【業界研究】医薬品掲載89社 / 33業種コード3250 / 2026年版

最終更新: / 出典: JPX東証上場銘柄一覧、金融庁EDINET 有価証券報告書、gBizINFO(経済産業省)

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掲載企業数
89
業界売上合計
18.46兆円
平均純利益率 当期純利益 ÷ 売上高。業種内の各社の純利益率を平均した値です。本業の儲けに加え財務損益等も含めた最終的な利益率を示します。
-21203.54%
平均売上成長率 売上高の5期推移から算出した年平均成長率(CAGR)を業種内で平均した値です。プラスは業種全体の拡大傾向を示します。 (年率)
+60.81%

出典: 金融庁EDINET 各社有価証券報告書を集計(2026-08-22時点)。売上成長率は売上5期推移の年平均成長率(CAGR)の業種平均。

30秒で分かる医薬品業界サマリ

医薬品は東証33業種コード3250に分類される業種で、2026-08-22時点で本サイトに89社(東証上場82社、有価証券報告書を提出する非上場7社)を掲載している。上位10社の連結売上合計は約15.29兆円(直近期・有価証券報告書ベース)。代表企業に武田薬品工業(4502)、大塚ホールディングス(4578)、アステラス製薬(4503)、第一三共(4568)などがある。医薬品:医療用医薬品・OTC医薬品・後発医薬品の研究開発・製造・販売。出典: JPX東証上場銘柄一覧、金融庁EDINET(2026-08-22取得)。

医薬品業界の概要とビジネスモデル

医薬品業は、新薬の研究開発・製造・販売を行う製薬企業と、ジェネリック・OTCに特化する企業に大別される業種。新薬は10〜15年の開発期間と数百億〜数千億円の投資を要するハイリスク・ハイリターン事業で、特許切れ(パテントクリフ)後の収益急減が経営課題となる。

新薬開発の成功確率(臨床第1相→承認で約10%)に依存。1製品で全社売上を支えるブロックバスター型と、複数製品で分散するポートフォリオ型がある。米国市場の比重が大きく、薬価制度(米国IRA等)と為替が業績変動要因。

医薬品の主要セグメント・サブカテゴリ

医薬品の市場規模と動向

当サイト掲載の医薬品企業83社の売上高を合計すると 18.45兆円です。 上位3社で業界全体の49.4%を占めており、大手が一定のシェアを持ちつつ、中堅企業も層をなす構造です。

会計期業界合計売上初年度比
前々期 15.81兆円 0.0%
前期 17.52兆円 10.8%
当期 18.46兆円 16.8%

3期分の売上がそろう72社で集計。 直近3期で業界合計は+16.8%と拡大しています。 出典: 金融庁EDINET 有価証券報告書。

医薬品のバリューチェーン

上流から下流までの流れです。志望動機や逆質問では「自社がどの工程で稼いでいるか」を押さえておくと話が具体的になります。

  1. 1
    創薬・基礎研究
    疾患メカニズムの解明と候補化合物の探索。成功率が極めて低く、時間と資金を要する。
  2. 2
    非臨床試験
    動物実験などで安全性と有効性を確認する。
  3. 3
    臨床試験(治験)
    第I〜III相で人での有効性・安全性を検証する。最も費用がかかり、ここでの失敗が損失として最も重い。
  4. 4
    承認申請・薬価収載
    規制当局の審査を経て承認され、日本では薬価が公定価格として決まる。
  5. 5
    製造・販売(MR)
    GMP準拠の工場で製造し、MRが医療機関に情報提供する。特許切れ後は後発品に置き換わる。

医薬品のPEST分析

業界を取り巻く外部環境を、政治・経済・社会・技術の4つの観点で整理しています。

🏛Politics(政治・規制)
薬価制度と毎年の薬価改定が売上を直接削る。承認審査のスピードや、後発品使用促進策も収益構造を左右する。
💹Economy(経済)
研究開発費が固定的に重く、大型製品の特許切れ(パテントクリフ)で業績が段差状に落ちる。海外売上の比率が高い企業は為替の影響も大きい。
👥Society(社会)
高齢化で医療需要は増える一方、医療費抑制圧力が強まる。アンメットメディカルニーズへの期待と価格への厳しさが同時に存在する。
⚙️Technology(技術)
抗体医薬・核酸医薬・細胞治療・AI創薬が主戦場。自社単独ではなくバイオベンチャーとの提携やM&Aで技術を取り込む形が定着した。

