(%) |
|
管工機材 (百万円) |
592 |
114.7 |
|
水・環境エンジニアリング(百万円) |
2 |
109.9 |
|
各種プラスチック成形(百万円) |
47 |
65.3 |
|
合計 (百万円) |
642 |
108.6 |
(注)金額は仕入価格により記載しております。
(2)受注実績
当社グループの主要製品は大部分が見込生産でありますが、一部(水・環境エンジニアリング及びプラスチック成形)については、受注生産を行っております。
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セグメント別 |
当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) |
前年同期比(%) |
|
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水・環境エンジニアリング |
受注高 (百万円) |
1,977 |
225.3 |
|
受注残高(百万円) |
1,261 |
361.0 |
|
|
各種プラスチック成形 |
受注高 (百万円) |
964 |
94.3 |
|
受注残高(百万円) |
85 |
78.8 |
|
(注)1 セグメント間の取引については相殺消去しております。
2 金額は販売価格により記載しております。
(3)販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) |
前年同期比(%) |
|
管工機材 (百万円) |
21,739 |
100.5 |
|
水・環境エンジニアリング(百万円) |
1,474 |
118.0 |
|
各種プラスチック成形(百万円) |
951 |
90.8 |
|
合計 (百万円) |
24,166 |
101.0 |
(注)1 セグメント間の取引については相殺消去しております。
2 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおり
であります。
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相手先 |
前連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) |
当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) |
||
|
金額(百万円) |
割合(%) |
金額(百万円) |
割合(%) |
|
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渡辺パイプ株式会社 |
3,066 |
12.82 |
3,157 |
13.07 |
該当事項はありません。
研究開発活動は、合成樹脂の成形性改善や基本物性の改良に関する研究と、製品作りに関連する新たな成形技術の確立など総合的観点からの新技術開発をテーマとして、継続的に取り組んでおります。上水道・下水道関連製品を軸にお客様の目線に立った製品の開発・改良を継続しつつ、既存事業・既存製品の拡充として災害分野製品、特に豪雨災害を防止・軽減する豪雨対策製品のさらなる開発にも取り組んでおります。
当連結会計年度につきましては、既存事業・既存製品の拡充としてビル設備分野製品では集合住宅における排水通気に対応可能な製品「ビニコア®」と共に使用される「伸頂通気管保護カバー」の開発、下水道関連製品ではマンホール内壁面に固定可能な省スペース対応製品「スリム内副管」の製品拡充を行いました。また、エクステリア分野製品では「MELS®」製品として「ガーデンシンク」を開発し、災害分野製品では大雨・ゲリラ豪雨による被害に耐え得る製品の開発を行いました。さらに、産学官連携への取組として水道スマートメーターの普及に向けた製品や下水道の改修を目的とした関連製品の拡充を行い、新規事業・新規市場の開拓としては生分解性樹脂やバイオマスの開発を行いました。
以上により、当連結会計年度における研究開発費の総額は