当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは、「誠実と正直こそ信頼への近道」を経営の基本方針として、以下の事項を基本理念に掲げ、会社に関わるすべての人々に比類のない喜びと感動を与えるため、高品質な製品とサービスを世界へ提供してまいります。
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HONESTY ~ 誠実と正直こそ信頼への近道 ~
<私たちの約束>
① 私たちは、顧客を大切にします。 私たちは、製品・サービスの品質向上に努め、顧客と約束した品質と納期を確実に守るとともに、顧客の期待を上回る製品・サービスを生み出し続けます。
② 私たちは、従業員を大切にします。 私たちは、ミロクグループで働く従業員一人一人を大切な存在として尊重し、従業員が心理的かつ経済的幸せを感じられるように、働き甲斐のある環境と公平な制度を全力でつくります。
③ 私たちは、パートナー企業を大切にします。 私たちは、私たちの製品・サービスづくりに協力してくださるパートナー企業と、お互いがかけがえのない存在であり続けるために、強い信頼関係を築き、互いの繁栄を目指します。
④ 私たちは、地域社会を大切にします。 私たちは、会社の永続的な発展を通して地域における継続的な雇用創出に貢献するとともに、地域の環境保護に努めることで、地域社会と共存していきます。
⑤ 私たちは、株主を大切にします。 私たちは、株主にとって透明性のある経営を重視し、常に時代を先取りする製品・サービスの開発に果敢に挑戦することにより、会社の魅力を高め、健全な利益を生み出していきます。
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(2)経営環境
猟銃事業につきましては、トランプ政権による通商政策等、世界的に先行き不透明感があり、併せて個人消費の停滞感から、ブローニンググループからの受注は前期比で減少に転じていくものと予想されます。また、中東情勢の悪化等の影響による世界経済の減速や、終わりの見えない原材料価格の高騰等が懸念されるため、市場環境には十分留意してまいります。当社としましては、生産性の向上を図りつつ、品質管理体制の強化を目指し、OEM供給先であるブローニンググループとともに協調体制を強化していく所存です。
工作機械事業につきましては、加工部門を当事業の成長の核におくことを継続し、その営業活動を既存及び新規顧客に展開しつつ、機械部門及びツール部門への波及を図ってまいります。全体では2025年10月期をやや上回る利益水準で推移する見通しでありますが、自動車産業や半導体製造装置市場における商機を逃さぬよう、また新たな分野における需要開拓も含めて当事業の安定・強化を図ってまいります。
クラウドソリューション事業につきましては、設備保全業務効率化のためのクラウドシステム等の販売において、引き続き新規顧客獲得数を増加することを第一に鋭意営業活動に励んでまいります。
その他事業につきましては、主体である自動車関連事業は「クルマの電動化」等によって大変革の時代を迎えており、トヨタ自動車株式会社をはじめとしたカーメーカーの動向や事業パートナーである株式会社東海理化の方針を注視しながら、経営基盤の強化と新技術・新工法開発に取組むとともに、竹繊維複合材「BAMBOO+®」の安定生産に努めてまいります。
以上の結果、次期の通期連結業績につきましては、売上高12,200百万円(前期比2.5%減)、営業損失100百万円(前期は24百万円の損失)、経常利益60百万円(前期比71.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益610百万円(前期は2,525百万円の損失)を見込んでおります。なお、親会社株主に帰属する当期純利益が大幅に増加していますが、これは日章工場に関わる補助金を想定しております。
(3)中長期的な会社の経営戦略
当社は2018年度より、ミロクグループの長期ビジョンとして「主力三事業の強みを活かし、向上させ、かつ新たな事業を創出することで盤石の経営基盤を築き、今後も成長し続ける企業グループを目指す」を掲げ、その実現に向けたマイルストーンとして中期経営計画を策定しております。
「2026中期経営計画」としましては、当社製品の顧客からの要求に応えるため、生産工程の徹底した改善を通じて生産性を高めるとともに、各事業間の活発な交流による相乗効果により、当社の『ものづくり』体制を確立していくことを基本方針として推進してまいります。
猟銃事業につきましては、世界的な銃ブランドであるブローニンググループとの緊密なパートナーシップのもと、生産基盤の安定と事業の継続的成長を目指します。工作機械事業では、深穴明けというニッチな市場の数少ない総合ガンドリルメーカーとして、加工部門を収益の柱と位置づけ、顧客からの潜在ニーズと当社の強みであるハード・ソフト両面のノウハウを通じて事業の拡大・創出を目指します。クラウドソリューション事業では、引き続き新規顧客の獲得に邁進いたします。自動車関連事業では、自動車産業が大変革期にあるなか、部分加飾ハンドルで確実に利益を確保するべく経営基盤の強化を進めるとともに、ハンドル以外の製品への事業展開も視野に入れて、新技術・新工法開発と新事業・新領域へのチャレンジを進めてまいります。以上を通じて当社グループ全体で計画の達成に向けて邁進いたします。
