当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
① 業績の状況
当中間連結会計期間における我が国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果もあり、緩やかに景気回復しております。先行きについては、円安による物価上昇を背景とした個人消費の伸び悩みや米国の通商政策、金融資本市場の変動、地政学リスクの長期化等の影響による景気の下振れリスク等に引き続き、十分注視する必要があります。
当社を取り巻くBSデジタル放送業界は、動画配信サービス市場の拡大等で、ビジネスの機会が拡大する等、環境が大きく変化している中、テレビメディア広告費は、1兆7,556億円(前年比99.7%)となり、そのうち当社を含む衛星放送メディア関連の広告費は、1,223億円(前年比97.5%)となっております。また、無料見逃し配信動画サービス等のテレビメディアデジタル広告費は、805億円(前年比123.3%)と大きく伸びており、放送のみならず、ビジネス機会を積極的に拡大していくことの重要性が高まっています。(「2025年 日本の広告費」㈱電通調べ)
このような状況下、当社は「質の高い情報を提供することで 人々に感動を与え 幸せな社会づくりに貢献します」を経営理念として中長期的な成長を実現するため、重点施策「Value(バリュー)4」を掲げ、「放送事業収入の最大化」「独自IPコンテンツの開発加速」「アニメビジネスの収益基盤拡充」「企業価値向上のための戦略的投資」をテーマに、放送事業に加え、配信事業やアニメ事業をはじめとした、その他の様々な施策に取り組みました。
[放送事業収入]
当中間連結会計期間の放送事業収入は、4,942,885千円(前年同期比3.5%減少)となりました。
タイム収入は、競馬中継等の公営競技のセールスが引き続き好調だった一方、ショッピングカテゴリーの売上が伸び悩んだことで、前年同期比減収となりました。スポット収入は、通販スポットの減収により前年同期比減収となりましたが、純広告のセールスは引き続き増加基調を維持しております。
重点施策「Value4」における「放送事業収入の最大化」「独自IPコンテンツの開発加速」の下、コンテンツを中心とした投資を強化しており、『鶴瓶のええ歌やなぁ』『黒谷友香、お庭つくります』を軸に、『偉人・敗北からの教訓』や『太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選』等、歌謡、園芸、歴史や紀行等、BS視聴者層に人気のジャンルを中心に、テーマやゲストの充実、時間帯ごとの視聴率推移の分析等を徹底しております。更に、年末年始には、新規視聴者の獲得を促進するべく、特別拡大版の放送にも取り組みました。また、コラボレーション施策も積極的に推進しており、『京都紅葉生中継2025 心とレンズに刻む絶景』や『冬の京都2026~財前直見が行く食と歴史の都~』等の紀行番組を㈱京都放送と共同で制作、放送いたしました。
このほか、「ANIME+」枠では、『Fate/strange Fake』『エリスの聖杯』等、製作委員会参画作品を含むアニメ関連番組を毎クール約40タイトル放送。日中帯を中心とするドラマ枠では、『大宋宮詞 ~愛と策謀の宮廷絵巻~』『福寿草』『必殺仕事人V・激闘編』等、中国時代劇や韓国ドラマ、国内時代劇を中心としたBS視聴者層に人気のドラマコンテンツを多数放送しております。
[その他事業収入]
その他事業収入は、891,547千円(前年同期比15.9%増加)となりました。アニメ製作委員会からの出資配当収入が好調となったほか、オリジナル配信プラットフォーム「BS11+」、TVerやBS11公式YouTubeチャンネル等の配信事業収入が引き続き堅調に推移いたしました。2月には、㈱国土社刊行の児童書『雨上がりのスカイツリー』のドラマ化が実現し、配信プラットフォームでの先行配信を皮切りに、イベントや放送等、IPの価値向上を目指し、多面的な展開を進めております。このほか、「太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選 presents 新春トークライブ 太田和彦×門司健次郎『世界に誇る日本酒と、酒場の魅力再発見』」や、「BS11+」で配信中のオリジナルコンテンツ『石見舞菜香・長谷川育美のふたりば』の第2回イベントを実施する等、レギュラー番組から配信オリジナルコンテンツまで、IPの価値向上に向けて、コンテンツファンの形成・拡大につながるイベント等の施策も幅広く積極的に展開しております。
[費用]
今期は、放送事業収入の最大化及びその他事業収入の収益拡大に向けて、コンテンツを軸とした積極的な投資を推進しており、既存番組の内容強化や新規IPの開発、良質なアニメ作品の確保等に取り組んでおります。また、これらの投資の効果を最大化すべく、新聞広告やWEB広告を中心に宣伝活動にも注力しております。こうした取り組みにより、コンテンツ投資にかかる番組制作費や広告宣伝費が増加したことで、費用は4,985,079千円(前年同期比5.4%増加)となりました。
以上の結果、当中間連結会計期間の売上高は 5,834,432千円(前年同期比 0.9%減少)となりました。営業利益は 849,352千円(前年同期比 26.7%減少)、経常利益は 876,718千円(前年同期比 25.3%減少)、親会社株主に帰属する中間純利益は 596,096千円(前年同期比 25.7%減少)となりました。
② 財政状態の状況
当中間連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ 355,071千円減少し、26,543,285千円(前連結会計年度末比 1.3%減少)となりました。主な要因は、現金及び預金が 69,145千円増加したものの、売掛金が175,858千円 、有価証券が 99,922千円とそれぞれ減少したことに加え、固定資産の減価償却が進み、有形固定資産が 156,430千円減少したこと等によるものであります。
当中間連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べ 416,688千円減少し、2,055,482千円(前連結会計年度末比 16.9%減少)となりました。主な要因は、買掛金が 101,192千円、未払法人税等が 51,919千円 、流動負債のその他に含めて表示している未払金が 88,576千円、未払費用が 79,900千円、未払消費税等が 72,607千円とそれぞれ減少したこと等によるものであります。
当中間連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ 61,617千円増加し、24,487,802千円(前連結会計年度末比 0.3%増加)となりました。主な要因は、利益剰余金が、前連結会計年度の期末配当 534,500千円により減少したものの、親会社株主に帰属する中間純利益 596,096千円の計上に伴い 61,595千円増加したこと等によるものであります。
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は 4,057,923千円となりました。当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、527,057千円(前年同期は 993,647千円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前中間純利益 876,718千円の計上及び法人税等の支払額 349,456千円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果獲得した資金は、1,057,049千円(前年同期は 2,006,146千円の使用)となりました。これは主に 定期預金の払戻による収入 1,000,000千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、514,961千円(前年同期は 535,006千円の使用)となりました。これは主に、配当金の支払額 534,182千円等によるものであります。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」の中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
該当事項はありません。
(6) 主要な設備
当中間連結会計期間において、主要な設備に著しい変動はありません。
当中間連結会計期間において、重要な契約等の決定又は締結等はありません。