第一部 【企業情報】
第1 【企業の概況】
1 【主要な経営指標等の推移】
(1) 連結経営指標等
回次
|
第10期
|
第11期
|
第12期
|
第13期
|
第14期
|
決算年月
|
2021年11月
|
2022年11月
|
2023年11月
|
2024年11月
|
2025年11月
|
売上高
|
(千円)
|
15,632,601
|
21,477,195
|
30,380,629
|
40,363,837
|
50,349,943
|
経常損失(△)
|
(千円)
|
△1,432,529
|
△9,581,548
|
△6,738,993
|
△5,353,401
|
△3,877,650
|
親会社株主に帰属する 当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)
|
(千円)
|
△1,482,262
|
△9,449,804
|
△6,315,050
|
△6,330,577
|
1,587,260
|
包括利益
|
(千円)
|
△1,548,382
|
△8,766,427
|
△5,659,020
|
△6,632,168
|
2,462,943
|
純資産額
|
(千円)
|
42,332,981
|
35,082,823
|
34,660,463
|
44,675,756
|
55,865,356
|
総資産額
|
(千円)
|
56,942,558
|
65,986,706
|
88,282,410
|
106,191,905
|
127,567,288
|
1株当たり純資産額
|
(円)
|
759.04
|
606.33
|
514.09
|
647.62
|
738.62
|
1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△)
|
(円)
|
△29.97
|
△176.44
|
△116.98
|
△116.32
|
28.78
|
潜在株式調整後 1株当たり当期純利益
|
(円)
|
-
|
-
|
-
|
-
|
28.58
|
自己資本比率
|
(%)
|
71.1
|
49.4
|
31.5
|
33.3
|
32.0
|
自己資本利益率
|
(%)
|
-
|
-
|
-
|
-
|
4.2
|
株価収益率
|
(倍)
|
-
|
-
|
-
|
-
|
145.0
|
営業活動による キャッシュ・フロー
|
(千円)
|
△2,327,653
|
△4,124,082
|
2,460,324
|
△4,761,435
|
1,496,692
|
投資活動による キャッシュ・フロー
|
(千円)
|
△5,199,470
|
△14,780,439
|
△7,448,765
|
△9,505,087
|
△10,339,188
|
財務活動による キャッシュ・フロー
|
(千円)
|
34,797,825
|
9,074,373
|
17,462,785
|
20,346,815
|
4,570,355
|
現金及び現金同等物の 期末残高
|
(千円)
|
36,020,522
|
26,309,014
|
38,818,193
|
45,211,947
|
40,934,509
|
従業員数
|
(人)
|
1,248
|
1,894
|
2,130
|
2,597
|
2,839
|
(外、平均臨時 雇用者数)
|
(267)
|
(332)
|
(354)
|
(426)
|
(424)
|
(注)1.第10期から第13期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、1株当たり当期純損失であるため、記載しておりません。
2. 第10期から第13期の自己資本利益率及び株価収益率については、親会社株主に帰属する当期純損失であるため記載しておりません。
3.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は
( )内に年間の平均雇用人員を外数で記載しております。
4.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第11期の期首から適用しており、第11期以降の会計年度に係る主要な経営指標等については、当該基準等を適用した指標となっております。
(2) 提出会社の経営指標等
回次
|
第10期
|
第11期
|
第12期
|
第13期
|
第14期
|
決算年月
|
2021年11月
|
2022年11月
|
2023年11月
|
2024年11月
|
2025年11月
|
売上高
|
(千円)
|
11,231,467
|
14,720,407
|
21,620,863
|
28,158,873
|
30,180,921
|
経常損失(△)
|
(千円)
|
△1,126,965
|
△7,284,239
|
△5,876,639
|
△6,463,292
|
△5,197,800
|
当期純利益又は当期純損失(△)
|
(千円)
|
△1,924,900
|
△8,116,227
|
△5,715,142
|
5,170,342
|
△2,870,532
|
資本金
|
(千円)
|
25,775,494
|
26,316,141
|
26,716,695
|
27,290,265
|
27,836,520
|
発行済株式総数
|
(株)
|
53,382,460
|
53,828,535
|
54,235,305
|
54,788,890
|
55,524,779
