2【財務諸表等】

(1)【財務諸表】

①【貸借対照表】

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2024年12月31日)

当事業年度

(2025年12月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

13,460

6,006

受取手形

2,442

1,002

電子記録債権

4,965

6,094

売掛金

57,675

55,360

商品及び製品

30,508

31,692

仕掛品

6,087

5,464

原材料及び貯蔵品

11,564

11,052

前渡金

1,607

334

前払費用

2,232

2,113

短期貸付金

5,010

5,341

未収入金

27,139

24,266

その他

757

1,533

貸倒引当金

6

106

流動資産合計

163,440

150,149

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物

31,130

29,898

構築物

7,251

7,094

機械及び装置

26,348

24,712

車両運搬具

82

199

工具、器具及び備品

5,376

4,767

土地

25,384

25,341

建設仮勘定

928

1,695

有形固定資産合計

96,499

93,706

無形固定資産

 

 

のれん

1,077

1,011

ソフトウエア

13,626

10,644

その他

270

207

無形固定資産合計

14,972

11,863

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

7,127

6,672

関係会社株式

492,464

453,425

関係会社出資金

32,246

32,246

長期貸付金

3,925

4,234

前払年金費用

44,400

49,865

その他

17,236

14,734

貸倒引当金

146

146

投資その他の資産合計

597,251

561,030

固定資産合計

708,722

666,599

資産合計

※1 872,162

※1 816,748

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2024年12月31日)

当事業年度

(2025年12月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

電子記録債務

10,327

9,668

買掛金

71,676

63,833

短期借入金

116,031

86,703

コマーシャル・ペーパー

15,000

1年内償還予定の社債

10,000

5,000

未払金

17,751

14,858

未払法人税等

566

631

賞与引当金

4,288

4,935

役員賞与引当金

83

97

環境対策引当金

1

1

製品補償損失引当金

124

未払費用

582

732

前受金

117

141

預り金

175

164

資産除去債務

136

その他

1,865

503

流動負債合計

233,721

202,267

固定負債

 

 

社債

100,000

95,000

長期借入金

209,800

179,800

長期未払法人税等

7

退職給付引当金

33

12

株式給付引当金

568

695

関係会社事業損失引当金

192

224

環境対策引当金

146

145

資産除去債務

638

638

繰延税金負債

933

3,615

その他

2,578

2,433

固定負債合計

314,888

282,570

負債合計

※1 548,609

※1 484,837

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

96,557

96,557

資本剰余金

 

 

資本準備金

94,156

94,156

資本剰余金合計

94,156

94,156

利益剰余金

 

 

その他利益剰余金

 

 

国庫補助金等圧縮積立金

53

44

保険差益圧縮積立金

136

128

収用等圧縮積立金

753

724

買換資産圧縮積立金

3,296

3,088

繰越利益剰余金

140,403

150,873

利益剰余金合計

144,642

154,857

自己株式

1,498

1,505

株主資本合計

333,856

344,064

評価・換算差額等

 

 

その他有価証券評価差額金

3,424

3,249

繰延ヘッジ損益

13,726

15,402

評価・換算差額等合計

10,302

12,153

純資産合計

323,553

331,912

負債純資産合計

872,162

816,748

 

②【損益計算書】

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(自 2024年1月1日

 至 2024年12月31日)

当事業年度

(自 2025年1月1日

 至 2025年12月31日)

売上高

※2 258,390

※2 254,895

売上原価

※2 209,939

※2 206,183

売上総利益

48,451

48,712

販売費及び一般管理費

※1 40,004

※1 40,085

営業利益

8,448

8,627

営業外収益

 

 

受取利息

※2 393

※2 446

受取配当金

※2 15,662

※2 13,796

為替差益

432

161

雑収入

664

461

営業外収益合計

17,151

14,865

営業外費用

 

 

支払利息

※2 2,210

※2 2,643

出資金評価損

1,006

雑損失

1,596

1,250

営業外費用合計

3,806

4,898

経常利益

21,792

18,593

特別利益

 

