証券コードとは?4桁の数字の意味と調べ方を3分で解説
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証券コードとは、上場している企業や銘柄を識別するために割り当てられる固有のコードです。従来は4桁の数字が基本でしたが、新規割り当て分の数字が不足したため、近年は英字を含む4文字のコードも使われるようになりました。本記事では構成、調べ方、EDINETコードとの違いまでを初心者向けに解説します。
証券コードとは何か?
証券コードとは、上場企業や上場銘柄を一意に識別するために割り当てられる固有のコードです。銘柄コードとも呼ばれます。
同じ社名や似た社名の企業があっても、証券コードを使えば銘柄を正確に特定できます。株式の売買注文や適時開示情報の検索など、銘柄を扱うあらゆる場面で識別の基礎になります。コードの割り当ては証券コード協議会日本取引所グループに設置され、上場銘柄への証券コードの付与を管理する組織。が一元的に管理しています。
証券コードの構成(4桁数字と英字)
証券コードは長らく4桁の数字が基本でしたが、近年は英字を含む4文字のコードも導入されています。番号の枯渇に対応するための変更です。
- 従来は1000番台から9000番台までの4桁の数字が割り当てられてきた
- 番号の上位の桁が大まかな業種と対応していた時期もあった
- 新規上場の増加で割り当て可能な数字が不足してきた
- 2024年以降、英字を組み合わせた4文字のコードの割り当てが始まった
英字を含む4文字コードは、おもに新規に上場する銘柄へ割り当てられ、既存企業の数字コードは原則そのままです。たとえば「130A」のように、数字と英字が混在した形式が使われます。
出典: 日本取引所グループ
証券コードの調べ方は?
証券コードは、企業名から検索すれば誰でも無料で調べられます。複数の手段があり、確実なのは取引所の公式情報です。
- 日本取引所グループのサイトで、企業名から上場銘柄一覧を検索する
- 証券会社の取引サイトやアプリで、企業名を入力して銘柄を検索する
- 株式情報サイトや企業のIRページで証券コードを確認する
上場企業のIRページには、たいてい会社概要に証券コードが記載されています。逆に証券コードから企業名を特定したい場合も、同じ検索手段で調べられます。1企業1コードが原則のため、コードがわかれば銘柄を一意に特定できます。
EDINETコードとの違いは?
証券コードとよく混同されるのがEDINETコードです。証券コードは取引所の銘柄識別、EDINETコードは開示書類の提出者識別という役割の違いがあります。
| 比較項目 | 証券コード | EDINETコード |
|---|---|---|
| 管理する主体 | 証券コード協議会(JPX) | 金融庁(EDINET) |
| 形式 | 4桁の数字または英字混在の4文字 | Eで始まる6文字(E+5桁) |
| おもな用途 | 株式の売買・銘柄の識別 | 有価証券報告書など開示書類の検索 |
| 付与の対象 | 上場銘柄 | EDINETへ開示書類を提出する者 |
EDINETコードは「E」に5桁の数字が続く6文字の形式で、EDINET金融庁が運営する電子開示システム。提出された有価証券報告書などを誰でも無料で閲覧できる。で開示書類を検索する際に使われます。非上場でも開示義務のある企業にはEDINETコードが付くため、上場銘柄に限られる証券コードとは付与の対象も異なります。
証券コードを使うときの注意点
証券コードは便利な識別子ですが、扱ううえでいくつか注意点があります。コードは固定ではなく変わることもあります。
- 合併や持株会社化で組織が変わると、証券コードが変更・新設されることがある
- 上場廃止になった銘柄のコードは、一定期間を経て別の企業に再利用される場合がある
- 英字を含む4文字コードは新しい形式のため、対応していない古いシステムや資料もある
- 開示書類を探すときは証券コードではなくEDINETコードや企業名で検索する
証券コードは永久不変ではなく、合併や上場廃止で変わることがある点に注意が必要です。過去のデータを扱う際は、その時点のコードと現在のコードが一致するかを確認すると誤りを防げます。
よくある質問
証券コードはなぜ4桁なの?
上場銘柄を効率よく識別するために4桁の数字で設計されたためです。ただし新規上場の増加で数字が不足し、近年は英字を含む4文字のコードも使われています。
英字を含む証券コードはいつから始まった?
2024年以降、新規上場銘柄を中心に英字を組み合わせた4文字のコードの割り当てが始まりました。数字コードの枯渇に対応するための変更です。
証券コードと銘柄コードは同じもの?
同じものです。上場銘柄を識別する固有のコードを、証券コードとも銘柄コードとも呼びます。証券会社や情報サイトによって呼び方が異なるだけです。
証券コードはどこで調べられる?
日本取引所グループのサイトや証券会社の取引サイトで、企業名から検索できます。上場企業のIRページの会社概要にも証券コードが記載されています。
証券コードが変わることはある?
あります。合併や持株会社への移行などで組織が変わると、証券コードが変更されたり新たに付与されたりします。過去データを扱う際は注意が必要です。
上場廃止になった証券コードはどうなる?
上場廃止後は使われなくなりますが、一定期間を経て別の新規上場企業に再利用されることがあります。同じコードでも時期によって別企業を指す場合があります。
EDINETコードと証券コードはどう使い分ける?
株式の売買や銘柄の識別には証券コードを使います。有価証券報告書など開示書類をEDINETで探すときはEDINETコードを使うと、提出者を正確に特定できます。
非上場企業にも証券コードはある?
ありません。証券コードは取引所に上場している銘柄に割り当てられるものです。非上場企業には付与されず、開示義務がある場合はEDINETコードが用いられます。
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執筆・監修: 企業スコープ編集部 / 出典: 日本取引所グループ 、金融庁 EDINET