当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
(継続企業の前提に関する重要事象等)
当社グループは、前連結会計年度において、親会社株主に帰属する当期純利益は4億78百万円となったものの、6期連続で営業損失及び経常損失を計上しました。また、当中間連結会計期間末時点で流動比率は116.2%と流動資産の額が流動負債の額を上回っているものの、財務制限条項に抵触した金融機関借入金が存在しております。このような状況を踏まえ、当社グループは、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在していると認識しております。
当該状況を解消するために、当社においては、事業ポートフォリオの見直しを通じて経営資源を最適に配分し、採算性の向上と収益基盤の強化に努めてまいります。また、デジタル技術の活用及びDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進により、業務効率化と顧客体験価値の向上を図り、価値創出に向けた取り組みを一層強化してまいります。こうした施策を通じて、持続的な成長と企業価値の向上を実現してまいります。連結子会社である株式会社サマンサタバサジャパンリミテッドの抜本的構造改革につきましては、店舗・ブランドの効率化をはじめ、踏み込んだ具体的な計画の実施に取り組んでおります。
資金面においても、固定資産や有価証券の売却等により手元資金の充実を図り、資金流動性の最適化及び財務基盤の強化を推進いたしました。
また、取引金融機関と定期的に協議を行い良好な関係を維持することで、今後も継続的な支援を得られる見通しであることから、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当中間連結会計期間における我が国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな回復傾向が見られました。一方で、物価上昇による、生活防衛意識の高まりが消費マインドへ与える影響が懸念されます。また、中東情勢の緊迫化に伴うエネルギー価格や為替の動向など、先行き不透明な状況が続いております。
このような状況のもと、ファッション事業につきましては、事業ポートフォリオの最適化を図るべく、経営資源の再配分に着手いたしました。「コナカ・フタタ」では、契約満了による退店に加え、近隣店舗との統廃合などを推し進め、店舗体制の再構築を行いました。
「SUIT SELECT」では、成人式・フレッシャーズ向けの早期に開始した販促活動が効果的に来店を促し、『WIDE PANTS SUIT』の新作モデルやスリーピーススーツがデザインとシルエットでお客様からご好評をいただき、成人式とフレッシャーズの売上が前年を上回りました。
オーダー専業の「DIFFERENCE」では、昨年12月にAIやデジタル技術を活用した次世代型オーダースーツブランド「FUTURE SUIT TECHNOLOGY」の第1号店を北関東に出店し、その後順調に店舗数を増やし、これまでリーチできていなかった地域及び顧客層の獲得を図りました。
構造改革中の「サマンサタバサグループ」では、不採算店舗の撤退と経費削減を推進し、収益改善に注力いたしました。
この結果、フレッシャーズ需要の取り込みは堅調に推移したものの、退店に伴う売上の減少と諸経費の増加、加えて新業態への先行投資の影響により、ファッション事業全体としては前年同期に比べやや慎重な状況となり、売上高は286億26百万円(前年同期比6.8%減)となりました。
フードサービス事業につきましては、効率化のための店舗のDX化を推し進めながら、各業態とも各種フェアや期間限定メニューが好調に推移し、売上高は11億円(前年同期比1.6%増)となりました。
教育事業につきましては、療育事業の安定化により、売上高は5億28百万円(前年同期比6.7%増)となりました。
グループの店舗数につきましては、サマンサタバサグループを含め、合計13店舗を新規に出店する一方、78店舗を退店し、当社が392店舗、グループ全体で542店舗となりました。
以上の結果、当中間連結会計期間における売上高は302億55百万円(前年同期比6.3%減)、営業利益は9億40百万円(前年同期比40.6%減)、経常利益は11億70百万円(前年同期比33.6%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は、特別利益として投資有価証券売却益26億26百万円及び固定資産売却益6億72百万円の計上等により、31億98百万円(前年同期比96.2%増)となりました。
なお、当社グループは事業の性質上、売上高に季節的変動があり、第1四半期から第3四半期に比し第4四半期の売上高の割合が低くなります。
(2)財政状態の状況
(資産)
当中間連結会計期間末における流動資産は210億26百万円となり、前連結会計年度末に比べ24億55百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が17億31百万円、売掛金が13億85百万円増加したことによるものであります。固定資産は198億40百万円となり、前連結会計年度末に比べ38億62百万円減少いたしました。これは主に投資有価証券の売却等により投資その他の資産が33億52百万円減少したことによるものであります。
この結果、総資産は408億66百万円となり、前連結会計年度末と比べ14億7百万円減少いたしました。
(負債)
当中間連結会計期間末における流動負債は180億98百万円となり、前連結会計年度末と比べ18億86百万円減少いたしました。これは主に支払手形及び買掛金が10億87百万円増加したものの、借入金の返済により短期借入金が33億23百万円減少したことによるものであります。固定負債は50億88百万円となり、前連結会計年度末と比べ5億65百万円減少いたしました。
この結果、負債合計は231億87百万円となり、前連結会計年度末と比べ24億52百万円減少いたしました。
(純資産)
当中間連結会計期間末における純資産合計は176億78百万円となり、前連結会計年度末に比べ10億44百万円増加いたしました。これは主に、その他有価証券評価差額金が19億91百万円減少したものの、親会社株主に帰属する中間純利益31億98百万円計上したことによるものであります。この結果、自己資本比率は43.3%(前連結会計年度末は39.3%)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、49億30百万円となり前連結会計年度末と比べ17億31百万円増加いたしました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は21億19百万円(前年同期は32億82百万円の獲得)となりました。これは主に投資有価証券売却益26億24百万円及び売上債権の増加13億81百万円があったものの、税金等調整前中間純利益40億31百万円、仕入債務の増加7億59百万円及び棚卸資産の減少6億85百万円の計上等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は36億11百万円(前年同期は3億24百万円の獲得)となりました。これは主に投資有価証券の売却による収入28億9百万円、有形固定資産の売却による収入12億54百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は40億21百万円(前年同期は4億3百万円の使用)となりました。これは主に短期借入金の減少額33億23百万円及び長期借入金の返済による支出5億28百万円によるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(7)研究開発活動
特記事項はありません。
(8)主要な設備
主要な設備の新設について、当中間連結会計期間に完成したものは次のとおりであります。
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セグメント |
業態(ブランド) |
設備の内容 |
店舗数 |
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ファッション事業 |
SUIT SELECT |
店舗設備他 |
5店舗 |
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DIFFERENCE |
店舗設備他 |
1店舗 |
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FUTURE SUIT TECHNOLOGY |
店舗設備他 |
6店舗 |
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|
Samantha Thavasa |
店舗設備他 |
1店舗 |
(注)上記「Samantha Thavasa」の店舗数には、株式会社サマンサタバサジャパンリミテッドのグループ内における新設店舗数を記載しております。
該当事項はありません。