EDINETコードとは?証券コードとの違いと調べ方を3分で解説
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EDINETコードとは、EDINETに開示書類を提出する企業を一意に識別するため、金融庁が割り当てる6桁の識別コードです。アルファベットのEに5桁の数字が続く形式で、上場企業だけでなく投資ファンドなど提出者すべてに付与されます。本記事では証券コードとの違い、コードの構成、調べ方、活用場面までを初心者向けに解説します。
EDINETコードとは何か?
EDINETコードとは、EDINETに開示書類を提出する者を一意に識別するための識別コードです。金融庁が提出者ごとに割り当て、書類の管理に使われます。
EDINET金融庁が運営する金融商品取引法にもとづく電子開示システム。有価証券報告書などを無料で閲覧できる。Electronic Disclosure for Investors' NETwork の略。では膨大な数の企業が書類を提出するため、社名だけでは同名企業の取り違えが起こりえます。EDINETコードはこの混同を防ぎ、提出者を確実に特定する役割を担います。
対象は上場企業に限りません。有価証券報告書を提出する非上場企業や、投資信託・投資ファンドなど、EDINETに書類を提出するすべての主体に付与されます。
EDINETコードと証券コードの違いは?
EDINETコードと証券コード証券取引所が上場銘柄ごとに割り当てる識別番号。銘柄コードとも呼ばれる。は、どちらも企業を識別する番号ですが、目的と付与主体が異なります。開示書類の管理用がEDINETコード、株式売買用が証券コードです。
| 比較項目 | EDINETコード | 証券コード |
|---|---|---|
| 付与する主体 | 金融庁 | 証券コード協議会 |
| おもな用途 | EDINET上の書類提出者の識別 | 証券取引所での銘柄の識別 |
| 形式 | Eで始まる6桁(例: E01234) | 原則4桁の英数字(例: 7203) |
| 対象 | EDINETの提出者すべて | 上場している銘柄 |
| 非上場企業 | 持つことがある | 持たない |
上場企業は両方のコードを持ちます。==証券コードは株式の売買や株価の照会に、EDINETコードは開示書類の検索や名寄せに使う==という役割分担です。両者は直接対応しておらず、変換には対応表が必要です。
出典: 金融庁 EDINET、日本取引所グループ
EDINETコードの構成・形式
EDINETコードは、先頭の英字1文字とそれに続く数字5桁の、合計6桁で構成されます。形式そのものはシンプルです。
- 先頭は提出者の種別を表す英字で、企業の多くは「E」が用いられる
- 続く5桁は提出者ごとに割り当てられる連番の数字
- 全体で「E」+5桁数字の6桁、たとえば E01234 のような形になる
- 一度割り当てられたコードは原則として変わらない
社名変更や合併があっても、原則としてEDINETコードは引き継がれます。そのため、社名が変わった企業でも過去から現在までの開示書類を同じコードで一貫してたどれます。コード自体に業種や上場区分の意味は含まれません。
EDINETコードの調べ方
特定企業のEDINETコードは、EDINET上で書類を検索すれば確認できます。手順はシンプルで数分で完了します。
- EDINETの書類検索で対象企業の社名または証券コードを入力する
- 検索結果から有価証券報告書など対象企業の書類を開く
- 書類の提出者情報や詳細画面に表示されるEDINETコードを確認する
- 金融庁が公開するEDINETコードリストで一覧から調べることもできる
金融庁はEDINETコードと提出者名、証券コードなどを対応させたEDINETコードリストを公開しており、複数企業のコードをまとめて調べたい場合に便利です。データ分析の用途では、このリストが名寄せの基準として使われます。
EDINETコードの活用場面
EDINETコードは、開示書類を正確に扱う場面で活躍します。とくに複数企業を機械的に処理するときに威力を発揮します。
- 同名企業や似た社名の企業を取り違えず、目的の提出者を確実に特定できる
- 社名変更や合併をまたいで、同一企業の開示書類を一貫して追跡できる
- EDINETのAPIやXBRLデータを使った財務分析で、企業を一意に紐づけるキーになる
個人が有価証券報告書を1社読むだけなら、社名検索で十分でEDINETコードを意識する必要はありません。一方で、多数の企業の財務データをシステムで扱う場合は、EDINETコードが企業を一意に識別する重要なキーになります。
よくある質問
EDINETコードと証券コードは同じものですか?
異なるものです。EDINETコードは金融庁が開示書類の提出者に付与する6桁のコード、証券コードは取引所での銘柄識別に使う原則4桁の番号です。用途も付与主体も別です。
EDINETコードは何桁ですか?
合計6桁です。先頭が提出者の種別を表す英字1文字で、企業では多くが「E」となり、それに数字5桁が続きます。たとえば E01234 のような形式になります。
非上場企業にもEDINETコードはありますか?
あります。有価証券報告書を提出する非上場企業や、投資ファンドなどEDINETに書類を提出する主体には付与されます。一方、証券コードは上場銘柄にしか割り当てられません。
社名が変わるとEDINETコードも変わりますか?
原則として変わりません。一度割り当てられたEDINETコードは引き継がれるため、社名変更や合併があっても同じコードで過去からの開示書類を一貫してたどれます。
EDINETコードはどこで調べられますか?
EDINETの書類検索で対象企業の書類を開き、提出者情報から確認できます。金融庁が公開するEDINETコードリストを使えば、複数企業のコードを一覧でまとめて調べられます。
EDINETコードリストとは何ですか?
金融庁が公開する、EDINETコードと提出者名や証券コードを対応させた一覧データです。複数企業の名寄せやデータ分析の基準として、システム開発や財務分析の現場で使われます。
個人投資家もEDINETコードを使いますか?
1社の有価証券報告書を読むだけなら、社名検索で足りるため意識する必要はほとんどありません。多数の企業の財務データをまとめて扱う場面で役立つコードです。
EDINETコードから証券コードはわかりますか?
コード同士は直接対応していないため、変換には対応表が必要です。金融庁のEDINETコードリストには証券コードも併記されており、これを使えば両者を紐づけられます。
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執筆・監修: 企業スコープ編集部 / 出典: 金融庁 EDINET 、日本取引所グループ 、金融商品取引法(e-Gov法令検索)