|
純資産額
|
(千円)
|
43,066,256
|
36,366,052
|
32,581,604
|
40,564,853
|
39,736,394
|
総資産額
|
(千円)
|
51,266,062
|
55,319,145
|
75,129,589
|
84,312,301
|
83,508,985
|
1株当たり純資産額
|
(円)
|
806.58
|
675.75
|
592.72
|
704.90
|
664.36
|
1株当たり配当額
|
(円)
|
-
|
-
|
-
|
-
|
-
|
(うち1株当たり中間配当額)
|
(-)
|
(-)
|
(-)
|
(-)
|
(-)
|
1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△)
|
(円)
|
△38.93
|
△151.54
|
△105.87
|
95.00
|
△52.05
|
潜在株式調整後 1株当たり当期純利益
|
(円)
|
-
|
-
|
-
|
94.05
|
-
|
自己資本比率
|
(%)
|
83.9
|
65.7
|
42.7
|
45.7
|
44.0
|
自己資本利益率
|
(%)
|
-
|
-
|
-
|
14.6
|
-
|
株価収益率
|
(倍)
|
-
|
-
|
-
|
49.6
|
-
|
配当性向
|
(%)
|
-
|
-
|
-
|
-
|
-
|
従業員数
|
(人)
|
815
|
1,266
|
1,473
|
1,680
|
1,707
|
(外、平均臨時雇用者数)
|
(104)
|
(129)
|
(148)
|
(210)
|
(246)
|
株主総利回り
|
(%)
|
165.7
|
103.5
|
96.2
|
99.8
|
88.4
|
(比較指標:配当込みTOPIX)
|
(%)
|
(112.2)
|
(118.7)
|
(145.6)
|
(168.2)
|
(217.2)
|
最高株価
|
(円)
|
9,190
|
7,640
|
6,487
|
6,947
|
6,794
|
最低株価
|
(円)
|
3,940
|
2,781
|
3,367
|
3,918
|
3,330
|
(注)1.第10期から第12期と第14期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、1株当たり当期純損失であるため、記載しておりません。
2.第10期から第12期と第14期の自己資本利益率及び株価収益率については、当期純損失が計上されているため記載しておりません。
3.1株当たり配当額及び配当性向については、配当を実施していないため記載しておりません。
4.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は( )内に年間の平均雇用人員を外数で記載しております。
5.最高・最低株価は、2022年4月4日より東京証券取引所プライム市場におけるものであります。また、2021年6月14日から2022年4月3日までは東京証券取引所市場第一部におけるものであり、それ以前は東京証券取引所マザーズ市場におけるものであります。
6.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第11期の期首から適用しており、第11期以降に係る主要な経営指標等については、当該基準等を適用した指標となっております。
2 【沿革】
年月
|
事項
|
2012年 5月
|
東京都新宿区高田馬場においてマネーブック株式会社設立
|
2012年12月
|
株式会社マネーフォワードに商号変更 お金の見える化サービス『マネーフォワード』(現『マネーフォワード ME』)リリース
|
2013年11月
|
『マネーフォワード For BUSINESS』(現『マネーフォワード クラウド会計・確定申告』)リリース
|
2013年12月
|
お金のウェブメディア『マネトク』(現くらしの経済メディア『MONEY PLUS』)リリース
|
2014年 5月
|
『MFクラウド請求書』(現『マネーフォワード クラウド請求書』)リリース
|
2015年 3月
|
『MFクラウド給与』(現『マネーフォワード クラウド給与』)リリース
|
2015年 8月
|
『MFクラウドマイナンバー』(現『マネーフォワード クラウドマイナンバー』)リリース
|
2015年11月
|
金融機関利用者向け『マネーフォワード』(マネーフォワードfor◯◯)リリース
|
2016年 1月
|
『MFクラウド経費』(現『マネーフォワード クラウド経費』)リリース
|
2017年 6月
|
MF KESSAI株式会社(現マネーフォワードケッサイ株式会社)が『MF KESSAI』(現『マネーフォワード 掛け払い』)をリリース
|
2017年 9月
|
東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
|
2017年11月
|
株式会社クラビス(2024年12月に当社が吸収合併)の発行済株式を100%取得し子会社化
|
2018年 7月
|
株式会社ナレッジラボの発行済株式を51.4%取得し子会社化(注) 東京都港区芝浦に本社移転
|
2018年 8月
|
100%子会社として、Money Forward Vietnam Co., Ltd(現・連結子会社)を設立 『MFクラウドの自分で会社設立』(現『マネーフォワード 会社設立』)リリース
|
2018年12月
|
