【業界研究】卸売業掲載326社 / 33業種コード6050 / 2026年版

最終更新: / 出典: JPX東証上場銘柄一覧、金融庁EDINET 有価証券報告書、gBizINFO(経済産業省)

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掲載企業数
326
業界売上合計
143.53兆円
平均純利益率 当期純利益 ÷ 売上高。業種内の各社の純利益率を平均した値です。本業の儲けに加え財務損益等も含めた最終的な利益率を示します。
-1.15%
平均売上成長率 売上高の5期推移から算出した年平均成長率(CAGR)を業種内で平均した値です。プラスは業種全体の拡大傾向を示します。 (年率)
+6.45%

出典: 金融庁EDINET 各社有価証券報告書を集計(2026-08-22時点)。売上成長率は売上5期推移の年平均成長率(CAGR)の業種平均。

30秒で分かる卸売業サマリ

卸売業は東証33業種コード6050に分類される業種で、2026-08-22時点で本サイトに326社(東証上場286社、有価証券報告書を提出する非上場40社)を掲載している。上位10社の連結売上合計は約87.24兆円(直近期・有価証券報告書ベース)。代表企業に三菱商事(8058)、伊藤忠商事(8001)、三井物産(8031)、豊田通商(8015)などがある。卸売業:総合商社・専門商社による商品の卸売。出典: JPX東証上場銘柄一覧、金融庁EDINET(2026-08-22取得)。

卸売業の概要とビジネスモデル

卸売業は、メーカーと小売・産業の間で商品流通を担う業種。総合商社(三菱・三井・伊藤忠・住友・丸紅)と専門商社(鉄鋼・電子部品・化学・繊維・食品等)に大別される。総合商社は資源・事業投資・トレーディングで巨額の利益を上げる独自モデル、専門商社はメーカー・需要家との密着型営業が中核。

総合商社は資源権益 + 事業投資(リテール・電力・物流・食品)+ トレーディングの3本柱。専門商社は仕入・在庫・配送・顧客密着営業による中間流通機能。総合商社はバフェット出資以降、世界的評価も高まる。

卸売業の主要セグメント・サブカテゴリ

卸売業の市場規模と動向

当サイト掲載の卸売業企業324社の売上高を合計すると 144.28兆円です。 上位3社で業界全体の33.1%を占めており、大手が一定のシェアを持ちつつ、中堅企業も層をなす構造です。

会計期業界合計売上初年度比
前々期 132.13兆円 0.0%
前期 137.77兆円 4.3%
当期 142.95兆円 8.2%

3期分の売上がそろう313社で集計。 直近3期で業界合計は+8.2%と拡大しています。 出典: 金融庁EDINET 有価証券報告書。

卸売業のバリューチェーン

上流から下流までの流れです。志望動機や逆質問では「自社がどの工程で稼いでいるか」を押さえておくと話が具体的になります。

  1. 1
    情報収集・市場開拓
    世界中の産業動向と需給の情報を集める。総合商社ではこれが事業投資の起点になる。
  2. 2
    調達・トレーディング
    売り手と買い手をつなぎ、価格・数量・決済条件を組み立てる。信用力と物流手配力が価値になる。
  3. 3
    物流・金融の組成
    輸送・保険・与信・為替を一括で手配し、取引のリスクを引き受ける。
  4. 4
    事業投資
    資源権益や事業会社に出資し、経営に関与して利益を得る。総合商社の収益の中心はここに移った。
  5. 5
    事業運営・バリューアップ
    投資先に人を送り込み、経営改善で企業価値を高めて配当や売却益を得る。

卸売業のPEST分析

業界を取り巻く外部環境を、政治・経済・社会・技術の4つの観点で整理しています。

🏛Politics(政治・規制)
資源国の政策・通商摩擦・経済制裁が取引と投資の可否を直接左右する。地政学リスクの影響を最も受ける業種のひとつ。
💹Economy(経済)
資源価格・為替・金利の変動が投資先の価値と取引採算を動かす。事業投資型に移行したことで、市況だけでなく投資先の業績にも業績が連動する。
👥Society(社会)
投資先の人権・環境への責任を問われるようになり、ESGの観点から撤退・投資判断を迫られる場面が増えている。
⚙️Technology(技術)
デジタルによる取引効率化に加え、脱炭素関連(水素・再エネ・蓄電)や食料・ヘルスケアといった新領域への投資が広がっている。

