ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社はやばい?経営の健全性を開示データで確認
結論:確認が必要な開示があります。有価証券報告書と適時開示で確認できる6項目のうち、4項目は懸念が確認されず、2項目に確認しておきたい点があります。
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社について「やばい」「ブラック」「潰れる」といった言葉で検索されることがあります。 こうした評判は口コミや噂として広がりがちですが、上場企業の経営状態は法律で開示が義務づけられています。 このページでは有価証券報告書と適時開示だけを使い、6項目で確認できることを整理しました。 印象や体験談は一切含めていません。
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社の業績はどう変わっている?
- 売上高は直近5期で最も低い水準です(2025年12月期 932億円)。
- 2026年12月期 第2四半期(2026-08-07発表)の売上高は518億円で、前年同期比+2.3%、営業利益は64億円(同+27.1%)です。
出典: 有価証券報告書「経営指標等の推移」(5期)・東証の決算短信(J-Quants API)。
2人の解説で見るガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
下の判定表と同じデータを、会話でかみくだいています。数字の読み方が分からないときはこちらから。
先輩、この会社ヤバいって噂を見たんすけど…大丈夫なんすか?
噂じゃなくて開示で見よう。上場企業なら、判断材料は全部そろってる。
直近期の最終損益は黒字(14億円)。まず「稼げているか」はクリアだね。
直近5期はすべて黒字。単年の上下ではなく、続いているかで見るのが大事だよ。
お、意外としっかりしてるじゃないっすか。
自己資本比率は約70%。自前の資本が厚くて、不況にはかなり強い構造だ。
売上、減ってるっぽいですけど…
直近5期で11%の減少。市場が縮んだのか、事業を売却したのかで意味が真逆になる。有報の「業績等の概要」を見よう。
それで、結局どうなんすか!?
落ち着いて。過年度決算の訂正(9件)が開示されている。これは噂ではなく会社自身が出した情報だから、原文を必ず読むこと。
面接で聞いてもいいんすか?
聞き方次第だね。「不安です」ではなく「開示を読んだうえで、今後の見通しを伺いたい」なら、むしろ企業研究の深さが伝わるよ。
あ、有報に「事業等のリスク」って項目ありましたよね。あれ読むと不安になるんすけど…
そこ、誤解しやすいところだ。あれは全部の上場企業が必ず書く決まりの項目。書いてあるから危ない、ではない。
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社が挙げているのは29項目。「当社グループの事業に関するリスクについて」、「a.特定のゲームへの依存について」、「イ.売上高の依存」などだね。
むしろ、ちゃんと書いてる会社のほうが誠実ってことっすか?
そう考えていい。むしろ注目すべきは、どう対応すると書いているかのほう。多くの会社はリスクとセットで対応策も書いている。
これ、面接で使えます?
使える。「有報のリスクに挙げられている◯◯について、御社ではどう取り組まれていますか」と聞けば、企業研究の深さが一発で伝わるよ。
なるほど。噂より開示、っすね!
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社が挙げている「事業等のリスク」
有価証券報告書の必須記載事項です。すべての上場企業が必ず書く項目なので、 書いてあること自体は経営の危険を意味しません。会社が何を不確実だと認識しているかが分かります。
- 当社グループの事業に関するリスクについて
- a.特定のゲームへの依存について
- イ.売上高の依存
- ロ.MAU(Monthly Active User)数の維持・拡大について
- b.開発資金の負担について
- c.新規ゲーム等の開発・販売について
- d.グローバル展開について
- e.為替リスクについて
- f.経営戦略が奏功しないリスクについて
- g.ゲームにおける表現の健全性確保について
- 当社グループの事業環境に関するリスクについて
- a.競争の激化について
- b.ユーザーの嗜好への対応について
- c.風評被害及びユーザーの要望への対応について
- d.技術革新への対応について
- e.知的財産権について
- f.システムトラブルについて
- g.M&A等に関するリスクについて
- h.スマートフォンユーザーの課金トラブルについて
- i.Apple Inc.及びGoogle LLCの動向について
- 法的規制について
- a.個人情報保護について
- b.インターネットに関する法的規制について
- c.スマートフォンゲームに関連する法的規制について
- d.リアル・マネー・トレード(以下「RMT」)に関するリスクについて
- 当社グループの事業体制について
- a.取締役会長森下一喜氏への依存について
- b.人材の確保等について
- c.内部管理体制について
出典: 金融庁EDINET 有価証券報告書「3 事業等のリスク」(2025-12-31・原文約10000字)。 項目名のみを掲載しています。対応策を含む全文は この有価証券報告書の原本(PDF)でご確認ください(数MBあります)。
公開データで確認できること
確認が必要な開示の内容
- 過年度決算の訂正(9件)訂正有価証券報告書-第29期(2025/01/01-2025/12/31)
これらは企業自身が公表したものです。事実関係と会社の説明は 有価証券報告書の原本(PDF)で必ずご確認ください。
このページで分からないこと
ここで確認できるのは会社全体の数字だけです。次の点は開示されないため、 このページでは判断できません。
- 配属先の労働環境 — 残業時間や人間関係は部署ごとに大きく違い、全社平均では見えません
- 新卒の3年後離職率 — 上場企業には開示義務がなく、当サイトでも取得できていません
- 実際の初任給 — 有価証券報告書に記載義務がありません。採用サイトでご確認ください
- 社風や上司との相性 — 数字では測れません。OB訪問や説明会で確かめてください
なお、この判定は2026-03-19提出の書類にもとづいています。以降の変化は反映されていません。
1つの項目だけで良し悪しは決まりません。たとえば自己資本比率の低さは、 銀行や不動産では業種の構造によるものです。 気になった項目を業界の他社と比べると、その会社固有の問題かどうかが分かります。
出典: 金融庁EDINET 有価証券報告書、東証TDnet 適時開示、厚生労働省「しょくばらぼ」。 判定基準(黒字か/自己資本比率30%以上か 等)は当サイトが設定した目安で、 企業の優劣や将来を保証するものではありません。就職・投資の判断は必ず一次情報をご確認ください。