 

固定資産売却益

※3 3,954

関係会社株式及び出資金売却益

※4 8,939

※4 858

美術品売却益

6,874

投資有価証券売却益

4,127

432

特別利益合計

17,020

8,164

特別損失

 

 

固定資産処分損

※5 1,017

※5 481

減損損失

28

68

関係会社株式評価損

※6 2,958

特別損失合計

1,045

3,507

税引前当期純利益

37,767

23,250

法人税、住民税及び事業税

12

814

法人税等調整額

1,602

2,725

法人税等合計

1,591

3,539

当期純利益

36,176

19,711

 

③【株主資本等変動計算書】

前事業年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

(単位:百万円)

 

株主資本

 

資本金

資本剰余金

利益剰余金

 

資本準備金

資本剰余金合計

その他利益剰余金

 

国庫補助金等圧縮積立金

保険差益圧縮積立金

収用等圧縮積立金

買換資産圧縮積立金

当期首残高

96,557

94,156

94,156

64

143

773

3,679

当期変動額

 

 

 

 

 

 

 

国庫補助金等圧縮積立金の取崩

 

 

 

10

 

 

 

保険差益圧縮積立金の取崩

 

 

 

 

7

 

 

収用等圧縮積立金の取崩

 

 

 

 

 

20

 

買換資産圧縮積立金の取崩

 

 

 

 

 

 

382

剰余金の配当

 

 

 

 

 

 

 

当期純利益

 

 

 

 

 

 

 

自己株式の取得

 

 

 

 

 

 

 

自己株式の処分

 

 

 

 

 

 

 

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

 

 

 

 

 

 

 

当期変動額合計

-

-

-

10

7

20

382

当期末残高

96,557

94,156

94,156

53

136

753

3,296

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

株主資本

評価・換算差額等

純資産合計

 

利益剰余金

自己株式

株主資本合計

その他有価証券評価差額金

繰延ヘッジ損益

評価・換算差額等合計

 

その他利益剰余金

利益剰余金合計

 

繰越利益剰余金

当期首残高

111,404

116,062

1,586

305,188

4,797

9,782

4,985

300,203

当期変動額

 

 

 

 

 

 

 

 

国庫補助金等圧縮積立金の取崩

10

-

 

-

 

 

 

-

保険差益圧縮積立金の取崩

7

-

 

-

 

 

 

-

収用等圧縮積立金の取崩

20

-

 

-

 

 

 

-

買換資産圧縮積立金の取崩

382

-

 

-

 

 

 

-

剰余金の配当

7,597

7,597

 

7,597

 

 

 

7,597

当期純利益

36,176

36,176

 

36,176

 

 

 

36,176

自己株式の取得

 

 

8

8

 

 

 

8

自己株式の処分

 

 

96

96

 

 

 

96

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

 

 

 

 

1,373

3,945

5,318

5,318

当期変動額合計

28,999

28,579

88

28,667

1,373

3,945

5,318

23,350

当期末残高

140,403

144,642

1,498

333,856

3,424

13,726

10,302

323,553

 

当事業年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)

(単位:百万円)

 

株主資本

 

資本金

資本剰余金

利益剰余金

 

資本準備金

資本剰余金合計

その他利益剰余金

 

国庫補助金等圧縮積立金

保険差益圧縮積立金

収用等圧縮積立金

買換資産圧縮積立金

当期首残高

96,557

94,156

94,156

53

136

753

3,296

当期変動額

 

 

 

 

 

 

 

国庫補助金等圧縮積立金の取崩

 

 

 

9

 

 

 

保険差益圧縮積立金の取崩

 

 

 

 

6

 

 

収用等圧縮積立金の取崩

 

 

 

 

 

20

 

買換資産圧縮積立金の取崩

 

 

 

 

 

 

170

税率変更による積立金の調整額

 

 

 

0

2

9

38

剰余金の配当

 

 

 

 

 

 

 

当期純利益

 

 

 

 

 

 

 

自己株式の取得

 

 