持続可能なグループ企業を支える基盤としての「サステナビリティ」に関する当社の取組みとしましては、グループの持続的成長のため、従業員はじめステークホルダーとの厚みのある対話によりコミュニケーションの活性化を図るとともに、当社が求めるべき人財の獲得、育成、教育訓練の整備等を進めてまいります。また本格稼働が迫った日章新工場と老朽化している既存工場のBCP対策等を通じ、当社の持続可能性を高めてまいります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
セグメントごとの課題は次のとおりであります。
① 猟銃事業
猟銃事業につきましては、緊密なビジネスパートナーであるブローニンググループへ、確実な品質と納期で製品を納めることを第一の目標として実行していきます。主力の米国及び欧州市場は、トランプ政権の通商政策による関税の動向等、強い不透明感はありますが、長期的には一定の受注水準が保たれるものと思われます。
2026年2月に本格稼働する予定の日章新工場では、中長期的に生産能力の拡充を図ってまいりますが、併せて既存工場の再構築及びBCP対策等により、当社猟銃生産体制の全体最適化、安定化を推し進めます。また、主力二製品のフルモデルチェンジによる新製品の本格的な市場投入の第一段階が終了し、派生モデルの追加により新規顧客の獲得及び既存顧客の需要喚起を推進するとともに、顧客ニーズに対応したフレキシブルな供給体制の構築を実現し、売上拡大を目指します。さらに省人化を通じた工程の自動化やロボット化及びIT/IoTの活用と、運転資本の最適化を含めたあらゆる経費削減活動により、価格競争力の向上に努めてまいります。
2026年10月期以降は、2025年10月期末での固定資産の減損損失の計上により、今後の減価償却費負担が軽減されるため、その分会計上の利益が改善することになります。さらに2027年10月期以降は、生産性向上による製造原価率の改善とともに、日章新工場と既存工場による改善効果の上積みに努めます。併せて原材料価格の高騰等による製造原価の上昇分を販売価格に転嫁するべくブローニンググループと交渉をかさねてまいります。
② 工作機械事業
工作機械事業につきましては、半導体業界では、AIサーバに加えてオンデバイスAIのアプリケーション拡大に伴い半導体需要の拡大と高性能化が進み投資拡大が予想されます。FPD(フラットパネルディスプレイ)業界におきましては、IT製品搭載に向けたOLED(有機EL)の需要拡大及びタブレット・PC・スマートフォンへのOLED化が加速すると考えられ工場建設増加が期待されています。
このような環境のもと、販売戦略としましては当社の強みである総合ガンドリルメーカーとしての国内シェア及びそのブランド力を活かし、加工部門を核とした戦略で成長が予想される半導体やFPD市場の需要を取込み、全国4拠点の稼働率向上を目指し、また拠点の追加の可能性も模索してまいります。機械部門では対面による営業活動を推進し、新規顧客の獲得とエリアごとの営業戦略で売上増加を目指し、ツール部門では、顧客の要求に的確に応えることで販売促進につなげていきます。さらに全部門において原価低減を推し進めるとともに、人財育成による多能工化を推進してまいります。
③ クラウドソリューション事業
設備保全業務効率化のためのクラウドサービス等の販売において鋭意営業活動を展開し、新規顧客獲得に努めます。競合他社との優位性を明確にし、中長期的に当事業を安定させることに注力してまいります。
④ その他事業
その他事業の主体である自動車関連事業は、「クルマの電動化」等によって大変革の時代を迎えており、主力の加飾ハンドルの将来動向も不透明な状況下において、中長期的な事業の成長に向けて、新しい業務分野の取込みと、強みを活かした新規事業や新製品の開発に積極的に取組んでまいります。
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
当社は、企業として常に成長し継続的に発展をしていくために、持続可能なグループ企業を支える基盤として「サステナビリティ」に取組んでまいります。
当社グループとしましては、グループ各社で働く従業員一人ひとりが企業を支える大切な存在であると尊重し、人財の維持・充実を図ることや働きやすい環境を整えることが企業発展の礎になると考え、人的資本の活動に取組んでまいります。
また、環境保全や社会的問題への対応が求められているSDGs(持続可能な開発目標)に対しても、継続して取組んでまいります。
(1)ガバナンス
当社はサステナビリティ経営を全社で横断的に推進するため、2023年10月に取締役管理本部本部長を委員長とするサステナビリティ委員会を設置いたしました。サステナビリティ委員会は、定期的に各施策の確認・協議を行い、課題や活動内容を経営会議に報告しております。また、経営会議においては、サステナビリティ委員会からの報告に基づいて、サステナビリティ全般に関する対応方針、実行計画等について、審議・監督を行っております。
(2)戦略
人的資本に関する取組
常に変化し続ける社会環境や価値観の多様性に対して柔軟に対応し、持続的な成長を実現するには、従業員が高い知識と技能を習得、また、チームとして最大限のパフォーマンスを生み出すための社内環境整備が必要不可欠です。当社グループは、人財育成のために社会の変化に対応した教育プログラムやパフォーマンス向上のための制度設計に取組み、企業としての成長、企業価値の向上の実現に向けた活動を継続しております。
当社グループにおける人財育成及び社内環境整備に関する方針は、以下のとおりであります。
人財育成方針
当社グループは、求める人財像として5つの項目を掲げており、継続的に従業員の能力開発・育成を行っております。
