(6)中間財務書類に対する注記

マレーシアの財務報告基準第134号に基づく開示

当中間財務書類は、当グループの2025年6月30日に終了した事業年度の監査済財務書類と併せて読まれるべきである。

 

A1 会計方針及び算定方法

当中間財務書類は未監査であり、マレーシアの財務報告基準(以下「MFRS」という)第134号「期中財務報告」及びブルサ・マレーシア・セキュリティーズ・バーハッド(以下「ブルサ・セキュリティーズ」という)のメイン・マーケットの上場規程第9条パートK第9.22項に準拠して作成されている。

本書に含まれる注記は、2025年6月30日に終了した事業年度以降の当グループの財政状態及び経営成績の変化を理解する上で重要な事象及び取引に係る説明を提供する。

当中間財務書類において当グループが採用している会計方針及び算定方法は、2025年6月30日に終了した事業年度の監査済年次財務書類において採用されたものと一致している。

2025年7月1日以降に開始する事業年度に有効なMFRSの修正は、当グループに重要な財務的影響を与えるものではない。

 

A2 事業における季節もしくは周期による変動要因

当グループの事業は、季節もしくは周期的な要因によって重要な影響を受けることはない。

 

A3 収益の内訳

 

 

2025年12月31日

に終了した

当四半期

会計期間

 

2024年12月31日

に終了した

前年同四半期

会計期間

 

2025年12月31日

に終了した

6ヶ月間(累計)

 

2024年12月31日

に終了した

6ヶ月間(累計)

 

千マレーシア・

リンギット

 

千マレーシア・

リンギット

 

千マレーシア・

リンギット

 

千マレーシア・

リンギット

公益事業

 

 

 

 

 

 

 

電力販売

2,483,498

 

3,145,495

 

5,090,205

 

6,274,030

水道水販売及び下水処理

2,012,313

 

1,640,508

 

4,133,736

 

3,376,989

スチーム販売

17,137

 

52,688

 

66,072

 

117,758

通信事業

203,169

 

227,180

 

341,876

 

458,037

その他

51,684

 

76,711

 

99,015

 

150,073

 

4,767,801

 

5,142,582

 

9,730,904

 

10,376,887

セメント及び建材業界

 

 

 

 

 

 

 

セメント、建築資材及び関連製品の販売

1,783,566

 

1,658,429

 

3,499,667

 

3,042,657

建設

 

 

 

 

 

 

 

建設契約収入

20,071

 

215,846

 

103,201

 

456,646

ホテルの運営

 

 

 

 

 

 

 

ホテルルーム並びに食品及び飲料

435,190

 

415,007

 

810,878

 

785,244

その他

5,928

 

5,867

 

12,433

 

10,554

 

441,118

 

420,874

 

823,311

 

795,798

不動産

 

 

 

 

 

 

 

不動産の販売

51,205

 

173,867

 

120,661

 

230,942

その他

5,267

 

4,949

 

10,522

 

9,909

 

56,472

 

178,816

 

131,183

 

240,851

 

 

マネージメント・サービス及びその他

 

 

 

 

 

 

管理、運営及び保守サービス

79,285

 

97,017

 

167,639

 

179,979

コンサルタント・サービス料

59,545

 

86,842

 

122,770

 

233,325

ライセンス料

2,418

 

3,025

 

4,642

 

5,829

不動産管理報酬

16,737

 

17,189

 

33,322

 

34,515

食品及び飲料事業

4,352

 

4,930

 

8,822

 

9,863

その他

185,031

 

33,495

 

250,215

 

56,221

 

347,368

 

242,498

 

587,410

 

519,732

その他のソース

 

 

 

 

 

 

 

賃貸料収入

34,103

 

35,591

 

64,673

 

64,949

受取利息

134,860

 

163,250

 

284,159

 

333,115

受取配当金

1,262

 

1,006

 

3,581

 

2,191

 

170,225

 

199,847

 

352,413

 

400,255

収益合計

7,586,621

 

8,058,892

 

15,228,089

 

15,832,826

 

 

A4 例外的又は非経常的な項目

当四半期累計期間において、当グループの資産、負債、資本、当期利益又はキャッシュ・フローに影響を及ぼす例外的又は非経常的な性質を有する項目は生じなかった。

 

A5 報告額の見積りの変更

当四半期会計期間の損益に重要な影響を及ぼす見積りに対する重要な変更はなかった。

 

