株式会社テイツーはやばい?経営の健全性を開示データで確認
結論:確認が必要な開示があります。有価証券報告書と適時開示で確認できる6項目のうち、5項目は懸念が確認されず、1項目に確認しておきたい点があります。
株式会社テイツーについて「やばい」「ブラック」「潰れる」といった言葉で検索されることがあります。 こうした評判は口コミや噂として広がりがちですが、上場企業の経営状態は法律で開示が義務づけられています。 このページでは有価証券報告書と適時開示だけを使い、6項目で確認できることを整理しました。 印象や体験談は一切含めていません。
株式会社テイツーの業績はどう変わっている?
- 売上高は直近5期で最も高い水準です(2026年2月期 422億円)。
- 売上高は4期連続で増えています(2022年2月期 268億円 → 422億円)。
- 純資産は2022年2月期の49億円から2026年2月期の70億円へ、約43%増えました。
- 2027年2月期 第1四半期(2026-07-15発表)の売上高は117億円で、前年同期比+36.9%、営業利益は8億円(同+258.4%)です。
- 会社の通期予想(売上高425億円・営業利益16億円)に対する売上高の進捗は28%です。
出典: 有価証券報告書「経営指標等の推移」(5期)・東証の決算短信(J-Quants API)。
2人の解説で見る株式会社テイツー
下の判定表と同じデータを、会話でかみくだいています。数字の読み方が分からないときはこちらから。
先輩、この会社ヤバいって噂を見たんすけど…大丈夫なんすか?
噂じゃなくて開示で見よう。上場企業なら、判断材料は全部そろってる。
直近期の最終損益は黒字(9億円)。まず「稼げているか」はクリアだね。
直近5期はすべて黒字。単年の上下ではなく、続いているかで見るのが大事だよ。
お、意外としっかりしてるじゃないっすか。
自己資本比率は約48%。健全の目安とされる30%は超えているよ。
売上は直近5期で57%増えている。縮小しているわけではないね。
それで、結局どうなんすか!?
落ち着いて。過年度決算の訂正(4件)が開示されている。これは噂ではなく会社自身が出した情報だから、原文を必ず読むこと。
面接で聞いてもいいんすか?
聞き方次第だね。「不安です」ではなく「開示を読んだうえで、今後の見通しを伺いたい」なら、むしろ企業研究の深さが伝わるよ。
あ、有報に「事業等のリスク」って項目ありましたよね。あれ読むと不安になるんすけど…
そこ、誤解しやすいところだ。あれは全部の上場企業が必ず書く決まりの項目。書いてあるから危ない、ではない。
株式会社テイツーが挙げているのは21項目。「事業環境の変化について」、「自然災害について」、「業績の変動要因」などだね。
むしろ、ちゃんと書いてる会社のほうが誠実ってことっすか?
そう考えていい。むしろ注目すべきは、どう対応すると書いているかのほう。多くの会社はリスクとセットで対応策も書いている。
これ、面接で使えます?
使える。「有報のリスクに挙げられている◯◯について、御社ではどう取り組まれていますか」と聞けば、企業研究の深さが一発で伝わるよ。
なるほど。噂より開示、っすね!
株式会社テイツーが挙げている「事業等のリスク」
有価証券報告書の必須記載事項です。すべての上場企業が必ず書く項目なので、 書いてあること自体は経営の危険を意味しません。会社が何を不確実だと認識しているかが分かります。
- 事業環境の変化について
- 自然災害について
- 業績の変動要因
- 中古商材の仕入について
- 新品家庭用ゲームソフト・ハード販売の季節変動について
- 出退店について
- 基幹系システムについて
- 電子商取引による販売について
- システムトラブルによるリスクについて
- 法的規制
- 再販価格維持制度について
- 古物営業法について
- 大規模小売店舗立地法について
- 消防法について
- 特定商取引に関する法律について
- 個人情報の保護
- 各都道府県の条例について
- 差入保証金について
- 店舗の業績推移について
- 短時間労働者に対する厚生年金適用拡大等について
- 重要な会計方針及び見積りによるリスクについて
出典: 金融庁EDINET 有価証券報告書「3 事業等のリスク」(2026-02-28・原文約5600字)。 項目名のみを掲載しています。対応策を含む全文は この有価証券報告書の原本(PDF)でご確認ください(数MBあります)。
公開データで確認できること
確認が必要な開示の内容
- 過年度決算の訂正(4件)訂正有価証券報告書-第35期(2024/03/01-2025/02/28)
これらは企業自身が公表したものです。事実関係と会社の説明は 有価証券報告書の原本(PDF)で必ずご確認ください。
このページで分からないこと
ここで確認できるのは会社全体の数字だけです。次の点は開示されないため、 このページでは判断できません。
- 配属先の労働環境 — 残業時間や人間関係は部署ごとに大きく違い、全社平均では見えません
- 新卒の3年後離職率 — 上場企業には開示義務がなく、当サイトでも取得できていません
- 実際の初任給 — 有価証券報告書に記載義務がありません。採用サイトでご確認ください
- 社風や上司との相性 — 数字では測れません。OB訪問や説明会で確かめてください
なお、この判定は2026-05-29提出の書類にもとづいています。以降の変化は反映されていません。
1つの項目だけで良し悪しは決まりません。たとえば自己資本比率の低さは、 銀行や不動産では業種の構造によるものです。 気になった項目を業界の他社と比べると、その会社固有の問題かどうかが分かります。
出典: 金融庁EDINET 有価証券報告書、東証TDnet 適時開示、厚生労働省「しょくばらぼ」。 判定基準(黒字か/自己資本比率30%以上か 等)は当サイトが設定した目安で、 企業の優劣や将来を保証するものではありません。就職・投資の判断は必ず一次情報をご確認ください。