【業界研究】空運業掲載8社 / 33業種コード5150 / 2026年版

最終更新: / 出典: JPX東証上場銘柄一覧、金融庁EDINET 有価証券報告書、gBizINFO(経済産業省)

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掲載企業数
8
業界売上合計
4.81兆円
平均純利益率 当期純利益 ÷ 売上高。業種内の各社の純利益率を平均した値です。本業の儲けに加え財務損益等も含めた最終的な利益率を示します。
4.78%
平均売上成長率 売上高の5期推移から算出した年平均成長率(CAGR)を業種内で平均した値です。プラスは業種全体の拡大傾向を示します。 (年率)
+18.36%

出典: 金融庁EDINET 各社有価証券報告書を集計(2026-08-22時点)。売上成長率は売上5期推移の年平均成長率(CAGR)の業種平均。

30秒で分かる空運業サマリ

空運業は東証33業種コード5150に分類される業種で、2026-08-22時点で本サイトに8社(東証上場6社、有価証券報告書を提出する非上場2社)を掲載している。上位6社の連結売上合計は約4.81兆円(直近期・有価証券報告書ベース)。代表企業にANAホールディングス(9202)、日本航空(9201)、スカイマーク(9204)、パスコ(E04340)などがある。空運業:旅客・貨物航空運送事業。出典: JPX東証上場銘柄一覧、金融庁EDINET(2026-08-22取得)。

空運業の概要とビジネスモデル

空運業は、旅客航空(ANA・JAL)と貨物航空・LCC(ピーチ・ZIPAIR等)からなる業種。固定費(機材・人件費)が極めて高く、需要変動に対する利益感応度が極端に大きい。コロナ禍で巨額赤字、回復後はインバウンドと国際旅客で急回復している。

搭乗率(L/F)と単価(イールド)が利益の源泉。燃料費(ジェット燃料)と為替が主要コスト変動要因。マイレージプログラム・空港免税店・整備受託など周辺事業も収益源。

空運業の主要セグメント・サブカテゴリ

空運業の市場規模と動向

当サイト掲載の空運業企業7社の売上高を合計すると 4.81兆円です。 上位3社で業界全体の96.9%を占めており、少数の大手に売上が集中した構造です。

会計期業界合計売上初年度比
前々期 3.95兆円 0.0%
前期 4.36兆円 10.5%
当期 4.81兆円 21.9%

3期分の売上がそろう6社で集計。 直近3期で業界合計は+21.9%と拡大しています。 出典: 金融庁EDINET 有価証券報告書。

空運業のバリューチェーン

上流から下流までの流れです。志望動機や逆質問では「自社がどの工程で稼いでいるか」を押さえておくと話が具体的になります。

  1. 1
    機材・路線計画
    航空機を購入・リースし、路線とダイヤを設計する。機材は数年先まで拘束される固定費。
  2. 2
    販売・予約
    自社サイト・旅行会社・GDS経由で座席を販売する。需要に応じた価格変動(レベニューマネジメント)が収益の中核。
  3. 3
    運航
    パイロット・客室乗務員・整備士の体制で安全に運航する。安全は事業継続の絶対条件。
  4. 4
    空港オペレーション
    チェックイン・搭乗・手荷物・地上支援を担う。定時性が顧客満足を左右する。
  5. 5
    貨物・マイル・関連事業
    貨物輸送、マイレージ、旅行関連事業が収益を補完する。マイルは金融的な収益源にもなっている。

空運業のPEST分析

業界を取り巻く外部環境を、政治・経済・社会・技術の4つの観点で整理しています。

🏛Politics(政治・規制)
航空協定・発着枠の配分・空港政策が路線展開を左右する。入国規制は需要を一夜で変える力を持つ。
💹Economy(経済)
燃油価格と為替の影響が非常に大きい。固定費が重く、需要が落ちても簡単に縮小できない構造。
👥Society(社会)
旅行需要とインバウンドの回復が業績に直結する。感染症や災害で需要が急減するリスクを構造的に抱える。
⚙️Technology(技術)
SAF(持続可能な航空燃料)の導入、燃費効率の高い機材への更新、予約・搭乗のデジタル化が進む。