海外募集による新株式発行を実施
|
2019年 3月
|
『マネーフォワード クラウド勤怠』リリース データを利活用することで、お金に対する不安や課題を解決するMoney Forward Lab設立
|
2019年 5月
|
『マネーフォワード クラウド』の新プランをリリース
|
2019年11月
|
スマートキャンプ株式会社(2025年11月に全株式売却により現在は連結から除外)の発行済株式を72.3%取得し子会社化
|
2020年 2月
|
『マネーフォワード お金の相談』リリース 『マネーフォワード クラウド会計Plus』リリース 海外募集による新株式発行を実施
|
2020年 3月
|
『マネーフォワード クラウド社会保険』リリース
|
2020年 7月
|
マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社(現・連結子会社)がアントレプレナーファンド「HIRAC FUND」の運用を開始
|
2020年 8月
|
株式会社アール・アンド・エー・シー(現・連結子会社)の発行済株式を65.43%追加取得し子会社化
|
2020年10月
|
中堅企業向け『マネーフォワード クラウドERP』を発表
|
2020年11月
|
『マネーフォワード ME』と『マネーフォワード クラウド確定申告』が連携開始
|
2020年12月
|
『マネーフォワード 開業届』リリース
|
2021年 1月
|
『マネーフォワード クラウド債務支払』リリース
|
2021年 3月
|
『マネーフォワードFintechプラットフォーム』リリース
|
2021年 4月
|
スマートキャンプ株式会社の100%子会社として、ADXL株式会社を設立(2023年12月にスマートキャンプ株式会社が吸収合併)
|
2021年 5月
|
『マネーフォワード クラウド契約』リリース
|
2021年 6月
|
東京証券取引所市場第一部へ市場変更 『マネーフォワード クラウド債権請求』(現『マネーフォワード クラウド請求書Plus』)リリース 『マネーフォワード クラウド固定資産』リリース 「#インボイスフォワード」プロジェクトを開始
|
2021年 7月
|
『マネーフォワード クラウド人事管理』リリース 『マネーフォワード クラウド年末調整』リリース
|
年月
|
事項
|
2021年 8月
|
海外募集による新株式発行を実施 『マネーフォワード IT管理クラウド』(現『マネーフォワード Admina』)リリース 株式会社三菱UFJ銀行との合弁会社である株式会社Biz Forwardを設立(注)
|
2021年 9月
|
『マネーフォワード Pay for Business』(現『マネーフォワード ビジネスカード』)リリース
|
2021年12月
|
HiTTO株式会社の発行済株式を100%取得し子会社化(2024年3月に当社が吸収合併)
|
2022年 4月
|
市場区分の見直しに伴い、東京証券取引所プライム市場へ移行
|
2022年 5月
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株式会社Next Solution(2025年3月に株式売却により現在は連結から除外)の発行済株式を100%取得し子会社化
|
2022年 7月
|
『Mikatanoワークス』リリース
|
2022年 8月
|
『マネーフォワード クラウドインボイス』リリース
|
2022年12月
|
『マネーフォワード クラウド連結会計』をリリース
|
2023年 2月
|
『マネーフォワード クラウド個別原価』をリリース
|
2023年 4月
|
『マネーフォワード 請求書カード払い for Startups』を提供開始
|
2023年 8月
|
転換社債型新株予約権付社債の発行を実施
|
2023年10月
|
『マネーフォワード クラウド債権管理』をリリース
|
2023年12月
|
株式会社ビズヒント(2025年11月スマートキャンプ株式会社の全株式売却に伴い、連結から除外)の発行済株式をスマートキャンプ株式会社が100%取得し子会社化
|
2024年 2月
|
株式会社PrivateBANKとの合弁会社であるマネーフォワードプライベートバンク株式会社(現・関連会社)を設立
|
2024年 8月
|
100%子会社としてマネーフォワードホーム株式会社(現・連結子会社)を設立
|
2024年11月
|
マネーフォワードホーム株式会社の株式の一部を三井住友カード株式会社に売却し、合弁会社化
|
2024年12月
|
100%子会社として、マネーフォワードエックス株式会社を設立 アウトルックコンサルティング株式会社の発行済株式を61.4%取得し子会社化(注) 株式会社シャトクの発行済株式を100%取得し子会社化
|
2025年 6月
|
株式会社キャシュモの発行済株式を75%取得し子会社化 『マネーフォワード おまかせ経理』リリース
|
2025年 8月
|
『マネーフォワード クラウドAI契約書レビュー』リリース
|
2025年 9月
|
100%子会社として、Money Forward WhippleWood, LLCを設立
|
2025年10月
|
『マネーフォワード クラウド適性検査 powered by ミキワメ』リリース 『マネーフォワード クラウドサーベイ powered by ミキワメ』リリース
|
2025年11月
|
『マネーフォワード AI確定申告』リリース ミチビク株式会社の発行済株式を100%取得し子会社化 『マネーフォワード クラウドリース会計』リリース