A6 負債証券及び株式における変動

以下を除き、負債証券及び株式の発行、消却、買戻し、再売却及び償還はなかった。

 

変動の内容

平均行使価格

(マレーシア・リンギット)

2025年12月31日
に終了した
四半期会計期間

2025年12月31日
に終了した
6ヶ月間

2021年従業員株式オプション制度(以下「ESOS」という)に基づくESOSの行使により発行された株式

0.46

4,076,900株

32,314,691株

2025年/2028年新株予約権の行使により発行された株式

1.50

32,788,925株

258,365,432株

 

 

A7 配当金支払額

2025年12月31日に終了した四半期累計期間において、以下の配当金が支払われた。

 

(単位:千マレーシア・リンギット)

2025年6月30日終了事業年度に関する配当:

 

 

2025年10月23日に支払われた普通株式1株につき5.0センの中間配当

 

578,405

 

 

A8 セグメント情報

当グループには、以下の6つの報告セグメントがある。

(a)建設

(b)セメント及び建材業界

(c)不動産投資及び開発

(d)マネージメント・サービス及びその他

(e)ホテルの運営

(f)公益事業

 

経営陣は、資源配分に関する意思決定及び業績評価の実施を目的として、事業セグメントの営業損益を別個に監視している。

 

セグメント間価格は、交渉に基づいて決定される。

当グループの2025年12月31日に終了した四半期累計期間におけるセグメント業績は以下のとおりである。

 

(単位:千マレーシア・リンギット)

 

建設

セメント

及び建材

業界

不動産

投資及び

開発

マネージメ

ント・サー

ビス及び

その他

ホテル

の運営

公益事業

消去

合計

外部収益

103,201

3,501,535

203,331

865,254

823,736

9,731,032

15,228,089

セグメント

間収益

457,942

15,247

114,889

137,166

8,246

9,360

(742,850)

収益合計

561,143

3,516,782

318,220

1,002,420

831,982

9,740,392

(742,850)

15,228,089

セグメント

業績

 

 

 

 

 

 

 

 

営業(損失) /利益

(73,664)

851,651

52,884

198,207

155,965

1,713,703

2,898,746

財務費用

 

 

 

 

 

 

 

(1,164,190)

 

 

 

 

 

 

 

 

1,734,556

関連会社及び共同支配企業に対する持分損益

 

 

 

 

 

 

 

305,702

税引前利益

 

 

 

 

 

 

 

2,040,258

財務費用

 

 

 

 

 

 

 

1,164,190

減価償却費及び償却費

 

 

 

 

 

 

 

1,316,677

EBITDA

 

 

 

 

 

 

 

4,521,125

 

 

セグメント間価格は、交渉に基づいて決定される。

当グループの2024年12月31日に終了した四半期累計期間におけるセグメント業績は以下の通りである。

 

(単位:千マレーシア・リンギット)

 

建設

セメント

及び建材

業界

不動産

投資及び

開発

マネージメ

ント・サー

ビス及び

その他

ホテル

の運営

公益事業

消去

合計

外部収益

456,646

3,042,932

310,204

841,251

801,082

10,380,711

15,832,826

セグメント

間収益

697,108

38,177

105,225

417,343

4,809

7,171

(1,269,833)

収益合計

1,153,754

3,081,109

415,429

1,258,594

805,891

10,387,882

(1,269,833)

15,832,826

セグメント

業績

 

 

 

 

 

 

 

 

営業利益

12,094

686,082

38,728

193,012

142,715

2,055,780

3,128,411

財務費用

 

 

 

 

 

 

 

(1,216,247)

 

 

 

 

 

 

 

 

1,912,164

関連会社及び共同支配企業に対する持分損益

 

 

 

 

 

 

 

283,093

税引前利益

 

 

 

 

 

 

 

2,195,257

財務費用

 

 

 

 

 

 

 

1,216,247

減価償却費及び償却費

 

 

 

 

 

 

 

1,259,664

EBITDA

 

 

 

 

 

 

 

4,671,168

 

 

A9 当グループの組織変更

2025年12月31日に終了した当四半期累計期間において、企業結合、子会社に対する支配の獲得又は喪失、事業再編、並びに非継続事業を含め、当グループの重要な組織変更はなかった。

 

A10 偶発債務又は偶発資産における変動

2025年6月30日に終了した直近事業年度以降、当グループの偶発債務又は偶発資産に重要な変動はなかった。

 

A11 後発事象

当四半期末から当報告日までの期間において、重要な、あるいは非経常的な性質の項目、取引又は事象はなかった。

 