空運業の業界平均KPI

いずれも中央値です。業種内の規模差が大きく、単純平均だと上位数社に引きずられるため。 n は算出に使えた社数です。

指標中央値n
営業利益率
本業でどれだけ稼げているか
8.7% 5
ROE(自己資本利益率)
株主資本をどれだけ効率よく使えているか
10.7% 5
自己資本比率
高いほど財務の余裕が大きい
40.3% 5
連結従業員数
組織の規模感
2,838名 5
就活偏差値(当サイト独自)
平均50・標準偏差10
49.9 7

出典: 金融庁EDINET 有価証券報告書。指標の定義は算出方法を参照。

空運業の平均年収・働き方・キャリアパス

平均年収の中央値716万円n=6
年収の四分位(下位25%〜上位25%)698万円 〜 761万円
平均勤続年数の中央値10.6年n=6
平均年齢の中央値42.0歳n=6
女性管理職比率の中央値23.7%n=5
男性育児休業取得率の中央値96.4%n=5

この業種で平均年収が高い企業: 日本航空(1,011万円)・ANAホールディングス(771万円)・アジア航測(730万円)・パスコ(702万円)・スターフライヤー(697万円)

運航・整備・空港・営業・予約管理など多様な職種。グローバル志向、ホスピタリティ志向の人に向く。客室乗務員・パイロットといった専門職の他、総合職での企画・営業・経営管理も。

キャリアパス: 運航乗務(パイロット)・客室乗務・整備という専門職と、事務系(路線計画・営業・空港業務・貨物)に大きく分かれる。専門職は職種別採用が基本で、養成に時間がかかる。事務系は空港での現場勤務を経験してから本社機能に移る流れが多い。

年収・勤続年数は有価証券報告書の「従業員の状況」(提出会社単体)から集計。持株会社は本体のみの数値になるため、事業会社の実態と異なる場合があります。

インバウンド回復で国際旅客は好調、国内は構造的に成熟。SAF(持続可能航空燃料)への対応、脱炭素規制(CORSIA)、機材更新(燃費の良い新型機)、LCCの拡大が方向性。

将来予測: 旅客需要は回復したが、燃油価格とSAF調達コストという新しい負担が加わる。国際線とインバウンドに支えられる構造は続く一方、パイロット・整備士の不足が供給の制約になりつつあり、人材確保が経営課題の中心に来ている。

空運業で注目すべき指標

企業を比較・評価するときに業界特有の観点で見るべき指標です。

関連キーワード: ANAJALインバウンドLCCSAFジェット燃料脱炭素マイレージ

空運業とはどんな業種か(定義と東証分類)

業種名空運業
33業種コード5150
上位カテゴリ(17業種)運輸・物流
分類定義空運業:旅客・貨物航空運送事業。
本サイト掲載企業数8社

出典: JPX 東証上場銘柄一覧(2026-08-22時点)

空運業の業界統計(掲載社数・売上規模・平均従業員数)

掲載企業数8社(うち東証上場6社)
掲載各社の連結売上合計4.81兆円(売上判明 6社の合計)
業界最大手(売上)ANAホールディングス株式会社 2.54兆円
平均従業員数(連結) 連結ベースの従業員数を、数値が判明している業種内企業で平均した値です。 13,900名 (7社平均)
掲載各社の従業員数合計97,302名

出典: 各社の最新有価証券報告書(2026-08-22集計)。数値は同期末対比ではなく直近開示時点の合算。

空運業の主要企業ランキング(売上順)