|
(注) 事業年度終了後に発生した事項
2025年12月
・株式会社ナレッジラボを消滅会社とし、マネーフォワードコンサルティング株式会社を存続会社とする吸収合併を行っております。
・株式会社Biz Forwardを消滅会社とし、マネーフォワードケッサイ株式会社を存続会社とする吸収合併を行っております。
2026年 1月
・当社子会社であるアウトルックコンサルティング株式会社の発行済株式の追加取得を目的とする公開買付けが2026年1月20日をもって終了し、所有割合は95.10%となりました。詳細については第5 経理の状況1 連結財務諸表(1) 連結財務諸表注記事項(後発事象)をご参照ください。
3 【事業の内容】
当社グループは、「お金を前へ。人生をもっと前へ。」というMissionの下、「すべての人の、『お金のプラットフォーム』になる。」というVisionを掲げ、法人及び個人のお金の課題を解決するイノベーティブなサービスづくりに取り組んでおります。
当社グループのMissionの追求並びにVisionを達成するために、事業者向けサービスを提供するBusinessセグメント、個人向けサービスを提供するHomeセグメント、金融機関のお客様向けにサービス開発を行うXセグメント、「HIRAC FUND」にてベンチャーキャピタル事業を行うFinanceの4つのセグメントにおいて、事業を運営しております。
なお、従来より当社グループは、「プラットフォームサービス事業」の単一セグメントとしておりましたが、第1四半期連結会計期間より「Business」、「Home」、「X」、「Finance」、「SaaS Marketing」の5つの報告セグメントに変更することといたしました。なお、「SaaS Marketing」については、2025年11月4日を実行日としてスマートキャンプ株式会社の全保有株式を譲渡しており、実行日をもって当社の連結範囲から除外されていることから、事業内容に関する記載を省略いたします。
各セグメントにおける主たるサービス内容は以下の通りです。
<Business>
● サービスの特徴及び優位性
当該セグメントの中心サービスである『マネーフォワード クラウド』は、バックオフィス向けの業務効率化ソリューションです。会計・確定申告のサービスから始まり、現在では経理財務領域に留まらず人事労務、法務、情報システム領域の幅広い機能を取り揃え、個人事業主や中小企業だけでなく、中堅企業にも導入が進んでおります。『マネーフォワード クラウド』は、モジュール間でデータをシームレスに連携できることはもちろん、銀行口座やクレジットカードの情報等のサードパーティのデータを自動で収集・記録することも可能であり、昨今では様々なAI機能もリリースしております。これにより、バックオフィス業務を大幅に効率化できるほか、経営状況をリアルタイムで把握し、改善につなげることができます。特に、今後はAI Agentを活用した自律的なバックオフィスのサービスの提供が期待されており、同取組の一環として『マネーフォワード おまかせ経理』等のBPOサービスの展開にも注力しております。
生産年齢人口の減少により、今後ますます労働力確保が難しくなってくることが見込まれる中、日本の経済活動を支える中小・中堅企業の生産性の改善、収益性の向上は急務の課題となっております。このような状況の打開に向けて、電子帳簿保存法の改正や年末調整手続きの電子化等、様々な規制緩和が行われております。また、インボイス制度への対応や、リモートワーク等の新しい働き方の広がりによるDXへの需要を受け、クラウドサービスのニーズは更に高まっております。今後も各サービスにおける提供価値の向上を目指すとともに、特に中堅企業向けのサービスの利便性向上に向けた機能開発とサービス間連携の強化を推進します。
また、高成長が見込まれる経営管理システム領域において事業展開を大きく加速させるべく、11月には取締役会DXサービスを手がけるミチビク社をグループ会社化し、また、上場企業であるアウトルックコンサルティング株式会社の100%グループ会社化の方針を発表いたしました。
● 収益構造
『マネーフォワード クラウド』、『STREAMED』、『Manageboard』、『V-ONEクラウド』、『Sactona』等をサービスやプランによって異なる価格帯にて月額又は年額課金の形態にて提供しております。解約率が非常に低いため、新規ユーザーの増加に従って、収益がストック型で逓増するモデルとなっております。主な販売経路は①当社営業人員による士業事務所への販売、②ウェブサイトでの販売、③当社営業人員による中堅企業への販売であります。また、フロー収入として、導入支援手数料、『マネーフォワード ビジネスカード』等の決済手数料、イベントの協賛金・参加金売上、株式会社ナレッジラボ及びアウトルックコンサルティング株式会社におけるコンサルティング売上等を計上しております。
<Home>
● サービスの特徴及び優位性
『マネーフォワード ME』を中核に、各種サービスを通して個人のお金に関する課題を解決することを目的に運営しております。スマートフォンの普及を背景に、ユーザーの家計や資産などお金の情報を可視化するとともに一元管理することで、理想の家計や資産状況に向けた改善案を提示しております。