 

 

 

 

 

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

 

 

 

 

 

 

 

当期変動額合計

10

8

29

209

当期末残高

96,557

94,156

94,156

44

128

724

3,088

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

株主資本

評価・換算差額等

純資産合計

 

利益剰余金

自己株式

株主資本合計

その他有価証券評価差額金

繰延ヘッジ損益

評価・換算差額等合計

 

その他利益剰余金

利益剰余金合計

 

繰越利益剰余金

当期首残高

140,403

144,642

1,498

333,856

3,424

13,726

10,302

323,553

当期変動額

 

 

 

 

 

 

 

 

国庫補助金等圧縮積立金の取崩

9

 

 

 

 

保険差益圧縮積立金の取崩

6

 

 

 

 

収用等圧縮積立金の取崩

20

 

 

 

 

買換資産圧縮積立金の取崩

170

 

 

 

 

税率変更による積立金の調整額

50

 

 

 

 

剰余金の配当

9,496

9,496

 

9,496

 

 

 

9,496

当期純利益

19,711

19,711

 

19,711

 

 

 

19,711

自己株式の取得

 

 

6

6

 

 

 

6

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

 

 

 

 

175

1,676

1,851

1,851

当期変動額合計

10,471

10,215

6

10,209

175

1,676

1,851

8,358

当期末残高

150,873

154,857

1,505

344,064

3,249

15,402

12,153

331,912

 

【注記事項】
(重要な会計方針)

1.有価証券の評価基準及び評価方法

(1) 子会社株式及び関連会社株式

移動平均法による原価法

(2) その他有価証券

①市場価格のない株式等以外のもの

 期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)

②市場価格のない株式等

 移動平均法による原価法

 

2.デリバティブの評価基準及び評価方法

 時価法

 

3.棚卸資産の評価基準及び評価方法

 主として先入先出法による原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)

 

4.固定資産の減価償却の方法

(1) 有形固定資産(リース資産を除く)

建物、工具、2016年4月1日以降に取得した建物附属設備及び構築物:定額法

器具、備品:定率法

その他の有形固定資産:一部定額法によるものを除き、主として定率法

なお、主な耐用年数は次のとおりです。

建物          8~50年

機械及び装置      8年

(2) 無形固定資産(のれん、リース資産を除く)

定額法

なお、自社利用のソフトウエアについては、社内における利用可能期間(5年)に基づく定額法

(3) のれん

20年以内の合理的な期間での均等償却

(4) リース資産

 所有権移転ファイナンス・リース取引については、自己所有の固定資産に適用する減価償却方法と同一の方法

 所有権移転外ファイナンス・リース取引については、リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法

 

5.繰延資産の処理方法

 社債発行費については、支出時に全額費用として処理しています。

 

6.外貨建の資産及び負債の本邦通貨への換算基準

 外貨建金銭債権債務は、期末日の直物等為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理しています。

 

7.引当金の計上基準

(1) 貸倒引当金

 当事業年度末に有する金銭債権の貸倒による損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しています。

(2) 賞与引当金

 従業員及び執行役員に支給する賞与に充てるため、支給見込額に基づき、当事業年度に負担すべき金額を計上しています。

 

 

(3) 役員賞与引当金

 役員に支給する賞与に充てるため、支給見込額に基づき、当事業年度に負担すべき金額を計上しています。

(4) 環境対策引当金

 当社の保有する土地について、土壌汚染浄化処理の損失に備えるため、支払見込額を計上しています。

(5) 退職給付引当金(前払年金費用)

 従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上しています。

①退職給付見込額の期間帰属方法

 退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度末までの期間に帰属させる方法については、給付算定式基準によっています。

②数理計算上の差異及び過去勤務費用の費用処理方法

 過去勤務費用については、発生年度に費用処理することとしています。

 数理計算上の差異については、従業員の平均残存勤務期間(13年)による定額法により按分した額を、それぞれ発生の翌事業年度から費用処理することとしています。

(6) 株式給付引当金

 役員株式給付規程に基づく業績連動型株式報酬の給付に備えるため、当事業年度末における株式給付債務の見込額を計上しています。

(7) 関係会社事業損失引当金

 関係会社が営む事業に係る損失の当社負担に備えるため、関係会社の資産内容等を勘案し、当社が負担することとなると予測される金額を計上しています。

 