卸売業の業界平均KPI

いずれも中央値です。業種内の規模差が大きく、単純平均だと上位数社に引きずられるため。 n は算出に使えた社数です。

指標中央値n
営業利益率
本業でどれだけ稼げているか
3.1% 294
ROE(自己資本利益率)
株主資本をどれだけ効率よく使えているか
8.5% 300
自己資本比率
高いほど財務の余裕が大きい
43.2% 300
連結従業員数
組織の規模感
753名 300
就活偏差値(当サイト独自)
平均50・標準偏差10
51.9 324

出典: 金融庁EDINET 有価証券報告書。指標の定義は算出方法を参照。

卸売業の平均年収・働き方・キャリアパス

平均年収の中央値681万円n=302
年収の四分位(下位25%〜上位25%)573万円 〜 778万円
平均勤続年数の中央値13.7年n=302
平均年齢の中央値42.4歳n=303
女性管理職比率の中央値7.4%n=221
男性育児休業取得率の中央値75.7%n=189

この業種で平均年収が高い企業: 三菱商事(2,113万円)・三井物産(2,059万円)・伊藤忠商事(1,991万円)・住友商事(1,840万円)・丸紅(1,784万円)

営業・事業投資・財務・グローバル経営に幅広く関心がある人。総合商社は新卒の人気が極めて高く、海外駐在を前提としたグローバルキャリアが中心。専門商社は商品知識と顧客関係構築が鍵。

キャリアパス: 配属される営業部門(資源・機械・化学・食料・生活産業など)で扱う商材が決まり、そこでの専門性が長く効く。若手はトレーディングの実務と与信・契約の基礎を学び、その後は投資先への出向、海外駐在、事業会社の経営に関わる道が開ける。専門商社は特定分野に特化する分、商材知識がより深く求められる。

年収・勤続年数は有価証券報告書の「従業員の状況」(提出会社単体)から集計。持株会社は本体のみの数値になるため、事業会社の実態と異なる場合があります。

総合商社は脱炭素・再エネ・水素・食料・デジタル・ヘルスケアへポートフォリオシフト。専門商社は仕入先・販売先の集約・電子商取引化への対応、資源価格・為替の影響。

将来予測: トレーディングの手数料モデルは情報の非対称性が縮むにつれ細るため、事業投資と経営関与で稼ぐ構造への移行が続く。脱炭素・食料・ヘルスケアといった次の投資領域を当てられるかが、各社の利益水準を長期で決める。

卸売業で注目すべき指標

企業を比較・評価するときに業界特有の観点で見るべき指標です。

関連キーワード: 総合商社三菱商事三井物産伊藤忠住友商事丸紅資源価格事業投資バフェット

卸売業とはどんな業種か(定義と東証分類)

業種名卸売業
33業種コード6050
上位カテゴリ(17業種)商社・卸売
分類定義卸売業:総合商社・専門商社による商品の卸売。
本サイト掲載企業数326社

出典: JPX 東証上場銘柄一覧(2026-08-22時点)

卸売業の業界統計(掲載社数・売上規模・平均従業員数)

掲載企業数326社(うち東証上場286社)
掲載各社の連結売上合計143.53兆円(売上判明 321社の合計)
業界最大手(売上)三菱商事株式会社 18.92兆円
平均従業員数(連結) 連結ベースの従業員数を、数値が判明している業種内企業で平均した値です。 2,921名 (324社平均)
掲載各社の従業員数合計946,527名

出典: 各社の最新有価証券報告書(2026-08-22集計)。数値は同期末対比ではなく直近開示時点の合算。

卸売業の主要企業ランキング(売上順)

順位 企業名 コード 連結売上 当期純利益 従業員 市場
1 三菱商事株式会社 8058 18.92兆円 8,005億円 63,037名 プライム
2 伊藤忠商事株式会社 8001 14.82兆円 9,003億円 114,570名 プライム
3 三井物産株式会社 8031 14.00兆円 8,340億円 55,463名 プライム
4 豊田通商株式会社 8015 11.56兆円 3,705億円 74,927名 プライム
5 丸紅株式会社 8002 8.27兆円 5,439億円 52,658名 プライム
6 住友商事株式会社 8053 7.34兆円 6,003億円 82,488名 プライム
7 株式会社メディパルホールディングス 7459 3.82兆円 425億円 13,024名 プライム
8 アルフレッサホールディングス株式会社 2784 3.10兆円 417億円 12,525名 プライム
9 双日株式会社 2768 2.76兆円 1,036億円 26,789名 プライム
10 阪和興業株式会社 8078 2.66兆円 383億円 6,079名 プライム