医薬品の業界平均KPI

いずれも中央値です。業種内の規模差が大きく、単純平均だと上位数社に引きずられるため。 n は算出に使えた社数です。

指標中央値n
営業利益率
本業でどれだけ稼げているか
5.3% 51
ROE(自己資本利益率)
株主資本をどれだけ効率よく使えているか
3.8% 55
自己資本比率
高いほど財務の余裕が大きい
65.4% 57
連結従業員数
組織の規模感
990名 57
就活偏差値(当サイト独自)
平均50・標準偏差10
56.9 87

出典: 金融庁EDINET 有価証券報告書。指標の定義は算出方法を参照。

医薬品の平均年収・働き方・キャリアパス

平均年収の中央値837万円n=83
年収の四分位(下位25%〜上位25%)701万円 〜 949万円
平均勤続年数の中央値9.7年n=83
平均年齢の中央値44.4歳n=83
女性管理職比率の中央値16.1%n=43
男性育児休業取得率の中央値82.9%n=37

この業種で平均年収が高い企業: サンバイオ(2,023万円)・ソレイジア・ファーマ(1,480万円)・シンバイオ製薬(1,376万円)・中外製薬(1,351万円)・ネクセラファーマ(1,257万円)

薬学・生命科学・化学・統計の専門性を持つ人。MRはコミュニケーション力と医療知識が問われる。グローバル開発・申請・薬事を志向する人にも魅力的。

キャリアパス: MR(医薬情報担当者)として医療機関を担当するルート、研究職として創薬に携わるルート、開発職として治験を設計・運営するルートに大きく分かれる。研究職は修士・博士が前提になることが多い。MRから本社のマーケティングや育薬部門へ移る道もあり、専門性の方向が早い段階で決まりやすい業界。

年収・勤続年数は有価証券報告書の「従業員の状況」(提出会社単体)から集計。持株会社は本体のみの数値になるため、事業会社の実態と異なる場合があります。

低分子から抗体医薬・遺伝子治療・核酸医薬・mRNAなどモダリティが多様化。AI創薬・リアルワールドデータ活用も急進展。日本では薬価毎年改定で国内事業は構造的に厳しく、海外展開とM&A、希少疾患・がん領域へのシフトが鮮明。

将来予測: 低分子から抗体・核酸・細胞治療へと創薬の主戦場が移り、自前主義では追いつかなくなっている。国内市場は薬価改定で縮小圧力がかかり続けるため、海外で売れるパイプラインを持てるかどうかが企業規模を決める。

医薬品業界で注目すべき指標

企業を比較・評価するときに業界特有の観点で見るべき指標です。

関連キーワード: 新薬パイプラインパテントクリフジェネリックバイオ医薬品武田薬品アステラス

医薬品とはどんな業種か(定義と東証分類)

業種名医薬品
33業種コード3250
上位カテゴリ(17業種)医薬品
分類定義医薬品:医療用医薬品・OTC医薬品・後発医薬品の研究開発・製造・販売。
本サイト掲載企業数89社

出典: JPX 東証上場銘柄一覧(2026-08-22時点)

医薬品の業界統計(掲載社数・売上規模・平均従業員数)

掲載企業数89社(うち東証上場82社)
掲載各社の連結売上合計18.46兆円(売上判明 77社の合計)
業界最大手(売上)武田薬品工業株式会社 4.51兆円
平均従業員数(連結) 連結ベースの従業員数を、数値が判明している業種内企業で平均した値です。 2,566名 (87社平均)
掲載各社の従業員数合計223,275名

出典: 各社の最新有価証券報告書(2026-08-22集計)。数値は同期末対比ではなく直近開示時点の合算。

医薬品の主要企業ランキング(売上順)

順位 企業名 コード 連結売上 当期純利益 従業員 市場
1 武田薬品工業株式会社 4502 4.51兆円 -1,524億円 47,029名 プライム
2 大塚ホールディングス株式会社 4578 2.47兆円 3,632億円 37,758名 プライム
3 アステラス製薬株式会社 4503 2.14兆円 2,915億円 14,099名 プライム
4 第一三共株式会社 4568 2.12兆円 2,599億円 20,171名 プライム
5 中外製薬株式会社 4519 1.26兆円 4,340億円 7,872名 プライム
6 エーザイ株式会社 4523 8,254億円 386億円 10,543名 プライム
7 小野薬品工業株式会社 4528 5,158億円 698億円 4,206名 プライム
8 塩野義製薬株式会社 4507 4,997億円 2,052億円 6,223名 プライム
9 協和キリン株式会社 4151 4,968億円 670億円 5,161名 プライム
10 住友ファーマ株式会社 4506 4,533億円 1,069億円 3,123名 プライム