当社グループが求める人財像
・積極性:会社発展に積極的に寄与できる人財
・創造力:仕事にやりがいを持った創造的な人財
・柔軟性:会社を取り巻く様々な変化に対応できる人財
・行動力:具体的に考え行動できる人財
・コミュニケーション能力:互いに協力してチームとしての最大のパフォーマンスを生み出せる人財
当社グループは中期経営計画に基づく中期人財戦略を策定、以下の取組を行ってまいります。
① 人財の確保に向けた取組
グループの持続的な発展のためには、当社グループが求める人財を継続的に確保することが不可欠であります。そのため人財採用においては、従来の採用手法に加え、新卒・中途採用に係る採用チャネルの拡大、学校との関係強化等に努めています。また、採用イベントのみならず地域交流型イベントへの関係会社共同での出展など、多くの人に対し当社グループの魅力を知っていただくことで、採用活動を展開しております。
今後は、さらに地域社会に対する繋がりの強化に加え、広くグループの様々な情報を積極的に発信していくことで、採用力の強化を図ってまいります。
② 人財の育成に向けた取組
当社グループでは、従業員一人ひとりの強みを最大限に引き出すため、従来から行われてきた職場での経験を主としたOJTに加え、各子会社で必要とされる専門知識習得のための研修、グループ合同での新入社員研修、また売上高の90%以上をブローニンググループ向けに販売している猟銃事業においては、実践的な英語力向上のための選抜型英語研修など、Off-JTを中心とした課題別・階層別教育訓練や部門別教育訓練に取組んでおります。㈱ミロク製作所におきましては、新たな階層別教育訓練として、経営を支える人財の育成を目的とした次世代幹部研修を取り入れております。
今後は、さらにグループ横断的な教育訓練の実施に向けて、全社的な教育訓練計画の策定や体制整備を行ってまいります。
③ 人財の定着に向けた取組
当社グループでは、「私たちは、ミロクグループで働く従業員一人ひとりを大切な存在として尊重し、従業員が心理的かつ経済的幸せを感じられるように、働き甲斐のある環境と公平な制度を全力でつくります」を基本理念の一つに掲げております。
この基本理念を実現するための各子会社における人財の定着に向けた取組として、各従業員の能力及び意欲の向上を図ることなどを目的とした個人面談でのフィードバックの実施、定着率向上のための新入社員を対象としたフォローアップ研修や全従業員を対象としたコンプライアンス教育実施のほか、ワークライフバランスの促進に向けて残業時間削減や有給休暇取得率を高めるなど、社員エンゲージメントの向上及び働きやすい職場環境の整備に努めております。
今後も、従業員がより働き甲斐を感じられる組織風土の醸成及び公平な制度構築の実現を図ってまいります。
社内環境整備方針
当社グループは従業員一人ひとりが互いに協力し合い、個々の能力を最大限に発揮し、企業に根づいてもらえるような職場環境の構築のために、ワークライフバランスの促進や働き方の多様化に向けた取組を行っております。
当社子会社である㈱ミロク製作所、㈱ミロク工芸及び関連会社である㈱ミロクテクノウッドでは、経済産業省及び日本健康会議から「健康経営優良法人(中小法人部門)」を4年連続、また、㈱ミロク製作所においては、若者雇用促進法に基づく認定制度である「ユースエール認定企業」を7年連続認定されたことに加えて、新たに当連結会計年度においては「高知県ワークライフバランス推進認証企業」で5部門認証されております。
(3)リスク管理
サステナビリティに関するリスク管理におきましては、代表取締役社長を委員長とする危機管理委員会を設置し、他のリスクと同様に対応策の検討を行い、また各子会社における危機管理委員会から活動状況に関する課題等を定期的に経営会議に報告することで、グループ全体での情報を共有、企業リスクの低減に努めております。
人的資本
当社グループが主に事業活動を行っている高知県では、人口減少や少子高齢化の深刻化が全国平均を大きく上回っており、これら社会構造の変化を重要なリスクとして認識しております。この事業継続に大きな影響を及ぼす環境の変化に対応するため、中期人財戦略を策定し、企業の継続的な発展と従業員の能力及び意欲の向上に取組んでおります。
気候変動
当社グループは、気候温暖化が進むことによる豪雨災害等の気候変動が、社会の持続可能性にとって重要なリスクであると認識しております。これまで危機管理委員会において、ミロクグループとして事業継続計画(BCP)の策定を行っておりますが、現段階では気候変動への対応策や数値目標等の公表には至っておりません。
今後は、気候変動関連における課題への新たな取組として、CO2排出量の可視化に向けた算定を行うとともに、サステナブルな地域社会や脱炭素社会実現への貢献に向けた中長期的な課題の抽出及び対応策を検討してまいります。
(4)指標及び目標
当社グループでは、上記「(2)戦略」において記載した取組を進めていく上で、人財の育成及び定着に関して「教育訓練実施率(Off-JT)」並びに「有給休暇取得率」を指標として定め、目標を設定しております。
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指標 |
目標 |
実績 (当連結会計年度) |
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有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)セグメント別のリスクについて
猟銃事業
① 海外における政治・経済情勢の動向について