8.収益及び費用の計上基準

 当社は、「パッケージング&グラフィック」、「カラー&ディスプレイ」、「ファンクショナルプロダクツ」の3つのセグメントにおいて事業活動を行っており、主に国内及び海外の顧客に製品を提供しています。

 これらの事業における製品の販売については、製品の引渡し時点において顧客が当該製品に対する支配を獲得し、履行義務が充足されると判断しているため、顧客に引渡された時点で収益を認識しています。

 収益は顧客との契約において約束された対価から、返品、リベート等の対価を控除した収益に重大な戻入れが生じない可能性が高い範囲内の金額で算定しています。買戻し契約に該当する有償支給取引について、有償支給先に支給する原材料の期末棚卸高相当額については、棚卸資産を引続き認識するとともに、有償支給先に残存する支給品の期末棚卸高相当額については負債として買戻し義務を認識しています。

 なお、製品の販売契約における対価は、履行義務を充足してから主として1年以内に受領しており、重要な金融要素は含んでいません。

 

9.その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項

(1) ヘッジ会計の方法

 繰延ヘッジ処理によっています。ただし、要件を満たす為替予約等が付されている外貨建金銭債権債務等については、振当処理を行っています。また、要件を満たす金利スワップについては、特例処理を行っています。

(2) グループ通算制度の適用

 グループ通算制度を適用しています。

(3) 退職給付に係る会計処理の方法

 財務諸表において、未認識数理計算上の差異の貸借対照表における取扱いが連結財務諸表と異なっています。個別貸借対照表上、退職給付債務に未認識数理計算上の差異を加減した額から、年金資産の額を控除した額を退職給付引当金又は前払年金費用に計上しています。

 

(重要な会計上の見積り)

 前事業年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)

1.関係会社株式の評価

(1) 当事業年度の財務諸表に計上した金額

関係会社株式

492,464百万円

 

(2) 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

① 当事業年度の財務諸表に計上した金額の算出方法

 当事業年度の貸借対照表に計上されている関係会社株式492,464百万円のうち、400,696百万円は、合同会社DICインベストメンツ・ジャパンに係る投資原価でありこれは総資産の46%に相当する割合を占めています。同社は、グループ会社に対する投資及び効率的な資金の貸付を行うことを目的とする会社であり、その投資の評価は、同社が投資又は貸付の対象となっているグループ会社の業績の影響を受けます。当社は関係会社に対する投資について、取得原価をもって貸借対照表価額としていますが、対象会社の財政状態の悪化により実質価額が取得原価に比べ著しく低下したときには、回復可能性が十分な証拠によって裏付けられる場合を除き、実質価額まで減損処理する方針としています。

 

② 翌事業年度の財務諸表に与える影響

 当事業年度末において、合同会社DICインベストメンツ・ジャパンに対する投資の実質価額は取得原価に比して著しく低下していないものの、急激な経済情勢や経営状況の悪化を受け実質価額が取得原価に比べ著しく低下したときには、翌事業年度の財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。

 

2.繰延税金資産の回収可能性

(1) 当事業年度の財務諸表に計上した金額

繰延税金負債相殺前の繰延税金資産 14,265百万円

(繰延税金負債相殺後の繰延税金負債残高は933百万円です。)

 なお、将来減算一時差異等に係る繰延税金資産の総額18,318百万円から評価性引当額4,053百万円が控除されています。このうち、繰越欠損金に係る繰延税金資産の総額2,800百万円から評価性引当額280百万円が控除されています。

 