A12 公正価値測定

当グループは、測定に使用されるインプットの重要性を反映する以下の公正価値ヒエラルキーを使用して公正価値を測定する。

(a) レベル1:同一の資産又は負債の活発な市場における(無調整の)相場価格

(b) レベル2:資産又は負債に関して、直接的(すなわち価格)もしくは間接的(すなわち価格から算出される金額)に観察可能な、レベル1に含まれる相場価格以外のインプット

(c) レベル3:観察可能な市場データに基づかない、資産又は負債のインプット(すなわち観察不能なインプット)

 

以下の表は、公正価値で測定される当グループの資産及び負債を示している。

 

(単位:千マレーシア・リンギット)

 

レベル1

 

レベル2

 

レベル3

 

合計

2025年12月31日現在

 

 

 

 

 

 

 

資産

 

 

 

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

 

 

 

-為替先渡契約

 

46

 

 

46

 -インカム/エクイティ

  ファンド

 

1,928,376

 

 

1,928,376

 -株式投資

17,110

 

85,979

 

 

103,089

 -負債性金融商品

 

250,000

 

 

250,000

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

56,752

 

9,909

 

117,843

 

184,504

ヘッジ目的で使用されるデリバティブ

 

38,347

 

 

38,347

73,862

 

2,312,657

 

117,843

 

2,504,362

負債

 

 

 

 

 

 

 

ヘッジ目的で使用されるデリバティブ

 

186,254

 

 

186,254

 

186,254

 

 

186,254

 

 

ブルサ・セキュリティーズのメイン・マーケットの上場規程付録9BパートAに基づく開示

 

B1 経営成績

 

(単位:千マレーシア・リンギット)

 

2025年

12月31日

に終了した

四半期

会計期間

2024年

12月31日

に終了した

四半期

会計期間

増減率

(%)

+/-

2025年

12月31日

に終了した

四半期

累計期間

2024年

12月31日

に終了した

四半期

累計期間

増減率

(%)

+/-

収益

 

 

 

 

 

 

建設

20,071

215,846

-91%

103,201

456,646

-77%

セメント及び建材業界

1,784,080

1,658,530

8%

3,501,535

3,042,932

15%

不動産投資及び開発

93,964

214,258

-56%

203,331

310,204

-34%

マネージメント・サービス及び
その他

484,906

399,196

21%

865,254

841,251

3%

ホテルの運営

441,343

425,910

4%

823,736

801,082

3%

公益事業

4,762,257

5,145,152

-7%

9,731,032

10,380,711

-6%

 

7,586,621

8,058,892

 

15,228,089

15,832,826

 

税引前利益/(損失)

 

 

 

 

 

 

建設

(39,640)

5,144

-871%

(73,667)

12,094

-709%

セメント及び建材業界

413,349

349,797

18%

788,044

593,310

33%

不動産投資及び開発

12,018

1,780

575%

19,926

(5,714)

449%

マネージメント・サービス及び
その他

16,642

121,267

-86%

(8,978)

(46,683)

81%

ホテルの運営

98,460

86,647

14%

163,379

132,596

23%

公益事業

563,647

731,425

-23%

1,151,554

1,509,654

-24%

 

1,064,476

1,296,060

 

2,040,258

2,195,257

 

 

 

当四半期会計期間において、当グループの収益は前年同四半期会計期間に計上された8,058.9百万マレーシア・リンギットに対し、7,586.6百万マレーシア・リンギットであった。当グループの税引前利益は1,064.5百万マレーシア・リンギットであり、前年同期間に計上された1,296.1百万マレーシア・リンギットと比較して231.6百万マレーシア・リンギット、すなわち17.9%減少した。

2025年12月31日に終了した6ヶ月間において、当グループの収益は前年同期間に計上された15,832.8百万マレーシア・リンギットに対し、15,228.1百万マレーシア・リンギットであった。当グループの税引前利益は2,040.3百万マレーシア・リンギットであり、前年同期間に計上された2,195.3百万マレーシア・リンギットと比較して155.0百万マレーシア・リンギット、すなわち7.1%減少した。

2024年12月31日に終了した前年同四半期会計期間及び四半期累計期間と比較した、2025年12月31日に終了した当四半期会計期間及び四半期累計期間の各事業セグメントの業績は、以下の分析に記載されている。

 

建設

2025年12月31日に終了した四半期会計期間及び6ヶ月間における収益の悪化及び税引前損失への転落は、主要な外部契約に関連した工事が完了したことによるものであった。