出典: 金融庁EDINET 各社最新有価証券報告書(2026-08-22取得)。本ランキングは判明している直近期売上のみで集計。

企業ポジショニング(売上 × 純利益)

横軸=連結売上、縦軸=当期純利益、バブルの大きさ=従業員数。バブルをクリックすると企業ページへ移動します。

出典: 金融庁EDINET 各社有価証券報告書(2026-08-22取得、上位40社)。

業種比較(医薬品 vs 他業種)

比較したい業種を選んでください(最大3つ)。医薬品との売上規模・利益率・成長率を並べて表示します。

指標医薬品
掲載企業数89社
業界売上合計18.46兆円
平均売上2,398億円
平均純利益率-21203.54%
平均売上成長率(年率)60.81%
平均従業員数2,566名

出典: 金融庁EDINET 各社有価証券報告書を業種集計(2026-08-22時点)。

上位カテゴリ・関連業種

医薬品(17業種)
上位カテゴリ

市場区分別の内訳

グロース
40社
プライム
32社
スタンダード
9社
非上場
7社
スタンダード(外国)
1社

規模区分別の内訳

規模区分なし
57社
TOPIX Mid400
10社
TOPIX Small 1
8社
TOPIX Small 2
8社
TOPIX Large70
4社
TOPIX Core30
2社

医薬品業界の人気比較ペア

同業・同規模の組み合わせで横並び比較できる代表的なペア。医薬品の比較を全て見る →

アステラス製薬株式会社 vs 第一三共株式会社
売上合計 4.26兆円
塩野義製薬株式会社 vs 小野薬品工業株式会社
売上合計 1.02兆円
アステラス製薬株式会社 vs 大塚ホールディングス株式会社
売上合計 4.61兆円
第一三共株式会社 vs 大塚ホールディングス株式会社
売上合計 4.59兆円
武田薬品工業株式会社 vs 第一三共株式会社
売上合計 6.63兆円
協和キリン株式会社 vs エーザイ株式会社
売上合計 1.32兆円
参天製薬株式会社 vs サワイグループホールディングス株式会社
売上合計 4,933億円
協和キリン株式会社 vs 塩野義製薬株式会社
売上合計 9,965億円
協和キリン株式会社 vs 小野薬品工業株式会社
売上合計 1.01兆円

医薬品のランキング

全業種を混ぜた順位ではなく、医薬品の中だけで並べた順位です。年収も利益率も業種によって水準が違うため、志望業界の中での位置を見るほうが実態を掴めます。

💴医薬品の平均年間給与ランキング
80社を掲載
🎓医薬品の就活偏差値ランキング
41社を掲載
👤医薬品の従業員の平均年齢ランキング
80社を掲載
💰医薬品の売上高ランキング
72社を掲載
🏆医薬品の財務健康度スコアランキング
80社を掲載
📊医薬品の営業利益率ランキング
45社を掲載
医薬品のROE(自己資本利益率)ランキング
77社を掲載
🛡医薬品の自己資本比率ランキング
79社を掲載

医薬品の掲載企業一覧(全89社)

よくある質問

Q. 医薬品の掲載企業は何社ありますか?

A. 2026-08-22時点で89社を掲載しています。内訳は東証上場82社と、上場していませんが有価証券報告書を提出している7社です。出典: JPX東証上場銘柄一覧、金融庁EDINET。

Q. 医薬品の業種コードは?

A. 東証33業種分類で「3250」、東証17業種カテゴリでは「医薬品」に属します。

Q. 医薬品の業界最大手はどこですか?

A. 売上規模では武田薬品工業株式会社(4502)が首位で、直近期の連結売上は4.51兆円です。出典: 有価証券報告書。

Q. 医薬品の主要企業は?

A. 売上上位3社は武田薬品工業株式会社(4502)、大塚ホールディングス株式会社(4578)、アステラス製薬株式会社(4503)です。

Q. 医薬品の掲載企業の平均従業員数は?

A. 87社平均で約2,566名(連結ベース、直近期末)。出典: 有価証券報告書。

Q. 医薬品と医薬品の関係は?

A. 医薬品(33業種)は、上位カテゴリの「医薬品」(17業種)に属する細分類です。

参考資料・出典

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