株式会社クリーク・アンド・リバー社はやばい?経営の健全性を開示データで確認
結論:1点だけ確認しておきたい項目があります。有価証券報告書と適時開示で確認できる6項目のうち、5項目は懸念が確認されず、1項目に確認しておきたい点があります。
株式会社クリーク・アンド・リバー社について「やばい」「ブラック」「潰れる」といった言葉で検索されることがあります。 こうした評判は口コミや噂として広がりがちですが、上場企業の経営状態は法律で開示が義務づけられています。 このページでは有価証券報告書と適時開示だけを使い、6項目で確認できることを整理しました。 印象や体験談は一切含めていません。
株式会社クリーク・アンド・リバー社の業績はどう変わっている?
- 売上高は直近5期で最も高い水準です(2026年2月期 614億円)。
- 売上高は4期連続で増えています(2022年2月期 418億円 → 614億円)。
- 純資産は2022年2月期の122億円から2026年2月期の194億円へ、約58%増えました。
- 2027年2月期 第2四半期(2026-10-08発表)の売上高は321億円で、前年同期比+14.1%、営業利益は28億円(同+29.1%)です。
- 会社の通期予想(売上高665億円・営業利益57億円)に対する売上高の進捗は48%です。
出典: 有価証券報告書「経営指標等の推移」(5期)・東証の決算短信(J-Quants API)。
2人の解説で見る株式会社クリーク・アンド・リバー社
下の判定表と同じデータを、会話でかみくだいています。数字の読み方が分からないときはこちらから。
先輩、この会社ヤバいって噂を見たんすけど…大丈夫なんすか?
噂じゃなくて開示で見よう。上場企業なら、判断材料は全部そろってる。
直近期の最終損益は黒字(41億円)。まず「稼げているか」はクリアだね。
直近5期はすべて黒字。単年の上下ではなく、続いているかで見るのが大事だよ。
お、意外としっかりしてるじゃないっすか。
自己資本比率は約40%。健全の目安とされる30%は超えているよ。
売上は直近5期で47%増えている。縮小しているわけではないね。
うーん、判断が難しいっすね…
気になる項目は1点。全部が危険信号というわけじゃない。業種の特性で説明がつくものもあるから、同業他社と並べて見るといいよ。
あ、有報に「事業等のリスク」って項目ありましたよね。あれ読むと不安になるんすけど…
そこ、誤解しやすいところだ。あれは全部の上場企業が必ず書く決まりの項目。書いてあるから危ない、ではない。
株式会社クリーク・アンド・リバー社が挙げているのは11項目。「関連法令の動向を注視しながら事業を運営し、変更や制定に対し適切に対応。」、「危機管理規程及び災害対策マニュアルを定め、具体的な対応策を制定。」、「教育制度・体制の充実により、人材育成を強化。」などだね。
むしろ、ちゃんと書いてる会社のほうが誠実ってことっすか?
そう考えていい。むしろ注目すべきは、どう対応すると書いているかのほう。多くの会社はリスクとセットで対応策も書いている。
これ、面接で使えます?
使える。「有報のリスクに挙げられている◯◯について、御社ではどう取り組まれていますか」と聞けば、企業研究の深さが一発で伝わるよ。
なるほど。噂より開示、っすね!
株式会社クリーク・アンド・リバー社が挙げている「事業等のリスク」
有価証券報告書の必須記載事項です。すべての上場企業が必ず書く項目なので、 書いてあること自体は経営の危険を意味しません。会社が何を不確実だと認識しているかが分かります。
- 関連法令の動向を注視しながら事業を運営し、変更や制定に対し適切に対応。
- 危機管理規程及び災害対策マニュアルを定め、具体的な対応策を制定。
- 教育制度・体制の充実により、人材育成を強化。
- 当社グループのサービス向上により、競争優位性を確保。
- パートナーであるプロフェッショナルからの積極的なリファラル。
- 人だからこそ提供できる創造性や付加価値を追求し、サービスの差別化を推進。
- AIの活用を前提とした新たな制作手法やサービスの開発を推進。
- 専門性の高いプロジェクトマネージャーによる請負作業の進捗管理、品質管理を実施。
- 当社が有する知的財産権について、第三者に侵害される可能性。
- 当社が有する知的財産権に関して、権利侵害に関する定期的な管理を実施。
- 当社グループで蓄積したノウハウを積極的に活用し、事業推進への影響を軽減。
出典: 金融庁EDINET 有価証券報告書「3 事業等のリスク」(2026-02-28・原文約3900字)。 項目名のみを掲載しています。対応策を含む全文は この有価証券報告書の原本(PDF)でご確認ください(数MBあります)。
公開データで確認できること
このページで分からないこと
ここで確認できるのは会社全体の数字だけです。次の点は開示されないため、 このページでは判断できません。
- 配属先の労働環境 — 残業時間や人間関係は部署ごとに大きく違い、全社平均では見えません
- 新卒の3年後離職率 — 上場企業には開示義務がなく、当サイトでも取得できていません
- 実際の初任給 — 有価証券報告書に記載義務がありません。採用サイトでご確認ください
- 社風や上司との相性 — 数字では測れません。OB訪問や説明会で確かめてください
なお、この判定は2026-05-26提出の書類にもとづいています。以降の変化は反映されていません。
1つの項目だけで良し悪しは決まりません。たとえば自己資本比率の低さは、 銀行や不動産では業種の構造によるものです。 気になった項目を業界の他社と比べると、その会社固有の問題かどうかが分かります。
出典: 金融庁EDINET 有価証券報告書、東証TDnet 適時開示、厚生労働省「しょくばらぼ」。 判定基準(黒字か/自己資本比率30%以上か 等)は当サイトが設定した目安で、 企業の優劣や将来を保証するものではありません。就職・投資の判断は必ず一次情報をご確認ください。