 

セメント及び建材業界

2025年12月31日に終了した四半期会計期間及び6ヶ月間における収益の増加は、主に生コンクリート及び特殊セメント製品の販売量が改善したこと、並びにセメントの輸出が増加したことによるものであった。法令順守に伴い輸送コストが増加したにもかかわらず、再生可能エネルギーの導入拡大及び廃熱回収プラントの増設を含め、徹底した継続的なコスト管理及び効率性強化により、税引前利益は増加した。

 

不動産投資及び開発

2025年12月31日に終了した四半期会計期間及び6ヶ月間において、このセグメントの収益が減少したのは、主に英国におけるブラバゾン・プロジェクトの売上が減少したことによるものであるが、イポー及びクランバレーで進行中のプロジェクトから認識された収益の増加により一部相殺された。収益減少にもかかわらず、主にワイ・ティー・エル・ホスピタリティREITにおいて外貨建借入金に係る未実現為替差益及び豪ドル金利の低下による財務費用の減少が生じたことにより、税引前利益は増加した。同6ヶ月間において、ワイ・ティー・エル・ランド・アンド・デベロップメント・バーハッドが保有するベンダー手形及びインカムファンドの投資有価証券に係る公正価値評価損失の減少により、税引前利益はさらに改善した。

 

マネージメント・サービス及びその他

2025年12月31日に終了した四半期会計期間及び6ヶ月間の収益は、主にデータセンター事業からの業績貢献が増えたことにより増加し、ランヒル・ユーティリティーズ・バーハッドにおけるコンサルティング・サービス報酬の減少により一部相殺された。収益は増加したものの、主にヨルダンのプロジェクト事業体に提供した株主ローンから生じる未実現為替差損により、同四半期会計期間比較の税引前利益は大幅に減少した。同6ヶ月間比較においては、主にヨルダンのプロジェクト事業体に提供した株主ローンから生じる未実現為替差損(非資金項目)が減少したことに加え、データセンター事業からの業績貢献が増加したことにより、税引前損失額は減少した。

 

ホテルの運営

2025年12月31日に終了した四半期会計期間及び6ヶ月間において、主要な不動産における稼働率及び平均客室単価が上昇したことにより、このセグメントの収益及び税引前利益はともに増加した。

 

公益事業

公益事業セグメントは、前年同四半期会計期間において5,145.2百万マレーシア・リンギットの収益及び731.4百万マレーシア・リンギットの税引前利益を計上したのに対して、当四半期会計期間において4,762.3百万マレーシア・リンギットの収益及び563.7百万マレーシア・リンギットの税引前利益を計上し、収益及び税引前利益はそれぞれ7.4%及び22.9%減少した。公益事業セグメント内の部門の業績は以下の通りである。

・電力発電部門については、収益及び税引前利益は3,279.1百万マレーシア・リンギット及び729.8百万マレーシア・リンギットからそれぞれ2,547.6百万マレーシア・リンギット及び440.8百万マレーシア・リンギットに減少し、前年同四半期会計期間と比較して、それぞれ22.3%及び39.6%減少した。収益及び税引前利益の減少は、主に小売価格及びプール価格が下落したことが影響している。

・水道及び下水部門については、収益及び税引前利益は1,639.8百万マレーシア・リンギット及び60.4百万マレーシア・リンギットから、それぞれ2,012.7百万マレーシア・リンギット及び181.1百万マレーシア・リンギットに増加した。収益及び税引前利益の増加は主に、英国におけるウェセックス・ウォーター・サービシズ・リミテッドの規制当局であるOfwatにより値上げが許可されたことに加え、ランヒルSAJセンドリアン・バーハッドからの料金収益の増加が貢献している。

・電気通信部門については、前年同四半期会計期間の収益が229.2百万マレーシア・リンギット、税引前損失が59.4百万マレーシア・リンギットであったのに対し、当四半期会計期間の収益は207.0百万マレーシア・リンギット、税引前損失は60.5百万マレーシア・リンギットであった。収益の減少は主にプロジェクト収益の減少によるものであり、税引前損失は前年同四半期会計期間とほぼ同水準であった。

 

2025年12月31日に終了した6ヶ月間において、このセグメントは9,731.0百万マレーシア・リンギットの収益及び1,151.6百万マレーシア・リンギットの税引前利益をそれぞれ計上し、前年同期間と比較してそれぞれ6.3%及び23.7%減少した。

