第一部 【企業情報】

 

第1 【企業の概況】

 

1 【主要な経営指標等の推移】

(1) 連結経営指標等

 

回次

第14期

第15期

第16期

第17期

第18期

決算年月

2021年11月

2022年11月

2023年11月

2024年11月

2025年11月

売上高

(千円)

864,425

経常損失(△)

(千円)

219,352

親会社株主に帰属する
当期純損失(△)

(千円)

151,641

包括利益

(千円)

151,848

純資産額

(千円)

955,334

総資産額

(千円)

1,158,068

1株当たり純資産額

(円)

364.46

1株当たり当期純損失金額(△)

(円)

58.02

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益金額

(円)

自己資本比率

(%)

82.3

自己資本利益率

(%)

15.9

株価収益率

(倍)

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

218,247

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

1,151

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

6,996

現金及び現金同等物
の期末残高

(千円)

664,465

従業員数

(人)

57

 

(注) 1.第18期より連結財務諸表を作成しているため、それ以前については記載しておりません。

2.第18期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、1株当たり当期純損失であり、また、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため、記載しておりません。

3.第18期の株価収益率については、親会社株主に帰属する当期純損失のため記載しておりません。

4.従業員数は就業人員(当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であり、臨時雇用者数(契約社員、パートタイム労働者及び人材会社からの派遣社員)は、従業員数の100分の10未満であるため、記載を省略しております。

 

 

(2) 提出会社の経営指標等

 

回次

第14期

第15期

第16期

第17期

第18期

決算年月

2021年11月

2022年11月

2023年11月

2024年11月

2025年11月

売上高

(千円)

778,759

1,339,199

826,656

1,665,082

862,863

経常利益又は経常損失(△)

(千円)

36,362

213,421

199,455

367,388

218,685

当期純利益又は

当期純損失(△)

(千円)

22,791

151,316

152,756

239,075

151,157

持分法を適用した
場合の投資利益

(千円)

資本金

(千円)

372,722

372,722

372,722

372,722

372,722

発行済株式総数

(株)

2,863,500

2,863,500

2,863,500

2,863,500

2,863,500

純資産額

(千円)

1,120,054

1,271,320

865,142

1,104,182

953,025

総資産額

(千円)

1,330,166

1,774,963

1,024,348

1,680,168

1,155,416

1株当たり純資産額

(円)

391.15

443.98

331.02

422.49

364.65

1株当たり配当額

(円)

(うち1株当たり中間配当額)

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純利益金額又は1株当たり当期純損失金額(△)

(円)

8.06

52.84

55.00

91.48

57.84

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益金額

(円)

7.92

自己資本比率

(%)

84.2

71.6

84.5

65.7

82.5

自己資本利益率

(%)

2.7

12.7

14.3

24.3

14.7

株価収益率

(倍)

276.4

26.7

11.8

配当性向

(%)

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

7,737

347,109

509,445

411,155

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

23,131

4,090

77,716

90,015

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

503,985

34,346

268,113

46,631

現金及び現金同等物
の期末残高

(千円)

1,067,389

1,376,062

520,787

888,558

従業員数

(人)

38

50

59

55

57

株主総利回り

(%)

63.2

37.2

48.5

36.6

-(比較指標:東証グロース市場250指数)

(%)

(-)

(74.1)

(66.9)

(60.1)

(65.3)

最高株価

(円)

7,330

2,267

1,634

1,432

1,375

最低株価

(円)

2,120

1,100

750

706

712

 

(注) 1.第14期、第15期、第16期及び第17期の持分法を適用した場合の投資利益については、関連会社がないため記載しておりません。

2.当社は、2020年12月29日付での東京証券取引所マザーズへの上場に伴い、2020年12月28日を払込期日として、普通株式300,000株の公募増資を実施し、また当該公募増資に伴うオーバーアロットメントによる株式売出しに関連して、2021年1月26日を払込期日として普通株式82,500株の有償第三者割当増資を実施しております。

3.1株当たり配当額及び配当性向については、配当を実施していないため記載しておりません。

4.第15期及び第17期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため、記載しておりません。

第16期及び第18期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、1株当たり当期純損失であり、また、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため、記載しておりません。

5.第16期及び第18期の株価収益率については、当期純損失のため記載しておりません。

6.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇用者数(契約社員及び人材会社からの派遣社員)は、従業員数の100分の10未満であるため、記載を省略しております。

7. 第14期の株主総利回り及び比較指標は、2020年12月29日に東京証券取引所マザーズに上場したため、記載しておりません。第15期、第16期、第17期及び第18期の株主総利回り及び比較指標は、2021年11月期末を基準として算定しております。

8.最高株価及び最低株価については、2022年4月3日以前は東京証券取引所マザーズにおけるものであり、2022年4月4日以降は東京証券取引所グロース市場におけるものであります。

9.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第15期の期首から適用しております。なお、主要な経営指標等に与える影響はありません。

10.第18期より連結財務諸表を作成しているため、第18期の持分法を適用した場合の投資利益営業活動によるキャッシュ・フロー、投資活動によるキャッシュ・フロー、財務活動によるキャッシュ・フロー及び現金及び現金同等物の期末残高は記載しておりません。

