第一部【企業情報】

第1【企業の概況】

1【主要な経営指標等の推移】

(1)連結経営指標等

回次

第18期

第19期

第20期

第21期

第22期

決算年月

2021年12月

2022年12月

2023年12月

2024年12月

2025年12月

売上高

(千円)

963,779

1,096,831

1,295,450

1,443,455

1,830,057

経常利益

(千円)

221,619

225,500

296,851

375,558

428,274

親会社株主に帰属する当期純利益

(千円)

188,748

184,552

196,434

253,026

272,306

包括利益

(千円)

198,630

194,588

201,368

260,486

268,002

純資産額

(千円)

947,950

1,152,489

1,365,189

1,634,497

1,887,017

総資産額

(千円)

1,517,087

1,776,603

2,670,417

3,035,451

4,170,937

1株当たり純資産額

(円)

166.44

200.47

235.28

280.16

320.48

1株当たり当期純利益

(円)

33.68

32.34

34.10

43.76

46.81

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

32.11

31.44

31.24

38.77

42.02

自己資本比率

(%)

62.5

64.9

50.9

53.6

44.8

自己資本利益率

(%)

22.7

17.6

15.6

16.9

15.6

株価収益率

(倍)

39.94

27.71

33.81

20.79

21.40

営業活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

286,067

275,026

351,732

463,423

510,975

投資活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

53,422

92,266

357,872

70,781

1,579,559

財務活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

11,217

47,290

455,610

3,701

606,486

現金及び現金同等物の期末残高

(千円)

1,239,793

1,384,056

1,837,942

2,233,248

1,767,739

従業員数

(人)

87

95

96

84

124

(外、平均臨時雇用者数)

(4)

(4)

(3)

(3)

(6)

 (注)1.従業員数は就業人員であり、平均臨時雇用者数(パートタイマー・アルバイト)は年間の平均人員を( )内にて外数で記載しております。

2.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第19期の期首から適用しており、第19期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

(2)提出会社の経営指標等

回次

第18期

第19期

第20期

第21期

第22期

決算年月

2021年12月

2022年12月

2023年12月

2024年12月

2025年12月

売上高

(千円)

963,779

1,054,168

1,138,919

1,230,532

1,428,164

経常利益

(千円)

199,683

232,731

266,758

328,344

415,051

当期純利益

(千円)

167,961

186,403

185,772

232,876

292,467

資本金

(千円)

385,260

390,235

392,469

396,884

400,629

発行済株式総数

(株)

5,695,500

5,748,900

5,773,200

5,809,600

5,829,500

純資産額

(千円)

859,684

1,056,037

1,253,196

1,495,141

1,771,816

総資産額

(千円)

1,431,923

1,659,345

2,417,307

2,734,838

3,758,468

1株当たり純資産額

(円)

150.94

183.70

215.88

256.17

300.71

1株当たり配当額

(円)

6.00

9.00

(うち1株当たり中間配当額)

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純利益

(円)

29.97

32.66

32.25

40.28

50.28

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

28.58

31.75

29.55

35.68

45.13

自己資本比率

(%)

60.0

63.6

51.6

54.4

46.6

自己資本利益率

(%)

22.1

19.5

16.1

17.0

18.0

株価収益率

(倍)

44.88

27.43

35.75

22.59

19.93

配当性向

(%)

14.9

17.9

従業員数

(人)

46

51

57

53

61

(外、平均臨時雇用者数)

(3)

(3)

(3)

(3)

(5)

株主総利回り

(%)

74.1

49.4

63.6

50.5

56.1

(比較指標:東証グロース市場250指数)

(%)

(82.6)

(61.0)

(59.0)

(53.8)

(56.4)

最高株価

(円)

2,520

1,369

1,385

1,519

1,399

最低株価

(円)

1,135

820

853

697

723

 (注)1.1株当たり配当額及び配当性向については、第18期から第20期まで無配のため記載しておりません。

2.従業員数は就業人員であり、平均臨時雇用者数(パートタイマー・アルバイト)は年間の平均人員を( )内にて外数で記載しております。

3.最高株価及び最低株価は、2022年4月4日より東京証券取引所グロース市場におけるものであり、それ以前は東京証券取引所マザーズ市場におけるものであります。

4.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第19期の期首から適用しており、第19期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

