理研コランダム株式会社はやばい?経営の健全性を開示データで確認
結論:1点だけ確認しておきたい項目があります。有価証券報告書と適時開示で確認できる6項目のうち、5項目は懸念が確認されず、1項目に確認しておきたい点があります。
理研コランダム株式会社について「やばい」「ブラック」「潰れる」といった言葉で検索されることがあります。 こうした評判は口コミや噂として広がりがちですが、上場企業の経営状態は法律で開示が義務づけられています。 このページでは有価証券報告書と適時開示だけを使い、6項目で確認できることを整理しました。 印象や体験談は一切含めていません。
理研コランダム株式会社の業績はどう変わっている?
- 売上高は3期連続で増えています(2020年12月期 35億円 → 42億円)。
出典: 有価証券報告書「経営指標等の推移」(5期)・東証の決算短信(J-Quants API)。
2人の解説で見る理研コランダム株式会社
下の判定表と同じデータを、会話でかみくだいています。数字の読み方が分からないときはこちらから。
先輩、この会社ヤバいって噂を見たんすけど…大丈夫なんすか?
噂じゃなくて開示で見よう。上場企業なら、判断材料は全部そろってる。
直近期の最終損益は黒字(96百万円)。まず「稼げているか」はクリアだね。
直近5期のうち2期が赤字。ここは「なぜ続いたのか」を有報で確かめたい。
うわ、続いてるのはさすがに気になるっす…
自己資本比率は約72%。自前の資本が厚くて、不況にはかなり強い構造だ。
うーん、判断が難しいっすね…
気になる項目は1点。全部が危険信号というわけじゃない。業種の特性で説明がつくものもあるから、同業他社と並べて見るといいよ。
あ、有報に「事業等のリスク」って項目ありましたよね。あれ読むと不安になるんすけど…
そこ、誤解しやすいところだ。あれは全部の上場企業が必ず書く決まりの項目。書いてあるから危ない、ではない。
理研コランダム株式会社が挙げているのは26項目。「新商品訴求による安定的な売り上げの確保」、「幅広い業界への提案活動の強化」、「サプライヤーの適度な分散」などだね。
むしろ、ちゃんと書いてる会社のほうが誠実ってことっすか?
そう考えていい。むしろ注目すべきは、どう対応すると書いているかのほう。多くの会社はリスクとセットで対応策も書いている。
これ、面接で使えます?
使える。「有報のリスクに挙げられている◯◯について、御社ではどう取り組まれていますか」と聞けば、企業研究の深さが一発で伝わるよ。
なるほど。噂より開示、っすね!
理研コランダム株式会社が挙げている「事業等のリスク」
有価証券報告書の必須記載事項です。すべての上場企業が必ず書く項目なので、 書いてあること自体は経営の危険を意味しません。会社が何を不確実だと認識しているかが分かります。
- 新商品訴求による安定的な売り上げの確保
- 幅広い業界への提案活動の強化
- サプライヤーの適度な分散
- 公正な事業慣行の実践
- サプライヤーのサステナビリティ推進
- 情報収集による新たなサプライヤー開拓
- イオングループ業績のトレーサビリティ強化
- 不動産情報の多面的収集
- 環境関連の情報収集による製品
- 製造過程の見直し
- 製品製造過程全体でのカーボンニュートラルに向けた長期的な取り組み
- 為替相場に関する情報収集強化と影響度の算出
- 変動時のリスクシナリオの策定
- 中国駐在者を通じた情報収集の強化
- 急激な変化に対するリスクシナリオの策定
- 資金調達先及び機関の適度な分散
- 各種情報に基づく資金調達計画の適時な見直し
- 営業部員の財務知識の習得
- 与信会議を通じた取引先企業の与信状況把握
- ダイバーシティの推進
- 女性人材の育成・登用
- 人材教育・啓発活動
- 健康経営の推進
- 公正公平な人事運用
- コーポレートガバナンス体制の強化
- 労働安全衛生マネジメント
出典: 金融庁EDINET 有価証券報告書「3 事業等のリスク」(2023-12-31・原文約2000字)。 項目名のみを掲載しています。対応策を含む全文は この有価証券報告書の原本(PDF)でご確認ください(数MBあります)。
公開データで確認できること
このページで分からないこと
ここで確認できるのは会社全体の数字だけです。次の点は開示されないため、 このページでは判断できません。
- 配属先の労働環境 — 残業時間や人間関係は部署ごとに大きく違い、全社平均では見えません
- 新卒の3年後離職率 — 上場企業には開示義務がなく、当サイトでも取得できていません
- 実際の初任給 — 有価証券報告書に記載義務がありません。採用サイトでご確認ください
- 社風や上司との相性 — 数字では測れません。OB訪問や説明会で確かめてください
なお、この判定は2024-03-28提出の書類にもとづいています。以降の変化は反映されていません。
1つの項目だけで良し悪しは決まりません。たとえば自己資本比率の低さは、 銀行や不動産では業種の構造によるものです。 気になった項目を業界の他社と比べると、その会社固有の問題かどうかが分かります。
出典: 金融庁EDINET 有価証券報告書、東証TDnet 適時開示、厚生労働省「しょくばらぼ」。 判定基準(黒字か/自己資本比率30%以上か 等)は当サイトが設定した目安で、 企業の優劣や将来を保証するものではありません。就職・投資の判断は必ず一次情報をご確認ください。