 

 

2 【沿革】

当社の代表取締役である久保良介と舩戸雅夫が、中小企業のM&A支援を目的として2005年7月にオンデックを創業しました。2006年8月には、京都商工会議所が運営する「京商M&A市場」の立ち上げに参画し、同事業における認定アドバイザーとして承認を受けました。その後、2007年12月に株式会社オンデックを設立いたしました。

 

年月

概要

2007年12月

株式会社オンデック(大阪市天王寺区、資本金8百万円)を設立

2015年2月

東京オフィスを開設(東京都港区)

2015年3月

業容拡大に伴い本社を移転(大阪市中央区)

2017年12月

業容拡大に伴い東京オフィスを移転(東京都千代田区)

2018年5月

帝国データバンクグループ(株式会社タケオホールディングス)を引受先とする第三者割当増資を実施

2018年5月

Angel Bridge株式会社と資本業務提携を実施

2019年4月

業容拡大に伴い東京オフィスを移転(東京都千代田区)

2020年12月

東京証券取引所マザーズに上場

2021年10月

業容拡大に伴い本社を移転(大阪市中央区)

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズ市場からグロース市場に移行

2023年10月

業容拡大に伴い東京オフィスを移転(東京都港区)

2025年8月

コンサルティング事業の展開を目的として、株式会社オンデックコンサルティング(現連結子会社)を設立

 

 

 

3 【事業の内容】

当社グループは、当社及び連結子会社1社で構成されており、M&Aアドバイザリー事業を主たる事業とし、「企業の成長と変革の触媒となり、道徳ある経済価値を創出する。」ことを企業理念に掲げております。主業であるM&Aアドバイザリー事業のほか、投資事業及びコンサルティング事業を行っており、3事業の有機的連携により顧客に高い付加価値を提供することを目指して事業を展開しております。

 

(M&Aアドバイザリー事業について)

M&Aアドバイザリー事業は、企業が買収や合併を行う際に譲渡希望者と買収希望者の仲介(以下「仲介形式」という)、またはいずれか一方のフィナンシャルアドバイザーとして助言(以下「FA形式」という)を行うものであり、国内中小企業が当事者となる市場を、主たる事業領域としております。

 

M&Aの本質的な意義は2社以上の会社が1つのグループを形成し、企業の非連続的成長を実現させていくための手段です。当社はM&Aアドバイザリー業務を、M&Aというプロジェクトの最適な推進を実現する「プロジェクト・マネジメント業務」であると定義しております。M&Aの対象となる事業をそのビジネスモデルから深く理解し、自らが当事者の視点をもって業務にあたることで、M&Aの成約そのものは当然のこと、M&A後の事業の成功を見据えた利害関係者の調整や、各種論点の整理、課題への対応案の検討等を適切に行い、M&Aのプロフェッショナルとして、提供するサポート品質を高く維持・向上させること、即ち高品質なアドバイザリーサービスの提供を徹底しております。

 

M&Aアドバイザリー事業は仲介形式とFA形式のいずれかで行われますが、売上の大部分を占める仲介形式の業務の流れは下記の通りです。なお、FA形式の場合は、下記の譲渡企業または買収企業の一方に対して、下記の図の記載のうち、その検討サイド(SELL SIDE又はBUY SIDE)に該当する工程を中心としたサービスの提供が行われることとなります。

 


 

 

(1) ソーシング・案件化フェーズ

当社は、譲渡希望者と秘密保持契約を締結し、入手した譲渡対象企業(一部の事業の譲渡の場合を含む)の情報を基に多面的な分析を行い、希望条件による譲渡を合理的に実現するための課題や論点を整理し、企業価値評価や最適ストラクチャ・譲渡スキームの検討を通して、M&Aの実現可能性を検討します。実現可能性があると判断した場合には、受託承認プロセスを経て、譲渡希望者及び譲渡対象会社と提携仲介契約を締結します。

譲渡希望者との提携仲介契約締結を受けて、買収候補者への提案のため、譲渡対象企業の事業内容、事業特性、財務内容、譲渡条件等を取り纏め、企業概要書等のM&A検討用資料を作成します。

 

(2) マッチングフェーズ

譲渡希望者の希望条件や譲渡対象企業の事業内容をもとに、社内データベースに蓄積された数十万社の企業情報データや買収希望ニーズデータの検索、或いは業務提携先企業への匿名情報(ノンネーム・シート)の共有等を通じて買収候補者を探索し、譲渡希望者の希望に沿い、かつ対象企業の企業価値を最大化しうると思われる買収候補者を選定し、匿名情報の範囲で初期的な関心の有無を打診します。

買収候補者が詳細情報の開示を希望する場合、当社は買収候補者と秘密保持契約を締結し、M&A検討用資料を提出します。買収候補者がM&A検討用資料を精査したうえで、本格的な買収検討に進む場合には、承認プロセスを経て、譲渡対象企業の詳細に亘る情報資料集(インフォメーション・パッケージ)を提供し、譲渡対象企業の買収を検討するうえで必要なQ&Aを実施します。加えて、譲渡対象企業の事業所や工場を視察いただくとともに、譲渡対象企業の株主や経営者と面談を実施するなどして譲渡対象企業への理解を深めてもらい、買収の是非及びその基本条件等を検討いただきます。