2【沿革】

年月

概要

2004年12月

東京都渋谷区において株式会社日本技芸を設立

Web関連システム・サービスの受託開発ビジネスを開始

2007年5月

東京都新宿区に本社移転

2010年4月

グループウェア『rakumo』シリーズ第1号、Googleカレンダーをリデザインした『rakumoカレンダー』のサービス提供を開始

2010年8月

社内外の連絡先を一元管理できる共有アドレス帳『rakumoコンタクト』をリリース

2011年5月

申請・承認・回覧などの機能を有した電子稟議システム『rakumoワークフロー』をリリース

2011年5月

東京都渋谷区に本社移転

2012年7月

出退勤打刻機能を有した『rakumoタイムレコーダー』をリリース

2012年8月

Salesforceカレンダーと連携した『rakumoソーシャルスケジューラー』をリリース

2013年7月

掲示板型情報共有ツール『rakumoボード』をリリース

10万ライセンスを達成

2013年8月

ネットイヤーグループ株式会社による当社連結子会社化

2014年2月

東京都中央区に本社移転

2014年11月

クラウド型経費精算ソリューション『rakumoケイヒ』をリリース

2015年1月

20万ライセンスを達成

2015年11月

rakumo株式会社に商号変更

2015年12月

30万ライセンスを達成

2016年5月

SalesforceカレンダーとGoogleカレンダーの双方向同期を可能とする『rakumo Sync』をリリース

2017年5月

40万ライセンスを達成

2017年8月

ネットイヤーグループ株式会社との資本関係解消

2017年9月

50万ライセンスを達成

2017年11月

東京都千代田区に本社移転

2018年4月

AOI Systems Vietnam Co., Ltd.の全持分を取得し連結子会社化、RAKUMO COMPANY LIMITED(ベトナム)に商号変更

60万ライセンスを達成

2019年5月

70万ライセンスを達成

2019年7月

多様な勤務形態に対応した勤怠管理システム『rakumoキンタイ』をリリース

2020年9月

東京証券取引所マザーズに株式を上場

2020年10月

80万ライセンスを達成

2021年4月

90万ライセンスを達成

2022年4月

東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所マザーズからグロース市場に移行

2022年5月

100万ライセンスを達成

2022年6月

株式会社gambaの全株式を取得し連結子会社化

2022年12月

110万ライセンスを達成

2023年7月

株式会社アイヴィジョンの全株式を取得し連結子会社化

2024年3月

120万ライセンスを達成

2025年4月

株式会社パソナとの業務提携契約の締結

2025年5月

人材管理・採用支援ソリューション 『aloop』をリリース

2025年7月

株式会社スタートレの全株式を取得し連結子会社化

2025年8月

株式会社エージェントシェアの全株式を取得し連結子会社化

2025年9月

AvePoint Japan株式会社との業務提携契約の締結

2025年9月

Microsoft 365 市場における新シリーズ『rakumo カレンダー for Microsoft 365』、『rakumo コンタクト for Microsoft 365』をリリース

 

3【事業の内容】

当社グループは、当社(rakumo株式会社)及び連結子会社5社(RAKUMO COMPANY LIMITED(ベトナム)、株式会社gamba、株式会社アイヴィジョン、株式会社スタートレ、株式会社エージェントシェア)により構成されており、『仕事をラクに。オモシロく。』というビジョンのもと、企業の業務の生産性向上に貢献するサービスを提供すべく、事業を展開しております。

当社グループの主要サービスは、(1) 当社ライセンスサービス(*1)の開発・提供、他社ライセンスサービスの提供及び当社ライセンスサービスの導入支援を行う「rakumoサービス」、(2) グループ会社のライセンスサービスの開発・提供及びベトナムを拠点に受託開発及びラボ型のシステム開発等を行う「その他サービス」であります。なお、当社グループは、ITビジネスソリューション事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

また、*の用語については後記「用語の定義、解説」をご参照ください。

 

(1)rakumoサービス

企業向けグループウェア製品「rakumo」の開発・販売、rakumoサービスの導入支援等のソリューションサービスのほか、他社ライセンスの代理店販売を実施しております。

グループウェア(*2)とは、企業など組織内のコンピューターネットワークを活用し、組織メンバーのコミュニケーション円滑化や情報共有、業務効率化等を支援するためのソフトウェアであります。