(2) 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

①当事業年度の財務諸表に計上した金額の算出方法

 グループ通算制度を適用しており、法人税及び地方法人税に係る繰延税金資産については、通算グループ全体を一つの納税主体として回収可能性を判断しています。また、住民税及び事業税については、会社単体のみの将来課税所得に基づき回収可能性を判断しています。将来の一定期間において一時差異等加減算前課税所得が生じるため、将来の合理的な見積可能期間において繰延税金資産を回収可能と認められる範囲で計上しており、その範囲を超える額については控除しています。

 

②当事業年度の財務諸表に計上した金額の算出に用いた主要な仮定

 当社における繰延税金資産の回収可能性の判断は、過去の課税所得水準に加え、将来減算一時差異及び繰越欠損金が控除可能な期間における事業計画を基礎とした将来課税所得の予測に基づいています。

 将来課税所得見積りは、取締役会によって承認された翌事業年度の予算を基礎としています。翌事業年度の予算は物価高騰に対応した販売価格の改善及び新規商材の実績化の見込み等が主要な仮定として使用されています。

 

③翌事業年度の財務諸表に与える影響

 これらの仮定については、国内外の経済情勢、市場の動向、原材料価格や金利、為替レートの変動による影響を受ける可能性があります。当初の見積りと異なる結果となった場合、翌事業年度以降において、繰延税金資産の追加計上又は取り崩しが必要となるなど、財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性があります。

 

 

 当事業年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)

1.関係会社株式の評価

(1) 当事業年度の財務諸表に計上した金額

関係会社株式

453,425百万円

 

(2) 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

① 当事業年度の財務諸表に計上した金額の算出方法

 当事業年度の貸借対照表に計上されている関係会社株式453,425百万円のうち、365,114百万円は、合同会社DICインベストメンツ・ジャパンに係る投資原価でありこれは総資産の45%に相当する割合を占めています。同社は、グループ会社に対する投資及び効率的な資金の貸付を行うことを目的とする会社であり、その投資の評価は、同社が投資又は貸付の対象となっているグループ会社の業績の影響を受けます。当社は関係会社に対する投資について、取得原価をもって貸借対照表価額としていますが、対象会社の財政状態の悪化により実質価額が取得原価に比べ著しく低下したときには、回復可能性が十分な証拠によって裏付けられる場合を除き、実質価額まで減損処理する方針としています。

 

② 翌事業年度の財務諸表に与える影響

 当事業年度において、合同会社DICインベストメンツ・ジャパンに対する投資の実質価額は取得原価に比して著しく低下していないものの、急激な経済情勢や経営状況の悪化を受け実質価額が取得原価に比べ著しく低下したときには、翌事業年度の財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。

 

2.繰延税金資産の回収可能性

(1) 当事業年度の財務諸表に計上した金額

繰延税金負債相殺前の繰延税金資産 6,607百万円

(繰延税金負債相殺後の繰延税金負債残高は3,615百万円です。)

 なお、将来減算一時差異等に係る繰延税金資産の総額10,869百万円から評価性引当額4,263百万円が控除されています。このうち、繰越欠損金に係る繰延税金資産の総額1,269百万円から評価性引当額65百万円が控除されています。

 

(2) 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

①当事業年度の財務諸表に計上した金額の算出方法

 グループ通算制度を適用しており、法人税及び地方法人税に係る繰延税金資産については、通算グループ全体を一つの納税主体として回収可能性を判断しています。また、住民税及び事業税については、会社単体のみの将来課税所得に基づき回収可能性を判断しています。将来の一定期間において一時差異等加減算前課税所得が生じるため、将来の合理的な見積可能期間において繰延税金資産を回収可能と認められる範囲で計上しており、その範囲を超える額については控除しています。

 

②当事業年度の財務諸表に計上した金額の算出に用いた主要な仮定

 当社における繰延税金資産の回収可能性の判断は、過去の課税所得水準に加え、将来減算一時差異及び繰越欠損金が控除可能な期間における事業計画を基礎とした将来課税所得の予測に基づいています。

 将来課税所得見積りは、取締役会によって承認された翌事業年度の予算を基礎としています。翌事業年度の予算は販売価格の改善及び新規商材の実績化、市況の回復に伴う出荷数量の増加が主要な仮定として使用されています。