当四半期会計期間における各部門の業績に関する上記の説明は、2025年12月31日に終了した6ヶ月間における業績についても適用される。

 

B2 直前の四半期会計期間との比較

 

(単位:千マレーシア・リンギット)

 

 

2025年12月31日

に終了した

当四半期会計期間

 

2025年9月30日

に終了した

前四半期会計期間

 

増減率

(%)

+/-

収益

 

7,586,621

 

7,641,468

 

-1%

税引前利益

 

1,064,476

 

975,782

 

9%

税引後利益

 

787,972

 

664,275

 

19%

 

 

収益は前四半期会計期間と概ね整合していた。建設セグメント及び公益事業セグメントを除くすべての事業セグメントからの税引前利益が増加したことにより、当グループの税引前利益は9.1%増加した。

 

B3 2025年6月30日に終了した前事業年度の監査報告書

2025年6月30日に終了した事業年度の財務書類についての監査報告書には、いかなる限定も付されていない。

 

B4 業績の見込み

建設

当グループは、厳しい競争環境において課題に直面しているものの、当グループの建設プロジェクトが順調に進んでいることを維持しながら、受注を増加させるための措置を積極的に講じている。

 

セメント及び建材業界

セメント需要は、マレーシアが高付加価値産業の地域ハブとしての地位を確立していることに支えられ、産業用及び商業用建設活動の好調な勢いと共に堅調に推移することが予想される。提案されているジョホール・シンガポール経済特別区(JS-SEZ)などの大規模インフラ及び都市輸送プロジェクトは、短中期的な成長の主な牽引役となることが見込まれる。また、マレーシアの人口構造は比較的若く、都市化が進んでいるため、長期的なセメント需要を引き続き支えていくことが予想される。当グループの戦略的に配置された設備及び統合された物流ネットワークは、物流の課題と上昇するコスト圧力に対応しつつ、国内需要の高まりに応える体制が十分に整っている。さらに、ランカウイ・プラントが輸出の機会を活用する上で重要な優位性をもたらしている。

インフレ圧力と世界的な経済的・地政学的不確実性が続いているものの、当グループは慎重ながらも楽観的な姿勢を維持しており、当グループの事業、物流及び流通ネットワークのさらなる効率化追及に尽力している。

 

不動産投資及び開発

2026年度予算において、初めて住宅を購入する人向けに住宅信用保証制度が200億マレーシア・リンギットに拡大されるなど積極的な政策が導入されたことにより、当グループは市場心理の緩やかな回復を見込んでいる。

これらの進展を踏まえ、当グループは今後も買い手の嗜好及び市場需要の変化に合わせて、プロジェクトの立ち上げ時期を戦略的に調整していく。政策的環境は追い風であると思われるものの、当グループは来年の見通しについて、リスクを注視しつつ慎重な楽観姿勢を維持する。

 

ホテルの運営、マネージメント・サービス及びその他

当グループが事業を行っている地域において、ホスピタリティ・セクターは国内外の旅行需要の持続的な成長に支えられ、安定を維持すると予想される。

当グループの管理下にある事業ポートフォリオは、資産の戦略的配置、強力なブランド提携及び継続的な資産価値向上の施策に牽引され、堅調な営業結果を引き続き達成している。当グループは、株主に持続可能な成長と長期的な価値を提供することを目指している。

 

公益事業

電力発電

ワイ・ティー・エル・パワーセラヤ・プライベート・リミテッド(以下「YTLパワーセラヤ」という)は、プラウ・セラヤ・パワーステーション(PSPS)における水素燃料対応600MWのコンバインドサイクル・ガスタービン(以下「CCGT」という)の建設を2024年10月に開始しており、2027年12月に完成が見込まれている。YTLパワーセラヤのCCGT発電プラントは、水素混焼率30%以上(体積比)の対応を予定しており、将来的には運用上、水素100%に対応できるよう改良可能な能力も備えたものになる。水素ガスの燃焼は温室効果ガスを発生させないため、この発電プラントは排出量の削減に寄与し、これにより環境的に持続可能な慣行への当組織の関与が明確に示される。

発電は不可欠なサービスであるため、電力需要は安定的に推移することが予想される。このセグメントは、顧客サービス、業務効率、及び中核事業の範囲を超えて複数の公益事業の総合的な供給への多角化追求を引き続き重視する予定である。