「rakumo」は、当社グループが企画・開発を手がける企業向けグループウェアにおけるサービス群の総称であり、カレンダーや勤怠管理、経費精算、稟議申請等の各種機能を有しております。rakumoの名称は、ユーザーがサービスをより楽に利用するための「楽(らく)」と、「雲(=クラウド)」をかけたものであります。

なお、rakumoは、SaaS(Software as a Service(*3))と呼ばれる方式でサービスを提供しております。これは、ユーザー側でソフトウェアを保有するのではなく、サービス提供側がクラウド(*4)上でソフトウェアの機能を提供し、ユーザーはインターネット経由でサービスを利用する形態であります。

 

① 提供サービス

a.Google版rakumo

Google版rakumoは、Google社が提供するグループウェア「Google Workspace(*5)」と連携し、機能拡張したアドオンツールとして提供しております。Google Workspaceは一般ユーザー向けに提供が開始されたこともあり、rakumoでは、企業がGoogle Workspaceを利用する際に不足する機能の補完や、より使いやすい画面の設計、より便利にご利用いただける機能を提供しております。

各サービス名及び概要は次のとおりです。

サービス名

概要:機能等

rakumoカレンダー

共有カレンダー:

Googleカレンダーとの連携、会議室・設備予約、ケイヒ・キンタイ・コンタクト・ボード連携

rakumoコンタクト

共有アドレス帳:

社員名簿、顧客・取引先情報管理、Gmailとの連携、カレンダー連携

rakumoワークフロー

電子稟議システム:

豊富な承認経路設定、柔軟な申請フォーム作成、ケイヒ・キンタイ連携

rakumoボード

電子掲示板:

コメント・リアクション機能、回覧板、アクセス設定、カレンダー連携

rakumoケイヒ

経費精算システム:

運賃・乗換情報連携、定期区間設定、カレンダー・ワークフロー連携

rakumoキンタイ

勤怠管理システム:

柔軟な勤務形態設定、ICカード・Web打刻対応、カレンダー・ワークフロー連携

 

b.Salesforce版rakumo

Salesforce版rakumoは、セールスフォース社の営業支援サービスであるSales Cloudなどのサービスと連携し、主に営業担当者の予定調整業務負荷を軽減します。

サービス名

機能等

rakumoソーシャルスケジューラー

共有カレンダー:

Salesforceカレンダーとの連携、取引先・商談データ等との紐付け

rakumo Sync

カレンダー同期サービス:

GoogleカレンダーとSalesforceカレンダーの双方向同期サービス

 

c.Microsoft 365版rakumo

Microsoft 365版rakumoは、日本では大手企業を中心に幅広く利用されている「Microsoft 365(*6)」と連携し、機能拡張したアドオンツールとして提供しております。rakumoシリーズの特徴である、誰もが直感的に使え、業務効率や生産性向上につながるツールとしてご利用いただけます。

サービス名

機能等

rakumo カレンダー

共有カレンダー:

Outlookカレンダーとの連携、会議室・設備予約、コンタクト連携

rakumo コンタクト

共有アドレス帳:

社員名簿、顧客・取引先情報管理、カレンダー連携

(注)2026年2月よりrakumo ボードの提供を開始しております。

 

d.ソリューションサービス

当社ライセンスサービスの導入支援等を行っております。当社製品は、直感的に理解でき、幅広いお客様に利用しやすい操作画面やプロセスのデザインにより、原則として導入作業から運用段階まで、導入企業自ら実施いただけるよう設計しております。一方で導入企業からのご要望にお応えするため、前システムからの移行作業や、関連サービスも含めた導入時の初期設定作業、管理者や各ユーザー向けの操作説明等を実施しております。これまでのサービス開発・運用経験やノウハウを活かし、高度なIT及び業務スキルをもった当社コンサルタントにより、各種ソリューションサービスを提供しております。

 

e.他社ライセンスの販売

Google社のGoogle Workspaceライセンス販売のほか、関連サービスの他社ライセンス販売を行っております。

 

② rakumoシリーズ共通のコンセプトと特徴

a.導入・利用しやすい料金の実現

rakumoシリーズは、「幅広いお客様の共通業務を支援する安全かつ高品質なITサービスを、多種多様なお客様に、導入しやすいコスト・環境で提供する」という事業開始当初のミッションを実現するため、サービス提供基盤として、従来のサーバー設備投資コストと比べて低コストでの導入が可能な、Google社やセールスフォース社、Microsoft社のクラウドプラットフォームサービス(*7)を利用しています。