 

③翌事業年度の財務諸表に与える影響

 これらの仮定については、国内外の経済情勢、市場の動向、原材料価格や金利、為替レートの変動による影響を受ける可能性があります。当初の見積りと異なる結果となった場合、翌事業年度以降において、繰延税金資産の追加計上又は取り崩しが必要となるなど、財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性があります。

 

(会計方針の変更)

(「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等の適用)

 「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」(企業会計基準第27号 2022年10月28日。以下「2022年改正会計基準」という。)等を当事業年度の期首から適用しています。

 法人税等の計上区分(評価・換算差額等に対する課税)に関する改正については、2022年改正会計基準第20-3項ただし書きに定める経過的な取扱いに従っています。なお、当該会計方針の変更による財務諸表への影響はありません。

 

(「グローバル・ミニマム課税制度に係る法人税等の会計処理及び開示に関する取扱い」等の適用)

 「グローバル・ミニマム課税制度に係る法人税等の会計処理及び開示に関する取扱い」(実務対応報告第46号 2024年3月22日)等を当事業年度の期首から適用しています。

 これに伴い、グローバル・ミニマム課税制度に係る法人税等については、財務諸表作成時に入手可能な情報に基づき当該法人税等の合理的な金額を見積り、損益に計上しています。

 なお、当該会計方針の変更による財務諸表への影響は軽微です。

 

(追加情報)

(株式給付信託(BBT))

 執行役員を兼務する取締役及び執行役員に信託を通じて自社の株式を給付する取引に関する注記については、連結財務諸表「注記事項(追加情報)」に同一の内容を記載しているため、注記を省略しています。

 

(貸借対照表関係)

※1 関係会社に対する金銭債権及び金銭債務(区分表示されたものを除く)

 

前事業年度

当事業年度

短期金銭債権

40,105

百万円

37,971

百万円

長期金銭債権

3,920

 

4,229

 

短期金銭債務

68,639

 

35,492

 

長期金銭債務

151

 

148

 

 

 2 次の関係会社等について債務の保証を行っています。

前事業年度

被保証会社名

金額

(百万円)

内容

Sun Chemical Group Coöperatief U.A.

6,000

金融機関借入に伴う保証債務

DICグラフィックス㈱

2,026

仕入債務に対する保証債務

キャストフィルムジャパン㈱

1,000

金融機関借入に伴う保証債務

DICプラスチック㈱

631

仕入債務に対する保証債務

DICデコール㈱

545

仕入債務に対する保証債務

その他   2社他

360

仕入債務に対する保証債務など

10,562

 

 

当事業年度

被保証会社名

金額

(百万円)

内容

Sun Chemical Group Coöperatief U.A.

6,000

金融機関借入に伴う保証債務

DICグラフィックス㈱

1,963

仕入債務に対する保証債務

キャストフィルムジャパン㈱

1,105

金融機関借入に伴う保証債務

DICプラスチック㈱

733

仕入債務に対する保証債務

Innovation DIC Chimitroniques Inc.

608

政府機関借入に伴う保証債務

その他   3社他

376

仕入債務に対する保証債務など

10,785

 

 

(損益計算書関係)

※1 販売費に属する費用のおおよその割合は前事業年度33%、当事業年度34%、一般管理費に属する費用のおおよその割合は前事業年度67%、当事業年度66%です。

 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は次のとおりです。

 

前事業年度

当事業年度

運賃及び荷造費

5,423

百万円

5,687

百万円

従業員給料及び手当

7,078

 

7,198

 

賞与引当金繰入額

1,792

 

2,065

 

減価償却費

1,196

 

1,556

 

研究開発費

5,941

 

5,873

 

 

※2 関係会社との取引高

 

前事業年度

当事業年度

営業取引による取引高

 

 

 

 

売上高

61,598

百万円

57,577

百万円

仕入高

43,008

 

42,998

 

営業取引以外の取引による取引高

16,060

 