当グループは、隣接する600MWのグリーン・データ・センター・パークへの電力供給に併用するため、クライ・ヤング・エステートの大部分を、最大500MWの発電能力を有する大規模な太陽光発電施設として開発中であり、現在は太陽光発電施設の第1フェーズが建設中である。これは、今後、より持続可能で再生可能なエネルギー・ソリューションへの投資を推進する当グループのシフトに沿ったものである。

 

水道及び下水部門

2025年2月、ウェセックス・ウォーターは水道サービス規制局(以下「Ofwat」という)に対し、同社の2025年から2030年を対象とした事業計画に関するOfwatの最終決定を競争市場局(以下「CMA」という)に付託するよう要請した。CMAは2025年10月に暫定的な調査結果を公表し、認可されたコストは22億マレーシア・リンギット(4億英ポンド)増加し、当該5年にわたる平均顧客請求額は追加で5%増加される結果となった。これは、特にウェセックス・ウォーターが認可申請したコストの半額以上であり、他社の結果と比較しても良好な結果であったことから、当該プロセスにおける重要な進展である。CMAによる最終決定は2026年3月に予定されている。指定事業以外では、ウェセックス・ウォーターは、より広い英国グループ内でのオーガニック・グロースのための低リスクの機会を探求し続けている。

 

電気通信事業

無制限5Gと4Gデータを現在提供している当グループのYES #FirstTo5G及びInfiniteデータプラン、並びにInfiniteプラス・デバイス・プランにより、ユーザーは第5世代のワイヤレス・モバイル・テクノロジーを体験することができ、より高速なデータ速度、超低遅延、より信頼性の高いカバレッジ、大規模なネットワーク容量、より均一なユーザー・エクスペリエンスを提供している。ワイ・ティー・エル・コミュニケーションズ・センドリアン・バーハッドは、デジタル・ナショナル・バーハードの5Gネットワークを活用して、マレーシア初の5G Advancedネットワーク(5Gと比較して速度と低遅延性をさらに進化させ、AIの統合が含まれる)をクランバレーにおいて展開することにより、競争力を向上させた。

このセグメントは、手頃な価格のデータプランを提供し続け、革新的な5Gサービスを提供することにより、パートナーシップとコラボレーションによって強化された加入者基盤の拡大を目指している。

 

投資持株会社の活動

当グループは、現在、ワイ・ティー・エル・グリーン・データ・センター・パークをジョホール州のクライ・ヤング・エステート内に開発中である。これは、オンサイトの再生可能太陽エネルギーを動力源に併用するマレーシア初のデータセンター・キャンパスとなる。同キャンパスは、高いエネルギー効率を達成するために、設計及び運用に革新的かつ持続可能なソリューションを取り込む予定である。同キャンパスは、同地域におけるハイパースケーラー及びコロケーションサービスの顧客からの、環境に優しく費用効率の高いデータセンター・ソリューションに対する需要の高まりに応えることが期待されている。

ワイ・ティー・エル・デジタル・バンク・バーハッドが運営するRytバンクは、財務省(MoF)よりデジタル銀行免許が2024年12月20日付で発行され、2025年8月25日に営業を開始した。Rytバンクは、ワイ・ティー・エル・デジタル・キャピタル・センドリアン・バーハッド及びシー・リミテッドの支援を受け、その設立が大きく注目された。同行は、人工知能(AI)の力を活用して比類のない顧客体験を提供することで、顧客の財務目標達成を支援するとともに、有意義で包括的な金融サービスの提供を目指す。

 

当グループは、当グループの事業が本質的に不可欠なものであるため、当グループの事業セグメントの業績が堅調に推移していくものと予想しており、関連するリスクとすべての事業セグメントに係る影響を引き続き注視していく。

 

B5 利益予測

当グループは、当四半期会計期間において、利益予測又は利益保証を公表していない。

 

B6 当期利益

 

(単位:千マレーシア・リンギット)

 

 

2025年12月31日

に終了した

当四半期会計期間

 

2025年12月31日

に終了した

当四半期累計期間

当期利益に影響する費用/(収益):

 

 

 

 

投資不動産の公正価値の調整額

 

25,540

 

25,558

債権の減損に対する引当金-戻入後

 

83,718

 

129,687

契約コストの償却

 

702

 

1,406

交付金及び拠出金の償却

 

(5,749)

 

(7,597)

無形資産の償却

 

28,293

 

57,744

サービス委譲契約に係る資産の償却

 

115,076

 

222,889

貸倒損失

 

222

 

681

有形固定資産の減価償却費

 

462,555

 

905,278

使用権資産の減価償却費

 