『マネーフォワード ME』では、当社グループが独自で保有するアカウントアグリゲーション(注1)技術を活用し、複数の金融機関等にある口座の残高や入出金の履歴などのデータを集約・分類して表示させることができます。それによって、『マネーフォワード ME』のユーザーは、銀行、クレジットカード、証券、保険、年金、ポイントなど、お金に関する情報を一元管理することが可能になります。さらには、お金の動きをアラートしてくれる「MY通知」や、家計資産サポート、家計診断機能により、理想の家計や支出バランスを追求することが可能となります。また、くらしの経済メディア『MONEY PLUS』、各種セミナー・イベント、ファイナンシャルプランナーに無料で家計の相談ができる『マネーフォワード お金の相談』を通じて、お金にまつわる様々な情報の提供も行っております。電気代などの固定費の削減をサポートする『マネーフォワード 固定費の見直し』等、ユーザーのお金の課題解決に資するサービスも提供しております。
また、三井住友カード株式会社との合弁会社としてマネーフォワードホーム株式会社を設立し、SMBCグループが有する金融サービス(Olive、Vポイント等)を組み合わせ、パーソナライズされた金融サービスの提供をするため事業の加速を目指しております。
● 収益構造
プレミアム課金
『マネーフォワード ME』は、いわゆるフリーミアムモデル型(注2)のサービスです。4件までの金融関連サービスの連携や、入出金や取引履歴を食費や光熱費等のカテゴリに自動で分類・グラフ化を行うなどの家計・資産管理の基本的な機能は無料で提供しておりますが、月額540円(クレジットカード決済の場合)のプレミアムサービスとして、5件以上の金融関連サービスの連携、詳細分析・レポート、1年以上前の過去データの閲覧、家計診断などの上位機能を提供しております。また、資産形成に特化した「資産形成アドバンスコース」については、月額980円にて機能を提供しております。
メディア/広告収入
『マネーフォワード ME』及び『MONEY PLUS』における広告掲載料、イベントやセミナーの開催に伴う運営収入を計上しております。『マネーフォワード お金の相談』や『マネーフォワード 固定費の見直し』等に関しては、連携する外部サービスに対する送客に応じた対価を収受しております。
<X>
●サービスの特徴及び優位性
『マネーフォワード クラウド』、『マネーフォワード ME』の開発やデザインノウハウを活かし、アプリやwebサービスの企画・開発を行っております。主な提供サービスとして、金融機関の個人顧客向けの自動家計簿・資産管理サービス『金融機関・特定サービス向けマネーフォワード』、通帳アプリ『デジタル通帳・かんたん通帳』、地域金融機関のお客様向けのアプリ提供サービス『BANK APP』、金融機関向け業務DXサービス『Mikatanoシリーズ』等が挙げられます。
また、2024年12月より、機動的かつ柔軟な事業戦略の推進を目的とした新設分割による分社化を行い、パートナーとの関係性をより深化させ、新たな金融関連サービスの創出に引き続きチャレンジしていくとともに、地域金融機関と共に、これまで以上に地域に根ざした活動を行い、Mission の実現を目指します。
● 収益構造
『金融機関・特定サービス向けマネーフォワード』や『デジタル通帳・かんたん通帳』等の保守・運用にかかる月額課金や、『Mikatanoシリーズ』の月額課金をストック収益として収受するほか、開発、プロモーション支援等により発生する一時的なフロー収益を収受しております。
<Finance>
● サービスの特徴及び優位性
マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社は、マネーフォワードグループの強みである「スタートアップの立ち上げ・IPO経験」、「Fintech/SaaSへの知見」、「起業家とのネットワーク・コミュニティ」、「地域金融機関との連携」を活かしスタートアップ業界に貢献すべく、「HIRAC FUND」を通じて出資・支援活動をおこないます。2025年6月には、2020年12月に30.4億円で設立した1号ファンドのさらなる成長を目指して1号エクステンションファンドを設立し、12.8億円でファイナルクローズいたしました。
● 収益構造
『HIRAC FUND』による営業投資有価証券の売却時には、売却収入を計上しております。
(注1) アカウントアグリゲーション
ユーザーが保有する、銀行、証券、クレジットカードなど複数の金融機関の口座の残高や入出金履歴といった情報を取得・集約する技術をいいます。
(注2) フリーミアムモデル型
基本的なサービスはすべて無料で提供し、一部の機能を有料で提供するビジネスモデルをいいます。
[事業系統図]
主たる収益構造を事業系統図によって示すと次の通りであります。
4 【関係会社の状況】
名称
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住所
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資本金又は 出資金 (百万円)
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主な事業の 内容
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当社の 議決権比率 又は出資比率 (%)
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関係内容
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(連結子会社)
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マネーフォワードケッサイ株式会社