また、全ユーザーが同じバージョン、同じソースコードのソフトウェアを使用するシングルインスタンス(*8)を採用しており、当社グループでの定期的な保守・改修を可能にする一方、顧客側でも動的にカスタマイズが可能な仕組みとなっており、従来のITサービスに比べて導入・保守費用が大きく軽減でき、導入・利用しやすい料金でのサービス提供を可能としております。

各サービスはPCのみならず、スマートフォンでも利用することが可能となっております。また、サービス単体での販売に加え、複数サービスを組み合わせることにより、本来の単価の合算よりも安価にご利用いただけるパック形式での提供も行っております。なお、「rakumo for Google Workspace」の大幅アップデートや生成AIを活用した機能強化、複数の有償オプションの標準化等に伴い、2025年10月1日より、一部製品の利用料金の改定を行っております。

 

0101010_001.png

 

 

b.ユーザー体験分析を基としたサービスデザイン

お客様の業務の生産性は業務サービスの操作性と直結しているという認識のもと、専任のプロダクトデザイナーがエンドユーザーの様々な利用ケースを分析し、幅広いお客様に利用しやすい操作画面やプロセスのデザインを行っています。

 

c.自社・他社サービスとの連携によるプロセスの自動化・効率化

rakumoは基盤サービスとして広く利用されるGoogle社のGoogle Workspaceやセールスフォース社のSales Cloud、Microsoft社のMicrosoft 365といったアプリケーションサービスと様々なデータや機能において連携しています。また、rakumoシリーズでは、カレンダー・経費精算・ワークフロー間の連携のように、個々のサービス同士が連携し、データを別のサービスでも利用することが可能となっております。

これらにより、企業内システムで発生しがちな、異なるITベンダーが提供するサービスを利用することによる手間の軽減、また、データをサービス間で再利用することによる重複入力の削減や入力ミスの低減、プロセスの自動化等を実現しております。

 

0101010_002.png

 

③ rakumoサービスのビジネスモデルについて

a.SaaS方式での容易なサービス導入の実現

従来、企業内の情報共有ツールであるグループウェアは、利用企業の自社内でサーバーや通信回線設備、ソフトウェア等を保有・運用する形態で、大企業向けが主流でありました。これらは、セキュリティ面での優位性やカスタマイズが容易といったメリットがある一方、設備調達やカスタマイズの為、導入までに一定の期間が必要であり、また、導入後もソフトウェアの改修や設備の運用コストが多額に発生する等、中小企業への導入は難しい面がありました。

一方、当社グループが採用している「クラウド」方式では、従来のようにユーザー側でサーバーやソフトウェア等の設備を利用企業側で保有するのではなく、インターネットを介してサービスを利用するため、低コストかつ短期間での導入が可能であります。

また、ソフトウェアサービスを、インターネットを介して(クラウド上で)提供し、利用者が必要な機能を必要な分だけ利用できる「SaaS」方式を採用しております。これにより、ソフトウェアの保守や機能追加等はサービス提供側で一括して実施するため、運用コストも安価であり、中小企業での導入も容易となっております。

 

b.サブスクリプション型リカーリングレベニューモデルによる安定性と成長性の実現

当社グループの主要サービスである「rakumo」の収益構造は、サービス料金を顧客企業の使用期間及びユーザー数に応じて定期定額契約(サブスクリプション(*9))として課金することで、継続的な収益(リカーリングレベニュー(*10))を得ることができる「サブスクリプション型リカーリングレベニューモデル(*11)」となっております。

売り切り型ではなく、継続的なサービス提供を前提としており、継続的に収益が積み上がっていくストック型ビジネスとしての安定性がありながら、新規契約数の増加に伴う高い成長も目指すことができるビジネスを展開しております。

また、年間契約が主体であり、契約金額を一括前払いで回収しているため、キャッシュ・フローの観点で有利なことも特徴です。

 

c.Google社、セールスフォース社及びMicrosoft社のサービスとの連携

当社グループのサービスは、Google社、セールスフォース社及びMicrosoft社のサービスと密接に連携したサービスであり、それぞれのサービスをご利用いただいているお客様には、利用者の操作面や管理操作面での利便性向上、操作の効率化が可能になります。当社グループとしては、両社サービスとの連携を更に深め、また、両社の基盤を最大限に活用することにより、当社グループの事業の安定と成長に繋げられるように事業を展開していく方針であります。