79,410

 

140,136

受取配当金

 

(1,267)

 

(3,615)

デリバティブの公正価値の変動

 

(32)

 

2

金融資産の公正価値の変動

 

3,376

 

(3,344)

為替差損

 

111,329

 

116,874

支払利息

 

579,358

 

1,164,190

受取利息

 

(37,936)

 

(83,246)

投資有価証券売却益純額

 

(1,420)

 

(2,744)

投資不動産処分益純額

 

(252)

 

(252)

有形固定資産処分益純額

 

(1,193)

 

(5,759)

有形固定資産評価損の(戻入)/繰入

 

(8,222)

 

3,476

繰延収益の(収益認識)/取崩

 

413

 

(3,179)

棚卸資産の評価減の戻入

 

(822)

 

(264)

 

 

B7 法人税等

(単位:千マレーシア・リンギット)

 

 

2025年12月31日

に終了した

当四半期会計期間

 

2025年12月31日

に終了した

当四半期累計期間

当期に関する

 

 

 

 

 -法人所得税

 

245,905

 

466,421

 -繰延税金

 

30,599

 

121,590

 

 

276,504

 

588,011

 

 

当グループの実効税率がマレーシアの法定所得税率より高いのは、主に税務上損金算入できない特定の費用によるもので、当グループが事業を行っている特定の管轄区域においてマレーシアより低い税率が適用される所得によって、一部相殺された。

 

B8 当グループにおける計画

公表されているが完了していない計画

本報告書日現在、当社が公表しているが完了していない計画はなかった。

 

B9 当グループの借入金及び負債証券

2025年12月31日現在、当グループの借入金及び負債証券は以下の通りである。

 

(単位:千マレーシア・リンギット)

 

 

担保付

 

無担保

 

合計

流動

 

 

 

 

 

 

銀行引受手形及びトレード・ファシリティ

 

 

6,232

 

6,232

当座借越

 

 

71,314

 

71,314

無担保転換社債

 

 

2,092

 

2,092

ハイヤー・パーチェス・クレディター

 

2,250

 

 

2,250

リボルビング信用枠

 

91,600

 

4,216,002

 

4,307,602

ターム・ローン

 

54,994

 

2,477,576

 

2,532,570

社債

 

122,729

 

1,055,000

 

1,177,729

 

 

271,573

 

7,828,216

 

8,099,789

非流動

 

 

 

 

 

 

ハイヤー・パーチェス・クレディター

 

9,211

 

 

9,211

リボルビング信用枠

 

 

989,545

 

989,545

ターム・ローン

 

5,510,590

 

3,761,976

 

9,272,566

社債

 

612,265

 

34,015,690

 

34,627,955

 

 

6,132,066

 

38,767,211

 

44,899,277

 

 

 

 

 

 

 

借入金合計

 

6,403,639

 

46,595,427

 

52,999,066

 

 

上記に含まれている外貨建借入金は以下の通りである。

 

 

 

外貨

 

マレーシア・リンギット

換算額

 

 

(単位:千)

 

(単位:千)

米ドル

 

319,310

 

1,295,441

シンガポール・ドル

 

1,188,744

 

3,755,837

英ポンド

 

3,836,438

 

20,955,008

日本円

 

24,176,824

 

626,760

タイ・バーツ

 

2,284,727

 

294,353

オーストラリア・ドル

 

484,380

 

1,315,964

ニュージーランド・ドル

 

144,000

 

337,666

ユーロ

 

307

 

1,463

 

 

 

 

28,582,492

 

 

当社によって保証されている子会社による借入金335.4百万マレーシア・リンギット、220.0百万米ドル、44.7百万シンガポール・ドル、79.4百万英ポンド、92億円及び144.0百万ニュージーランド・ドル(合計2,378.7百万マレーシア・リンギット換算額)を除いて、子会社の借入金はすべて当社に対する償還請求権はない。

 

B10 デリバティブ金融商品、金融負債の公正価値の変動

(a)デリバティブ金融商品

2025年12月31日現在、当グループにおける未決済のデリバティブは以下の通りである。

 

(単位:千マレーシア・リンギット)

デリバティブの種類

 

契約上の名目元本

 

公正価値

燃料油スワップ

 

 

 

 

 -1年未満

 

1,734,968

 

(110,414)

 -1年から3年

 

362,815

 

(24,867)

 -3年超

 

80,700

 

(2,590)

為替先渡取引

 

 

 

 

 -1年未満

 

18,815,105

 