14,665

 

 

※3 固定資産売却益

前事業年度

 無形固定資産の売却益3,722百万円他です。

 

※4 関係会社株式及び出資金売却益

前事業年度

 星光PMC株式会社株式の売却益8,939百万円です。

 

当事業年度

 DICデコール株式会社株式の売却益801百万円他です。

 

※5 固定資産処分損

前事業年度

 建物の処分損失72百万円、撤去費用780百万円他です。

 

当事業年度

 撤去費用441百万円他です。

 

※6 関係会社株式評価損

当事業年度

 Earthrise Holdings Incorporated株式の評価損1,921百万円、DIC Ideal Private Limited株式の

 評価損687百万円、DIC Colorants Taiwan Company, Limited株式の評価損351百万円です。

 

(有価証券関係)

 前事業年度(2024年12月31日)

子会社株式及び関連会社株式

区分

貸借対照表計上額

(百万円)

時価

(百万円)

差額

(百万円)

子会社株式

関連会社株式

24,873

46,062

21,188

合計

24,873

46,062

21,188

(注)上記に含まれない市場価格のない株式等の貸借対照表計上額

区分

貸借対照表計上額

(百万円)

子会社株式

465,383

関連会社株式

2,208

 

 当事業年度(2025年12月31日)

子会社株式及び関連会社株式

区分

貸借対照表計上額

(百万円)

時価

(百万円)

差額

(百万円)

子会社株式

関連会社株式

24,873

106,998

82,125

合計

24,873

106,998

82,125

(注)上記に含まれない市場価格のない株式等の貸借対照表計上額

区分

貸借対照表計上額

(百万円)

子会社株式

426,344

関連会社株式

2,208

 

 

(税効果会計関係)

1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

 

前事業年度

(2024年12月31日)

 

当事業年度

(2025年12月31日)

繰延税金資産

 

 

 

 

 

棚卸資産

1,121

百万円

 

665

百万円

賞与引当金

1,312

 

 

1,510

 

前渡金

 

 

329

 

未収入金

376

 

 

483

 

未払事業税

174

 

 

193

 

未払金

29

 

 

49

 

有形固定資産

2,178

 

 

1,708

 

無形固定資産

348

 

 

444

 

投資有価証券

32

 

 

30

 

関係会社株式

2,555

 

 

2,958

 

資産除去債務

237

 

 

201

 

株式給付引当金

174

 

 

218

 

繰延ヘッジ損益

6,261

 

 

 

繰越外国税額控除

301

 

 

388

 

繰越欠損金

2,800

 

 

1,269

 

その他

421

 

 

426

 

繰延税金資産小計

18,318

 

 

10,869

 

税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額

△280

 

 

△65

 

将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額

△3,773

 

 

△4,197

 

評価性引当額小計

△4,053

 

 

△4,263

 

繰延税金資産合計

14,265

 

 

6,607

 

 

 

 

 

 

 

繰延税金負債

 

 

 

 

 

前払年金費用

△4,112

百万円

 

△6,092

百万円

長期借入金

△6,261

 

 

 

固定資産圧縮積立金

△1,869

 

 

△1,828

 

退職給付信託設定益

△846

 

 

△556

 

その他有価証券評価差額金

△1,537

 

 

△1,535

 

繰延ヘッジ損益

△209

 

 

△162

 

未収配当金

△52

 

 

△46

 

その他

△313

 

 

△2

 

繰延税金負債合計

△15,198

 

 

△10,222

 

 

 

 

 

 

 

繰延税金資産の純額

△933

 

 

△3,615

 

 

(注)(会計方針の変更)に記載のとおり、当事業年度より「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」(企業会計基準第27号 2022年10月28日。)等を適用しています。これに伴い、繰延税金資産の項目である「繰延ヘッジ損益」と繰延税金負債の項目である「長期借入金」の金額を相殺処理した上で表示しています。

 

2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳

 

前事業年度

(2024年12月31日)

 

当事業年度

(2025年12月31日)