順位 企業名 コード 連結売上 当期純利益 従業員 市場
1 ANAホールディングス株式会社 9202 2.54兆円 1,691億円 47,826名 プライム
2 日本航空株式会社 9201 2.01兆円 1,376億円 39,076名 プライム
3 スカイマーク株式会社 9204 1,104億円 16億円 2,738名 グロース
4 株式会社パスコ E04340 607億円 51億円 2,838名 非上場
5 株式会社スターフライヤー 9206 448億円 4億円 806名 スタンダード
6 アジア航測株式会社 9233 416億円 18億円 1,872名 スタンダード

出典: 金融庁EDINET 各社最新有価証券報告書(2026-08-22取得)。本ランキングは判明している直近期売上のみで集計。

企業ポジショニング(売上 × 純利益)

横軸=連結売上、縦軸=当期純利益、バブルの大きさ=従業員数。バブルをクリックすると企業ページへ移動します。

出典: 金融庁EDINET 各社有価証券報告書(2026-08-22取得、上位40社)。

業種比較(空運業 vs 他業種)

比較したい業種を選んでください(最大3つ)。空運業との売上規模・利益率・成長率を並べて表示します。

指標空運業
掲載企業数8社
業界売上合計4.81兆円
平均売上8,015億円
平均純利益率4.78%
平均売上成長率(年率)18.36%
平均従業員数13,900名

出典: 金融庁EDINET 各社有価証券報告書を業種集計(2026-08-22時点)。

上位カテゴリ・関連業種

運輸・物流(17業種)
上位カテゴリ
陸運業
同じ17業種内 / 98社
倉庫・運輸関連業
同じ17業種内 / 48社
海運業
同じ17業種内 / 13社

市場区分別の内訳

プライム
3社
スタンダード
2社
非上場
2社
グロース
1社

規模区分別の内訳

規模区分なし
6社
TOPIX Mid400
1社
TOPIX Large70
1社

空運業の人気比較ペア

同業・同規模の組み合わせで横並び比較できる代表的なペア。空運業の比較を全て見る →

日本航空株式会社 vs ANAホールディングス株式会社
売上合計 4.55兆円
ANAホールディングス株式会社 vs アジア航測株式会社
売上合計 2.58兆円
日本航空株式会社 vs スカイマーク株式会社
売上合計 2.12兆円
ANAホールディングス株式会社 vs スカイマーク株式会社
売上合計 2.65兆円
日本航空株式会社 vs アジア航測株式会社
売上合計 2.05兆円
日本航空株式会社 vs 株式会社スターフライヤー
売上合計 2.06兆円
日本航空株式会社 vs 株式会社リージョナルプラスウイングス
売上合計 2.01兆円
ANAホールディングス株式会社 vs 株式会社リージョナルプラスウイングス
売上合計 2.54兆円

空運業の掲載企業一覧(全8社)

よくある質問

Q. 空運業の掲載企業は何社ありますか?

A. 2026-08-22時点で8社を掲載しています。内訳は東証上場6社と、上場していませんが有価証券報告書を提出している2社です。出典: JPX東証上場銘柄一覧、金融庁EDINET。

Q. 空運業の業種コードは?

A. 東証33業種分類で「5150」、東証17業種カテゴリでは「運輸・物流」に属します。

Q. 空運業の業界最大手はどこですか?

A. 売上規模ではANAホールディングス株式会社(9202)が首位で、直近期の連結売上は2.54兆円です。出典: 有価証券報告書。

Q. 空運業の主要企業は?

A. 売上上位3社はANAホールディングス株式会社(9202)、日本航空株式会社(9201)、スカイマーク株式会社(9204)です。

Q. 空運業の掲載企業の平均従業員数は?

A. 7社平均で約13,900名(連結ベース、直近期末)。出典: 有価証券報告書。

Q. 空運業と運輸・物流の関係は?

A. 空運業(33業種)は、上位カテゴリの「運輸・物流」(17業種)に属する細分類です。

Q. 空運業と同じ17業種「運輸・物流」に属する他の33業種は?

A. 陸運業、倉庫・運輸関連業、海運業などがあります。

参考資料・出典

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