猟銃事業では、売上高の90%以上をブローニンググループ向けに販売しており、同グループの主要な販売地域である米国及び欧州をはじめとした海外の政治経済情勢に起因した市場動向の変化に大きく左右されます。
政治情勢が大きく変化することによって米国または販売地域における銃規制が大幅に強化された場合や、当社製品に対する関税の増加や景気の後退などにより当社製品の市場が縮小した場合、新たな規制への対応による費用の増加や同グループからの受注数量が減少する可能性があります。
また、同グループとの輸出取引は円建てで行っており、当社グループとの取引における直接的な為替変動リスクは同グループが背負っております。しかしながら、経済情勢の変化によって為替の変動による急激な円高が起こった場合、または円高傾向が長期にわたる場合には、同グループとの価格交渉が必要となります。
さらに、ウクライナや中東地域の情勢悪化などの地政学的リスクが高まり、取引先や物流に影響を及ぼす事象が発生する場合などにおいても、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループとしましては、これらの外部要因に対して、OEM供給先であるブローニンググループと定期的な技術会議や月例ビデオ会議を開催することで関係の維持・強化に努め、良好かつ安定的な関係を構築することで、経営環境の変化に対応しております。
② 製品の品質管理について
猟銃事業では、当社製品を購入してくださるお客様に安心して使用していただくため、品質・安全に配慮した製品の開発・製造・販売に努めており、品質保証部による管理のみでなく、組織横断的な品質管理体制構築にも取組み、製品の品質維持に努めております。また万が一に備え、製造物責任に関する保険に加入しております。
しかしながら、大規模な製品の回収や製造物責任に関する賠償につながるような不具合・欠陥が発生した場合には、社会的信用が大きく損なわれるとともに、多額の費用の発生や生産ラインの停止及び売上高の減少等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
③ 原材料の調達について
猟銃事業では、海外を含む多数の取引先から年間の生産計画を基に原材料・部品の調達を行っており、原材料・部品の標準化及び共通化、また重要部品調達先の分散、商社の有効利用、納期が遅延しがちな原材料・部品の先行調達等を図っております。
しかしながら、調達先からの要請による原材料価格の高騰リスク、その原材料の特殊性から調達先が少数に限定されていることによるリスク、規模の小さい調達先の倒産や事業撤退、罹災により納品がされなくなる等のリスクが考えられます。また、海外部品における当該購入国の政治・経済情勢等の変化による調達が困難となった場合や、リスクヘッジにより為替変動の影響を緩和することは可能であっても原材料価格の上昇を販売価格に転嫁できない場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
工作機械事業
① 顧客ニーズ及び市場動向について
工作機械事業は、深穴加工用ガンドリルマシンの製造、販売のみならず、消耗品であるガンドリルツールの製造、販売、他にも深穴明けの請負加工を中心に国内唯一の総合ガンドリルメーカーとして事業を展開しております。また、今後はさらに収益の拡大に向けて営業活動の強化を図るとともに、常に顧客ニーズや市場動向を的確に把握し、より高品質且つ高付加価値な製品の開発に取り組んでまいります。
しかしながら、業界のニーズの変化に的確に対応できず、またこれら製品開発が期待通りの進捗を見込めないことで市場占有率が低下した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
② 原材料における市場価格動向について
工作機械事業では、主要な製品の原材料として鋳鉄を多く使用しており、鋼材価格は市況により変動しております。
したがって、予期せぬ経済情勢の変化等により、原材料価格の上昇を販売価格に転嫁できず、またこれらの要因が長期化した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
クラウドソリューション事業
① 新規事業について
クラウドソリューション事業は、当社グループにおける事業領域の拡大と持続的な成長を目指し、新規事業への取組みを行っております。
しかしながら、新規事業の展開が当初の計画どおりに進まない場合や、研究開発・人材確保のための費用等が計画以上に発生する場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
その他の事業
① 特定の取引先への依存について
自動車関連事業では、主力製品であるステアリングハンドルは、すべてトヨタ自動車株式会社で生産されている自動車向けであり、取引先と良好な関係を築いておりますが、さらなる顧客ニーズへの対応として、加飾ハンドルやカーボンニュートラルに対応した新製品の開発等に取り組んでおります。
しかしながら、市場分析や事業計画の予測とは異なる状況の発生等によって、主要取引先の方針変更により製品受注数量が減少した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(2)当社グループ共通のリスクについて
① 自然災害等について
当社グループは、大規模な自然災害や新型コロナウイルス感染症のような未知の感染症の世界的な流行など、不測の事態による生産活動の中断から生じる損害を最小限に抑えるため、生産設備に対し有効な防災点検及び設備保守、安全対策投資等のみならず、危機管理委員会の設置等、従業員の安全確保及び事業活動が再開できるよう努めております。
