第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当中間会計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。  
 

継続企業の前提に関する重要事象等について

活発な市場が存在しない暗号資産に関し、前事業年度40百万円の評価損を計上した結果、重要な営業損失が発生しましたが、前事業年度において関連するすべての暗号資産を備忘価額まで評価減したため、当事業年度の評価損の計上はありません。

しかし、2期連続、営業損失及びマイナスの営業キャッシュ・フローが発生しており、この状況により、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。
 この、営業損失が解消しない状況を踏まえ、以下の対応策を実施しております。
 前事業年度の下期から大幅なコスト削減を推進し、年換算で約90百万円の削減を達成しました。また、収益性の向上を図るため、IRコンサルティングサービス分野へ経営資源を集中的に配分し、前事業年度の下期から年間約100件のペースで新規顧客を獲得しております。
 当事業年度は、前事業年度のコスト実績より約60百万円の削減を予定し、IRコンサルティングサービス分野への継続的な注力により、業績の改善が見込まれます。
 また、当中間会計期間末時点で現金及び預金(定期預金を除く)142百万円を保有しており、財務面の安全性は十分に確保されているものと判断しており、これらの状況を総合的に勘案し、継続企業の前提に関する重要な不確実性はないと認識しております。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものであります。

第31期中間会計期間及び第31期における数値については、2025年8月8日付で四半期報告書の訂正報告書を提出しており、過年度遡及修正における訂正後の数値を記載しております。

 

(1) 経営成績の状況

当中間会計期間(自2025年1月1日2025年6月30日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の持ち直しやインバウンド需要の継続的な回復を背景に、緩やかな回復基調が続いております。一方で、円安の進行や物価上昇の影響、また地政学リスクや金融政策の先行き不透明感などから、依然として慎重な見通しが求められる状況にあります。

米国経済については、インフレ動向や金利の先高観への警戒感は残るものの、企業業績の底堅さやAI関連を中心とした成長期待を背景に、米国株式市場は期中を通じて総じて堅調に推移し、2025年6月末にかけては主要指数が再び高値圏に迫る場面も見られました。日本の株式市場においても、円安による輸出関連企業の収益改善期待や、企業の資本効率向上に対する投資家の注目が高まり、海外投資家の資金流入を支えに高値圏での推移となりました。

また、暗号資産市場は引き続き上昇基調を維持しており、ビットコインは史上最高値を更新する場面も見られました。暗号資産は、今後、送金・決済手段にとどまらず、メタバースやゲーム、コミュニティなど多様な領域における価値交換手段としての活用が進展し、その存在感を一段と高めていくと考えられます。

このようなマクロ経済環境のもと、当社は2025年3月27日付「事業計画及び成長可能性に関する事項」において述べているように、IRコンサルティング事業の拡大を中心に持続的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。

 

この結果、当中間会計期間の売上高は383百万円(前年同期は394百万円の売上高)、売上原価は170百万円(前年同期は199百万円の売上原価)、売上総利益は212百万円(前年同期は194百万円の売上総利益)となりました。販売費及び一般管理費は、248百万円(前年同期は284百万円の販売費及び一般管理費)となり、営業損失は35百万円(前年同期は90百万円の営業損失)となりました。

経常損失は34百万円(前年同期は88百万円の経常損失)となり、当中間会計期間の中間純損失は50百万円(前年同期は101百万円の中間純利益)となりました。

 

なお、当中間会計期間におけるセグメントごとの業績は、次のとおりであります。

① 情報サービス事業

金融・経済情報配信サービス分野におきましては、法人向けリアルタイムサービス及びアウトソーシングサービスの需要低迷により前期比で減少しております。この結果、売上高は123百万円(前年同期は138百万円の売上高)となりました。

一方、上場企業を対象としたIR支援及びIRコンサルティングサービス分野におきましては、IRを積極的におこなう企業ニーズを受けて、中核サービスであるスポンサー型アナリストレポート(フィスコ企業調査レポート)の新規受注が底堅く推移して、売上高は230百万円(前年同期は213百万円の売上高)となりました。

この結果、当中間会計期間の売上高は353百万円(前年同期は351百万円の売上高)となり、セグメント利益は106百万円(前年同期はセグメント利益は34百万円)となりました。

 

② 広告代理業

広告代理業分野では、新聞・雑誌のビジネス媒体による企業広告の定期出稿を中心に、媒体売上は概ね予定通り推移しました。制作売上におきましては、シリーズで定期的に提供する動画案件やイベント上映用動画等を着実に獲得するとともに、LPやアイコン制作等も含めたオンラインコンテンツ制作によりWebサイト関連の案件で成果を上げています。ポスター等販売促進用の紙媒体の受注に関してはコンペへの参加等もあったものの受注は減少傾向にあり、オンラインを通じたコンテンツサービス開発へのシフトを継続して図ってまいります。

従来より課題とされている獲得案件の小型化やスポット案件も含めた受注数の確保に対しては、小型でもコスト効率を重視した取り組みやスポット案件を起点に定期提供への転換に取り組んでまいります。

この結果、売上高は25百万円(前年同期は20百万円の売上高)となり、セグメント利益は2百万円(前年同期は4百万円のセグメント損失)となりました。

 

③ 暗号資産・ブロックチェーン事業

暗号資産・ブロックチェーン事業分野では、保有する暗号資産の売却益などにより、売上高は3百万円(前年同期は0百万円の売上高)となり、セグメント利益は3百万円(前年同期はセグメント損失は0百万円)となりました。

 

(2) 財政状態の概況

(資産)

中間会計期間末における総資産は、前事業年度末に比して252百万円増加し、2,033百万円となりました。これは、主に暗号資産の売却などにより、暗号資産が31百万円減少したこと、短期貸付金が22百万円減少したこと、及び保有する投資有価証券に係る株式評価差額金の計上等により、投資有価証券が343百万円増加したことなどによるものです。

 

(負債)

負債につきましては、前事業年度末に比して1百万円減少し、1,543百万円となりました。これは、未払金が5百万円増加したこと、契約負債が2百万円減少したこと、及び未払法人税等が1百万円減少したことなどによるものであります。

 

(純資産)

純資産につきましては、前事業年度末に比して253百万円増加し、490百万円となりました。これは、資本剰余金が530百万円減少したこと、利益剰余金が480百万円増加したこと、及びその他有価証券評価差額金が303百万円増加したことなどが主たる要因であります。

 

 

(3) キャッシュ・フローの状況

 当中間会計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」といいます。)は、前事業年度末に比して25百万円減少し、142百万円となりました。

なお、当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間会計期間における営業活動による資金は6百万円の減少(前年同期は33百万円の減少)となりました。これは主に、税引前中間純損失49百万円の計上及び暗号資産の減少31百万円による増加、売上債権の減少14百万円による増加、未払金の増加4百万円による増加によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間会計期間における投資活動による資金は18百万円の減少(前年同期は111百万円の増加)となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出が40百万円、短期貸付金の回収による収入22百万円があったこと等によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果、使用した資金はありません。(前年同期は100百万円の減少

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当中間会計期間において、当社が優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

当中間会計期間における研究開発活動に該当するものはありません。

 

(6) 業績予想などの将来予測情報に関する説明

2025年12月期の業績予想につきましては、2025年2月19日付の「2024年12月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)」で公表いたしました業績予想から変更ありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当中間会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。