 

d.販売パートナー等との連携による安定性と成長性の実現

自社販売だけでなく、販売パートナー及び紹介パートナーを多数有していることも当社グループの特徴であります。2つの販売チャネルを効果的に機能させることで、導入企業数及びユーザー数の更なる増加による事業の安定性及び成長性の実現に尽力しております。

 

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e.継続的なサービス開発を背景としたクロスセル及び低解約率の実現

顧客のサービス利用期間における満足度を高めることが契約更新に繋がることから、当社グループでは、プロダクト開発力の強化や継続的な製品改修、顧客サポートの品質向上、定期的な新サービスのリリース等に努めております。これらの施策や販売・マーケティング施策等により、既存顧客に対しては、契約更新のみならず、他のサービスや関連商品等の購入(クロスセル)に繋げていただけるよう尽力しております。

また、導入の容易さや安価な利用料金により、着実なユーザー数の増加、高い継続率を実現しており、多種多様な業界、中小企業から大企業に至るまで2,552社(2025年12月末時点)の企業に導入いただいており、少数の特定顧客に依存しない収益構造となっております。

グループウェアの入れ替えには全社的な対応が必要となることも多く、容易に解約される性質の製品ではないと考えられ、月初売上高に対する月間解約率は低位(2025年度通期平均0.67%)で推移しております。

 

なお、当社グループ(連結子会社除く)のクライアント数及びユニークユーザー数の推移は以下の通りです。

 

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0101010_005.png

 

(2)その他サービス

 提供サービス

a.人材管理・採用支援ソリューションサービス「aloop」

「aloop」は、企業とアルムナイ(*12)をつなぐ新しい人材管理ツールで、アルムナイ、リファラル、新卒・中途選考参加者、採用イベント参加者など、多様な人材を管理できる製品となっております。

 

b.社内SNS型日報共有アプリ「gamba!」

「gamba!」は、誰でも簡単に使える社内SNS型日報アプリであり、これまでの日報におけるムラ・ムリ・ムダを解決し、労働生産性向上(業務効率化)、個人・チームの成長、及び社内コミュニケーションの活性化を支援促進する製品となっております。

 

c.SmartVision IR、他

連結子会社であるアイヴィジョン社では、IR動画や会社紹介・サービス紹介動画を中心とした映像制作・配信事業を行っており、主に4つの動画関連プロダクトを開発・販売しております。

・IR動画配信:SmartVision IR

・会社説明・サービス説明等:SmartVision

・企業向け映像eラーニング:SmartVision MEL

・採用向け動画配信:SmartVision りくる

 

d.STARTRE CMS

連結子会社であるスタートレ社では、個人事業主や中小企業が、顧客の集客や求人を行うために効果的なホームページを独自開発した CMS を構築・提供しております。

 

e.AGENT SHARE、他

連結子会社であるエージェントシェア社では、人材紹介会社向けアライアンスサービス「AGENT SHARE」などHR領域で3つのプロダクト及び1つのサービスを提供し、人材に特化した各種IT事業を展開しております。

・人材紹介会社向けアライアンスサービス:AGENT SHARE

・企業と全国の人材エージェントを繋ぐ採用支援サービス:AGENT ACCESS

・人材紹介情報の一元管理システムサービス:AGENT MANAGER

・新卒採用強化型学生送客サービス:AGENT COLLEGE

 

f.ITオフショア開発サービス

日本国内における各企業のIT開発部門においては、開発案件の増加や新技術の開発等により、最新のITスキルを有した人材が求められる一方、IT業界の人材供給は限られており、慢性的な人材不足に直面する等、開発コストが増加する一因ともなっております。当社グループでは、他社企業からの開発依頼にお応えするため、連結子会社であるRAKUMO COMPANY LIMITED(ベトナム)を拠点として、受託開発及びラボ型のシステム開発等のITオフショア開発サービスを提供しております。

「ラボ型」のシステム開発では、顧客ごとに特定のエンジニアを確保し、専属のチームを組成の上、一定期間継続的に開発業務を行います。チームメンバーが固定されていることにより、企業独自の開発要件やノウハウ等の蓄積も可能となり、人材確保や人件費面以外においてもコスト削減メリットが生じます。

 

[事業系統図]

以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

 

0101010_006.png

 

 