しかしながら、突発的に発生する災害や天災等の影響で、生産活動の停止による損害を被った場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
② 人財の確保及び育成について
慢性的な人財不足が懸念されるなか、当社グループを継続的に成長させるためには、人財の確保や教育、技術の伝承は非常に重要な要素となっております。当社グループは、積極的な採用活動を行うことにより、優秀な人財の確保に努めるとともに、教育研修制度の充実を図り、人財の育成に注力しております。
しかしながら、人財の確保及び育成が計画どおりに行えなかった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
③ 情報セキュリティについて
当社グループは、経営情報のみならず、取引先情報、開発情報等の内部機密、さらには従業員の個人情報等、事業を支える重要な情報を保有しており、当社グループが事業活動を継続していくなかで、これらの重要な情報を保護するために、情報セキュリティに関する従業員教育の実施、グループ各社のIT責任者による会議を定期的に行っております。
しかしながら、予測できないサイバー攻撃やコンピュータウイルスの侵入等により、製品開発情報、技術情報や顧客情報などが外部に漏洩した場合、損害賠償等の発生や当社グループのブランド価値の低下を招くなど、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
④ 法令等遵守について
当社グループでは、会社法、金融商品取引法、法人税法、労働基準法等の一般的な法令に加え、各事業の運営に関わる各種法規制に対して常に最新情報の入手、対応に努めております。また、コンプライアンス委員会を設け、グループ全従業員に対してコンプライアンスハンドブックの配付、定期的な教育、啓蒙活動を行うことで、コンプライアンス体制を構築し、法令等遵守の徹底に向けて継続的に取り組んでおります。
しかしながら、万一法令・規則違反を理由とする訴訟や法的手続きにおいて、当社グループにとって不利益な結果が生じた場合には、社会的信用の低下等により当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1)経営成績
当連結会計年度におけるわが国経済は、物価高が継続する影響を受けながらではありましたが、雇用や所得環境の改善が見られるなど、景気は緩やかに回復しております。一方、海外における米国の通商政策や中東情勢の動向、原材料価格の高騰等、世界経済の下振れがわが国経済を下押しするリスクは続いております。
このような状況のもと、当社グループは会社に関わるすべての人々に比類のない喜びと感動を与えるため、高品質な製品とサービスを世界へ提供することをミッションに、グループ一丸となって業績向上に努めてまいりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。なお、当連結会計年度より、事業内容をより適切に表示するため、従来「IT/IoT/AI事業」としていた報告セグメントの名称を「クラウドソリューション事業」に変更しております。
(猟銃事業)
当社製品の最重要顧客であるブローニンググループからの受注は、引き続き堅調に推移しました。主要製品である上下二連銃及びボルトアクションライフルの新製品の生産も安定し、売上高は前期比で増加しました。利益につきましては、原材料価格の高騰等の影響は継続しておりますが、売上高の回復に加えて、前期末の固定資産の減損損失による減価償却費の剥落等により、前期比で増加しました。その結果、売上高は10,680,423千円(前期比16.1%増)、セグメント利益(営業利益)は117,643千円(前期は444,081千円の損失)となりました。
(工作機械事業)
営業活動の強化により機械部門は前期比で増収となりましたが、加工部門は受注が低調に推移し前期比で減収となりました。全体の売上高は前期比で増加しましたが、利益につきましては、収益性の高い加工部門の売上減少等が影響し、前期に比べて減少しました。その結果、売上高は1,993,853千円(前期比18.3%増)、セグメント利益(営業利益)は128,561千円(同比17.1%減)となりました。売上高につきましては、セグメント間の内部売上高220,845千円を含んでおります。
(クラウドソリューション事業)
設備保全業務効率化のためのクラウドシステム等の販売において、鋭意顧客獲得のための営業活動を進めており、売上高は前期に比べて増加となりましたが、利益につきましては引き続き損失を計上いたしました。その結果、売上高は18,670千円(前期比267.9%増)、セグメント損失(営業損失)は44,640千円(前期は43,319千円の損失)となりました。売上高につきましては、セグメント間の内部売上高1,288千円を含んでおります。
(その他事業)
その他事業の売上高は47,508千円(前期比0.9%減)、セグメント利益(営業利益)は30,561千円(同比6.5%増)となりました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は12,518,322千円(前期比14.7%増)、営業損失は24,598千円(前期は519,127千円の損失)、経常利益は211,059千円(前期は263,073千円の損失)、法人税等調整額156,655千円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純損失は2,525,115千円(前期は2,294,180千円の損失)となりました。親会社株主に帰属する当期純損失については、当社及び当社猟銃事業における事業会社の減損損失2,512,984千円の計上があったことによります。