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東京都港区
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100
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企業間後払い決済サービス『マネーフォワード 掛け払い』、事業用カード『マネーフォワード ビジネスカード』の企画・開発・運営
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100.0
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役員の兼任 事業所の賃貸借 管理業務の業務受託
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株式会社アール・アンド・エー・シー
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東京都中央区
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100
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入金消込・債権管理システム『V-ONEクラウド』の企画・開発・運営
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100.0
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事業所の賃貸借 管理業務の業務受託
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株式会社ナレッジラボ(注)1
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大阪府大阪市中央区
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100
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経営分析クラウド『Manageboard』の企画・開発・運営、財務戦略コンサルの実施
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100.0
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役員の兼任 事業所の賃貸借 管理業務の業務受託
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アウトルックコンサルティング株式会社 (注)2、3
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東京都港区
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145
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クラウド対応型経営管理システム『Sactona』の企画・開発・運営
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69.7
|
資本業務提携
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マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社
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東京都港区
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75
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ファンドの募集・運営
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100.0
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役員の兼任 事業所の賃貸借 管理業務の業務受託
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マネーフォワードホーム株式会社
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東京都港区
|
200
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PFMなどの個人ユーザー向けサービスの開発・提供
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51.0
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役員の兼任 事業所の賃貸借 管理業務の業務受託
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マネーフォワードエックス株式会社