法定実効税率

30.6%

 

30.6%

(調整)

 

 

 

交際費等永久に損金に算入されない項目

0.5

 

0.2

受取配当金等永久に益金に算入されない項目

△20.1

 

△15.5

住民税均等割額

0.1

 

0.2

外国法人税等損金算入額

△0.2

 

△0.3

試験研究費税額控除額

△0.5

 

△1.3

賃上げ促進税制による税額控除額

 

△0.6

評価性引当額の計上による影響

△3.9

 

0.4

子会社株式の投資簿価修正

△1.5

 

0.5

税率変更による期末繰延税金資産の減額修正

 

0.9

その他

△0.8

 

0.1

税効果会計適用後の法人税等の負担率

4.2

 

15.2

 

3.法人税及び地方法人税の会計処理又はこれらに関する税効果会計の会計処理

 当社は、グループ通算制度を適用しています。これに伴い、法人税及び地方法人税並びに税効果会計の会計処理及び開示については、「グループ通算制度を適用する場合の会計処理及び開示に関する取扱い」(実務対応報告第42号 2021年8月12日)に従っています。

 

4.法人税等の税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債の金額の修正

 「所得税法等の一部を改正する法律」(令和7年法律第13号)が2025年3月31日に国会で成立したことに伴い、2026年4月1日以後開始する事業年度より、「防衛特別法人税」の課税が行われることとなりました。

 これに伴い、2027年1月1日に開始する事業年度以降に解消が見込まれる一時差異に係る繰延税金資産及び繰延税金負債については、法定実効税率を30.6%から31.5%に変更して計算をしています。

 この変更により、当事業年度の繰延税金負債の金額(繰延税金資産の金額を控除した金額)は248百万円増加し、法人税等調整額が205百万円、その他有価証券評価差額金が44百万円、それぞれ減少しています。

 

(収益認識関係)

 顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報

 顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報は、連結財務諸表「注記事項(収益認識関係)」に同一の内容を記載しているため注記を省略しています。

 

(重要な後発事象)

該当事項はありません。

 

 

④【附属明細表】
【有形固定資産等明細表】

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

区分

資産の種類

当期首残高

当期増加額

当期減少額

当期償却額

当期末残高

減価償却累計額

有形固定資産

建物

31,130

1,448

111

2,569

29,898

82,706

 

 

 

 

(36)

 

 

 

 

構築物

7,251

611

2

766

7,094

28,318

 

 

 

 

(0)

 

 

 

 

機械及び装置

26,348

5,336

34

6,938

24,712

173,586

 

 

 

 

 

 

 

 

 

車両運搬具

82

226

0

108

199

848

 

 

 

 

 

 

 

 

 

工具、器具及び備品

5,376

1,757

35

2,332

4,767

35,017

 

 

 

 

 

 

 

 

 

土地

25,384

43

25,341

 

 

 

 

(32)

 

 

 

 

建設仮勘定

928

10,428

9,660

1,695

 

 

 

 

 

 

 

 

 

96,499

19,805

9,886

12,712

93,706

320,475

 

 

 

 

(68)

 

 

 

無形固定資産

のれん

1,077

65

1,011

291

 

ソフトウエア

13,626

209

8

3,183

10,644

5,891

 

その他

270

4

11

56

207

211

 

14,972

213

18

3,304

11,863

6,393

 (注)当期減少額欄の( )は内数で、当期の減損損失計上額です。

 

【引当金明細表】

 

 

 

 

(単位:百万円)

科目

当期首残高

当期増加額

当期減少額

当期末残高

貸倒引当金

152

106

6

252

賞与引当金

4,288

4,935

4,288

4,935

役員賞与引当金

83

97

83

97

環境対策引当金

147

1

146

製品補償損失引当金

124

124

株式給付引当金

568

160

32

695

関係会社事業損失引当金

192

32

224

 

(2)【主な資産及び負債の内容】

 連結財務諸表を作成しているため、記載を省略しています。

 

(3)【その他】

 該当事項はありません。