生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。
a 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
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セグメントの名称 |
生産高(千円) |
前年同期比(%) |
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猟銃事業 (注)1 |
10,129,161 |
+10.9 |
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工作機械事業 (注)1 |
392,782 |
△18.3 |
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クラウドソリューション事業(注)3 |
14,231 |
+16.6 |
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合計 |
10,536,174 |
+9.5 |
(注)1.金額は、販売価格によっております。
2.セグメント間取引については、相殺消去しておりません。
3.金額は、製造原価により算出しております。
b 受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
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セグメントの名称 |
受注高 (千円) |
前年同期比 (%) |
受注残高 (千円) |
前年同期比 (%) |
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猟銃事業 |
10,260,012 |
+12.5 |
9,864,396 |
△2.4 |
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工作機械事業 |
878,052 |
+7.0 |
516,869 |
+6.3 |
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クラウドソリューション事業 |
23,397 |
+274.4 |
8,572 |
+141.7 |
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合計 |
11,161,461 |
+12.2 |
10,389,837 |
△1.9 |
(注)1.金額は、販売価格によっております。
2.セグメント間取引については、相殺消去しておりません。
3.クラウドソリューション事業において、当連結会計年度の当社グループの製品の需要が増加したことにより、受注実績に著しい変動がありました。
c 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
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セグメントの名称 |
販売高(千円) |
前年同期比(%) |
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猟銃事業 |
10,680,423 |
+16.1 |
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工作機械事業 |
1,773,008 |
+6.4 |
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クラウドソリューション事業 |
17,382 |
+460.1 |
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その他 |
47,508 |
△0.9 |
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合計 |
12,518,322 |
+14.7 |
(注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
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相手先 |
前連結会計年度 |
当連結会計年度 |
||
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販売高(千円) |
割合(%) |
販売高(千円) |
割合(%) |
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ブローニング・アームズ・カンパニー |
6,820,622 |
62.5 |
7,964,774 |
63.6 |
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ブローニング・インターナショナルS.A. |