出典: 金融庁EDINET 各社最新有価証券報告書(2026-08-22取得)。本ランキングは判明している直近期売上のみで集計。

企業ポジショニング(売上 × 純利益)

横軸=連結売上、縦軸=当期純利益、バブルの大きさ=従業員数。バブルをクリックすると企業ページへ移動します。

出典: 金融庁EDINET 各社有価証券報告書(2026-08-22取得、上位40社)。

業種比較(卸売業 vs 他業種)

比較したい業種を選んでください(最大3つ)。卸売業との売上規模・利益率・成長率を並べて表示します。

指標卸売業
掲載企業数326社
業界売上合計143.53兆円
平均売上4,471億円
平均純利益率-1.15%
平均売上成長率(年率)6.45%
平均従業員数2,921名

出典: 金融庁EDINET 各社有価証券報告書を業種集計(2026-08-22時点)。

上位カテゴリ・関連業種

商社・卸売(17業種)
上位カテゴリ

市場区分別の内訳

スタンダード
155社
プライム
121社
非上場
40社
グロース
9社
グロース(外国)
1社

規模区分別の内訳

規模区分なし
198社
TOPIX Small 2
66社
TOPIX Small 1
37社
TOPIX Mid400
19社
TOPIX Core30
3社
TOPIX Large70
3社

卸売業の人気比較ペア

同業・同規模の組み合わせで横並び比較できる代表的なペア。卸売業の比較を全て見る →

三井物産株式会社 vs 三菱商事株式会社
売上合計 32.91兆円
伊藤忠商事株式会社 vs 三菱商事株式会社
売上合計 33.74兆円
丸紅株式会社 vs 豊田通商株式会社
売上合計 19.83兆円
伊藤忠商事株式会社 vs 三井物産株式会社
売上合計 28.82兆円
三井物産株式会社 vs 住友商事株式会社
売上合計 21.33兆円
アルフレッサホールディングス株式会社 vs 株式会社メディパルホールディングス
売上合計 6.92兆円
伊藤忠商事株式会社 vs 住友商事株式会社
売上合計 22.16兆円
住友商事株式会社 vs 三菱商事株式会社
売上合計 26.25兆円
伊藤忠商事株式会社 vs 豊田通商株式会社
売上合計 26.39兆円

卸売業のランキング

全業種を混ぜた順位ではなく、卸売業の中だけで並べた順位です。年収も利益率も業種によって水準が違うため、志望業界の中での位置を見るほうが実態を掴めます。

💴卸売業の平均年間給与ランキング
282社を掲載
🎓卸売業の就活偏差値ランキング
261社を掲載
👤卸売業の従業員の平均年齢ランキング
283社を掲載
💰卸売業の売上高ランキング
284社を掲載
🏆卸売業の財務健康度スコアランキング
284社を掲載
📊卸売業の営業利益率ランキング
255社を掲載
卸売業のROE(自己資本利益率)ランキング
284社を掲載
🛡卸売業の自己資本比率ランキング
284社を掲載

卸売業の掲載企業一覧(全326社)

よくある質問

Q. 卸売業の掲載企業は何社ありますか?

A. 2026-08-22時点で326社を掲載しています。内訳は東証上場286社と、上場していませんが有価証券報告書を提出している40社です。出典: JPX東証上場銘柄一覧、金融庁EDINET。

Q. 卸売業の業種コードは?

A. 東証33業種分類で「6050」、東証17業種カテゴリでは「商社・卸売」に属します。

Q. 卸売業の業界最大手はどこですか?

A. 売上規模では三菱商事株式会社(8058)が首位で、直近期の連結売上は18.92兆円です。出典: 有価証券報告書。

Q. 卸売業の主要企業は?

A. 売上上位3社は三菱商事株式会社(8058)、伊藤忠商事株式会社(8001)、三井物産株式会社(8031)です。

Q. 卸売業の掲載企業の平均従業員数は?

A. 324社平均で約2,921名(連結ベース、直近期末)。出典: 有価証券報告書。

Q. 卸売業と商社・卸売の関係は?

A. 卸売業(33業種)は、上位カテゴリの「商社・卸売」(17業種)に属する細分類です。

参考資料・出典

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