(9,575)

 -1年から3年

 

2,349,457

 

(2,543)

 -3年超

 

164,002

 

2,128

 

 

当グループは、将来の様々な日に発生することが予想される、蓋然性の高い燃料の購入予定取引をヘッジする目的で燃料スワップを締結した。燃料スワップは、これらの取引の予想発生時期に合わせた満期日を設定している。

当グループは、将来の様々な日に発生することが予想される、蓋然性の高い外貨建予定取引をヘッジする目的で為替先渡取引を締結した。為替先渡取引は、これらの取引の予想発生時期に合わせた満期日を設定している。

すべてのデリバティブ金融商品は、当グループの信用リスクのエクスポージャーを制限する目的で信用力のある相手先との間で実行される。

 

(b)金融負債の公正価値の変動

2025年12月31日に終了した当四半期会計期間及び四半期累計期間における金融負債の公正価値の変動による利得/(損失)は以下の通りである。

 

(単位:千マレーシア・リンギット)

金融負債の種類

公正価値測定の

基準

利得/(損失)の理由

公正価値の変動による利得/(損失)

2025年12月31日

に終了した

当四半期会計期間

2025年12月31日

に終了した

当四半期累計期間

為替先渡取引

契約レートと先渡相場レートとの為替レート差

契約レートと先渡相場レートとの為替レート差が当グループに対し有利/(不利)に変動した。

32

(2)

 

 

合計

32

(2)

 

 

B11 重要な訴訟

本報告書日現在、直近の年次財政状態計算書日以降において重要な訴訟はなかった。

 

B12 配当金

当四半期会計期間において、宣言された配当金はない。

 

B13 1株当たり利益

(i) 基本的1株当たり利益

当グル-プの基本的1株当たり利益は、以下の通りに親会社の所有者に帰属する当四半期会計期間及び四半期累計期間の純利益を当四半期会計期間及び四半期累計期間の期中加重平均発行済普通株式数で除して計算されている。

 



 

2025年12月31日に終了した

当四半期

会計期間

 

2024年12月31日に終了した

前年同四半期

会計期間

 

2025年12月31日に終了した

6ヶ月間

(累計)

 

2024年12月31日に終了した

6ヶ月間

(累計)

親会社の所有者に帰属する利益(千マレ-シア・リンギット)

438,032

 

580,008

 

784,511

 

913,721

加重平均普通株式数(千株)

11,343,958

 

11,029,169

 

11,535,780

 

11,025,662

基本的1株当たり利益(セン)

3.86

 

5.26

 

6.80

 

8.29

 

 

(ⅱ) 希薄化後1株当たり利益

当グル-プの希薄化後1株当たり利益は、以下の通りに親会社の所有者に帰属する当四半期会計期間及び四半期累計期間の純利益を当四半期会計期間及び四半期累計期間の調整後期中加重平均発行済普通株式数で除して計算されている。

 

 

2025年12月31日に終了した

当四半期

会計期間

 

2024年12月31日に終了した

前年同四半期

会計期間

 

2025年12月31日に終了した

6ヶ月間

(累計)

 

2024年12月31日に終了した

6ヶ月間

(累計)

親会社の所有者に帰属する利益(千マレ-シア・リンギット)

438,032

 

580,008

 

784,511

 

913,721

調整後加重平均普通株式数
-希薄化後(千株)

 

 

 

 

 

 

 

加重平均普通株式数-基本的

11,343,958

 

11,029,169

 

11,535,780

 

11,025,662

未行使の2025年/2028年新株予約権の影響

658,940

 

 

694,910

 

未行使の従業員株式オプション制度の影響

106,807

 

182,027

 

109,109

 

191,377

 

12,109,705

 

11,211,196

 

12,339,799

 

11,217,039

希薄化後1株当たり利益(セン)

3.62

 

5.17

 

6.36

 

8.15

 

 

未行使の新株予約権及びESOSがすべて行使された場合に受け取る見込みの現金合計は、2,824.1百万マレ-シア・リンギットである。よって、プロフォ-マ・ベ-スの純資産は2,824.1百万マレ-シア・リンギット増加し、1株当たり純資産は0.21マレ-シア・リンギットの減少となる。希薄化後1株当たり利益、純資産及び1株当たり純資産の計算において、現金受取額に関して計上された利益はない。

 

 

 

 

 

 

 

 

取締役会の命により

ホ-・セイ・ケン

秘書役

 

クアラルンプ-ル

日付:2026年2月26日