1,968,891 |
18.0 |
2,298,934 |
18.4 |
3.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合のうち、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満の相手先につきましては記載を省略しております。
4.クラウドソリューション事業において、当連結会計年度の当社グループの製品の需要が増加したことにより、販売実績に著しい変動がありました。
(2)財政状態
(資産)
資産合計は前連結会計年度末に比べて750,684千円減少し、21,869,169千円となりました。
主な要因は、現金及び預金が364,093千円、建物及び構築物(純額)が2,502,198千円増加したものの、棚卸資産が211,363千円、機械装置及び運搬具(純額)が630,435千円、建設仮勘定が2,419,709千円減少したこと等によるものであります。
(負債)
負債合計は前連結会計年度末に比べて1,821,917千円増加し、11,121,383千円となりました。
主な要因は、1年内返済予定の長期借入金が200,000千円減少したものの、短期借入金が760,000千円、長期借入金が1,120,000千円増加したこと等によるものであります。
これらの結果、流動比率は前連結会計年度末と比較し、33.2ポイント減少の242.9%となりました。
(純資産)
純資産合計は前連結会計年度末に比べて2,572,601千円減少し、10,747,786千円となりました。
主な要因は、利益剰余金が2,546,123千円減少したこと等によるものであります。
以上により、自己資本比率は、前連結会計年度末の58.9%から49.1%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて364,093千円増加し、1,663,732千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、得られた資金は1,236,749千円(前連結会計年度は41,983千円の支出)となりました。
収入の主な内訳は、減損損失2,512,984千円、減価償却費719,053千円、棚卸資産の減少額212,371千円等であり、支出の主な内訳は税金等調整前当期純損失2,301,924千円、持分法による投資利益130,486千円、法人税等の支払額93,359千円等であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は2,463,804千円(前連結会計年度は3,360,520千円の支出)となりました。
これは、主に利息及び配当金の受取額95,277千円、有形固定資産の取得による支出2,342,472千円、無形固定資産の取得による支出222,811千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、得られた資金は1,590,783千円(前連結会計年度は3,309,243千円の収入)となりました。
これは、主に長期借入れによる収入1,320,000千円、短期借入金の純増減額760,000千円、長期借入金の返済による支出400,000千円等によるものであります。
(4)資本の財源及び資金の流動性
当社グループの資金需要の主なものは、商品、原材料等の購入費用、販売費及び一般管理費等の営業費用及び維持更新を目的とした設備投資等であります。これらの資金需要に対しては、財務の健全性を担保した上で、企業価値の向上に向けて、営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入金を財源として、資本を成長投資・株主還元・内部留保にバランスを考慮し配分することとしております。
成長投資につきましては、当連結会計年度において、主に生産体制の強化を目的とした設備投資等2,577,666千円、新製品の開発に向けた研究開発投資等11,940千円を実施しております。
猟銃事業につきましては、2022年度に取得した南国日章産業団地(高知県南国市)の工場用地において、2025年2月にミロク日章工場が竣工、生産設備等を含め、2025年10月末現在で建物及び構築物(純額)、機械装置及び運搬具(純額)等において5,572,181千円を投資しております。本稼働は、2026年1月に機械装置等の設備を移設した後、2026年2月からを予定しております。
資本の調達方法につきましては、営業活動によるキャッシュ・フローを基本として、不足分を借入金等の有利子負債によって調達しております。当連結会計年度末現在、短期借入金残高1,860,000千円、1年内返済予定の長期借入金を含む長期借入金残高5,300,000千円について、主力銀行をはじめとする金融機関から調達しております。
なお、2022年9月より、南国日章産業団地の新工場建設に係る資金調達を円滑に行うことを目的として、取引銀行4行とシンジケートローン契約を締結しており、当連結会計年度末における借入金実行残高は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結貸借対照表関係)」に記載しております。
また、株主還元につきましては、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載のとおりであります。