[用語の定義、解説]

本書記載内容に対する理解を容易にするために、また、正しい理解をいただくために、本書で使用する用語の定義と解説を以下に記載します。

なお、番号は本項「3 事業の内容」の文中において*で示した用語と対応しております。

番号

用語

用語の定義、解説

*1

ライセンスサービス

「サブスクリプション型リカーリングレベニューモデル」で提供される自社グループ及び他社のライセンスビジネス。

*2

グループウェア

企業など組織内のコンピューターネットワークやインターネットを活用し、組織メンバーのコミュニケーション円滑化や情報共有、業務効率化等を支援するためのソフトウェア。

*3

SaaS

Software as a Serviceの略称。クラウドで提供されるソフトウェアサービスのこと。ユーザー側でソフトウェアを保有するのではなく、サービス提供側がソフトウェアの機能をクラウド上で提供し、インターネットを介してユーザーがサービスを利用する形態。

*4

クラウド

クラウドコンピューティングの略語で、従来のようにユーザー側でサーバーやソフトウェア等を保有するのではなく、インターネットを介してサービスを利用するもの。サーバー等の初期費用や、ソフトウェアも含めたシステム全体の開発・保守・運用負担を抑えることが可能。

*5

Google Workspace

Google社が提供するクラウド型ビジネス業務基盤ツール。

*6

Microsoft 365

Microsoft社が提供する、Word、Excel、PowerPointなどのOfficeアプリと、Teams、OneDrive、メールなどの統合型クラウドサービス。

*7

クラウドプラットフォームサービス

ネットワークやサーバー、アプリケーションサービス、データ保存等ができる基盤(プラットフォーム)を、インターネットを介して(クラウド上で)提供しているサービス。自社でこれらの設備を用意・保有する必要がなく、容易かつ即座にサービスの利用が可能。

*8

シングルインスタンス

全ユーザーが同じバージョン、同じソースコードのソフトウェアを使用する方式。

*9

サブスクリプション

ソフトウェアのライセンス契約方式においては、売買ではなく特定期間内の使用権を販売する方式のこと。料金は定額で、契約期間内においては、ソフトウェアのアップデートなどは追加料金を支払うことなく受けることが可能。

*10

リカーリングレベニュー

継続収益。リカーリングビジネスにより得られる収益のこと。リカーリングは「繰り返される」「循環する」という意味。リカーリングビジネスとは、一度の取引で完了するのではなく継続して取引をおこない、安定した収益を得ることができるビジネスモデル。

*11

サブスクリプション型リカーリングレベニューモデル

サービス料金を使用期間やユーザー数等に応じて定期定額契約(サブスクリプション)として課金することで、継続的な収益(リカーリングレベニュー)を得るビジネスモデル。

*12

アルムナイ

企業の退職者・元社員のことを指す。中途採用の手法の一つに、退職した社員を再度雇用する「アルムナイ採用」がある。

 

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

主要な

事業の内容

議決権の所有割合又は被所有割合

(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

RAKUMO COMPANY LIMITED

ベトナム国ホーチミン市

千ベトナムドン4,165,600

ITオフショア開発

100.0

当社製品を開発している。

役員の兼任あり。

株式会社スタートレ

(注)4

愛知県名古屋市

千円

10,000

その他サービス

100.0

役員の兼任あり。

資金の貸付あり。

管理業務を受託。

その他3社

 

 

 

 

 

 (注)1.当社グループは、単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。

2.特定子会社に該当する関係会社はありません。

3.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している関係会社はありません。

4.2026年3月1日付で株式会社DEGINAに社名変更いたしました。

 

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

2025年12月31日現在

従業員数(人)

124

(6)

 (注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー・アルバイト)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。

2.従業員数が前連結会計年度末と比べて40名増加しておりますが、その主な理由は、子会社数の増加によるものであります。

3.当社グループは、単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

(2)提出会社の状況

 

 

 

 

2025年12月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

61

(5)

37.5

5.8

5,500

 (注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー・アルバイト)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3.当社は、単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

(3)労働組合の状況

当社、株式会社gamba、株式会社アイヴィジョン、株式会社スタートレ及び株式会社エージェントシェアにおいて労働組合は結成されておりません。

連結子会社RAKUMO COMPANY LIMITED(ベトナム)においては、労働組合が結成されております。

なお、労使関係は安定しており、特記すべき事項はありません。