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東京都港区
|
100
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金融機関やそのお客様のDX推進に資するサービスの開発
|
100.0
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役員の兼任 事業所の賃貸借 管理業務の業務受託
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その他 22社
|
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|
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|
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(持分法適用関連会社)
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その他 4社
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(注)1. 2025年12月1日付で、マネーフォワードコンサルティング株式会社(旧 マネーフォワードクラウド経営管理コンサルティング株式会社)に吸収合併され解散いたしました。
2. 有価証券報告書の提出会社であります。
3. 2026年1月27日を決済開始日として、連結子会社を通じて公開買付けによる追加取得を実施いたしました。詳細につきましては第5 経理の状況1 連結財務諸表(1) 連結財務諸表注記事項(後発事象)をご参照ください。
4. 特定子会社に該当する会社はありません。
5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況
2025年11月30日現在
セグメントの名称
|
従業員数(人)
|
Business
|
1,754
|
(196)
|
Home
|
74
|
(20)
|
X
|
106
|
(3)
|
Finance
|
10
|
(3)
|
全社(共通)
|
895
|
(202)
|
合計
|
2,839
|
(424)
|
(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は、年間の平均雇用人員を( )外数で記載しております。
2.持分法適用会社の開発に従事する連結子会社の人員、及び2025年11月に取得したミチビク株式会社の人員を含んでおります。
3.全社(共通)は、特定のセグメントに区分できない部門及び管理部門に所属している従業員数です。
(2) 提出会社の状況
2025年11月30日現在
従業員数(人)
|
平均年齢(歳)
|
平均勤続年数(年)
|
平均年間給与(円)
|
1,707
|
(246)
|
34.3
|
2.9
|
7,233,561
|
セグメントの名称
|
従業員数(人)
|
Business
|
1,277
|
(152)
|
Home
|
-
|
(-)
|
X
|
-
|
(-)
|
Finance
|
-
|
(-)
|
全社(共通)
|
430
|
(94)
|
合計
|
1,707
|
(246)
|
(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は、年間の平均雇用人員を( )外数で記載しております。
2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
3.全社(共通)は、特定のセグメントに区分できない部門及び管理部門に所属している従業員数です。
(3) 労働組合の状況
労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。
(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
① 提出会社
当事業年度
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管理職に占める 女性労働者 の割合(%) (注)1
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男性労働者の 育児休業 取得率(%) (注)2
|
労働者の男女の 賃金の差異(%)(注)1
|
全労働者
|
うち正規雇用 労働者
|
うち非正規雇用 労働者
|
21.8
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85.4
|
77.5
|
79.2
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106.8
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(注)1. 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2. 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
② 連結子会社
連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。