(5)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって、連結決算日における資産・負債の報告数値並びに報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積り及び仮定設定を行っております。これらの見積り及び判断・評価は、過去の実績や状況に応じ合理的であると考えられる様々な要因等に基づき行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるためにこれらと異なる場合があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
(1) 長期供給契約
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契約会社名 |
契約品目 |
契約の内容 |
相手先 |
摘要 |
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株式会社 ミロク製作所 |
散弾銃及び ライフル銃 |
当社はブローニング・アームズ・カンパニーに対して契約品目を長期間供給する。 |
(米国) BWA,INC. |
契約締結年月 2019年5月 (有効期間 2019年5月から 2028年6月まで) |
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当社はブローニング・インターナショナルS.A.に対し契約品目を長期間供給すると共に、同社製品中契約品目及び装弾の国内販売を行う。 |
(ベルギー) ブローニング・イン ターナショナルS.A. |
契約締結年月 1985年12月 (有効期間 1986年1月から 2030年12月まで) |
(2) シンジケートローン契約
当社は、2022年9月28日付で株式会社四国銀行をアレンジャーとするシンジケートローン(コミットメント期間付タームローン)契約を締結しております。
シンジケートローン締結の概要
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契約形態 |
コミットメント期間付タームローン |
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総借入限度額 |
4,000百万円 |
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契約締結日 |
2022年9月28日 |
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契約期間 |
2022年9月30日~2045年10月31日(23年1ヶ月) |
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資金使途 |
ミロク日章工場建設に係る資金 |
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アレンジャー |
株式会社四国銀行 |
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参加金融機関 |
株式会社四国銀行・株式会社高知銀行 株式会社三菱UFJ銀行・株式会社みずほ銀行 |
財務制限条項
当社グループのシンジケートローン契約につきましては、財務制限条項等が付されております。
下記の条項に抵触した場合は、借入先の要求に基づき、期限の利益を失い、借入元本及び利息を支払う可能性があります。
(1) 2023年10月期末日以降、借入人は各年度の決算期末日における連結の貸借対照表における純資産の部の金額を直前の決算期における借入人の連結の貸借対照表における純資産の部の金額の75%以上に維持すること。
(2) 2023年10月期末日以降、各年度の決算期における連結の損益計算書に示される経常損益に減価償却費を加算した金額が2期連続して損失とならないようにすること。
当連結会計年度の研究開発活動は、「顧客にとってさらに価値ある商品を提供する」をテーマに、猟銃事業・工作機械事業・クラウドソリューション事業・その他事業がそれぞれ取り組んでおります。
猟銃事業は、当社製品のOEM供給先であるブローニンググループからの受注数量は堅調で、昨年度は当社の主力製品である上下二連銃とボルトアクションライフルにおいてフルモデルチェンジを果たしました。現在はこれら主力製品のラインナップの拡充を図るべく、付加価値を高めた要素を備えた派生仕様の開発に取り組んでおります。
工作機械事業は、工具の交換を自動で行うATC装置(自動工具交換装置)を搭載したガンドリルマシン「MEG-600-1NC(ATC)」を開発しました。また、2026年10月に開催される日本国際工作機械見本市(JIMTOF2026)に出展するガンドリルマシンの開発に取り組んでいます。
クラウドソリューション事業は、主力商品である設備保全業務の効率化ツール「ミロクルカルテ」に生成AIを活用した新機能を追加するなど、各種サービスの魅力度を高めるための活動を進めております。2026年度についても、引き続きお客様のニーズにあわせた新機能や新サービスの開発に取り組んでまいります。
その他事業は、主力である自動車関連事業においてトヨタ(レクサス)への次期車種採用に向けた新意匠の提案、新意匠の調整等を中心に活動を行いました。高知県、㈱東海理化電機製作所、㈱ミロクテクノウッドで共同開発した竹と樹脂の複合材の「BAMBOO+®」については、㈱東海理化電機製作所と共に、工場の稼働を開始しました。
なお、当連結会計年度に支出した研究開発費は