買収候補者が買収に係る初期的な意思決定に至った場合、希望する譲渡条件等を記載した「買収意向表明書」を作成いただき、譲渡希望者に対して提示します。

譲渡希望者は、買収候補者からの「買収意向表明書」を受領し、その受け入れ可否を検討します。複数の買収候補者から「買収意向表明書」が提出された場合は、それらを比較検討のうえで受け入れ可否を検討すると共に、独占的に交渉を進める買収候補者を1社に絞り込みます。

 

(3) エグゼキューションフェーズ

独占的に交渉を進める1社が選定されれば、当社は買収候補者と提携仲介契約を締結し、譲渡希望者と買収候補者との間で、「買収意向表明書」に記載された条件を基に、基本的な譲渡条件について調整を行います。

基本的な譲渡条件がまとまった段階で譲渡希望者と買収候補者との間で基本合意契約を締結していただきます。その後、買収候補者が譲渡対象企業に対してデューデリジェンスを実施し、譲渡対象企業のビジネスリスク、法務リスク、財務リスク等を調査し、その調査結果を踏まえて、譲渡希望者と買収候補者で最終的な条件交渉を行いますが、当社は買収候補者がスムーズなデューデリジェンスを実施できるよう環境を整備するとともに、客観的合理的見地から、条件調整を支援いたします。また、必要に応じてスキーム提案を行うなどして、双方の要望を満たす枠組みを提供し、M&Aが円滑に実現できるよう、プロフェッショナルとしての助言を行います。

最終的な譲渡条件が決定した段階で、最終契約書(譲渡スキームが株式譲渡であれば株式譲渡契約書)及び付随して必要となる各種の関連ドキュメントの作成を行います。また、並行して利害関係者との調整や、譲渡後の新経営体制の発足に必要となる各種の準備等、経営権の移転に伴い必要となる様々な課題について、その抽出と対応を支援します。最終契約書の内容が確定しましたら、譲渡希望者と買収候補者との間でこれを締結します。最終契約書に規定される各種のクロージング・コンディション(実行の前提条件)の整備を支援し、これらが整えば、クロージング(譲渡の実行、対価の支払等)が行われ、M&Aにかかる一連の取引が完了します。これらの業務の完了に伴い、譲渡側と買収側の双方より成功報酬を受領いたします。

なお、当社は公的機関や金融機関、各種専門家等など多様なネットワークからの紹介を通じて案件を受託しており、譲渡希望者や買収希望者を紹介された結果、成功報酬を受領することとなった場合には、紹介者に対し、原則として紹介料を支払うこととなります。

 

 

(その他の事業について)

その他の事業として、当社は投資事業を行っており、中小・中堅企業に対する直接投資やファイナンス支援を行い、ハンズオンで投資先企業の成長を支援しております。

また、当社の連結子会社である株式会社オンデックコンサルティングは、M&A戦略や事業計画の策定支援、経営管理体制の高度化、デューデリジェンス、PMIなどのコンサルティング事業を行っており、幅広いソリューションの提供を通じて、様々なステージの企業の成長を支援しております。

 

〔事業系統図〕

事業系統図は以下の通りであります。

 


 

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金
(千円)

主要な事業
の内容

議決権の所有

(又は被所有)
割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

株式会社オンデックコンサルティング

大阪市中央区

10,000

コンサルティング業

70.0

役員の兼任

 

(注) 有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

 

5 【従業員の状況】

(1) 連結会社の状況

2025年11月30日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

M&Aアドバイザリー事業

40

全社(共通)

17

合計

57

 

(注) 1. 従業員数は就業人数(当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であり、臨時雇用者数(契約社員、パートタイム労働者及び人材会社からの派遣社員)は、従業員数の100分の10未満であるため、記載を省略しております。

2. 当社グループは、M&Aアドバイザリー事業以外の重要なセグメントがないため、セグメント別の従業員数の記載はしておりません。なお、全社(共通)として記載している従業員数は、間接部門に所属する人数を記載しております。

 

(2) 提出会社の状況

2025年11月30日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

57

36.63

3.97

7,260

 

 

セグメントの名称

従業員数(名)

M&Aアドバイザリー事業

40

全社(共通)

17

合計

57

 

(注) 1. 従業員数は就業人数(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇用者数(契約社員、パートタイム労働者及び人材会社からの派遣社員)は、従業員数の100分の10未満であるため、記載を省略しております。

2. 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3. 当社は、M&Aアドバイザリー事業以外の重要なセグメントがないため、セグメント別の従業員数の記載はしておりません。なお、全社(共通)として記載している従業員数は、間接部門に所属する人数を記載しております。

 

(3) 労働組合の状況

労働組合は結成されておりませんが、労使関係は安定しております。

 

(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

提出会社及び連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。